●世界で死刑囚2万人以上 廃止の流れは広がる
死刑廃止国は一九七七年十六カ国だったのが、二〇〇五年には八十六カ国と
なりました。これ以外に、二十六カ国は過去十年かそれ以上にわたって死刑を
執行しておらず、他の十一カ国は戦争犯罪など特別な場合以外死刑を廃止して
いるといいます。
先進七カ国で死刑を採用しているのは日本と米国のみです。
アムネスティは日本について、「虐待や犯していない罪の強制的な『自白』の後、
何人もが死刑を宣告されてきた」と告発しています。
アムネスティのカーン事務総長は声明で、「死刑は究極的な後戻りのできない
人権の否定である」と指摘。各国政府が死刑に頼らない犯罪防止のための効果的な
対策づくりを進めるよう求めました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-23/2006042307_04_0.html