卒業式の「君が代」で、大半の生徒が不起立

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1マンセー名無しさん
・卒業式や入学式での「君が代」の起立斉唱を巡り、東京都教育委員会は13日、「生徒
 への指導を教職員に徹底するよう」命ずる通達を都立高校長らに出した。11日にあった
 都立高の卒業式で、生徒の大半が起立しなかったことを受けた処置。職務命令にあたる
 「通達」が出たことで、国歌斉唱時に起立を望まない生徒に対し、学校側からより厳しい
 指導が行われることになる。

 11日夜、都内の都立定時制高校であった卒業式で、卒業生十数人中の大半が国歌
 斉唱時に起立しなかったという。対応を協議していた都教委は13日、都立高校と盲・ろう・
 養護学校などの校長を都庁に集め、「校長は自らの権限と責任において、学習指導要領に
 基づき、適正に児童・生徒を指導することを教職員に徹底するよう」命じた。

 都教委は、学校行事での「君が代」斉唱時、教職員自身の起立などを義務づける通達を
 03年10月、都立学校に出している。本人の不起立などの理由で、一昨年の卒業式で
 約200人、昨年は約50人の教職員を懲戒処分しているが、「生徒への指導が不適切」な
 教員に対しては、「厳重注意」などの指導にとどまっていた。

 今回の通達で、生徒の不起立についても、教員を懲戒処分する可能性が高まったことになる。
 昨年12月の都議会で、中村正彦教育長は「学級の生徒の多くが起立しない場合、他校の
 卒業式で同様の事態が発生するのを防止するため、通達を速やかに出す」などと答弁していた。

 校長を集めた会では、都教委が「通達は校長への職務命令」「これからの卒業式、
 入学式では対応して頂きたい」と説明したという。
 http://www.asahi.com/national/update/0313/TKY200603130521.html