【焼肉焼いても】飯嶋酋長研究第558弾【国焼くな】

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971∩´∀`)DT ◆ECOH1X1HcQ
折角ですから暇なウリがテキストに起こしました。ウリナラパンタジーの真髄をお楽しみください。

産経新聞 緯度経度 平成17年(2005年)12月31日土曜日 
ベンチャー精神と民族主義 -----------ソウル 黒田勝弘

 内外を騒がせている韓国の“黄禹錫事件”に韓国国民は複雑な思いを抱いている。世界最先端技術−
「ES細胞開発」のホコリが一挙に“世界的な詐欺劇”に暗転したからだ。しかし世論の底流には黄教授に
対する支持と未練が根強い。そこには韓国人にとって民族的な“見果てぬ夢”がある。
 いまなおインターネット世界では若者世代による黄教授に対する支持と批判の大論争が延々と展開さ
れているが、ある“ネティズン”(ネット市民)はネットにこんな“小説”を寄せている。
 「黄教授の名前が人びとの記憶から忘れ去られていた二〇一〇年秋、難治病患者たちのなかで金剛山
観光に行ってきて完治したという奇跡のような話が広がった。金剛山に万病に効くわき水があるといった
ウワサも流れたが完治した人たちは沈黙していた」
 「しかし完治患者が千人に達したとき、韓国政府は世界を驚かせる発表をした。黄教授の才能を惜しんだ
政府が、北朝鮮の協力を得てひそかに金剛山に秘密研究所を設置し研究を続けさせていたのだ。この秘密
は北朝鮮の積極的な協力で守られ、黄教授はついにES細胞の大量生産に成功した」
 「神経損傷、顔面やけど、糖尿病による足切断など、あらゆる傷害や難治病がES細胞培養で作られた
新しい組織や臓器の移植で続々と完治し、世界中から患者が韓国を訪れるようになった。その治療予約患者は
一年で一億人を超えた。また黄教授チームはES細胞で次々と新薬開発に成功し大もうけした。世界中の
生命工学者や病院が巨額の特許料を韓国に支払うようになった」
 「二〇〇五年、黄教授疑惑事件でたもとを分かった米ピッツバーグ大教授や黄教授の疑惑を暴露した
韓国の研究者たちは、米政府やCIAから莫大な支援を得たにもかかわらずES細胞開発には失敗し破産した。
ES細胞を基にした新医療産業による利益はサムスン電子の三百倍を超え、世界の金融機関が投資を競い
韓国と北朝鮮の南北当局は断るのに苦労するほどだった」

<続く>
972∩´∀`)DT ◆ECOH1X1HcQ :2005/12/31(土) 19:09:33 ID:YSnsLk08

 「南北は世界のバイオテクノロジーの中心になり、それで得た資金により北朝鮮経済は急速に成長し
南北を会わせた経済力は日本を上回った。北朝鮮には資本主義経済が広がり共産主義が衰退し、
解放によって民主主義体制に変化し始めた。北朝鮮は毎年30%の高度成長を続け、専門家たちは
南北統一も数年内に可能と展望するようになった」
 「米国や日本の先端大企業は韓国企業に買収されたり、生産基地を韓国や北朝鮮に移す企業が増え
空洞化が進んだ。このため日米から韓国への密航や不法滞在が急増し、日米の大使はしばしば
韓国政府に呼ばれ注意されるようになった。急成長していた中国も利益の半分以上を韓国に特許料として支払い、
韓国との間の技術格差は広がった。中東の油田や豪州の鉄鉱、ウラン鉱山、アフリカの金鉱山など
世界の資源のほとんどが韓国企業の所有になった」
 「中国の東北地方やロシアのシベリア南東部は完全に韓国経済の支配下に入り、これらの地域の地方政府や
住民は本国より韓国との関係強化を望むようになった。住民投票で韓国に併合してもらおうという世論が高まり
中国やロシア政府は戦々恐々だ」
 「今やあらゆる企業が黄教授の顔色をうかがい、疑惑を最初に提起し黄教授を追い落としたMBCテレビには
広告を出さなくなったためMBCは倒産した。黄教授チームの経済力と収益はビル・ゲイツのマイクロソフト社の
三十倍にもなり、黄教授がクシャミをするとニューヨークや東京の株式市場が暴落し“鳥インフルエンザ”に
かかるというのが今日の姿である…」

<つづく>
973∩´∀`)DT ◆ECOH1X1HcQ :2005/12/31(土) 19:10:53 ID:YSnsLk08
 一足早い韓国人の“初夢”みたいなお話だが、韓国の若い世代の民族感情が出ていてすこぶる興味深い。
とくに北朝鮮に対する味方に注目してほしい。韓国における近年の対北融和ムードの背景にはこんな北朝鮮観があるのだ。
そして米国、日本、中国をおしのけての大国・韓国。とくに北方大陸への拡大。黄教授は韓国人たちにそんな夢まで与えていたのだ。
 黄教授は顔もいいし物言いもはっきりしていい。若々しく覇気を感じさせる。カリスマ的なのだ。疑惑の渦中で
「それでもES細胞技術は大韓民国のものです!」と大見えを切っている。「それでも地球は回る!」と地動説を支持したガリレオや
「板垣死すとも自由は死せず!」といった板垣退助みたいだ。
 国際的な“詐欺ドラマ”になりつつある黄教授事件は韓国社会ののベンチャー精神と過剰な民族主義の勇み足だった。

しかし夢を見させてくれたのだからいいではないか。

<おわり>