その2
2〜3年前、その製品の「偽物」が出回ってます!というレポートがされたのね。
当然、いろんな国で「販売」されているものですから、「偽物」も出ますわね。
しかも、アジアですし、最初は「またか」と言う感じでしたの。
ところが、その偽物が「結構まともな」品物だったわけ。材質、性能もほとんど
同じ、価格だけは3〜4割安。徹底的に調査されたわけですのよ。
そうしたところ、判明致しましたのは。皆様、お分かりですわね。
「本製品と同じ材料を元に、同じ加工を施された品物」だったわけ。
そうです、同じ工場で製造され、欧州企業様へは「申告」されていない品物
でしたのよ。それに加えて、ここ数年で著しく向上していた「不良品率」も
問題になりましたの。といいますのは、使った原材料と市場に出た製品との差が
ございましたのね。消えた「材料」は何処に消えたのか?この欧州企業さま、
不良品は「すべて廃棄」が鉄則でしたのよ。(企業倫理だそうですわ)
そのあたりを追求いたしましたの今回の作戦で。出ましたわよ、いろんなことが。
1:不良品率低下は、不良品の企業名を消して、格安市場へ。(あうとれっと?
2:生産量、原材料仕入れ量の虚偽申告。
3:未承認製品への「商標付与」。(ありもしない某社の製品が韓国に!
4:許可なく第三国へ製品の輸出。(当該国の代理店から告訴も
5:他社への生産委託(○投げ)(自社では作れない?
どう弁護して差し上げても、「だめ」ですわね、この状況では。
結局、前記の「お沙汰」となりましたわけですわ。
せっかく、収益も上がり、自社としても「あの製品を作っている」と言う事で
対外的な信用を構築なさったといいますのに。すべてが「無」いえ、「無以下」」
になりましたの。