朴正煕

こっちがその具体的な内容。なかなか興味深い。

http://news.naver.com/news/read.php?mode=LSD&office_id=001&article_id=0001258997§ion_id=100&menu_id=100

<外交文書 抜萃> 沖縄韓国人慰霊塔
[連合ニュース 2006-03-30 18:03]

▲長官→駐日大使，74年
= 1)　2次大戦当時、徴用・徴兵された韓国人が沖縄で没殺（皆殺し）されたこととか、大量虐殺された事実があると言う 　
2)　現在、北傀（*北朝鮮）はこんな事実を探知して慰霊塔建設を企図しているという。
貴下は貴官参事官級以上の幹部職員1名を沖縄に急派，1.2項内容の探聞，事実の場合、場所，時期，経緯，被害者数，その他、現地住民証言，当時の状況と現地住民反応など把握。
1.2項が事実の場合、現地住民の意見と関連された諸般事情を考慮，対策建議することを望む。

▲駐日大使→長官，指示に従ってヤン・グソプ参事官を3.13日に沖縄現地に出張

▲駐日大使→長官
= 3.14日、ヤン・グソプ参事官報告内容，
『2次大戦時に犠牲となった朝鮮人を慰恨塔（��丘の塔; この塔は日本人たちが建てたもので、朝鮮人とされている）がある沖縄政府‘ガガス’などを踏査，ガガスは2次大戦当時に米軍が上陸して最大の激戦が起きた所，韓国人がたくさん犠牲となった。
沖縄南部所在、‘マブニッカ（？摩文仁の丘）’（2次大戦時、日本軍が完全敗亡して日本軍司令官が自殺した所）の戦没者碑がある所を踏査（同戦没者碑は戦没者の出身県別に建てられている）
韓国人ク・ジャシク一家7名が1945.8.20に日本軍に虐殺された久米島に向発』

▲長官→駐日大使
= 沖縄慰霊塔建立の主な目的は、亡霊（？妄霊）を慰労して北傀に機先を制して我国が同地域に慰霊塔を建立することを以て、北傀の沖縄浸透余地と口実を無くそうとする。 建立適正地，規模，所要経費等、諸般事項報告するように。

>>204　つづき

▲外務部，74.3.22 このような事実を大統領にも報告。
= 『当時の沖縄の韓国人1万-2万名，犠牲韓国人1万余名推算。
北傀慰霊塔建立計画…72.8に朝総連は日本人弁護士等 8名で構成された‘沖縄朝鮮人強制連行虐殺真相調査団’を派遣，日本人‘トミムラ’にやらせて慰霊塔建設基金（？寄金）を募金させるようにしている。
朝総連が慰霊塔建立する前に、ガカス，摩文仁，那覇市共同墓地及び那覇市外国人墓地の中の1地域を選んで慰霊碑建立するのが宜しい事です』

▲長官→駐日大使，
主目的は人道的な口実の下に沖縄浸透を企図する北傀の策動を完全に封鎖するために、我国が先に可能な地域に慰霊塔を建立することにある。

▲74.3.29 駐日大使館，‘沖縄韓国人虐殺事件’慰霊塔建立に関する建議
= 『建立地域=摩文仁丘地域に慰霊塔1個建設。 垈地（*敷地）500-600坪，総経費1千700万円、乃至2千万円所要。 節次（手続）…日政府，沖縄現知事，戦死者遺族会，慰霊塔奉安会の許可を得られたし』

▲長官→駐日大使
『貴官建議によって慰霊塔建設計画，日本政府と交渉するように…　
犠牲韓国人は2次大戦時、日本政府によって徴用，徴兵で連れて行かれて戦没，戦争で犠牲となっていない一部の韓国人は、2次大戦終戦に前後して米国のスパイ嫌疑で日本軍によって虐殺される。
上記二つの点は全て日本政府に責任，同地域の慰霊塔建立には人道主義的見地からも日本政府の支援が必要である。
慰霊塔は民団によって建立されるのが望ましい，もしも民団による建立基金の全額が充当できない場合、本部で支援も考慮できる。
上記交渉と並行して朝総連の慰霊塔建立企図は必ず阻止されなければならないし、朝総連の建立申請がある場合には日本側によって建立が許可される事がないように日本政府に強力に要請するのを望む』

▲建立計画を大統領・国務総理に随時報告

▲長官→駐日大使
= 現在、朝総連の塔建立運動がどの程度進捗されているのか，いつ頃許可を申請するつもりなのか，許可申請時に沖縄県庁としてはどのような反応を見せるか、等に関して現地領事館でやらせて隠密に調査、報告を望む

>>205　つづき

▲外務部，大統領報告 74.4.18
= 『沖縄県知事は革新系人士，県庁にも革新系人士優勢…　県との交渉に隘路（障害）予見，秘密漏洩も念慮（*憂慮）。
朝総連建立推進，迅速な建立と秘密維持のため所要経費は、在日我国金融機関でやらせて先ず民団に貸付，充当して，完工後に民団負担金額は募金運動を通して募金，在日我国金融機関に返還するのが宜しいものと思われる』

▲74.4.25 駐日大使報告
『沖縄タイムス報道（4.14日付、及び18日付）…　韓国国立民俗舞踊団（趙澤元[チョ・テグォン] 団長）と日本創作舞踊集団（イシミ・ミドリ）が中心になって韓国人戦没犠牲者慰霊塔建設委員会（仮称）発足計画。
沖縄では‘那覇’市議会‘ヒガ’議長を中心に、4.12に慰霊塔建立予定地の ‘糸満’市の‘イシギ’市長を訪問，500-100坪規模の敷地斡旋等の協力要請，糸満市では候補地提供作業着手』

▲（朝総連反応） =
1)　過去の日本の朝鮮侵略過誤は今も反復　2) 2次大戦時の犠牲者は朝鮮人であって韓国人ではない　3) 朝鮮人の慰霊碑が建てられているのに、新たに塔を建てるという事は犠牲者を冒涜するもの

▲長官→駐日大使 =
慰霊塔建立計画が新聞に報道されたところである事に照らして、朝総連の妨害工作も予見，民団及び両国舞踊団とも緊密に接触，対処することを望む

▲駐日大使→長官
『朝総連は久米島に慰霊塔建立を推進中で、74.8.20に除幕式を挙行するつもりだという。 久米島はク・チュンヒ氏一家が虐殺された小さな島であるが、同島以外の地域に慰霊塔建立計画有無は知ることはできなそう。
朝総連の本計画を事前封鎖するためには、現在釜山に居住するク氏遺家族であるク・ジャシクなどの名義で小さな慰霊碑を建立することができると思われる』

▲長官→駐日大使 =
慰霊塔建立基本意図は、北傀（朝総連）による慰霊塔建立阻止，我が側の塔を建立する政治的なもの。 即時、慰霊塔建立準備着手

▲候補地，糸満市摩文仁慰霊塔公園入口に位置した602坪

▲駐日大使館建議，朝総連はク・チュンヒ一家が虐殺された久米島の旧市街と村に、我が側の機先を制するために、形式的ではあるが小規模の慰霊塔を建立する可能性がある事に照らして、我が側も同地域に小規模の慰霊塔を建立する事を建議

▲74.6.13 外務部, 大統領に報告
『慰霊塔建立問題，駐日大使館と駐日大使意見を総合，慰霊塔建立委員会を日本東京に設置裁可要請，大統領“直ちに支援措置するもの” 決栽欄に‘特別指示’』

▲関係部處実務者会議，74.6.20，経済企画院・外務部，財務部・建設部・文公部など参加，
『民団によって自律的に建立されるという認識を対内外に与えるように努力，このような努力の一環として委員長を駐日大使から民団団長にさせて交替（工程80%まで駐日大使が委員長，以後には民団団長が委員長。
政府は所要経費中10万ドルを政府予備費から補助，残余経費は民団募金運動で充当）』

『東北亜1課長…　
沖縄は革新勢力が強い地方，北傀が同地域に勢力を扶植するのには最も容易な所，現在北傀がこのような政治的目的で慰霊塔建立を企図しているので、北傀の機先を制して勢力浸透を封鎖しなければならないという、時間を争う政治的目的。
二番目、沖縄には米軍基地があるだけに、北傀の同地域進出は韓国の防衛上に占めている沖縄米軍基地の重要性からも大きな影響』

▲早速の建立、政府部処総力戦

▲駐日大使→長官
『当官チョン・ボヨン一等書記官が沖縄出張結果報告。 慰霊塔建立予定地に対して次のような理由で建立許可することができないと明らかにするとともに、直ちに不許措置とのこと。
建立予定地は海洋博覧会を控えて観光地開発計画の一環として公園造成計画が確定された地域，新しい慰霊塔建立は一切不許するのみならず、既に建立されている一部慰霊塔も他地域に移転させる計画であるとのこと。
特に建立予定地は既に緑化作業が完了した地域，公園造成計画上、莫大な蹉跌をもたらす事となるので、如何なる場合でも慰霊塔建立を許可する事が出来ないとのこと。

このような沖縄県庁の確固たる方針で当初の予定地は建立許可を受けられなくなったが， 朝総連の妨害工作が熾烈となる前に早く建立許可を取得しなければならない都合から沖縄県庁と事前折衝，
建立許可を受けられる地域を選定，以前と同じ条件で地主と仮契約を締結して建立許可申請書を県庁に提出したので、同建立地変更承認をしてくれることを望む。
既存の摩文仁地域や公園造成計画に包含されない地域で，摩文仁公園正門から約20メートル離れた緩慢な丘陵地帯。（総550坪）』

▲74.10.11 韓国人慰霊塔建立問題協議関係部処実務者会議

▲駐日大使→長官，慰霊塔建立許可を沖縄県庁から取得（10.30日付）

▲慰霊塔建立委員長、民団中央団長（ユン・ダリョン団長）名義とする事を承認

▲74.11.28 韓国人慰霊塔建立委員会創立総会。 パシフィックホテル会議室。 建立委会長にユン・ダリョン民団中央本部団長，事務局長にアン・サングォン民団中央本部民生局長。

▲駐日大使→長官，75.3.27，
大成建設株式会社に総工費6千万円で下請することで決定。 起工式は我国の民俗舞踊団現地公演日程に合わせて4.9に挙行予定，同工事を7月末までに完工計画

▲沖縄南端、摩文仁（摩文仁，602坪），74.10.14 10万ドルを駐日大使館に送金，74.10.30 沖縄県庁から塔建立許可取得，東京に建立委員会（委員長ユン・ダリョン民団団長）発足(74.12.20)，
献詩及び説明文確定（鷺山 李殷相氏 作成.。75.1.6），慰霊塔設計図確定（関係部処及び専門家会議。75.2.17），着工予定（75.4.9），竣工予定（75.7.31）

▲駐日大使→長官，
4.9午後2時，沖縄現場で韓国人慰霊塔建立起工式挙行。 イ・ヨンフン総領事，那覇市議会議長，民団中央本部3機関長，沖縄県民団団員，沖縄韓日親善協会会員，日本人有志，我国民俗舞踊団員等、80余名参席。
慰霊塔起工式の頃，朝総連系では日朝国交正常化沖縄県民会議の名で韓国人慰霊塔建立に反対する声明発表

▲駐日大使→長官，
チャン・ギヨン副委員長…　“我国各道の石だけではなく、土を各1袋ずつ収集して建立工事に使用するのが良いだろう”，石とともに収集、送付を望む。

▲新聞広告を通じて全国各道で花崗岩（*御影石）または玉石収集，船便で輸送

▲駐日大使→長官，
現地において探聞したところに依れば、韓国人慰霊塔を破損しようとする動きがあるもので、沖縄県警察当局に特別な警備を要請する一方，除幕式時まででも警備員を雇用、配置する計画である。
工事期間には建設会社で夜間に限り警備員を固定配置するも、8.14 工事完了後には我側で同慰霊塔管理及び警備を担当しなければならない都合。 警備問題を考慮，除幕式日付けを繰り上げて9.2に挙行する予定。

▲8.14 竣工，9.3日に除幕式，除幕式に政府代表としてコ・ジェピル保健社会部長官参加。キム・ヨンソン駐日大使など 250余名参席。 仏教式で厳粛に挙行

▲駐日大使→長官，75.9.5，
朝総連系は2次大戦時に犠牲となった人は韓国人ではなく朝鮮人であるので、韓国側が慰霊塔を建てる事は不当であり、政治的宣伝を狙う行為だと非難する声明発表，9.3に那覇市内で同趣旨のビラを撒布する一方，
沖縄の左翼系列と合勢，慰霊塔を破壊しようとする動きを見せたりしているとの情報により、沖縄県警察は延べ人員300余名を動員， 厳重な警戒措置を取った

(終り)