■3/20夜放送 畜死 NEWS23「ナヌムの家」@
筑紫:「・・・日韓の歴史を徹底的に議論してみないか?インターネットでのそんな
呼びかけに、先月、日本と韓国の40人の若者が集まりました。寝食を共に
して、歴史の暗部に向き合った7日間。彼らにどんな変化があったんでしょ
うか。」
ナレーション:「ソウルからおよそ50キロ、「カンジュ」というまちに、その施設はあり
ます。ナヌムの家。かつて日本軍によって慰安婦にされた女性たちが共同
生活を送っています。
先月12日(2月12日)、日本と韓国およそ40人の若者たちがここにやってき
ました。一週間寝起きを共にしながら、両国の歴史、平和を考える試みに参
加するのです。
2003年から年2回開かれ、今回で8回目となるピースロード(平和の道)。
高校生、大学生、日韓のほぼ同世代の若者たちは、まず、ゲームなどを通
して、お互いを知ることから始めます。
このワークショップをリードするのは3年前からナヌムの家のスタッフを勤
めている、矢嶋宰さん(35)
矢嶋:「えーこれは、ワークショップです。えーまずですね、ワークショップで一番大
切なのは、参加者一人一人が持っている主体性というか、自主性なんです。」
ナレーション:ここ、ナヌムの家には現在9人の女性が暮らしています。慰安婦にさせ
られ、以後数十年の人生を孤独と生活苦の中で生きてきました。ナヌムの家
では、彼女たちのことを親しみを込めて、「ハルモニ=おばあさん」、と呼びま
す。
ナヌムの家に併設された歴史館。旧日本軍の慰安婦政策に関する資料が
展示されています。