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マンセー名無しさん:
おとといだったか。おとといの金曜日。学校があるからまず7時に起きて、
メシ食って着替えて顔洗って髪といて、で、自転車に乗る。
ここまでは至っていつも通り。何の変哲もない作業。
その後、自転車で学校まで行く。最初の方はずーっと下り坂が続いている。
普段は友人と一緒に行くのだが、その日は都合で一緒に行けないことになっていたので
一人で坂を下っていた。下り坂の終わりの方に差し掛かったとき、道の端に一台の車が
駐車されているのを見た。「見た」と言っても、何も意識せずただ視界に入っただけである。
自転車が進んでいくと、車の陰に学生がいることに気づく。俺より1,2歳年上っぽかったが、定かではない。
人がいることに気づいたので、なんとなく視線を学生のいる方にやる。すると
人が人と抱き合っているような姿が見えた。
俺はすぐに視線を前に戻した。一瞬しか見ていなかったが、おそらくあれは男女であった。
その後、平らな道を進んでいく俺。しばらくは何も考えていなかったが、ふと言葉が頭に浮かんできた。
「てめーら朝っぱらから何やっとんじゃい」と。
あれが何だったのかはよく分からないが、もしまた見かけたら今度は二人に熱い視線を送ることにしよう