わし「……さてKくん、覚悟はできているだろうか」
K「……」
Rくん「まずは何故この部屋に入り込んでいるのかを聞こうかな。休憩室は反対側だよ?
いまは休憩の時間じゃないんだけどさぁ」
K「……え、Mさんが心配だったんです!」
わし「それは殊勝な心がけだね。でも何で心配なんてしたの?」
K「Mさんは最近ずっと声が弱弱しい気がするんです!
だから元気付けに来ようと思ったんです!」
Rくん「(怒り笑いをこらえている)じゃあ今日はMさん出勤だと思ったんだ? どうして?」
K「あ、RさんがMさんと話しているのが聞こえたからです!
でもMさんの声は聞こえないくらいだったからやっぱり元気が無いんだろうt」
わし「(ぷっちーん)まあ今日はMさんはお休みなんだけどね……」
K「!?」
Rくん「事務室ってさあ、かなり大声で喋っても音漏れしないんだよね。
それは壁やドアが防音仕様だからなんだけど、君はどうやって僕の会話を聞いたのかな」
K「う……うグ……」
わし「さて、いま観念すれば海に沈むか山に埋まるかくらいは選ばせてやらんでもない。
おまえ、自分が本当は何をしようとしたのか自分で言えるか?」
K「ぼ……ぼくは……Mさんを愛しています!」
二人「( ゚д゚)」
K「そうです! ぼくの手紙のことも知ってるんですよね!? そうですよね!?
だったらわかるでしょう! ぼくは彼女を愛しています! そして彼女も
ぼくのことを好きに違いないんです!!」
わし「(#゚д゚)……おい」