「自称国際派の元役員」編まだぁ
>>66 もうちょっと、待ってくれ。
仕事の合間に書いているもんで・・・・。
でも、だいぶ書けたよ。
やっと、書けた。
UPします。
それは、もれが郊外型スーパーに昼飯を食おうと寄った時のことだった。
なんか、駐車場の入り口がやけに混んでいている。
へー、珍しいなぁ、ここも結構混むんだなぁ。
なんて思いながら、鼻歌交じりに待つ漏れ。
♪ウォアイニー、永遠ゆられ、近未来たーびするー
♪舞い上がれ、聖少女ー
・。
・・。
・・・。
ちょっとしか列が進まない。
♪背中ぁよぎる足音に、振り向ーけば誰もいない。
♪乾き切ったぁ、風がそこに、低くたたずむーだけさ。
・・・・。
・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・あんまり進まない。
なんだ、事故かなと思いさっきからあたふたしている、警備員さんに声をかける漏れ。
神「事故でもあったんですか?。」
警「いえ、事故じゃないんですけど・・・。」
神「じゃあ、何があったんですか・・・・あああーー!。」
警「いえ、ちょっと誘導が・・・。あっ。」
はい、皆さんの予想通りの展開でした。
漏れの問いかけに振り向いた警備員さん。
その人こそ、あの「自称国際派の元役員」だった。
「こんなところで、何を・・・・。」
「神宮寺君こそ・・・・。」
「漏れは、飯を食いに・・・・。アンタこそ・・・・。」
「私は、見ての通りだ・・・・、ともかく、すぐに誘導しますから。」
そういって、列の先頭に走って行く元役員。
しばらくすると、さっきの混雑がうそみたいに順調に進む車の列。
駐車場に車を入れて、出てきてみると元役員が若い警備員さんに、レクチャーされていたりする。
「だからな、歩行者を止めるタイミングがあって・・・」
頭を下げながら、一所懸命聞いている元役員。
「いや、頭下げずに、ちゃんと人と車を見てタイミングを覚えてよ。」
苦虫を噛み潰したような顔をして、説明している若い警備員さんを尻目に軽食コーナーへ向かう漏れだった。
連投試練
昼飯を食いながら、いろいろ考える漏れ。
たしか、漏れの進言で子会社に行った後
子会社で、インターネットを使った新しいセキュリティシステムを作ったのは良いが、
施工、メンテナンスで韓国の業者と組み、後々は自称IT大国である韓国進出を目指していたものの
韓国業者が使い物にならず、苦情の嵐。
最終的には、大赤字を出しただけではなく、親会社の信用を傷つけかけたので引責辞任。
ここまでは、知っていたけど。
なぜ、いまさら警備会社で働いているんだろう?。
まさか、新セキュリティのためのノウハウ吸収のために、自ら警備会社勤務を経験しているとか?。
退職金は出たはずだし(引責辞任で退職金の出るうちの会社も甘いが)、現役時代はいい給料をもらって
結構、広い家に住んでいたはず。住宅ローンも終わったから趣味に打ち込めるなんて
話をしていたのも、聞いたことがある。
もし、ノウハウ吸収のための警備会社勤務なら、不吉な予感がする。
あいつのことだから、うちにいたころのコネで、うちの客先に強引に売り込むに違いない。
競合する製品は少ないが、元うちの役員がうちの客先でトラブルを起こせば
我々にも被害が及ぶ可能性がある。
そう判断した漏れは、コネを動員しまくって情報収集を始めた。
数週間後、集まった情報を分析してみると以下のことがわかった。
子会社にいた同期よりの情報(確定情報)
1、初めのうちこそ、無茶な指示が多かったがその後安定してきた。
新システムに関しては、アイデア、将来性共に良かったが、インフラが追いついていなかった。
受注生産で、数を伸ばし、デバイスを安価になってきた既存のものに置き換えれば、十分勝算はあった。
現に今いる部署では、それに近いものをつくり、売り上げ利益率共に上昇している。
2、しかし、手柄をあせって韓国の会社と提携、あちらのエンジニアを大量に呼び寄せたのがアダとなった。
3、その上「日本はITが遅れている。IT先進国の韓国なら物になる。」と周囲の反対を押し切り
無理に韓国に進出しようとしたのが、止めを刺した。
4、韓国のインフラがお粗末な上に、需要もあまりなく、提携先の技術も口ばかりで役に立たず
韓国本格進出前に、計画はぽしゃった。
5、その後、引責辞任。
自称国際派の役員の近所に住んでいた友人の話(確定情報)
1、自宅はとっくに売りに出されていた。
2、借金のカタになっていて、どこかがが競売にかけた。差し押さえの紙は目撃。
3、競売になる数ヶ月前から、夫婦喧嘩が絶えなかった。
4、奥さんが、家から出て行った。引越し作業を目撃。
5、離婚したらしい。(未確定情報、ただし複数ルートより同一情報あり)
6、外に愛人がいたらしい(未確定情報、近所のおばさんたちうわさ)
出入りの業者よりの話(複数証言をまとめたもの、確定情報)
1、子会社を退職後、会社を立ち上げた。
2、ITを利用したセキュリティシステムの製造、販売、設置、メンテナンスの会社
3、ほとんどすべてを、韓国の会社と提携していた。
4、製品の信頼性は低かった。
5、設置、メンテナンス共に信頼性は低かった。
6、あまり、売れていた様子は無かった。
7、莫大な借金と共に倒産。
8、自称国際派の元役員は自己破産(債権者の業者よりの情報)
営業よりの情報(複数証言をまとめたもの、確定情報)
1、自分で立ち上げた会社は、韓国側の契約不履行により莫大な借金を作った。
2、自己破産をした。
3、離婚慰謝料その他で、ほとんど財産は無い(未確定情報、ただし複数ルートより同一情報あり)
4、本人は、日雇いの仕事で糊口をしのいでいる(同上)
5、どこかの警備会社に雇われているらしい(同上)
6、ある工事現場の交通整理をしているのを目撃した(ただし、確認はしていない)
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
以上の情報と自分の情報を分析した結果
自称国際派の元役員は
子会社を引責辞任した後、自分で会社を設立したが
韓国にこだわるあまり、装置の製造と、設置及びメンテナンスの大半を
韓国系のエンジニアにやらせた結果、苦情が殺到。
また、韓国に作った支社もほとんど機能せずに
最終的には、莫大な借金して会社は倒産、自らは離婚、自己破産をして
今は、警備会社で日雇い労働をしている。
と結論が出た。
自業自得だが、哀れな話ではある。
しかし、なぜ韓国にあれほどいれあげたのだろう?。
こればかりは、いまだに謎ではある。