>>117 失礼いたしました。前述の試算は元2等陸佐・佐藤太一氏によるものでした。
謝罪いたしますとともに訂正いたします。
経済制裁が北朝鮮にとってどれだけの打撃となるのか。
それは北朝鮮の政治体制を考えると、国家経済が成り立っていくか否かに
直結すると思います。
さて、話を戻します。
その佐藤太一氏によれば、日本のバブル崩壊と共産主義圏の崩壊が
ほぼ同時に起きたために、北朝鮮の国家経済は支えを失い、1990年
以後、すでに衰退傾向を示し始めていました。それを糊塗し得なくなった
がゆえに、1995年の時点をもって、大幅な下方修正という形で公表する
ことになったのです。
1990年には実勢で約300億DPRKウォンだったと推定されている国家歳出が、
2000年には約100億DPRKウォンにまで減少しているのです。
つまり北朝鮮はすでに壊滅的な打撃を蒙っているのであり、
日本が今行っている、あるいは今から行おうとしている経済制裁は、
所詮大海の一滴に過ぎないのです。
日本単独による経済制裁は、今の北朝鮮にとって打撃とはならないのです。
続きます。