連続ドラマ小説「ニホンちゃん」25クール目

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1マンセー名無しさん
前スレ 
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」24クール目
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi?bbs=news&key=994649225
<丶`∀´>イラスト倉庫ニダ
http://page.freett.com/nihon_chan/
<丶`∀´>お絵描き掲示板ニダ
http://w3.oekakies.com/p/nihon2/p.cgi
<丶`∀´>画像あぷろだ掲示板ニダ
http://www5b.biglobe.ne.jp/~yo-in/nihon.html
<丶`∀´>このスレの検索エンジンニダ
http://isweb41.infoseek.co.jp/novel/mrcopa/

ニホンちゃん非公式サイト サクラノ花ガ咲キマシタ
http://pn-unofficial.hp.infoseek.co.jp/TOP.htm
2マンセー名無しさん:05/01/29 01:18:36 ID:PG9PzmNL
主な登場人物 (一部抜粋、順不同)
ニホンちゃん‥‥‥‥本編の主人公。可憐で弱気な美少女。
カンコ君‥‥‥‥‥‥ニホンちゃんになにかとちょっかいを出すが自滅する事多し。強きに従い弱きをいたぶる。
アメリー君‥‥‥‥‥クラスの番長。一番大好きの陽気な暴れん坊。
エリザベスちゃん‥‥権謀術数に長けたお嬢様。ちょっと嗜虐的なところがある。
ゲルマッハ君‥‥‥‥金髪碧眼の知性派。マイスター並みの器用な手をもつ。
アーリアちゃん‥‥‥ゲルマッハ君の双子の妹。暗殺者として養成された暗い過去を持つ。ニホンちゃんが大好き。
フランソワーズちゃん‥ワガママいっぱいのクラスの女王様。エリザベスちゃんとの仲は宿敵と書いて友と読む。
マカロニーノ君‥‥‥美女と美食をこよなく愛するプレイボーイ。
ロシアノビッチ君‥‥良家の御曹司のはずが、家が破産して今は貧乏暮らし。小学生なのに呑んだくれる日々。
チューゴ君‥‥‥‥‥クールで不気味な策士。クラスの不良的存在。
タイワンちゃん‥‥‥ニホンちゃんの親友。元気印の拳法娘。チューゴ君に絡まれて困っている。
アサヒちゃん‥‥‥‥ニホンちゃんを困らせることが好きな捏造娘。チューゴ君が好き。
ベトナちゃん‥‥‥‥昔アメリー君とけんかしたときの後遺症なのかどこか影のある少女。
フラメンコ先生‥‥‥五年地球組の担任。情熱的指導で子供たちを導く。
ウヨ君‥‥‥‥‥‥‥ニホンちゃんの弟。姉を心配しつつ見守っている。三年地球組。
ラスカちゃん‥‥‥‥アメリー君の義理の妹。幼さを色濃く残す無垢な少女。三年地球組。
ハプスブルク先生……三年地球組の担任。没落した旧家のお嬢様で、保母さんタイプ。

こちらに詳しい人物紹介等があるニダ。
http://members.at.infoseek.co.jp/nihonchanjiten/jinbutsu.html
3マンセー名無しさん:05/01/29 01:19:35 ID:PG9PzmNL
◇ろーかるるーる◇

●スレの進行について
・できるだけsage進行よろしくお願いします。ただし下がりすぎはageもよし。
・書き込むとき、E-mail欄に『sage』(半角)と記入する。そうするとスレッドは上がらず、保守も
できます。基本はマターリ進行でお願いします。

●荒らし・煽りへの対応
・一切無視でお願いします。
・火病厳禁!頭にきたら他で冷やしましょう。
・作者、及び読者を無意味に批判しなように。荒らし行為と同じです。
・荒らしや煽りに反応した瞬間からあなたも同類です。
・荒らしはあなたが反応することを楽しむ香具師です。彼らを喜ばせる真似はやめましょう。

●ツール(無料)を使おうよ
・2ちゃん専用ブラウザを使えば、荒らしのカキコを見えなくできるよ!
・ツールを使うと、鯖の負荷も下がって(゚д゚)ウマー

●投稿ガイドライン
・連投は控えましょう。即席小説では読者も面白くありません。
・風刺の通じない人も放置で。韓国を誹謗中傷する小説ではありません。多彩なキャラがそれぞれの魅力
を持つ世界です。したがって日韓関係以外の作品も多いということをご了承下さい。
・ここは開かれたスレです。来る者は拒まず、去る者は追わず。
・雑談もOK。でもほどほどにね。
・面白かったら感想をつけてあげると、作者達が泣いて喜びます。

[例外事項]
・ 熱血君 ◆O4x3A1GrPwの投稿・レスは全面的には禁止。復帰運動も認めておりません。
 事情を知らない新規のみなさんには過去ログの経緯を閲覧する事をオススメします。
 だから彼の話題は出さないで下さいね。
4マンセー名無しさん:05/01/29 01:20:37 ID:PG9PzmNL
本スレに掲載するのが微妙な作品や、長文感想や火病は総督府のスレを活用するといいかもしれません。

連続ドラマ小説「ニホンちゃんβ」補完・議論スレ
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=1090055658

姉妹スレ
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 22クール目β (総督府 外伝)
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=1090031367

関連スレ・サイト
『逆転!極東裁判2』製作スレ
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/asia/1105762718/
ニホンちゃんのキャラクターを使った逆裁風FLASHゲーム製作スレ

スタヂオイピョウ
http://www.studio-ipyou.net/
極東裁判製作委員会のサイト
5マンセー名無しさん:05/01/29 01:22:01 ID:PG9PzmNL
既刊一覧

連続ドラマ小説「ニホンちゃん」
http://teri.peko.2ch.net/korea/kako/994/994719628.html
大河ドラマ「ニホンちゃん」
http://teri.peko.2ch.net/korea/kako/995/995270347.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 3クール目
http://teri.peko.2ch.net/korea/kako/995/995710507.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 4クール目
http://teri.peko.2ch.net/korea/kako/996/996515142.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 5クール目
http://rkrc5w2q.dyndns.org/cache/korea/kaba.2ch.net/korea/kako/997/997449486.html
愛と憎しみのドラマ小説「ニホンちゃん」 6クール目
http://rkrc5w2q.dyndns.org/cache/korea/kaba.2ch.net/korea/kako/998/998497708.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」避難所版 6クール目
http://rkrc5w2q.dyndns.org/korea_refuge_old/999011509.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」避難所版 7クール目
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=100320260
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」避難所版 8クール目
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=1006483116
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 9クール目
http://rkrc5w2q.dyndns.org/cache/korea/kaba.2ch.net/korea/kako/1010/10103/1010376182.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 10クール目
http://rkrc5w2q.dyndns.org/cache/korea/kaba.2ch.net/korea/kako/1014/10143/1014327874.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 11クール目
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/korea/1018599620/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 12クール目
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/korea/1021604702/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 13クール目
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/korea/1024846941/
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1024846941/
6マンセー名無しさん:05/01/29 01:23:32 ID:PG9PzmNL
既刊一覧その2

連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 14クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1028225672/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 15クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1032396328/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 16クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1039534514/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 17クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1046677620/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 18クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1053855838/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 19クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1061554997/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 20クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1069476618/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 21クール目
http://ex5.2ch.net/test/read.cgi/korea/1080127286/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 22クール目
http://ex5.2ch.net/test/read.cgi/korea/1087220403/l50
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 23クール目
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/korea/1093894546/
7黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :05/01/29 01:40:18 ID:MqjyEBe7
スレたてありがとうございまスミダ
初めての地鎮祭…やってみてもいい?w
8あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/01/29 01:41:23 ID:HY/Ab1d2
GO!GO!GO!


そして>>1さんありがとです
9地鎮祭:05/01/29 02:07:18 ID:MqjyEBe7
アサヒ「ちょっとあんた! なんで『逆転! 極東裁判』にチューゴくんが出てないわけ!?」
ニホン「えー、だって従軍慰安婦問題だし、カンコ君は先に出すニダってファビョるし、それにほら、チューゴ君って大人だから…」
ウヨ「カンコだろうがチューゴだろうが同じだ、法廷で叩き潰してやる。」
ゲルマッハ「む、俺的にはロシアノビッチの出演をキボンヌ」
ロシアノ「ああ〜? 俺様はめんどくさいから御免こうむるぜ。ニホンちゃんスレでウォッカ飲んでるほうがずっといいや ヒック」
10書き人知らず ◆9GPWTa2EFE :05/01/29 02:17:11 ID:TdN+I0GQ
スレ立て、地鎮祭乙でした。

んでは宣言とおり、復帰いたしますです。
さっそく投下いたしますが、OK?
11黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/01/29 02:22:08 ID:BVWa7rqN
>>10OK!
諸先輩の復帰をお待ちします。
また荒れたとしても私は復活のため頑張ります。
これからも感想、批判をよろしくお願いします。
12書き人知らず ◆9GPWTa2EFE :05/01/29 02:32:48 ID:TdN+I0GQ
Ring! Ring! Ring!

ある日のこと。
ニホンちゃんが自転車をこいでいると、突然、自転車が動かなくなってしまいました。
故障でしょうか?
偶然そばにあった自転車屋さんで工具を借り、ニホンちゃんは自分で修理してしまいました。
自転車は今までと同じように、スムーズに走り出しました。


ある日のこと。
アメリー君が自転車をこいでいると、突然、自転車が動かなくなってしまいました。
故障でしょうか?
修理しようと思ったのですが、偶然タクシーが通りかかったのを見ると、アメリー君は
自転車をうっちゃって、タクシーに乗ってしまいました。


ある日のこと。
ロシアノビッチ君が自転車をこいでいると、突然、自転車が動かなくなってしまいました。
故障でしょうか?
ロシアノビッチ君は独り言をつぶやきました。
「シベリアに捨てるぞ。」
自転車は3倍のスピードで走り出しました。
13書き人知らず ◆9GPWTa2EFE :05/01/29 02:34:22 ID:TdN+I0GQ
ただいま。 と言わせていただきます。
とはいえ、いない間に有力な作家さんが増えているので、おいら的には戦々恐々・・・

<かいせつ>
世界史ジョーク集からひろったネタです(w

>>10 黄色いリボン さん
ありがとうございます。 ゆったりまったりペースなおいらですけど、
よろしくです。
14書き人知らず ◆9GPWTa2EFE :05/01/29 02:37:57 ID:TdN+I0GQ
うは、訂正
>>10ではなく、>>11でした。
ごめんなさい。
15黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/01/29 03:16:07 ID:BVWa7rqN
>>13よく読んでいた大先輩に挨拶してもらえるとは嬉しい限りです☆
こちらこそ、アナログソースばかりで、ひねりのない新兵ですが、
よろしくお願いします。
16人間:05/01/29 03:18:12 ID:X8GOzwdf
2004年年の暮れ、インドネシア・スマトラ沖で、巨大な津波が襲った。
震源東のプーケット島方面には先に引き波が押し寄せ、その後大きな波が押し寄せた。
スマトラ沖地震と大津波による死者は20万人になったと発表した
悲惨だ。このようなことを見て、自分なりに地球規模でものを考える時代が来ていることを考えさせられる。
というのも、現在日本の食糧自給率は40%以下。先進国でも最低の水準だ。
日本に住む人々が口にする食糧のほとんどが海外からの輸入。
故に海外で起こった天災なども、他人事ではない。
ここで何が言いたいか、結論から展開していく。
この文章をどこで読むか、そして目を通しているあなたが何人か。
そのことはもう関係ないのである。我々はまずこの地球上のどこかに住んでいる。そのことが事実である。
地球人である。地球あっての我々なので、地球あって国家であり、社会であり、個人なのだ。
では、その地球はというと、この星自体も宇宙の片隅にぽっかり
浮かせてもらっているだけで、宇宙あっての地球である。
そう思うと、地球がわずかな地殻変動を起こしただけでも、
20万人以上生活と命が奪われたように、宇宙が少しの変化を遂げたら、地球は一瞬でなくなるだろう。
現に今もこの宇宙のどこかで、小惑星同士の衝突により、
新たな星が誕生し、新たな星が破壊されている。
そう思うと、私たちの存在は奇跡であり、非常に細い綱の上を60億人で綱渡りしている状態だとも考えられる。
故に我々はひとつであることを意識し、天災が教えてくれた、
宇宙のメッセージを読み取らなければいけないと考える。
人は生きているのではなく、大きな力に依存しながら生かされて
いるのだと。そして、みなが、この生かされている命を大切にし、生きていること、食事ができること、
愛し合えること、全ての事象で感謝の気持ちがもてれば、
戦争や争いごとは大幅に減るに違いない。
このひとつの事象を踏まえ、皆さんも是非一度、全体と個について考えて見てほしい。
そして生きていることに感謝の気持ちをもち
一日一日を大切に過ごし、いつも心が健やかであるように、
考え、実行して行ってほしい。。。
17黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/01/29 03:26:59 ID:BVWa7rqN
sage忘れたw
1さん、感謝です!
>>7黄鉄鉱さん、感想、批判もよろしくお願いしま〜す!
18マンセー名無しさん:05/01/29 08:19:17 ID:M3AMOZya
>>1さん、スレ立て乙です。

「本ドラマは全くのフィクションであり、実在の国家・指導者とは何の関係もありません。」
が抜けてるヨ。
19 :05/01/29 11:31:13 ID:ju5poybD
ニホンちゃんは保健室で横になっています。
いったいどうしたんでしょうか?タイワンちゃんがお見舞いにやってきました。

タイワン「どうしたのニホンちゃん?」
ニホン 「久しぶりに斜め上電波くらっちゃったから立ちくらみがして・・」
タイワン「斜め上電波ってまた、カンコ君?そういえばファビョってたわね彼。」
ニホン 「ウチの会社の部長さんとか、役員さんとかはウチの家の人しかなれないのよね」
タイワン「地球町ではあたりまえのことでしょ?そんなこと?」
ニホン 「なのに、カンコ君がウリの家の人間が、ニホン家の部長になれないのは
     [ニホン家の家訓]に違反している!シャベチュニダ謝罪シル、って。」
タイワン「カンコ君が[ニホン家の家訓]って、なんだか話を聞いてるとあたしまで眩暈がしてきた。」
ニホン 「彼ってやっぱり・・・・・・・・・・・・・・・・








キムチなのよね。」
20 :05/01/29 11:39:41 ID:ju5poybD
ソースです
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050126/20050126it11-yol.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050126-00000178-jij-soci
「涙も出ません。日本では働くなと世界中に言いたい」。国籍条項訴訟で
敗訴が確定した東京都の保健師鄭香均さん(54)は26日、東京・霞が
関の司法記者クラブで会見し、こみ上げる怒りを押し殺すように語った。
 スーツ姿の鄭さんは目を赤くし、「こんな幼稚な判決を出すなんて…。これが
法治国家かとあきれ果てました」とピンクのハンカチを握り締めた。

自分は親方日の丸の公務員で働いておきながら日本にくるなとは
流石キムチですね。真顔でかっとばしてます。
21黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/01/29 13:27:44 ID:BVWa7rqN
>>20さん、この話は作品にする前にたまらぬ疲れを感じてしまう・・・乙です!
この人に「民族とおうち」送りつけてやろうかな・・
22puku:05/01/29 14:08:47 ID:lVRI0fNU
そこおをさくひんっにするからですことよこその作家ですじょ。ががんるがよい
23黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/01/29 14:13:14 ID:BVWa7rqN
>>22へいっわかりやした!
24マンセー名無しさん:05/01/29 17:10:54 ID:Zmjjd1MX
puku氏は何故わざわざ変わった言葉を使われるのですか。
言葉は意思疎通の手段。個人が創作して使っても周りを苛立たせるだけな気が。

すいません、以後スルーします。
25無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/01/29 17:39:07 ID:kgWStsVu
 「またまたゆんゆん!サヨックおじさん」

 今日は日曜日です。さわやかな朝のひととき、お母さんの声が聞こえます。
「みんな、ご飯よ。早く起きなさい」
「また食パンにスクランブルエッグか。どうにかならんものかな」
食卓に並んだ朝食を見て、お父さんが顔をしかめました。
「あなたが米は高いから買うなっておっしゃるからよ」
「ううむ、そう言ったことは言ったが……」
子供たちは気にせず食事に没頭しています。
「食後はお紅茶でいいわね」
ニホン茶をくれ――という気も失せてアサヒちゃんの書いた新聞を読みはじめ、
「読んでない」と発言したのを思い出してあわてて片付けるお父さんでした。

 牛乳を取ろうと席を立ったニホンちゃんは、冷蔵庫の紙に目を留めました。
「ねえお父さん、この『町内大清掃会のお知らせ』ってなあに」
「ああ、実は来週、町内会でごみ拾いをすることになってな」
お父さんはニホンちゃんから紙を受け取り、ごみ拾いの日時と場所を
もう一度確認しました。そして思い出したように言いました。
「そうだ、まだ旗持ちを決めてなかったぞ」
「旗持ちって、ごみ拾いに旗が要るの」
「何しろ地球町は広いだろう。世帯ごとにルートを決めてごみを拾うにしても、
迷ってしまうかもしれないからね。旗持ちは重要な仕事なんだよ」
この町の変な習慣にはついていけないなあと嘆息するニホンちゃん。
お父さんはそんなことには気づかず話を続けます。
「旗持ちはさくらに任せようかな。力仕事が苦手なら武士に変わってもいい」
ニホンちゃんは、自分が持つとカンコくんに焼かれそうだと思いましたが、
ただごみを拾うよりもやりがいがありそうだなとも思いました。
26無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/01/29 17:41:36 ID:kgWStsVu
 ニホンちゃんはまだ迷っています。ウヨくんはお姉さんに譲る気でいます。
「よし、ではさくらが旗持ちをやることでいいか」
「異議なし!」「異議なし!」「異議ありニダ!」
声の主に視線が集中しました。ザイニーちゃんです。
「重要な仕事はウリがやるニダ」
「何言ってるんだ。ザイニーちゃんはうちの旗が嫌いなんだろ」
ウヨくんが珍しくとげのあることを言います。
「嫌いでも好きでも関係ないニダ。ウリには人権があるニダ」
「でもうちよりカンコ家が好きなんだろう。うちの人間がやるべきだ」
二人はにらみ合い、今にも取っ組み合いになりそうです。
ニホンちゃんは半ばあきれながらも止めに入りました。
「喧嘩してもしかたないし、多数決で決めようよ。ね」
みんなニホンちゃんの笑顔にはかないません。
多数決の結果は……全員がニホンちゃんを支持しました。
27無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/01/29 17:42:38 ID:kgWStsVu
 結果を見てザイニーちゃんは韓流の血が騒いだようです。
「こんな脳みそが幼稚な奴らに多数決なんて無理ニダ! 不当多数決ニダ!
ウリに対する差別ニダ! こんな情けない家に居候したのが間違いニダ!
町中の人間に日ノ本家に来ないように言ってやるニダ!」
口の端にジャムをつけたまま、猛然とまくし立てる姿は火病そのものです。
日ノ本家の人たちは、か弱い少女の口から機関銃のように吐き出される
暴言に、困り果てるばかりでした。
そこへ間の悪いことにサヨックおじさんがやってきました。
「ちょっと待って、それはおかしいんじゃないかな。
こういうとき他の家の人がやる家もあるそうじゃないか」
「カンコ家はどうなんですか」
すぐにウヨくんの突っ込みが入りましたが久しぶりに出力最大のおじさんは
もはや自分でも止まることができません。
「ザイニーちゃんはもう、ほとんど日ノ本家の人間と見てもいいだろう。
あんなに泣いて、かわいそうだ。やらせてあげたらどうなんだい」
「日ノ本家の人間だと思ってるなら養子縁組すればいいでしょう」
すると、今度はザイニーちゃんが言い返します。
「できるわけないニダ。差別しておいてこういうときだけ家族面するニカ」
「差別の問題じゃなく血縁の問題だろ。旗を持つ人は旗の安全を守る。
その責任を負うからには血縁関係を結ばないと」
28無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/01/29 17:43:30 ID:kgWStsVu
 もう朝ご飯など誰も気にかけていません。
せっかくのさわやかな朝が台無しになってしまいました。
「グローバルの時代にアジア地区の人間と共同していくのは当然じゃないか」
「逆にだからこそ自分の家には自分で責任を持つべきじゃないんですか」
「どうでもいいニダ。とにかくウリはしゃべちゅされたニダ!」
「一律にだめだと決め付けるのは権利の観点からもどうかと思うよ」
とうとう我慢できなくなったお父さんが、激論する三人に割って入りました。
「ああもうわかったから三人ともやめるんだ。
ザイニーちゃん、口をふきなさい。物を食べながらしゃべらないように。
武士、もういいから自分のご飯を食べなさい。
サヨック、お前の好きな多数決で決まったことだから我慢しろ」
すっかり火病のザイニーちゃん、「脳みそが幼稚」とまで言われたウヨくん、
久しぶりに電波全開のサヨックおじさん、いずれも収まりそうにありません。
しかし今度もニホンちゃんが間に入って、ようやくみな落ち着きました。

 物陰で一連の騒動を見ていたアサヒちゃんは、
早くも記事に取りかかっていました。
「書き出しは……っと。『ウヨくんの冷淡な意見を日ノ本家の人たちは支持した。
差別を追認する時代遅れの判断である』。うん、完璧ね」
アサヒちゃんは自信を持って書きましたが、読者の反応はどうでしょうね。
29無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/01/29 17:44:26 ID:kgWStsVu
新スレ乙であります。
>>20
ネタ重複には謝罪はしますが100%賠償する(tbs
30季刊感想屋:05/01/29 18:50:40 ID:juUnErok
>>12-13
書き人知らずさん 乙。

戦国武将と鳴かない鶯を思い出しました。
家康がいませんが、・・・
ところで、元はどんなジョークなんでしょうか?

>>19-20
 ?さん 乙。

文章?文章の場合。
文章?
文章 と段落がえするか、文章? 文章のように空欄を入れたほうがよろしいかと。
あともう少し、直接的でない方が面白いかもしれません。
好みの問題ですが、

31季刊感想屋:05/01/29 19:12:48 ID:juUnErok
>>25-29  「またまたゆんゆん!サヨックおじさん」
無銘仁さん 乙。

突込みどころは特にないです。
冷蔵庫の紙という表現は、やや気になりましたが。
あと 「旗持ちって、ごみ拾いに旗が要るの」「よし、ではさくらが旗持ちをやることでいいか」
「何言ってるんだ。ザイニーちゃんはうちの旗が嫌いなんだろ」「喧嘩してもしかたないし、多数決で決めようよ。ね」
など、全部、文末の?を抜いてあるのは何故?

出だしの10行が、ホームコメディっぽくて良かったです。
多数決はパパ、ママ、ウヨ君の3人で決めたのかな、と思ったのは秘密です。

32マンセー名無しさん:05/01/29 19:46:21 ID:cpIPclI1
初っ端から大量(・∀・)イイ!!
33シュタイナー:05/01/30 01:22:35 ID:LSMjUVdD
>>1
遅れましたが、乙です。
34マンセー名無しさん:05/01/30 01:48:33 ID:V8JYI8bS
>>1 乙華麗
前スレよりは上にアゲ
35マンセー名無しさん:05/01/30 12:59:16 ID:UVLRy9Q7
新作カモォン!
36マンセー名無しさん:05/01/30 16:47:04 ID:UVLRy9Q7
なんでうpないの?日曜なのに?
37あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/01/30 20:13:45 ID:kx/XalDw
>>36
ごめんちゃい、あっちに必死なの_| ̄|○
あと年度末ですから、日曜日のない作者さんが多々いるかと…
他の作者さん、感想かけなくてすまん。
38シェロ:05/01/30 20:14:44 ID:NdvAWLij
「傷だらけの少女」

 ♪ピーンポーン
 晩御飯を食べ終わって、リビングでカンコくんからもらったビデオをニホンちゃんが見ているときに、呼び鈴が鳴りました。
「さくら、お客さんかな。ちょっと見ておいで」
「はーいパパ。どなた様で・・・あっ・・・」
 ニホンちゃんが玄関のドアを開けるとそこには、小さなリュックを背負っている女の子が立っていました。
「クルちゃん・・・・・・」
「へへ、またトルコと喧嘩しちゃった。
 悪いんだけど、ちょっと今日泊めてくれない?
 オレ、エリザベスちゃんにも断られて行くとこないんだよね」
 クルちゃんは、絆創膏の張られた鼻を擦りながら言いました。
 喧嘩してすぐ飛び出てきたのでしょうか、彼女の服はところどころ破けています。
「頼むよ。今日ホント寝る場所ないんだ。アラブ班の子とも喧嘩しちゃってるし。何でもするからさ、ね?」
 クルちゃんは捨て犬のような目でニホンちゃんにすがります。でも、
「・・・・・・ごめんね、あたしんちムリなんだ。パパに言われてるから。
 他の子、当たってくれるかな?ごめんね」
 ニホンちゃんは顔を曇らせて、そう言いました。
「・・・っっ!そんな、頼むよ。今日だけでいいの。お願いだから!」
「ごめん!ホント無理!ゴメンね!」
 食い下がるクルちゃんを締め出すように、ニホンちゃんはドアを強く閉めました。
「・・・ニホンちゃん!ニホンちゃぁん!」
 クルちゃんはそれでも諦めずに、しばらくドアをドンドンと叩き続けます。
 ニホンちゃんはドアに寄りかかり、開けてしまいたくなる衝動に耐えながら、クルちゃんが去るのを待ってました。
39シェロ:05/01/30 20:15:18 ID:NdvAWLij


「なんで、クルちゃん入れてあげないの?」
一部始終を見ていたアサヒちゃんがやってきます。
「ねぇ、困ってる人がいるってのに、何でニホンちゃんは助けてあげないの!?」
「だって・・・・・・」
「だって何よ!あなたがトルコちゃんと仲良しだから?友達がいじめてる子だから助けてあげないっていうの?」
「・・・・・・・・・」
「なんなのよ。黙ってないで、何とか言いなさいよっ!」
 パシッ! 
「・・・・・・っっ!最低っ!あたし、ニホンちゃんのこと、見損なった!」
 目に涙を溜めてニホンちゃんの頬を叩くと、アサヒちゃんは背を向けて階段を駆け上がっていきます。

「・・・・・・だって、あの子は・・・・・・」
 アサヒちゃんに叩かれた右頬に手を当てて、ニホンちゃんは一人呟きました。
 
40マンセー名無しさん:05/01/31 00:07:14 ID:Hec3uhpR
?途中でぶつ切れでつか?
41マンセー名無しさん:05/01/31 00:25:07 ID:TI5dPoqW
42シェロ:05/01/31 01:02:58 ID:8K1jsFk3
シェロでございます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00000009-maip-soci
前スレで投下されたクルド難民問題(強制送還したアレ)を元ネタに。

ニュースソースだとこの辺までなんですが、何かニセ難民だとかそうでないとか色々あるらしいですねコレ。
ただその辺のソースがどうも見当たらなくて探してます。
「・・・だって、あの子は・・・」で終わってるのは、続けるための伏線です。

奥が深いクルド問題、調べるための文献やサイトなどの情報提供お待ちしてます。
今回の問題に限らず、クルド関係でオススメあったら教えてほしいな〜。
43yabui:05/01/31 08:36:19 ID:T2FXwszr
 初投稿、乞御批判

”ウリウリ詐欺”
 ある日日の本家に変な請求書が送られてきました。
 「お前たちは昔ウリたちの高度で有益なサービスを勝手に使用し、当然の使用料を
払うどころか多大な損害を与えたので前回の契約を廃棄し謝罪と賠償を要求する。
  早急に下記の口座に振り込みがない場合、法律上の措置及び延滞金が科せられる。」
      金額 213850円  ウ○ナラ銀行 No.2345679   ウリネットサービス 

 思い当たることはあると言えばあるのですが、大昔に解決したはずのことなのでニホンちゃんは
困ってしまいクラスメートに相談してました・・・すると、
 アメリー、エリザベス、フランソワ、ゲルマッハ、ロシアノ・・・ほぼ全員一致で
  「ばっかじゃない!当然無視蒸し虫!」
 カンコ
  「・・・怒」
  その日のカンコ家は夜遅くまで大騒ぎだったそうです・・・めでたしめでたし
  と成るかな、アサヒちゃんやしゃみんさんがどう出るか・・・
44青風: ◆BlueWmNwYU :05/01/31 13:34:17 ID:F1pffEG+
「悪魔と踊れ、永久(とこしえ)の闇を」

 ぴぴぴぴぴ ぎゃあぎゃあぎゃあ ぐおおおぉぉ
得体の知れない鳥や獣の吠え声が響きます。日没前だというのに真っ暗な密
林の中、彼はぽっかりと口を開いた洞窟の中で息を潜めていました。特殊部
隊用の重装備に身を包んでいても尚、凍えて居るかの様に震えています。
   ママ、怖いよ。悪魔が僕を狙って居るんだ。助けてよママ。

 「さぁお待ちかねの地球組対抗チャリティエキシビジョンマッチ、今日は
グループAの準々決勝と準決勝の3試合よ!みんな、張り切って応援して頂
戴ね!」フラメンコ先生のアナウンスにも張りがあります。そう、今日は地
球組総合種目対抗トーナメントの準決勝初日です。最初は”お互いの価値を
尊重仕合い、競い合って豊かなな人格を築く”為の競技会だったのですが、
其処は自己主張の強い地球組のみんなの事です。いつの間にか誇りと優勝賞
金を懸けた総合格闘トーナメントに成ってしまいました。
対戦ルールは簡単です。コイントスをして表を取った方が競技の種目(用具
や防具は使用可)を決め、もう一方が場所を決める。審判はフラメンコ先生
が行う。危険な道具は駄目。負けても泣かない。
「みんな、頑張ってね!」フラメンコ先生は無邪気に言いました。

第一試合 カンコ君対アメリー君
 種目:シューキュー 場所:アメリー家
 ホルホルホル カンコ君が笑っています。此処までをこのシューキュー
を種目に選ぶ事で全勝してきたのですから、自信も付こうという物です。
「今日も頼むニダ」カードに囁きかけるカンコ君。彼のデッキの中には審判
を支配できる伝説の審判買収カードも入っています。既に勝利を確信してい
る彼の中では自分自身への賞賛が渦巻いていました。
さて、一方のアメリー君は未だ姿を見せていません。いや、たった今・・・
「ア、アメリーニム、何の格好してるニカ?」カンコ君が狼狽えます。
45青風: ◆BlueWmNwYU :05/01/31 13:35:32 ID:F1pffEG+
「へっ、アメリー家流シューキューのユニフォームじゃねーか。お前こそプ
ロテクター着けなくって良いのかぁ?怪我しても知らねーぞ」
そう、”アメリー家流シューキュー”とはカードバトルではないのです。
せせこましいルールが嫌いなアメリー家の人達が編み出した、ごっつい男同
士がぶつかり合うワイルドなスポーツです。如何に此処がアメリー家の敷地
だとは言え、あまりと言えばあまりな展開にカンコ君は抗議も忘れ呆然とし
ていると、「試合開始」のコールが掛かりました。「ちょっと待つニダ!
話が違うニダ!」デッキを片手に狼狽するカンコ君。そんな事は一切お構い
なく突進するアメリー君。ああいいイィごおぉォォォ 次第に小さくなる悲
鳴を残してカンコ君は競技場の外へ消えていきました。「試合終了。勝者、
アメリー君」観客のエールに笑顔で応えるアメリー君でした。

第2試合 ベトナちゃん対チューゴ君
 種目:サバイバルゲーム 場所:屋外アスレチック
 試合開始のコールは掛かって居るのにチューゴ君は動こうとしません。実
はチューゴ家精鋭ジンミン団のメンバーを潜伏させてあるのです。当然反則
ですが、そんな些末な事を気にする様な彼では無いのです。「お前達、任せ
たアルよ」無線機で指示すると、後は優雅に点心ランチを広げます。遠くで
散発的な銃撃音が聞こえます。どううやら数の不利を悟ったベトナちゃんが
撤退を始めたようです。満足気なチューゴ君です。そこへ突然、無線機が不
愉快な雑音を吐き出し始めました。「何事アル?」問いかけに暫く経って返
事がありました。「敵からの最後の抵抗を排除しましたアル」「うむ、大儀
であったアル。すぐに敵の旗を奪取にいくアル」チューゴ君はベトナ陣営本
拠地へ向かいました。
 本拠地にはベトナ陣営の旗だけが立っていました。出迎えの無い事に不満
を覚えながらも、旗へ近づくチューゴ君。突然、両足首にワイヤーが巻き付
き、そのまま上へはじき飛ばされました。気が付くと木から逆さ吊りにされ
ているチューゴ君。地表にはジンミン団のメンバーが青あざだらけで縛り上
げられているのが見えました。「罠だったアルか!」驚愕するチューゴ君。
「試合終了、勝者ベトナちゃん」夕日が眩しいチューゴ君でした。
46青風: ◆BlueWmNwYU :05/01/31 13:36:30 ID:F1pffEG+
準決勝A ベトナちゃん対アメリー君
 種目:近接戦闘(サバゲー用武器使用) 場所:密林
 ずぱぱぱぱぱ 自動小銃の発射音が響きます。呼吸の荒いアメリー君。
「ふぁっきゆー」と翻訳し辛い言葉で何者かを罵っています。「試合開始」
のコールと共に飛び込んだ競技会場ですが、既にベトナちゃんは罠を仕掛け
終えて居るようです。「俺だって昔の俺じゃないんだ」ベトナ家で敗北した
苦い記憶を振り払うと、赤外線センサーを頼りに暗視装置を装着して密林の
奥へと進んで行きました。ごそ 音に反応し振り向くアメリー君。一瞬の閃
光。暗視装置で増幅された光が目を焼きます。思わず自動小銃を乱射するア
メリー君。「やったか?」着弾の手応えを感じ、痛む目を開きましたが見え
たのは只の枯れ木でした。「何処だ、ベトナは?」その瞬間、ぱぱぱぱぱ
と、足下に着弾。恐慌に駆られ走り出すアメリー君です。 はぁはぁはぁ
下草に足を取られながら走るとつま先に何か引っかけました。糸の弾ける音
がして足下の地面が吹き飛びます。「悪魔め、あの悪魔め!」完全に追いつ
められた彼は思わず目の洞穴に逃げ込みました。

 あれからどれだけ経ったのでしょう。少し落ち着いて見ると何だか此処に
飛び込んだ事自体罠の様な気がしてきました。「此処を出なくては」動きだ
した矢先です。がしゃん いきなり鉄格子落ちてきました。アメリー君は完
全に閉じこめられていました。「試合終了、勝者ベトナちゃん」
おほほほほほほ ベトナちゃんの笑い声が密林に木霊していました。

 「強いねぇベトナちゃん」驚嘆するニホンちゃんです。
「そうだねぇ。明日はB組の準々決勝と準決勝?」とタイワンちゃんです。
「それに決勝戦と3位決定戦だよう」「て、事はもしかして・・・」
「アメリー君、明日も頑張ってね!」「ファイトォ」「あれ、様子変?」
2人の言葉も耳に入らないアメリー君です。
頑張れアメリー君、明日はきっと良い事が有るさ、多分ね・・・
47青風: ◆BlueWmNwYU :05/01/31 13:51:40 ID:F1pffEG+
解説とか後書きとか言訳
「ベトナちゃんにはきっと怖い別人格がある」
そう仰る方がいらっしゃった様なので、
ちょっと書いてみました。
(とは言っても、本人は声以外出てきませんが)

一応元ネタ
カンコ君対アメリー君戦ですが、
リアルユーロ地区ではリアルシューキューの事を
「フットボール」と呼びます。で、リアルアメリー家
でのアメリー家流フットボールと言えば「アメフト」
ですね。そう言う事です。

チューゴ君対ベトナちゃん
これは一応中越戦争が下敷です。
止せばいいのにチューゴ君達はアメリー君すら
撃退したベトナちゃんに「懲罰戦争」なんか仕掛け
家のの敷地内奥まで誘い込まれて
ぼこぼこにされてたたき出されますたそうです。

アメリー君対ベトナちゃん
言わずと知れたベトナム戦争です。
リアルベトナ家の人に言わせると密林の中の
アメリー家の人々は「のろまな象」の様だった
そうです。

ああ、人に読んで貰う文章って結構大変。
皆様の真摯なる批評、叱咤激励、毀誉褒貶
その他諸々をお待ち致しております。
48青風: ◆BlueWmNwYU :05/01/31 14:04:37 ID:F1pffEG+
>>46
訂正
チェックした積りだったんですけどねぇ・・

×められた彼は思わず目の洞穴に逃げ込みました。
○められた彼は思わず目の前の洞穴に逃げ込みました。


49マンセー名無しさん:05/01/31 19:13:01 ID:Xn5KCEoe
SSうpしてるお前等に一言。



(・∀・)イイ!!
50yabui:05/01/31 20:13:06 ID:T2FXwszr
 地球町食堂街1
 
 地球町駅前通の一角には食堂街があっていろいろな食べ物屋さんが
軒を連ねています。その中の一等地には三星堂という大きな食堂がありますが、
この店はカンコ家直営の大阪道頓堀の食い倒れ人形も裸足で逃げ出すほどの
ネオンぴかぴか、原色総覧の派手な外装です。
 「らっしゃい、らっしゃい!うちのラム(ram)チョップは絶品ニダよ!!益醤ラーメンも
おいしいニダ!!恵鯛の刺身は世界一ニダ!!!」
 と、なぜかはっぴ姿のカンコ君が必死の呼び込みをしています。お客さんも値段が
安いのでかなりあるようですが、なぜか出てくるお客さんは今一の顔の人が多いようです。
 その隣には派手ではないのですが、なぜか落ち着きと威厳のある食堂が10軒以上
連なっています。観音堂、松下軒、三日史屋、日田珍堂・・・どれもディスプレーには
特徴がありお客さんも一軒あたりは三星堂に勝るとも劣らないくらいです。
51マンセー名無しさん:05/01/31 20:30:58 ID:T2FXwszr
 地球町食堂街2

 その中の東通園という店の店先には、是もなぜかニホンちゃんが着物姿でお客さんを
送迎しています・・・おいおい小学生にそんなことさせるなよ・・・・・都合によりケンチャナヨ。
 「あーぁ!やんなっちゃう!お店の人の実家が津波で壊れたのでお休みするからって
何で私がこんなことを・・・・・haぁ。
 つい目の先のテラテラと赤く脂ぎった顔を見せながら接客しているカンコ君を横目で
見ながら小学生らしくない溜息をつくニホンちゃんでした。
 「第一、何で三省堂なんかがあの一番良いところにあるんだろう?あそこは昔はニッテイ
おじいちゃんの土地だったってみんな言っているけれど・・・カンコ君の家って昔はチョー
貧乏だったって言うのに・・・・・」(小学生は深く考えてはいけませんw
 
52マンセー名無しさん:05/01/31 20:46:37 ID:fMjrKR4u
学園物語★KOVA17歳6〜幻のサヨク
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/kova/1104841019/

学園物語★KOVA まとめサイト
http://www.geocities.jp/gakuen_kova17/

ゴーマニズム板で発見した。
「ネタ」の対象がここと正反対くらい違うけど、けっこう面白い。
ちなみに主人公の「木場ヒロシ」は「ニホンちゃん」が好みのタイプらしい。
53マンセー名無しさん:05/01/31 21:02:40 ID:T2FXwszr
 地球町食堂街3
 「あー、食った食った、うまかったなぁ!を!お嬢ちゃん、美味しかったよ、また来る
からよろしくな!!」
 「耶麻岡さん、だめでしょ!こんな小学生の子に絡んじゃぁ。お嬢さん、本当に日の本
料理会グループのお店は美味しいのがそろっているわね、この味は三星堂では出せないわ!!」
 「おい、なにしてるんだ、帰るぞぉ、久利田君。馬鹿野郎ーーー貝原白頭山!」
 先ほどの憂鬱を3倍速で消して思わず「ありがとうございました、又のご利用を御願いします。」と
DNAに組み込まれたかのように、さわやかな応対をするニホンちゃんでした。
 「私って、なんかよくわかんなーーーーーい、是にて閉店!!!」と着物の裾を翻してお店の
中にそそくさと駆け込むのでした。
 
54マンセー名無しさん:05/01/31 21:26:35 ID:cA9/3Ylz
>>50-51,53
何を何にかけてるかよくわからない・・・解説キボン
55マンセー名無しさん:05/01/31 21:33:00 ID:T2FXwszr
 地球町食堂街4
 
 「おい、ニホン。お前昨日駅前でバイトをしていただろう、白状汁ニダ!」
 「あーぁ、してたわよ。それがどうしたって言うのよ!なんか文句でもあるって
のかよぉー!おんどれもおんなじ事かましてたってちくって欲しいんかい!」
 あれぇ!ニホンちゃん、今日はなぜかカンコ君の挑発に負けていません、
どうしたんでしょう??? それでは今朝の日の本家での再現フィルム・・・どうぞ。
 
 「うーーーぅ、頭が痛いよぅ!・・・・・・」と起きがけから死んでいるニホンちゃん。
 「さくら、大丈夫?昨日の夜に帰ってきたとたんにバタンキュー(死語)だったから
心配してたのよ!」と優しい顔で応対するお母さん(名前しらねぇやw)、でもその
表情にはやつれた表情が濃厚に残っています。
 「さくら、ごめんね!うちの日の本料理会は世界に冠たる料理界の帝王、日の本の
技術はせかーーーーーーーーーーーーーい一なんだけれど・・・苦労をかけて
ご免なさいね。」オモニ?の顔はなぜかターミネーターか夜叉の能面の様。
((陰の声:日の本家の人っていつもは優しいんですけれどなぜか訳わかめの時に
メークアップして変身するのでついていけません、匿名希望)
 
56マンセー名無しさん:05/01/31 21:37:08 ID:T2FXwszr
>>54
 酔っぱらって書いているのでご免なさい。
 ラムチョップ=パソコンなどのRAM
 益醤ラーメン=LCD
 恵鯛=携帯電話
 東通園=東京通信・・・=現在のソニン

 消えた方がよろしかろうか・・・おいしんぼねたとか味っこねたとか
いれるのはおじさんか・・・・・・・
57マンセー名無しさん:05/01/31 21:40:45 ID:8MVNO1UP
しらふで出直されるがよか。
58マンセー名無しさん:05/01/31 21:45:59 ID:cA9/3Ylz
解説読んだらわかりますた。深い!
でも後半かなりベロンベロンですねw

ウリウリ詐欺も面白かったです。がんがって下さい!





しらふで(笑)
59マンセー名無しさん:05/01/31 21:59:40 ID:IQZVSWdT
>>56
失礼ですが、直打ちで書き込まれて居られるのでは?
事前にメモ帳などに書いて保存してから、投稿されたほうがいいですよ。
それと、mail欄にsageと入れて頂けると有り難いです。
60マンセー名無しさん:05/01/31 22:08:04 ID:T2FXwszr
>>59
 皆様申し訳ありません、仕事後にササを食べながらのカキコ、平にご容赦。
 sageで逝きます・・・三省堂→三星堂(寒寸)、観音堂=きやのn、貝原白頭山=金原
白頭山(原作にもキムさんは悪役で出ていたニダ)
 もう寝ます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
61マンセー名無しさん:05/01/31 22:15:03 ID:Max4+u+b
ベトナちゃん愛読の書!
「人民の戦争・人民の軍隊-ベトナム人民軍の戦略・戦術(ボー・グェン・ザップ著)」
62マンセー名無しさん:05/01/31 22:41:53 ID:T2FXwszr
>>61
 ベトナちゃんの過去
  ベトナちゃんは現在地球町では余り目立たない存在です、中肉中背でアオザイが生える
普通の女の子です・・・しかしその過去には恐ろしい過去が隠されていたのでありました。
 ベトナちゃんは昔フランソワちゃんのおじいさんとも喧嘩をするし、アメリー君のお父さんとも
タイマンをして勝ち、ついには昔の旦那様であったチュウゴ君のお父さんのマオさんとも喧嘩を
して引き分けたという、エーリアンのリプリー2とも陰で囁かれる誰もちょっかいを出されない女の子
なのです。
 而してその実体は・・・アメリー君との喧嘩では裏でチュウゴ家が応援していてくれて、アメリー家
は家族争議の真っ最中と言うことでやっと勝ったというのは本人が一番自覚していることでした。
 そのベトナちゃんの苦手というか好きなのが日の本家。第2次町内喧嘩のときにニッテイさんが
ベトナ家の居候のフランソワ父ちゃんにカチコミをいれてきたのを隣で憧れてみていたのは・・・秘密。
 アメリーのパシリでベトナちゃんをいじめていたカンコを見るとベトナちゃんはつい懐に収めている暗器に
手を触れながら微笑む普通?のちょっと屈折した女の子でした・・・意味不明。
           暗器:隠し武器
63黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/01 00:17:15 ID:iHfcyyCi
>>60yabuiさん、メーカー名でわかった人なら素直に楽しめたと思いますよ。相手が三星だしw
頑張れ日之本家!
64シュタイナー:05/02/01 01:12:23 ID:ffQ7+rxR
「カニバリズム」

 犬の散歩。
 地球町の家々は、たいてい番犬とか猟犬を飼っています。

・日ノ本家の場合
「いくよ!」
 ニホンちゃんはそう言って、家を飛び出しました。日ノ本家の番犬、イーグル
とエフツーの散歩に出かけます。時間は町内の平均ほど。番犬にとっては丁
度いいくらいです。でも元気一杯の二匹は、本当のところもっと連れて行って
欲しいなと思っていたのですが、二匹とも心優しいので吼えたりはしません。そ
れに、あんまり散歩に行くと喉が渇いてしまうのです。
「家には犬用の水筒が無いから……」
 ニホンちゃんはそう言います。犬用の水筒があれば、イーグルとエフツーの
散歩時間を伸ばすことが出来るのです。
 今まで日本ちゃんは、カンコ君やチューゴ君が文句を言ってくるので犬用
の水筒を持っていなかったのです。
「でも、やっぱり買うことにしたんだ」
 そうです。ニホンちゃんは遂に犬用の水筒を買う決意をしました。
 イーグルとエフツーが喜べばいいですね。
65シュタイナー:05/02/01 01:13:21 ID:ffQ7+rxR
・アメリー家の場合
「いくぜ!」
 アメリー君はそう言って、家を飛び出します。犬の散歩です。手に持った
リードの先には、イーグル、ファルコン、ホーネットがいました。
 アメリー君の散歩時間は町内一です。おかげで彼の飼い犬たちは元気一
杯、これでいつ狩りに行くことになっても大丈夫だと、アメリー君は言います。
もっとも彼が狩るのは、他人の犬なのですが……。
「いや、こいつら猟犬だし。それが必要な時もあるし……」
 そうなのです。イーグル種は、日ノ本家では番犬として使っていますが、本
来は猟犬なのです。まぁアメリー君にとっては、たいした違いは無いのですが。
 それにアメリー君には、せっかく苦労して作ったラプターが余り増やすなと
釘を刺されたり、ジェーエスエフの交配が上手く行かなかったりと、苦労の種
が絶えないのです。
 アメリー君はそれを忘れようとするかのように、我武者羅に散歩をします。

・カンコ君の場合
「言ってくるニダ」
 カンコ君はそう言って、家を飛び出します。もちろん犬の散歩です。カンコ
君が飼っているのは、どちらもアメリー君からもらったファルコンとタイガーで
す。
「ニダ!? イーグルもあるニダ!」
 ええ、そうです。予定はしていますね、予定は。
 カンコ君は普通に犬の散歩をします。別においしそうな眼で見るとか、鉄
の箱にぎゅうぎゅうに詰め込んだりとか、そういうことはしません。
「いくらウリでも番犬や猟犬にそんなことはしないニダ!」
 なるほど、カンコ君にも常識はあるようです。ちゃんと水もあげていますし、
餌も欠かしません。もちろん、手入れも。うん、意外ですね。
 カンコ君、釈然としない様子で散歩をします。
66シュタイナー:05/02/01 01:14:06 ID:ffQ7+rxR
・チューゴ君の場合
「言ってくるアルよ」
 チューゴくんはそう言って家を飛び出しました。散歩です、はい。チューゴ
君は結構な時間散歩します。ニホンちゃんより長い時間ですから、犬もさぞ
喜んでいるでしょう。
 おや? チューゴ君一匹しか犬を連れていませんね。
「う、家には全部の犬をいっぺんに散歩する余裕なんて無いアルよ」
 そう言ってチューゴ君は、フランカーの散歩を続けます。
 チューゴ君、フィッシュベットやファーマーが悲しそうな顔をしていますよ。

・キッチョム君の場合
 ………。
 おや? キッチョム君、家から出てきませんねぇ。
「う、煩いニダ!」
 キッチョム君は叫ぶように言うと、犬をちょっとだけ外に連れ出し、すぐに
家に帰ってしまいました。もしかして散歩のつもりでしょうか? 犬が余りにも
かわいそうです。自分の引き篭もりに犬も巻き込んではいけませんね。
 いえ、彼の場合は犬を食べてしまわないだけまし……って、キッチョム君。
犬たちが共食いしてますけど……。
「ああ、何してるニダ! やめるニダ!」
 キッチョム君、慌てて止めに入りますが、もちろん引き篭もりの彼がやせ細
っているとはいえ猟犬であるファーマーやフィッシュベットにかなうわけがあ
りません。
「あ……ああ……」
 キッチョム君、目の前の惨劇をただ見ていることだけしか出来ませんでし
た……。
67シュタイナー:05/02/01 01:15:19 ID:ffQ7+rxR
「……なぁラスカ、苦しいから手を離してくれ」
「だってだって、怖かったんだもん」
 三年地球組みの教室で、生徒たちはビデオを見ていました。“犬の散歩”
という教育番組だったのですが、一体何を教育したいのか全く理解できませ
ん。
 ビデオを見せたのはハプスブルク先生。ですが、ちょっと選択を間違った
かなと思っています。最後の方のシーンが余りにショッキングで、泣き出す子
が大勢いました。ラスカちゃんなどが筆頭です。おかげで隣のウヨ君が困る
羽目になりましたが。
「やっぱり私、教師に向いてないのかなぁ……」
 ハプスブルク先生は目の前の惨劇を見て、ぼそりとそう言いました。完全に
脱力しています。というか、むしろ彼女の方が泣き出しそうです。
 しかしながらこんな教室の中にも、平気な顔をしている人もいました。いえ、
「やはり家ももっと散歩時間を長くして……うん、水筒の使い方はアメリー家か
ら教わってるから……ラスカ、それ以上いくとマジでヤバイから」
 とか呟いてるウヨ君だって、全然平気な顔をしているわけではありません。も
っとも、平気で無い理由は別にあるかもしれませんが。
 平気な顔をしている子は、教室の隅にいました。本来ならアラブ組にいるべ
きペルシャちゃんでした。
「共食い、ね」
 ペルシャちゃんは自分の家の、昔アメリー家から買ったトムキャットを思い出
しながら呟きました。
68シュタイナー:05/02/01 01:21:13 ID:ffQ7+rxR

元ネタ……というかまぁそういうのは、
見て判ると思いますが各国空軍の状況です。
散歩時間->年平均飛行時間 水、餌、手入れ->燃料、整備
一応解説しますと、

・日本
 今度空中給油機を導入するというのでそれを。

・アメリカ
 F-22Aラプターの調達数減少、JSFの遅延を。エリザベスちゃんを出せばよかったかな?

・韓国
 F-15Kイーグルを導入するそうですね。でも、資金的に不味いとか……。

・中国
 Su-27飛行隊の飛行時間だけ長くて、他のはおざなりだそうです。

・北朝鮮
 燃料も無く、整備も行き届きません。共食い整備が始まっています。

おまけ
・イラン
 帝政時代に購入したF-14は共食い整備でやばい状態だそうです。
69シュタイナー:05/02/01 01:25:06 ID:ffQ7+rxR
>>68

言葉足らずでしたので解説。

・共食い整備とは・
 予備部品が欠乏した空軍で、時代に関係なく起こる一種の現象。
 状態の良い機体を必要最低限選び出し、それ以外の機体は予
備部品として使用してしまう整備方法。
 言うまでも無く、練度が良く士気が高く、補給が充分な部隊では
発生しないことです。故に、これが起こる=その国がヤバイです。
70マンセー名無しさん:05/02/01 01:29:39 ID:C+MySOkY
自衛隊はもうファントム使ってないんですか?
子供の頃ファントム無頼っていう漫画が好きで
よく読んでました。
すれ違いの質問ですみません。
71青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/01 01:49:43 ID:M0IJb9ze
>>60
1行辺り30文字×30行で
1レス目一杯位に成ります。

是を目安に事前にメモ帳に書いて読み直すだけで
随分と読みやすくなると思います。

此方には最近投稿始めたばかりの自分が言う
のもなんですが、互いに精進しませふ。
72 :05/02/01 02:28:53 ID:6jOR/6bz
ニホン「はい、カンコ君これあげる。」
カンコ「ん?これはなにニカ?」
ニホン「これはねえ、ウチでやる万博祭りのフリーチケットよ、これもってると
  自由にウチの庭や会場に出入りできるの。」
カンコ「・・・・?倭ザルの祭りには興味は無いニダが、過去の謝罪の一つとして貰ってやるニダ」
ニホン「どうしてそんな言い方になるのよ、可愛くないわねえ。でもお顔が幸せ回路全開よ?これ他にタイワンちゃんにしか出してないの。」
カンコ「ホルホルホルホル。ウリもニホンがウリナラにきたら、兄として最大待遇をしてやるニダ。」
ニホン「最大待遇?」
カンコ「まじゅ、空港で盛大に日の丸焼きのセレモニスミダ、ちゅぎにホテルで夜通し
    泣き女と銅鑼と太鼓で一晩中謝罪と反省コールの連呼ニダ。、翌日は抗日記念館めぐりと
    元慰安婦にも直接謝罪させてあげるニダヨ!」
ニホン「頭いたい・・・遠慮しとくわ。」
カンコ「なじぇニカ?遠慮はいらないニダ?夜はキムチ、コチュジャン尽くしの豪華ディナーを用意するし
    元慰安婦はババアではなく、戦後生まれの若いのを用意するハムニダ。」    

いつもと変わらない、カンコ君とニホンちゃんの会話です。
そこへチュウゴ君が割り込んできました。
チュウゴ「アイヤー、タイワンやカンコにフリーチケット配って朕にはないのは何故アルカ?」
ニホン「あなたが家にくると、いつもものが無くなったり壊れててたりすんのよ。」
チュウゴ「言いがかりアル!捏造アル!わがチンミン(人民)は許さないアルヨ。」
ニホン「ご免いいすぎたわね。あら?ないわ。 フリーチケットが一枚足りない。」
チュウゴ「これアルカ? さっき上着のポケットから抜いておいたアルヨ。何枚か偽造したから
     返すアル」。 
73 :05/02/01 02:34:56 ID:6jOR/6bz
はい愛知万博期間でビザ免除ネタです。
74マンセー名無しさん:05/02/01 02:41:06 ID:C2uBi1A7
>>4
おやおやまあまあ・・・
逆転!極東裁判「一作目」について話すんならこっちだろ?
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/asia/1105608910/ 逆転!極東裁判FLASH制作スレ7

こっちのスレにゃあ何か見られたくない物でもあるのかい?
75マンセー名無しさん:05/02/01 02:41:14 ID:BbbMp7OC
>>70
F-4はまだ現役です。
http://www.jda.go.jp/jasdf/refs/shiryo_02.htm

詳しいことは軍板の質問スレあたりでどうぞ。
76yabui:05/02/01 05:03:54 ID:+AiBcHNu
 地球町食堂街5

 ニホンちゃんのびっくりした顔にはっとなって、いつもの優しい
顔に戻るおかあさん。安心して最近悩んでいたことを質問するニホンちゃん、
 「ねぇ、お母さん。この前カンコ君が自慢していっていたんだけれど、もう
日の本料理会は終わりニダ、これからは金原味将軍グループの時代ニダって。
 本当なの?利益がお前の所に10倍ニダ、ホルホルホルっていうから私、
悲しく成っちゃった(だって女の子だもん!)」
 聞き終わるとにっこりと破願するおかあさん、
 「なんだそんなことを心配していたの、大丈夫よ。飲食業界は不況だって
言われているけれど、うちは味の大本の尻昆布の生産加工のほとんどを
になっているから。
 それに味将軍グループは偉そうに言っても三星堂と金星堂しかないような
物だし、それに売り上げはうちが10倍以上だし、それにあっちの利益はほとんど
が大量生産の安物ラムチョップによる物だし、それに引き替えうちはCC丼や
C-mosバーガーなんかの利益が多いのもいっぱいあるし、それにそれに・・・・
ハアハア」 何かうっぷんを吐き出すかの様にしゃべり続けるお母さん、本当は
ちょっと最近の料理人の引き抜き事件で疲れているのかも・・・
 
77yabui:05/02/01 05:36:58 ID:+AiBcHNu
 地球町食堂街6

 「結局味将軍グループは日の本料理会をパクって成長したのよ、
独自の技とかがないから大丈夫のココロ。言っちゃあなんだけれど
あの人は小さい頃からいい加減で、意味のないプライドが異常に高いわりに
料理の訓練もまじめにやらないで昔から周りに迷惑ばかりかけていたわ。」
 何となく納得してうなづくニホンちゃん。
 「あとね、カンコ家は東通園を目の敵にして居るのだけれど、その割に
ロイヤリティ契約を結んだからって喜んでいるらしいの。あれはさすがの
お母さんにも訳わかめだわ・」
 ピピッと体温計が成ったので取り出して見るニホンちゃん。
 「熱は36.2度、大丈夫みたいだから学校にいきまーす。」
 「うむ、日々是精進するのじゃぞ、さくら!」と芝居がかって言うお母さん。
 「ははぁ、味王母さまの身にしみるお言葉、胸に刻んでおきまする・・・」
 はぁ、なんとも乗りのいい親子だこと。

 ここでよい子の皆さんは味王母こと日の本お母さんと金原味将軍とが、
実は義理の姉弟であるという裏設定を当然察知しているはず・・・だよなw!
78yabui:05/02/01 06:34:29 ID:+AiBcHNu
 地球町食堂街7
 
 「はい、そうですか。PSpea(豆)に不都合が・・・やはり東通園の新しい
料理長は腕もセンスも今一だから辞めてもらうしかありませんね。
 新しい料理長はB級食倶楽部か北斗新軒から選ぶと言うことで、
候補者をリストアップしておいて下さい・・・・・」
 お母さんが電話で仕事の話をしている横を、トーストを口に加えて
「うぃってkうぃまーぁすぅ!」と学校に行く日本ちゃん。
 「・・・大人って大変だなぁ!」
 地球町の人たち、特にアメリー君やタイワンちゃんが大好きな東通園が
何かトラブっていいる様なのを知って憂鬱な気分で登校するニホンちゃん。
 そこに当然のように追い打ちをかけて気分を滅入らせる声が後ろから・・・
 「おいニホン、待つニダ!良いことを教えてやるニダ!!これを見るニダ!」
 見てはいけない物を見るかのように、顔をこわばらせながらゆっくり振り向く
ニホンちゃんの目の前に差し出された派手な色遣いのチラシ。

 本日より弁津恵鯛祭り・・・あの高級魚で知られる弁津産の恵鯛刺身格安価格
 さらに益醤ラーメン32インチ?増量サービス、ラムチョップ食べ放題・・・

 なぜかデジャブを感じ(昨日の今日だから当然w)、引きつった笑みを浮かべて
「これがどうしたの?私急いでいるの・・・」というニホンちゃん。
 「すごいだろうニダ!新しい料理人が入ったから大売り出し?するニダヨ!
うらやましいニカ?ニホンにはこんなすごい料理はできないはずニダヨ!
 早く優秀な味将軍グループに入るようにオモニに言うニダ!ホルホルホル!」


 
 
79マンセー名無しさん:05/02/01 12:56:49 ID:ncDg/pCf
>>76-78
物凄い長編になりそうですね。
こんな場合は、一回分毎に解説を入れて〆てくれないと、
感想が付けられないんですが・・・
80季刊感想屋:05/02/01 19:18:44 ID:dJZJmpb1
間に何か入れられないためにも、1/7 2/7・・・・・6/7 7/7と頭に付けておくと良いかと。

81yabui:05/02/01 19:37:23 ID:+AiBcHNu
>>79
 仕事が暇だったので解説もせずに書き散らして申し訳ないです。
 食堂街=世界の電気機器メーカー
 味将軍グループ(金原白頭山主宰)=韓国側:三星堂=サムスン、金星堂=LG
 日の本料理会(ニホンママが味王母として主宰)=日本側:観音堂=きやのん、その他
     漫画のミスター味っこ+美味しんぼのパロディー
 ラムチョップ=D-RAM、益醤ラーメン=LCD、恵鯛=携帯電話、PSPea=PS豆=ゲーム機
のPSP、CC丼=CCD、C-mosバーガー=CMOS半導体、その他食べ物は電気
製品のたとえです。
 今韓国のサムスンは日本の電気機器メーカーが束になってもかなわない”超優秀な”
企業だとホルホルしていますが、それを皮肉って書いた物です。
 ニホンはさんざんに言われているソニー(かっての東京通信工業=東通園)ですが、
なぜか韓国ではサムスンとソニーを比較しておとしめたいみたいです。しかしPSPの
液晶画面が使われたとかという噂でもホルホルするよくわからないストーカー状態w。
 時をかける少女、北斗の拳などもパロるのでわかる人にはわかるけれど、という
話になるかもしれません。  あーぁ、仕事が暇・・・
82季刊感想屋:05/02/01 20:17:53 ID:dJZJmpb1
>>38-42 「傷だらけの少女」

シェロさん 乙。

完結を期待して待ってます。

>>43 ”ウリウリ詐欺”

yabuiさん 乙。
ネタの作り方がとても良く面白く出来ています。
しかし、それだけに話の膨らませ方が足りないのがもったいない。
電話でニホンちゃんとカンコ君に会話させる、もしくは自分で指摘しているように
アサヒちゃんのチャチャ入れをする など、もう一つあると良かったかと思われます。
83yabui:05/02/01 20:25:11 ID:+AiBcHNu
 地球町食堂街8/x

 あれ?再現フィルムのはずなのに微妙に話がが合いません・・・そうなのです、
実は先日来東通園関係者には、誰もいないはずの調理場で使われるはずのない
カプサイシン+アリシンの混じったの頭を殴られるようなにおいが立ちこめた
事件が起こってから、微妙に異常な事態が進行していたのです。
 東通タイマーと呼ばれるほど、徹底した品質管理をして評判?だった食材が
保証期限内に腐ったり、調理人がどうにも訳のわからない創作料理を作って
料理評論家のヒキコ・森さんに酷評されたりとさんざんです。
 (ヒキコ・森曰く”あの法則”が発動したとのこと)

 強引な設定変更をしてさらに話は続く・・・・・
 
 メニュー自体は同じ、進歩の亡いやっちゃ・・・改めてそう思い、頭が痛くなった
ニホンちゃんの様子を察しようともせず、三星堂の調理場へ強制連行する我らが
アジア地区の喪主のカンコ君。
 「ホルホルホル、あれが新しい料理長の建史郎(ケン・シロウ)と恵鯛ニダ!」
 「え”!あの北斗新軒の花板のケンシロウおじさんがこんな所に!?」
 びっくりして声も出せず、目を凝らして指さされた料理人を見ると・・・・・
 「あれぇえ!!!ちょっと背格好は似ているけど顔も違うし、白衣は汚いし
トレードマークの胸の北斗七星もゆがんでシミが一個ついて八つに見えるw。」
 その料理人とはケンシロウおじさんとは同期の入社ながら、素行が悪く鮮魚部門の
アシスタントに甘んじていた邪疑さんでした。
 「そうか、お母さんが行っていた裏切り者はこの人か・・・確か懲罰呪文があったはず。」
 ニホンちゃんは気を取り直し邪疑さんの汚い白衣のシミを指さして囁いた・・・
 「汚いから服を”しn調せい!”新調せい!、死眺星!」
 ・・・fabyooonn、花瓶、火病、哀れ邪疑さんはひでnぶ(緋デンブ)となってしまいました。
 「赤くて美味しそうネ」・・・冷めた目で見つめるニホンちゃん。
 
84マンセー名無しさん:05/02/01 20:36:10 ID:CML0Bw2P
えーと、割り込みになっちゃうかな?

>>81
できればシリーズ化して、一回の投稿につき1話となるように
したほうがよろしいかと思います。
もしくは、あらかじめ長編となることを予告して、作品完結後
に目次に入れてもらうように依頼するとか。
85yabui:05/02/01 21:07:00 ID:+AiBcHNu
 カンコ家の故事成語1 李完容

 昔カンコ君お家が貧乏だった頃、某病院を退院したちょっと世界常識に
乏しい家長の通名:退院君が東アジア通りをめちゃくちゃにしてまいした。
 どうしようもなくなったのでカンコ家の番頭さんの李完用さんが、頑張って
どうにか反対する家の人を押さえてニッテイさんが面倒を見る事になりました。
 喜んだカンコ家の人々は皆、「マンセー!李完用!!」と叫んだのです。

・・・ところが月日が経ってニッテイさんが破産したとき彼らはなぜか叫んだ
のです・・・・・・・
 「マンセー、いかんよ!・・・・マンセーしたのはみんな李完用が悪いニダ!」
 哀れな李完用さんは偉人から売国奴に成ってしまいましたとさ。
           民明書房刊:人生(尽誠)いろいろ
 
86季刊感想屋:05/02/01 21:37:32 ID:dJZJmpb1
とりあえず、感想の続きを。

>>44-48 「悪魔と踊れ、永久(とこしえ)の闇を」

青風さん 乙。

最初の出だしのインパクトはありますが、次にベトナちゃんVSアメリー君を持ってこないと、
アメリー君のおかれている状況だという事が、読者に伝わりにくいと思います。
シンプルに、1試合だけを抜き出した方が良かったのでは?
あと、文章の段落をかえたほうが読みやすくなるのではないでしょうか、
少なくとも、会話文は抜き出した方が良いですよ。

A。B。「C。」D。E。 (アルファベットを短文とする)
A。B。
「C。」
D。E。 
という感じで。

今日はココまでということで。
以後、総督府の議論・補完スレでやったほうが良いですかね?
よもや作品に割り込みするとは、・・・
87季刊感想屋:05/02/01 21:40:04 ID:dJZJmpb1
>>86
「C。」は「C」の間違いです。
「C。D」ならともかく、「C。」なんて、やらかすとは。
88マンセー名無しさん:05/02/01 22:23:15 ID:dpqCsuwN
>>86
そんな事言わないで、ここでやって下さいよ。
89あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/01 22:29:52 ID:nyzUzNMD
あー、しつもん…
1スレの容量って何KBなんでしょうか?
90マンセー名無しさん:05/02/01 22:34:39 ID:VQrfoAzM
>>89
500KBだったと思います。
91マンセー名無しさん:05/02/01 22:38:55 ID:AoY1qk9p
>>89-89
正確には、512KB。
500KB超えると書き込みできなくなりまふ。
92あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/01 22:40:01 ID:nyzUzNMD
>>90
d

やべ、あと1kb…どないしょ…
93マンセー名無しさん:05/02/01 22:44:11 ID:VQrfoAzM
>>92
失礼ですが、何か有ったんですか?
94あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/01 22:50:06 ID:nyzUzNMD
>>93
いや、前スレで遊んでるんですが、残り容量あんまし考えてなかったもんで…
頑張ってまとめてきますだ。

(`・ω・´)シャキーン
95マンセー名無しさん:05/02/01 23:16:23 ID:VQrfoAzM
>>94
「隔離講座」ですね。こんな企画が有ったとは、知りませんでしたw
機会があれば、ぜひ続きをお願いします。
96青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/02 00:21:16 ID:40DvU+V9
>>86
有り難うございます。とても参考になります。
基本的に長い話を書くのが好きな者だから
妙に文章を詰め込む様に書いてました。
要するに貧乏性な訳です。
次も宜しくお願いします。

あと、他に論評を加えたい方が
いらっしゃったら是非ともお願いします。
少々の事でも泣きません故。
97青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/02 00:23:33 ID:40DvU+V9
>>96
そうそう、同じハナシの書き直しってアリでしょうか?
98マンセー名無しさん:05/02/02 00:34:36 ID:a7MQ3trH
>>97
読んでみたいです。お願いします。
99黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/02 03:19:43 ID:HRMVWHVg
 「めしあにっく その1」
「車で送ってもらって助かるわ、アメリー君」
「俺と紫苑の仲じゃないか。その代わり・・なんてね」
「何よw。ラスカちゃんもいるのに変なこと言っちゃダメよ」
(この二人ほんとに仲がいいなあ。特別って感じ)
「ニホンお姉ちゃん、もうすぐ紫苑お姉ちゃんのお家に着くよ」
「ラスカちゃん家の車に乗せてもらって早く着いたわ。ありがとう」
 ここはアメリー家の車の中。今日ニホンちゃんは紫苑ちゃんの家で
 お勉強することにしたのですが、
 アメリー君の家のお迎えの車に乗せてもらったのです。
 でもアメリー君は、お勉強に付き合う気はないようです。
「助かったわアメリー君。遊びすぎちゃダメよ」
「紫苑こそ次は俺に付き合えよ。じゃニホンちゃんも、またね」
「紫苑お姉ちゃん、これ☆」
 ラスカちゃんが満面の笑みで手紙を渡しました。
「ラスカ、紫苑お姉ちゃんのこと、ずっと待ってるから」
 車は走り去りました。紫苑ちゃんの家に入ると、
 何と、紫苑ちゃんはラスカちゃんの手紙を乱暴に投げ捨てました。
「だめだよ!大事にしてお返事書かなきゃ」
「返事なんか書かないわ、永遠に」
紫苑ちゃん、さっきとは別人のような冷たい目で言い放ちました。
「な、なんで?」あまりの豹変にニホンちゃんは付いていけません。
「中を見れば判るわよ」
 そう言うと、拾った手紙を乱暴に破り、ニホンちゃんに渡しました。
 それはクリスマスカードでした。
「あれ、まだ1年もあるのに・・・」
「ラスカちゃん言ってたでしょ、ずっと待ってるって。失礼しちゃうわよ」
「な、なに?何がそんなにいけないの?」
 ニホンちゃん話が全く見えません。
100黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/02 03:38:53 ID:HRMVWHVg
 「めしあにっく その2 」
「クリスマスって何の日か知ってるわよね」
 紫苑ちゃん冷め切った口調で言いました。
「私ったらバイブルクラス行ってないのにクリスマスはするのよね〜。
 でも紫苑ちゃんに何の・・・あっ」
「わかったようね。私にバイブル本家を捨てろって言ってるのよ。
 ありがたい宣教のつもりらしいわ。あんな小さい子まで私をそういう目で見てるなんて」
「知らなかった・・・こんなことしてたんだ」
「アメリーも言ってたでしょ、その代わりって。昔なら本当に本家を棄てろっていわれたんだから」
「うそ!?」
「知らなかったの?ママはロシアノ家から逃げてくる時、助けてもらったら言われたそうよ。
 ご飯も食べさせてやるからその代わりって。もちろん本家の名誉を棄てたりしなかったけどね。
 あなたも気をつけたほうがいいわ」
「え!?」
「アメリー家の人間がなんて言ってるか、聞かせてあげるわよ」
 そう言うと紫苑ちゃんはオーディオセットに向かいました。
 でも小学生にしては豪華なセットです。
(聞いたことないメーカーの製品だなー。MOSSAD?)
 でも聞こえてきたのは音楽ではありませんでした。
《ガガッザザザ―・・・『紫苑お姉ちゃん・・ザザ・・来てくれるかなー』・・・》
「な、何これ!し、紫苑ちゃん、と、盗聴?だめよ!そんなことしちゃ!」
「人を疑わなかったらどうなるか、私が一番良く知っているわ!あなたこそ無防備すぎるのよ」
 冷静に言い返す紫苑ちゃん。
「さ、さっきはあんなに仲良くしていたじゃない・・・」
101黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/02 03:48:49 ID:HRMVWHVg
 「メシアニック その3」
 すると紫苑ちゃんは口元に薄笑いを浮かべました。
「相手は最強の家なのよ。いつか落ちると思わせておいた方が得じゃない」
 バサバサッ・・・ニホンちゃんが手にしていた教科書やノートが床に落ちました。
 そこへアメリー君の声が響きました。
《そう簡単じゃないさ。でもあんまり応じないなら、今度あいつの家に行った時、
 ここの一家は天国に行けないぞーって言ってやろうかなーハハハ》
「ア、アメリー君!」ニホンちゃん、思わぬ言葉に驚きました。
「わかった?連中の異教徒を見る目はこういうものなのよ。・・・ニホンちゃん?」
 ニホンちゃんは紫苑ちゃんに抱きつきました。
「あ、あたし、こわいよー!」
「こんな私のことは怖くないの?」
 逆に戸惑う紫苑ちゃん。
「紫苑ちゃん優しいお友達だもん。そうだよねっ」
(な、何よニホンちゃん、・・・
 ・・・でもこんな子の家族だから、昔うちの人を助けてくれたのかも・・・)
 紫苑ちゃんは後ろ手にスイッチを切り換え、メンデルスゾーンのCDをかけると、
 優しくニホンちゃんの髪を撫でるのでした。
   おしまい
102黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/02 12:59:24 ID:HRMVWHVg
解説です。
メシアニックとはキリスト教とになったユダヤ人のことで、
メシアニック運動とはユダヤ人に対する布教活動です。
以前も書きましたが、イスラエルは国内での布教を禁止していますが、
キリスト教側はあきらめていないと言う状態です。

イスラエルの事情
http://www.amfi.org/heartbeat/ihbj98-5.htm
アジアメシアニックセンター
http://asiamessia.ld.infoseek.co.jp/shushi.htm
その他、メシアニック、反宣教、ライスクリスチャン(ご飯を食べさせてやるから…のソース)
で検索してください。
尚、アメリー君の最後の台詞は現ブッシュ大統領がテキサス州知事だった時のものです。
「幸運なる二世 ジョージ・ブッシュの真実」J・H・ハットフィールド著 青山出版社
103季刊感想屋:05/02/02 13:23:54 ID:KFQ9hrWC
 ある程度、作品が増えたら、感想は(特に読むのに邪魔な長文は)別でやったほうが、読者の妨げにならずに良いかな?
と、思ったんですが、・・・

 とりあえず、このコテのときは感想しか書かないようにするので、邪魔な人はNGワードに入れてください。
あと、感想に一言いいたいとか、感想についてのレスはなるべく総督府の補完・議論スレでお願いします。
(勝手な提案なので、ここに書くか、議論・補完スレに書くかは、個人で判断して下さい。
ただ私が返事を返す場合は、補完・議論スレになるのでお願いします)

 では、感想の続きを

>>64-69 「カニバリズム」
シュタイナーさん 乙。

作品の主題を読んで思ったのは、内容は共食いであって人食い(カニバリズム)じゃないじゃん、・・・細かい?
水筒で、まず空母を想像してしまったのはウリがお馬鹿さんだからですね、・・・

それはともかく、こうした三段落ち形式のものは、比較対象が多いと主題がボケるので、
この場合ニホンちゃん、アメリー君、キッチョム君の3人に絞った方が良かったように思えます。
104季刊感想屋:05/02/02 13:56:44 ID:KFQ9hrWC
>>72-73 「?」
 ?さん 乙。

4行目 「(省略)出入りできるの。」のような場合、「出入りできるの」でよろしいかと。
あと細かいところで、さまざまなミスっぽいものが目立ちます。
10行目の 。、とか、下から5行目の壊れててたりとか、最後の 返すアル」。とか

最後の4行の終わり方は面白いとおもいました。

以上、本日の感想でした。

サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ
105yabui:05/02/02 15:53:32 ID:RKW1enbI
 解説です。
 東通タイマーとは言わずとしれたs○nyタイマーのことです、綿密な
設計で保証期間直後に壊れるはずなのが、最近ではいつ壊れるか
わからなくなっているそうです。(うちのバイオはタイマーの付け忘れ
みたいでまだ故障していない不良品ですw)
 訳のわからない創作料理とは、独自の規格の事でスタンダードに
採用されなかった物のことです。いくつもあるそうです。
 ヒキコ・森・・・ひきこもりw
 ケンシロウのことはサムスンなどが、日本企業の技術者を高給で
引き抜いていることのたとえです。これからは産業スパイ防止法で
この話のようにひでぶに成ると良いですが・・・おまえはすでに死んでいる!
 弁津産恵鯛・・・OTLなことに某国では高給携帯電話の事をベンツホン
と言っています。五〇〇万画素のカメラ付きなどがありすごいと言えば
すごいのですが・・・

 10まで続ける予定で居ますが、うざいという方が見えれば辞めます。
106マンセー名無しさん:05/02/02 21:13:20 ID:CpAD1spz
言いにくいけど・・・比喩というより、暗号です。
北斗の拳でヘッドハントを喩えられても・・・
107シェロ:05/02/02 21:27:00 ID:01gOlsyM
>>99-101
おもしろかった!勉強になるニダ。
108yabui:05/02/02 21:52:29 ID:RKW1enbI
>>106
 ・・・逝ってきます。
 ちょっとディープすぎましたか・・・・・ラミパスラミパスルルルルル。
 普通の自営業のおっさんにもどります。
109書き人知らず ◆9GPWTa2EFE :05/02/02 22:04:30 ID:ZEI4/Dfh
〜 花鳥風月 〜

「春になったらここは花壇にします。 そのために今から準備をしましょう。」
校舎裏の一角、フラメンコ先生はちょっとした広さの空き地を指し示しています。
「みんなで好きな花を植えてね。 とはいっても気持ちよくなる葉っぱの花はご法度よ。」
さらっと冗談を飛ばす先生ですが、なぜか目をそむける子が。 あれれ?

さてニホンちゃんは、さっそく割り当ての区画へと足をむけました。
「あ〜ニホンちゃん、いいねぇそこ。」
「ホントだ、とっても日当たりがいいよぉ。」
「それに水道も近くだ。 ここならきっとたくさん花が咲くんだろうなぁ。」
クラスのみんなは口々にニホンちゃんの区画をうらやみました。
「えへへ、そうだね。 でもちゃんとやらないと花が咲かないからね。 私がんばるよ。」
ちょっと戸惑いつつも嬉しそうなニホンちゃんですが、何気なくとなりの区画を見ると、
そこには「カンコ」と書かれた立て札が立っていました。


おわり
110書き人知らず ◆9GPWTa2EFE :05/02/02 22:07:08 ID:ZEI4/Dfh
>>109です。
懲りずに例のジョークがネタ元です。

神様 「ここには日本人を住まわそう。 ここは四季があって温暖湿潤ないい土地だ。」
天使 「それでは日本人が恵まれすぎています。」
神様 「心配するな。 となりは朝鮮人だ。」



111マンセー名無しさん:05/02/02 23:26:11 ID:QepfUWmB
>>99-102
二面性というか何と言うか・・・
紫苑ちゃんの、見てはならない一面を見てしまった様な気が・・・
>>109
何てイヤなジョークなんだw
112マンセー名無しさん:05/02/03 01:57:23 ID:1+g5ZmZY
(・∀・)イイ!!
113シェロ:05/02/03 02:03:41 ID:b5MwYN3o
「月明かり〜ある少女のモノローグ」

「ごめん!ホント無理!ごめんね!」
そう言ってニホンちゃんは、あたしを締め出した。
エリザベスちゃんのとこもダメだし、あぁ、参ったな。今日どこで寝よう。
とりあえずここいても意味ないし、ちょっとプラプラしようかな。

野良犬が、餌を探してうろついてる。

ニホンちゃんの家の隣はいつもにぎやかだ。
「アイゴー!これはニッテイの陰謀ニダ!ニホンに謝罪を要求汁!!」
あの子はいいよね。帰る家があるもの。
114シェロ:05/02/03 02:04:21 ID:b5MwYN3o

あたしには、温かい家庭っていうのの記憶が、ほとんどない。
あたしが小学校入る前くらいに、みんなばらばらになっちゃったから。
オス饅堂に間借りしてたあたしの家は、区画整理で取り壊されちゃった。
その時、エリザベスちゃんちの人に、家を建ててあげるとか言われたけど、
その約束は守ってもらえなかった。
あたし達の借りてた土地は、周りの人の家に全部持ってかれて、あたし達はその人たちの家に居候することになったの。
で、あたしはトルコちゃんちにそのまま預けられた。

「あなたはウチの子になるんだから、ちゃんと言うことを聞きなさい」
いつもあたしはトルコちゃんに言われる。同じ本を読めとか、お行儀よくしろとか。
あたしがパパからもらった絵本は、トルコちゃんに破られた。
だからあたしも頭にきて、大喧嘩して飛び出してきちゃった。
あそこには正直、もう帰りたくないな。
あたしはあたしの生きたいように生きたいだけなのに。誰もわかってくれないもの。
115シェロ:05/02/03 02:05:41 ID:b5MwYN3o


あたしの家族は皆一緒。同じような目にあってる。
おねぇはペルシャちゃんちで、あたしみたいに苛められて、
あにぃはイラク君に、生ごみ投げつけられたりしてた。
そして、パパとママは・・・・・・どこにいるかもわからないんだ。


あたしが間違ってるのかな。言われたとおりに、
ママからもらった名前を捨てて、
パパから教わった生き方を捨てて、
トルコちゃんちの子になったら、ちょっとは楽になれるのかな。

「わかんないや。オレ馬鹿だもん」
あたしはそう独り言ちて、橋の下で新聞紙に包まる。
あの野良犬とおんなじ。
明日も当ても無くさまよって、歩き続けるんだ。

月明かりの下で。
116シェロ:05/02/03 02:23:32 ID:b5MwYN3o
「傷だらけの少女」の続きのようなものでございます。

クルディスタン(クルド人の土地の意)と呼ばれる地域は、そのほとんどがオスマントルコ領でした。
第一次大戦の講和条約(トルコ・連合国間)セーヴル条約によって一度はクルド自治領が認められますが、
その条約は実質、クルディスタンの分割統治で、その後オスマン帝国崩壊⇒トルコ共和国成立の流れの中で、
クルディスタンはトルコ・シリア・ペルシャ帝国(イランパーレビ朝)・イラクに分割、併合され、その名前を史上から消すことになります。

当時は民族主義絶頂機であったこともあり、少数民族であるクルド民族は同化、抹殺政策を受けるわけです。
それに対してクルド民族は、テロという手段で抵抗するわけです。
でもって虐殺されたりしてるということが、以下のサイトで記されてました。
ぐぐるのキャッシュで失礼↓
ttp://www.google.com/search?q=cache:wV3fQ3v6ADgJ:www.itrek.jp/~rafiq/nanmin/kurudo.html+%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%80%80%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%89&hl=ja
こっちもわかりやすく書いてます↓
ttp://www1.odn.ne.jp/~cbq97680/
wikiです(どぜう氏多謝!)↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%89%E4%BA%BA


オレっ子なのは仕様ですw
117シェロ:05/02/03 02:36:11 ID:b5MwYN3o
×絶頂機⇒○絶頂期
118マンセー名無しさん:05/02/03 19:26:58 ID:wpDhhpH7
(・∀・)イイ!!
119マンセー名無しさん:05/02/03 21:07:31 ID:aZcCPnNy
>>113-115
(つД`゚)。゚
クルちゃんが……悲しすぎだよぉ。
120 :05/02/03 21:34:12 ID:xaz+CIJ7
「GET AWAY〜ニホンちゃん高飛びする」

ニホン 「ふーなんかスレが落ち着いたみたいね」
タイワン「そーそ、一時は次のスレッドができるか心配だったもんね」
ニホン「あたしも大変だったのよ、借金取りにされたり、巨大ヒーロになったり」
タイワン「大サービスだったもんね。カンコ君も怪獣化してたし」
ニホン「問題児だけど、笑いという点では彼は欠かせないのよ。」
タイワン「ねーニホンちゃんテレビみる?おやゲルマッハ君が紫苑ちゃんちで挨拶してるわよ」

ゲルマッハ「私たちは過去、紫苑ちゃんに大変な迷惑をかけたことを心よりお詫び・・・・」

タイワン「ニホンちゃん?ねえニホンちゃん、なにあわててるのよ」
ニホン「これはやばいわよ、今頃あの人刺激受けて、レッドゾーン振り切ってるわよ。」
タイワン「あの人って?キムチ野郎のこと?謝罪要求なんて朝の挨拶みたいなもんじゃない」
ニホン「あなたまだまだ甘いのよ、火病モードの謝罪シルと挨拶モードの賠償シルは違うのよ」
タイワン「へー流石付き合いが長いとなれたものね」
ニホン「カンコ君頭みそがコチュジャン化して、話もなにもあったもんじゃなくなるのよ。
    兎に角、あたしは暫く、高飛びするからね」
タイワン「いつ戻れるの?」
ニホン「2,3日ぐらいで落ち着く筈よ、カンコ君の鳥頭だから」
    くれぐれのも火の元には気をつけてね。日の丸焼くはずよ」

遠くからカンコ君のだみ声が
「ゲルマッハは自らの罪を認めて謝罪したニダ、それに引き換え倭奴はなにニカ?ポックギュー!謝罪シル!賠償シル」

タイワン「え!もう其処まできてるよキムチ野郎。早く逃げてニホンちゃん。顔面真っ赤にして日の丸食いちぎってるわ
     えー信じらんなーい 頭からガソリンかぶってなにするつもり。」
ニホン「じゃあ後お願いね。 きゃー」

ニホンちゃんあんまり慌ててたんで、階段から落ちたようです。
121 :05/02/03 21:40:08 ID:xaz+CIJ7
独大統領、イスラエル国会でホロコーストを改めて謝罪

 【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエルを訪問しているケーラー独大統領は2日、
ドイツとイスラエルの国交樹立40周年を記念して国会で演説、
「(ナチスドイツによる)ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の犠牲者たちが
、国家による殺人を二度と繰り返さないという使命を我々に課している」と述べた上で、
「犠牲者に対し、謙虚な気持ちでこうべを垂れる」と改めて謝罪した。

 ドイツ大統領によるイスラエル国会での演説は、
2000年にラウ前大統領が行って以来。
ケーラー大統領はラウ前大統領と同様、演説をドイツ語で行った。
これに対し、国会議員数人が虐殺を想起させるとして演説をボイコット、
民族和解の難しさを印象づけた。

ソースですた
これをみてかの国が黙っているはずがないでしょうな
122マンセー名無しさん:05/02/03 22:23:55 ID:3NNVOzFZ
>>120
何か、ホントの話になりそうで怖いなぁ(w
123あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/04 01:30:22 ID:2DebJQA8
『花盗人』

 ある日突然現れて、海のかなたに消えてゆく。津浪洋一郎、人呼んで花盗人。
今宵あなたの原生花園、そっと攫って見せましょう…

ネシアちゃんの場合
「確かにさ、あんまり手入れしてない花壇だから、まあいっかなーとか思っちゃったり
してたよ。丹精込めてもなんか打ち込めないし、そうそう、ほら、ニホンちゃんがよく
言う口癖の「萌えー」とかいうの?あれあんましなくて。でもさ、だからって盗まれると
腹立つのよね…」
 アチェの間で後始末をしながら、ネシアちゃん途方に暮れています。
 怪盗花盗人なんて、こっちに来るとは思ってなかったようです。
「はぁぁ…どうしよここ…一人じゃ治せないよぉ…」

タイラン君の場合
「はじめは予感だったんです。うん、ちょっとこわいなーって感じの。でもうちも年末の
稼ぎ時で深く考えてなかったです。父さんも母さんもお客さんの応対続いてへとへとで、
僕も手伝ってたくらいだし…それである日ふと見るともう見事にごっそり。仕事道具も
壊されちゃったし、スオミちゃんやフランソワーズちゃんに貰った花も持っていかれました。」
 ネシアちゃんと同じく片づけ中のタイラン君。家業が人気商売なだけに被害の悪評が
困りもの。それでも来てくれるお客さんには自然と笑顔が浮かびます。
「あ、いらっしゃいませー!」
124あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/04 01:31:11 ID:2DebJQA8
ランカ君の場合
「うち兄弟中悪くてね、家の中でも『ここが俺の陣地!』っつって縄張り争い激しいのよ。
親も呆れ顔でさ、喧嘩疲れして寝るまでほったらかしなんだよな…。そんで、花畑なんて
普段あんまり見なかったけど、母ちゃんが時々手入れしてたのは知ってる。喧嘩中に踏み
潰してよく怒られてたけど、それがごっそりなくなったのにはびびったよ。タミルも呆然と
見てた。花ってさ、なくなると寂しいもんだな…。」
 悲しそうに荒らされた畑を手入れするお母さんの脇で、ランカ君さぼり気味に語ります。
話をする間も、弟のタミル君とはガン飛ばしあいしてますが。しかしふと溜息混じりに呟く…
「これ機会に弟とも仲良くしないとな…ま、あいつが詫びいれてきたら考えなくもないけどね。」

イン堂君の場合
「別に何の心配もないよ。うちは大きな家だから、他から花の植え替えすれば済む話だし。
花の種だって常備してるから、時間かかってもちゃんと元に戻すよ。」
 ニホンちゃんたちの片付けの手伝いを断り、一人黙々と荒らされた花畑を直すイン堂君。
心なしか顔色が青いですが、大丈夫なんでしょう。本人そう言ってるし。
「…アンダマン原生花園?ニコバル海草花壇…どこだっけ?」
 広い家だと場所も忘れてしまうようです。

「ところであなた、誰ですか?」
たずねる言葉に背を向けて、そっと一人で去ってゆく。
行き着く先は水平線か、はたまた誰かの庭先か。
訳ありな旅人津浪洋一郎、人呼んで花盗人…

今宵はあなたの秘密の花園、そっくり盗んで差し上げましょう…

おしまい
125あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/04 01:32:25 ID:2DebJQA8
解説・波頭・視界不良
○どうも皆さんこんばんわ、お昼に見てたらこんにちわ。誰か盗む花を俺にくれのあさぎりです。
今回はスマトラ沖地震を…津浪洋一郎にはニホンちゃんも散々可愛がられているわけですが、
長くなりそうなので割愛。
 しかしまあ、盗んでどうしようってんでしょうかねえ?花盗人さん

視界不良なソース
ソース膨大。定点観測点をばお知らせ…
アサヒちゃん
ttp://www.asahi.com/special/041227/
サンケー君
ttp://ez.st37.arena.ne.jp/special/special0025.html
126下がりすぎ:05/02/04 13:10:18 ID:N2NjvEt7
下がりすぎ age
127マンセー名無しさん:05/02/05 11:58:00 ID:qtqcjIpM
保守。
128 :05/02/05 13:20:12 ID:WaRZzzxo
ニホンちゃん 1860

太平池に黒い船でアメリー家がおしかけてきて以来
いままでまったり平和に殿様商売していたのに、なんだかおかしい日本家です。
あれだけ威張っていた大旦那のトクセンさんパツキンには
まったく威厳がありません。第一最近では業績もいまいちです。

15歳のニッテイさん、2000年のカンコ君ばりのド怒りモードでお父さんに詰めよります。
「父上もトクセン様も弱腰すぎますぞ!パツキンのご機嫌を伺うなど大和魂をお忘れ申したか?情けない。」
「ほうではお前はどうしたいのだ」
「天に代わりて不義を討つ、パツキンを追い出すのでござる。連中がチュウゴ家やイン堂でやっておること
あれはなんですか?このままではわが家もイン堂のようになってしまいまするぞ。」
「お前もまだまだ若いのう ほれこれをみてみい。」

ニッテイさんに見せられたものは、アメリー家の大砲。連発できる上射程が長いのです。
「こんな物がなんですか?パツキンども、我が剣で刺身にしてやりましょうぞ。」
「おまえなあ 連中は船の上からこの大砲を打ち込んでくるんだぞ、もう剣なぞ時代おくれじゃ」
「・・・・・・・・・・・ではどうすれば」
「それはおまえが考えてみよ」
129 :05/02/05 13:20:59 ID:WaRZzzxo
ニッテイさん自分の部屋に返って凹んでいると、ニッテイさんのお姉さんが障子を開けて入ってきました
ニッテイさんのお姉さんは切れ長の目に黒髪が自慢の家内で評判の美人です。
「武士どうしたの?」
「どうしたも、こうしたも。姉上は能天気でよろしいのう」
「パツキンさん達のことで父上とお話になったのね」
「まったく父上は弱腰で話にならん!」
「まあ怖い。父上が弱腰なのではなく、パツキンが強すぎるのが堪えたんじゃない」
「・・・・・・・・・・・」
「ホホホ、図星なんでしょ。じゃあパツキンさん達と仲良くなって何故強いか教えてもらえばよろしいじゃありませんか」
「は?姉上はパツキンの怖さをしらんのじゃ、連中はパツキン以外は人でないと思うておるのですぞ?」
「でもパツキンさん達も、お金儲けがしたいだけだし、家の刀や掛け軸とか裏山の銅とか売って
 パツキンさんの船とか大砲とか買ってあげればいいのよ。誰もお客さんには乱暴はしないわよ。」
「そうかその手があったか!鉄砲買いたいが使い方が判らんと申せばよいのじゃな」
「パツキンさん達が強いのは武器だけじゃないみたい。大番頭も入れ札で決めるみたいだし」
「なんと!商売の仕方も違うのでござるか?私は臥薪嘗胆、パツキンに学ばねばならんようじゃ
 攘夷はそれからにいたす。姉上かたじけない」
130 :05/02/05 13:24:20 ID:WaRZzzxo
ソースは坂本竜馬が勝海舟を暗殺しにいって
坂本竜馬が当時の日本の状況をこんこんと諭されて勝の弟子になる有名なエピソードです
131無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/02/05 21:41:04 ID:QNP1+aWY
 「流行り病に気をつけろ」

 ある日の放課後、地球小学校の一階にある保健室に、
チョゴリちゃんが泣きながら駆けこんできました。
「大変ニダ、ウリの兄さんがおかしくなったニダ」
「何があったのですか、チョゴリさん」
養護教諭のセキジュージ先生が、優しく冷静に尋ねました。
チョゴリちゃんの後ろには生気のない顔をしたカンコくんが
遠くを見るような目をして立っていました。
「ウリが間違っていたニダ。ニッテイの次にウリが悪いニダ。
キッチョム兄に謝罪するニダ。賠償するニダ。ウリは独裁者だったニダ」
まるでロボットか何かのように、同じ台詞を繰り返しています。
「確かに、いつものカンコ君とは様子が違いますね」
「そうニダ。いつもの兄さんならもっと自信過剰で軽挙妄動で
自画自賛で我田引水で牽強付会でウリナラチェゴのはずニダ」
兄思いのチョゴリちゃんは、涙で頬を濡らしています。
 そのとき、セキジュージ先生の眼鏡がキラリと光りました。
「ジギャク弁という体の器官があるのは知っていますか」
チョゴリちゃんは首をぶんぶん振りました。
「ジギャク弛緩症候群、通称ジギャク病に罹患すると、ジギャク弁が
正常に機能しなくなります。その結果、普段はジギャク弁が留めている
謝罪汁や賠償汁などの体液が縦横無尽に体内を駆けめぐり、
最悪の場合は死に至ることもある、恐ろしい病気なのです」
チョゴリちゃんには、セキジュージ先生の眼鏡が
ぎらぎら光っているように見えました。
132無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/02/05 21:43:10 ID:QNP1+aWY
 セキジュージ先生がカンコくんを「実に興味深いですね……」などと
つぶやきながら観察していると、今度はフランソワーズちゃんが
泣きながら駆けこんできました。
「先生、ベスの様子がおかしくなりましたの。診てくださらない」
「何があったのですか、フランソワーズさん」
フランソワーズちゃんが黙って横へ退くと、後ろからエリザベスちゃんが
出てきました。驚いたことにカンコくんとそっくり同じ目をしています。
「ああ、お父さまは、それにおばあさまはどうしてあんな恐ろしいことを
なさったのかしら。わたくしが謝罪して賠償しなければ……」
その顔にはやはり生気がありません。チョゴリちゃんと
フランソワーズちゃんは、セキジュージ先生を凝視しました。
「間違いありません。エリザベスさんも、ジギャク病に罹ったのです」
 セキジュージ先生が二人をベッドに寝かせて体温を計っていると、
今度はアーリアちゃんが青ざめた顔で駆けこんできました。
「大変だ、兄上の様子がおかしい。どうしたらいいのだ」
「何があったので――」
「先生、いいかげん空気嫁ニダ」
ゲルマッハくんもやはりジギャク病に冒されていました。
「ここまで流行するとなると、校内に感染源があるのかもしれません」
セキジュージ先生はいつもの思慮深い表情に戻りました。
133無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/02/05 21:44:20 ID:QNP1+aWY
 みんなが感染源についてあれやこれやと討議していると、
今度はアサヒちゃんとウヨくんがニホンちゃんを担ぎこんできました。
「先生、姉さんの様子がおかしいんです」
力なく横たわるニホンちゃんの顔をのぞきこむと、生気のない顔で
「大東亜戦争ハ解放ノ聖戦ナレバ英霊ニ哀悼ヲ捧ゲザルハ万死ニ値ス。
毛唐ト非国民ヲ追ヒ出シテ誇リアル豊カナ国ヲ築キマセウ」
などと意味不明なことを口走っています。
 そのとき、セキジュージ先生の眼鏡がキラリと光りました。
「シュウセイ弁という体の器官があるのは知っていますか」
子供たちは口をそろえて知らないと答えました。
「シュウセイ弛緩症候群、通称シュウセイ病に罹患すると、シュウセイ弁が
正常に機能しなくなります。その結果、普段はシュウセイ弁が留めている
外人排撃汁や皇軍復活汁などの体液が縦横無尽に体内を駆けめぐり、
最悪の場合は死に至ることもある、恐ろしい病気なのです」
子供たちには、セキジュージ先生の眼鏡がやっぱり
ぎらぎら光っているように見えました。
134無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/02/05 21:46:48 ID:QNP1+aWY
 セキジュージ先生は書棚から分厚い辞典のようなものを取り出しました。
「そうかそうか、なるほど。治療のためにはご両親の協力も必要ですね」
「ねえ、ニホンちゃんはシュウセイ病に罹ったのよね。もしかして、
ウヨくんからうつったんじゃないの。言ってることが似てるし」
アサヒちゃんが頬をほのかに赤く染めてそんなことを言いました。
「言ってることが似てる……そうか、そういうことだったんですね」
セキジュージ先生は突然、椅子から立ち上がりました。
「ジギャク病の感染源は、アサヒさんだったんですよ」
事情を知らないアサヒちゃんはひとりきょとんとしています。
「兄さんを変な病気にしたのは許せないニダ。覚悟するハセヨ」
「あたくしの最良のライバルを奪った罪は重いですわよ」
「兄上の仇はわたしが討たねばな」
異常な空気を察知したアサヒちゃんは脱兎のごとく逃げ出しました。
アイゴーという断末魔の声を聞いてカンコくんがつぶやきました。
「それはウリの台詞ニダ……」

※韓国の親北反日は言うまでもありませんが、
英国の歴史教科書も一時期かなり「自虐的」だったそうです。
「歴史修正主義」は本来なら不適当ですが、他に妥当な用語がないので
(「自由主義史観」は自称なので除外)やむをえず使用しました。
135マンセー名無しさん:05/02/05 23:54:32 ID:eaBO7vq8
>>131-134
ニホンちゃんだけ病名が違うんだな。
持病がジギャク病だからシュウセイ病に罹って丁度いい具合
……には、ならないだろうな、やっぱ。
136マンセー名無しさん:05/02/06 02:22:00 ID:qXVmq8co
>>113-115を読んだ後に
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1092660555/381-393を読むと
あまりのギャップにテラワロスw
137季刊感想屋:05/02/06 12:43:11 ID:S3B6+KGg
いつもの事ながら、感想が追いつかなくなった感想屋です。
そろそろ、毎度恒例の失踪があるでしょうが、見捨てないで下さい。
これでも長く持った方なんです。
と、逃走経路を確保しつつ、感想を、

>>99-102 めしあにっく
黄色いリボンさん 乙。

「紫苑お姉ちゃん、これ☆」 の☆を一瞬、これはダビデの星? 
なにか話の筋に関係したり、あるいは話の未来を暗示、もしくは象徴する(ry

閑話休題

冒頭の会話文や、
「ラスカ、紫苑お姉ちゃんのこと、ずっと待ってるから」
 車は走り去りました。
など、もう少し状況や人物の表情などを書いてあっても良いかな、と思いました。
これは、これでスッキリしていて読みやすいんで好みの問題かもしれませんが。
138季刊感想屋:05/02/06 13:27:49 ID:S3B6+KGg
>>109-110 〜 花鳥風月 〜
書き人知らず さん 乙。

まったりしてて良いですね。
感想付け難いのが難点ですが、・・・・

そういえば大航海時代のプラントハンターにとってニホンちゃんの花畑は(ry
と、蛇足。

>>38-42,113-116 「傷だらけの少女」「月明かり〜ある少女のモノローグ」
シェロさん 乙。

野良犬が、餌を探してうろついてる。

この印象的な文が、ちょっと浮きすぎているのが惜しいと思います。

「わかんないや。オレ馬鹿だもん」
の前にもう一度、野良犬が、餌を探してうろついてる。 を変形させて付けると
良かったかなぁ?
どうでしょう、好き好きかな。

あと、
ニホンちゃんの家 ”の隣は ”いつもにぎやかだ。
「アイゴー!これはニッテイの陰謀ニダ!ニホンに謝罪を要求汁!!」
あの子はいいよね。帰る家があるもの。

ザイニー君との比較? 単純にカンコ君?
普通に考えて前者でしょうが、ちょっと読み取りにくいかも。
139季刊感想屋:05/02/06 13:42:04 ID:S3B6+KGg
>>120-121 「GET AWAY〜ニホンちゃん高飛びする」
 ?さん 乙。

階段から落ちたようです。 →高いところから落ちる→高いところから飛ぶ=ニホンちゃん高飛びする?
というオチ?

すみません、特に感想が思いつかないんです。
テンポ良く読めてイイと思いました。


いやぁ、SSって本当に良いですねェ。
と、某氏のごとき台詞を口にしつつ、本日はさやうなら。
140目次233:05/02/06 20:04:40 ID:WKV1Fd5u
第2132話「Ring! Ring! Ring!」
>>12 ( >>13 解説)
第2133話「彼ってやっぱり・・・・・・・・・・・・・・・・」
>>19 ( >>20 解説)
第2134話「またまたゆんゆん!サヨックおじさん」
>>25-28
第2135話「傷だらけの少女」
>>38-39 ( >>42 解説)
第2136話「ウリウリ詐欺」
>>43
141目次233:05/02/06 20:05:43 ID:WKV1Fd5u
第2137話「悪魔と踊れ、永久(とこしえ)の闇を」
>>44-46 ( >>47-48 解説)
第2138話「ベトナちゃんの過去」
>>62
第2139話「カニバリズム」
>>64-67 ( >>68-69 解説)
第2140話「フリーチケット」
>>72 ( >>73 解説)
第2141話「カンコ家の故事成語1 李完容」
>>85
142目次233:05/02/06 20:06:54 ID:WKV1Fd5u
第2142話「めしあにっく」
>>99-101 ( >>102 解説)
第2143話「花鳥風月」
>>109 ( >>110 解説)
第2144話「月明かり〜ある少女のモノローグ」
>>113-115 ( >>116-117 解説)
第2145話「GET AWAY〜ニホンちゃん高飛びする」
>>120 ( >>121 解説)
第2146話「花盗人」
>>123-124 ( >>125 解説)
143目次233:05/02/06 20:08:13 ID:WKV1Fd5u
第2147話「ニホンちゃん 1860」
>>128-129 ( >>130 解説)
第2148話「流行り病に気をつけろ」
>>131-134
144マンセー名無しさん:05/02/06 20:09:37 ID:is37aOBU
>>140-143
乙であります。
145目次製作者:05/02/06 20:09:41 ID:WKV1Fd5u
>>50-51 >>53 >>55 >>76-78 >>83
は、未完のようなので保留します。
146あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/06 20:51:35 ID:OdMfuoRJ
>>145
いつもご苦労様です。
そしてありがとうございます。
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | 隊長、目次氏にお礼は? / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  \                 |  ツケにしてもらえ!
     ̄ ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    \
                       ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           (_^_))=i    (_^_))=i
           (゚Д゚(U   O:O)∩(U
     ━=i≡i∩ヰ⊂lロ)ヽ  じヾじ`ヽ
     '''''''""'"'"""""""'"''''''''""'"'''''''''''''''""'"'''''
147D-13@小判ザメ:05/02/07 04:44:53 ID:eSyYntzn
前スレ>>933-934>>140-143
乙でありまつ。ウリも2148話まで更新しますた。
あと、画像庫の方に手元に残ってる掲示板のカキコも保管しますた。

ttp://d_13.at.infoseek.co.jp/nihonchan_temporary_archive
148マンセー名無しさん:05/02/08 01:09:26 ID:dUEWDD8D
rァ 最悪板で熱血復活のうごきがあるぞ
149あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/08 01:28:06 ID:enYgCBVh
『ねらいうち』

「ニホン、朕は重大かつスンバらしい提案を今ここにプロヂュースするアル!」
「なんですか?いきなり。チュウゴ君、脈絡無しにお話しするとナウなヤングにもてないよぉ?」
「さりげの読者限定する返答アルな…ま、それはいいアル。朕は今ここに宣言するアル!仲良し
小ニホンと偉大なる領袖の朕はアジア町の平和と安寧を鎮護すべく共に手を取り合い合い睦み
あい、精進していくアル!!」
 チュウゴ君の周りに麒麟の残像が浮かび、後光が差しました…さすがは偉大なる東亜の宗主、
後ろでの演出にも余念がありません。
「あ、このスライド用紙不純物混ざりすぎー、輝度調整もあんましよくないねえ…目盛の数値と
実際の輝度があんまりリンクしてないよ?それから効果演出にバックライトはわかるけど、過剰な
演出は本来の目的を見失いやすくなるんじゃないかと思うのよね。チュウゴ君が言いたいのは
見回り当番を私とアメリー君が仕切ってるのがぶっちゃけ気に食わないんでしょ?それを表現する
には、うーん、そうだなあ、光の演出よりもSEとかBGMで演出するのがこの場合正しいかもね。あ、
タイワンちゃんそこでレフ板もっててくれる?…んー、角度もう少し右、もうちょい右、…ちょい
右。そうそこ!え?腕の位置がしんどい?そ れ が プ ロ っ て も の よ ?チュウゴ君も
さあ、ちょっと気になってたんだけど、その作り笑いとオーバーアクション、どうにかならないかなあ?
表現ってのはね、過剰な演出で表すのって誰でも出来るの、一番大事なのはいかに少ないリアクションと
台詞でそれを表現するかってこと。あ、タイワンちゃん、板下ろさないで。タイワンちゃんは出来る
友達だよね?私信じてもいいよね?ね?…ちょっと、チュウゴ君何その溜息?アナタ役者でしょう?
役者が自分の演技に自己満足してどうするの?ねえ?ちょっと… 私 の 目 を 見 て 返事
してよ。…なんだかなあ、真剣さが足りないんじゃない?どうなのその辺?だからあ、気持ちはわかる
けどふてくされないでよ。レベル高い演技を目指してるんでしょ?努力しようよ。
150あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/08 01:28:54 ID:enYgCBVh
はぁ?今日はやめる?なんで?ねえなんで?面倒くさくなったから?…あのさあ、カイゼンとカンバン
馬鹿にしてない?ねえ?おうち帰って家のお手伝い?うん、凄いねえ、立派よねぇ、さすがチュウゴ家の
跡取り息子だよねえ、さすが長男だよねえ。で も ね 、小さい私を納得させられないでどうやって
あの家 引 っ 張 っ て く の ?ねえ?あれ?あれあれあれ?用事?大変だねえ、やっぱり
長男って色々あるもんねえ。うん、何となくわかるよ。人生色々だしね。続きどうする?明日
やる?うん…それじゃあ放課後待ってるね。あ、何か台詞以外の演出考えてきてくれると嬉しいな。
うん、それじゃあまたね。あ、あさって日直だよチュウゴ君。…あ、覚えてるのね、よかったぁ。」

「あーあ、なんだかなあ…」
 飲み屋のママが馴染みのロクデナシを追い出したような顔でニホンちゃんは小さい肩のチュウゴ君を
見送ります。
「アノー、ニホンチャン…」
「あれ?どうしたのタイワンちゃん?」
「ソロソロオロシテイイ?」
「え?あ?…え?何でそんな重そうなもの持ってるの?」

おしまい
151あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/08 01:29:27 ID:enYgCBVh
解説・詭弁・空虚空論
☆地球の皆さんこんばんは、アジアの皆さんアニョハセヨ。最近あんにょんの石焼ビビンバにラヴなあさぎりです。
☆今回は今更仲良くお話しようという今までの経緯にすがった中共の狂言をば。なんつうかねえ、強気に出たら
この腰砕けっぷり、一体彼の国に何があったんだって言うくらいですなあ…なんだか怖いやら情けないやら…

ぷりーずみすたーそーすまん
日中戦略対話を提案 中国、東アジア安保で
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050205-00000142-kyodo-int
152マンセー名無しさん:05/02/08 12:51:22 ID:P8xD3X1R
>>148
卑怯者は放置で。

>>151
ワロタけど、あれ釣りじゃないの?無謀にも小泉相手にw
153マンセー名無しさん:05/02/08 21:49:14 ID:nuVhtK+d
>>149-151
ソース見ないでこれだけ読むと、ニホンちゃんがイジワル娘に見えちゃうw
154ウィンザー家の執事:05/02/08 21:58:40 ID:1dJK/R7t
 ロール・プレイング・ゲーム 1/3

 春の午後。放課後の5年地球組の教室で頂上会議のメンバーが何やら話し合いをしています。
「確認する。リズ、兄さん、アメリーが剣の攻撃。フランソワーズは退避、ニホン、マカロニーノは防御」
 悪の枢軸キッチョム君をボコる相談でしょうか?
「よろしくてよ。では、先攻決めのダイスを振りましょう」
「このターンの先攻は…… テイ!」 コロコロコロ
どうやら、アーリアちゃんをゲームマスターとしたRPGをしているようです。

「ドラゴンの先攻ね…右前足の攻撃! ニホンに18ポイント!」
「ん〜〜 ここで集中力ロールを使わせてもらうわね」 コロコロコロ
「えっへっへっ回避成功! ダメージゼロ!」
「ドラゴン左前足の攻撃! って本当なの? ニホンに4ポイント??」
「ヘッヘー 鎧でガッチリガード ダメージゼロ!」
「(…この子は守りに回ると本当に硬いわね……)では、気を取りなおしてドラゴンの尾の攻撃。
 えー、フランソワーズに21ポイント!」
「あーん 死んじゃったー」
「では、後攻の勇者達の攻撃ね」
 エリザベスちゃん、ゲルマンスキー君、アメリー君が順にダイスを振ります。
「…合計36ポイントのダメージを受けたドラゴンは崩れるように倒れ息絶えました。
 …兄さんのクリティカルが効いたわ。リーダーのリズ、今後の行動は?」
「このミッションのボスは倒しましたから、マカロニーノが宝物攫い、ニホンが怪我人の治療、
 アメリーとゲルマンスキーが死体を担いでダンジョン脱出で宜しいかしら」

155ウィンザー家の執事:05/02/08 22:00:30 ID:1dJK/R7t

 ロール・プレイング・ゲーム 2/3

 ガラッ!
「コラッ! 下校時刻を過ぎてるニダ! とっとと帰るニダ!! って何やっているニカ?」
 やってきたのは、週番のカンコ君とベトナちゃん。放課後の見回りです。
「RPG(ロール・プレイング・ゲーム)をやっていたんだ」アメリー君が答えます。
「あーる・ぴー・じー?」カンコ君、ベトナちゃん共、怪訝な顔をしています。
「面白いゲームだよ、そうだ、来週はオレとフランソワーズが週番だし、二人が代わりに入らないか?」
 頂上会議のトップ、アメリー君に誘われたカンコ君、歓喜のあまり飛び上がって叫びます。
「ハイッ! ハイッ! 参加するニダ!! 何があっても意地でも参加するニダ!」
 一方のベトナちゃんはずっと小首を傾げています。
(あーる・ぴー・じーって何かしら? ホー叔父さんに聞けば教えてくれるかしら?)

 翌週の放課後、ゲームのメンバーが集まってきました。
「初心者がいるのでキャラの職業は俺の方で決めさせて貰った」
 本日のゲームマスター、ゲルマンスキー君が説明を始めます。
「カンコはスカウト(偵察)、ベトナちゃんには僧侶を担当して貰おうと思う」
「で、私達の受け持ちキャラは何になりますの?」
「ああ、リズ、水晶を探しているパーティがあったろう。リズが魔法戦士、ニホンが神官戦士、
 マカロニーノが魔法使い、そしてアーリアが狂戦士(バーサーカー)だったやつ」
ゴキッ!!! 鈍い音と共にアーリアちゃんの踵がゲルマンスキー君の首筋にヒットしました。
 ゲルマンスキー君が妙な角度に曲がった首を何でもなかったように直た後、
カンコ君のダダをこねが始まりました。
156ウィンザー家の執事:05/02/08 22:01:46 ID:1dJK/R7t
 ロール・プレイング・ゲーム 3/3

「ウリは戦士がいいニダ、ニホンのように『女神の盾』『愛国者の兜』『チョバムの鎧』
 『滑らかな剣』を装備するニダ!」
「それは無理だ。カンコ」ゲルマンスキー君が静かに言います。
「君のキャラはレベル1だ。そんな重装備をしてみろ……ほら、重量過多で一歩も歩けないだろう」
「…でも、戦士がいいニダ!!」
「戦士は被害担当でもあるんだ。だから、高レベルのキャラで固める必要がある。
 君が前衛にたっても、ヒットポイントが低いから、すぐに死んでしまう。」
 ゲルマンスキー君の理屈攻撃には、さすがのカンコ君もかないません。
「それにだ、カンコ。3人はそれなりに成長したキャラだから重い武具を装備できるんだ。
 ニホンは治療も行うから防御優先だし、リズは三叉の矛装備のため盾を持たず、軽い『鷹の兜』をかぶっている。
 155センチのグレートソード『SP2000』は怪力アーリアだから装備できるんだ」
グワァッシャッ!! 嫌な音と共にアーリアちゃんの踵がゲルマンスキー君の脳天にヒットしました。
「…今のはイイ蹴りだったぞ…」
 ゲルマンスキー君はそう言いながら、異様な角度に曲がった首を直しています。
「ところで、ベトナはまだ来ないのか?」と、何事も無かったようにアーリアちゃん。

ガラッ 教室の扉が開いてベトナちゃんの登場です。
「遅くなってごめんなさい、一度家に戻って準備したから」
「ギャーーー!!!」化鳥のような悲鳴を上げたカンコ君、窓から脱兎のごとく逃げ出します。
 そこには……
 黒パジャマにサンダル履きで水道管のお化けを抱えたベトナちゃんが小首を傾げて立っていました。
 その日のゲームでは、スカウト担当になったベトナちゃんが大活躍し、大いに盛り上がったそうです。
 めでたし、めでたし。

 ベトナちゃんの活躍は、後日、エリザベスちゃんがアメリー君にこう話したそうです。
「ベトナはスカウトの天才よ、オージーといい勝負」

157ウィンザー家の執事:05/02/08 22:03:13 ID:1dJK/R7t

ベタなネタですいません。小ネタの解説。

女神の盾:イージス
兜:対空ミサイルのペトリオット、ホーク
チョバム:戦車用複合装甲
滑らかな剣:滑腔砲
三叉の矛:トライデント。米英の潜水艦用核ミサイル
SP2000:ドイツの155_自走砲
黒パジャマ:ベトコンは黒っぽい服を着ていました。
水道管のお化け:旧ソ連製の携帯ロケットRPG7
オージー君:ニューギニアで密林戦の経験をつんだオーストラリア兵がベトナムで活躍しました。

158マンセー名無しさん:05/02/08 22:06:45 ID:dUEWDD8D
>>157
ワロス

武器は『ばあるのようなもの』を持たされたんでしょうな、と元ネタ無視。
159ウィンザー家の執事:05/02/08 22:07:25 ID:1dJK/R7t
ありゃりゃ 2/3の最終行がへんだった。

× カンコ君のダダをこねが始まりました。
○ カンコ君のダダコネが始まりました。
160マンセー名無しさん:05/02/08 22:15:03 ID:QtzBgzmR
なつかすぃお名前の人がいる・・・。(・∀・)イイヨイイヨー
161ウィンザー家の執事:05/02/08 22:15:44 ID:1dJK/R7t
>>158

お見事!!!

スカウトの主な役目は罠の解除と『宝箱を空ける事』ですね。
162マンセー名無しさん:05/02/08 23:57:27 ID:dUEWDD8D
スレ削除依頼が出されたよ。

ィァ 大変だ、反論しる!
   なにもしない
163マンセー名無しさん:05/02/09 00:15:35 ID:Jvz4ZhgN
>>154-156

古き良きニホンちゃんという印象ですね。
いいなあ。
164マンセー名無しさん:05/02/09 09:21:28 ID:IpotJ0ew
>>162
詳しく・・・
165黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/09 11:26:47 ID:A5JKdnUt
>>107亀ですが、シェロさん、あと、総督府518に書いて頂いたあさぎり隊長、
そのお言葉涙が出ます。ありがとうございます!
説明不足については>>137季刊感想屋さん、あさぎり隊長、
お説の通りですね。説明よりは会話で、と思っていたら説明不足、アホかいな私。
ウィンザー家の執事さん、初めまして。初期の方には本当に感謝しています。

わたしは あ る 理由で感想等も本スレのみで行こうと思っています。隊長、こんな私を許してください。
しかし、総督府に初作品を書いておられる方もいるのですね。
本スレで、58作者さんの作品に勝手に続きを書いてデビューし、駄作を書いてる私って一体・・・
166 :05/02/09 14:21:53 ID:MqLzwTlB
「創立記念日」
今日は2月11日 ニホンちゃんのお家の創立記念日なんです。
で、式典のあと、お客さんを招いてパーティが開かれました。
パーティは大賑わいで引きも切りません。なぜって?それはおいしい日本食が
食べれるから!

本日のメインは、神戸和牛の鉄板焼きと、寿司の盛り合わせです。
「真的好口包!」「デリーシャス!」「セボン!」「モルトボォーノ!}
など驚嘆と賛美の雨あられです。

アメリー「なんだいこの肉は!まったく驚きだよ、美味いなんてもんじゃない
     噛むまえにとろけてしまうぞ!」

フランソワーズ「セボン!この盛り付けは、もはやアートですわ。
        ねえニホンちゃんこのかわいいお皿後で分けてくれない?」
和やかな雰囲気の中で一人、毒づいているのは、カンコ君です。
167 :05/02/09 14:22:26 ID:MqLzwTlB
ニホン 「どう?お味はお口にあうかしら?」
カンコ 「寿司はウリナラ起源ニダよ、文化パクるのも大概にするニダ。
     ニホン家はウリ達を36年も苦しめたニダ!謝罪(tbs)」
ニホン「??? 判ったわ。ご免なさい、キムチがなかったわね。あれがないと
    カンコ君ご飯が食べれないんだ。えーとザイニーちゃんが作ったのが
    あったわ、ちょっとまってね」

・・・・・・暫くして。 カンコ君のテーブルのが騒然としています。
「キャー!辛いよー臭いよー」「なんてことするんだこのキムチ野郎!」
ニホン 「どうしたの?タイワンちゃん」
タイワン「カンコ君が!カンコ君があたしのお寿司に・・」
カンコ君がみんなの料理に隠し持っていた、コチュジャンを塗
ったくって回っているのです。

ニホン「駄目じゃないカンコ君。唐辛子が苦手な人もいるんだから」
カンコ「うるしゃい、うるしゃい、うるしゃいニダ!コチュジャンと
    キムチはウリナラが世界に誇る半万年の伝統の味ニダ。美味いに決まっているニダ」
タイワン「でもみんな辛くて、臭くて、不味いっていってるよ」
  
カンコ「それは日帝の陰謀ニダ!だいたい、こんなまじゅいもんが食えるのが不思議ニダ」

アメリー「そういいながら君、もう鉄板焼き4回お変わりして、大トロ30皿食べてるよ?」     
168 :05/02/09 14:32:15 ID:MqLzwTlB
はい 2月11日は起源説じゃない。紀元節、建国記念日です。
ソースは改造人間ユンソナが、バラエティでいつもコチュジャンを持ち歩いて
いて勝手に楽屋でおいしいからと、他の人の弁当にぶっ掛けるという話と
日本の弁当が不味いといっていた話です。

あとあっちの人は日本人になにか要求する際は直接要求するより
日帝36年と言い出す傾向があるようです。なにかで読みました。
169マンセー名無しさん:05/02/09 20:56:46 ID:C9Mk7n4E
>>166-168
もう調味料というより、麻薬の一種だな・・・
170マンセー名無しさん:05/02/10 01:30:31 ID:878g77cS
さがりすぎ

ウィンザー家の執事さん
懐かしい名前を…タンノウさせていただきました。
171マンセー名無しさん:05/02/10 23:30:46 ID:GVPvvjLD
紀元節ネタなら、ウヨ君とサヨックおじさんを登場させなさいよ。
172マンセー名無しさん:05/02/11 01:37:34 ID:KfN5QNiS
核ネタでお願いします。
173青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/11 17:22:36 ID:jBi4HAgj
「空想特撮シリーズ ウルトラニホン 第3話 虚空の眼」

 それは怒りに歪んだ目の様に見えた。
衛星軌道に浮かんだそれは、突然その虹彩を鈍く光らせると、まるで憎悪を
叩付けるかの様に白い光を見下ろす大地に注いだ。途上に浮かんでいた雲に
丸い穴を開け地表に到達した光は、その熱で地表に十数メートルの穴を穿っ
た。突然出現した噴火口の様な穴と一瞬にしてガラス質に変化した周囲の地
形。一瞬で周囲はまさに”地獄の様な”光景となった。

 此処はコアリッション作戦室。
突然衛星軌道上に確認された未知の”怪獣”によるオージー地区への衛星軌
道からの攻撃。今はその”怪獣”に対して対策会議中である。
「人への被害は無かったダスが、放牧中の羊達が偉い事になったダスよ」
オージー隊員が顔をしかめて云います。
「ああ、お前さんの出身地だったな。で、その無慈悲な羊殺しの犯人だが」
カナディアン隊員が大型スクリーンを示し、説明を続ける。
「この目玉、”イビルアイ”がどうやら犯人らしい」
画面に映る直径約百メートルに広がったアメーバ。そして中央の”目”。
「こいつが衛星軌道から地表を大口径レーザーで狙い撃ちした訳だ。
この周囲に広がる部分で太陽光線を集め、この目で其れを蓄積し、レーザー
へ変換し、撃つ。究極の生体兵器だな」
「つまり、片づけるならその”目”が、太陽光線を吸収できない夜の部分に
いる時と言う訳だな。現在位置は?」
アメリー隊長がラスカ隊員に確認する。
「えっと、”イビルアイ”は約12時間の周回軌道に乗っています。
今は夜の部分を周回中で、昼の部分へ出るのにあと約5時間、かな」
「判った。カナディアンはニホン、ウヨを連れて衛星軌道上の目を昼の部分
へ出る前に殲滅。一片たりとも地表へ落とすな。ラスカは本部で連絡及びサ
ポート。他の者は俺と一緒に地上からの攻撃準備。もし直接攻撃による殲滅
が失敗した時に備え、地上からの殲滅準備を行う。以上!」
174青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/11 17:23:26 ID:jBi4HAgj
 「何で羊を撃ったのかなぁ?他に撃つものは幾らもあったのに」
ニホン隊員が誰とは無しに呟いた。此処は既に成層圏。ウルトライーグルに
大気圏外航行用ブースターを付けて飛行中である。敵怪獣との邂逅まであと
10数分程度。
「さぁね。多分メタンガス排出量でも観測して、其処を目掛けて撃ったんだ
ろう。地表の生物群を関知する目安にしてたとか」
カナディアンが応える。
何故、地表の生物を攻撃するんだろう。
そうニホンが問い直す前にイビルアイが見えてきた。
「成長している!ラスカの報告より何倍も大きいぞ!」
ウヨの驚愕の声が伝わる。円盤状に広がった巨大なアメーバは、
今や直径数百メートルほど有りそうだ。
「成長する程奴のレーザーの威力は増す。昼の側に出る前に叩くぞ。
上に出て3方向から攻撃。決して止まるな、きっと何か仕掛けてくる」
カナディアンの指示で3方向から旋回しながら”目”を攻撃する各機。
レーザー砲が鈍い振動を上げ、その光輝を”目”に叩込む。
3本の光輝が命中すると一瞬だけその大きさを変える真っ赤な虹彩。
「駄目だ、光学系の攻撃にはびくともしない。危険だが停止姿勢から
のレールガンでの物理的攻撃に切り替えるぞ!距離を取れよ。」
カナディアンの指示の下、各機レールキャノンのエネルギー充填に入る。
充填を示すゲージが徐々にリミッター限度まで上がっていく。
「充填限界まであと5秒、4,3,2,1,充填完了、発射!」
派手な反動と共に荷電された砲弾が機首から虹彩へ直進し、着弾する。
同時に巨大な円盤状の表面全体が一斉に沸騰した様に沸き立ち、
数百本の巨大な触手が一斉にニホン機に向けて殺到した。
「姉さん!」ウヨの叫びが狭いコクピットに響く。
触手がニホン機を捕らえようとしたその瞬間、閃光が周囲を支配した。
175青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/11 17:24:01 ID:jBi4HAgj
 光が凝縮すると、青と銀の巨人となった。
一瞬で出現した両手の剣で触手を切り払う巨人。
少女の姿をした其れは次々と襲い来る触手を全てその半ばから切断した。
真空を通じて伝わる”目”の原始的な怒り。
虹彩全体が拡大したかと思うとそこからレーザーの光を”巨人”に向けて
叩付ける。と、同時に両手の平をを前に突きだした”彼女”。
眼前に広がる半透明の丸い”盾”がレーザー光を遮蔽する。
そのまま”目”へ接近すると、その虹彩の真ん中に降り立つ”彼女”。
両手の平の間から光の槍を出現させ、そのまま垂直に虹彩へ突き立てる。
一瞬で同心円状に怪物を浸食する光。光と共に消滅する怪物。
左手を高く掲げる彼女。
再び閃光が周囲を支配し、其れが消えた時には彼女の姿も無かった。

 ニホンが愛機の中で目を覚ますと、センサーが奇妙な物体の存在を彼女に
告げた。丁度怪獣が存在していた辺りだ。モニター上で拡大するとどうやら
内部から破裂した円筒形の物体の様である。その表面に有る識別記号は--
「アメリー地区の実験衛星!」
ニホンが驚愕したその次の瞬間、衛星はいきなり蒸発してしまった。
事態が飲み込めないままの彼女の耳に対話モードでの通信が入る。
「・・驚かせて済まないね、ニホンさん。」
壮年の男の声だ。
「衛星は地上から君たちの隊長に指示を出して始末させて貰ったよ。
貴女の活躍にはいつも本当に感謝している。
だからお礼の意味でも真実をお教えしようと思う。
あの怪獣は衛星の中で条件付けをしていた実験生物だったのだ。
多少の条件付けは出来たのだが、そのうち手に余る様になった。
それで廃棄したつもりだった。
が、あれは生き残り、成長してこの騒ぎだ。申し訳ない・・」
通信は切れた。
176青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/11 17:24:34 ID:jBi4HAgj
「あれは暴走した兵器だったんだ。だから地表の生物を攻撃したんだ。
羊を撃ったんじゃない、生きてるモノなら何でも撃ったんだ・・」
そう独り語るニホンだった。
「もし、死んだのが羊じゃなかったらどうなったんだろう。
今の声はそれでも真実を語っただろうか?」
語られる事実と語られない真実。
語られない真実というモノに自分も決して無関係ではないらしい。
ニホンは軽く頭を振って取り留めのない事柄を頭から追い出すと、
此処から見ると宝石の方に美しい自分の故郷を眺めた。
「おーい、元気かい?」
両手を振って大きな声で叫ぶと地表へ帰投する彼女だった。

********************************************************************

 久しぶりにニホンちゃんは屋根の上に上ってみました。
梯子を持ち出した事はもちろんアサヒちゃんには内緒です。
うーん、いい天気だなぁ。
ごろん、と寝転がる彼女の傍に、後から上ってきたウヨ君が話しかけます。
「姉さん、またスカート穿いて此処ですかぁ?」
煙となんとかは、と言いかけるウヨ君の頭を軽く小突くと立ち上がり、
空に向けて両手を振るニホンちゃんです。
「おーい、私は元気だよ!」
「一体誰に手を振ってるの?」
「あそこよ、あそこ。見えないの?」
ニホンちゃんは空の一点を指さします。
もちろん、其処には青空が広がっているだけでした。
177青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/11 17:35:52 ID:jBi4HAgj
後書き、云い訳、その他諸々

どうもお久しぶりです。
約一週間開けてしまいました清風でございます。
さて、今回の元ネタらしきモノは

1.米国初の宇宙ステーション「スカイラブ」
  が地表落下の際に大西洋に落とすつもりが
  オージー君の処へ落としてしまいますた。

2.オージー君のうちの羊のゲップから出る
  メタンガスは地球温暖化の原因にカウントされる程
  洒落になりません。

の2点です。
本当に其れがネタか、と言われると苦しいです。
どちらかというと、プラネテスの最終回見て
宇宙モノを書きたいと思っただけでもあります。

ちなみに、1週間空いたのはアク禁騒ぎに巻き込まれた
せいです。

作品を読んだ方、
石を投げないでください。

いや、投げる代りに感想を下さい。
第一宇宙速度で首を長くしてお待ちしております。
178青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/11 17:39:27 ID:jBi4HAgj
因みに、既に自分で誤植を見つけてしまいますた。

>176
×此処から見ると宝石の方に美しい自分の故郷を眺めた。
○此処から見ると宝石の様に美しい自分の故郷を眺めた。

きっと読んで頂ければ幾らも見つかります。
  私は心の広い人が大好きです。
と、其れだけ申し上げて置きます。
179マンセー名無しさん:05/02/11 23:57:09 ID:LUZDl3iF
>>173-177
純粋に読み物として楽しめました。
第4話にも期待してます。
180puku:05/02/12 01:28:40 ID:NwP6D8RU
おーい
181黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/12 02:37:05 ID:5B3EbZxA
 「 花 火 宣 言 」
  今日も授業が終わり、みんなが学校から出てきました。
 冬の風に吹かれて、みんながマフラーや手袋をつけていると、
 アメリー君が校舎を振り向いて驚きました。
「な、なんだよこりゃ?!」
 みんなも校舎を振り返ると、
 いつの間にか校舎の壁に赤いスプレーで落書きがしてありました。
『 ウリは花火を持ったニダ!これからガンガン増やすニダ!
  ウリに話をして欲しかったら口の利き方を改めるニダ!
     将軍 キッチョム 』
「俺へのあてつけか?」
 アメリー君は今後の方針を発表したばかりです。
「朕を愚弄するアルか・・・他の家に大恩人とあがめられる予定だったアルに」
 ドサッ・・・物が落ちる音がしたのでみんなが振り向くと、
 そこにはニホンちゃんとウヨ君が目を見張って立ちつくしていました。
「ど、どういうこと・・・やっぱり話し合いじゃダメだったってこと・・・?」
「あの野郎、もう勘弁ならねえ!家を封鎖して締め上げてやる!」
 アメリー君がなだめました。
「まあ落ち着いて、2人とも。これは俺への当て付けだよ。張ったりだって」
「でもアメリーさん、2月11日はうちの記念日なんです。やってくれますよ、こいつ…
 これじゃ祖先に顔向けできない!」
 ウヨ君が祖先と言うと、その場の全員が凍りつきました。
 ただ紫苑ちゃんだけは優しくウヨ君をなだめるのでした。
「ウヨ君、こういうときこそ冷静にね。私もニッテイさんの戦い方は随分参考にしたけど」
「僕は紫苑さんが羨ましいです!バビロン作戦のこと…」
 バビロン作戦、それは以前イラク君が花火を作ろうとしていた時、
 紫苑ちゃんが奇襲攻撃で、出来かけの花火工場を吹っ飛ばした時のことです。
「何を言い出すアル、ウヨ!」
182花火宣言 その2:05/02/12 03:57:18 ID:5B3EbZxA
 紫苑ちゃんは残念そうに答えました。
「待ってウヨ君。もしもキッチョムの工場がもう稼動しているなら、
 あの手を使うのは危険よ」
「そんな!」
 そこへアメリー君が割って入りました。
「おいウヨ君待てって。ニホンちゃんも聞いてくれよ、
 ウチが花火とエアガンの本家だってことは知ってるだろ。
 紫苑が持ってなかった新型でいくらでも料理してやるからさ。
 それに防御用花火も研究中だし、新型イージスもキッチョムの家との間に回してるじゃないか!」
 アメリー君、力説しながらうろたえています。実はここにいる面々、
 日之本家を除いて全員花火を持っているのです。ですが、
 花火を持つ家は少ないほど良いと思っているため、
 どうしても言い訳がましくなってしまうのです。
「アメリー君には感謝しているけど、これからずっと花火と向き合うのかと思うと…」
「まあニホン、ラーメンでも食べながら落ち着いて話さないアルか?」
 ウヨ君がその言葉をさえぎりました。
「それより姉さん、帰って父さん達と相談だ!」
「そうね!じゃみんな、悪いけど私帰るね!」そう言って走り出しました。
「ま、待った!ニホンちゃん!」
止めようとしたアメリー君にニホンちゃんの言葉が聞こえました。
「やっぱり武士の言う通りにしていればよかったね…」
「なっ・・・」
 言葉を失うアメリー君に、エリザベスちゃんが声をかけました。
「驚いていても何も始まらないわ。何処まで許すか考えましょう」
「それともアジア町でも友人を減らすの?」
 フランソワーズちゃんが口元に笑いを浮かべています。
183花火宣言 その3/5:05/02/12 04:01:42 ID:5B3EbZxA
エリザベスちゃんは構わず続けました。
「持つ気にさせないよう、なだめすかす、
 持たせないためにも、あなたが敵を処分する、
 怒らせたとしても持たせない、
 持たせて関係を保つ、いずれかよ」
「そりゃ反撃の約束をして今の関係を保つ、に決まりさ。俺にはその力がある」
 そこへフランソワーズちゃんが付け加えました。
「持ったら関係を切るって道も有りそうだけど。
それじゃあなたはベスと紫苑しか友人がいなくなるわね」
「でもあなたより長い歴史と常に安定した家族関係、アジア町での信用があるわ。
 持った後でも誰かと違って言いたい放題なんてしないのではなくて?」
「あら、ご自分の家よりウチが先に成立していることをお忘れなく」
 そこへ紫苑ちゃんが疑問を投げかけました。
「だけど、危険な環境と独自の歴史を持つ国に、それがいつまでも通じるかしら」
 アメリー君は必死に言い返します。
「あそこにはウチの駐車場もあるし車も置いてる。無敵の俺が守ると約束しているんだぞ」
 チュウゴ君はキッチョムの落書きを見て言いました。
「いよいよ日ノ本家が目を覚ましたアルか・・・あいつを長く生かし過ぎたアル!」
 そんなみんなの話を影で聞いている人影が。キッチョム君?いやカンコ君でした。
 あれ?何故か涙を流しています。しかも感激のうれし涙のようです。何故でしょう?
「今日はお祝いニダ!奮発して高い肉いっぱい買うニダ〜」
 そう言って走り去りました。
184花火宣言 その4/5:05/02/12 17:14:45 ID:5B3EbZxA
 その夜、キッチョム家は鍋を囲んで焼肉食べ放題です。
 何と、キッチョム君の向かいにはカンコ君が座って鍋をつついているではありませんか。
「いや〜今夜の肉は格別うまいニダ」
 カンコ君上機嫌です。
「で、カンコ、みんなは何と言っていたニダか?」
「兄さんにも聞かせたかったニダ。
 アメリーはウリを必ず守ると言っていたニダ。ウリの事は信じきっているニダ」
「おお、それは好都合ニダ。日頃の努力が実ったニダな」
「チュウゴ君がニホンを長く生かし過ぎたと言っていたニダ」
「本当ニダか!それならニホンがチュウゴ家とウリナラの下女になる日も遠くないニダ」
「それがニホンだけじゃないニダ。エリザベスも、フランソワーズも、紫苑も、
 みんなウリナラが独自の長い歴史を持つ国と認めていたニダ!」
「カンコ、それは捏造じゃないニダろうな?」
「本当に聞かせたかったニダよ!
 エリザベスはウリナラには長い歴史を持ち、家庭内は常に安定し
 アジア中から崇拝されていると言っていたニダ。
 フランソワーズはそれを何も否定しなかったニダよ!」
「あの高慢な2人が!実はウリに気があったニダね。2対2で丁度いいニダ」
 キッチョム君いつも以上にニマニマしちゃってます。
「紫苑も、ウリナラは昔からチュウゴ家や日ノ本家に囲まれながらも、
 独自の文化を守ってきた家ニダから、花火を持つのも無理はないと言っていたニダ」
「あの成績トップの紫苑まで!意外とウリナラはモテモテじゃないニカ!
185花火宣言 その5/5:05/02/12 17:17:38 ID:5B3EbZxA
 お前も良く頑張ったニダね。今日の肉もおいしいニダ」
「しかし兄さん、今日の兄さん家のお米、ものすごく美味しいニダ」
「これはレアな物ニダからね〜」
「炊き加減変えたニカ?」
「違うニダ。アメリー家の非売品がタダで手に入ったニダ。あの米袋を見るニダ」
 キッチョム君の指差す米袋には星条旗と十字架が印刷してありました。こんな注意書きも。
  【 バージニア教会より恵まれない子供達へ  販売不可 】
「すごいニダ兄さん!」
「ウリもただ籠もってるだけじゃないニダ。これ以上のご馳走がこれから手に入るニダ。
 ビデオばっかり見ていたけど、どうやら学校に行けばモテモテの様ニダね」
 2人は笑いの止まらない夜をすごしました。
「「 誇 ら し い で す ね 〜 、 ホ ル ホ ル ホ ル ホ ル …」」
  おしまい
186マンセー名無しさん:05/02/12 21:38:43 ID:qHgbT1qr
タイムリーに核ネタキターーーーー(゚∀゚)--------!!
187マンセー名無しさん:05/02/12 22:45:06 ID:bA6MB4eS
>>181-185
各国の当惑ぶり(?)が良く出てるなぁ、何か読んでて怖くなってきた・・・
188マンセー名無しさん:05/02/13 00:55:56 ID:bUqn9EmR
>>173-177
乙でした。このシリーズは氏の代表作みたいなものになるでしょうね。
普通に楽しめました。これからも頑張ってください。

と締めたいところなんですが、一つどうしてもあなたを許せないことがあります。

>>177
約一週間開けてしまいました清風でございます。

自分のコテを間違えるんじゃない!!w
189マンセー名無しさん:05/02/13 01:51:10 ID:limrdEjs
 二月に入ったある日。廊下から聞こえてくる嬉しそうな鼻歌に、何事かと
居間から顔を出したニホンちゃん。
 その正体を確かめたニホンちゃんは、一瞬、狐につままれたようにポカー
ンとしてしまいました。それでも何とか気を取り直して、ニホンちゃんにも
気づかず、今にもスキップし出しそうな勢いで玄関に向かうその人に、何と
か声をかけました。
 「・・・城元お姉さん、一体その格好どうしたの?」
 「あらニホンちゃん。今から、待ちに待った休暇なのよ!!」
 背後にハートマークをまき散らしそうな程の、嬉しそうな表情をした城元
お姉さん。旅行バックを引っ提げて、綺麗なお化粧ときらびやかなアクセサ
リーに飾られたその姿に、普段のキリリとした面影は微塵もありません。
 「休暇って、お正月も済んだばかりなのに、またお休みできるの?」
 キョトンと首をかしげるニホンちゃんに、城元お姉さんはよくぞ聞いてく
れましたとばかりに語り始めます。
 「ニホンちゃん。実は可哀想なお姉さんには、正月もお休みがなかったの。
 ・・・みんなが紅白見たり、初詣に行ったりしている間も、ずっと、ずっ
とお仕事だったの!
 だから、やっとお休みがもらえるというわけ!」
 城元お姉さんは、どうやら相当ハイになっているようです。ニホンちゃん
の頭を、嬉しそうにクシャクシャにしながら、再び玄関へと歩き始めます。
 「何たって旧正月にキッチョム君のお誕生日ですもの!
 休暇、休暇!10日ぐらいはゆっくり遊べる^^ ニホンちゃん、お土産
期待しててね!!」
 意味不明なことを口走りながら旅行に旅立つ城元お姉さんを見送りながら、
ニホンちゃんはただただ、首をひねるしかありませんでした。
190マンセー名無しさん:05/02/13 01:52:12 ID:limrdEjs
 次の日の朝。
 心も凍り付くような悲鳴に驚いたニホンちゃんは、慌てて悲鳴がした玄関
に駆けつけます。
 「・・・城元お姉さん、一体どうしたの!!」
 ニホンちゃんの目の前には、昨日旅行に旅だったはずの城元お姉さんが、
昨日とはうってかわったやつれ果てた姿で、新聞受けの新聞を握りしめて、
燃え尽きたように立ちつくしていました。
 「旧正月なのよ・・・・。キッチョム君の誕生日なのよ・・・・」
 うわごとのように同じ言葉を繰り返す城元お姉さんに、どうしたらいいの
か分からないニホンちゃん。
 そのニホンちゃんの後ろから、リクジ兄さんが駆けだしてきました。
 「城元、やっと帰ってきたか!早くしろ、仕事だぞ!!」
 そう言うなり城元お姉んを引っ掴んで、家の中に引きずっていくリクジさん。
 「リクジ兄さん、お正月、休暇取っていたじゃない!!
 ・・・・私の休暇!!!!!」
 城元お姉さんの心の叫びは、どこまでも物悲しい響きに彩られていました。

 「・・・いったい何だったのかしら?」
 一人取り残されたニホンちゃんは、城元さんが取り落とした新聞を拾い上
げます。
 その一面には大きな見出しが踊っていました。
          『キッチョム君、花火保有宣言』
                             解説へ続く
191マンセー名無しさん:05/02/13 01:54:39 ID:limrdEjs
 花火ネタ、第一陣越されたようですので、補完といいますか。
 キッチョム君の家では毎年、冬の間に大規模な警備員の演習を行っていま
すが、旧正月からキッチョム君の誕生日までの間は、休暇期間といった感じ
だそうです。今年は二月九日から十六日まで。
 ですから、この時期の保有宣言というのは、あからさまにブラフなのかな
あと思える次第。それに付き合わされる城元さんとか、同じく旧正月を祝う
チュウゴ君は大変でしょうが^^;
 それでは。

 て、コテ入れ忘れ^^; ab−proでしたm(_ _)m
192φφφφφφφ ◆NULLrOaYao :05/02/13 02:05:20 ID:AZ3QBJ42
             /ヽ       /ヽ
            /  ヽ      / :::::ヽ
  ______ /     ヽ__/ :::::::::ヽ
  | ____ /          ::::::::::::::::::::\
  | |       /  ''''''   '''''':::::::::::::::::::::::::::::::|
  | |       | (●),   、(●)、.::::::::::::::::::::|   
  | |      .|    ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:::::::::::::::::::::..|   あげ 
  | |       |    `-=ニ=- ' .::::::::::::::::::::::./
  | |____ ヽ   `ニニ´  .::::::::::::::::::::::::<
  └___/ ̄ ̄        ::::::::::::::::::::::::|
  |\    |              ::::::::::::::::::|
  \ \  \___          ::::::::::::|
193黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/13 02:56:36 ID:LayK3hcb
>>191ab-proさん、久しぶりー!会いたかったよ〜!しかもネタでケコ−ンとはw

花火宣言の解説と釈明です。といってももうご存知の重大ニュースですね。
バージニア教会:悪の連結(リンケージ)ウィリアム・トリプレットU著195ページより
 韓国に侵入した北朝鮮の潜水艦にバージニアの教会が出した
 「キリストの名による救援食料・販売不可」があったそうです。これも書くまでもないかな。

ザイ君と分かり合おうとするニホンちゃんネタをうpしようとしたら、このニュースで吹っ飛び、
花火宣言も、始めはウヨ君に最後までお願いする気だったのですが、オチが付かず、
幸せ回路落ちにしたら、お嬢様3人の台詞が沸いて来て長くなり、分割するとオチが・・・

昔、新井素子が
「1000枚1本書くより100枚10本書くほうがきつい。
 高橋留美子さんはうる星やつらを息切れせずにやってのけた。天才!」と書いていたこと、
別の本で高橋留美子が
「4コママンガを書く人を尊敬する」と言っていたのを思い出しました。
長文大変失礼しました。>>186さん、>>187さん、とても嬉しかった!
194目次234:05/02/13 21:44:35 ID:j6YOaJBu
第2132話〜第2148話
>>140-143

第2149話「ねらいうち」
>>149-150 ( >>151 解説)
第2150話「ロール・プレイング・ゲーム」
>>154-156 ( >>157 解説 >>159 訂正)
第2151話「創立記念日」
>>166-167 ( >>168 解説)
195目次234:05/02/13 21:46:03 ID:j6YOaJBu
第2152話「空想特撮シリーズ ウルトラニホン 第3話 虚空の眼」
>>173-176 ( >>177 解説 >>178 訂正)
第2153話「 花 火 宣 言 」
>>181-185
第2154話「キッチョム君、花火保有宣言」
>>189-190 ( >>191 解説)
196kareki:05/02/14 02:29:19 ID:efFd8/ov
>>シェロさん
事後報告しかできんですいません。
「シスプリって名前しか知らないんですが」勝手に描かせてもらいました。
よろしければ御覧になってみてください。
197マンセー名無しさん:05/02/14 17:44:48 ID:UXXnxPLf
↓キャラ萌えネタを書ける作者が投下するバレンタインネタ
198あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/14 20:58:02 ID:DmqUU1sD
『まいふぁにー ばれんたいん』

「ベトナ、ハッピーバレンタイン。」
 ホー兄さんはそういうとわたしの頭に蓮の花を飾ってくれた。
 白い蓮は綺麗だけど、ちょっとくさい。

「ママ、ベトナ、ハッピーバレンタイン!」
 昔はパパもママンの年の数だけ真っ赤なバラを贈ってたらしい。
 でもここ数年、本数は20本で固定されているのをわたしは知っている。
 言わないよ、口に出しては。こわいもん…

「え?ベトナちゃんちは、男の人が花を贈るの?」
 両手いっぱいに真っ赤なリボンの箱を抱えてニホンちゃんが驚いて
いる。そんなびっくりすることいったかな?
 ところでどうしてみんなに配るの?元取れるの?
「いやあ、気持ちだもんこういうの。七百兆円に及ぶ実家の借金に
追われる長女だもんで、てへ。」
 あ、なんだ、えいぎょーか。

「Yeah!ベトナ、ハッピーバレンタイン!」
 高そうなカードだなあ…とりあえずありがとうって言っておこう。
ダイヤモンドカードって言うんだ、ふぅん。
「しっかしニホンちゃんも不思議だよな、今日はふつー男が贈り物する
日の筈なんだけどNE。」
 いやほら、ひとそれぞれだし、アメリー君にやついてるし。
199あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/14 20:59:03 ID:DmqUU1sD
「ねえ、あんたどっちの味方なのよ、アメリー君?ニホンちゃん?」
「うるさいニダ、そういうタイワンは何でこんな隅っこに座ってるニカ?」
 めずらしい取り合わせだな、二人とも何やってるんだろう?
「ベトナなにこっち見てるニダ!ウリにはチャジャン麺は半万年彼方の
食べ物ニダ!ケンチャナヨニダ!」
「そーだそーだー…」
 ならいいじゃない、そんな教室の隅っこで肩並べて体操ずわりしなくて…
いたたた、消しゴム投げないでよぉ。何も泣かなくてもいいじゃない。
蓮の花がきれい?ありがと。あ、イヤミなの。

「アイゴーーーーーォォォォォ」
「バレンタインなんかキラーーーーイ!!!」

おしまい
200あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/14 21:00:09 ID:DmqUU1sD
※解説・贈答・私利私欲
●重要なお知らせ
今年のバレンタインは事情により中止となりました。
ブラックデーは例年通り行われますので、お楽しみにされていた方はそちらに
奮ってご参加ください。
●虫歯だからチョコいらないや!(つよがり
あさぎりです。朝鮮に乗って書いてみましたが、男が女性に贈る国のほうが
多いようですね、バレンタイン。
ついでに久々にウリのSSにカンコ登場。いやほんとうに久々だw

※ソース甘口
ベトナムも女性に贈る。
↓ハッピーバレンタイン
ttp://www.junmas.com/vietnam/messages/323.html
↓各国はWikiがかんたん、わかりやすいですね。バレンタイン少佐の伝説は
やはり本当かw
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC#.E9.9F.93.E5.9B.BD.E3.83.BB.E5.8F.B0.E6.B9.BE
201マンセー名無しさん:05/02/14 23:57:09 ID:MK/d7P8z
>>198-200
男が女性に贈る国の方が多いとは知りませんでした。
今日だけカンコに同情してやろう……と、思ったらタイワンちゃんも貰えなかったのか…
202青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/15 00:07:32 ID:wBerZ3aN
「聖バレンタインの悲劇」

 ぴゅるるる 外を吹く風はまだまだ冷たいです。
朝寝床から抜け出すのにもちょっと勇気が必要、そんな季節です。
それでも少年少女の心の中は今日だけちょっとだけ特別。
だって今日は「聖バレンタインの日」ですから。
まぁ、地球町ではみんなのお家で色々と解釈が違ったりするのですが・・

「さぁ皆さん、悔い改めましょう!今日の此の聖なる日に行いを改め、
そして古の聖者のごとく清らかな日々を過ごすのです!」
もちろん是はヨハネ君です。彼の厚い信仰心の前には級友達の揺れる心など
問題ではないようです。
さて、その級友の一人ウヨ君ですが、あからさまに普段と様子が違います。
「あ、あのラスカちゃ、じゃない、ラスカさん」
ああ、そう言う事ですか。で、一方のラスカちゃんですが、
「あ、き、今日はバレンタインの日、だ、だから・・」
と、言って彼に綺麗な一枚のカードを渡して風のごとく走り去ります。
チョコレートの小箱を期待していたウヨ君がちょっとがっかりしながら
カードを開いてみると、
       私の聖バレンタインになってください。
と直筆で書いてありました。
「い、一体是は何の事だ、何かの暗号だろうか?」
ウヨ君にはさっぱり判りません。こういう事なら詳しいはずだ、と
啓蒙活動に熱中しているヨハネ君の首根っこを捕まえて聞いてみたところ、
彼はにっこり笑ってこう言いました。
「聖バレンタインのごとく無償の愛に生きろと言う事ですよ!
 ささ、あなたも私と共に神の愛を広げる活動を致しましょう!」
と、言うなり慈悲の言葉を連ねたパンフレットの束を手渡しました。
203青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/15 00:08:52 ID:wBerZ3aN
 さて、そんなウヨ君のお姉さんのクラスはどんな様子でしょうか?
「おお、なんと積極的な」
マカロニーノ君が頬をピンクに染めながらそわそわしています。
挙動がおかしいのは彼だけではありません。
アメリー君は、にやりと笑うとそのまま教室を出て行きました。
カナディアン君はそわそわと心此処に有らず、と言った感じです。
チューゴ君は暫く考え込んだ後誰かにいそいそと携帯をかけています。
何故かアーリアちゃんまで思い詰めた様な顔をしていますよ。
「いったい何の騒ぎですの、是は」
フランソワーズちゃんが隣のエリザベスちゃんに問いかけます。
「私、良くは存じませんが、こういう時の騒ぎの元は
 い つ も 決まっておりませんこと?」
ああ、と軽くうなずきちらりと横目で”騒ぎの元”をみるフランソワーズ
ちゃんでした。

その”騒ぎの元”、ニホンちゃんはいつも通りに隣のタイワンちゃんと
おしゃべりの真っ最中です。
「でね、結局クラスの男子全員に義理チョコ配ったんだよねぇ」
「え、ニホンちゃん、”義理チョコ”って何?」
ニホンちゃんが微かな違和感と共に自分の家のバレンタインデーの習慣
の説明を始めたその矢先でした。
「ニ、ニホン。わ、私はあまりこういう事に詳しくないのだが」
と、言いつつアーリアちゃんが近寄ってきました。
手には不器用ながら精一杯真心を込めて包んだ小さな箱を持っています。
「え、アーリアちゃん。私たち女の子同士だよう」
と、言い返す間もなく今度はマカロニーノ君が近寄って来ました。
「ふふ、子猫ちゃん、御免ね。今まで君の気持ちに気がつかなくって。
 でも、今日うちの母も会ってくれるみたいだから」
204青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/15 00:10:12 ID:wBerZ3aN
 はい?
ニホンちゃんはまだ事態を把握できていないようです。
追い打ちをかける様にぼそりと呟く声が有ります。
「ぼ、僕は料理は結構得意なんだ。
どうだろう、今晩僕のうちで僕の手料理でも」
いつの間にか傍にいたカナディアン君でした。
其処へぴんぽんぱんぽーん、と校内放送が入ります。
「地球組のニホンさん、アメリー家から花束が届いておりますわ。
 早く取りに来て頂けません事?職員室が一杯に成っておりますのよ」
ハプスブルク先生の声も流石に当惑しています。
其れをきっかけにした様に、
「香に聞いたアル。情人節では11本の薔薇を送るそうアルな?」
「ああ、私は良くは知らなかったのだがお前の気持ちに応えようと・・」
「ホルホルホル、ウリの魅力の前ではニホンも無力ニダね」
しまいにはカンツォーネを高らかに歌い上げる者まで現れました。
わいわい、がやがや
今やニホンちゃんの机の周りは、
妄想に目の眩んだ男共(例外有り)の人だかりが出来ていました。

     「うるさいぞガキ共、今は授業中だぁっ!!」

ずしん、と黒板を叩く音に一瞬で我に返ったみんなが教壇に見たのは
怒りに震えるフラメンコ先生でした。

 さて、同じ頃ウヨ君はどうしたのでしょうか。
「ら、ラスカちゃん、君のメッセージ受け取ったよっ!」
一瞬で薔薇色に染まるラスカちゃんの頬。
そこへすっと差し出す「神の慈悲」が詰まったパンフレット。
ぱちん、という音と共に紅葉型の手形が付くウヨ君の頬でした。
205青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/15 00:36:21 ID:wBerZ3aN
云い訳とか後書きとか解説とか

はい、バレンタインデーネタですだ。
>197 氏が云う様な”キャラ萌え”が有るかどうかは
はっきり言って自信がありませんです。
まぁ、速成ラブコメだから、と云い訳を先に書いておきます。

そうそう、一応ネタ解説です。
あさぎり様も書いているとおり、
バレンタインデーにギフトを送るのは男性から女性、
が世界の大勢のようですね。
まぁ、とっても親しい間柄では交換し会うってのは
有りの様なので、そこで”義理チョコ”を
モテる女の子が配りまくったら・・・・・という仮定の話です。
もっとも、貰っても「きょとん」とされるのが大半かも
知れませんが。

あと、ウヨ君が貰った「私のバレンタインになって」
と云うメッセージは「恋人になって下さい」
と言う意味です。
余談ですが、英語で「誰か今見ている人居る?」
と云うのも場合によってはそう言う意味になるそうな。

取り敢ず、小学生は勉強しなきゃね。
206青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/15 00:57:36 ID:wBerZ3aN
>>205
ネタ解説の追加その他です

一応各男子のリアクションは
実際に良くある話(と、云われているモノ)を参考にしました。
ただ、ドイツに関してはここ10年くらいに普及し始めた風習の
ようです。チューゴ君の”11本の薔薇”はどうやら香港での
流行らしいです。”12本目の薔薇は君だよ”と云う意味を込めるとか。
207マンセー名無しさん:05/02/15 01:16:52 ID:krqKZ0u1
>>202-204

多数のキャラを手際よく描写しててイイ!!
208マンセー名無しさん:05/02/15 20:14:14 ID:kOiXJGME

___________________
      |バレンタインシェルター|     
 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
  |              |
  |               |    
  |              |
  |              |
   |               |  
   |        <'A`> …マンドクセ | 
|  ノ( ヘヘ.     | 
  |         | 
   |              |  
   |_____________| 
209電話突撃隊 ◆g8Ww/58cmA :05/02/15 21:41:54 ID:TEZsUW10
>>205
ネタ解説補足
>余談ですが、英語で「誰か今見ている人居る?」
>と云うのも場合によってはそう言う意味になるそうな。

"Are you seeing anyone?"のことですね。こちらは
「付き合ってる人はいますか?」というニュアンスです。
だからなんだといわれても困りますが。{seeはスラングで
「(特定の人と)付き合う」の意味がある。}
210マンセー名無しさん:05/02/15 22:29:17 ID:U8zbGNFO
>>202-206
>>209
漫画チックな作品なんで笑いながら読んでたけど…大変勉強になりました。
ところで、義理チョコなんて習慣が有るのは、やっぱり日本だけなのかな?
211放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/02/16 02:01:27 ID:+R2KfH5G
『新喜劇だよ。ニホンちゃん』

「大変ニダ!大変ニダ!サクラ姐さんっ!」
「あらあら、どうしたんだい、ニダっパチ。あんたの大変は聞き飽きたよ。」
「そ、それは・・・うちのジイさまが、ここにやってくるハセヨ!!」
「ほぉう、そいつは良かったじゃないかい。
 孝行したいときに親はなし、しっかり親孝行してやんなよ」
「そ・・・それが・・・・」
「うん? どうしたんだい」

「じ・・・実は、ウリはジイさまを喜ばせてやりたくて嘘をついてしまったニダ・・・」
「ニダっパチの嘘なんて珍しいことじゃないだろう? いったい全体どんな嘘をついたんだい?」
「そ・・・それはウリがサクラ姐さんたちにモテモテっていう・・・・」
「はぁ? アンタねぇ、嘘つくならもっとマシな嘘をつきなよ。」
「す、すまねぇニダ・・・・。ジイさまを喜ばせたくて、つい・・・。」
「つい・・・じゃないよ。まったくニダっパチはしょうがないねぇ。
 ようがす。アタシが一肌ぬいでやろうじゃないか。」
「サクラ姐さんっ!!!!」
「アンタの嫁なんて気持ちの悪いこと、これっきりだからね。 変な勘違いとかはよしとくれよ」
「カムサハムニダ!このご恩は一生忘れないニダっ!」
「・・・・その台詞も聞き飽きたよ。」
212放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/02/16 02:08:27 ID:+R2KfH5G

「あっ、ジイ様が来たニダっ」
「うん?あれがジイ様なのかい? ずいぶん若そうだけど・・・・」

(上手からゾロゾロ現れる茶髪のニダーさんたち)

「おお、カンコよ。遊びにきたニダ。早くヤラせてくれる日本女を紹介するニダ」
「おお、その女がお前にほれ込んでいる淫乱AV女優の日ノ本さくらニダね」
「さくらはAV女優のくせに美人ニダ。きっと整形したハセヨ。」
「ウリはそこのカンコよりも逞しいニダよ。今夜はウリに付き合うハセヨ」

「・・・・・・・。」

「何を黙っているニダ。さっさとウリに酒でも持ってくるニダ」
「ウリは結婚してるニダ。そんな熱い視線を送られても困るハセヨ」
「ウリとヤリたいニダか?やってあげてもいいニダよ?」


「・・・・いい加減におしっ!このブサイクどもがっ! (肩に回された手にかんざしを突き刺す)」
「うぎゃああああ・・・・。痛いニダ、殺されるニダ!」
「お、お前、女の分際で・・・・」
「謝罪汁!賠償汁!!!」

「うるせぇよ。この豚どもっ! (鞭を一閃)」
「あひぃぃぃぃ(歓声)」

213放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/02/16 02:09:13 ID:+R2KfH5G
「(鞭をヒュンヒュン振りながら) なぁ、お前らブタだろう?
 キムチくさい息を吐いて発情しやがって・・・。お前らブタなんだろう?」
「(ガクガク震えながら) ゆ・・・許してください。サクラ様。」
「(鞭で自分の足元を指して) 並べ・・・・。豚どもが・・・・」
「は・・・はいぃぃぃ (嬉々として横一列に四つんばいになる)」

「・・・・さて、ニダっパチ。これはどういうことなんだい?」
「あ、あう・・・・。彼らはウリの友達で・・・・GODというチームのメンバーで・・・。」
「ふーん。それで?」
「GODだから・・・頭の文字を取ってジイ様と呼ばれているニダ・・・。」

「・・・・・」
「・・・・・」

「(鞭でニダーさんの群れを指し) ・・・・並べ。」
「ハイ・・・・。(しずしずとニダーさんの群れに加わる)」

「臓物を・・・・ぶちまけろっ!」
「あはぁぁぁぁぁ・・・・・。サクラ姐さんっっっ!!!」

(響き渡る鞭の音とニダーさんたちの歓声の中、閉幕)
214放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/02/16 02:13:10 ID:+R2KfH5G
いちおう、元ネタ

god 5月ついに日本進出「g様と呼ばれたい」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/02/15/20050215000074.html

groove over doseを略してgodだそうです。
90年中盤の小室ファミリーにいそうな名前ですね。
215マンセー名無しさん:05/02/16 02:22:58 ID:iXI5TvSR
スラップスティックだw
ところで、修学旅行の夜の続きはまだでつか?
216マンセー名無しさん:05/02/16 04:29:58 ID:+R2KfH5G
>>215

おお、覚えてくれた人がいるなんて・・・・。
うれしいのでやっつけ仕事で続編を書いてみました。
乱文になってますけど、時間がなかったのでご容赦ください。



217放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/02/16 04:30:28 ID:+R2KfH5G
前回までのあらすじ


ビデオカメラを片手に女子の部屋に進入した極東ダチョウ倶楽部(リーダー不在)だが、
布団の中はことごとくものけの空。
それどころか、物置から京都謹製の硬い枕が雨あられと二人を襲う。
混乱する二人に高らかな笑い声が浴びせられる。
「ふははは、貴様らの浅知恵などお見通しよ。」
「そ、その声はっ!」


218放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/02/16 04:34:46 ID:+R2KfH5G
カンコくんたちが振り返ると、部屋の隅に山積みにされた丘に、白いパジャマを着た
タイワンちゃんが立っていました。

「むむむ・・・・。事は露見したかっ!」
「兄上、かくなる上は早々に引き上げるべきですぞ。」
「××の下着1枚もとれずに引くというのか・・・。無念だが仕方あるまい。」

二人はきびすを返すと、枕の雨の中をベランダへと一目散に逃げていきました。
そして、彼らがやっとの思いでベランダへの窓に手をかけたのですが・・・・

・・・そこに待っていたのは、マカロニーノ君のヤクザキックでした。

「マ、マカロニーノくん・・・。なにをするニダ・・・・。」
「何をするだと!? 女性の部屋に忍び込み辱めを加えようとする貴様らのような下劣なバカどもを、
 この”女性のアイドル” マカロニーノが許すとでも思っているのか!!」
「お・・・おまえ、さっきまで、ウリたちと一緒に・・・。」
「問答無用! くらえ、正義の鉄拳コーザ・ノストラ!!」
「ハセヨーーーーーッ!!!」

マカロニーノ君の怒りの鉄拳が炸裂して、二人は部屋の反対側へと吹き飛ばされていきました。
219放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/02/16 04:39:54 ID:+R2KfH5G
「ううっ、マカロニーノめ。土壇場で裏切るとは・・・・。」
「兄上、今はそのようなことを悔やんでいる場合ではございません。早くっ!」

マカロニーノ君に憤る兄の手をとり、カンコ君はドアに向かって駆け出しましたが

ぷすぷすぷすっ!

逃げる二人のお尻にベトナちゃん謹製のブービートラップ(お子様向け)の針が突き刺さり、
さらに「えいっ!えいっ!」とニホンちゃんも破魔矢で追撃します。

ジャーン ジャーン ジャーン!

追撃のどらの音が鳴り響き、「かかれい。かかれい」とタイワンちゃんが総攻撃の激を飛ばします。

二人は枕の雨という阿鼻叫喚の地獄を潜り抜け、やっとの思いでドアにたどりつき廊下へと
逃げ出しましたのですが・・・・・

「・・・どこに行くつもりだ。カンコ、キッチョム。」 と、廊下の右側から、二人を呼び止める声が。

二人が恐る恐る振り返ると、そこには重さ5キロのモップを肩にかけた少女が立っていました。

「げぇぇっ!貴様は!!!」

さてさて、この金髪碧眼の美少女の正体は? 以下次号
220マンセー名無しさん:05/02/16 15:22:43 ID:zTvz19PR
ジャーン ジャーン
げええっ

この展開ワロタ
221シェロ:05/02/16 19:14:39 ID:ysT/iiTR
「本当にあった怖い話」
〜警告:この話には一部残虐な描写が含まれています。

ザリ・・・ザリ・・・ザリ・・・
あたしは大きな荷物が入ったリュックを背負って、砂漠の中を歩いていた。
「重いよぉ・・・・・・」
リュックの中には何が入ってるんだろう。何かどんどん膨れ上がって、どんどん重たくなってくよ。
「やぁ、ニホンちゃん大変だね」
声がしたので顔を上げると、そこにはアメリー君が立っていた。
「ニホンちゃんが重い思いをしてるのは、その身につけてる鎧のせいだよ。それを脱いじゃえば、身軽になると思うよ。
 がんばって!じゃあ!」
そういうとアメリー君は、鷲に変身して飛んで行っちゃった。手伝ってくれてもいいじゃない・・・
とりあえずあたしは身につけてた鉄の鎧を脱ぎ捨てた。大分体が軽くなったかな。頑張ろう。
もう一回リュックを背負って歩き出す。でもあたし、どこに行こうとしてるんだろう。
222シェロ:05/02/16 19:15:11 ID:ysT/iiTR

リュックの中身はまだまだ大きくなっていくみたいだ。だんだん息が切れてくる。
空を見上げると、鳥がくるくると軌跡を描いて、あたしの頭上を飛んでいた。
頭の禿げた、ぎゃあぎゃあと鳴く薄気味悪い鳥。
構わずに歩いていると、ぎゃあぎゃあと鳴く声は聞き覚えのあるような声に変わっていく。

「フフフフフにほんチャン、オイシソウデスワ」
「アタシ、アノカワイイオメメヲタベチャイタイワ、キットアマイワヨ」
「ジャアオレハ、アノヤワラカソウナオナカガイイナ」
「アラあめりいクン、ソンナゴシュミガオアリナノ?」
学校で聞きなれてたみんなの声、寒気がしてくる。なにこれ、あたしをどうするつもりなの?
あたしは小走りに走り出そうとするけど、砂漠の砂はあたしに絡み付いて、ちっとも前に進めない。
リュックの中身は膨らみ続けて、あたしは潰れそう。
223シェロ:05/02/16 19:15:42 ID:ysT/iiTR

「アアモウガマンデキナイヨ。ミンナデモウタベチャワナイカ?」
「ソレモイイワネ。くききききき。デモアバレラレナイカシラ?」
「ダイジョーブサ。ソレニにほんチャンノヨロイハ、オレガサッキヌガシテヤッタカラサひけけけけけ」
「マアあめりい、アナタモワルイヒトネ。フフフヒヒヒホホホヘヘヘ」
みんなの声が近づいて、鳥が高度を下げてくる。あたしは精一杯走ってるのに、どんどん砂が絡み付いてくるだけ。
「あっっ!!」
砂に足を取られて、あたしは転んでしまった。その時、
「イマダ!!」
アメリー君の声がして、気持ち悪い鳥達があたしの上に降りてきた。
そのとんがったくちばしで、あたしの体をついばむ。
あたしの右目をくりぬいて、美味しそうに飲み込む。
左手をその爪で引きちぎって、細かく切り分けて仲間と味わう。
あたしのお腹に顔を突っ込んで、はらわたを貪る。
やめて、やめて、やめて!叫ぼうとするけど、もう喉は食いちぎられていて、声がでない。
あたしの中身を喰らいつくして、「ゴチソウサマ」と血まみれの頭をお腹から出して笑った鳥の顔は、アメリー君だった。
224シェロ:05/02/16 19:16:32 ID:ysT/iiTR

「い、いやあああああああああああああああああああぁぁあぁああっっっっっっっっ!!」
あたしは叫んで布団から跳ね起きた。全身に冷たい汗がふきだしてる。
「姉さん!どうしたの!!」
ウヨ君がびっくりして駆け込んでくる。
「え・・・・・・あ、・・・・・・夢?」
あたりを見渡す。ウヨ君の心配そうな顔。あたしの机。時間割の横のクマのぬいぐるみ。そこは砂漠じゃなくていつものあたしの部屋だった。
「ねえさん、顔色が真っ青だよ、大丈夫?」
「う、・・・うん。ちょっと、怖い夢みただけ・・・・・・」
心臓がさっきからずっとバクバクしてて、治まらない。
「そう・・・ただの夢なら大丈夫だよ。驚いたな。じゃ、オレ部屋戻るよ」
そう言ってウヨ君は部屋から出て行こうとする。
「待って武士!独りにしちゃやだぁ!」
あたしはつい、ウヨ君の腕を掴んでそう泣きついていた。
225シェロ:05/02/16 19:17:34 ID:ysT/iiTR

「もう・・・・・・姉さんも子供だなぁ。怖い夢見たくらいでさ」
「だって、ホントに、ホントに怖かったんだもん」
あたしはウヨ君の体を抱きしめながら言う。ウヨ君の少し高い体温が、少しずつあたしを落ち着かせてくれる。
「んっ・・・大丈夫だよ。姉さんにはオレがついてるんだから。どんな時でもオレが守ってあげるよ」
ウヨ君は子供をあやすように、あたしの背中をぽんぽん叩いてくれてた。
ただの夢だよね。目が覚めてすこししたらすぐ忘れちゃうよね。きっと大丈夫だよね。 
あたしはウヨ君と抱き合って、もう一度目を閉じる。今度はもっと楽しい夢を見たいな、キッチョム君が考え改めてネコ返してくれるとか・・・・・・
夜は静かで、ウヨ君とあたしの息だけが聞こえるみたい。
226シェロ:05/02/16 19:18:18 ID:ysT/iiTR


       ご   と   っ


静寂を打ち破って突然物音がした。あたしの全身の毛が逆立つ。
落ち着いていた心臓が、またバクバクと暴れだしてきた。
薄気味悪い寒気がして、思わず眠っているウヨ君にしがみついた。
大丈夫だよ。どうせ机の上にあった何かが落っこちただけだよ。だから気にしないでいいよあたし。
あれは単なる夢だったんだし、気のせい、気のせい。
だから見ないの。あたしは絶対見ないんだ。絶対ダメ、絶対見ちゃダメ!
自分にそう言い聞かせた。けれど体が言うことを聞いてくれなくて、
目が勝手にそっちに行ってしまう。
抵抗できない力に負けて、あたしが目にしたのは、


ぶ く ぶ く と ふ く れ あ が る リ ュ ッ ク サ ッ ク だ っ た
                                           (了)


227シェロ:05/02/16 19:33:53 ID:ysT/iiTR
かいせつのようなもの
ttp://ueno.cool.ne.jp/gakuten/network/fin.html
上記のサイトに日本の負債の現状が記されています。
これだけでも十分怖いですね。

破産した長銀にリップルウッドが食いついて莫大な利益を上げていましたね。
外資系ファンドは日本の資産を今も狙い続けています。

さらに、会社法改正の審議が通ると、株式交換による三角合併が解禁されることで、
外資系企業の日本企業買収が非常に容易になる見通しとのこと。

膨れ上がるリュックサック:負債
薄気味悪い鳥達:外資ファンド
ニホンちゃんが着ていた鎧:改正前の会社法

そんな感じです。ヤバイ、マジヤバイ。とにかくお前ら、日本のヤバさを知っといたほうがいいと思います。
228マンセー名無しさん:05/02/16 19:37:31 ID:wNzgkleR
>>221-226
怖いわっ!!

>>184
遅レスですが、ジョークスレに転載汁。きっとソースがつくから。
229マンセー名無しさん:05/02/16 20:26:44 ID:8dO7BeVM
シェロさんはガンガン上達してて凄いです。
230マンセー名無しさん:05/02/16 21:56:42 ID:d3jHSIFV
>>221-226
マジ怖ぇ。悪い夢であってほすい・・・
231マンセー名無しさん:05/02/17 20:47:03 ID:3Gweuh8y
新作期待age
232ab-pro:05/02/18 00:16:20 ID:cJno0Ch+
 とある日の休み時間。ニホンちゃんがノートと睨めっこしながら勉強中のようです。
 「ハイ、ニホンちゃん!一体何を勉強しているんだい?」
 「歴史の勉強よ、アメリー君」
 「・・うっ」
 気軽にニホンちゃんに声をかけたアメリー君ですが、歴史という単語を聞いて思わ
ず仰け反りました。勉強なら何でもこなせる優等生のアメリー君ですが、歴史の教科
だけは苦手のようです。
 それに比べて歴史は大の得意のニホンちゃんですが、クラスには更に上手がいるの
です。
 「歴史の勉強アルか?ニホンちゃんも頑張っているアルね」
 「チュウゴ君はやっぱり余裕ね。ねえ、問題出していい?」
 「いいアルよ」
 学年でいつも歴史の成績のトップを競っているチュウゴ君はやっぱり余裕のようで
す。いそいそとこの場を逃げ出したアメリー君を尻目に、ニホンちゃんの出題を待ち
かまえます。
 「では、第1問です。科挙とは何でしょう?」
 「科挙アルね・・・」
 その問題に、チュウゴ君はすぐに「科挙」に関する知識が思い浮かびました。
233ab-pro:05/02/18 00:17:08 ID:cJno0Ch+
 それは、広大なチュウゴ家の中の、ニホンちゃんなら名前も知らない農村。
 水道も電気もないこの村のある家で、村人が総出で一人の娘を囲んでお祝い事を述
べています。
 「良かったアルよ。この村で大学に合格したのは娘々が初めてあるよ」
 「これで農村戸籍から離れて、北京の間に堂々と住めるアルよ」
 朗らかな村人の笑顔の中で、しかし、とうの娘はなぜか沈痛な面持ちで父親を見つ
めます。
 「でも、お父さん。入学金の八万円なんて大金、無いアル。私はこのままここで働
くアルよ」
 八万円といえば、父親の5年分の総年収。ただ生きて行くだけの生活しか出来なか
ったこの村で、そんな大金があるはずがありません。
 「大丈夫アル。昨日、牛を売ってきたアル。これで何とか七万円は揃ったアル」
 「・・・そんな。牛がいなかったら畑仕事はどうするアル!それに後1万円は・・」
 「それは大丈夫アル。村のみんなでお金を出し合ったアル。娘々は安心して北京の
間で勉強するアル」
 父親と村の人々は、暖かく娘に頷きます。何も心配は要らないのだよ、と。
 「・・・・ありがとうアル。・・・勉強頑張るアル!!」
 とてつもなく重い、大学入学の切符を手にして、娘は涙を流しながらみんなに誓う
のでした。

 「官吏登用のための資格試験アル。試験の結果によって貧しい農民にも貴族にも平
等に大臣になるチャンスがある、実に効率的なシステムアル」
 「正解。さすがチュウゴ君。では、第2問。直訴とは何でしょう?」
 今度も余裕の笑みを浮かべて、「直訴」に関する知識を思い浮かべます。
234ab-pro:05/02/18 00:17:42 ID:cJno0Ch+
 「ここはチュウゴ君の第二勉強部屋にするアル。さっさと退くアル!!」
 棍棒を手にした役人達が、そこで怯えている人々を乱暴に追い立てます。
 「ここは昔からの私たちの部屋アル・・・」
 「うるさいアル!この部屋ではお役人様が法律アル!!」
 そう言うと、乱暴な男達は容赦なく棍棒を振り下ろすのでした。
 
 「あまりにも非道いアル。こうなったら北京の間に行ってチュウゴ君に直訴するアル。
 チュウゴ君も役人の横暴は直訴するように言っていたアル!!」
 こうして、なけなしのお金を集めて北京の間に向かう人々。そして北京の間には、同
じようにチュウゴ君に直訴しようとして集まった人々が溢れていたのでした。

 「何アルか。あの汚い従業員達の群れは?」
 ボディーガードに伴われながら北京の間に帰ってきたチュウゴ君は、異様な目つきで
自分を見つめる従業員の群れに、思わず一歩後ずさります。そんなチュウゴ君に、ボデ
ィーガードの一人が耳打ちして事情を説明します。
 「・・・直訴アルか!折角直訴する権利を保障してやったのに、感謝するどころか権
利を乱用しようとするのは許せないアル!排除するアル!!」
 チュウゴ君の号令いっか、あっという間に直訴者の群れを排除するボディーガード達。
 その光景を見ながら、チュウゴ君は秩序が一番と思うのでした
235ab-pro:05/02/18 00:18:12 ID:cJno0Ch+
 「一定の手続きを経ないで、一番上の人に訴え出ることアル。秩序を乱す行為アルか
ら、直訴を行った者は罰を受けるアル」
 飄々と答えるチュウゴ君に、ニホンちゃんは素直に感心しました。
 「すごいね、チュウゴ君。私も歴史の勉強、もっと頑張って良い点数取らないと」
 「ははは、それは無理アルよニホンちゃん!!」
 そう言って笑い出rチュウゴ君。
 「だって、歴史の勉強と言いながら、現代社会の勉強をしているアル。これじゃあ、
歴史のテストで良い点とれないアルよ!!」
 なおも笑い続けるチュウゴ君に、ニホンちゃんはただただ首をひねるしかありません
でした。
                                    END

 中国には都市戸籍と農村戸籍があり、戸籍の変更できる唯一のチャンスが大学入学で
すが、農村で入学金八万円は年収5年分とのこと。
 なお、建築現場等に出稼ぎに出てきた農村戸籍の労働者達は「民工」と呼ばれ、公共
サービスは受けられません。
 胡錦涛主席は民工の保護を進めているようですが・・・・まだまだ。
 「直訴」は、贈収賄が歴史的に横行する中国で、弱者救済のために公に認められた権
利ですが、最近、取り締まりが強化された模様。
 最近は数万人規模の暴動が頻発し、北京には直訴に訪れた住民が5千人ほど直訴待ち
をしているみたいですし。
 今回は「ニホンちゃんのチュウゴ君講座」のつもりで書き始めて、途中で作品に変
更しましたので、お見苦しいところがあるかもしれませんが、損害賠償請求はご勘弁の
程を^^;
 それでは
科挙
http://www.president.co.jp/pre/20020930/001.html
直訴
http://musume80.exblog.jp/1563418/
http://www.sankei.co.jp/news/050120/kok071.htm
236 :05/02/18 00:39:25 ID:86XPmjli
暴れん棒将軍様 1

放課後、学校の帰り道の公園で、カンコ君がため息をついています。
その表情は疲れたようでもあり、いつものカラ威張りすらありません。
それを見つけた、ニホンちゃん心配なのか、薄気味悪くなったのか
声をかけます。
「どうしたの?カンコ君?」
「あうニホンニカ?おまえはいいニダヨ。なーんもかんがえることがなくて」
その言葉そのまま返したい衝動を抑えてニホンちゃん、しおしおカンコ君に訳をききます。
「カンコ君らしくないわねえ、いつもならほら、挨拶は謝罪シル賠償シルなのに」
「訳を知りたいニカ?ウリよりお前の方が悩むべきニダ。ほれ見るニダ、この手紙。」
手紙にはこう書かれていました。

(明日は「偉大なる人民の太陽」ウリの登校日ニダ 弟たるカンコは万事遺漏なく
 あい務め、下女チョッパリは過去ウリに多大なる損害を与えたことを反省し、倭奴たる立場を

 弁え、謝罪と恭順の意を示さなければならない。 偉大なる指導者、人民の英雄、稀有なる芸術家
                              暴れん棒将軍キッチョム)

「下女とはなによ!カンコ君のはバカだねえですむけど、この体に悪い言い方はなによお」
「バカとはなにニカ?哀号!ファビョる元気もないニダヨ、明日はウリミンジョクの恥が
 学校にくるニダ あの斜め上ブラジャーを皆にみられるニダ!ウリの誇りがボロボロに成るニダヨ〜哀号」
「斜め上の水平線カンコ君から見て斜め上なんて・・・想像もつかない。」

明日ことがたまらなく不安なニホンちゃんとカンコ君でした。
237 :05/02/18 00:40:35 ID:86XPmjli
暴れん棒将軍様 2
翌朝
「ハーイニホンちゃん元気かい?」アメリー君が明るく声をかけてきました。
ニ「つったくあんたって人は、底抜けに明るいのも考え物よね、きっと脳天に五寸釘が刺さっても
 笑ってんだわ」
「朝からご機嫌斜めだね、そうかあのボンビーキング、キッチョムが登校するんだってな」
横からロシアノビッチ君が口を挟みます。
ロ「あの野郎を甘やかした俺が悪いんだけどナ、ヒック 野郎貸した金びた一文はらわねんだぜ
 こないだなんかまだ、ウぃー タンクくれとか飛行機くれとかいうからで金は?ってきいたら
 金はねえがキムならたくさんいるからそれで払うだとよ。」  
ニ「そうよロシアノ君、あんたが甘やかすからだよ。ウチ物凄く迷惑してんだから」
ロ「なんだよ、おめえなんか未だに、南キムチスキーを甘やかしてんじゃねえか、なにがカン流だよ!」
ア「まあまあ二人とも。」
そこへチュウゴ君が難しい顔してやってきました。
チ「バカの壁アルかね、キッチョムにはきつくいってるアルが、糠にクビヨ」
ニ「それをいうなら糠に釘でしょ?何とかしてよあんたのバカ舎弟」
チ「ワタシも困ってるネ、あそこの捨て猫が中華アパート荒らしてワタシ困るヨ
  家ごと潰す、捨て猫丸ごとウチくるネ、それ困る事ヨ」
とても雰囲気が悪い朝の教室です。 
238 :05/02/18 00:43:28 ID:86XPmjli
暴れん棒将軍様 3
アメリー「おい校庭を見ろよ!欠食児童が集団でマスゲームをやってやがるぜ」
ニホン「ほんとだ、みんな骨と皮だけだよ「人民の星」キッチョムドンシマンセーって」
続いて メルセデスベンツが校門から入ってきました。
ロシアノ「ベンツで登校とは豪勢だね。ヒック」
ゲルマッハ「いやあれ1975年式だぞ、ウチで作ったのと微妙に違うし」
よく見ると、ベンツは人力で引っ張られていました。
人力ベンツから現れたのは、作業服にシークレットブーツで決めたキッチョムくんでした。
もうカンコ君は教室の隅で小さくなって恥かしそうに震えています。

そうこうしている内に、フラメンコ先生がやってきて1時限目の算数の授業です
「きーりーつ 礼 」 ところが約一名礼をしない人がいます。
カ「ブラジャーブラジャー先生様に礼をするニダ」
キ「ウリをだれと心得る?「無敗の霊将」キッチョム将軍様ニダヨ。
ウリの頭は首領様以外に下げないニダ」
239 :05/02/18 00:44:26 ID:86XPmjli
フラメンコ先生呆れながら、算数の授業に始めます。
すると、キッチョム君立ち上がってこういいました。
キ「そんなんでは駄目ニダ!ウリが主体計算法を教えてやるニダ
  米帝が10人いましたが、3人半殺しにして、5人は銃殺しました。
  後何人無傷の米帝が残っていますか?」
アメリー「野郎なめてんのか」
カンコ「どうか堪えてくれ頼む今日一日ニダ」 

どうにかこうにか午前の授業は終わり、お弁当の時間です。
ところがほれ、キッチョム君は貧乏将軍なのでお弁当がありません。
お腹がぐうぐうなって、かわいそうです。
さっきまでプンプンしていたニホンちゃん、そこは優しい女の子。
ニホン「キッチョム君あたしのおにぎり半分食べる?」
とたずねると
キッチョム「チョッパリがなにをゆうニカ?お前の先祖がウリにしたことはをおにぎり半分では
      誤魔化せないニダ、半分とかせこい事いわずじぇんぶよこすニダ。
      腹なぞへってないが、もって返って鳥の餌にでもするニダ。」
ニホン「ふーえーん」
親切にしたのに酷いことをいわれて、ニホンちゃん泣き出してしまいました。
カンコ「ブラジャーいくらなんでも、それは言い過ぎニダ」
カンコ君がニホンちゃんをかばったので、天変地異がおこるとみんなは噂しました。

芸術家のキッチョム君は午後は一人で工作をして、校庭にキッチョム思想塔をこしらえて
お家に帰っていきました。
240 :05/02/18 00:48:20 ID:86XPmjli
はい 暴れん棒将軍様4が抜けました
2から下はソースありなのが怖いです
ワイドショーでも見てください。有名な話ばかりなんで。
241無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/02/18 08:36:08 ID:rOUZz3mM
 「はだかの王さま」

 むかしむかしある国に、ごはんをすこししか食べないのに、
たるのように太っている王さまがいました。
王さまはたいへんよくのふかい人で、
わがままを言っては大臣や人々をこまらせておりました。
でも、王さまをすきな人もたくさんいました。
この国はとなりの国とせんそうをしていましたが、
王さまがかつやくしたおかげでせんそうはおわりました。
だから、みんな王さまをそんけいしていたのです。
それに王さまにさからうとしけいにされてしまうので、
みんなこわがって王さまの言うとおりにしていました。
242無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/02/18 08:37:43 ID:rOUZz3mM
 あるとき、となりの国からペ天使がやってきました。
ペ天使とは、ペンをもつ天使のことです。
王さまはとなりの国がきらいだったのですが、
ペ天使はめがねのにあう、天使のようにかわいい女の子
だったので、あまりいじわるなことはしませんでした。
ある日、王さまがいつものようにわがままを言っていると、
ペ天使が王さまのおしろをたずねてきました。
「わたしの国は王さまの国とせんそうをしたこともあるのに、
こんなにやさしくしてもらえてかんげきしました。
お礼にわたしのしたてたようふくをさしあげましょう」
ペ天使はりょう手をさし出しました。
ところが、ようふくなんてどこにもありません。
「おい、ようふくなどどこにもないではないか」
王さまはじぶんがばかにされたとおもっておこりました。
「とんでもない。ここにきちんとございます。
じつは、このようふくはとくべつな布をつかっているので、
りこうな人には見えますが、ばかには見えないのです」
ペ天使は王さまのふくをぬがせると、じぶんの手に
もっているようふくをきせるようなかっこうをしました。
王さまは目をこらしましたが、どうしてもようふくは見えません。
でも、ばかだと言われるのがいやで、うそをつきました。
「おお、そうであったか。もちろん、わしには見えているぞ。
おい大臣、このふくはにあっておるかな」
王さまはようふくをきるふりをしながらたずねました。
大臣もほんとうは見えていませんでしたが、
ばかだと言われるのがいやだったのでうそをつきました。
「もちろんですとも王さま。たいへんよくおにあいですぞ」
243無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/02/18 08:39:38 ID:rOUZz3mM
 王さまのよろこぶようすを見て、ペ天使は
「人々にあたらしいようふくを見せてあげたらいかがでしょう」
と、町へ出ていくことをすすめました。
王さまもほんとうはようふくが見えていなかったので、
だれかに「王さまは、はだかだ」と言われたらどうしようと
こわくなりました。
でもすぐに、そんなことを言うやつはくびをきってしまおうと
かんがえなおして、ようふくを見せに町へいくことにしました。
244無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/02/18 08:40:45 ID:rOUZz3mM
 町に出ると、王さまの国の人たちは口をそろえて
「すばらしいようふくですね、王さま」
「いだいな王さまに、よくおにあいですよ」
と、王さまのきているはずのようふくをほめちぎりました。
となりの国からきていた王さまをそんけいする学者も、
「この世の物とはおもえないようなうつくしさです。
わたしはこのようすを本にしてわたしの国につたえます」
と、王さまのすがたにかんどうしたようでした。
ところがそのとき、二人についてきた小さな男の子が、
「王さまは、はだかだ」
と、大ごえでさけんだのです。王さまはかおをまっ赤にして
おこりましたが、となりの国の人をしけいにすることは
できないので、男の子をにらみつけました。
「こら、きみはなにを言うんだね。あのみごとなようふくが
見えないとは、さてはきみはばかだな」
学者はおおあわてで男の子をしかりつけましたが、
男の子のおねえさんもおなじことを言いました。
「わたしも王さまははだかだとおもうな」
さあ、今までがまんしていた王さまの国の人々が、
口々に王さまのわる口を言いだしました。
「やっぱり王さまは、はだかだったのね」
「ほら見てみろ、あのでべそを」
「王さまはぶたのように大きなおなかをしているけれど、
まい日なにを食べているのかな」
王さまとペ天使と学者ははずかしくなって、
いちもくさんににげだしましたとさ。
245無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/02/18 08:42:10 ID:rOUZz3mM
 こんなにひどい目にあったのに、それからも王さまの
わがままはちっともなおりませんでした。
ペ天使と学者は、今でもうそを言いつづけているそうです。
めでたしめでたし。
246クマラン(^^):05/02/18 19:29:28 ID:pnKCi5wm
日ノ本家のアニメーションスタジオ

「日ノ本さくら」ちゃんこと、ニホンちゃんのお家はアニメ作りの世界的な
大家であります。はっきり言って、テレビのある国なら日ノ本家製のアニメ
が放映されたことの無い国など、ほぼ存在しません。かのキッチョム君の住
むあばら家にさえ、日ノ本家製のアニメビデオが数本置いてあるのです。

おや?どうやらニホンちゃんの素晴らしいアニメが終わりに差し掛かったよ
うですね。最後はスタッフロールで締めくくるのが定番です。

        スタジオさくら
    
      宮崎駿    押井守
      富野喜幸   りんたろう
      西崎義展   庵野秀明
      高畑勲    大友克洋
      エトセトラ  エトセトラ……

実力派の日本人名がずらずらと流れていきます。壮観ですねえ……おや?
スタッフロールが半分くらいまで流れたところから、名字が一文字の人が
やたらと増えてます。なんなのでしょう?

        作画工場ウリナラマンセー
      朴利男      朴チョゴリ
      朴アボジ     朴オモニ
      朴イモニ     朴ナンタラ
      朴カンタラ    朴ウマホネ
      エトセトラ    エトセトラ…

これはいったいどうしたことでしょう?製作に関わった人たちの半数以上が、
韓国風の名前です。これはどうやら、カンコ君のお家を覗いてみた方がよいですね。
247クマラン(^^):05/02/18 19:49:45 ID:pnKCi5wm
はい、カンコ君のお家に到着しました。気のせいか唐辛子臭が漂ってます。
カンコ君の家では、ニホンちゃんのお家に入る時だけ呼び鈴(パスポート)
も鳴らさず、断りもなく(ビザも無く)入ってもいいことになっています
ので、私たちも勝手に上がりこんでみましょう。……あっ、いました。
カンコ一族が勢ぞろいです。バラック作りのお家の一角に、机やらコピー機
やらが何台もずらりと並んでいる間を、カンコ家の人たちがすり抜けるよう
に行き来してはセル画にキャラクター線画を描いたり、色を塗ったりしてい
ますよ。作業の進行管理はカンコ君が取っているようです。

カンコ「アボジ、予定の作業量を割ってるよ!次の休憩は無しで追いつけて!」
上はTシャツ一枚、下は擦り切れたジーンズ姿、頭に巻き締めた鉢巻を汗で
たっぷりと濡らしたアボジは力なく、うなづくだけの返事を息子に返して作業
を続けてゆきます。カンコ君自身はスケジュール表に随時修正を記入しながら、
束ねられた原画の一枚一枚に、彩色する色の指定を書き入れていきます。使用
する色のナンバーと彩色範囲を示してゆく仕事です。そこへ、目にクマ浮かべた
チョゴリちゃん、カンコ君の妹君が千鳥足でやってきた。

チョゴリ「お兄ちゃん、終わりました、彩色、○○〜○○の間、終わりましたっしまたっ」
カンコ 「遅れ気味だぞ、次の色指定できてるから、取って早く席に戻れ!」
徹夜が3日も続いているチョゴリちゃんは、積み上げられた紙束を一つ、重そうに
して手に取る。見かねたカンコ君が総合栄養剤の注射を取り出しました。

カンコ「チョゴリ、元気のでる注射を打ってやる。尻をだせ」
数秒間かけて、兄の言うことを理解したチョゴリちゃんは自分の生尻を兄の目前に
晒しました。カンコくんは手の平につばをぺっと吐き、それを妹の尻に塗りつけた。
唾で照り光る妹の生尻にえいやっと注射器を刺し、総合栄養剤を注射した。

チョゴリ「あー、アー、ハァー、気持ちいいよお兄ちゃん、アヘヘヘヘヘ」
248クマラン(^^):05/02/18 20:00:17 ID:pnKCi5wm
元気の出る注射を打ってもらい、体力を回復したチョゴリちゃんは
スキップしながら席に戻り、線画の描かれたセルに絵の具を塗りた
くり始めた。ちょーっとばかりはみでたり、色を間違えたりもして
いるけれど、私は元気です。じゃなくって、許容範囲内の誤差です。

働きを再開した妹の姿を見て安堵し、カンコ君は深いため息をついた。
生来より角ばった顔つきが、連日の徹夜によってこけた頬のせいで、
余計に角ばっているようです。自分の眉間を指でつまみ、マッサージを
加えてみるとあら不思議。目の疲れが少しばかり回復しました。日ノ本
家から受注した動画製作の下請け仕事がまだまだ山のように残っている
のを見て、カンコ君はもう一本の総合栄養剤入り注射器を取り出し、自
分の左腕静脈に注射しました。彼の左腕には、過去の注射痕が無数の星
空に負けないくらい、満天に煌いていました。

カンコ「ニホン、俺は、本当は謝罪とか賠償なんてどうでもいいんだ。
    ただもう少しだけ、作業単価を上げてくれさえすれば、俺は
    お前の全てを許せるような気がするんだよ……アヘヘヘヘヘ」

今夜も疲れた体に総合栄養剤注射を打ちながら、ウリナラ半島の底辺動画人
のみんなは頑張っています。日ノ本家の動画界を支える彼等に、もう少しの愛を。

(おわり)
249クマラン(^^):05/02/18 20:11:51 ID:pnKCi5wm
実際には、韓国の最末端下請け業者においてもかなりの割合でコンピュータ化
が進んでおり、セルに筆塗りする時代は完全に過去の物となりつつあります。
250マンセー名無しさん:05/02/18 20:26:19 ID:tphMWmB9
また困った物を書いてきたなあ。
この人は確信犯だから始末が悪い。
251マンセー名無しさん:05/02/18 20:29:02 ID:2yDiwf0a
軍板のみならずハン板にも出没か…山崎もどき逝ってよし。
252マンセー名無しさん:05/02/18 21:14:13 ID:uMDJuIX6
最近は、漢字3文字の名前ではなく、アルファベット表記になってる。

やなかんじ。
253マンセー名無しさん:05/02/18 22:01:34 ID:zdzxgacQ
254マンセー名無しさん:05/02/18 23:16:42 ID:ecyRoSev
クマランさま
とても賢そうでお上品な文章を書かれますね。育ちのよさがにじみ出ています。
よろしければご職業と出身大学を教えていただけないでしょうか。
255クマラン(^^):05/02/19 00:38:16 ID:TBV241R9
エヘヘ……褒められちゃった!職業と出身大学については、下の三つの中から
推理してください。

@東京大学法学部卒 弁護士

A米国ノースダコタ州立シルバニア家族大学森林木製住宅学科卒 土木作業員

B地元県立高校卒 プログラマー兼営業 年収420万円

C代々木アニメーション学院 プロ小説家 最新作「5歳からのハローワーク」
256KKK ◆9WL.xpPRwY :05/02/19 00:46:03 ID:wnY6HguP
>>255
……んじゃ,5番で
257マンセー名無しさん:05/02/19 00:51:43 ID:OPv+9Ls8
>>255
奇を衒う言動は幼児性の表れなので、自分を客観的に見つめることをお勧めします。

あなたのような人間は、じつはきわめてありふれてます。
258黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/19 02:30:21 ID:fUXqy+kJ
>>200あさぎりさん、200オメ、じゃなくてよかったです〜。
>>205青風さんイイ!特にウヨ君とラスカちゃん!
>>218放置さん、懐かしい。しかも寝返り有りw
>>228さん、ターンはいやだな〜w
訪朝してないだけで、連絡だけならもう現状まんまかと。
>>227シェロさん、憂国風刺ですね。
 花火宣言の長文を読んでいただき、外から見た日本核武装とオチのいい面を感想に書いてくれるとは…
 感激です!!
>>235abーproさん、現代も直訴って、乱世の予感。
>>240さん、暴れん 棒 ってつい(tbs
>>245無名さん、後世の人は朝日を購入していた人に同情しないでしょう。
259マンセー名無しさん:05/02/19 15:03:39 ID:XT/Fgb5N
(・∀・)イイ!!
260ab-pro:05/02/19 22:16:48 ID:CgjSLS+q
 黄色いリボンさん、レスありがとう><
 雑な作品だけにレスが付かないかと思っていましたよ^^;

 ・・・ああ、何か面白いネタでもありませんかね。
261目次235:05/02/20 11:00:11 ID:PDWdSryT
第2149話〜第2154話
>>194-195

第2155話「まいふぁにー ばれんたいん」
>>198-199 ( >>200 解説)
第2156話「聖バレンタインの悲劇」
>>202-204 ( >>205-206 解説)
第2157話「新喜劇だよ。ニホンちゃん1」
>>211-213( >>214 解説)
第2158話「新喜劇だよ。ニホンちゃん2」
>>217-219
262目次235:05/02/20 11:01:37 ID:PDWdSryT
第2159話「本当にあった怖い話」
>>221-226 ( >>227 解説)
第2160話「歴史の勉強」
>>232-235
第2161話「暴れん棒将軍様」
>>236-239
第2162話「はだかの王さま」
>>241-245
第2163話「日ノ本家のアニメーションスタジオ」
>>246-248 ( >>249 解説)
263黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/20 12:46:09 ID:jjLDA0Xm
>>260ab-proさん、こちらこそ、今でも「ナニワ」をよく読み返してますよ。
私は別ネタ考えてたのに、こんなこと言われると混乱する…。

産経新聞より「ウリはアメリーに兄さんを悪く言ってないニダ!…ガクブル」
http://www.sankei.co.jp/news/050217/kok022.htm
他の皆さんもいかが?
264黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/20 12:50:15 ID:jjLDA0Xm
>>262いつもお世話になります。
>>263私が混乱するのはNOムヒョンの発言ねw
265マンセー名無しさん:05/02/20 21:56:10 ID:dlgKFSK0
>>261-262 目次製作者様。
お疲れさまです。けど>>217-219は2007話の続きと思われますので
「修学旅行の夜3」が適当ではないかと存じまする。
266クマラン(^^):05/02/20 22:45:39 ID:BiS0MP+z
目次製作者様へ

日々の作品整理と収録に、心から感謝を申し上げます。

お手数かけてしまいますが、私の投稿作は次回より収
録作品には加えずに、スルー処置をお願い致します。
勝手なことを言ってごめんなさい。

 お手間かけさせる分、次はもっと面白いお話を工
夫して投稿するよう、より注力して参ります。
ニホンちゃん世界が今も続いているのは、作者の力
だけでなく、読者の応援のみならず、目次製作者様
の行動があるからこそと解釈しております。

此度のお仕事、ありがとうございました。
ニホンちゃん世界に乾杯!クマラン(^^)より
267青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/21 00:56:23 ID:9RLM9RVW
「記者探偵アサヒちゃんの事件簿」

 さて、是は少し昔のオハナシです。
華の都はトーキョーに巻き起こりましたる数々の怪事件。
謎を解くのは腕利き婦人新聞記者としてその名も高きアサヒ。
そしてその助手の名キャメラマンのニホン、その弟の事件記者見習ウヨによ
ります波瀾万丈、快刀乱麻の大活躍の物語で御座います。

 此処は、と或るお屋敷街。お大尽様のお屋敷が軒を連ねて居ります。
その中に、錦糸螺鈿でごてごてと飾り立てた趣味の悪さで一際目立つ洋館が
ありました。この屋敷、先頃のドンパチのどさくさ紛れにあぶく銭を稼いで
成り上がった当主の名にちなんで「カンコ屋敷」と呼ばれておりました。
そしてと或る昼下がり、事件は突然起こります。
「きゃああああ、旦那様が、旦那様がぁ!」
絹を裂く様な女中の叫びと共に集まった家中の者の眼前には、無惨な躯と化
した当主のカンコ氏が横たわっておりました。己の血の海で溺れ力つきたか
のような姿でうつぶせに倒れ臥したその背中には、これでもか、と言わんば
かりの数の刃物が剣山のごとく突き刺さっておりました。

 えっほえっほ、とかけ声と共に人力車がカンコ邸の門前に到着します。
人力車から優雅に降り立つこの洋風外套と鳥打ち帽、男物の三揃えに身を固
めた男装の麗人こそ、今トーキョーで一番の腕利き刑事と呼ばれるエリザベ
ス警部その人であります。その警部が門番をしております警官に軽く返礼を
し屋敷の門を潜ろうとしたその矢先、やあと声をかける者がありました。
「やれやれ、もう事件の臭いを嗅ぎ付けたかね、婦人記者のアサヒさん」
ため息をつきながら見返る警部の目に映ったのは、ベレー帽から伸びる2本
の長いお下げ髪、丸渕眼鏡に男物の洋服を着たアサヒと、その後ろに控える
助手2人。袴姿のカメラマン、ニホンと書生姿に夏羽織を羽織った記者見習
のウヨであります。
「ご挨拶ですねぇ、警部殿。色々と協力しあえる事もあるでしょうに」
268青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/21 00:57:56 ID:9RLM9RVW
 15分後、4人は屋敷の近所のカフェに居りました。
警部は紅茶、他の3人は珈琲を女給に頼むと早速本題に入ります。
「さて、敏腕記者さん。取引きの材料は持っているのだろうねぇ」
ニヤリと笑い懐中から手帳を取り出し、片手でぽん叩いて見せるアサヒ。
「警部さん、私は別件で惨劇の被害者、カンコを追ってたのよ。
 この男、先のドンパチ以来あのアメリー商会と組んで汚い商売のやり放題
 だったのはご存じの通り。しかし、」と、此処で言葉を句切り、ぱらぱら
と手帳を捲りながら言葉を続けるアサヒであります。
「最近アメリー商会とカンコとの同盟が決裂した事はご存じ?」
「ふむぅ、興味深い話だが。実業家同士が仲違いするたびに殺し合っては
 世の中に事業家という者が居なくなってしまう道理だろうに」
「いやいや、警部。是が只の仲違いじゃないのよ。カンコはアメリー商会の
 後ろ盾のお陰で商売が出来ていたの。其れが些細な事を口実に、アメリー
 商会の出張所をこの屋敷から追い出してしまったのよ、唐突にね。
 一人で商売が出来るはずの無い男が不自然でしょ?」
「つまり、別の相手と手を組んだ、と?」
「そう。で、その相手を助手弐号に探らせたんだけどね」
「ウヨ、と名前を呼んで下さいって!まぁいいや、いつもの事だし。
 で、調査の結果、得体の知れない相手と最近取引きを始めた事迄は判明。
 偉いお大尽様らしくて商いも大きけりゃ払いも良し。で、新しい商売に
 味をしめてアメリーに掌を返して見せた矢先の事件だったんです。
 そうだ、カンコに双子の兄が居たことが判かりましたよ。カンコはこの兄
 と昔、遺産相続で刃傷沙汰の大喧嘩。結局南北に長い親の地所を真ん中か
 ら分けていがみ合いながらずっと暮らしてきたみたいですよ」
「どういう意味なの?」とニホンが聞きます。
「つまりですねぇ、この双子の兄はあの屋敷の裏手に背中合わせの地所に
 住んでるんですよ。偉く落ちぶれたあばら屋ですけどね。」
269青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/21 01:00:08 ID:9RLM9RVW
 ふむ、と言いながら形のいいあごに手を当てて警部が言葉を発します。
「面白い。犯人に付いて極めて示唆に富んでいるねぇ。
 ただ今回はもう一つ問題があってね。現場は完全な密室だったのだよ。」

そう、警部の説明に拠りますと、惨劇の直前に当主のカンコは
「用事があるから決して人を近づけるな」
と言い残して書斎へ閉じこもり、中から鍵をかけていたそうなのです。
そして小一時間、突然の悲鳴に慌てて家中の者がドアを叩くも返事が無く、
合い鍵で中に入った処、既に惨劇の後だった、と言うのです。

 ふふん、と鼻で軽く笑うとアサヒはこう言いました。
「是非とも現場の写真が必要ですわねぇ。助手壱号、警部と一緒に現場を
 見てらっしゃい。きちんと使える写真を撮っていらっしゃいね」
「ちょっと、ニホンと名前を呼んでよう!それに自分はどうするの?」
「私はアメリー商会を調べるわ。今の所一番怪しそうだからね。そうだ、
 念の為、助手弐号はその貧乏な双子の兄と謎の取引相手を調べといてね」
また全部自分の手柄にしようとしているな、
そう思いながら見つめ合う、アサヒ以外の三人でした。

 此処はカンコ邸。当主カンコが惨殺されたその部屋です。
死体は片づけられておりますが、その他は全て其の儘になっております。
ぱしゃりぱしゃり、と写真機を操作するは助手壱号ことニホンであります。
亡くなった主の趣味でしょうか、部屋の一角には幾つもの西洋鎧が立ち姿で
飾ってあります。見ると腰の鞘には剣が有りません。
「警部さん、この刀がもしかして凶器なんですか?」
屈み込んで天眼鏡で床を調べていた警部が振り返って答えます。
「まぁそう言う事だねぇ。其処に飾ってある鎧の持っていた剣は
 全て仏の背中に突き刺さって居たよ。まぁ値打ち物は壱本も無かったが」
ふうん、と或る鎧を見つめるニホンです。
270青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/21 01:01:59 ID:9RLM9RVW
 「警部さん、ちょっと其れを」
ニホンが指さす先に警部が何事かを見つけます。
「ふむ、云われてみれば是は奇怪な事だ。何時も乍ら大した慧眼だ」
其の儘ごそごそと、何事か企む様に声を小さく話し合う二人。
暫くして頷き合うと、共に部屋を後に致しました。

 その日の夕刻も過ぎ、取り調べの警官も屋敷の使用人達も全て引き下がり
カンテラも消え真っ暗になったカンコ邸は惨劇の部屋です。
ぎぎぃ、と異音がしたかと思うと壁際の一体の西洋甲冑がごとり、と
背にした壁の一部毎くるりと右回りに回転を始めたではありませんか。
壁がひっくり返り終わると丁度甲冑の替りに一人の人影が姿を現し、
手にしたカンテラに火を付けると今は亡きカンコの机へ近づき、
ごそごそと何やら捜し物を始めました。
「何をしているのかね、キッチョムさん」
突然の声に影が振り向くとエリザベス警部とアサヒ、ニホン、ウヨが
揃って立っておりました。がっくり、と肩を落とし観念したかに見えた男、
が、次の瞬間、奇声と共にニホンに向けて飛びかかります。
その刹那、ウヨがニホンとの間に割って入り、抜き手も見せず居合の一閃。
ガキン、という音がしたかと思った次の瞬間、ウヨの刀が男の肩口に食い込
んでおりました。男は苦痛の声を上げ崩れ落ちます。
「峰打ちだ、命だけは助けてやる!」鋭く一括するウヨでした。

 「結局、アメリーはどう調べても凶行に結びつかなかったのよねぇ」
駆けつけた警部の部下達が謎の男、キッチョムを縛り上げるのを
眺めながらアサヒがぼやきました。
「そうしたら助手弐号から屋敷の図面を見つけたって連絡が来るじゃない」
「ウヨです!で、その図面なんですけどね。この屋敷と裏のカンコの兄
 キッチョムの家。元は一つの板門店ってすき焼屋だったんですよ」
271青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/21 01:03:30 ID:9RLM9RVW
「成程。で、財産分けの時に地所と一緒に屋敷も中も壁で仕切った、かぁ」
 警部が呟きます。
「で、キッチョムは密かに出入り口をこの部屋に付くって置いた、と。
 あの壁際の甲冑の裏にね」
ニホンが説明を引き継ぎます。
「どうして出入り口が判ったのよ、助手壱号」
「ニホンでしょ!警部さんは全ての甲冑の刀が凶行に使われたって云ってた
 けど、あの壁際の甲冑だけ刀が其の儘だったのよ」
「成程、凶行の時に向こう側じゃ使いたくとも使えなかったか。
 私の薫陶のお陰で随分と成長したわね、助手壱号」
「ニホンだって!其れでウヨ。動機については判ったのかしら」
「以前話に上っていた謎の取引相手だけれど、あれがどうも
 キッチョムからカンコへ取引相手を取り替えたらしい。お陰で商売が
 左前になったキッチョムはカンコを恨み、ついでに地所と財産を横取りし
 ようと凶行に及んだという案配の様だね」
「で、その取引先ってどんな相手なのよ、助手弐号」
「ウヨですって!結局実体は掴めない儘です。只、四千面相とかっていう
 書き付けが有ったけど逸れきりですよ」
「結局、謎の儘か。まぁそれは警察の範疇ではないからな」
 警部が言い、片手を挙げて挨拶し警察官達と共に引き上げて行きます。
「嗚呼、やっと是で記事が書けるわ」
俄然元気になるアサヒでありました。

 翌日の朝です。ウヨが茶の間で新聞を開くや否や大声で姉を呼びました。
「姉さん、一寸来てください!また遣られましたよ!」
ウヨの怒りに震える目線の先にある記事は、かくの如きものでした。

 「少女記者アサヒの鬼神もかくやの活躍によりまたも単独で事件解決。
  冴え渡る推理の妙によりカンコ邸怪事件犯人を捕縛。
  エリザベス警部も完全に脱帽の働きを見よ!」
                                     完
272青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/21 01:16:26 ID:9RLM9RVW
後書き云い訳その他諸々

お久しぶりで御座います。
長文書きの青風で御座います。
今回の元ネタはずばり、あぷろだのNo93様の
だいぶ前の作品「記者探偵アサヒ」で御座います。
もちろん舞台のイメージは絵の通り。
時代として大正辺りを考えておりました。

しかし、我ながら長い。
5レスも消費してしまいました。
そして、書いてて辛いです。(もちろん、楽しくもあるのですが)
なにしろ、ニホン世界で探偵物を遣った訳ですから。
ああ、筋が陳腐だわトリックが荒いは説明が足りないわ・・・
それに、遂に四千面相は名前しか出せませんでした。
落ちももう一つ落し切れていない気がしますしね。
この次はもっと読みやすくしますので見捨てずに読んで遣ってくださいまし。

もちろん皆様の御批評を
カンコ氏の背に刺さった刀剣の数程もお待ち致しております。
273 :05/02/21 01:21:09 ID:TXV+ilcF
「もう一つのどんどん膨らむリュックサック」
朝の教室、カンコ君がまたまたニホンちゃんにからんでいます。
「ウエーッハッハ、やいニホン。お前どんどん膨らむリュックを押入れに
かくしたな。ケケケお前もうおわったニダな、これからはウリの時代スミダ。」
「あーあなたまた人の部屋覗いていたのね、いー加減ストーカ行為は卒業してよね」

「ヒヒヒ、否定できないニダな。せいぜいウリに追い抜かれるのをみているがいいニダ
 落ちぶれはてるまでに、ちゃんと賠償はすませるチュセヨ」
「そういいながらカンコ君貴方の背中もなんか重くない?」
「なにを言うニカ?あらそういえば少しなんかズシリと重くなったような?」

「ほらやっぱり変よ? ちょっとあれやってみてくれない?カンコ君の得意な」
「国旗焼きニカ?」「違うわよ」
「唐辛子の暴れ食いニカ?」「ううんそうじゃなくてぇ」
「ファビョーンニカ?」「それは特技じゃなくて病気!」
「うーん パクリニカ? 審判買収ニカ? 強請ニカ?嘘八百ニカ?」
「あなた、碌な特技がないのね、ちょっと机の上に乗ってみて」
「こうニカ?ん?気分がハイになったきたニダ」
「そおれーテーハミング ドドンガドン キャー四様素敵(おえー)」
「ウエーハッハ ウリミンジョク@半万年は世界一ィ!」
「ウ リ ナ ラ ム ァ ア ン ン セェ エ エ エ ー 」

ガラガラガラガラドスン。 カンコ君の背中のリュックが巨大化して、その重さで机が
壊れてしまいました。カンコ君大きくなった背中のリュックの下敷きです。
「あいごー、ぼーっとしてないで、早く兄を助けるニダ」
「もー最後尻拭いはいつもあたしなんだから。リュックになんか漢字で書いてあるわよ?」
「なんて書いてあるニカ?ウリは漢字が読めないハセヨ」
「うーんとねえ 根拠の無い自尊心(こんきょのないじそんしん)」
「じそんしんというのは、李舜臣提督の知り合いニカ?」
「駄目だ こりゃ」
274 :05/02/21 01:27:02 ID:TXV+ilcF
怖いですね、どんどん膨らむリュック、アメリー君の双子のリュックは物凄そう
チュウゴ君のリュックはもう爆発するんでしょうね。
でカンコ君の場合別の物(自尊心)がはいってるんじゃないか?つーねたです。
ソースはKの人々の言動ですな。
275D-13@小判ザメ:05/02/21 02:03:09 ID:fKmDWiOi
>>194-195,>>261-262
乙でありまつ。ウリも2163話まで更新しますた。
ttp://d_13.at.infoseek.co.jp/nihonchan_temporary_archive/

あと、ウリの手元に現存する、今は亡き"読者イラストコーナーI"の画像をうpしますた。
ttp://d_13.at.infoseek.co.jp/nihonchan_temporary_archive/img_upload_archive/
276D-13@小判ザメ:05/02/21 02:08:33 ID:fKmDWiOi
>>274 記述漏れ
作者別目次を作ってみますた。
ttp://d_13.at.infoseek.co.jp/nihonchan_temporary_archive/index_by_auther.html

"名無しさん云々"といった匿名をどう数えるかによりますが、とりあえず約370名の作者が列挙されていまつ。
277_| ̄|○だめぽ:05/02/21 02:09:34 ID:fKmDWiOi
278マンセー名無しさん:05/02/21 16:16:24 ID:zWH0JTy4
 ろーかるるーるの例外に追加しとこうぜ>>ALL
[例外事項]
・ クマラン(^^)の投稿・レスは全面的には禁止。復帰運動も認めておりません。
 事情を知らない新規のみなさんには過去ログの経緯を閲覧する事をオススメします。
 だから彼の話題は出さないで下さいね。
279マンセー名無しさん:05/02/21 19:47:00 ID:QyiwK1e2
>>278は愉快犯。
280マンセー名無しさん:05/02/21 20:27:23 ID:1BNIcdos
 荒らしが来るたびにルール追加では、[例外事項]ではなく、定常事項です
しね。
 件の氏の場合はこちらがレス付けるのを面白がって反応しているだけだし、
ハン板ローカル・ルール通り放置推奨。
281黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/21 23:57:54 ID:ByLd8WhX
>>276D-13@小判ザメさん、ありがとう!見やすいし、各作者の活躍時期もわかってイイ!
282kareki:05/02/22 03:41:30 ID:hngeoNj2
>>放置=ウィンさん
すいません、「修学旅行の夜3」をもとに勝手に絵を描かせてもらいました。
ただ、ちょっと話と絵がずれてしまいました、ゴメンなさい。
ご批判があればお願いします。

>>261−262目次製作者様
お疲れ様です。そしていつもありがとうございます。
ウリが絵をかけるのも目次製作者様のお陰です。
これからもよろしくお願いします。

>>_さん
ウリのイラストの設定取り入れてくれてサンクスです。
やっぱり嬉しいものですた。

>>275-276D-13さん
お疲れ様です。さっそく利用させてもらってます。すごく見やすいです。
ありがとうございました。これからもよろしくおながいします。
283PLANET-B ◆AFkIyra1jg :05/02/22 05:11:59 ID:ap4VufKH
『お時間よろしいかしら?』

突然の電話。声の主はフランソワーズちゃんでした

「うん、大丈夫。でもどうしたの突然電話なんて?」
『H-2Aの打ち上げがもう少しかと思いまして激励ですわ。調子の方はいかが?』
「うん、今のところ順調よ。フランソワーズちゃんたちに負けてられないもの。
 そうだ、アリアンV-ECA成功おめでとう」
『ふふ、ありがとう。一足お先といったところですわ。
 かなり緊張しましたけれど成功してホッとしてますわ。』
「えぇ〜、フランソワーズちゃんでも緊張するんだ」
『あら、それはどういう意味ですの?』
「だって、もう160回近く打ち上げしているんでしょ?」
『アリアンVもアリアンV-ECAも1機目は大失敗ですのよ。何度打ち上げをしても緊張しますわよ。』
「それでもすごいよね。最近の失敗はその2機だけでしょ?」
『あら、ニホンちゃんも最近の失敗は3機だけでなくて?』
「あははHの失敗はね。ほら私の所はミューもあるから4機失敗なの」
『まったく、あなたのお小遣いでどうやったら2種類も作れるのか・・・
 昔からやっているアメリーもロシアノビッチも首をひねってましてよ』
「でもフランソワーズちゃんたちは羨ましいよ。失敗してもすぐ次を打ち上げるでしょ?」
『そうでなくては何処がいけないのか調べられませんもの。他に方法ありまして?』
「私の家は失敗しちゃったら原因が分かるまで打ち上げちゃいけませんって言われるから・・・」
『それは考えものですわね』
「ペットボトルが大きくなって、お金が掛かっちゃうから無理言えないの」
284PLANET-B ◆AFkIyra1jg :05/02/22 05:12:51 ID:ap4VufKH
『とにかく、成功を祈ってますわ。ライバルがいなくては張り合いありませんもの』
「そんなこと言っていると、すぐに追い抜いちゃうんだから」
『あら強気ですこと。それでは良い知らせをお待ちしていますわ』


受話器を置き、発射台に目をやるニホンちゃん。
そこには白とオレンジ色の機体がたたずんでいる。
失敗したところは見直した。
組み立ても万全を期した。
やれることは全てやった。
あとは自分とロケットを信じるだけ。

「きっとみんなに追いついてみせるから」

そっと自分に言い聞かせた。
285PLANET-B ◆AFkIyra1jg :05/02/22 05:13:40 ID:ap4VufKH
本スレ初投稿となりますPLANET-Bと申します。

ソースは直前に迫りましたH-2A7号機の打ち上げでございます。
JAXA 宇宙航空開発機構
http://www.jaxa.jp/index_j.html
株式会社ロケットシステム H2A7号機カウントダウンサイト
http://mtsat1r.rocketsystem.co.jp/
【社会】H2A、24日打ち上げへ−成功に自信、技術陣
http://www.sanspo.com/sokuho/0220sokuho093.html

一方、フランスを中心とする欧州宇宙機関のアリアンV-ECAロケットが先日打ち上げに成功しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050213-00000020-kyodo-int

失敗するのは自分で技術を習得している証拠!
打ち上げ成功を祈っております。
286PLANET-B ◆AFkIyra1jg :05/02/22 05:21:48 ID:ap4VufKH
うきゃー、sageってない。
すいません、7号機にくっ付いて静止軌道まで飛んでいきますので
謝罪と賠償はご勘弁を・・・
287マンセー名無しさん:05/02/22 12:09:17 ID:+Wcs5XLU
豪軍がサマワで自衛隊警護、5月にも450人増派
ttp://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050222i203.htm

キボンヌ
288マンセー名無しさん:05/02/22 13:41:58 ID:985ymrix
289シュタイナー:05/02/22 18:18:36 ID:KQB92OcC
 「所詮は他人事」

 ある日、フランソワーズちゃんとチュウゴ君が話をしていました。
「じゃあ、これとこれとこれをお売りしますね」
「頼むアルよ。フランソワーズ」
「まぁ、それ相応の御代を払っていただければ……」
「当然アルよ。チュウゴ家の商家としての歴史を甘く見ないで欲しいアルね」
「ま、信用しますわよ」
 二人は話をつけると、帰っていきます。
 ですが、帰路にあるフランソワーズちゃんに近づく影が一人……。
「フランソワーズちゃん」
「きゃ、に、ニホンちゃん? 脅かさないでくれませんこと」
 影の正体はニホンちゃんでした。彼女が作ったホラー映画の幽霊バリに恐ろ
しかったです。アメリー君の家でTVに流したらクレームが来そうなほどに。
「あのね……」
「な、なんですの?」
 いつもは明るく、でも自分の意見はオブラートに包んで後ろ手で渡してしま
うニホンちゃん。でも、何だか今日は変です。変といっても、ウヨ君のように
変なのではなくて、言は多くなく態度も積極的ではないのですが、どこか恐ろ
しげです。背筋に来るものがあります。
「あんまりこういうこと言いたくないんだけど、でもエリザベスちゃんやゲル
マッハ君やアーリアちゃんには言ったんだけど……」
「ハッキリしてくれませんこと?」
 フランソワーズちゃん、ニホンちゃんが何を言いたいか今一掴めません。
「うん、あのね、チュウゴ君に双眼鏡とか水鉄砲とか売るの止めて欲しいんだ
けど……」
290シュタイナー:05/02/22 18:20:31 ID:KQB92OcC
「………」
「何だか最近チュウゴ君の家、繁盛してるし。他にも爆竹とかもいっぱい買い
込んでるし。ユーロ組の質の高いのをもたれると、何だか怖いんだ……。
 それに、アメリー君も私と同じ意見だし……」
 ニホンちゃん、やっぱりどこか自信なさ気です。まぁ、もともと自分の意見
を言うのが苦手な子ですから仕方ないですね。ただ、こんな時までそうなの
はどうか、と思いますが。
 フランソワーズちゃんは少しだけ考えるような仕草をした後、きっぱりと言
いました。
「解りましたわ。でもね、ニホンちゃん。チュウゴ君だって最近は丸くなって
ますし、それに、私が誰かに何かを売るのは私が決めることですわよ」
「う、うん……。そうだよね」
「解っていただけましたか? では、失礼しますね」
 フランソワーズちゃんはそう言って、立ち去ってしまいました。
 一人残されたニホンちゃん、表情はもちろん暗いです。
「はぁ……。やっぱりユーロ組の皆には解らないよね。テポドン持ったお兄さ
んが近所をうろついてるわけでも、周りを乱暴者に囲まれてるわけじゃないん
だもんね」
 ニホンちゃんはそう言うと、やっぱりチュウゴ君をさっさと殴り倒しちゃおうかな
ぁなどと危ないことを呟いて、家に帰っていきました。
291シュタイナー:05/02/22 18:22:20 ID:KQB92OcC

 と、いうわけで、久しぶりの投降失礼します。
 元ネタは、

ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20050221AT3L2104S21022005.html

 ……やっぱりユーロ組の皆さんには、今の緊迫したアジア状況なんて
解ってもらえないんでしょうね。

 今回結構急ぎで打ったので、ミスとかあったらすいません。
292マンセー名無しさん:05/02/22 18:52:23 ID:YQXTrJSC
>>280
何を仰る。そもそもその【例外事項】とやらがハングル板ローカル・ルールに触れているじゃ
ありませんか。気に入らない奴は誰だろうが追い出す、それがニホンちゃんの掟でしょうがw
今更善人ぶるのは止めましょうぜw
293マンセー名無しさん:05/02/22 20:02:55 ID:BXclg52z
>>292
は削除人に却下されたので直接行動にでた粘着。
294マンセー名無しさん:05/02/22 22:30:13 ID:7wBrxfFJ
>>267-272
面白かったです。
正直、半分くらい読んだところで、収拾がつかなくなるんじゃないかと思っていましたが
うまくまとまるものですね。
295マンセー名無しさん:05/02/23 00:16:50 ID:xsGZYlYp
>>273-274
あの怖い話をこんなにお気楽ムードに書けるなんてスゴイ。
カンコ、悩みなんて無ぇんだろうな、きっと。
296あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/23 04:00:42 ID:0mOkeiZ7
『その日、龍は駆け巡る』

「おっかしいなあ…皆どうしたんだろ?」
 学校帰りのニホンちゃん、隣近所の子供たちがごっそり早退したのを不思議に思いつつ、帰る
道すがらひとり首をひねっています。
 いつも賑やかなタイワンちゃんやネシアちゃんがいないと、何かこう気抜けした感じです。
「ん?なんか騒々しいなあ…」
 アジア町にさしかかり、普段から良くも悪くも賑やかな町なのは確かですが、今日はなんだか
いつも以上に騒々しい感じです。いや、浮かれていると言ったほうがいいかもしれません。
 その雰囲気を訝しく思いつつ、シンガ君の小さくも立派な家の前に差し掛かったとき、中から
けたたましい音が漏れてきました。
「え?え?なななな」

スパぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱ

「ひゃああああ!」
 物凄い音と共に突然シンガ君の家のドアが開いて中から龍が飛び出してきました。どうやら家の
中で爆竹を使っていた模様。周囲に硝煙の香りが充満し始めます。
 龍はもちろん本物でなく、何人かのおじさんたちが動かしています。いたずら心の多いおじさん
たちなのか、根っから性根悪いのか、呆然としていたニホンちゃんめがけて龍が迫ってきした。
 ニホンちゃんピンチ!
「わ、わ、わ、わわわ…」
 我に帰ったニホンちゃん、慌てて逃げ出します。
297あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/23 04:01:18 ID:0mOkeiZ7

 と、そのとき…
 ♪さらばラバウルよ 又来るまでは しばし別れの 涙がにじむ…♪
 携帯電話の着メロが状況と無関係に響き渡ります。つか、ニホンちゃんなんでそんな渋い歌
着メロにしてるん?
「はぁっはぁっ…もしもしー」
「あ、さくらー、おしょうゆ切れちゃったから帰りに買ってきてねー。」
「メイデイメイデイ!それどころじゃないよママン!!」
「あら、どうしたの?なんか走ってるみたいだけど。」
「はぁっはぁっぜえっ…龍に追っかけられてるであります!」
「…バカなこと言ってないでちゃんと買ってきてよ、もう…寄り道もほどほどにね…」
「ホントに追っかけられ…」

 がちゃ…つーっつーっつーっ

 うんそうね、その説明で本気にするお母さんのほうがアレですよ。
「うわぁぁーーーん!こっちこないでー!」
298あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/23 04:02:58 ID:0mOkeiZ7

 それから暫く懸命に走っていましたが、振り返るとそこにはもう龍のおじさん達の影はなく、
ほっとして息を整えました。
 気がつけばそこはベトナちゃんの家の前。シンガ君の家の前とは打って変わり、こんどは
家の庭から穏やかな笑い声や囃し立てる声が聞こえてきます。
「べトナー、つぎ右手きいろー。」
「ホーは左足青でお願いします。」
 ベトナちゃんちは一家で盛装して庭でベトナちゃんとホーチミン君がツイスターゲームなんか
やって盛り上がっています。ルーレットはパパとママンが交互に回しているようですね。
『学校早退してツイスターゲームですかそうですか…』
 優等生の血が騒ぎ、少しこめかみに青筋が出ますが、どうも笑いあっているベトナ家の皆さん
はいつもと違ってどこか真剣。何か握っているなと思ってみたらお金を握り締めて絡み合う二人を
からかったり励ましたりしています。ははあ、どうやら賭けをしている様子。
 見ればベトナちゃんのパパもママンも表情は笑っていますが、目は真剣です。
 なんとなくスルーした方がいい気がしてニホンちゃんそっとその場を離れ…

 ぴょこん

 路地の横からかわいく飛び出してきたのはさっきの龍の頭。
「わ、わ、また来たーーーー!!」
 赤いスカートを翻し、ニホンちゃんまたまた疾走です。頑張れニホンちゃん、ランナーズハイ
はすぐそこに。
「そんなのみたくナーーーイ!」
 そうですか、でもアレはけっこういいものなんですがねえ…
「ふぇぇぇーーーーん!」
299あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/23 04:03:54 ID:0mOkeiZ7

「あーーっニホンさんだー!何してるアルかー?」
 それから暫く無心で走ってアドレナリンが大量分泌されていたニホンちゃん、神の世界を垣間
見たりしましたが、派手で真っ赤なチャイナ姿の香ちゃんに声をかけられ我に帰ります。
「ぜえっぜえっぜえっぜえっぜえっぜえっ…」
「ど、どうしたアルかニホンさん…」
「いや……、ぜえっぜえっ、なんでもあるけどなんでもない…ぜえっ…」
「ヘンなニホンさんアル…」
「うん、まあ色々あってね…」
「そうアルか、まあお約束アルからお見舞いするアル!」
「へ?」
 香ちゃんの取り出したりますはアジア町名物すっごい爆竹。慣れた手つきで箱ごと着火。その結果は…

スパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱ

「またーーーーーーっ!せやからどないけつかんぞなもしっぺーー!!」
 ちょっぴりワケワカメな事を口走りながら、ニホンちゃんたまらずその場を退散。しかし香ちゃんも
爆竹をぽいぽい投げながら走ってついてきます。
「hdふえりぇうjそうえを!」
「sどぁううぇdmんksdぁ;うれ!!」
 音で何言ってるかさっぱりわかりません。
 さっきの龍もいつの間にやら追っかけてきているようで…。中の人も付き合いがいいですねえ。
300あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/23 04:04:52 ID:0mOkeiZ7

 それから暫く夢中で走って辿り着いたは中華マンション。家とは別方向に走ってしまったようです。
「おお、ニホンどうしたアルか、やっと朕に年のはじめくらいは挨拶する心がけになったアルか、
感心感心アル。乎々々」
 多分一年中で一番おおらかにチュウゴ君が迎えてくれました。竹馬に乗って。
「いや、そうじゃなくって…ぜはっぜはっぜはっ……ちょっと込み入ってて…ぜはっぜはっ…」
「ニホンも何かと色々あるみたいアルな。まあ今日くらいはゆっくりしていくといいアル。」
 いつになく優しい言葉をかけるチュウゴ君。マンションの中は飲めや歌えの大騒ぎの真っ最中。
チュウゴ君もマンションの住人と和やかに歓談しながらくつろいでいる様子です。竹馬に乗って。
「ねえチュウゴ君、なんで竹馬に乗ってるの?」
 せいろからシューマイをチョイスして、アツアツをほおばりながらニホンちゃん素朴に聞いて
みます。
「なぜにと聞くアルか?それなら答えは一つアル。伝 統 だ か ら アル。」
「そっか、とにかく深くつっこまない事にするね。」
「それが賢い選択アルな。ところで龍がさっきからニホンとじわじわ距離を詰めているアルが、何か
新手のプレイアルか?」
「へ…いや、プレイと言うか…オッカケラレテルミタイナンデス。」
「そうアルか。そんなら早く逃げるアル。朕はこの通り見守る事しか出来ないアル。」
「何となくかっこいいけどさ、香ちゃんもチュウゴ君も私助けるって気はないのおおぉぉぉーーーー…」
「ム、それはないアル。朕の知っているニホンは一人で頑張れる強い子のはずアル。それじゃあ頑張って
逃げるヨロシ。手向けにこんなのお見舞いしてやるアルゾ!」

しぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱ

「ふぇぇぇぇ…爆発するのはペットボトルロケットだけにしてよォォォォ!」
 ニホンちゃん再び疾走開始。青春とは青い春と書いて『しっそう』と読む…
「わけないでしょうがーーー!!」
301あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/23 04:05:45 ID:0mOkeiZ7

 それから暫く全力で走ったニホンちゃん、うちでとびきりのいい服を着て門前で笑っているキッチョム君を
脇目も振らずスルーして、たどり着いたはカンコ君ちの前。
 なんだか賑やかな太鼓の音が鳴り響き、白装束のカンコ一家がくるくると踊っています。
「ほえぇぇぇ…」
 息を何とか落ち着けてカンコ君とチョゴリちゃんの踊りに思わず見惚れるニホンちゃん、一度アメリー君
の誕生会でやらかしたあの踊り以外にも持ちネタあったんだと思わず感心します。
 しかしそこは我らがカンコ、服は白くても心はキムチ色に燃え上がっています。主に金銭的に。
「オモニ!今年の完璧な舞はウリナラに超絶好景気をもたらすこと間違いないニダ!撒き餌が多けりゃ来る
福はハン万倍になること間違いないニダ、ホラパーっとお年玉よこすニダーー!」
 踊り終わったカンコ君、止めるチョゴリちゃんを振り切ってアポジとオモニに必中吶喊かまします。
「コォォォォ…突き上げる恨!燃え尽きるほどヒィィト!ラヴリィアポジのオーヴァードライブゥゥーー!」
 カンコパパの輝き叫ぶ右の拳が炸裂。いい角度でカンコ君上昇してゆきます。
 ニホンちゃんの「あー…」とチョゴリちゃんの「オッパー」とカンコ君の「アイゴー…」が冬の青空に
吸い込まれてゆきます。

 かぷ…

 他人のこと気にしている場合じゃなかったとニホンちゃんが思い至った瞬間、何かがランドセルに噛み
付いた音がして、ふと振り返るとそこにはさっきから追っかけてくる龍の姿が。心なしか龍の中の人も肩で
息をしているようです。
「やぁぁぁぁぁん!なんでそんなに一生懸命なのよぉぉーー!!」
 ニホンちゃんの金切り声で一瞬龍(と中の人)が油断した隙に一気にダッシュ。再び全力疾走です。
302あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/23 04:14:50 ID:0mOkeiZ7
 それから暫く闇雲に走っていたニホンちゃん、長崎の間の鼻先をかすめ、種子島の間の秘密工作所も
目に入らない勢いで通り過ぎ、ご馳走抱えて声掛けて来たリュー君に目もくれず、辿り着いた場所は
タイワンちゃんのお家でした。
「はぁっはぁっはぁっはぁっ…もう走れませぇん……。」
 さすがのニホンちゃんも体力の限界…その場にぺたりと座り込んでしまいました。と、そのとき、
「ニ…ニホンちゃん、どうしよ私顔がこんなになっちゃたよ!」
 いきなり後ろから切羽詰ったタイワンちゃんの声を聞いて、何事かと振り返ったニホンちゃん、「ひっ…」
と小さく叫ぶとその場で気絶してしまいました。
 そこにいたのは顔が五、六倍は膨れ上がったタイワンちゃんが!まあ、かぶりもんなのは見りゃ判るのですが、
ニホンちゃんには本当にそう見えた模様。片やタイワンちゃんは、ニホンちゃんの素直な反応が面白かったご様子。
「あははははは、ニホンちゃんリアクションオーバーすぎー、かぶりもんに決まってるでしょ……って、
ちょっとニホンちゃん?おーい日之本さくらー…」
 そういいつつ頬をぺちぺちしてみますが、オチてしまったニホンちゃんは目を覚ます気配もありません。
「うわ、やっば…、どどどうしよ…ん?」
 気がつけば件の龍がニホンちゃんを心配そうに覗き込んでいます。
「おじさんたちなにしてんのさ。え?ああ、赤い玉追っかけてた?やっぱお正月はこうじゃ無きゃって?…それは判るけど
その赤い玉どこ?いやこの子赤い玉なんか持ってないよ?……え?セーターに…って、あーあー、もしかしてずーっと
追いかけてきたの?…シンガ君ちから?ちょ…子供相手に何やってんのよもー、酔ってた?そんなの言い訳になんないよ!
…バッカじゃないの!」
 やれやれと立ち上がり、タイワンちゃんはニホンちゃんをおんぶして家の中に向かいます。
 追っかけまわしていた龍(と中の人)はちょっぴりしょぼくれ気味。口惜しそうに暫く佇んでいましたが、シンガ君の
お家までとぼとぼ帰っていきましたとさ。
「うふふふ、シアワセノ赤い玉げっちゅー…」
 それを見送るタイワンちゃん。顔は怒ってますが心の中は何かがたぎっているようで…
 いや、確かに幸多からん事を祈っておりますが、ダメですよアレな事は…

おしまひ
303あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/02/23 04:17:33 ID:0mOkeiZ7
※解説・正月・日付色々
○あけましておめでとう!もう2月も終わりだけど!!
あさぎりです。
このたびは龍駆け巡るアジアの旧正月を適当に。いや、二月初旬なんですけどね…旧正月。
しかも調べると正月の日が微妙に違っていたり、国によっては複数存在したり、日本のようには
1回で終わらせてくれないようですねえ。
○日本では新暦で正月を迎えるようになってから、旧暦の正月は馴染み無くなりましたが、農業とも
密接に結びついた旧暦は今でもアジアでは一般的のようです。
○えーちなみに香港で正月の爆竹は禁止になりますた…昔見たニュース映像のせいか、香港の正月=
爆竹が強烈に印象に残ってたもんですまんですごめんなさいごめんなさい。
○なんだかやたら長くなってしまいました…ウリには珍しく登場人物多いです。赤い玉捕まえたら幸せに
なるのかどうかは正直よくわかんない。でもなんだかそんな気がするんでニホンちゃん追っかけられたと、
そゆこと。


※めでたいソース
芳賀ライブラリー内
↓アジアの旧正月
ttp://www.hgpho.to/wfest/ch-newyear/c-newyear.html
↓日本文化いろは事典より。
日本では1873年からグレゴリオ暦に改められたそうです
ttp://iroha-japan.net/iroha/A01_event/
↓横浜中華街の旧正月。赤い玉追っかけーw
ttp://www.say-you-sha.co.jp/shunsetu2002.html
304マンセー名無しさん:05/02/24 00:46:58 ID:SVdo9m2d
>>296-302
ワロタ、シアワセの赤い玉って…ニホンちゃん、この後どーなるんだ?
関係ないけど、正月が1回しかない日本の方が、アジアじゃ少数派なんだろうか?
305黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :05/02/24 08:02:16 ID:4wGC/ySc
>>304
日之本家でもリューくんとこは旧正月やりますよー
306 :05/02/24 20:44:58 ID:vtuDtXcy
「仙人U〜催眠術」
カンコ君とぼとぼと帰り道を歩いています。
「ウリは今度のテストでニホンに勝つつもりだったニダ。
だけどな、哀号!また負けたニダよー」

「ほおほっほほお」
物陰から現れたのは、いつかの仙人になれなかったいかさま爺
「おまえ、冷静になるヨロシ、相手は特別進学「サミット]クラスでも上位の
 常連アルヨ、お前は偏差値53クラスヨ、チョト相手悪いネ」
「うるしゃい、うるしゃい、インチキ爺、もうお前には騙されないニダ
 10年後には倭ザルを追い抜くニダ」
「アイヤーお前何年小学生するカ?]
「とにかく御布施はもうしないニダ、謝罪と賠償を要求するニダ」

「そうかい残念アルネ、この前のお詫びに相手を意のままに操る、催眠術を・・・」
「相手を意のままに操るニカ?ニホンに催眠術かけて謝罪と賠償が思うままニダ
そのままウリの下女にするニダ!仙人様ウリにそれを教えてチュセヨ」
「前のこともあるので、円で支払うなら、通常5万円のところ1万円でいいアル」
「うー哀号、いまは人民元と、ウオンしかないニダ、円なら3000円しかないスミダ」
「仕方が無いね人民元は嫌ヨ、3000円+ウォンあるだけに負けとくアル」
「おねがいします。ソンセンニム!」
「ではこの本をよく読むのじゃ、判らないことはこのアドレスのHPを見るヨロシ、
 メールの質問は1回1000円じゃ良いアルな」
そういい残すと仙人はいなくなりました。
307 :05/02/24 20:45:40 ID:vtuDtXcy
次の日放課後の学校で
カンコ「おーいニホンちゃん こっちへくるハセヨ」
ニホン「ぶ、不気味よカンコ君、貴方があたしにちゃんづけなんて。大抵、呼び捨てか酷い時は倭ザル、チョッパリだもんね」
カンコ「よく当たるカン流星占いをしてやるニダ」
ニホン「え!どれどれちょっとやってみてよ」(さすが女の子これには簡単に引っかかってしまいました。)
カンコ「眠くなる、眠くなるチュセヨ、フンダラハムニダ、イギョラハンググ、パイテン、パイテン」
ニホン「なんで占いで眠くなるのよ・・・・・あららzzzzzzzzzzzz」
カンコ「やったニダ!マンセーこれでニホンはうりのいいなりニダ、手始めにこの日の丸を焼くニダ」

ニホン「建国以来微動ナキ、金甌無缺ノ国体ヲ、汚サン物ハ醜草ト、薙ギテ倒サン我ガ剣」
カンコ「何訳の判らんことを言ってるニカ 軍靴の音が聞こえるニダ」
ニホン「既ニ幾度ノ大戦ニ稀有ノ大勝博シタル,我ガ皇軍ノ征ク所 常ニ天佑マタ神助」
カンコ「あわわ、なにを言ってるニカ?ニホン過去の反省はどうしたニカ」
ニホン「貴様ァ!日の丸を焼けとは何事か!貴様のひん曲がった根性を叩き直す!歯食いしばれい!」バコ!
カンコ「うごあーあいごーーーーーーーーーーーーーーー」
ニホン「貴様のような奴は2、3発殴ったところでどうにもならん、皇民化教育を施し、陛下の赤子たる心構えを叩きこむ」
カンコ「ひいウリは・・・・」
ニホン「ウリとはなにか!」ドカッ(鉄拳炸裂)「日本語は正しく使え!貴様は今日からイイジマと名乗るべし」   


近くで見ていたゲルマッハ君が解説します。
「素人が催眠術なんか使うから、ニホンちゃんの深層心理にある人格がニッテイさんになってでてきたんだ」
タイワン「よりによって掃除の時間に・・・・・・」

ニホン「総員整列 ただいまより清掃を行う!作業は時間までに貫徹すべし、作業は分隊に分け連帯責任とする。」
ニホン「イイジマァ! 貴様机が5ミリ曲がっておる 歯くいしばれ」ボコ
チュウゴ「カンコの奴余計な真似を」
ニホン「そこ!作業中は私語は慎むべし、イイジマァ!貴様ケンチャナヨとは何事か 歯ァ(tbs)」ボコ
カンコ(イイジマ)「あいごーーーーーーーーーー」


308 :05/02/24 20:54:50 ID:vtuDtXcy
極東3バカが調子に乗って日本を苛めているとしまいにつうのが
元々の発想ですが、現に世の流れはそうなってますね。

インチキ仙人は前回につづいて2回目の登場です
(自分的にはこの儒教じじいはカンコ君にしか見えないという設定です。)

あと掃除の時間にニッテイさんはちょっと嫌 交通事故の相手がカンコ君、アパートの
店子がチュウゴ君、お葬式にマカロニーノ君とならんでたまらん状況と人物の取り合わせです。
309マンセー名無しさん:05/02/24 21:29:05 ID:66EBNObP
おもしれーw
310マンセー名無しさん:05/02/24 22:30:33 ID:k+CGWybL
(・∀・)イイ!
311マンセー名無しさん:05/02/24 22:32:08 ID:BCCB2oNV
>>306-307
爺さん、謝礼は日本円かいw
312マンセー名無しさん:05/02/25 20:00:39 ID:CtlhHqfv
>>311
大丈夫。イェン(エン=円)はアジアの共通通貨。
その証拠に、中国ではユァン、韓国ではウォン・・・・・・あれ?
313Fasces ◆CjMLId0fPc :05/02/26 00:28:25 ID:u0MLu1iX
まずソースから↓
ソース見た方が、話が解り易いからね。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/epidemic.html?d=25kyodo2005022501000321&cat=38
314Fasces ◆CjMLId0fPc :05/02/26 00:46:40 ID:u0MLu1iX
文題【アメリー君曰く、『ステーキいる?』】

本文

ニホンちゃんが、アメリー君に対して嫌いな点は沢山有ります。
それでもカンコ君よりははるかにマシなのですが、アレと比較してはいけません。

ニホンちゃんは悩んでいました。
『う〜ん、どうしよう……』
『姉者、如何なされた?』等とは言わず、『姉さん、どうしたの?』とウヨ君。
『武士……。実はアメリーさんとこの中の人がカンカンなの』
『どうして?』
『アメリー君家で作ってる、べこを買えって』

べことは牛の別名。福島県会津市には【赤べこ人形】が有りますが、
それをイメージして下さい。ニホンちゃんの家でもべこ人形は有ります。
ニホンちゃん家のべこは高いですが、芸術的な仕上がりです。
反対にアメリー君のべこは、品質がいい加減で値段は安いのです。
ニホンちゃんのお父さんが、アメリー君家にいっぱいニホン家の物を売っていた10年前、
『不公平だ』と言う声がアメリー君家の中の人に有り、
そこで、ニホンちゃんのお父さんが買い始めたという経緯が有ります。
(続く)
315Fasces ◆CjMLId0fPc :05/02/26 01:06:52 ID:u0MLu1iX
(続き)
その後、ニホン家の商品は飽きられてしまい、
アメリー君家に昔のようには売れなくなってしまったのですが、
アメリー君家から買ってる物は年々増える一方でした。
ニホンちゃんの遠い親戚である吉牛さんなどは、
積極的にアメリー家のべこを買い、一時は150円引きまでやっていたのです。
ニホンちゃんの家で作るべこの半分以下の値段です。
その時ニホンちゃんも家族揃って吉牛さん家に見に行きました。
中には『150円引きにつられて来たんだったら、150円やるから俺にその席を譲れ』
というオーラを出してる人もいましたが。

或る日大変な事が起こりました。
アメリー家のべこに、水銀が入っており人体にも害を及ぼす事が解ったのです!
エリザベスちゃんの家のも同様でした。
ニホン家は、アメリー家、エリザベス家のべこを買う事を禁止しました。
自分の家を守る為の当然の措置です。そして今後、
一つ一つ、全てのべこをニホン規格でチェックしなければ、
アメリー家と、エリザベス家からのべこは買わないと言いました。

でも抜け道は有ったんですけどね。
アメリー君家から、例えばカンコ君家に送られて、
それをニホンちゃんの家で買うと、それはアメリー君家の物ではなく、
カンコ君家の物になっちゃうのです。
エリザベスちゃんは、その手を使って、オージー君を間に挟んで、
オージー産のべことして売っていました。
オージー君家からは、毎年何個ものべこが来たので、誰も疑う人はいませんでした。

とにかく、数多い例外は置いといて、表向きには、
アメリー君家のべこは買えない事になっていました。
(続き)
316Fasces ◆CjMLId0fPc :05/02/26 01:39:51 ID:u0MLu1iX
(続き)
『そうだろ? 姉さん』ウヨ君がこれまでの過程を言い出します。
ニホンちゃんは黙ったままです。そうです、解ってるのです、そんな事は。
ニホンちゃんが悩んでるのは、そこでは有りませんでした。
シシローおじさんから、『ニホンはNOと言えるんだ』と教えられてきましたが、
今がその時なのでしょうか?
確かに、アメリー君家の要求は理不尽です。
そもそも、アメリー産のべこを買い始めた理由は、
ニホンちゃんの家の物が余りにも、アメリー家に売れてしまい、
釣り合いを取る為だった筈でした。でも今はニホンちゃんの家の物は、
タイワンちゃんや、カンコ君、そしてチューゴ君でも作れるようになり、
特にチューゴ君家の躍進は、『大躍進』に相応しい物でした。
つまり、昔ほどニホンちゃんの家の物が売れていないのに、
昔と同じか、昔以上にアメリー君家の物を買えと言われるのは、理不尽以外の何物でもありません。

ニホンちゃんは、そういう家族間の間での売買を取り締まっている、
WTOさんに訴えに行くべきなのでしょうか?
アメリー君家は、チューゴ君家が、WTOに訴える権利を、最近になって持つまで、
散々『WTOの規約を守れ』と言って来たのです。
ニホンちゃんもここで、同じ事を言った方が良いのでしょうか?
(続く)
317Fasces ◆CjMLId0fPc :05/02/26 01:40:33 ID:u0MLu1iX
(続き)
『でも……』ニホンちゃんは悩みます。
実はニホンちゃんの家は、やくざや暴力団や強盗が来た時に、
アメリー君家に助けてもらう契約をしています。
(機嫌を損ねたらどうなるんだろう?)それが悩みです。
りくじさん、かいじさん、くうじさんの三兄弟もいますが、
余り頼りになりそうには思えません。
今、アメリー君家から契約を破棄されると困るのです。
でも、ニホンちゃんの家にべこを売りたい、アメリー家の中の人は、
スーパー301条のような制裁を加えるべきだとまで言う人もいます。
スーパー301条とは、ニホンちゃんの家の物がもっと売れていた時に、
勝手にアメリー君の家が定めた家法なのですが、
これが発動されると、原料を買って製品を売っているニホン家が困ります。
原料が買えなくなるのですから……。
アメリー家では馬鹿の一つ覚えのように、これを繰り返し発動しようとします。
ニホンちゃんの祖父、ニッテイさんの時もそうでした。
アメリー君、エリザベスちゃん、チューゴ君、和蘭(オランダの人名が思いつかん! ワランちゃんじゃ解んないだろうし)
の四人の祖父母が協力してニッテイさんの家を封じ込めようとしてきた事が有りました。

もし同じ事態になれば、ニホンちゃんの家のご飯が無くなってしまいます。
ニッテイさんの時代は、ニホン家も戦える能力が有りましたが、
今ではさっぱり駄目そうです。
ニホンちゃんは、一体どうすれば良いのでしょうか?
(続く)
318Fasces ◆CjMLId0fPc :05/02/26 02:25:52 ID:u0MLu1iX
(続き。この辺から『こうなるだろう』的な話になります)

とそこに電話です。アメリー君からです。
『ニホン、イラ君を協力してボコボコにした労をねぎらってパーティーやるよ。
他に来る権利が有るのは、エリザベスだけだ』
『どうして、フランソワーズちゃんとか、ゲルマッハ君は呼んじゃ駄目なの?』
ニホンちゃんがこう聞くと、アメリー君は怒ったように言いました。
『あんな古い連中なんかどうでもいいんだ。イラ君に手助けしてんだから。
ロシアノビッチと一緒にな。協力しない奴なんかどうでもいいんだ!』
結局ニホンちゃんはパーティーに行く事になったのです。

会場では、アメリー君と、エリザベスちゃんだけかと思いきや、
オージー君や、ニュージーちゃん、カナディアン君の姿も有るでは有りませんか!
ニホンちゃんが来ると、いつもの友好的な態度はどこに行ったのでしょう?
殺気が感じられました。
アメリー君が言いました。
『ニホン。ここで起こった事は学校の皆には秘密だぞ!』
いつもと異なる皆の態度に、怯えながら恐る恐るうなづくニホンちゃん。
『さて、他でもない。うちのべこを買ってくれないかなぁ?』
気が付くと出入り口は既に閉め切って有ります。
『うんと言わなければ、扉は開かないのよねぇ☆』とエリザベスちゃん。
319Fasces ◆CjMLId0fPc :05/02/26 02:28:21 ID:u0MLu1iX
そうです。ニホンちゃんはハメられたのです。
これから吊るし上げが始まるのです。
これはうんと言わないと帰れないでしょう。
『俺はお前の家までも守ってやってんだ。当然断るわけ、な い よ な ?』
『で、でも。アメリー君。それは相互に……』
『自分の家を自力で守れない奴が、相互に守れる訳ないよな?』
『で、でも、今の我が家の家法を定めたのはアメリー君の……』
『何カ言ッタカ? ア?』
こうすごまれてしまうと、ニホンちゃんは言い返せません。

『まぁ、どうしてもウチのべこが気に入らないならいいや。その代り!
お前の家に何が有ろうが、ウチはもう助けてやらねぇぞ!
キッチョムや、カンコがお前をいじめてても助けないぞ。
そ・れ・よ・り、チューゴの奴が何おっぱじめるか知れたもんじゃねぇけどな』
ニホンちゃんは泣きたくなりました。
どう考えても我が家のやり方の方が正しいと思います。
でも、正論は通用しないのです。
ニホンちゃんは固く心に決めたのでした。
(いつかジエタイ三兄弟さんに頑張ってもらって、自分の家は自分で守ろう)

『お前の秘密、色々にぎってるんだぜ。あんな事やこんな事。
とりあえず、ここにいるメンバー全ては、お前の秘密知ってるけど、
これがカンコや、キッチョム、チューゴの野郎にバレたらどうよ? ククク』
320Fasces ◆CjMLId0fPc :05/02/26 02:28:51 ID:u0MLu1iX
結局、べこの購入再開を認めさせられ、なおかつ借金の追加申し込みまでされてしまったニホンちゃん。
彼女のお小遣いも、年々少なくなっています。ニホン家の借金も、どんどん大きくなっています。
なのに、ニホン家はアメリー家の借金を毎年背負ってあげてるのです。
ニホンが条件を飲んだ途端、周囲は和やかなムードに戻りました。

『じゃ、パーティーやろうぜ! おい、皆にステーキを……。
肉? 皆にはウチの、俺にはニホンの肉ちょうだい!』
ニホンちゃんの家はこれから大丈夫でしょうか?
(完)

下手くそですが、すいません。寝ぼけた頭で構想を練ったので……。
じゃあ、そんな時に書かなければ良いだろうと言う人もいるかもしれませんが、
ソースをたまたま発見したので、明日書く時には忘れるだろうなと考え、
巧遅より拙速を優先した次第です。
結構設定が決まっていないキャラは多いんですね?
イラクとか、オランダとか、ニュージーランドとか。
勝手に人間を作っちゃマズイですね。
なお、ニホンちゃんは秘密をにぎられてるのですが、これはエシュロンの比喩です。
だからアングロサクソン系の人しかいなかったのだと。
321puku:05/02/26 03:32:13 ID:sgdpjTKX
.............ま 」精進せよがよい・。
>スーパー301条
をおはなしっにだしてしまふにっに、
>これはエシュロンの比喩です
とは。
エシュロンの方がエシュロンに双眼鏡とか改変えんど出しやすかろるうに。
322どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/02/26 04:06:57 ID:TOR5oLFm
なんとも…評価に困る作品ですな。
指摘したい部分は何カ所かあるんですが、乱暴になってしまうのを恐れずに、
端的に批評したいと思います。

まずは本編を読んでください。
イラクとか、オランダとか、ニュージーランドとかの国々は、
それなりに出てきていますし、設定もそれなりに固まっています。

そしてもう一つ。
『強大な国家は陰謀によって世界を牛耳っている』
と云う見方は、一見素晴らしいアイディアに思われますが、
裏を返せば従軍慰安婦にも繋がりうる危険な視点だと思ってください。
日本の代議士と同じ程度に彼らは浅はかなはずです。
323黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :05/02/26 04:19:12 ID:JHJfsfjv
新人さんいらっしゃーい。

>ソースをたまたま発見したので、明日書く時には忘れるだろうなと考え、
>巧遅より拙速を優先した次第です。

それはノートに書きとめておいたほうがいいです。
ここのスレは大の大人が新聞とにらめっこして練りに練って作品を投稿するようなところですw
過去の作品を読んでみると、風刺のさじ加減がわかってくるでしょう。
しかし敷居が高すぎると不必要に恐れることはないと思います。
練習の場として総督府の補完スレやβスレを利用するのも一つの手です。
高みを目指して精進してください。
精進する人にはスレ住人も暖かく見守ってくれると思います。
324マンセー名無しさん:05/02/26 08:07:24 ID:O1rfcRIS
>>323
>>精進する人にはスレ住人も暖かく見守ってくれると思います。
生暖かく、が抜けておりますゾ
325Fasces ◆CjMLId0fPc :05/02/26 12:18:57 ID:JeTyLfgY
皆さん、有難う御座います(汗)。
実はここから飛んできたのですが。

http://funshei.at.infoseek.co.jp/

登場人物が全部まとめられてると思い、
ニホン草紙とにらめっこして書いていたもので…。

良いネタが見つかった場合、情報提供だけってのは大丈夫ですか?
もし大丈夫な場合、どこに投稿すれば宜しいでしょうか?
326 :05/02/26 18:22:35 ID:a2ouuDLS
>>325 サン
<<良いネタが見つかった場合、情報提供だけってのは大丈夫ですか?
<<もし大丈夫な場合、どこに投稿すれば宜しいでしょうか?
323氏のレスでこんなのありました。
<<練習の場として総督府の補完スレやβスレを利用するのも一つの手です

さて私の手前味噌な解釈では、このスレの投稿には3つのパターンがあって
(1)馬鹿ネタ(ソースなどはケンチャナヨ。面白ければOK カンコ君大暴れ〜自爆して哀号の黄金パターンあり)
(2)萌え系(風刺や笑いなどは狙わず、ニホンちゃんが美少女という設定を生かして、絵師やROMさん達のイマジーネションを
       ダイレクトに刺激する。伝説の作者三毛氏を最高峰とする。)
(3)風刺系(現実にあった事件を元に、地球町の人物をあて比喩、暗喩で風刺する王道パターン。作品はこの形が大半)
上の通りです。ですから3パターンのうちどれを狙うか絞って作品をつくればよいのです。
全部はずしてしまえばただ書いただけになりますし、1,2を混ぜれば作品はグダグタです。

各パターンのを申し上げますと、
1はアイデア次第で面白い物が出来ますが、テンポが命なので長い説明や長文は禁止。(私こればかりアルヨ)
2はまともな作品にしようとするとかなりの筆力、表現力が必要です。(わたしには出来ません)
3は敷居は低いのですがソース命、敷居が低く作話しやすいのですが、駄作連投になる恐れあり。ソース選びは慎重に。

最後に、(これは一般的な話です)あまり長い文は嫌われる元です。できれば最初は2レス以内にシュリンクしましょう。
連投はもってのほか、他にも書きたい作者さんがいることを念頭に置きましょう。
以上何かの参考になれば 終わり
               


                                 
327マンセー名無しさん:05/02/26 18:34:55 ID:vhypvVjQ
大体の感じをつかめたら(過去作品激しく多いけどw)
Fasces氏もまた書いてください。

情報提供して他の人に書いてもらうのもOKですよ。
>>287氏の如く、このスレにリンクを貼ってキボンヌしてみませう。
>>172>>197両氏の様にしても良いです。

後はあなたの感性とシンクロニシティを起こした
作家さんが現れるのを待ちましょう。
全裸で。
328どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/02/26 19:19:28 ID:TOR5oLFm
329Fasces ◆CjMLId0fPc :05/02/26 20:51:59 ID:65gcfmZJ
皆様、どうも有難う御座います……(涙)
330マンセー名無しさん:05/02/26 20:52:21 ID:o0czEZ5V
北、マスコミ工作で安倍潰し…“嫌がらせ”ミエミエ
朝鮮総連幹部ら「HPの“裏ネタ”取り上げてくれ」

 自民党の安倍晋三幹事長代理(50)のイメージダウンを狙ったか
のような事実と異なる記事が、韓国のインターネット上に掲載されて
いた問題で、在京の新聞社やテレビ局、週刊誌などに、朝鮮総連幹部
らが「取り上げてほしい」と要請していたことが26日、分かった。
北朝鮮・平壌への支局開設などをめぐる取引の可能性も指摘されて
おり、北は“安倍潰し”に向け、卑劣なマスコミ工作に乗り出したのか。

 総連をウオッチする公安関係者は「北側による安倍氏潰しの工作活動だろう。
よっぽど、北は拉致問題などでブレない安倍氏を目障りに感じているのではないか」
ZAKZAK 2005/02/26
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_02/t2005022606.html

安倍、中川両氏に朝鮮総連が総攻撃…NHK改変
抗議ノルマ…電話、FAXなど「5件以上送れ」
ZAKZAK 2005/01/29
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_01/t2005012907.html
331目次236:05/02/27 11:50:45 ID:CXV037oz
第2155話〜第2163話
>>261-262

第2164話「記者探偵アサヒちゃんの事件簿」
>>267-271 ( >>272 解説)
第2165話「もう一つのどんどん膨らむリュックサック」
>>273 ( >>274 解説)
第2166話「お時間よろしいかしら?」
>>283-284 ( >>285 解説)
第2167話「所詮は他人事」
>>289-290 ( >>291 解説)
332目次236:05/02/27 11:51:30 ID:CXV037oz
第2168話「その日、龍は駆け巡る」
>>296-302 ( >>303 解説)
第2169話「仙人U〜催眠術」
>>306-307 ( >>308 解説)
第2170話「アメリー君曰く、『ステーキいる?』」
>>314-320
333黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/02/27 11:58:13 ID:Hw8FPUzC
いつもお世話になります。
334マンセー名無しさん:05/02/27 18:38:20 ID:uDCYf2Ap
イタリーらしい研究だw

http://azoz.org/archives/200502241035.php
335マンセー名無しさん:05/02/27 19:19:34 ID:76+xoJXp
>>334
そこ、面白いねw
336マンセー名無しさん:05/02/27 20:21:31 ID:oGUOqbG8
(・∀・)イイ!!
337 :05/02/27 21:14:18 ID:MnNcmO4c
あぶり出し」
タイワン「ねーねニホンちゃんまた、チョウニチ新聞がへんなこと書いてるわよ」
ニホン「ああ、あの人たちね、うちじゃもう誰も本気で相手しないのよ」
カンコ「うんーなになに、ニホン家のアベ某がうんぬん、ウリナラチラシ以下ニダな、これだから倭ザルは困るニダ」
タイワン「カンコ君に言われるようじゃねえ。」

雑談してるうちに、フラメンコ先生が教室にやってきました。
「ハーイ皆さん今日はあぶり出しの体験学習です。蜜柑といらない紙はもってきましたか?
 今日の実験は火を使ってあぶないですから、けっしてファビョって頭から灯油をかぶったり、他所の家の
 旗を焼いたりしてはいけませんよ解りましたか?」
「ハーイ」みんな元気な声とともに作業にかかりました。

タイワン「カンコ君それ古新聞紙じゃないの?セコイわね」
カンコ「うるしゃい、そんなことはケンチャナヨ、それよりニホン、ウリこれをを見るニダ」
ニホン「えーと イイジマ」
タイワン「なに青くなってんのよ、カンコ君」
カンコ「あーびっくりしたニダ、おどかすな、チョッパリ!」
ニホン「えーと イイジマ酋長、ウリはブラジャーの悪口は言ってないニダと弁明」
カンコ「何処を読んでるニカ?ちゃんとウリのあぶり出しを読むニダ!」
タイワン「ドクドヌン ウリナラタン?」
ニホン 「えーっと [ポシンタン(犬鍋)はママの味]って意味かしら」?
カンコ 「違うニダ 竹島はウリの領土って書いているニダ」
タイワン「ちょっとまって 他にもなんか字がでてるわよ?」
カンコ「ウリは書いてないニダよ?」
ニホン「えーと かかれている内容はすべて毛沢東思想とチュチェ思想にもとづいたフ
    ィクションであり、現実の出来事とは一切関係ありません。チョウニチ新聞@アサヒ記者」
タイワン「なんだってカンコ君」
カンコ 「ポックギュー」
338 :05/02/27 21:25:17 ID:MnNcmO4c
小ネタを一本
カンコ君をおちょくると見せかけて、実際風刺しているのは朝日(チョウニチ)
新聞という中国人のような攻撃です。

こまごまとした台詞の内容は新聞の外交欄から取っています。 
339マンセー名無しさん:05/02/28 00:21:44 ID:Wjbj9+VE
あげ
340青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/28 02:11:00 ID:Ug27R6Ej
「空想特撮シリーズ ウルトラニホン 第4話 勇気の対価」

 しゅごごごごごぅ
その白い熱風が吹き付けられるたび、レオパルド3の各所が悲鳴を上げる。
特殊コーティングされた装甲は無事でも他の部分は既に深刻なダメージを受
け、擱座したまま全ての武装が沈黙している。
「い、いやだぁ、もう沢山だぁ!」
閉塞感に耐えきれなくなったネーデルが無線機の向こうで絶叫する。
「あ、安全な任務の筈だったろ?あの化け物を町から遠ざけて、本隊に誘導
して叩くって!あいつの脚じゃ絶対に追いつかれない筈だったろ?」
その筈だった。しかし、全くの突然に切れる筈の無いデータリンクが断絶し
同時に動力系と操縦系が沈黙。そこへあの”化け物”シュバルツバルト
が追いついてきた。後は奴の武器”白い息”に蹂躙される一方だった。
時間にして30分は経たない位だが、閉塞環境で晒される死の恐怖にニホン
と特にネーデルの精神は限界に近づいていた。
「おい、ニホン!”彼女”を呼べよ、あの大きな女神様をよぉ!」
すがる様な声を黙って聞くのはニホンにとっても辛い。
彼女自身、何度も”光の巨人”になろうと試したのだ。
どうやら、変身する為の重大な条件が欠けているらしい。
「もうすぐ皆が来てくれますよ、異常事態は把握している筈だし」
幾度目かの言葉で相手を落ち着けようとするが、パニックに陥っている相手
にはあまり効果が無い。
このままでは共倒れだ。
そう思った彼女は、有る決断をした。
「ネーデル隊員、私が囮になります」
はっ、と息を呑む音が無線の向こうから聞こえた。
「防護服を着れば、あの”白い息”の酸や熱にも充分耐えられますよ。
それで一方が囮になって、もう一方が通信の回復する処まで云って本隊を
呼びましょう」
341青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/28 02:12:53 ID:Ug27R6Ej
「お前を犠牲にして逃げるなんて、そんな真似が出来るかよ。確かに俺は」
と、言いかけるネーデルにニホンが言葉を繋げる。
「自己犠牲とかじゃないですよ。一刻も早く本隊に連絡しなきゃ
 ならないんですから」
重い沈黙の後、すまない、と通話の相手が呟くのを聞きながらニホンは防護
服の装着を始めた。

 ずぎゅん ずぎゅん
分厚い防護服を通しても小型荷電粒子砲の反動はニホンの肩には堪える。
取り敢ず此方に注意を向けるのには成功しているが、緑色の弾力性の有る
表皮に遮られてダメージは与えられていないのが口惜しい。
巨大な水牛にもトカゲにも似た巨体を振り返りながら、
「止まっちゃ駄目だ、出来るだけ遠くへ引き離さないと」
と、呟き走り続けるニホン。
パワーアシスト付とは云え、走るのに体力が要らない訳ではない。
ぜぇっぜぇっぜぇっ
体力の限界も近い。突然の咆吼に驚いて振り返ると”怪獣”が
無数に牙の生えた紫の口腔を広げて居るのが見えた。
怪獣が吐き出した白い息が辺りの森林を一瞬でどす黒く染めたのと同時に
圧倒的な光輝が辺りを支配した。

 一瞬で光は人の姿になった。
付きだした左掌に出現する円形の見えない盾が全ての白い息を遮っている。
ぐおおぅ、と威嚇の声を挙げる怪物。意外なスピードで巨人に突進する。
側転して是を避け、立ち上がると両手に光の剣を出現させ滑る様に地を走り
怪物に近づく巨人。すぱっと怪物の胴体を深く切り裂く。
断末魔を挙げる怪物。其の儘大勢が決するかに見えた。
が、突然怪物は首を伸して巨人の左腕に深く噛みついた。
光の剣が消滅し、声にならない悲鳴を上げる巨人。
342青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/28 02:14:20 ID:Ug27R6Ej
 そのとき、怪獣の右目に彼方からの着弾が有った。
苦鳴と共に口を開け、巨人の肩を離す怪物。
この隙に左掌から光の槍を引き出し、怪物に突き立てる巨人。
怪物は一瞬で光に浸食され消滅し、後には黒く変色した森だけが残った。

 「随分と無茶をするんですね」
遠くに聞き覚えのある声を聞きながらニホンはいぶかしむ。
あれからどうなったんだっけ?私、怪獣に噛まれて怪我をした筈。
そう思いながら自分の左腕を見ると既に治療済みであった。
漸く、自分が馬上の男に抱きかかえられ、中空を移動している事が判った。
「男爵、さ、ん?」
「人事を尽くさない者に天命を願う資格はない。とは言え、今回の件は
命をかけるまでの価値が有りましたか?あの男、そしてあなたの町に」
ニホンは答えない。
「それとも、誰かに頼まれたのですか、町を助けてください、って?」
暫く考えてから、ニホンは一気に答えた。
「町には一杯人が居ます。みんながみんな良い人じゃないかも知れないし、
命をかけても感謝もしてくれないかも知れない。それでも、いえ、そんな当
たり前の人達が住む町だからこそ護る価値があるんだと思います」
ほう、と感嘆の溜息を漏らす男爵。
「慈愛に満ちた言葉、と云うべきか。まぁ、良いでしょう。
願わくば何時までも其の気持ちを忘れないで頂きたいものだが。
さぁ、もうすぐ弟さんや仲間の居る場所へ着きますよ」
二人を乗せた白馬は、今地上へ舞い降り始めた。
343青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/28 02:15:25 ID:Ug27R6Ej
 「あぁ、無事で良かったダス」
真っ先に駆けつけたのは意外にもオージーだった。彼はネーデルが信号を
送信した時点で、命令を待たずに自分のレオパルド3にリンクしている自走
砲車群と共に駆けつけて来たのだった。
「ウチの羊たちの敵を討ってくれたお礼をしたかったんダスよ。
尤も、良いところは大きな女神様とこっちの女神様に取られたダスが」
「そう、この人が最後に怪獣の目を狙撃して”光の巨人”を救ったんだ」
ウヨが示す先には髪の長い、涼やかな瞳の少女が居た。
「エリザベス、と申します。失礼ですが、蛮勇と勇気の区別はご存じ?」
言葉の冷たさと裏腹に、表情には暖かいものがある。
ねぇ、男爵。少なくとも私の仲間には護る価値が有るかもよ。
そう心の中で男爵に語りかけるニホンだった。

*******************************************************************

「ねぇねぇ、ウヨ君」
「何だよ、姉さん。いま忙しいんだったら。この、この、このぉおお!」
アクションゲームに夢中のウヨ君は、ニホンちゃんの言葉に
耳を貸すゆとりはありません。
「おい、こらぁ、ウヨ!」
ぶちんと、ゲーム機の電源を引き抜くニホンちゃんです。
「あ、あぁぁああああ、最終面だったのにぃ・・・」
ウヨ君の悲鳴を余所にニホンちゃんは自分の用事を話し始めます。
「この間さぁ、鏡に映った私が左手を振って微笑みかけてきたのよ」
「そりゃ、自分も手を振ったからでしょ」
「うん、振ったよ。左手を」
「・・・・・・・・えっ・・・・・・・・」
344青風: ◆BlueWmNwYU :05/02/28 02:28:28 ID:Ug27R6Ej
後書き、云い訳、のようなもの

遅筆、長文の青風でございますだ。
今回は>>287さまのご依頼に基づき
イラクのサマワに於けるネーデル君引き上げと
エリザベスちゃん及びオージー君の援軍の
話をウルトラニホン世界で遣ってみました。

ちょっと、其処のあなた!
そう、あなたですよ。
今、石を持ちましたね?
私に向けてぶつける為の石を持ちましたね、
と云って居るんですよ、聞こえましたか?

ご免なさい、私が悪う御座いました。

石の代りに御批評を投げて頂けるとうれしいな、
なんて思ってご免なさい。

そうそう、今回の怪獣シュバルツバルト=黒い森
ですが、この辺をご参照下さい。

ttp://contest.thinkquest.jp/tqj2001/40419/yes/sanseiu/

では、また、出来れば近いうちに ノシ
345マンセー名無しさん:05/02/28 23:02:25 ID:yigkd2o9
>>340-343
あのソースから、これだけのストーリーを創り出せるなんて…凄い。
シリーズ第5話にも期待してます。
346どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/02/28 23:55:55 ID:pcYp1Ybj
作話乙です。オランダ撤兵、オーストラリアの援護をこう料理しましたか。
ウルトラシリーズで砂漠って云うと、
ついついバラージの青い石を思い出してしまいます。
内容ですが、回が進んでより見やすくなってきた感がありますし、
時事ネタは今のところ希少なので、更なる活躍を期待しておりまするw
347青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/01 00:43:27 ID:gNLU6r9h
ああ、ありがとう御座いますだぁ。
そんな事云われるとまた書いてしまいそうですだ。

だからといって早くは書けないのですけどね。
348ab-pro:05/03/01 15:46:53 ID:AFloPqzb
 基本OS「マーストリヒト」起動・・・・・・・OK
 メモリーCheck・・・・・・・OK
 「ユーロ・ネットワーク」接続・・・・・・・OK
 EU ver20050220・・・・・・・起動

 ・・・そして、私は目覚めた

 「やった!成功だ!!」
 教室を揺るがすような歓声の中、車椅子に座った少女が静かに瞳を開きました。
 美しい銀色の髪を腰まで伸ばし、両耳には飾りにしては大きすぎるような・・
・アンテナのような飾りを付け、陶磁器のように白い肌の少女の瞳が、赤く輝
きます。
 放課後のクラブ活動、ユーロ町倶楽部。
 車椅子の少女を取り巻くユーロ町の生徒達に混じっていたニホンちゃんが、感
極まって少女に声をかけます。
 「わぁー!凄い、凄い。本当に貴女はロボットなの?!」
 その言葉に、少女はぎこちなく首を動かしてニホンちゃんを直視します。
 「いいえ。私・EUです。・・はい。私・ロボットです。・・プツン」
 それだけ言葉にすると、まるで電気が切れたかのように動きが止まる少女。
 思わず硬直してしまうニホンちゃんをはじめとする子供達に、教室の傍らでパ
ソコンと睨めっこしていたフラメンコ先生が声をかけました。
 「変数定義エラー。「私」に対して矛盾する定義がされていて、エラーでシス
テムが落ちたみたいね」
349ab-pro:05/03/01 15:47:23 ID:AFloPqzb
 先生の言葉に、少女を壊してしまったと思いこんで固まってしまったニホンち
ゃんを除いて、たちまちケンケンゴウゴウの議論の始まりです。
 「だから、あれほど変数の定義はみんなの合意を得てから、と決めていたじゃ
ないか!」
 「そんなことより兄上、エラー処理が問題だ。こんな事でシステムダウンして
いたら話にならない」
 「誰ですの、こんな分かりにくいコードを書いているのわ!変数a.b.cと
か、何を定義しているか分からないじゃないですの!」
 「何を怒っているんだい、ハニー。記述が楽で良いじゃないかぁ」

 そんな騒動をよそに、固まったままのニホンちゃんの肩を叩くフラメンコ先生。
 「・・・ああ、先生。でも凄いですね、ロボットなんて」
 「ロボット、と言うより人工知能ね。私たちが作っているのわ。
 なにせ、私の親の代から、ユーロ町の総力を注いで開発しているのですもの。
それがやっと完成しようとしているのよ」
 「そんなに昔から・・・。いったい何のために?」
 「第1世代のECSC、第二世代のEECとEURATOMの双子、第三世代
のECといったシステム達は、お買い物のやりとりや、従業員さんのお仕事をす
る上でのルールとか、ユーロ町内でのやりとりを管理するシステムだったの。
 そしていよいよ完成しようとしているのが、第四世代のEU。ユーロ町の家々
のお商売だけでなく、防犯システムやその他諸々、処理できるものは全部処理し
てしまおうというのがコンセプトね。
 ・・もっとも、このEUに人格を与えようと言うのは遊びかもしれないけど」
 微笑みながらプログラムの修正を始めた生徒達を見守るフラメンコ先生。
 「おかけで、二足歩行とかの肢体制御方面はまだ先の話。当分車椅子のお世話
になりそうね」
 「二足歩行なら、うちに詳しい人がいっぱいいますよ。お手伝いできるかも」
 「・・・ありがとう。でもEUだけは私たちユーロ町の住人で完成させたいの。
 完成したら、絶対にこのクラスに編入させて、みんなのクラスメイトにしてみ
せるわ。その時はニホンちゃんもEUのお友達になってあげてね」
 「はい」
350ab-pro:05/03/01 15:48:30 ID:AFloPqzb
 プログラムの修正も一段落して、ふと顔を上げたフランソワーズちゃんの視線
の先に、窓際で黄昏れているエリザベスちゃんの姿がありました。
 その姿に何かを感じたのか、目尻をつり上げたフランソワーズちゃんがエリザ
ベスちゃんに詰め寄ります。
 「まったくやる気が感じられませんわね、エリザベス。貴女でしょう、EUに
ロボットなんて定義付けしたのわ!」
 「・・・あれがロボット以外のなんであると言うのかしら。第一、名前からし
てEUなのよ。・・・人間ではないわ」
 「エリザベス!! EUは単なる開発コードネームですわよ。完成したら立派
な名前を名付けてあげれば良いでしょう。
 ・・・・まだ「曲がったバナナ」の事を怒っていらっしゃるの?」
 「当たり前でしょう!!」
 プイと顔を背けるエリザベス。
 実は先日、EUの決済機能を試すために疑似貿易ゲームをEUネットワーク上
で行ったのですが、「曲がり過ぎたバナナを売ったらEUの規則違反で逮捕され
る」と言う珍妙なルールに引っかかったエリザベスちゃんは、ゲーム序盤で逮捕
されて成績が最下位でゲームを終えたのです。
 貿易ゲームに絶対の自信を持っていて、いつものようにフランソワーズちゃん
と成績を競っていたエリザベスちゃんは相当に落ち込んだのでした。
 しかし、なんだかんだ言っても付き合いの長いフランソワーズちゃんは、エリ
ザベスちゃんの今の態度の違和感を見逃しません。
351ab-pro:05/03/01 15:49:50 ID:AFloPqzb
 「まったく『やる気が感じられません』わね、エリザベスにわ。まあ、確かに
この前は悪戯が過ぎたとはいえ、貴女がたかがゲームでそこまで根に持つはずあ
りませんものね」
 そう言って小さく笑うフランソワーズちゃん。
 「・・・・悪戯って、やっぱりあれは貴女の仕業でしたの!!」
 クワッと柳眉を逆立て迫るエリザベスちゃんに、今度こそフランソワーズちゃ
んは本物の笑みを溢しました。
 「それですは。それが本当に怒ったときの反応です。いじけたようにそっぽを
向くなんてらしくありませんわ。
 ・・・一体、EUの何が気に入りませんの?」
 まっすぐに瞳を見つめられて、思わず言葉に詰まるエリザベス。どうやら答え
が返ってくるまでフランソワーズちゃんが解放してくれそうにないと悟ると、観
念したのか、ポツリポツリと話し始めました。
 「EUは所詮人工知能ですわ・・・。そんなものに我が家の事を一切全て任せ
てしまって良いのかしら・・。貴女には抵抗、感じないのかしら?」
 「・・・貴女って、やっぱり頑固者の石頭ですのね。EUに全てを任せてしま
えばユーロ町は更に豊かになれる。更に平和にもなれる。
 それにもう、アメリー君の家やニホンちゃんの家やアジア町から、落日のユー
ロ町なんて陰口をたたかれずに済む。
 それが分かっているから、貴女だってEUの開発に参加したのではなくて?」
 「・・・分かっているわ。でも、だからといって納得することは出来ない。
 私、どうしたらいいのかしら・・・・」
 「・・・貴女って、本当に頑固者ですわね」
352ab-pro:05/03/01 15:51:03 ID:AFloPqzb

 二人の少女が同時にため息をついていた頃。プログラムのコンパイルも終わり、
今はEUという名前で呼ばれる少女が、再び目覚めます。
 「こんにちは、EU。私が誰だか分かる?」
 「こんにちは、フラメンコ先生。はい、私、貴方を、知っている」
 陶磁器のように美しい、芸術品のような表情を崩すことなく答えるEUを、フ
ラメンコ先生はまるで赤子を抱くように、優しく抱きしめました。
 「貴女はこれから色々なことを学んで、早くこのクラスの一員になって。そう
なってくれたら、私は本当に嬉しい」
 その先生の言葉に、EUの反応が一瞬だけ止まりました。
 「『嬉しい』とは?」
 今度は先生が首をひねる番です。
 そんな先生に、アーリアちゃんが申し訳なさそうに口を開きます。
 「先生。『嬉しい』という概念を、どうプログラム上で定義して良いか分から
なかったので・・・」
 そう言われたフラメンコ先生も、答えを導き出そうとして失敗しました。
 頭の中の辞書を引いてみても、嬉しいと言う単語の説明は、楽しい・喜ばしい
と言った単語を使って説明されていて、この単語の説明には嬉しいという単語が
これまた使われていたからです。
353ab-pro:05/03/01 15:52:15 ID:AFloPqzb
 「大丈夫ですよ、先生。
 EU、『嬉しい』を検索開始。自分で学習するんだ」
 自信を持ってEUに命じるゲルマッハ君の言葉に、EUの赤い瞳が妖しく光り
ます。
 「検索対象『嬉しい』。第一次検索結果、約 6,780,000。解析開始」
 とたんに、EUの銀色の髪の毛が煌めき始めると、次第に波打つようにうごめ
き始めました。  
 「・・・いけない。兄上、過負荷で放熱が追いついていない!」
 「ストップ、EU。緊急冷却開始。スリープモード」
 「・・・強制コマンド確認。スリープモードに移行します」
 それだけいうと、ゆっくりと瞳を閉じるEU。まるで眠りについたかのように
ボディーを車椅子に深く沈めました。
 「まだ人格関連に関しては、プログラムは5%しか出来上がっていないのだか
ら。言葉をしゃべれるけど、EUはまだ赤ん坊と同じなのよ。
 さあ、早くプログラムを完成させてしまいしましょう!
 でも、今日の倶楽部はこれでお仕舞い。さあ、みんな気をつけて帰ってね」
 「はーい!!」
 こうして帰り支度を始める生徒達。そんな中で、フラメンコ先生はEUの銀色
の髪の毛をいとおしそうに撫でながら、優しく、眠っている機械の少女に語りか
けたのでした。
 「貴女には、学習や解析するのではなくて、『嬉しさ』を体験して身につけて
ほしい。これからゆっくりと、私たちと一緒に体験していきましょう・・・」
354ab-pro:05/03/01 15:53:38 ID:AFloPqzb

 閉ざされた外部感覚器官。
 私は「眠り」につきながら、一部の機能を使って、解析を中断させられた『嬉
しい』の検索結果を見る。
 抱き合う人と人。子供を抱く人。犬と歩く人。料理と人。エトセトラ。
 ・・・まだ意味は分からない。
 でも、
 私は『嬉しい』を知りたいと思った。
                               end

 ついに作ってしまいました、メカっ娘^^;
 名前はやっぱりユーロちゃんにでもなるのでしょうか^^
 ソースはスペインの国民投票で、欧州で初めてEU憲章が承認されたこと、
プラス英国の事情です。
 今回は非常に難産でした^^;
EU
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/yojin/arc_96/eu/eu_intro.html
イギリス&EU神話
http://ukmedia.exblog.jp/i14 
355マンセー名無しさん:05/03/01 22:31:18 ID:lF9rsvRa
良作感謝age
356マンセー名無しさん:05/03/01 22:50:51 ID:l6uZlpMM
>>曲がり過ぎたバナナを売ったらEUの規則違反で逮捕される」と言う珍妙なルールに引っかかったエリザベスちゃんは、ゲーム序盤で逮捕されて成績が最下位でゲームを終えたのです。

ワロス

きっとそのバナナは情報縮退圏によってねじ曲げられたのでしょう(w
357マンセー名無しさん:05/03/01 23:06:57 ID:yFKastP+
シャーベットの容器もきぼん
358マンセー名無しさん:05/03/01 23:09:21 ID:l6uZlpMM
>>357
藻前様、歴戦のヲタと見たm9
359マンセー名無しさん:05/03/01 23:11:13 ID:yFKastP+
どういたしまして。
360あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/03/02 02:43:38 ID:dS7fKf1k
『屋根の上のニホンちゃん Revolution 』

「っよっと。んーー!ひさびさー。」
 キッチョム君も寝こける朝ぼらけ、うつぶせに寝込むほどの痛い思いをしたにも関わらず、
ニホンちゃん再び屋根の上。
 動き出す前の街は冷たい空気の中に静かなうねりを持っています。
 屋根の上に上がるのを良く思っていない家族や親戚の目を盗んで、露にぬれた瓦に気を
つけながら深呼吸。なんとなく今の時間を独り占めしたような気分になれます。
「よーし、パパのお仕事手伝っちゃうもんねー。」
 パパから内緒で借りたかんたん気球。それを風呂敷包みから取り出し、澄んだ青空に
ぱっと飛ばします。風船の先にはアメリー君に半ば無理やり買わされたお天気センサーが
付いていて、手元の画面に今日のお天気が表示されます。
 実はこれ来週から使おうとパパが用意していたもの。それを拝借しての試運転。まあ、
ぶっちゃけ新しい物好きの血が騒いだだけなんですけどね。

 すーっと上がっていく気球はみるみる小さくなり、緩いカーブを描いたワイヤーが
張りつめた空に吸い込まれていきます…
「きれい…」
 遠く高く突き抜ける青空。目線はずうっと高い空の上に。
 吸い込まれるような青というのはきっとっこういうものなんだろう。
 ぼんやりそんなことを考えていると、玄関の引き戸ががらがら開く音がして、サンダルを
けたたましく鳴らして飛び出す赤い影ひとつ。
「こらーーーー!ニホンちゃんまた屋根に上ってー!!」
「あ、おはよーアサヒちゃん。」
361あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/03/02 02:44:21 ID:dS7fKf1k

「お、おはようじゃないでしょ!絶対安全が確保できなきゃ上っちゃダメって言われてたでしょ!
ちゃんとチェックしたの?」
「したよー。アサヒちゃんパジャマだとかぜひくよ。まだ寒いし。」
「あ、それはだいじょぶ。前に買った『にゅー 本格派 懐炉』でばっちしお腹あっためてるから。
ってそれいいのよそれは!あーーーっ!またスカートで屋根に上がって!女の子が無防備すぎ!」
「む、ばっちしスパッツはいてマスよ?」
 そういってぴらっとスカートめくって見せるニホンちゃん。たしかに黒のスパッツ履いていますが、
その無垢さは既に犯罪級ですよ。
「み、みみみせなくてもいいのーー!」
 なぜか赤くなるアサヒちゃん。ニホンちゃんにはなぜこうもアサヒちゃんが怒っているのか
相変わらずわかりません。
「上っておいでよアサヒちゃん。怖くなんかないよー。」
 歯ブラシを握り締めたまま、拳を突き上げて叫んでいたアサヒちゃん、その言葉にまた絶句です。
『やっぱり高いところ苦手なのかしらん?』
 気持ちがわからないだけにどんな顔して応対したものやら思案しているうちに、アサヒちゃん
おうちの中に入ってしまいました。
「……がっこ行く用意しなきゃ。」
 いつも目線が斜め上なアサヒちゃんには珍しく俯きがちに退場です。
 なんだかぶつぶつ呟いていましたが、ニホンちゃん再び空を仰ぎます。

 不意に横切る飛行機雲。風船の脇を通り過ぎ、かすかな爆音をのこして消えていきます。
 空にかざした手のひらは、掴めそうで掴めない、そんな世界に見えました。
362あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/03/02 02:44:54 ID:dS7fKf1k

 そんな気分に浸っているとき、また玄関が開いて今度はパパが出てきました。
「さくらーー、その気球まだ使えないんだぞっ!」
「え?」
 少々不機嫌そうなパパは、寝癖を頭につけたまま、下からニホンちゃんを呼ばわります。
『うあ…バレテーラ…』
「電池入れてないだろ?動かないよー。」
「はわわわ…」
「それと、屋根に上るの今朝だったかなー?上がっていいって言ったけど、パパやママとの約束
は守りなさい。」
「……はぁい。」
「ほら、朝ごはんだ。降りてきなさい。」
「…………はぁぃ。」
 オレンジに輝くはしごを降りて、ニホンちゃんちょっぴり後ろめたそうに家の中に入ります。
『ま、いっか。またいつでも上れるし…』

 そのとおり。また上がりたくなれば上がればいいですもんね。ただまあ、冬だしスパッツ
厚めのほうがいいよ。
「ジツノアネジツノアネジツノアネ(ブツブツブツ……」

おしまい
363あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/03/02 02:48:33 ID:dS7fKf1k
◆解説・離床・乾坤一擲
※待っていた人も待ってなかった大多数の人もこんばんわ。仕事でデスマーチが聞こえてきたのに
SS書いてるあさぎりです。
今回は今更説明の必要もないH2A打ち上げのお話をば。種子島に見に行きたくなったよ、ニュース
追っかけててw
※JAXAの皆さんの覚悟の程は画面越しでも感じていましたです。頑張ったなあ、凄いなあ。あんなの
打ち上げちゃうんだもんなあ。まだまだ衛星の運用までには試練がいくつもあるようですが、是非
とも成功して欲しいもんです。ついでに偵察衛星ガンガンあげちくれい!

◇ソースフロンティア風
↓アサPの特集記事:宇宙探査 究極のフロンティア
ttp://www.asahi.com/special/space/
↓同じ口がこんな事いうんだもんなあw
H2A――さあ、今度こそは
ttp://www.asahi.com/paper/editorial20050223.html
↓JAXAも貼っておきますね。PLANET-B氏も色々貼ってくれてますんでこのへんで手打ち。
ttp://www.jaxa.jp/index_j.html
364ニホダー:05/03/02 21:24:29 ID:0QekvTON
               ニホン家のちょっと困った樹

ニホン家にはたくさんの「漫画の木」があります。
この木は、ほぼ一定の時期に漫画を成らしてくれる楽しい木です。
ニホン家はこの漫画がなるのを心待ちにしています。
また、地球町のみんなも漫画が好きなので、ニホン家はなった漫画をコピーしてみんなに配っています。(その漫画をパクっている自分のものにしている人もいますが。)
そんな漫画の木の中でも、一つだけ、問題になった木があります。ジャンプ庭にある甲斐の木です。
この甲斐の木、テニス漫画をならします。この木はどこかおかしく、登場人物の指が六本指になっていたり、テニスをしていると隕石が落ちてきたりするのです。
しかし、イケメンばっかりなので、女子人気が高く、地球町でも評判は高い木でした。
365ニホダー:05/03/02 21:35:33 ID:0QekvTON
ある日、その木の漫画が、はらりと隣のリューくんの家へ舞い落ちました。
「あれ?これはなんだろさー?」
リューくんがその漫画を拾って読んでみました。
すると、そこに描かれていたのは沖縄県民の偏見に満ちた描写だったのです!
もちろん、その描写を読んだリューくんはかんかんに怒り、
「沖縄を侮辱するのは許せないさー。」
と言い、のこぎりを持って日本家の庭に行きました。
そのころ、ニホンちゃんはのんびり昼寝をしていました。
ぎこぎこぎこ。
「ふぇ?なにかしら。行ってみよ。」
庭へ出てみると、リューくんが甲斐の木を切り倒そうとしていたのです。
事情を聞いたニホンちゃんは甲斐の木に偏見にみちないようにする農薬をかけ、直してあげました。
結局、ニホンちゃんは甲斐の木を切り倒しませんでした。
なぜなら、彼女は甲斐の木の漫画をなによりも愛する存在だったからです。
366ニホダー:05/03/02 21:39:05 ID:0QekvTON
                       解説
お久しぶりです。ニホダーです。
元ネタは某テニス漫画です。
この漫画に出てくる沖縄県民は、方言バリバリで会話したりとかなり偏見にみちた描かれ方をされている、ただそれだけです。
この作者に沖縄について小一時間(ry
いろいろと話が長くなりますので、このへんまでで。
まぁ、あんまり真に受け止めないようにお願いします。
367 :05/03/02 21:56:22 ID:bVjgtnVs
「ウリナラ作戦第一号」

地球町に起こる、警察や軍隊では対応できない
謎の事件や宇宙からの侵入に対応する為、サイエンスGメンが組織されていました
エリザベス家の倫敦本部には、「諜報、防諜、作戦立案のスペシャリスト」
エリザベスキャップの元に地球町から優秀な4人が集められました。

アメリー隊員(自他ともに認める、地球町最強の陽気な男 現場ではリーダとして指揮をとる。)
ロシアノビッチ隊員(柔道と射撃の達人、馬鹿力では地球町で右に出るものはいない)
ゲルマッハ隊員 (圧倒的な技術力、IQを誇る発明家。)
ニホン隊員(女性隊員 主に通信、後方支援を担当。 どんなことでもオールマイティにこなす。)

ん? おっと一人忘れていました。ニホン隊員の縁故といっていますが、「過去の反省」という
なんだか訳の判らない理由でごねて、隊員見習に納まったのが
カンコ隊員見習(辛い物大好き)

ある日サイエンスGメンのレーダが不審な飛行体を二つ捕らえました。
ニホン隊員 「キャップ、衛星からの写真によると、飛行体は球のような形をしていて青い球が赤い球を追いかけなら
       日本池方面へ接近中とのことです。飛行体の速度はマッハ1。大気圏内で減速して水平飛行に移っています」
エリザベス隊長「その情報からだと、飛行体は隕石ではないですわね、地表に激突して大きな被害を出す心配はありませんわ」
ニホン隊員「キャップ!衛星は飛行体から生体反応を検知しました!」
エリザベス隊長「なんですって?じゃあその隕石みたいなのは宇宙船?アメリー隊員、ロシアノ隊員 スーパーラプターで
飛行体を追跡して頂戴、いいこと手荒な真似はつつしんで下さいね、我々は軍隊ではありません」
ロシアノ隊員「てやんでえ、宇宙人野郎なめたまねしやがったら、ミサイルを叩き込んでやる。」
アメリー隊員「侵入者に対して発砲するのは当然だ!」
368 :05/03/02 21:57:24 ID:bVjgtnVs
エリザベス隊長「ああもうどうして、あなた方二人は血の気がおおいのかしらね。ニホン隊員、あなた二人をフォローしてきて
        頂戴。」
ゲルマッハ隊員「私はテレパシーを研究してるのですが、この「テレパシーインタプリタ」を使えば言語を使わなくても
        意思の疎通が図れます、犬や人間で実験成功しています。ただ」
ニホン隊員「ただなんなの?」
ゲルマッハ隊員「カンコ隊員には通用しなかったのです、日帝36年だのヒデヨシだのと訳が解らない」
ニホン隊員「・・・・とにかく使ってみるわ。ありがとう」


ゴオーン!轟音とともに科学Gメン専用多目的VTOL「スーパーラプター」が離陸します。
アメリー隊員「耐熱シールド起動、超音速モードオン」
ニホン隊員「きゃーロシアノ隊員顔が真っ赤よ、お酒くさあーい」
アメリー隊員「おいおい よしてくれよ、君がウオッカ4本越えたら僕でも手に負えなくなるんだから」
ロシアノ隊員「ヒック てやんでえ馬鹿野郎、宇宙人野郎が暴れた時の為に、準備してんじゃねえかこの野郎 ぅいー」
ニホン隊員 「あ、あれ !」
ロシアノ隊員 「ヒック なんでえ赤い球 池に墜落してやんの しょうがねえな」
アメリー隊員「少しずれてたら町だぞ、兎に角降りて、調査を継続しよう」
369 :05/03/02 21:58:16 ID:bVjgtnVs
そのころカンコ見習隊員は「シッパル!ニホンだけに手柄はたてさせないニダ」と練習機「イーグルI号」に乗って
ニホン隊員を追跡していました。
「あ!あいごー」 
カンコ見習隊員の乗る練習機はなんと赤い球をおってきた青い球と激突してしまったのでした。
「ううここはどこニカ?」
「ここは宇宙船の中だ、私はキム88星雲、碇の国の交通指導員だ。君には済まない事をした」
「そう思うならなら、謝罪シル、反省シル、保障シル、賠償シル」
「君の飛行機は完全にもと通りにした、体もだ、ここから出れば、痛みの記憶すらなくなっている」
「なにを言ってるニカ?そんなことでウリの恨は消えないニダ、ウリと同化してウリナラマンになって、地球で働くニダ」
「仕方が無い男だな。まるで当り屋だ、しかし交通指導員の私が事故を起こしたのだ、君を利用して雲隠れするのも悪くない」
そういって宇宙人はカンコ見習隊員にバールのような物を渡しました。
「こんなもんがなんになるニカ?金目の物を持ってくるニダ」
「大声を出すな、今に解る」

地球町では、赤い球の中から身長50メートルはあろうかという強大な生物が出現していました。
アメリー隊員「奴め、我々を地上におびきだすつもりだったのか?」
ニホン隊員「まって、あの怪物やけに大人しいわよ、心配そうに当たりを見回しているし」
ロシアノ隊員「ゲル公が言ってたあれ使えばいいじゃねえか ヒック」

ニホン隊員は「テレパシーインタプリタ」のスイッチを入れます。
ニホン隊員「僕はパンピー星人といってるわ」
アメリー隊員「攻撃の意思はないのかい?」
ニホン隊員「攻撃もなにも、宇宙船は民用で兵器はつんでないって」
アメリー隊員「どうして地球町に?」
ニホン隊員「速度超過で捕まって、交通指導員に近くの惑星にとまるように言われて、宇宙船の操作を誤って日本池に墜落したんだって」
アメリー隊員「何か我々にできることは?」
ニホン隊員「ありがとう、どうやら宇宙船はバンパーとドアが破損しただけだから心配いらないって、あと1時間ほど
で地球町を立つそうよ」
370 :05/03/02 21:59:18 ID:bVjgtnVs
ロシアノ隊員[なんでえ?なんでキムチ野郎があんなとこにいるんだ?」
内勤を命じられていたはずの、カンコ隊員がパンピー星人に火炎瓶を投げつけています。
カンコ見習隊員「シーパル!宇宙ノムめこれを食らえ!」
ニホン隊員「駄目よカンコ君その人は悪い人じゃないの」
カンコ見習隊員「うるしゃいうるしゃい手柄を独り占めさせないニダァ」
そのときパンピー星人が払いのけた火炎瓶がカンコ隊員回りで発火しました、カンコ隊員が炎に包まれます。
カンコ隊員はバールのような物を振り回しました。


ファビョーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

地球町に張り出したエラ、釣りあがった目、とんがった靴に顔面キムチ色の巨人があらわれました。

ロシアノ隊員「あれはなんだ!」
ニホン「だめ、テレパシーインタープリタが電波でつかえない!ウリナラマンとしか解らないわ!」
ウリナラマンは訳も解らず、パンピー星人に殴りかかります。最初は優勢だったのですが、
だんだん息切れしてきました。

「ウリナラマンのエネルギーはカプサイシンエネルギーニダ。アイゴー地球上ではカプサイシンエネルギー
 は大量に消費するハセヨ。 ウリナラマンは地球上では3分しか戦えないニダ 危うしウリナラマン ファイテイン」

ウリナラマンが腕を十字にあわせるとウリナラマンの手からキムチの汁が飛び出してきました。
パンピー星人はなんともいえない顔をして、宇宙船に乗って逃げていきました。
「ニダッチ」ウリナラマンはウリが地球の危機を救ったといわんばかりの顔で去っていきました。

ニホン隊員「くさあーい。パンピー星人さんおとなしく帰ってくれるはずだったのに」
アメリー隊員「どうすんだよ、ウリナラマンとパンピー星人がやりあったせいで町がめちゃめちゃだ」
ロシアノ隊員「おまけにキムチの汁まで撒き散らしやがって、こんど見つけたらただでおかねえ」
 
ーーーー 終 −−−−
371 :05/03/02 22:13:02 ID:bVjgtnVs
解説 これ、日本テレビSFの金字塔ウルトラマンの第一作「ウルトラ作戦第一号」
のパロです。もしも科特隊のハヤタが韓国人だったらとか?交通事故の相手が韓国人
だったらとかウルトラマンとベムラーが宇宙警備隊員と凶悪犯ではなく
しょぼい交通違反者と交通科のポリ公、だったりとか色々考えてると、作品が出来てきました。

青風さんのウルトラニホンとは何の関係もございません。なにしろこっちはウリナラマンですから。
ちなみに 配役は
ムラマツキャップ AS エリザベス
ハヤタ      AS アメリー
アラシ      AS ロシアノビッチ
イデ       AS ゲルマッハ(はまった)
フジ       AS ニホン 
ウリナラマンの中の人 AS カンコ  です。
いろいろ問題があるでしょうが今回は見逃してください。
372マンセー名無しさん:05/03/02 22:18:57 ID:0bByrpFl
 一様、レス付けよう
 最悪だ・・・・ 
373マンセー名無しさん:05/03/02 23:37:41 ID:echpJbvu
? どのあたりが?
374マンセー名無しさん:05/03/02 23:58:26 ID:ecqU1/1e
>>367-370
ハゲワロタ、交通違反は結局どうなったんだよ?
375マンセー名無しさん:05/03/03 00:01:58 ID:3UyC2jOj
>374
指導員が雲隠れしちゃったからうやむやになっちゃったんだろう。
376マンセー名無しさん:05/03/03 15:05:29 ID:63muxF41

正直、自虐はいってる感じでちょっとキモイ
自虐ネタが面白いと思ってるの奴の精神がよくわからん
戦後教育の賜物なのかねぇ
こいつには誇りとかあるのかねぇと思わせるネタは本当に勘弁。気持ち悪いから
普通は日本なんかを主にしないで、朝鮮人メインの嘲笑ネタをやるもんなんだがなぁ
つーか、日本をネタにしてる時点で自虐的なんだよね
本当に日教組には洗脳の借りをかえしてやらなきゃなと思うよ

とりあえず、やるのは結構だが、もっと誇りを持ってくれ
誇りといってもチョンみたいなあんな安っぽくて似て非なる物を連想するなよ
気分悪い書き込みだろうが、ちょっと考えてくれや

377黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :05/03/03 16:07:42 ID:SNREa4AF
>>376
んーおいらもっぱら絵師なんであまりSS書かないけど、
意味を正しく取りにくいところがあるから質問。

>つーか、日本をネタにしてる時点で自虐的なんだよね

これは日教組かぶれの自虐精神をもって日本の不況なり問題点をネタにするのが自虐的ってこと?
それとも国家たる日本を萌え美少女化してハァハァすることが不謹慎で自虐的ってこと?
それとも「ただでさえニホンちゃんスレにSSや絵投稿してる時点で自虐的なのに」ってこと?
ごめん、国語力足りなくてこの辺の意味がわからなかった。
まあどれをとってもおいらはその通りだと思うw 頭の隅っこでこう思っとかないと肩の力抜いて作品描けないもん。

新人作家の皆さんへ
作品が自虐的に見えるのは新人さんだからってのもあると思う。
スルーされたらどうしよう、叩かれたらどうしよう、私のなんかで大丈夫なんだろうか。
多かれ少なかれこういう気持ちがどうしても作品に出ると思う。
私は皆さんの今後に期待してますよ。
日本に対しても、自分に対しても誇りを持って肩の力抜いて、ね。
378マンセー名無しさん:05/03/03 16:53:23 ID:IYXyt14N
>>376-377
自虐と風刺は親和性高いから。
安易なウリナラ虐待(?)もどうかと思う。

で、肝心の感想といえば
すいません、最近読み飛ばし気味です。須磨祖。
379黄 色 い リ ボ ン:05/03/03 20:34:26 ID:a7n0PnTz
私は日本を愛しているからこそ、軽々しく他国を嘲笑しませんね。
民族とおうちも花火宣言も真剣に考えているからネタにしました。
むしろ国家の生き残りを考えると、韓国はネタにしにくい。
紫苑ちゃんの方がずっとネタになる。
半島にこだわってホームランスレからニュースを拾ってくる気もないし。

馬鹿にするだけのためじゃね。

固い史実をどう読めるものにするか修行中。一番肩の力が抜けない奴ですからね。
今後も皆さんのご意見をお願いします。
380 :05/03/03 21:11:58 ID:+RPpwXYN
376 はねえ 具体的に書くべきだよ、何がどう自虐的なのかわからん。
自分の作品の中では、ニホンちゃん(日本)は優等生で実は腕っ節も強いがあんまり
カンコ+キッチョムのウリナラ兄弟が馬鹿すぎるので、適当にあしらっている。
ウリナラ兄弟はそれが判らず、無茶をやって自爆したり、ニホンちゃんの怒りをかって
酷い目にあうというのが全体の基調なのだが。

シリーズ全体を見回しても、日教組の日本は戦前シナや韓国にうんぬん論は、このスレの笑いの基本
であるし、朝日や筑紫某もアサヒちゃん、サヨックおじさんとして痛烈な批判、風刺の対象になっている。

稀に全体の基調からずれる自虐的な作品があったとしても、私はスレのルールに反しない限り肯定的な立場をとるよ
俺の好みに合わないから、あれは駄目、これは駄目とやっていると1500話過ぎた位の
「萌えとソースがなければ駄目」的なマンネリ世界になってしまい面白味なくなるだろう
とにかくニホンちゃんのいいところは色んな人が入れ替わりで書くから、素人の駄文でも
面白いのだよ。
381マンセー名無しさん:05/03/03 21:48:48 ID:Se4FNcjh
 自虐云々の意味は分かりませんが、_には言っておきたい。
>>367-371
 は、いかがなものだろう?
 あれは風刺ではなくてパロディー。本スレではなく補完に投稿されるのが
良い作品ではないだろうか?
 それに、意味もなくカンコを辱めるだけの作品というのも、品がないよう
に思える。
 ・・・なんだか、昔の学芸祭・西遊記ネタを彷彿としてしまう。

 あと、ソース付きの作品。代表的なものとして
>>128-130
 オチはどこ? それにニッテイ君のお姉さんとは誰?
 
 あくまで一読者の意見だが、気に留めてもらえれば嬉しい。
382マンセー名無しさん:05/03/03 22:17:10 ID:gQc0Ezzt
>あれは風刺ではなくてパロディー。本スレではなく補完に投稿されるのが
>良い作品ではないだろうか?

やかましくそういう自治をすると、作者が萎縮しちゃうよ。
一時期閑古鳥が鳴きまくったんだから作者の自由意志に任せね?
383どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/03/03 22:39:39 ID:1ahAAY/W
これから先、議論が続くようなら、補完スレに移動できませんかね?
384黄 色 い リ ボ ン:05/03/03 23:32:59 ID:a7n0PnTz
今夜はうPないの?
385 :05/03/03 23:41:02 ID:+RPpwXYN
367-371は確かに出来としては?。でやめとこかなとおもったんだけど
まいいやでやってしまったら、賛否両論だったわけで。

で出来が悪いのを認めたうえで

 1_はコテハンではありません名無しです
 2_はプロではありませんので10あれば 5まあええんちゃう 4しょーもな 1GJです。
 3_は一ではありません名無しです。  
 4_は下手糞ですが、自分が楽しんで書いてます。下手なのは見逃してください。
 5ですので_は精進したり、これはxxだからあっち、**だからこっちというような面倒な真似は致しません
 6_の行動はローカルルールに則っており、他人に不快感をあたえるような文はかいておりません。

最後に
>それに、意味もなくカンコを辱めるだけの作品というのも、品がないよう
に思える。
_にはそれしか芸がありません。朝鮮人から唐辛子を取り上げるような無体は言わないで!

386マンセー名無しさん:05/03/04 00:21:18 ID:Cl1kKuMk
最後に「げげぼ」と書けば笑いが取れた時代はよかったなあ
387ab-pro:05/03/04 00:46:25 ID:nBZJbKwr
 「パラ雄君、さようなら・・・」
 そこはパラ雄君の家の前。パラ雄君と同い年の小さな女の子が、涙が
こぼれ落ちそうになるのを懸命にこらえながら、小さく手を振りました。
 「・・・ツバルちゃん。また学校で会えるから」
 引きつった笑顔のパラ雄君も、ぎこちなく手を振り返します。
 「パラ雄君の家は大丈夫だよね?」
 「・・ニホンちゃんの家から秘密兵器を買うんだ。たぶん大丈夫だっ
て父さんも言ってた」
 そう言いながら、パラ雄君は懸命に笑顔を保ち続けます。
 「ツバル、もう行くぞ」
 少女の父親でしょう。家財道具を満載したトラックの運転席から顔を
だした男の人が、ツバルちゃんを手招きします。
 「ツバルちゃん!ニュージーランドさんの家に行けば、また会えるん
だよね!」
 「・・うん。また遊ぼうね!」
 ついに堪えきれなくなったのか、涙を溢れさせたツバルちゃんは、く
るりと身を翻してトラックに駆け出しました。
 やがて、走り出すトラック。パラ雄君はそのトラックが見えなくなる
まで、ずっとその姿を見つめるしかありませんでした。

 こうして、パラ雄君の家のご近所さんで、パラ雄君の幼なじみのツバ
ルちゃん一家は、長年住み慣れた家を捨てて、ニュージーランドさんの
家に旅立っていったのでした。

 次第に従業員さん達も引っ越しを続け、やがて誰もいなくなるであろ
うツバルちゃんの家だった場所。
 よく見れば、玄関先まで太平洋池の水で水浸しになっています。 
 ゆっくりと、本当にゆっくりと、しかし着実に増水が続く太平洋池。
 この地域に建っている家々は、確実に太平洋池の湖水にのみこまれよ
うとしています。
                           解説に続く
388ab-pro:05/03/04 00:47:31 ID:nBZJbKwr
 制作時間、三時間!
 ソースは三日の新聞の特集記事。
 ネット上では、
 ツバルの人々、海面上昇で国外避難
http://xmas.site.ne.jp/topics/20011025/top.html
 パラ雄君がニホンちゃんの家から買う秘密兵器・・・・・
http://www.asahi-net.or.jp/~xa8m-adc/sinpou2002.10.13.1sjis.html
 
 「海洋温度差発電(OTEC)」はクリーンで燃料コストのかからな
い発電ですから、使用するエネルギーを石油の輸入に頼るパラオには福
音でありますし、地球規模で見れば温暖化防止に役立ちますが・・・
 去年の段階で用地は確保できたようですが、建造費用がパラオの一年
のGDPに匹敵します。
 独立後も続いていたアメリカからの援助金は2009年に打ち切りにな
ります。今後の資金調達が重大な課題のようです。
389マンセー名無しさん:05/03/04 00:55:12 ID:ulLR4vH+
「擬人化した国をウルトラマンの配役に当てはめるとどうなるか」というテーマは個人的には面白いと思いますよ。
それに空想法律読本とか読んでいるとウルトラマンの胡散臭い面が出てて、それがカンコ君とマッチしていて思わずお茶吹いちゃったしw
390青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/04 01:08:38 ID:U+cFaZE6
ツバルちゃん可哀想にゃあ・・・
世界にはいろんな可哀想の種が満ちあふれているにゃぁ・・・
擬人化世界で物語り造ると辛い話も多くなるにゃ・・・
是も自虐かにゃあ・・?

ウリは物語を書きたい人にゃ・・
挫けないおにゃにょこの話を語るには
試練をかかにゃいけないのにゃあ・・・
自虐と言えるかも知れないにゃ

でもスラップスティックも好きにゃあ・・

はうう、言語回路がおかしいにゃあ・・・・
ふにゃあ、もうねるにゃあ・・・・ノシ
391 :05/03/04 01:25:12 ID:D8fdi129
おお、あっしのような名無しになんと暖かいお言葉か!

でもね389さん、「ウリナラ作戦第一号」は駄目
掲示板に書くには、ストーリ長すぎてあらすじ書くだけで4レス使って・・・・・・

1ネタで無用に長いのはNG。
しかもほんとはもっと作りこんでたんですけど、随分削ってしまい各シーンのディテールがぼけた。

2ウルトラマンの元ネタの放映から40年近くたってますから。
あそこまでやると若年の方にはなんのことかわかり難い。

3ウリナラマン、ウルトラニホンなど既に似たような話が使われているネタ

4ソース無し、現実の事件とは関連がない 
よってウルトラマンの話が判らん人がみたら長くてグダグダ
389さん暖かいフォローありがとね。次は頑張って面白いもん出すからね。
ニホンちゃん関連のCGが存在するであろう事を類推できない堅気(?)のHPに埋もれていた(失敬な)ので晒し挙げちゃうニダ<丶`∀´>
ttp://www10.oekakibbs.com/bbs/bewitched/data/173.jpg
393イヤアァァ:05/03/04 02:43:12 ID:y8ObrHjb
あれ?なんで晒されてるんだろう…どうして分かったんですか?w
リハビリ中なのであんまり見ないで欲しいんですけど…;;

てゆーか見つけてもこっそり見ててくださいよう!w
394シェロ:05/03/04 05:31:51 ID:EXpx5bKE
_様
得意な芸風で突き抜けてください。ネタのワリに長すぎた感じはしましたけど、ワロタよ。
ニホダー様
俺その漫画タイトルしか知らないのでよく分かりませんでした;
395マンセー名無しさん:05/03/04 09:31:38 ID:EOotBZHZ
つ〜かな〜・・・
どうせ俺も叩かれるんだろうけどさ、一寸厳しい批評が来ると常連が叩き捲る
ってのは如何なんだ?
>>376>>381の云ってる事って、そんなに誹謗や中傷でもないと思うんだが?
自分の作品が悪い評価されたからって、精進する積もりも無いし、これからも
同じ事をやるって云って開き直る>>385の発言って、ローカルルールまで作って
昔追い出した奴の態度と変わらないように見えるんだが?第三者の読者として
は・・・

昔、ニホンちゃんの話を見つけた時には、面白くて夢中になって読んだもんだが
最近の作品は正直長いだけでイマイチなのが多いと思う。
でも、このスレの流れだと、そんな事書いたら叩かれる空気マンマンだよな。
このスレで求められる批評って云うのは「○○さん乙〜!GJ!」だけなのか?
批評ってイタイものだろう?

自虐云々にしたって、確かに>>376が言うように、作品自体に全然テーマが無く、
ただ可愛い女の子と変な連中の話に成ってるのは事実と思う。
初期の頃には、作品自体に何か主張みたいな物が感じられる物があったけど、
最近の作品はただ自虐ネタに走って、読後に「だから如何なの?」という物が
全体的に多いと俺は感じる。

あのさ、異論が出てきたら荒らしでも無いのに寄って集って叩き出してんじゃ、
マジでネタにしてるカンコと変わらないよ>常連

俺は黙って見てた一読者なんで、前の事件の時も傍観してたけど、最近の
状況は酷すぎるんで、初めて書きこんだ。
作品自体が面白くなくなったんで、叩き出されてもいいやって思ったのも事実
なんだけどね。
もう少し、批評は真摯に受け止めて、投稿は推敲してから出すべきと思う。
396黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :05/03/04 11:14:42 ID:Egy2ZRmr
>>395
多分ねえ、批評できる人間が疲れてきてるんだと思う。
それに時期が時期だし、古参の何人かはその実害被ったりしてるから、
なかなか出てきにくいのですよ。
新人さんたくさん来てくれたけど、その中でも批評に耳を貸さないのはほんのわずかだと思う。
そういう意味でもあなたには残っててくれるとありがたいかな、私は。

あれだ、実はスルーというか、レスがないというのも批評の一つなんだよね。
「読むに値しない」という。 おいら初めて投稿したときそれやられたw
全くレスないときはなぜレスがつかないのか、じっくり作品を読みなおして考えてみるといいかも。
397マンセー名無しさん:05/03/04 11:19:10 ID:eQA1XbYH
>>395
賛成。
ただ、>>376はどの部分について言っているのか分かりにくいので賛同はできないけど、
>>385にははっきり言える。「もう書くな」

自虐については、風刺というのは「自分をも笑いものにできる」というスタンスもありだと
思うので、一様に「自虐イクナイ!!」というのも考えものだとは言っておきたい。
398395:05/03/04 11:56:06 ID:EOotBZHZ
>>396,>>397
レスありがとう。判ってくれる人が居て嬉しい。

俺も>>376には賛同する訳では無いけど、あながち的を外した批判でも
無いと思ったので、無闇に叩いたり開き直りは酷いと思った。
「自虐が駄目!」なんじゃ無くて、「自虐ネタ書いてればニホンちゃん!」
って方向性が良くないと思う。
>>376はどういうつもりか知らないが、たとえ全然的外れな批判されても
その中に1つでも自分が気になる部分が在ったら取り入れる覚悟が無い
と創作って出来ないと思う。

例をあげれば、ab-proさんの作品は久しぶりに楽しめた。
可愛い女の子(ニホンちゃんやらタイワンちゃん等)出さなくたって、あんな
に面白いのが書けるという事だ。

個人的な感想としては可愛い女の子にハァハァドキドキするだけの創作は
ニホンちゃんとかじゃ無くて他のSSでもいいと思う。
可愛い女の子にハァハァドキドキしつつ世界情勢ネタ(主に半島系)でニヤリ
と笑える所が、俺には面白かったんだが・・・
399マンセー名無しさん:05/03/04 21:29:19 ID:D8fdi129
居直りって!あなた少し言葉がすぎませんか?
他人の批判をする時は、自分も批判されることを考えていますか?

395>>作品をアップしたら最後、もう書くなとかいわれてもだまっとらなあかんのですか?
私は貴方に問う!簡単だろう YESかNOだ


こっちが立腹させられるのは、ただの感想を批評といいかえられることだ。
作品自体が面白くなくなったんで、叩き出されてもいいや?だと?
なんで俺。後はどうでもいいや的な奴の指摘をうけいれなあかんの?
もう書くなというにいたっては批評でなく中傷という。
最近の作品は正直長いだけでイマイチ?これが批評というものかね?これは感想いう。

最近の状況は酷すぎるんで、初めて書きこんだ。だと?そんな人間に批評ができるのか?
あんたあの騒ぎのときなんかしたか?作品の一つでもかいたのか?いまの常連がどれだけ
奮闘したかわかってんのか?
あんたはチクシテツヤと同じだ。なんもわからん癖に、安全な場所で汗を流さず後だしジャンケン
やって、けつはふかない。

お抱え作者じゃないんだからこっちは。
無責任な感想に唯々諾々とハイ左様でございますかと方向転換なんかできないですよ。
モノホンのアーチストにそんなヤワなのいるか?

あの作品とこの作品の違いはこうとか、あの作品ではずしたのはココとか的確でタイムリー
批評ならハードなものでもよろこんで受け入れますよ。でもねえ感想文や意味不明の仕切りにはつきあってられないの!


400MA ◆CHINAxNIU2 :05/03/04 22:43:18 ID:N+CyYp8W
>>399
とりあえず氏はモニタの前で3回ぐらい深呼吸したほうがよろし。
と、消えた筈のコテがしゃしゃり出てみるテスツ

machinaにはどちらの意見もよくわかりますよう。
ただ、口泡飛ばしてスレを消費することでもあるまい。
401No93:05/03/04 22:55:09 ID:W5isfzKe
ええと、1絵師が自治に関わることを口にするのは憚られるのですが荒れている
ようなので少しだけ。
>>376さま
風刺とは世論形成の場ではないので自虐云々は関係ありません。ニホンちゃんが
自虐的に見えるのは日本の世相がそうだからであって風刺者の問題とは言えませ
ん。そういう意味で貴方のご批判は少々的はずれに思えます。気を吐く場所を勘
違いなさっていませんか?風刺屋相手にそういうことをいうのはのれんに腕押し
というものです。
というかこのレスは単なる釣りに思えるのですが、皆さん食いつきが良すぎませ
んか?
>>395
ニホンちゃんスレにとって残念なことに全体的なレベルの低下と批判者を受け付
けがたい空気が流れていることは私の目にも明らかです。最近の作品で面白いと
本心から思えたのは放置=ウィンさんの作品くらいですかね;しかし私は現状を
混乱からの復興期と考えておりまして、少々楽観的に時間が解決してくれる物と
思っています。それまでは微力ながらニホンちゃんスレの復興に協力させて頂く
つもりです。もう少し時間をいただけませんか?
>>399
私は貴方の作品は嫌いではありません。ウリナラマンのネタにも不覚にも吹き出
してしまいました。しかし作家は多くを語らず、批判にも次の作品で答えるべき
と考えています。それはプロ、アマチュアを問わず作品を発表する者の最低限の
モラルです。ローカルルール以前の常識の問題です。貴方流にいわせて頂くとモ
ノホンのアーチストには自己弁護する者はおりません。自治は読者に任せて凄い
作品で批判者をぎゃふんといわせてやるのが作家の道、それがかなわぬ時は消え
てゆくのみです…。
402マンセー名無しさん:05/03/04 23:17:05 ID:pmrCrmdG
>>400
あんたの引退宣言は4、5回くらい聞いた気がするが、また復活するのか。
もういいよ。
403No93:05/03/04 23:18:46 ID:W5isfzKe
う;MA氏が私の言いたいことを約二行で言っちゃってますね。
書きこむ前に確認すれば駄文で無様さらさなくて済んだのに;

色々偉そうなことを言ってすいませんでした。うぷろだに引っ込んでます;;
404マンセー名無しさん:05/03/04 23:24:50 ID:D8fdi129
<<402AV女優みたいなやつだな! 桜木ルイ14世とコテハンつけるか?
405桜木ルイ14世:05/03/04 23:31:23 ID:pmrCrmdG
漏れが?
406豊○:05/03/04 23:48:11 ID:D8fdi129
きみしつれいだぞ ssよかオモロイデハナイカ
407マンセー名無しさん:05/03/04 23:48:46 ID:nBZJbKwr
 _が補完で撤退宣言。
 補完の>>561
>> 結局、自分に対する批判に耐性がない厨房だったと言うことか
 が、全てを言い表しているように思える。

 と言うわけで、この話はお仕舞い。
408マンセー名無しさん:05/03/05 00:46:09 ID:6Pgc7ZQu
以前フィリピンのピナトゥボ火山で起きた噴火。
この時の噴火一回で排出された二酸化炭素量だが、人類が火を使い始めてから現在に至るまでに
発生させた全二酸化炭素量の数十倍。

京都議定書に意味はあるのだろうか・・・・
409どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/03/05 02:17:52 ID:dKeoxcNt
>>391
>>399
>>404
>>406

ID:D8fdi129
410黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/03/05 02:51:47 ID:HzJqDH+n
MA ◆CHINさん、どぜうさん、黄鉄鉱さん、後進が至らないためにすみません。
別な形でお会いしたかった。
93さん、ザイちゃんが今の私の壁紙です!
411青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/05 03:20:12 ID:kXSvUsyp
皆さん宵っ張り・・・・

取り敢ずウリの目標は
No.93ニムが感動して
「是非ともこの絵に話をつけてくれぇ!」
とファビョる位のものを書ける様な話師になる事ニダ。
もちろん他の絵師ニムも行列を作って頼みに来るニダ!
ホルホルホルホル
412マンセー名無しさん:05/03/05 07:37:47 ID:hhpZnc7b
>>411
楽しみにしてるから、がんがれ。
413放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/05 16:22:43 ID:cyo774Ev
「修学旅行の夜 PM 10:00」

えー、修学旅行の消灯前の時間というのはぬるい自由時間でして、クラス全員で集まっては
ぬるい宴会芸などをいたすものです。(作者の偏見)
われらが地球町小学校も例に漏れないようで、こんな感じで盛り上がっていたそうな・・・・。

-----------------------------

アメリー君「それでは次は「極東ダチョウ倶楽部」さんとニホンちゃんの出し物です。
 張り切ってどうぞー。」

チューゴ「どうも〜。チューゴで〜す。」
キッチョム「キッチョムで〜す。」
カンコ「アジアのベッカムでございます。」

(両側から平手打ちのお約束。どっと沸く場内に小さくガッツポーズ!)

カンコ「そんなことより、ニホンのやつがまた俺たちに逆らうらしいぞ!」
チューゴ「なんだって、ニホンのやつめ。俺が文句を言ってやる!」
キッチョム「いやいや、俺が文句を言ってやるよ 」
カンコ「まてまて、ここは俺にまかせろ 」
キ&チ「どうぞどうぞ」
カンコ「(泣きべそになって) うぅぅー。お前らぁぁぁぁ」
414放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/05 16:26:44 ID:cyo774Ev
(上手から現れるニホンちゃん。観客一同が拍手。)

ニホンちゃん「なんだろう・・・カンコくん。こんなところに呼び出して」

(下手からニホンちゃんを覗き込む極東ダチョウ倶楽部)

カンコ「本当にニホンを呼んできたのかよっ!
 ・・・・わかったよ。俺が言うけどさ。タイミングってあるから
 ぜーーーーったいに押したりするなよ。」

チューゴ「わかった。(ドンとカンコを突き飛ばす)」

(ごろごろと転がって舞台中央に現れるカンコ。立ち上がると激怒して二人を振り返る)

カンコ「だから、するなっていってんだろっ!なんでそうやって勝手なことするんだよっ!!
 みんなで馬鹿にしやがって・・・・。畜生!!!訴えてやる!!!」

キッチョム「カンコくん、本番本番。ニホンちゃん見てるから。」

カンコ「(はっとした表情でニホンちゃんを見て) すいません。取り乱しました。」

ニホンちゃん「・・・訴えるって、やっとカンコくん。竹島の話し合いをしてくれる気になったんだね。」
カンコ 「え・・・・いや、それは・・・そういう意味じゃ・・・・」
ニホンちゃん「(かまわずにカンコ君の手をとって) うふふ、もう裁判の準備は出来てるんだよ。行こっ!」
カンコ 「(鼻の下を伸ばしながら)バカ野郎!話し合うつもりなんて・・・・」

(そのまま、ニホンちゃんがカンコ君を上手に連れて行く。 「アイゴーーーーッ」と嬉しそうな悲鳴が流れて幕)
415放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/05 16:30:22 ID:cyo774Ev
あいや・・・タブ失敗・・・・。

もともと、修学旅行の夜は「お笑いウルトラクイズ」の人間性クイズが元ネタだったので
前説として書かせてもらいました。

お絵かき掲示板でタイワンちゃんの勇士を書いていただいてありがとうございます。
つたない文ですけど喜んでもらえて嬉しかったです。
416放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/05 16:44:52 ID:cyo774Ev
修学旅行の夜 AM 1:00

前回までのあらすじ


ビデオカメラを片手に女子の部屋に進入した極東ダチョウ倶楽部(リーダー不在)だが、 布団の中はことごとくものけの空。
それどころか、物置から京都謹製の硬い枕が雨あられと二人を襲う。
奇襲に失敗したカンコたちは、マカロニーノ君の裏切りや、ベトナちゃんのブービートラップなどでぼろぼろになりながらも、
なんとか廊下に逃げ出すが、そこに待ち構えていたのは・・・・
417放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/05 16:45:41 ID:cyo774Ev
「ふふふ・・・・カンコよ。もはや貴様の逃げ場はないぞ。観念せい。」
「げぇっ・・・貴様は!」

振り返ると、そこには金色の髪をなびかせたアーリアさん(with アーリアお姉さま親衛隊の皆さん)が
重さ5キロはあるダスキンモップを携えて悠然と立っていました。

四方からは銅鑼の音が鳴り響き、「スケベ男子を捕まえろ!」という歓声が連呼されています。
カンコくんたちは自分たちの最後がいよいよ目の前にきていることを自覚せざるを得ませんでした。

「むむむ・・・・。わしらの運命もここまでじゃな。」

カンコ君はがっくりと肩を落とし嘆息しますが、キッチョムくんはひるみません。

「カンコよ。座して死すは5000年の歴史を誇るわれらに似合わぬ。ここは打って出て。きゃつらを皆殺しにして切り抜けようぞ!」

本人にしてみれば決死の覚悟の言葉でしたが、アーリアさんにしてみれば下着泥棒の戯言です。
彼女は冷笑しながら二人に冷や水を浴びせました。

「捏造と詐称で織り込まれた5000年を誇るか・・・。つくづく度し難いものだな・・・・。カンコ家とは」
「金髪の孺子っ!5000年を誇るカンコ家を侮辱するか!!」
「侮辱するほどの中身がないから困っている。貴様ら二人が今まで何をなしえてきたのか考えて見ればよかろう」
「この・・・この・・・・アーリアの分際で・・・・」

烈火のごとく興奮するカンコくんの熱意は、アーリアさんの氷壁を溶かすことも出来ず、むなしくエネルギーを浪費するだけでした。
418放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/05 16:58:06 ID:cyo774Ev
不毛な会話を打ち破ったのは、キッチョム君でした。

「金髪の孺子がっ!思い知れっ!!」

彼はバタフライナイフを振りかざして猛然とアーリアさんに襲い掛かかりましたが、
アーリアさんは眉ひとつ動かしません。
彼女が重さ5キロのダスキンモップを楽団の指揮者のタクトのように優雅に舞わせると、
ぼこぼこぼこっという鈍い音と「アイゴー」というテノールの合唱が廊下に響き渡りました。

「・・・・そういうのを匹夫の勇という」

アーリアさんが血まみれで横たわるキッチョム君を見た感想はそれだけでした。

キッチョム君は朦朧とする意識の中で思いました。

「こ・・・・この女の目・・・・。まるで、養豚場のブタでもみるかのように冷たい目だ。
『かわいそうだけどあしたの朝にはお肉屋さんの店先にならぶ運命なのね』ってかんじの・・・・」

彼の意識はそこで途絶え、その体からは筋肉の緊張が静かに抜けていきました。
419放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/05 17:01:29 ID:cyo774Ev
「さすがアーリアお姉さま!私たちにはできないすごい仕事をさらりとやってのける!そこにしびれるあこがれるゥゥゥ!」

アーリアお姉さま親衛隊のみなさんは、血まみれの肉塊には一瞥もくれずに、白い肌に返り血を浴びたアーリアさんに
歓声を上げて見とれています。
そのアーリアさんといえば、歓声に応じることよりもモップにベットリついた血を拭い取る方法を思案しているようです。

しかしながら、無残なキッチョム君の仕置きを見たカンコ君は恐慌状態となっており、通路の反対側にある非常識・・・
もとい非常口へと一目散に走り出していました。
そして・・・・カンコくんの勢いのついた体は、階段の踊り場で踏みとどまることが適いませんでした。

「アイゴーーーーーーーッ!!!」と叫びながら、カンコくんは夜空の向こうへとダイブしていったのです。

カンコくんの断末魔の悲鳴を聞きながらアーリアさんは思いました。

「なるほど、これがドップラー効果というものか。理にかなっている・・・。」

ふむふむ・・・とうなずくアーリアさんに、親衛隊の女の子が恐る恐る尋ねます。

「アーリアちゃん・・・・。カンコくん落っこちちゃったけど・・・。どうしよう・・・。」

彼女は一瞬の間をおいたあと、は破顔一笑して彼女たちに応えました。



「な ら ば よ し!」


420放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/05 17:02:39 ID:cyo774Ev
一方、そのころ女子の部屋ではマカロニーノくんの裁判が開催されていました。
そこで明らかにされた意外な事実とは・・・・。以下、次号
421放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/05 17:11:10 ID:cyo774Ev
というわけで、修学旅行の夜の続きです。


本当は、アーリアさんから逃亡したカンコ君たちが逃げおおせたと思ったところで
フランソワーズ&エリザベスが登場して、「地獄の断頭台」「タワーブリッジ」の
コラボレーションを繰り広げるはずだったのですけど、冗長になったので省きました。

あと、キッチョムの最後の台詞は「アーリア、血まみれでも君は美しい」だったのですが
元ネタがたぶんわからないだろうと思われるので修正。

だからといって、ほかのアニパロが通じていると思い込んでるのがバカですよね。自分。





422放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/05 17:21:19 ID:cyo774Ev
それから、修学旅行の昼という別バージョンもあります。

アサヒちゃんやシャミンちゃんというクラスの問題児を押し付けられたニホンちゃんが
素直に修学旅行を楽しまない二人に頭を抱えるという内容だったのですが・・・。

アサヒちゃん、シャミンちゃんは家の事情で修学旅行に参加できなくて、そのかわりに
天然トラブルメーカーの毒島さん(通称、態度がでかいので毒嶋『先生』と呼ばれている)
と二人きりで京都を回るという話になってきてます。

この毒嶋先生・・・。まあ、元ネタは元社民党のフェミニストのあの人なんですが、
移動中のタクシーの中で、ニホンちゃんに向かって(机上の)恋愛論を語って悦にいたるとか、
自分の顔を棚に上げて、クラスの女子をボロクソに言うとか、そういうのを書いているうちに
どんどん毒嶋先生が一人歩きしてしまって、どうもお蔵入りしそうな感じです。
(ニホンちゃんというか、あの先生のパロディになってる。)

でも、毒嶋先生の雄姿をどこかで披露したいなぁ・・・・。
補完スレって、まだ生きてるなら、そっちで書いてみたいのですけど、URLわかる人いますか?
423マンセー名無しさん:05/03/05 22:24:59 ID:wvaWRk9t
>>422
総督府のスレの事でしたら、>>4にリンクが貼ってあります。
どちらも未だ生きてます。
424クマラン(^^):05/03/06 00:51:02 ID:Nc3R57Lc
アメリー君は地球町小学校の最強小学生です。
小学校最強なので、小学校の中ではかなりの無理強いを人にすることができます。
以前にも、同級生のニホンちゃんにガムを売りつけるために、ニホンちゃんのお
家のルールを変えるように迫りました。

アメリ「ニホンちゃ〜ん、僕んちで作ったガムとかアメとか買っておくれよ〜」
ニホン「だってぇ、アメリー君ちのお菓子は体に悪い色づけ薬とかが沢山入ってる
    から、私の健康が損なわれる恐れがあるから云々……」

アメリー君は猫なで声でルール改変を要求するも、ニホンちゃんはのらりくらりと
言葉を濁して、やんわりと拒否のサインを示していました。しかしそのサインはニ
ホン家独特のものなので、アメリー君には通じません。それどころかアメリー君の
筋書きには、ニホンちゃんの拒否を「受け入れる」つもりは無いのです。
あくまでも自分の要求を呑ませるか、それに相当する譲歩をニホンちゃんに出させ
ることが前提のお話合いなのでした。表情を真剣なものにコロリと変えて、アメリ
ー君は本性を少しずつ出し始めます。

アメリ「はぁ〜、僕はニホンちゃんから半導体とか車とか、その
    他いろんなものを買ってあげてるのだけどねぇ」
ニホン「それはわかっているけれど……」

ニホンちゃんは暗に弱みを突かれて、この時はアメリー君に一つ借りを作ったとい
う形に落とし、ルール改変を免れました。もちろん、その借りは後できっちり返
す羽目になっています。そして時は過ぎて……
425クマラン(^^):05/03/06 01:19:02 ID:Nc3R57Lc
 アメリー君は、病気の牛から取った牛肉が混じる可能性も込みの牛肉を、
ニホンちゃんに売りつけようと再び迫りました。

アメリ「ニホンちゃん、また牛肉を買い出しておくれよ」
ニホン「だってだってぇ、アメリ君たら病気対策を言うとおりにしてくれないんだもん」

嫌がるニホンちゃんに失望を含めた溜息をつき、アメリ君は宙を見つめて言う。
アメリ「それじゃあ、僕の家はニホンちゃん家の自動車とか鋼材とか、新型の
    飛行機なんかも買えなくなるってことなのかなぁ〜?」
ニホン「どうしてそうなるのよ、困るんだから」

席をつなげて話合いをする二人のところへ、カンコ少年がランドセルを抱えて
やって来た。カンコ君はニダリと笑って小箱を一つ取り出すと、断りもなくセ
ールスを始めてしまった。「病気の予防にはウリ特性のコンドームが一番だよ!」

 カンコ君は小箱からコンドームを一つ取り出しすと、それを口から息を吹き
こんで膨らまし始めた。コンドームはたちまちに「男性器」の形状に膨らんだ
けれど、すぐに『ポシッ』とシャンパンの栓を抜いたような音をさせて、しぼ
んでしまった。教室の中が沈黙に包まれた中で、カンコ君がダメ押し自ら行う。

カンコ「あ、あの、目には見えないミクロの穴が新鮮な空気を供給して……」
彼の肩に、背後からやさしく手をかけた女の子がいた。
タイワン 「赤ん坊も供給してくれるって、わけか」
カンコ君の後頭部に手刀が打ち込まれた。 (終わり)
426目次237:05/03/06 17:14:07 ID:MJlSbgYg
第2164話〜第2170話
>>331-332

第2171話「あぶり出し」
>>337 ( >>338 解説)
第2172話「空想特撮シリーズ ウルトラニホン 第4話 勇気の対価」
>>340-343 ( >>344 解説)
第2173話「EU」
>>348-354
第2174話「屋根の上のニホンちゃん Revolution」
>>360-362 ( >>363 解説)
427目次237:05/03/06 17:15:37 ID:MJlSbgYg
第2175話「ニホン家のちょっと困った樹」
>>364-365 ( >>366 解説)
第2176話「ウリナラ作戦第一号」
>>367-370 ( >>371 解説)
第2177話「パラ雄君、さようなら・・・」
>>387 ( >>388 解説)
第2178話「修学旅行の夜 PM 10:00」
>>413-414 ( >>415 解説)
第2179話「修学旅行の夜 AM 1:00」
>>416-420 ( >>421-422 解説)
428名無しさんお腹いっぱい:05/03/06 18:48:13 ID:IhLkVLLV
IF 〜もしも北朝鮮が崩壊したら〜

ドナドナドーナードーナー
アメリー君が牛引き車にキッチョム君を乗せて、教室に現れました。
「みんなわかっていると思うが、これからキッチョム君の持っているものを競売にかける。キッチョム君の事情を考慮して、できるだけ高く買って欲しい」
「今日持ってきたものはウリのもっているものの中でも激選したやつニダ」
ざわざわ・・・(別に欲しくない)
ハンマーを机に叩く音が教室中にカンカンと鳴り響きました。
「静粛にしろ!それでは、エントリーナンバー1 『北朝鮮ウォン』1ドルから始めてください!」
「1セント!」
「ロシアノビッチ君ふざけないでください。下げるんじゃなくて、上げるんだ。それに教室が汚れますから、酒を口に含んだまま言わないでください、まるで酒で火炎放射をするチュウゴ君みたいだぞ」
「こ、国辱アル!」
「おおっとチュウゴ君、今手を挙げて立ち上がりましたね?はい、ハンマープライス。」
「ちょっ・・・待つアル!1ドルは高すぎアル!せめて1元で!」
「だめ」
チュウゴ君は真っ白になりました。
「エントリーナンバー2 『鉄道網』1ドルから始めてください!」
しーん
誰も買わされるのが怖くて、微動だに体を動かしません。
429名無しさんお腹いっぱい:05/03/06 18:48:45 ID:IhLkVLLV
「待つニダ。みんな、ウリの『鉄道網』の価値をわかっていないニダ。すごいニダよ。なんて言ったって・・・蒸気機関車ニダ!」
「ニホンちゃんのアリサカ銃をちゃんと鑑定した僕が言うんだから間違いない。こいつぁレアだ!」
キッチョム君の余裕の表情と、アメリー君の必死な強弁に比べて、会場どん引きです。
「ちっ」
カンカン
「お流れ」
「それではエントリーナンバー3 今日最後の商品 『キッチョム君』1ドルから始めてください!」
「ウェエエ!?なんでウリが売り物になってるニダ!?」
「低賃金で文句も言わずバリバリ働きます。3kもそつなくこなします。クサイ、キタナイ、キムチどんなものでも・・・」
「それは酷すぎるニダ!キッチョムをこれ以上悪く言うと許さないニダ!」
その兄を思うカンコ君の行動の驚愕するアメリー君。
彼は突如、目の涙を必死で隠しながら言いました。
430名無しさんお腹いっぱい:05/03/06 18:49:36 ID:IhLkVLLV
「カ、カンコ・・・そうだな。俺が間違っていた。これから、お前とキッチョム末永く幸せに一緒に暮らしてくれっ!」
「ウリ達は兄弟だから当たり前ニダな」
「おお、弟よ!これからは二人三脚でいこうぜ」
アメリー君は営業スマイルに戻りました。
「はい、販売終了ー、また明日もご贔屓にー」

翌日
ドナドナドーナードーナー
目の端をぴくぴくさせながら、アメリー君が牛引き車にあるものを乗せて、教室に現れました。
「はい!今日も良いもの揃ってるよ!!絶対買ってね!エントリーナンバー1 『カンコ君とキッチョム君』タダで!!!」
「アイゴー兄貴のせいニダ!毎月1ウォンの賃金で働かないからこうなったニダ!」
「シッパル!大体部品を買って海外に輸出するだけの小っさい商売じゃ鼻から無理だったニダ!この万年発展途上国」
「だれかー買う人いませんか。もう、マジ勘弁」
会場には誰もいませんでした。
終わり
431名無しさんお腹いっぱい:05/03/06 18:54:49 ID:IhLkVLLV
432青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/06 20:19:41 ID:aFhwL8LB
うをっ、こっこれはぁぁああ!

久しぶりにニホンちゃんらしいオハナシでした。
(つか、オマエはどうよ?という突っ込みはご勘弁)

しかし、近い将来有りそうでコワイハンマープライスですだ。

つか、チューゴ君は責任者じゃないのか?
・・・・まぁ、彼らしいけど。
433ab-pro:05/03/06 20:52:11 ID:UJCnmJXx
 こちらの資料では、北朝鮮の鉄道は全て電化されているとなっていたけど、
あの写真^^。蒸気機関車がいたのか・・・ 知らなかった^^;
 
 さて、貴方の選ぶ面白いニホンちゃんの作品はどれ?
 貴方も挙げてみません? 理由も付けていただければなお結構^^
 http://that3.2ch.net/test/read.cgi/goods/1105340069/l50

追記 
 ここで作品を投稿すると言うことは、夜の繁華街で路上ライブをするのと同
じなのだろうと思う今日この頃。
434マンセー名無しさん:05/03/06 21:18:54 ID:01YUxymn
>>431
下手に落札したら責任も負っちゃうしな・・・

日本に押し付けられないことを祈るばかり。
435放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/07 02:27:16 ID:NKWs6gjk
修学旅行の夜 AM02:00 

--------------------------

地球組の男子部屋は重苦しい空気に包まれていた。
2時間ほど前に放った3人の勇者たちから何一つ連絡がないのだ。
すわ、作戦失敗かと・・・ざわ・・・・ざわ・・・と静かに動揺の声が流れる。

(どういうことじゃ、今頃は女子の×××の上映会となっているのに
 カンコたちはしくじったのか)
(失敗だけならばよい・・・。この作戦の全貌が明らかになれば
 われ一同はホテル回しの上、正座で夜を明かすことになるぞ)
(むぅ・・・。だから、女子風呂を覗く作戦を取るべきだったのじゃ!)

そんな雰囲気の中、クラスの誰もよりも焦燥感に駆られているのは、
作戦の考案者であるチューゴ君でした。

(むむむ・・・。これでは私の面目が立たないではないか・・・。)

ガチョウの羽を口元にあてて、思案に暮れるチューゴ君の前に、
一人の浅黒い少年が進み出ました。
436放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/07 02:27:37 ID:NKWs6gjk
「チューゴさま、それがしを偵察に送ってくだされ。」

この少年こそチューゴ君の忠臣である「鉄壁」ミャンマーであった。

彼は以前に暴力沙汰を起こしてクラスから吊るし上げを受けたのだが、
チューゴ君だけは彼を擁護し続けたのだった。
ミャンマー君はこの時の恩を忘れずに、チューゴ君の忠臣として
彼の背中に従っているのである。

チューゴ君にしてみれば、ほかに打つ手もありません。
「是非もない。」とうなずいて、ミャンマーの申し出を受けるのでした。
437放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/07 02:28:16 ID:NKWs6gjk
タタタタッ・・・・

静寂が支配する夜の廊下を、ミャンマーの足音がだけが響いている。
山育ちの彼の健脚は、長い階段もものともせずに駆けていた。

彼の走りに迷いがしたのは、血の匂いを鼻腔に受けてからである。
そして、その角を曲がったとき、彼の不安は的中した。

キッチョム君が血まみれで床と接吻をしていたのである。
ミャンマーはその体にあわてて駆け寄った。
438放置=ウィン ◆0x.mxZktEk :05/03/07 02:38:08 ID:NKWs6gjk
「しっかりしろキッチョム!!こんなところでくたばるんじゃねえ!!」
「へ…へ……いや……オレは もうだめみてえだ…」
「バ…バカヤロー………。お…おまえにはまだ…チューゴ様のために
 女子の×××を××して、××××にする仕事が残ってるだろう!
 お…おまえが死んだらどうするんだよ!!」

涙を流して体を抱きしめてくるミャンマーに、キッチョムは不適な笑みを
浮かべながらウィンクを返した。

「フ……へ…へ…オ…オレは、カンコがいるからなにも心配してねえよ。
 へっ…コレのために死ぬってのはなかなかのもんだぜ…」

そういって、キッチョム君は飲みかけの「桃の天然水」(500ml Pet)を
震える手でミャンマーに渡すのでした。

「キッチョム…コレ、ニホンチャンの…」
「フッ…少し…カッコよすぎるな………」
「バッ…バッ…バカヤロ〜!!てめえカッコよすぎるよ!!」
「………………」

号泣するミャンマーの胸の中で、キッチョム君の目は静かに閉じた。

午後2時26分32秒 キッチョム リタイア・・・・。
439ab-pro:05/03/08 00:28:00 ID:RCYT1gC6
 それは、まだアメリー君が小学校低学年の頃のお話です。
 「わぁー、アタリだ!
 ダディー、ありがとう!!」
 パパから貰ったバースデイ・プレゼントの包装紙を元気よく破り捨てた
アメリー君は、中から出てきた今流行の最先端家庭用TVゲーム機を目の
当たりにして、嬉しさいっぱいに父親に抱きつきました。
 「どうだ、いいだろう!
 こんな凄い遊びを家で出来るのは、地球町の中でも我が家だけだぞ!」
 息子に喜ばれて大いに胸を張るアメリーパパ。アタリと名付けたTVゲ
ーム機はパパの自信作でした。地球町でも最先端のTVゲーム機の制作に
成功し、ライバルなどどこにもいない独占市場。
 それに、驚異的な早さで次々と発表されるゲームソフトは、お客を飽き
させる事なく、更にアタリの発売数を伸ばす原動力となっていました。
 「ダディー。どうやってあんなに一杯ゲームソフト作っているの?」
 「簡単なことだ。みんなにゲームの作り方を公開しているからさ。
 作りたいと思う人がいたら誰でも、面白いゲームを作る事が出来る。そ
うすればソフトを作った人も儲かるし、アタリも更に売れて儲かる。ゲー
ムをプレイする人たちも飽きることがない。
 みんな万々歳だ!」
 そう言って豪快に笑うアメリーパパとアメリー君。
 まさに我が世の春でした。
440ab-pro:05/03/08 00:28:35 ID:RCYT1gC6
 それから暫くたったある日。
 「ダディー、外に遊びに行ってくるね!」
 「・・・アメリー、アタリでもう遊ばないのかい?」
 「飽きた。行ってくるね!」
 それだけ言うと、凍り付いたアメリーパパを残して、元気よく外へ飛び出
した幼き日のアメリー君。
 ようやく気を取り直したアメリーパパは、慌ててアメリー君の子供部屋に
駆け込むと、猛然とアタリを探し始めました。この間まではテレビのすぐそ
ばを定位置にしていたアタリは、いつの間にか山と積まれたソフトと一緒に
押し入れの中に放り込まれていました。
 「・・なぜだ!」
 沢山あるソフト。これだけあれば絶対飽きることがないはずなのに。
 アメリーパパは、とりあえずアタリをテレビに繋いで電源を入れてみまし
た。そして再び唖然とすることになったのです。
 「・・・なんなんだ、この点と線は?」
 パパの見つめる先には、いかにも安っぽい点と線で描かれたキャラクター
と思われるものが、ピコピコと味気なく動いているだけでした。次のソフトを
入れてみても同じような画面です。
 その時です。どたどたとパパの部下の男が転がり込んできました!
 「社長! アタリ本体やソフトが大量に売れ残って返品の山です!このま
までは大変です!」
 「どういう事だ?!」
 「それが、どうも粗悪なソフトが大量に出回ったおかげで、ソフトだけでな
くアタリ本体までお客様に愛想を尽かされたみたいです。
 と、とにかく、すぐにオフィスへ!」
 
 こうして、一時の栄華を誇ったアタリは、あっさりと朽ち果ててしまいました。
 ですが、こうした状況を注意深く見守っていた人がいました。ニホンちゃんのママです。
 「・・なるほどね。大変勉強になったは^^」
441ab-pro:05/03/08 00:29:11 ID:RCYT1gC6
 そして時は過ぎて・・・

 「アメリー。またニホンちゃんの家のゲームか?」 
 「うん。やっぱりニホンちゃんの家のゲームは一番だよ!」
 「・・そうか。でもな、今度パパもまた新しいゲームを作るんだ。期待してくれ」
 「・・うん」
 気のない返事しか帰ってこないアメリー君。でも、パパはどこか自信があるよ
うです。携帯電話を取り出すと部下となにやら密談のようです。
 「・・そうか。ニホンちゃんの家からうまくゲームデザイナーを引き抜けたか。
 ・・・今度はウチの番だ。抜かるなよ!」
 一度、その手から滑り落ちていった栄光。アメリーパパは再びその栄光を取り戻
すために、再度、立ち上がろうとしていました。        END

 ソースは、アタリショックと、Xboxの新型の開発に伴う、MSによる日本のソ
フトメーカー囲い込みの動きから。
442青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/08 00:55:39 ID:IXHUyKOm
放置=ウィン さま

 ほんと、色気づき始めた男ってだめだめですねぇ
 なんつーか、オバカさんでショウモナイ感じがよろしいかと

ab-proさま

 私だけ?メガドライブを思い出して懐かしくなったのは?
 ダディ、クール!

443D-13@小判ザメ:05/03/08 01:00:37 ID:lZZj7/KJ
>>331-332,>>426-427
乙でありまつ。ウリのところも更新しました。
ttp://d_13.at.infoseek.co.jp/nihonchan_temporary_archive/
・本スレ系25クール、2179話まで更新。
・βスレ系22クール、46話まで更新。
・画像あぷろだ、No.2774まで更新。
444くれくれ厨房:05/03/08 10:37:05 ID:kUZ8NftJ
毎度乙でありんす。
地鎮祭の収集もキボンヌしてみる。
445マンセー名無しさん:05/03/08 23:23:49 ID:aQDNVmv4
446青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/09 00:54:41 ID:z9B25r6o
「世界は廻る、乙女の周りを」

 アメリー君は妹想いのお兄さんです。
そんなアメリー君だから、ラスカちゃんの云う事は何でも
聞いてあげちゃいます。もちろん、こんな事ではいけない、
とは思うのですが、上目使いでおずおずと
「ねぇ、お兄さま。ラスカね、お願いしたい事があるの・・」
なんて云われると、百年の決心も一瞬で吹き飛んでしまいます。
そう、丁度今日の様に・・・

「お兄さまぁ、あのね・・」
「どうしたんだいラスカ。云いたい事があるなら行って御覧」
「あたし、お友達と映画に行きたいの。でも、お洋服が・・」
 どき どき どき どき
 神様、お友達って誰だい?なんて聞かれません様に。
 一番かわいい私をあの人に見て貰えます様に。
神様へのお祈りが通じたのか、アメリー君の返事はこうでした。
「しょうがないなぁ、ラスカは。
 良いよ、お兄ちゃんがどうにかしてあげる」
にっこりと笑うと、自分の部屋に向かうアメリー君でした。

 部屋に行ったアメリー君はちょっと困った顔をしていました。
ラスカにかわいい服を着せてはやりたい。
でも、今月のお小遣いは既に使い切っていました。
「しょうがないな、またあの手で行くか・・」
彼はパソコンとプリンターの電源を入れました。
447青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/09 00:55:26 ID:z9B25r6o
 数時間後、アメリー君はニホンちゃんの家にいました。
「やぁ、ニホン。今日はとっても耳寄りな話を持ってきたんだ」
彼の笑顔に何となく嫌な予感のするニホンちゃんです。
「実は今日、数ヶ月後に絶対利子が付いて還ってくる
素晴らしい債券を持ってきたんだ。」
此処で断ると、新型種の犬、ラプターも売ってくれなくなります。
何より、近所をキッチョム君がおなかをすかせて彷徨いているのですから
彼がへそを曲げるとちょっと困るのです。
仕方がないので印刷したての債券を買う事にしました。

 さて、ニホンちゃんも是では困ります。
「しょうが無いわね。またあの手で行こうかなぁ」

 数時間後、ニホンちゃんはカンコ君の家にいました。
「カンコくーん、今日はとっても便利な工作機械を持ってきたんだ」
彼女の笑顔に何となく嫌な予感のするカンコ君です。
「是さえ有れば、いろんな機械を造ってお金が儲けられるよぉ」
此処で断ると、カンコ君の家の仕事が立ちゆかなくなります。
本当はその機械の作り方が知りたいのですが、流石にそれは無理です。
仕方がないので、彼はニホンちゃんの工作機械を買う事にしました。

 さて、カンコ君も是では困ります。
「しょうがないニダ。またあの手で行くニダ・・・」
448青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/09 00:55:57 ID:z9B25r6o
 数時間後、カンコ君はチューゴ君の家にいました。
「チューゴニム、今日は凄い機械を持ってきたニダ」
彼の笑顔に何となく嫌な気分のするチューゴ君です。
「このウリナラ特性の機械さえ有れば、
 いろんな服とか作れるニダ」
此処で断ると、もっと高い値段でニホンちゃんの家から
仕入れなくてはなりません。
別にそれでも良いのですが、それでは宗主国としてのプライドに傷が付く
ような気がしてならないのです。
仕方がないので、彼はカンコ君の持ち込んだ機械を買う事にしました。

 さて、チューゴ君も是では困ります。
「仕方ないアル。またあの手で行くアル・・・」

 ぴんぽーん
アメリー家の玄関のベルが鳴ります。
はーい、という返事と共に、とたたたたと云う足音が近づいてきます。
「まいどどうもアル。注文もらた女の子向けの洋服アル」
「・・・・どこかで会った様な気がするんですけど?」
「気のせいアル!受け取りにサイン下さいアル」

どこかで見た様な人に受け取りへサインして渡すと、
いそいそと受け取った洋服の包みをもって自分の部屋へ
駆け込むラスカちゃんです。

 あの人は、是を着た私を見てなんと云うかしら

そう、世界は恋する女の子の周りを廻っているのです。
449青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/09 01:05:25 ID:z9B25r6o
後書き云い訳その他諸々

ははは、長文続きでは読むようも疲れるでしょうと
自分なりに気を遣って小ネタを書いたつもりが
気が付けばこの長さ・・・・・・

反省だけはしています

さて、元ネタです。
アメリー家の消費生活を支えているのはニホンちゃんの債券購入です。
ニホンちゃんはカンコ家に対してはぶっちぎりの貿易黒字です。
カンコ君はチューゴ君に対しては黒字です。
もちろん、チューゴ君はアメリー家に対して黒字です。

まぁ、世の中そういうものです。

もちろん、ニホンちゃんは他の家も黒字だし、
チューゴ君はニホンちゃんの家にさえ小物を売っています。
その他諸々有りますが、

  ウ リ は 理 解 の あ る 読 者 が 好 き で す

そういうものです。

そうそう、
感想、批判、ご要望、日ノ本家の米国債の数程もお待ちしております。
450どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/03/09 01:41:07 ID:rIHSxiCY
>>446-449
>青風: ◆BlueWmNwYU さま
おお、風刺な寓話w
反復が非常に効果的に使われてて、新鮮に読めます。
青風氏、いいですよ、これ。
451あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/03/09 04:41:13 ID:6X48ZIdY
 うひゃあ、なんかウリも焦っちゃうくらいの新作投下ラッシュですか…
 まともにレスつけられなくてスンマセン。

 しかし青風氏、すごいいいよこれ。出だしから一気に引き込まれちゃいました。
軽いスランプ気味なおいらにいい刺激になりましたです。

 どこかで読んだ事のあるような作風の名無しさんのキッチョムオークションといい、
ab-proさんのアタリショックネタといい、放置=ウィンさんの続編といい、多彩に
なってきましたなあ。オラわくわくしてきたぞw

 次の投下へのプレッシャーを感じたりもしてますが、ウリの作品なんぞにお付き合い
頂ければ幸い。
 批判とかもご遠慮なくどうぞ。次への糧にしたいと思いますので…デモヤサシクシテネ。
452age:05/03/09 12:31:28 ID:nxfhYVjF
下がりすぎ、上げるニダ。
453青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/09 23:53:52 ID:z9B25r6o
どぜうさま、あさぎりさま、
そして多分他にも居ると思われる(思いたい)
拙作を読んで頂いたみなさまへ

日本海溝よりも深い感謝を差し上げます。

是があるからSS書きは止められない。
次も頑張ります。

 読んでくれてありがとう
454puku:05/03/10 03:19:36 ID:kYk+iesD
たっだまにゃ
ア タ リ 
のお話はまんますぎっともおもゆたが。
無論、わるか0ないw

ウチにゃやメガドライブもバツボゴもありますじょ、もとろんSSも(SS違
455レベルE:05/03/11 03:33:04 ID:YqDCSmJW
今日は地球小の林間学校。山にクラスメイト達と1泊旅行です。
夜の自由時間に悪ガキ4人が宿泊施設を抜けて少し離れた山小屋に集まっていた。
彼らは灯りもない粗末な秘密基地でくだらない話をしていた。集合時間になったので
宿泊施設に戻ろうとしていた。その時だった。人の気配がして彼らはすばやく
屋根裏に昇り、息を潜めた。暗闇で顔は見えないが山小屋に入ってきたのは
ウチの生徒だというのがわかった。自分たちと同じジャージを着ているからだ。
それから4人はさらに息を飲むことになった。それは暗がりの中で明らかに
口にするハズもないものをガツガツと食べ始めていたからだ。

あっという間に完食をして小屋をでていくのを確認して、4人は無言で屋根裏から降りた。
そして食べ残した骨や毛、リボンをみて生々しい現実にショックを受ける。
勘違いであってほしかったが見間違いではなかった。本当に食べていた!
リボンに書いてあった名前はよく知っている同級生のものだった。
   _____
---/   ヒノモト /---―――=/
--~~~~~~~~~~~~~~―――――=/ 
456レベルE:05/03/11 03:34:07 ID:YqDCSmJW
担任のフラメンコは集合時間に遅れた4人を全生徒達の前で叱っていた。
説教はエスカレートしていきキャンプファイヤーは本来の時間からどんどん遅れていく。
そこにもう一人の引率であるハプスブルグが自分のクラスの生徒のウヨを連れて
フラメンコに耳打ちをした。フラメンコは疑うような顔をして、ウヨの顔をみた。
3年生ながら気が強いと評判の彼の不安な表情はフラメンコの表情も不安にさせた。
説教は途中で中断となり、キャンプファイヤーも中断となって、そのまま就寝に変更。
全生徒達には4人が中止の原因となんだと思い込んだ。しかし4人は気にならなかった。

4人は部屋を抜け出してトイレで相談をしていた。先生が見回りにこないことから
窓の外の懐中電灯の明かりは先生達とわかった。なにかを探索しているようだが
探し物はみつかっていないようだ。その探し物はさっき泣きべそをかいていた
3年生のウヨと関係がありそうだ。4人は探し物がみつからないだろうと話した。
そして、あの時のアレは誰だったかのかを相談した。同じように班行動から
離れてた人物を探しだし、何人かに絞り込んだ所で悩んだ。そこからどうすればいい?
元に戻るでもないし、なぜ食べたかなんて聞けない。彼らは悩んだ。
第一こんな話を信じてもらえるハズがない。しかし、こういった相談にのる男が
クラスに一人いた。翌日林間学校が終わってから、その男に相談をすることにした。

(゚ぺ) フフフ、なかなか興味ぶかい話じゃないか

「大丈夫か?」彼らは心配だったが自作X-FILEを持つほどの怪奇上級者の彼に
一縷の望みを託した。アメリーは話を一通り聴き、絞り込んだ生徒に接触をするという。
彼から調査報告の電話がすぐにきた。4人は明日、学校で報告を聞くことになった。
457レベルE:05/03/11 03:35:00 ID:YqDCSmJW
翌日の登校途中でアメリーからターゲットの妹に接触し催眠術で仕入れた情報を聞く。
アメリーは妹にこう尋ねた「どうして食べるの?」

 「ウリ達はみんなと先祖が違うってオモニがいってたニダ」「違う?なんなの?」
 「熊ニダ」「クマ!あの雑食性の?」
 「そう、だから普段はウリもかわいいって思ってるのに・・・」「思ってるのに?」
 「いつのまにか食べたい衝動にかられ、噛み付いてるニダ」「ガマンできないの?」
 「オッパが言うにはウリたちには頭の中に見えない胃袋があるニダ」「胃袋?」
 「その胃袋の食欲を満たす為、食べたい衝動にかられるニダ」「つらくない?」
 「みんながカワイイって思うのにウリだけ違う感情ニダ。悲しいニダ」「・・・」

「以上だ。君達が見たものは彼女の兄のカンコの食事風景だったわけだ。」「・・・」

報告聞き、彼らは犯人であるカンコにかける言葉を考えた。食べるなと言われても、
食べることはやめられない。それは無理というもの。なにも言えないので声をかけるのは止めた。
アメリーの報告を受け、4人には日常がもどった。教室に行くといつものあの風景だった。

 (;^▽^)<「カンコ君、ウチのワンちゃん知らない?   
        友達がカンコ君と一緒の所を見たって・・・」

 <;`д´><「知らないニダ!ウリはキャンプファイヤーの目玉だった
         ニホンちの火の輪くぐり犬なんて知らないニダ。
         ニホン犬なんて、・・・ジュル。ウリは知らないニダ」
458マンセー名無しさん:05/03/11 11:15:18 ID:YFyILkI+
ニホンちゃんが喰われたのかと思ってドキドキした。
459黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :05/03/11 11:41:53 ID:dIuexoA6
顔文字さん>
お久しぶり。新作乙です。

…ところで、「4人」って、誰?w
460マンセー名無しさん:05/03/11 12:04:26 ID:Af2oJhrm
>>458
食われたら、最終回・・・・・・ガクガクブルブル
461青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/11 23:50:04 ID:FwzgaDPp
>>460
そしたらウリがウルトラニホンを連s(ry、、、
それはそれで・・・・・・ガクガクブルブル
あるときニホンちゃんが中古ゲーム屋でアルバイトをしていました。
そこにカンコ君がやってきて、数本のゲームを売りたいと言います。
それはキズだらけの古いゲームたちでした。どれもあまり人気があるわけでもありません。
ニホンちゃんはどれも安い値段でしか売れないことをカンコ君に告げましたが、カンコ君は納得しません。
いっぱい持ってきたんだからもっと高く買えとふぁびょってしまいました。
中には全く売り物にならないゲームもあったのですが、しかたなくニホンちゃんは全てまとめて買い取りました。
カンコ君はもっと高く、もっと高くとごねていましたが、ニホンちゃんが市場より高い値段だと何度も言うと、
ウリは商売上手ニダとほこほこして帰っていきました。

売り物にならないゲームは自腹かなぁと思ったニホンちゃん、しかたないので店から買い取って家に帰ってやってみることにしました。
ちまたではあまり人気の無い作品ですが、やってみるとレトロゲー好きのニホンちゃんには面白く思えるものでした。
ニホンちゃんはゲームの感想をWEBにアップして、ゲーム好きのみんなに紹介することにしました。

それから数週間後、店番をしていたニホンちゃんのもとに、カンコ君がやってきました。
ニホンちゃんが嘘をついてゲームを安く売らせたと怒っています。話を聞くとあるゲームが口コミで人気になり、中古価格が上がっていることがわかりました。
それはニホンちゃんがWEBに感想をあげた売り物にならないゲームでした。
ニホンちゃんが感想をアップしたことで、在庫がなくなるほど人気が爆発していたのでした。
カンコ君はふぁびょってもっと高く売れたはずだ、追加で金をよこせといいます。
しかしカンコ君がゲームを売った日にはそのゲームは価値が無かったのです。ニホンちゃんがそう言ってもカンコ君は金を寄越せの一点張り。
ニホンちゃん、困ってしまいました。あらら。

-------------------------------------------------------------
初めて書いてみましたがどうでしょう。
463Siraga:05/03/12 10:40:55 ID:R6ZyCaw6
サヨちゃん登場 前編
ニホンぱぱ「ニホン、サヨちゃんを覚えているかい?」
ニホン「サヨちゃん?サヨックおじさんのあかちゃんだよね。
もちろん覚えてるよ」
 そう、サヨックおじさん、実はサヨという一人娘がいたのです。
ニホンちゃんがまだ小さい頃、二ホン家にはサヨちゃんという赤ん坊がいました。
しかし親であるサヨックおじさんに生活能力がなく、
精神状態もアレだったのでサヨちゃんはジュネーブの施設に入れられ、
ニホンちゃん達と離れ離れになってしまったのです。
ニホン「サヨちゃんがどうしたの?」
ニホンぱぱ「実はな、最近サヨックおじさんの影が薄――いやサヨックおじさんもおとなしくなったし、
ジュネーブがサヨちゃんを引き取っても良いと言ってきたんだ」
ニホン「本当!?」
 ニホンちゃん満面の笑みです。
サヨちゃんの記憶はあまりないけれど、やっぱり家族が一緒に暮らせるのはうれしいのです。
ニホンぱぱ「ああ、明日には家に来るはずだ。だから明日はサヨちゃんを迎えに行っておくれ」
ニホン「うん!」

翌日。
ニホン「じゃあ行ってくるね」
ニホンぱぱ「うん、頼んだよ。
・・・実はアサヒちゃんが先に迎えに行ってしまったんだが、どうにも心配でね・・・」
ニホン「アサヒちゃんが?・・・う、うんわかった。行ってきます」
 いやな予感のするニホンちゃん。足早に家を出て、ナリタ港へ向かいます。

続く
(初投稿。少々長いので分割します、続きはまた後ほど。)
464マンセー名無しさん:05/03/12 12:43:43 ID:LaP/5RVe
>462
普通に上手いと思った。
465D-13:05/03/12 14:09:33 ID:6EbYTKp6
>>463

>>ttp://w3.oekakies.com/p/nihon2/p.cgi
>>Siraga 2005/3/12 (Sat.) 12:37:37
>>新キャラを作ってみました。サヨックおじさんの娘サヨちゃんです。

サヨックおじさんの娘こそ「アサヒちゃん」で、本名「朝比奈 小夜」といいます。"サヨ姉ちゃん"という呼称で呼ばれた事もありました。

ttp://d_13.at.infoseek.co.jp/cgi-bin/nihon_tmp_archive/pnamazu.cgi?query=%83T%83%88%8Eo%82%BF%82%E1%82%F1&whence=0&max=20&result=normal&sort=score&idxname=d_13.at.infoseek.co.jp__nihonchan_temporary_archive&idxname=funshei.at.infoseek.co.jp
466マンセー名無しさん:05/03/12 18:33:03 ID:gLxU4wJQ
>>465
気に入らなかったらスルー汁
467マンセー名無しさん:05/03/12 22:46:42 ID:BCvuoCx8
>>462
(・∀・)イイ!!
何だか昔のニホンちゃんみたい。
468Siraga:05/03/12 23:12:40 ID:R6ZyCaw6
>>465
御指摘ありがとうございます。
勝手ながら設定を変更した上で、話はこのまま続けさせていただきます。
設定の変更 サヨちゃん:サヨックおじさんの一人娘。
      →ヒダリちゃん(本名 朝比奈左):アサヒちゃんの妹
では中篇をどうぞ

ヒダリちゃん登場 中編
ニホン「あっ、あれは」
ナリタ港に行く途中、チューゴ君、カンコ君、アサヒちゃん、それから見知らぬ小さな
女の子がいました。もしかしたらあれが・・・。
アサヒ「チューゴ君、カンコ君、この子が妹のヒダリよ。ほら、アンタも挨拶しなさい。」
ヒダリ「う・・・は、初めまして、です」
 ヒダリちゃんは、フワフワの黒髪が腰まで伸びるお人形さんのような女の子です。
小さくて気弱そうな所がどこか子ウサギを思い出させます。
カンコ「おまえが、サヨックの娘二ダか。お前の先祖はさんざんウリのご先祖様をイジメ
たニダ!謝罪と賠償(以下略)」
チューゴ「フム。僕も君を見てナンキンの古傷が疼いてきたようだ」
 かわいそうに。ヒダリちゃんは不細工なカンコ君と冷徹なチューゴ君に迫られ、
震えています。
サヨ「アサヒお姉ちゃ・・・」
アサヒ「ヒダリ、チューゴ君達の言うとおりよ。土下座して、お金を渡しなさい」
 すがったアサヒちゃんも、鬼のようです。
サヨ「うう、・・・ごめんなさ・・・」
 ヒダリちゃんが地面に手を着こうとしたそのときです。
ニホン「待ちなさい!」
アサヒ「ちっ・・・ニホンか」

まだ続く
469Siraga:05/03/13 00:02:38 ID:R6ZyCaw6
ヒダリちゃん登場 後編

ニホン「みんなひどいよ、こんな小さな子までイジメルの?」
カンコ「これはイジメではないニダ。正当な被害請求ニダよ」
ニホン「おじいちゃん達のことはヒダリちゃんに関係ないでしょう。
ねえヒダリちゃん、ヒダリちゃんが謝ることないんだよ?」
 ニホンちゃんが悟そうとしますが、ヒダリちゃんは困った顔です。
ヒダリ「んと・・・でも、パパやアサヒお姉ちゃんが、悪いのはニホンの家だから謝んなきゃいけないって・・・」
アサヒ「そうよヒダリ。・・・まあいいわ。そんなに言うんだったら、私達の言うことを信じるか、
ニホンの言うことを信じるか、選ばせてあげる」
ヒダリ「ふええ?」
ヒダリちゃん、困ってしまいました。一方は実の姉。もう一方は優しそうなお姉さんです。
しばらくきょろきょろとしていたヒダリちゃんですが、おずおずとアサヒちゃん達の方へ向かいます。
ニホン「ヒダリちゃん・・・」
アサヒ「フフ・・・さすがはわたしの妹だわ」
 ヒダリちゃんがアサヒちゃんを択んだかにみえたそのとき
カンコ「ニホンの言うことは全部歪曲ニダよ。ウリらの方へ来るニダ」
 カンコ君が上機嫌に言うと同時に、強烈なキムチ臭が放たれます。
ヒダリ「ふええぇん」
 キムチ臭に驚いたヒダリちゃんは向きを変え、ニホンちゃんに抱きつきます。
ヒダリ「びえええぇ」
ニホン「よしよし恐かったねヒダリちゃん。・・・そっ、それじゃあね」
 ニホンちゃんはヒダリちゃんを連れて、逃げるように立ち去りました。
 後に残されたのはカンコ君と冷たい二つの視線です。
アサヒ・チューゴ「じとーーー」
カンコ「いっ・・・今のはウリのせいではないニダ。不可抗力ニダよ」
アサヒ「どう見てもあんたのせいよ!」
チューゴ「また外交カードが減ったじゃないか!」
カンコ「アイゴーーーーーー・・・・」
 とりあえずニホンちゃんに新しい家族が出来ました。
終わり
470マンセー名無しさん:05/03/13 00:28:33 ID:F4zNylGS
>>469
イイ!
>ALL
ところでニホンちゃんはもうハン板から移動しねえか。あいつは追い出してもまだハン板にいるし、助ける香具師も
いる。折角皆で追い出したのにあいつがハン板にいるだけでまた俺達のニホンちゃんが潰される怖れがある。あいつを
ハン板から叩き出せたらいいがそれができない限り脅かされる。住人にも言われる。どうだよ、もう他の板、あいつの
いない板で楽しくやろうぜ。そうすれば安泰だよ。
471三葉虫:05/03/13 00:31:58 ID:TWNHx3AJ
「ニ〜ダララッタ〜、ニ〜ダララッタ〜、ニダニダ、ニダ〜
寄り道して、すっかり遅くなってしまったニダ。早く家に帰るニダ」
 その日の夕方、カンコ君は、海岸のうす暗くなった道を家に向かって
歩いていました。自分に、“海中から”怪しい視線が向けられているとは、
夢にも考えずに……。

「よし、あの少年を拉致するギョ」
「ギョギョ、隊長、本気ですか?ギョ」
「そうですギョ。あのガキは、見るからに貧相ですギョ。」
「拉致するなら、もっと重要そうな地上人の方がいいですギョ」
 え〜“海岸”“拉致”という言葉で、キッチョム君を思い出す人もいる
でしょうが、今回は彼の話ではありません。
「お前たちは、地上人に対する観察が足らんギョ。あの少年の頭部を良く
見るギョ」
「頭部……ですかギョ」
「ギョギョ、あれは……」
「なんて……、なんて見事なエラ……」
「そうだギョ。あれだけのエラを持っている人物は、我々半魚人一族にも、
めったにいないギョ。あの少年はひとかどの地位にある地上人に
違いないギョ」
 そう。
 なんと、彼らは半魚人の一族なのです。
「ギョギョ。そういえば顔も、地上人には珍しく……」
「ウム。ダボハゼや、チョウチンアンコウを連想させる、上品な顔だちギョ」
「ギョギョ、隊長、では計画通り」
「よし、拉致を実行ギョ」
472三葉虫:05/03/13 00:36:57 ID:TWNHx3AJ
狙われた地球町(2)

「ニダッ!お前ら、一体何者ニカ?」
 カンコ君が大声を上げます。
 無理もありません。海中から、いきなり四人の男が飛び出してきて、
彼を取り囲んだのですから。
 男?四人?
 いいえ、違います。
 体つきは、確かに人間のようにも見えます。しかし、体の表面を覆う
鱗・粘液、各所のヒレ、手足の水かき、顔にはマブタの無い目とエラ……。
 人間ではありません。
「なな、なじぇ、近寄ってくるニカ?く、くく、来るな。
ウリのそばに来るな〜」
 絶叫も虚しく、カンコ君を取り囲んだ『人間のような生き物』は、
前後左右から彼に近寄ってきます。
「う、う、ウリは、実はテコンドの達人ニダ。近寄る奴は怪我するニダ」
 この脅しにも、魚のような顔には、まるで反応はありません。
『人間のような生き物』さらにジリジリとカンコ君に近寄って来ます。
「お、お前たち、テコンドで、痛い目にあいたいニカ?」
 反応はありません。
「テ、テ、テコンドは世界一の格闘技ニダ。ウリは世界一強いニダ」
 反応はありません。
「う、疑うニカ?テコンドはチュウゴ家の拳法や、
日ノ本家の空手の源流となった……」
 反応はありません。
473三葉虫:05/03/13 00:38:31 ID:TWNHx3AJ
狙われた地球町(3)

「こ、後悔しても知らないニダよ」
 反応はありません。
「ひ、ひ、必殺技を出すニダよ」
 反応はありません。
生き物は、もう手が届くほど迫っています。
「ひ、必殺、ネリチャギニダ」
 ガツン。
 バタリ。
「……ギョ」
「……ギョギョ」
 あちゃ〜。これはみっともない。
カンコ君、一番手前の半魚人にテコンドのネリチャギ(踵落し)を
放とうと、足を振り上げたまでは良かったのですが、いかんせん体が固い。
そのまま後ろに倒れ、浜辺の石に、後頭部をしたたかに打って、気絶して
しまったのです。
 予期せぬナナメウエな成り行きに、半魚人たちもしばらく棒立ちです。
「…あ…あの」
「…ん」
「……あの……隊長、どうしますギョ」
「……ん、ああ。……こ、このまま運ぶギョ……」
474三葉虫:05/03/13 00:39:37 ID:TWNHx3AJ
 すいません。
 書いていたらめちゃくちゃ長くなったので今日は、ここで区切ります。
475どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/03/13 01:15:58 ID:szBB6u0X
すみませんが、Siraga氏も三葉虫氏も、
一旦ワープロソフトで全部完成させてから投稿してください。
レスを付けるにも新作を投下するにも、
流れが宙ぶらりんになってしまうので、やりにくくてしょうがないです。

>>470
煽るなヴォケ。
476放置=ウィン ◆epZUp8TK96 :05/03/13 01:50:39 ID:btmaYJTD
おお、顔文字さんが復帰してる・・・・。しかも、富樫ネタ・・・。

やっぱし、顔文字さんのは面白いだけじゃなくて読みやすいなぁ・・・・。
自分も見習わないと・・・
477あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/03/13 02:52:01 ID:uTaGrFcy
フムン…
そういえば登場人物紹介って随分と更新とかしてないですよねえ。
かくいうおいらも全キャラ把握しとらんし…

新規で参入してこられる方には少々不案内ですよねえ…
今一度キャラクターの整理とかしたほうがいいんでしょうかね?
478マンセー名無しさん:05/03/13 05:43:41 ID:iNGbmtpa
いまさら逆転極東裁判はがいしゅつだろうが、
今日は極東板の投票日なので一応はっとく。

逆転!極東裁判! http://www.studio-ipyou.net/index.html
↑のニホンちゃんです http://page.freett.com/upro/keiba/katte-kyokutou.htm
479マンセー名無しさん:05/03/13 08:40:06 ID:wK7WRO9J
>>478

このイラスト描いたの誰すか? ハァハァ
480黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :05/03/13 10:29:15 ID:LxdC9DJi
>>479
お、知らなかったでつか。
なりたあっぷろーどさんのニホンちゃんです。

なりたさーん、描いてくれてありがとー! やっと完成したよガンガッタヨ…。・゜ノ∀`)゜・。
481三葉虫:05/03/13 11:12:24 ID:t5AW22O/
狙われた地球町(4)

「いや〜、変な夢を見てしまったニダ」
そう言いながら目を覚ましたカンコ君は、一瞬、自分がまだ眠っているのかと
思いました。目の前に、さっき夢に出てきた『人間のような生き物』が
いたのです。
 起き上がろうとしましたが、出来ません。彼は寝台のようなものに
寝かされた上に、手足を固定されていたのです。
あわてて周囲を見渡します。
うす暗い部屋です。家具は特にありません。心なしか、潮の香りがします。
夢に出てきた生き物が何頭かいて、何やら話し合っています。寝台の横に
スピーカーらしき部品と、スイッチやランプの沢山ついた妙な機械が
おかれ、そこからは何本もの導線が延び、カンコ君の体の頭や手首に
繋がっています。
生き物の一頭が、カンコ君に気がつきました。
「隊長、ヤツが起きましたギョ」
「そうか。ギョギョ」
 生き物のうち2頭が、寝台のそばに近寄ってきます。
「お、おおお、お、お前らは、一体何者ニダ?ウリをどうするつもりニカ?」
「うむ、驚くのは当然ギョ。まず、我々は半魚人一族。私の名は、
ヤキ・ザッカナ。地球町侵略部隊の隊長ギョ。こっちは副隊長の
アジノ・ヒラーキ」
「な、な、なにニカ?」
「手短にいうギョ。我々は地球町侵攻を計画しているギョ。ここは、
君たちの言うところの、『地球町の沖、3キロメートル』の海底にある
地球町侵攻基地の一室ギョ」
482三葉虫:05/03/13 11:14:41 ID:t5AW22O/
狙われた地球町(5)

「ギョギョ。ザッカナ隊長、よろしいのですか。そんなことをコイツに
話しても」
 ヒラーキと言われた半魚人が、言葉を遮ります。
「構わんギョ。こちらの目的を言っておいたほうが尋問もしやすいギョ」
「じ、じじ、尋問とは、どういう意味ニダ」 
「我々は、地球町の情報を得るために、君を拉致してきたギョ」
 ザッカナ隊長は、そう言いながらカンコ君が乗せられた寝台の横の、
例の機械のスイッチに触れました。何箇所かのランプが点灯します。
「君の役割は、地球町の地上人を裏切って、町に関する情報を我々に
伝えることギョ。おとなしく我々の言うことを聞けば危害は
加えないギョ。それと、この機械は……」
「何を言うニダ!ウリは、絶対に地球町のみんなを裏切ったりしないニダ」
 ブーーーーーーーーーー。
 カンコ君が威勢良く言った途端、傍らの機械が大きな音を発します。
「この機械は、地上人用に開発した嘘発見器ギョ。
君が嘘を言えば、このように音で知らせてくれるギョ」
483三葉虫:05/03/13 11:16:59 ID:t5AW22O/
狙われた地球町(6)

「『裏切ったりしない』というのは、嘘。……ということは、内心では、
地上人を裏切って我々に協力するつもりがあるということギョ」
「そ、そんなことは無いニダ」
 ブーーーーーーーーーー。
 嘘発見器が、再び鳴りだします。
「嘘ニダ。ウリは裏切ったりしないニダ」
 ブーーーーーーーーーー。
「ウリミンジョクは、優秀で勇敢ニダ。脅しなどに屈しないニダ」
 ブーーーーーーーーーー。
「こ、この機械は壊れているニダ」
 ブーーーーーーーーーー。
「地球町最優秀ミンジョクのウリをこんな目にあわせるなど、
許せないニダ。謝罪と賠償を請求……」
 ドカン。
 ザッカナ隊長の拳が、カンコ君の頬をかすめ、そのまま、寝台に
食い込みます。
 ジョワワワ〜。
 あ、カンコ君、どうやらオシッコを漏らしてしまったようですね。
「し、ししし、し、知っていることは、全て話すニダ。な、何でも、
聞いてくださいニダ。だ、だだから、殴らないで欲しいニダ」
 ピンポーン。
 嘘発見器が、初めて別な音を発しました。
「うむ。嘘発見器は正確に働いているギョ」
 そう言うと、ザッカナ隊長は振り返って、ヒラーキ副隊長に命令します。
「“お客様”は排泄行為をしてしまったギョ。地上人の着衣を
手に入れてあるはずギョ。着替えさせるギョ」
「ギョギョ。了解しました。その後は?」
「もちろん尋問ギョ」
484三葉虫:05/03/13 11:20:38 ID:t5AW22O/
>>475

いや、ワープロに打ってはいるんですよ。
 それでも、めちゃくちゃ長いので、少しずつ出そうと
思っていたんですけど、まとめて出したほうがいいですかね?
485マンセー名無しさん:05/03/13 12:34:49 ID:yX/NSCAA
おためごかし言うのはやめようね。
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=1030728564&ls=50
ここでもうあいつが何なのかわかってるよな。荒らしじゃない。それを排除した時点でもう
ハン板にはいられないのはわかってるよな。俺も奴は嫌いだから言うんだよ。他の板に逝こう。
もう過疎ってるハン板にはおさらばしてな。
486黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/03/13 12:58:10 ID:wqAvAi1K
>>485私はここにい続ける。違う意見をおためごかしなんて言うなら風刺は見られないんじゃない?
先輩も戻り新人もきたのに過疎もないでしょ。復活がそんなに不愉快?
過疎って言うのは書く人が少なかった時期のことでしょ。
批判を荒らしと呼ぶ人は 荒 ら し 。
ここにいられないなんて思わないね、私はここにしか書いてないし。
以後この意見はスルーします。
デビューの皆さん、人の意見には十分耳を傾けて一緒に頑張りましょう!
487黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :05/03/13 13:05:58 ID:LxdC9DJi
>>484
おいらちょっとしか出してないので偉そうなことはいえないんだけど、
まとめて出すかわりにできるだけ短くまとめるとイイと思いますよ。
まとめて出すと読者も集中を切らなくてすむし、
作者のほうも連続カキコを気にするため、極力要点をわかりやすくまとめたり、
効果的な表現を自然と考えるようになるので、読者・作者ともに(゜Д゜)ウマー
488Siraga:05/03/13 13:32:42 ID:0e5d8/PB
ヒダリちゃんVSウヨ君 1

ニホン「こまったなぁ・・・」
ニホンちゃんはヒダリちゃんのことで頭を悩ませていました。
ヒダリちゃんは素直で人を疑うことを知らない無垢な良い子ちゃんなのですが、
そのせいでサヨックおじさんやアサヒちゃんの洗脳教育を鵜呑みにしてしまうのです。
ウヨ「姉さん?どうしたの?」
リビングにやってきたウヨ君が心配そうに訊ねます。
ニホン「あっ、ウヨ君・・・実は――」
 ニホンちゃんはヒダリちゃんのことをかくかくしかじか、ウヨ君に話しました。
ウヨ「そう、・・・わかった。僕が説得してみるよ」
ニホン「えっ?でも」
ウヨ「大丈夫、まかしてよ」
 少々過激なところのあるウヨ君に任せてしまっていいのだろうか?
 ニホンちゃんは悩みましたが、ウヨ君に説得してもらうことにしました。
早速ヒダリちゃんを呼んできます。
489Siraga:05/03/13 13:33:48 ID:0e5d8/PB
ヒダリちゃんVSウヨ君 2

ヒダリ「どうしたの?」
ニホン「あのねヒダリちゃん、ウヨ君がお話したいことがあるって」
ヒダリ「うう?」
 臆病なヒダリちゃんは竹刀を持ち歩くウヨ君があまり好きではありません。
ニホンちゃんに身を寄せます。
ウヨ「ヒダリちゃん、どうして君はそうなんだ?
確かにご先祖様に落ち度はあったかもしれないけど、
いつまでも謝罪や賠償じゃあ対等な関係を築くことなんてできないんだよ?」
 ウヨ君、相手がヒダリちゃんだからかいつになくソフトな言い方です。
ヒダリ「でも、パパやお姉ちゃんが・・・」
ウヨ「サヨックやアサヒは関係ない。大事なのは自分で考えて判断することだ。
あんなバカ共の言うこと聞くことはないんだ」
ヒダリ「うう・・・、わかんないよ。パパもお姉ちゃんもバカじゃないもん。
何でそんなこと言うの?ウヨ君なんか嫌い」
 ヒダリちゃんは今にも泣きだしてしまいそうです。
ウヨ「そうやって何でも泣いて謝ればすむと思ってるところが間違ってるんだ」
ヒダリ「ふええぇ・・・」
ニホン「まあまあ、ウヨ君。今日はこのくらいにしよう」
 見かねたニホンちゃんが割って入ります。
ニホンちゃんはヒダリちゃんを慰め、部屋へ帰しました。
490Siraga:05/03/13 13:35:01 ID:0e5d8/PB
ヒダリちゃんVSウヨ君 3

ウヨ「ごめん姉さん。泣かすつもりじゃあ・・・」
ニホン「うん、わかってるよ。ヒダリちゃんも、
ウヨ君がヒダリちゃんのために言っていたのはわかってくれたみたいだよ」
ウヨ「・・・そう。ならいいんだけど」
 ウヨ君は胸をなでおろします。
ニホン「ふふ。でもやっぱりヒダリちゃんはかわいいな。
ウヨ君も小さい頃はあんな感じだったんだよ。
てくてくわたしの後をついてきて、かわいかっなぁ」
ウヨ「なっ・・・、ねっ姉さん」
 真っ赤になるウヨ君。
ニホン「ふふ。・・・明日は、ヒダリちゃんを小学校に連れて行ってあげてね」
ウヨ「・・・わかったよ、姉さん」

終わり
ヒダリちゃんのモデルは、教育と報道で知らないうちに左翼的な思考が身についてしまっ
た現代人です。
491マンセー名無しさん:05/03/13 15:09:12 ID:F4zNylGS
>>486
そうそう、それが風刺。けれど今このスレにそれを誇れる資格があるか。自分の胸に聞いてみな。
自分の嗜好で自治やって異論は絶対に認めない。リアルカンコだよな。もうハン板での役割は既に
終わったんだよ。
マキナさんに問うよ。どうよ、もう他の板に移らねえか。あなたが一番わかってるだろう、今のこの
スレがどうなのか。それ踏まえて判断してくれ。スレストもいいし、移籍もいい。判定してくれ、
分裂の時と一緒でな。このスレがハン板にあっていいかな。
492マンセー名無しさん:05/03/13 15:40:03 ID:Hjq0h8HR
>マキナさんに問うよ。
>判定してくれ
馬鹿馬鹿しい。なんでそうなる。

http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=1090055658&ls=50
ここ行って議論提起して、あなたが論陣張るべし。
あなたの言い分に納得する人が多かったらこのスレ終わるよ。ただそれだけ。
それが話するときの筋ってもんだろ。
493放置=ウィン ◆epZUp8TK96 :05/03/13 15:43:30 ID:or7EAfDE
>>491

連続ドラマ小説「ニホンちゃんβ」補完・議論スレ
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=1090055658&ls=50

こちらにどうぞ
494目次238:05/03/13 15:46:21 ID:5WwVspxn
第2171話〜第2179話
>>426-427

第2180話「IF 〜もしも北朝鮮が崩壊したら〜」
>>428-430 ( >>431 解説)
第2181話「修学旅行の夜 AM02:00」
>>435-438
第2182話「今度はウチの番だ」
>>439-441
第2183話「世界は廻る、乙女の周りを」
>>446-448 ( >>449 解説)
495目次238:05/03/13 15:47:13 ID:5WwVspxn
第2184話「レベルE」
>>455-457
第2185話「日韓基本条約再交渉提議に見る韓国の契約概念」
>>462
第2186話「ヒダリちゃん登場」
>>463 >>468-469
第2187話「ヒダリちゃんVSウヨ君」
>>488-490
496目次製作者:05/03/13 15:48:30 ID:5WwVspxn
「狙われた地球町」
>>471-473 >>481-483
は、作品の投稿が完了した時点で目次に収録します。
497三葉虫:05/03/13 17:45:51 ID:2bL65swS
>>487 ご忠告感謝。
>>496 お手数かけます。

 皆さん。すいません。
 書くだけ書いた後に、ここに載せるには長すぎることに
気がついたんですよ。(←馬鹿だね)
 次作品からは、気をつけますので、今回はそのまま載せさせてください。
 かなり長く、お付き合いいただくことになると思います。
498三葉虫:05/03/13 17:49:48 ID:2bL65swS
狙われた地球町(7)

“何でこんなことになってしまったニダ”
 半魚人たちに監視されながら、濡れたパンツとズボンをはきかえる
カンコ君。着替えとして差し出された衣類は、半魚人が、地上から盗んできた
ものでしょうか?それとも、拾ったものでしょうか?とにかく、ミジメです。
“地球町の情報をいろいろ伝えてなくてはならないニダ。
仕方ないニダ。もし、拷問でもされて優秀ミンジョクのウリが怪我でも
したら、地球町にとっても大きな損失ニダ。拷問が怖いのではないニダ。
地球町の損失を防ぐためニダ。ウリは悪くないニダ”
 う〜ん。相変わらずの我田引水ですねえ。
“それにしても、半魚人達は強いニダ。拉致される時も、何がなんだか
分からない技で、一瞬にしてやられてしまったニダ”
 おや?カンコ君は、単に一人で転倒して気絶しただけなのに、自分では
気がついていないみたいですね。
“世界最強のウリのテコンドすら全く通じなかったニダ。もしかしたら、
こいつらは本当に地球町を征服してしまうかもしれないニダ”
 そのとき、カンコ君にはピンとくるものがありました。
“もし、こいつらが、本当に地球町を征服したら……”
 DNAに深く刻み込まれた「事大主義」という言葉が、彼の頭に
浮かんできていました。

499三葉虫:05/03/13 17:54:28 ID:2bL65swS
狙われた地球町(8)

 再び寝台に固定され、嘘発見器の端末を接続された後、カンコ君は
自分から喋りだしました。
「半魚人の皆様方、ザッカナ隊長様、ウリの考えを聞いて欲しいニダ」
 ピンポ〜ン。
 嘘発見器がなりました。
「今の地球町は腐っているニダ。喧嘩に強いだけのアメリー家や、
わがままなチューゴ家や、金儲けのうまい日ノ本家ばかり威張って
いるニダ。このままではイケナイニダ」
 ピンポ〜ン。
「地球町の人間には、これを変えるつもりもないニダ。ウリはよく考えた
ニダ。ここは、いっそのこと半魚人一族に征服してもらって、地球町の
状況を改善してもらった方がいいのではないニカと……」
 ピンポ〜ン。
「ギョギョ。では、我々の侵略に積極的に協力するということギョ?」
「そうニダ。」
 ピンポ〜ン。
「協力するニダ。地球町のためにも、偉大なる半魚人の皆様方が……」
 ブーーーーーーーーーー。
 突然、嘘発見器が、さっきまでとは違う音を出しました。
「隊長。我々半魚人を“偉大”といったのは嘘のようですギョ」
 ヒラーキ福隊長が静かな声で言いました。
500三葉虫:05/03/13 17:55:57 ID:2bL65swS
狙われた地球町(9)

「そ、そんなことはないニダ。ウリは心から、皆様方が偉大で地球町の
支配者にふさわしいと思っているニダ」
 ブーーーーーーーーーー。
「ほほ、ほ、本当ニダ。だ、誰も『半魚人に媚びておこう』などとは、
じぇんじぇん考えていないニダ」
 ブーーーーーーーーーー。
「ほほ、本当に本当ニダ。ウ、ウリには『媚びておいて、地球町が
征服された後に、何かいい地位につけてもらおう』などという下心など
ないニダ」
 ブーーーーーーーーーー。
「う、嘘じゃないニダ。ウリは、半魚人の皆様方は、かっこよくて
素晴らしくて尊敬しているニダ『べたべたして、気持ち悪い奴らだ』とは、
全然考えていないニダ〜〜」
 ブーーーーーーーーーー。
 カンコ君の周囲に、いつの間にか何頭もの半魚人たちが集まってきました。
「まあいいギョ。とりあえず、我々に協力するということギョ?」
 ザッカナ隊長が、むしろ他の半魚人たちを諭すように言います。
「そ、そ、そうニダ」
 ピンポ〜ン。
 やっと、嘘発見器から『嘘ではない』という反応音が出ました。
「どういう意図であれ、積極的に協力してくれるなら、それは良いことギョ」
「話がわかるニダ。さすが、百戦百勝の鋼鉄の霊将ザッカナ隊長様ニダ。
素晴らしいニダ尊敬するニダ」
 ブーーーーーーーーーーー。
「……もういいギョ。尋問を始めるギョ」
501三葉虫:05/03/13 17:58:56 ID:2bL65swS
狙われた地球町(10)

 そして、数時間後。
「ギョギョ。つまり地球町で、一番偉くて優秀なのは、カンコ家である
ということギョ?」
「そうニダ」
 ピンポーン。
 あれ?
「それから、地上人の文化は、元々はすべて、カンコ家が生み出したと
いうことギョ?」
「そうニダ」
 ピンポーン。
 あれれ?変ですねえ。カンコ君の言葉は明らかに嘘ですが、嘘発見器は
「嘘ではない」と告げています。一体何故でしょう?
「ギョギョ。現在、アメリー家が力を握っているのも、実はカンコ家の
おかげ、昔チュウゴ家が力を握っていたのも、実はカンコ家のおかげ。
ということギョ?」
「そうニダ」
 ピンポーン。
 実は理由は簡単です。カンコ君の言葉は、カンコ君の“脳内”では
真実だからです。客観的には嘘でも、カンコ君にとっては嘘ではない
ので、嘘発見器は“嘘”という反応をしないのです。
502三葉虫:05/03/13 18:01:07 ID:2bL65swS
狙われた地球町(11)

「ギョギョ。それほど優秀というならば、お前は地球町の情報に、
かなり詳しいということギョ?」
「その通りニダ。ウリは両班ニダからして、地球町のことだけでなく、
森羅万象すべてのことを知っているニダ。ウリに分からないことなど
無いニダ」
 ピンポーン。
 尋問している半魚人の後ろで、別な半魚人たちがざわめきます。
「ギョギョ。アイツはかなりの情報通らしいギョ」
「やったギョ。もっと情報を聞き出すギョ」
「これは、我々にとって有利ギョ」
「あいつの大きなエラはダテじゃないギョ」
 これらの話を聞いて、カンコ君がニヤついています。
「ニダッハッハッハ。そのとおりニダ。地上の優秀ミンジョクのカンコ家の
人間の協力を得られることになったということは、半魚人にとって、
とても名誉ということニダ。感謝シル!」
 ピンポーン。
「そもそも、カンコ家は地球町で一番古く、最優秀にして最強の家柄で、
ウリはそのあと継ぎニダ。今、地球町で威張っている他の家のやつらは、
実は全てウリの家の文化を盗んで使っている図々しい奴らニダ。
それなのにウリの家に感謝もせず。歴史を捏造して……」

 この後、カンコ君のウリナラマンセ〜の自慢話が、
数時間にわたって延々と続きました。
503マンセー名無しさん:05/03/13 21:27:38 ID:HqrpsDNG
>>497
失礼ですが、どの位の長さになる予定ですか。
504ab-pro:05/03/14 01:26:49 ID:fbM913Nv
 本スレのキャラまとめ、何とか終わりました。
 本当は「書籍化」に書くはずでしたが、色々と失敗してしまってこちらに書きます。
 本スレ、書籍化双方の皆様、ご迷惑おかけします。

NO :: 国名 :: 分類 :: キャラ名 :: 備考
1 :: EU :: EU大統領 :: EU(開発コードネーム) :: 人工知能・メカっ娘
2 :: アフガニスタン :: :: アフガンちゃん ::
3 :: アメリカ :: :: アメリー君 ::
4 :: アメリカ :: 黒人 :: クローイ君 ::
5 :: アメリカ :: 白人 :: パツキン君 ::
6 :: アメリカ :: ディズニー :: ウォルトおじさん ::
7 :: アメリカ :: :: メリケンさん :: アメリー君の祖
8 :: アメリカ :: ニューヨークタイムズ :: エヌワイティ君 ::
9 :: アメリカ :: アラスカ州 :: ラスカちゃん ::
10 :: アメリカ :: ラスベガス :: ベガスちゃん ::
11 :: アルゼンチン :: :: アルゼン君 ::
12 :: イギリス :: :: エリザベスちゃん ::
13 :: イギリス :: :: ビクトリアさん :: エリザベスちゃんのお祖母さん
14 :: イギリス :: スコットランド :: スコット君 ::
15 :: イギリス :: ウェールズ :: ウェールズ君 ::
16 :: イギリス :: アイルランド :: アイルちゃん
17 :: イギリス :: IRA :: アイアル君
18 :: イスラエル :: :: 紫苑ちゃん
19 :: イタリア :: :: マカロニーノ君
20 :: イタリア :: コルシカ島 :: コルシカちゃん
21 :: イタリア :: サンマリノ共和国 :: サンマリノちゃん
505ab-pro:05/03/14 01:27:41 ID:fbM913Nv
22 :: イラク :: :: イラク君
23 :: イラン :: :: ペルシャちゃん
24 :: インド :: :: イン堂君
25 :: インドネシア :: :: インドネシアちゃん
26 :: ウクライナ :: :: ウクライナちゃん
27 :: ウズベキスタン :: :: ウズベキスちゃん
28 :: ウルグアイ :: :: ウル君
29 :: エジプト :: :: エジプト君
30 :: オーストラリア :: :: オージー君
31 :: オーストラリア :: オージー君の妹 :: キャンベラちゃん
32 :: オーストリア :: :: ハプスブルグ先生
33 :: オランダ :: :: チューリップおばさん
34 :: オランダ :: :: ダッチちゃん
35 :: オランダ :: :: ネーデル君
36 :: ガーナ :: :: ガーナちゃん
37 :: カナダ :: :: カナディアン君
38 :: カナダ :: ケベック州 :: ケベックちゃん
39 :: カメルーン :: :: カメル君
40 :: カンボジア :: :: カンボジア君
41 :: キウィー :: :: キウィーちゃん
42 :: キプロス :: :: キプロスちゃん
43 :: キューバ :: :: キューバちゃん
44 :: キューバ :: チエ・ゲバラ :: チエ姉さん
45 :: ギリシャ :: :: アテネちゃん
46 :: キルギス :: :: キルギスちゃん
47 :: クロアチア :: :: クロアッチ君
48 :: コスタリカ :: :: 小須田梨華ちゃん ::
49 :: コソボ :: :: コソボちゃん ::
50 :: サウジアラビア :: :: サウジちゃん ::
51 :: シリア :: :: シリア君 ::
506ab-pro:05/03/14 01:28:10 ID:fbM913Nv
52 :: シンガポール :: :: シンガ君 ::
53 :: スイス :: :: ジュネーブ君 ::
54 :: スイス :: :: スウィッツランドルフ先生 ::
55 :: スウェーデン :: :: ノーベル・スウェーデン君 ::
56 :: スウェーデン :: :: スウェーデン君 ::
57 :: スペイン :: :: フラメンコ先生 :: ニホンちゃん達の担任
58 :: スリランカ :: :: ランカ君 ::
59 :: スロバキア :: :: スロベニー君 ::
60 :: セネガル :: :: セネガル君 ::
61 :: タイ王国 :: :: タイラン君 ::
62 :: チェニジア :: :: チェニジアちゃん ::
63 :: チベット :: :: チベちゃん ::
64 :: ツバル :: :: ツバルちゃん
65 :: デンマーク :: :: デンマー君
66 :: ドイツ :: :: ゲルマッハ君
67 :: ドイツ :: :: アーリアちゃん
68 :: ドイツ :: ヒットラー :: ナッチ祖父
69 :: ドイツ :: シュタージ秘密警察 :: シュタージおじさん
70 :: トルクメニスタン :: :: メニスちゃん
71 :: トルコ :: :: トル子ちゃん
72 :: トルコ :: オスマントルコ :: おすまん爺さん
73 :: ナイジェリア :: :: ナイジェリア君
74 :: ハイチ :: :: ハイチちゃん
75 :: パキスタン :: :: パキ君
76 :: パキスタン :: :: パキスちゃん
77 :: バスク :: :: バスクさん
78 :: バチカン市国 :: :: ヨハネ君
79 :: パプアニューギニア :: :: パプアちゃん
80 :: パラオ :: :: パラ雄君 ::
81 :: パレスチナ :: :: パレス=チナ君 ::
507ab-pro:05/03/14 01:29:56 ID:fbM913Nv
82 :: ハワイ王国 :: :: カラニちゃん :: ニッテイさんの時代
83 :: ハンガリー :: :: ガリーさん ::
84 :: バングラディシュ :: :: バングラ君 ::
85 :: フィリピン :: :: フィリピン君 ::
86 :: フィンランド :: :: フィンランちゃん ::
87 :: フィンランド :: :: スオミちゃん ::
88 :: ブータン :: :: ブータンちゃん ::
89 :: ブラジル :: :: ブラジー君 ::
90 :: フランス :: :: フランソワーズちゃん ::
91 :: ブルネイ :: :: ブルネイちゃん ::
92 :: ベトナム :: :: ベトナちゃん ::
93 :: ベトナム :: :: ホーチミン君 ::
94 :: ペルー :: :: ペルーちゃん ::
95 :: ベルギー :: :: ベルギー君 ::
96 :: ポーランド :: :: ポーラちゃん ::
97 :: ボスニア :: :: ボスニー君 ::
98 :: ボリビア :: :: ボリビアちゃん ::
99 :: ポルトガル :: :: ボルとガル :: 双子
100 :: マレーシア :: :: マレーシア君 ::
101 :: ミャンマー :: :: ミャンマーちゃん ::
102 :: メキシコ :: :: メヒコ君 ::
103 :: モナコ公国 :: :: モナコちゃん ::
104 :: モンゴル :: :: モンゴル君 ::
105 :: ユーゴ :: :: ユーゴ君 :: 地名変更・セルビア・モンテネグロ
106 :: ルーマニア :: :: ルーマちゃん ::
508ab-pro:05/03/14 01:30:53 ID:fbM913Nv
107 :: ロシア :: :: ロシアノビッチ君 ::
108 :: ロシア :: シベリア :: シベリアちゃん ::
109 :: 韓国 :: :: カンコ君 ::
110 :: 韓国 :: 従軍慰安婦 :: ナヌムお祖母さん ::
111 :: 韓国 :: チマチョゴリ :: チョゴリちゃん ::
112 :: 国連 :: :: 国連先生 :: 校長先生
113 :: 台湾 :: :: タイワンちゃん ::
114 :: 中国 :: :: チューゴ君 ::
115 :: 中国 :: ウイグル自治区 :: ウイグルさん ::
116 :: 中国 :: チベット :: チベットさん :: チュウゴ君のママ?
117 :: 中国 :: マカオ :: マカオ君 ::
118 :: 中国 :: 香港 :: 香ちゃん ::
119 :: 東ティモール :: :: ティモー君 ::
120 :: 南アフリカ :: :: ケープちゃん ::
121 :: 日本 :: :: ニホンちゃん :: 本名・日ノ本さくら
122 :: 日本 :: 左翼 :: サヨックおじさん ::
123 :: 日本 :: 在日朝鮮人 :: ザイニー君・ちゃん ::
124 :: 日本 :: 在日朝鮮人 :: ザイちゃん ::
125 :: 日本 :: 公明党 :: コーメーおじさん ::
126 :: 日本 :: 大日本帝国 :: ニッテイさん ::
127 :: 日本 :: 朝日新聞 :: アサヒちゃん ::
128 :: 日本 :: 右翼 :: ウヨ君 ::
129 :: 日本 :: 社民党 :: シャミンちゃん ::
509ab-pro:05/03/14 01:32:31 ID:fbM913Nv
130 :: 日本 :: :: ナデシコお祖母さん :: ニホンちゃんのお祖母さん
131 :: 日本 :: 陸上自衛隊 :: リクジー ::
132 :: 日本 :: 海上自衛隊 :: カイジー ::
133 :: 日本 :: 航空自衛隊 :: クージー ::
134 :: 日本 :: 情報本部 :: 城元お姉さん ::
135 :: 日本 :: 自民党 :: ジミンおじさん ::
136 :: 日本 :: 産経新聞 :: サンケー君 ::
137 :: 日本 :: 共同通信 :: キョードー君 ::
138 :: 日本 :: 日本人妻 :: ニポンヅマーさん ::
139 :: 日本 :: 帝国海軍 :: カイグンさん ::
140 :: 日本 :: 沖縄 :: リュー君 ::
141 :: 北朝鮮 :: :: キッチョム君 ::

 最近の政治家の名を使ったキャラとか、あと
誰のたとえか分からないキャラは外しています。
 抜けがあったら追加してください。
510マンセー名無しさん:05/03/14 01:33:54 ID:865j6F0X
>>497
大量に貼られるのであれば、何レス使うかあらかじめ宣言するなり、
文頭にたとえば・・・
狙われた地球町(11) 1/5   ←のように書き込んで、
残り何レスで終わるのかを表示した方が良いと思われ。

>>475でも指摘されていたが、他の人が作品張るのも
読んだ人が感想書くのも阻害しているし。
511マンセー名無しさん:05/03/14 01:42:48 ID:lWh2J36w
>>504-509
 なんつーか、その、
   神 降 臨 乙!
512マンセー名無しさん:05/03/14 01:59:50 ID:6tnQaK1v
>>504-509
お疲れ様です。こんなに大勢いたんですね。
513Siraga:05/03/14 10:37:17 ID:obmhLZZB
たまにはこんなマカロニーノ君 1

 放課後の屋上。ニホンちゃんがフェンスを背にたたずんでいます。
ニホン「ハァ・・・。またカンコ君達にイジメられちゃった。
どうしてわたしこんなに嫌われてるのかな」
 今日のニホンちゃん少し落ち込み気味です。
そんなニホンちゃんにどこからともなく声がかけられます。
マカロニーノ「オー!ミーオ、チリィージオ!(訳:ああ、僕の桜の木)
君に涙は似合わないよ」
ニホン「マ、マカロニーノ君、どうしてここに?」
マカロニーノ「元気なさそうにしていた君が気になってね。
どうしたんだい?何か悩みがあるなら僕に話してごらん」
 普段軽率なマカロニーノ君ですが、今日の彼はいつになく真摯です。
ニホンちゃんは思い切って話を聞いてもらうことにしました。
514Siraga:05/03/14 10:38:36 ID:obmhLZZB
たまにはこんなマカロニーノ君 2

マカロニーノ「・・・・・・なるほどね」
ニホン「わたし、どうすればいいのかなぁ」
マカロニーノ「大丈夫。皆ニホンちゃんのことを大好きだよ。
こんなに美しくも愛らしいニホンちゃんを嫌うことができるなんて、考えられないね。
カンコ君達だって本気で君の事を嫌ってるわけじゃないさ」
ニホン「本当?」
マカロニーノ「本当さ。現に僕はこんなに君を愛してる」
 マカロニーノ君に囁かれて、ニホンちゃんは赤くなってしまいました。
ニホン「で、でもマカロニーノ君は女の子なら誰にでもそう言うでしょう?」
マカロニーノ「もちろん、僕の愛は無限だからね。
だけど君さえその気なら、君にだけ愛を捧ぐことだってできるんだよ」
 ニホンちゃん、耳まで真っ赤です。
ニホン「わ・・・わたしもマカロニーノ君好きだけど・・・
ええと、そういう意味じゃ・・・」
マカロニーノ「ふふふ、それは残念だな。・・・それじゃあ僕はこれで。チャオ」
 マカロニーノ君はバラの花をニホンちゃんに手渡すと、屋上を去っていきました。
515Siraga:05/03/14 10:39:53 ID:obmhLZZB
たまにはこんなマカロニーノ君 3
 ニホンちゃんはしばらくボーっとしてしまいました。
ニホン「マカロニーノ君、ありがとう」
 マカロニーノ君がくれたバラにつぶやきます。その様子を物影から見つめる人達がいました。
アメリー「あんのイタ公」
アーリア「・・・殺す」
タイワン「ニホンちゃんを慰めるのは私の役目なのに・・・」
カンコ「ニダニダニダニダ・・・」
 やっぱりニホンちゃんは皆に愛されているようです。
終わり
516ab-pro:05/03/14 12:36:06 ID:fbM913Nv
 Siragaさん

 作品の連続投稿は控えた方がいいでしょう。慣例として二日ぐらいあけ
るのがベターです。
>>3 の
>> 連投は控えましょう。即席小説では読者も面白くありません。

 また、本スレは国際風刺を扱った作品を投稿するという慣例もあります。
>>4 の
>> 本スレに掲載するのが微妙な作品や、長文感想や火病は総督府のスレを活用するといいかもしれません。

 俳句や和歌みたいなもので、実際にあったニュースを元ネタに、いかにして
面白い作品を作るか、と言う大まかなくくりがあるわけですね。
 国際風刺ニホンちゃんに、チャレンジしてはいかがでしょうか?
517三葉虫:05/03/14 13:15:33 ID:TemJrUAt
>>503

 30くらいになりそうです。
 完成してますが、長いので、このスレッドの
雰囲気に会わないので、止めようとおもいます。

 みなさん失礼しました。
518無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/03/14 15:18:27 ID:+QMLxPsn
 「枢軸探偵社依頼壱〜上〜」

 来訪者を告げる呼び鈴の音が、狭苦しい事務所に響き渡った。
予定の時刻には五分早い。私は席を立ち、久しぶりの客を迎え入れた。
「枢軸探偵社の伊田利雄と申します。どうぞよろしく」
「どうも、初めまして。昨日お電話申し上げた朝日奈です」
茶褐色の背広に身を包んだ壮年の男が、遠慮がちに頭を下げた。
差し出した名刺には、「国立地球大学文学部教授 朝日奈佐吉」とあった。
朝日奈氏から電話をもらったのは、昨晩のことだった。
初恋の人を探してほしい――珍しくもない依頼だ。
仕事に飢えていたところだったので、二つ返事で請け合った。
この手の依頼なら、よほど難しくてもせいぜい半月で片付くだろう。
 散らかり放題になっている自分の机を避け、朝日奈氏を応接室に通した。
「お名前は仁保褄子さん、お年は先生とご一緒ですね。
三十年前に引っ越すと手紙が来てから、連絡が取れなくなったと」
「はい。今や手がかりは、この写真と手紙だけなのです」
「なぜ、三十年も経ってから逢いたくなったのですか」
「私ももう年ですから、死ぬ前に一目見ておきたいと思いまして」
心なしか朝日奈氏は焦燥感に駆られているようだった。
口調が安定しないし、顔も少し青ざめているように見える。
だいいち写真を持つ手が小刻みに震えている。私は嫌な予感がした。
稀に単なる人探しを装って、厄介な事件を持ち込む客がいるのだ。
「先生、失礼ですが、被調査者の情報はなるべく隠さずに教えてください。
どうしても言いにくいことは仕方ないですが、解決が遅れることもあります。
それに、私どもにも守秘義務というものがありますから」
朝日奈氏は隠してなどいないと強調したが、私の疑念は消えなかった。
519無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/03/14 15:20:38 ID:+QMLxPsn
 所長室は、今日も寸分の隙もなく整頓されていた。
探偵事務所にありがちな散乱した資料も、あふれんばかりの吸殻もない。
ここまでくると清潔では事足りず、潔癖という語が脳裡をよぎる。
私は所長であり親友でもある獨島逸朗に、朝日奈氏の様子を話した。
「そうか。それで、依頼は受理したのか」
「とりあえず見積もり書は渡しておいたよ。
なんか焦ってるみたいだし、明日には契約してくれるんじゃないのかな」
私の言葉を聞いて、獨島の眉がコンマ数ミリ動いたように感じた。
あの刺すようなまなざしは眼鏡の反射光に隠れている。
「僕たちは悪徳業者ではないと、何度言えば理解するのだね。
犯罪や差別の危険がある依頼は、いくら積まれようと受けられぬ」
「わかってるさ。ボクなりに調べて、問題があれば途中でも断るよ」
私が帰り支度を始めてもまだ、獨島は朝日奈氏の名刺に見入っていた。
 私は気持ちを切り替えることにした。今までも、危ない依頼はあった。
どうにかなるさ、などというのはおよそ探偵らしくない考えではあるが。
とりあえず帰りの日課を果たせば気分が紛れるだろう。
「ねえさくら君、表通りに知り合いがやってるいい店があるんだけど、
どうだい、一緒にピッツァとマカロニサラダでも」
「またですか……あの、やっぱりわたしはそういうのは……」
日ノ本さくら君は枢軸探偵社の紅一点だ。
事務所の前で行き倒れているところを拾われ、秘書として働いている。
過去を語ろうとしないあたり、どことなく獨島と似ている気がする。
私は生真面目で潔癖なさくら君に好意を寄せているのだが――。
「うちの社員ってさ、ボクとキミだけじゃない。
チームワークってすっごく大切なことだと思うんだよね」
「いいです、もう帰りますので、失礼します」
さくら君はきびすを返すと、さっさと事務所を出て行ってしまった。
「今日もキツいねえ」
静かになった事務所で私は肩をすくめてみせた。
520無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/03/14 15:22:51 ID:+QMLxPsn
 翌朝、事務所で待っていると、朝日奈氏が契約にやってきた。
「こちらが契約書です。疑問点は遠慮なくお尋ねください」
「見つけられなかったら、本当に成功報酬はいらないのですね」
「ええ。いただいた手付金で経費は十分まかなえますから」
そのとき、さくら君が趣味のメイド服姿でお茶を運んできてくれた。
少々面食らう朝日奈氏に、さくら君が質問をした。
「あの、朝日奈先生の地球大学って、超名門校ですわよね」
「こらさくら君。仕事中に関係ない話をするんじゃない」
「ごめんなさい。先生の『近代マル教文学史』を拝見しましたもので……」
「ほう。あれは私の著書の中でも入手困難な部類に入るが」
朝日奈氏は喜びつつも、まだ神経を尖らせているようだった。
さて、依頼人を疑ってばかりいるわけにもいくまい。
ひとまず朝日奈氏を信用して、「初恋の人」仁保褄子を探すとしよう。
 私は精密地図で住所を確認し、電車を乗り継いで現地へ向かった。
絵に描いたような郊外の住宅地が、一面に広がっていた。
私は付近の住宅を訪ね回り、それとなく褄子の話をしてみたのだが、
誰一人知る者はなかった。三十年前のことだ、無理もない。
陽も傾いて今日は無駄足だったかと諦めかけたころ、
近所の煙草屋で店番をしていた老婆から重要な情報が得られた。
「この子はね、都会へ出て行くといって随分昔にうちに挨拶に来てね。
それっきりだよ。あたしは都会なんて怖くて行けないねえ」
「本当にあの家に住んでいたんですね」
「ええ、ええ。間違いないよ。日用品を買いによく来てくれたからね」
私は老婆に根掘り葉掘り聞いてみたが、どこへ引っ越したかまでは
わからないということだった。それにしても、事実褄子がここに
住んでいたのなら、住人たちが判で押したように知らないというのは
いったい全体どういうわけなのだろう。
私は狐につままれたような思いで帰途についた。(続く)
521マンセー名無しさん:05/03/14 16:05:49 ID:Jqgdf2wt
>>517
補完スレにでも投稿されてはいかがですか。アドレスはわかりますよね。
522青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/15 00:23:39 ID:SPkwg6mX
>>517
文章自体は決して悪くないと思いますよ。
もし、同人誌とかだったらこれで良かったかも。
ただ、掲示板のレスとして読むと
この形式はつらい、というだけです。

3レスからどんなに長くても4レス以内で
話として完結させる、という工夫が必要かと
思われます。

オマエニデキテイルカトイワレレバソレマデデスガ

手直しされて補完スレに投稿される、
と言う案に同意します。
捨てるにはもったいないような気もしますから。

マァホントウニジブンニカエッテクルハナシデスケド
523マンセー名無しさん:05/03/15 00:30:50 ID:LIOOiGCl
>>516
小分けにして投稿だけなら連続投稿に入らないと思うんですが…
連続投稿っていうのは、一人の人が複数の小説を連続して投稿するって事じゃないでしょうか?
524516:05/03/15 00:32:43 ID:LIOOiGCl
すみません、過去ログをよく読まずに勘違いしていたようですorz
スルーして下さい
525523:05/03/15 00:33:51 ID:LIOOiGCl
名前欄間違えたorz
ab-proさん本当にすみません・・・
526青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/15 00:35:01 ID:SPkwg6mX
無銘仁さま

うふふふ、
例の2週間前のお約束のヤツデスネ
成程、まー君を話主に設定しましたか。
一人称のはーどぼいるどタッチデスネ。
次は「依頼壱〜中〜」ですね!?
期待しております。
527黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/03/15 00:45:58 ID:pal+rxI6
>>517これからもお付き合いしましょうよ。
私が「大艦隊 軍縮という戦争」と言う大駄作を書いてしまったのは
自分の好きなテーマだったから、思い入れがあったから、ですね。
これではいけないと思い、直したものが、「昔落とされました」です。
進歩ねーぞと言われればそれまでですが。

SSは思いついた時より長くなってしまうものです。私も没にした話に未練がありますが、
やはり書くなら別ネタを考えるか、よほど別のスタイルに修正できた時でしょう。
別々の話多数に改造するのがいいかな?落ちをつけ、キャラを代えたりして。

私が長いものしか書けないことで、他の人も甘くなったかと思います。皆さんすみません。
鋭意努力します。
528D-13:05/03/15 03:11:02 ID:G7Z7HN2Q
>>504-509
神キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

>>477
試しに >>504-509 をWikiに書いてみますた。

ttp://d_13.at.infoseek.co.jp/cgi-bin/nihon_tmp_archive/pyukiwiki/wiki.cgi?%bf%cd%ca%aa%be%d2%b2%f0

国又は地域ごとにページを作っています。各キャラは、例えば ニホンちゃん、ウヨ君らは 「日本」のページにあります。
各キャラごとにコメントを追加ができます。ある程度コメントが集まったら、各ページの説明も更新するような方法でキャラ紹介を集めていくのはどうでせうか。

529シェロ:05/03/15 04:04:30 ID:ve3U36oL
「白色情人節」

 朝学校に来たら、ニホンちゃんの机の上がすごいことになってた。
「ニ、ニホンちゃん、なにこの贈り物の山・・・」
「ん?タイワンちゃん、今日はホワイトデーだよ。あたしこの前バレンタインの時に
 皆に沢山チョコ配ったから、そのお返し。」
「で、でもなんでこんなに・・・時計とかネックレスとか・・・しかも皆凄く高そうだよ?」
「あはは、あたし冗談のつもりで三倍返しだよ?って言ったのに、
 皆本気にしちゃうんだもん。男って、チョロイわよ〜☆すごく費用対効果の高いビジネスよねこれって」
 ニホンちゃんはそういってコロコロと笑う。ニホンちゃんこわいよニホンちゃん。
「ところで、タイワンちゃんもお返ししなきゃいけない人がいるんじゃないの〜?」
 そう言ってニホンちゃんはあたしの顔を覗き込んだ。
「えぁっ?そ、そんなのいないって。そのイヤらしい顔やめてってば」
「ん〜〜?ま〜たとぼけちゃってこの子。まさか忘れたなんて言わせないわよ?
 あ〜〜んなにダ・イ・タ・ンにプレゼントされてたくせにぃ〜〜」
「うぅ・・・」

 そう、あたしはバレンタインデーにあいつから花束もらっちゃってるのだ。
 あんな人前で、こっぱずかしいことしてくれちゃって、チューゴのヤツ。
 アサヒちゃんと付き合ってるくせにさ。
 あれからニホンちゃんたちにきゃーきゃー冷やかされて、大変だったんだから。
 そりゃ、嬉しくないわけじゃなかったけどさ。一応あたし、女の子だし。
530シェロ:05/03/15 04:05:30 ID:ve3U36oL

「でもなんか、あたしがお返ししたら、アイツ勘違いしそうなんだもん」
「バッカね〜タイワンちゃん。男なんて勘違いさせておいてナンボのもんってやつよ。
 手の平でコロッコロ転がしてやるの。それがオンナのま・りょ・く」
 ウインクするニホンちゃん、この子こんなキャラだっけ・・・
「いいじゃない。お返しにクッキーくらい焼いてきてあげたんでしょ?そんなビクビクすることないよ」
「うん・・・そりゃそうだけどさ」

 まあ男なんて手の平で転がしてナンボ。ニホンちゃんの言うことは確かに的を射てる。
 実際あたしはそうやってチューゴの一緒に住めアタックをかわし続けてきた。
 今回のお返しだってそう。お返ししないでアイツと仲悪くするのはあんまり良くなさそうだし。
 でもなんだろ。最近アイツ見てると何か、胸騒ぎがするの。あたしを見る目が前とちょっと違う気がするんだ。
 この前こっそりニホンちゃんちにお泊りした日も・・・・・・
 ・・・・・・・・・やめた。なにウジウジしてるんだろあたし。スパッと渡して勘違いしないでねって言えば済むだけじゃん。
 チューゴなんてたいしたことないし、いつも通りかわしてやればいいんだ。
 そう決意したあたしは、チューゴが座ってる机に向かって、声を掛ける。昨日作ったクッキーを持って。
531シェロ:05/03/15 04:07:09 ID:ve3U36oL

「チューゴ、はい、コレ」
 あたしは、チューゴの机の上に小さな袋を置いた。
 チューゴは本をめくる手を止めて、あたしのほうを見る。
「・・・何アルかこれ、タイワン」
「何って・・・今日ホワイトデーっしょ?この前の花のお返しよ。クッキー。
 か、勘違いしないでよね、別にそーゆーの、ないから。ギリってやつ。ギリ」
「ふうん・・・・・・」
 
 そっけないそぶりを返して、チューゴはその袋を摘み上げた。
 何コイツ。もうちょっと嬉しそうな反応見せるじゃない普段なら。
 あたしがそう思ってると、おもむろにチューゴが口を開いた。
「・・・・・・これっぽっちじゃ物足りないアル。他になんか・・・ん?もっといいものあるじゃないか」
「は?あんたにやるのなんてそれだけよ。どこにそんなものあるのさ」
「いや、だから、ここにさ」
 そういうとチューゴは、あたしの手を急に引っ張る。
「きゃ!」
 バランスを崩すあたしの顔に何かが近づいた。そして、

 唇にやわらかい感触。

「〜〜〜〜〜〜〜〜zzつskjるkちbflkっっ!!」
 あわてて身を離すと、チューゴは笑みを浮かべてこう言った。
「お前のお返し、確かに頂いたアルよ」
532シェロ:05/03/15 04:09:12 ID:ve3U36oL

 ボッと顔に血が一気に上ってくる。火がついたように熱くなる。
 よりによって、あたしの、ふぁーすときす、とりやがったこの野郎!
「な、なにすんのよチューゴォォ!」
 右手でそのにやけた横っ面を引っ叩こうとすると、
      ガシッ
 それを左手で受け止めてさらにあたしを右手で引き寄せrhjちうskじょいffひs!!

「うわチューゴ!タイワンちゃんにキスしたうえに抱きしめてやがる!」
「だ、だいた〜ん!」
「あんな積極的な方だなんて・・・・・・」
「や、やるじゃないか・・・」
 辺りの皆はもう、蜂の巣をつついたような騒ぎだ。

「は、離しなさいよチカン!ヘンタイ!バカチューゴ!」
 あたしはチューゴの腕の中でもがくけど、ヤツはあたしを抱きしめて放さない。
 そして耳元でこう囁いた。

「・・・・・・・・・勘違いするなは俺のセリフだ」
「は?」
「お前は俺のものだ。どこにも行かせないからな」
「な、なに好き勝手・・・」
「もう加減はしない。俺は本気だぞ」
533シェロ:05/03/15 04:09:57 ID:ve3U36oL

 きーんこーんかーんこーん

 授業開始の予鈴がなると、チューゴは私を放した。
「授業始まるアルよ。席につけアル」
 
「はーいみなさん。今日も一日勉強頑張りましょう。って、何この騒がしさ。
 授業始まるんだから静かにしなさい!!」
 フラメンコ先生が一喝しても、なかなかざわめきは収まらなかった。
「タ、タイワンちゃん・・・はは、チューゴ君もダイタンだねぇ・・・」
「ごめんニホンちゃん、ちょっと話しかけないでくれるかな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめんなさい」
 授業になんか集中できるわけない。さっきのことがずっと頭の中をリフレインしてる。

 突然奪われたあたしの初めて。
 抱きしめられた時の力。
 そして、あのセリフ。
    ――お前は俺のものだ。どこにも行かせないからな――


「何よあの野郎、普通に話せるんじゃない!」
 そう一人言ちて私は、握ってた鉛筆をへし折った。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っっ!!ムカつく!!
534シェロ:05/03/15 04:18:35 ID:ve3U36oL
ホワイトデーにこんなことしやがるなんて粋な野郎だねチューゴ君は↓

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050315-00000008-san-int
3月14日台湾独立阻止に「非平和的方式を取る」と明記した「反国家分裂方」が全国人民代表大会にて採択される

そりゃムカつくよねタイワンちゃん↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050314-00000151-reu-int
台湾の行政院の広報担当者は記者団に、「反国家分裂法は、戦争を許可するものだ」とし、
「これは、台湾に怒りをもたらし、国際社会でも反対が起きている。
 中国は、この法律に対して、責任を持ち、代償を払わなければならない」と語った。 

No93氏のあぷろだ「情人節」を伏線として使ったのは無断以外の何でもありませんイムニダ。
キスシーンとかNo93氏が書き出してくれることを期待しているなんて口が裂けてもいえませんハムニダ。

535シェロ:05/03/15 04:24:38 ID:ve3U36oL
法の字ちげーよ・・・orz

>ab-pro氏 D-13氏
 あなた達神すぎdeath。とりあえずクルちゃんだけ勝手に追加しておきますね。

一月間を空けてたらこんなにも書けなくなるもんなのかと自分でも呆れとりますです。
石でも何でも投げてやってください・・・・・・
536NAVER住人 ◆ZiZYKFqQCU :05/03/15 11:06:37 ID:1Ni1SYyH
「スキーで遭難」
ROM専でしたが、書き込ませて頂きます。
時事ネタです。つまらなかったらスルーして下さい。

カンコ一家は、ニホンちゃんの雪山にスキー遊びにきました。
しかし、運悪く(?)遭難してしまい、仕方なく、ニホンちゃんは、捜索隊を
編成しました。捜索費用は、11万円も掛かってしまいました。

幸い、死者も無く無事にカンコ一家は下山しました。
もちろん、カンコ一家は、支払い拒否です。さらに、罵詈雑言。

「捜索依頼はしていないニダ!(ニダニダ)」
「マスコミに名前が報道されたニダ!(ニダニダ)」
「ハングルの案内板や、放送が無かったニダ!(ニダニダ)」
「ニホンちゃんの独島パンツが(ry(ニダニダ)」
「家に帰ったら、損害賠償訴訟を起こすニダ!(ニダニダ)」

泣きっ面に蜂とは正にこの事です。

ニホンちゃんは、憔悴してしまいました。
小さな声で、「助けなきゃよかった・・・。」と、言ったとか、言わなかったとか・・・。

[NAVERでの、韓国人の反応]
http://bbs.enjoykorea.naver.co.jp/jaction/read.php?id=enjoyjapan_2&nid=64873&work=list&st=&sw=&cp=1
[ソース]
http://yamagata-np.jp/kiji/200503/15/news00816.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050312-00000041-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050312-00000106-kyodo-soci

感想、他国のルールは守れ!
537マンセー名無しさん:05/03/15 23:58:35 ID:CPV9NX7e
>>536
NAVER掲示板、ざっと読んでみたけど、韓国人達の反応が何とも・・・
竹島問題を持ち出して捜索費用の支払い拒否ってのは、さすがに呆れてるみたいだけど。
538あさぎり ◆WOaKOSQONw :05/03/16 00:09:30 ID:fAKLUGYE
 うわ・・・呟きが形になってる…
 自分何もしてないのに一気に形にしていただきab-pro氏、D-13氏に無謬の感謝を致します。
ありがとうございました。
 微力ながらWikiの充実に協力させて頂ければ幸い。

 ぢつは似たような事を考えていたのはしみつです>Wiki化w

シェロさま
 タイワンちゃんのていそうを奪ってしまいましたね?
 でも複雑なタイワンちゃんの事情とか心理とか出てていいんだよなあw
 それにしてもチュウゴカコイイナア…
539ab-pro:05/03/16 00:33:02 ID:wt1NSjtu
 キャラ一覧、お役に立てているようで幸いです。初めて奉られました^^
 作話をするときに、その国のキャラがすでにいるかどうかを調べるのが大変だっ
たので、ちょうど数日前から作っていたところでした。

 キャラ一覧では、先に述べた基準以外に、結構私の判断で省いているキャラもいます。
1 次第に名前が変化していったキャラ。
 マレーシアは最初マレシア君でしたが、後半マレーシアになっていきました。等々
2 ダブったキャラ
 スイス君とジュネーブ君。登場回数の多いジュネーブ君に統一。等々
3 三代目キャラの排除
 日本の朝日新聞関連の知恵蔵。等々。
4 作品内容による削除。
 ロシアノビッチ君の血の繋がらない十二人の妹たち。作品では名前が列挙されて
いただけなので、他の作品で登場したキャラ以外はとりあえず排除。等々
5 その他
 諸々

 また、読み飛ばしたキャラもいるかもしれませんし、抜けたキャラの登録の受け付
けも宜しくお願いします。D-13様。 
540マンセー名無しさん:05/03/16 14:16:44 ID:qvcl9VWf
age
かなり、下がってたから・・・。
カンコ君ばりの、おせっかいニダw
541マンセー名無しさん:05/03/16 14:52:27 ID:IXMqqBjo
一覧、すごいです。GJです。


「81 :: パレスチナ :: :: パレス=チナ君 :: 」
これ、パレス・ティナちゃんだと思ってました。

あと、「日本:2ちゃんねらー:ニーちゃん:日ノ本家に生まれた赤ちゃん」
というキャラがいたような気が…… ニィーちゃんだったかな?
542マンセー名無しさん:05/03/17 21:15:42 ID:Bng9HYmI

なんか基本的に卑屈だね
ちょっと変つーかどことなく気持ち悪い。悪いけど
もっと誇りをもったらどうだろう
543シェロ:05/03/17 21:49:54 ID:C+vjMQaz
>>542
「日本は戦争でアジアの人々に悪いことをしましたごめんなさいごめんなさい」っていうやつとか
「日本の戦争は有色人種を解放するための聖戦であったのだ」とかいうやつとか全部まとめて
生暖かくネタにするのが風刺ってもんだと私考えてますので、その指摘の意味がよくわからんとです。
544マンセー名無しさん:05/03/17 22:23:59 ID:nx1PBuFt
>543
遠まわしにバカと言ってるわけですね。
545マンセー名無しさん:05/03/17 23:17:49 ID:07O0gp/8
>>542
自分で書きましょう。レッツトライ
546シェロ:05/03/18 00:41:05 ID:OkEIbhkv
>>544
こんなとこでわざわざ頭使って露出プレイしてる俺も立派なバカですからw
イノキも言ってるでしょう?「バカになれ!」

誇りもナショナリズムも自虐史観も陰謀論も皆ひっくるめて笑い飛ばしちまえばいいんですよ。
547D-13%人物紹介ページ執筆者ぼしう:05/03/18 01:08:21 ID:xnKQJYxa
>>535,>>538,>>539
我こそはと思う方はコメントの追加をお願いします m(__)m。
→ ttp://d_13.at.infoseek.co.jp/cgi-bin/nihon_tmp_archive/pyukiwiki/wiki.cgi?%bf%cd%ca%aa%be%d2%b2%f0

キャラの追加、コメント追加の簡単な説明を載せますた。「ヘルプ」からリンクを辿れます。
→ ttp://d_13.at.infoseek.co.jp/cgi-bin/nihon_tmp_archive/pyukiwiki/wiki.cgi?%a1%d6%bf%cd%ca%aa%be%d2%b2%f0%a1%d7%a4%ce%ca%d4%bd%b8%ca%fd%cb%a1

ところで、ネット上には少なくとも次のような人物紹介があり、できればこれらの内容も吸い上げた形にしたいと考えています。
引用しても良いでしょうか? >各著作権者の方々

ttp://funshei.at.infoseek.co.jp/about.htm
ttp://nihonchanjiten.at.infoseek.co.jp/jinbutsu.html
ttp://pn-unofficial.hp.infoseek.co.jp/jinbutu.htm 以下
ttp://web.archive.org/web/20021031044751/www7.plala.or.jp/nihongatyo/meikan/index.html
(オリジナルは2003年初頭に閉鎖)
ttp://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/1631/1085181254/
(KTX本部長 氏のキャラ紹介スレ、もう閉鎖された?)

ただ、多少の文章を引用するだけならまだしも、人物紹介という性格からして各サイトの紹介文面をコピペするに近い形になってしまいかねず、( ゚Д゚)マズー でしょうか?


また、人物以外にもこういった諸々のアイテムの辞書もメンテしたいでつね…
ttp://nihonchanjiten.at.infoseek.co.jp/chiri.html
ttp://nihonchanjiten.at.infoseek.co.jp/sonota.html
548青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/18 01:21:46 ID:QlA0EJvl
>>547
本当にご苦労様です。
と、云いつつ質問。


 先生、プリティラスカはラスカちゃんに入りますか?


ああ、怒らないで・・・
549D-13%人物紹介ページ執筆者ぼしう:05/03/18 01:31:44 ID:xnKQJYxa
>>548
ラスカちゃんのコメントに追加しちゃってえぇんでないでせうか。

>>535
「クルちゃん」追加ありがとうございました。さっきリアルタイムでニアミスしたみたいでつね(w
550D-13%人物紹介ページ執筆者ぼしう:05/03/18 02:43:29 ID:xnKQJYxa
>>549
>>ラスカちゃんのコメントに追加しちゃってえぇんでないでせうか。

脊髄反射でレス書くな>自分 _| ̄|○ ムダニレスカイテスミマセンゴメンナサイ

このシリーズは本編の国際情勢風刺とは離れた、いわば二次創作な訳で、ニホンちゃん本編と人格・設定が共有される事は保証されないので、「プリティラスカ」で別のキャラクターに分けて登録すべきですね。
551マンセー名無しさん:05/03/18 06:48:06 ID:cH51tQTG
ニホ「そんな…アメくん、あたし何も着ていないのよっ、裸で表を出歩くなんて怖いわ…!!」
アメ「安心しろよ、あからさまな露出プレイの方が反って安全なんだよ」
ニホ「そんなっ、それってどういう理屈っ!?」
アメ「男はな、女が服を着ているから妄想を掻き立てられ、エロカワイイと感じるんだ。だから裸の方が安全なんだよ」
ニホ「でもっ…でも、だって気付いてないのっ!? シナくんとか、あたしの事をどう見てるか…」
アメ「シナがオッ勃てている弾道チンポは、差し当たり隣の女の子にぶち込みたがってんだよ」
ニホ「あ、あたしをイヤラシイ目で見てるのは他にもいるわっ、キム兄弟とかっ!!」
アメ「万が一があっても、俺が守ってやるって。ほらニホ、早くその素っ裸姿を見てもらえよ」
ニホ「ああっ、だめっ駄目っ、見ちゃいやっ、こんなあたしの恥ずかしい姿を見ないでお願いぃっ!!」
552マンセー名無しさん:05/03/18 09:49:15 ID:nkBwY/4Q
本日は特番の為 ニホンちゃんはお休みです

藤岡○探検隊ー
半島奥地に生息するという伝説の野人
『シャザイ・バイショー』を、負う!!?

探検隊は赤い大地に戦いを挑んだ!!
密林に転々と残る野人生息の証。
『噛み砕かれた、犬の骨』

隊長「おおー!! 捏造だ気をつけろ!!」
決死の捜索、襲いかかる武装スリ団、そして脅威の、レイープ。
探検隊に原住民の老婆たちの土下座要求が牙をむいた!!
戦慄が走る猛毒 商品コピーの群れ。
そして探検隊は、その正体をつかんだ。

ついに生け捕り!! なんと最低!! 証拠がない!!
553無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/03/18 16:07:15 ID:hIw9mq62
 「枢軸探偵社依頼壱〜中〜」

 獨島はひとり、コンピューターのディスプレイとにらめっこをしていた。
以前の報告書を整理してでもいるのだろうか。
獨島は頭脳明晰な男だ。知能指数は百八十を超えている。
天才と言ってよいのだが、天才らしく自分で全てを管理しようとする
ために、仕事に無理が出ることも多かった。何より獨島の最大の欠点は、
女心がつかめないことだった。全く致命的な欠点である。
さくら君も四角四面なので、私がいなければどうなっていたことやら。
「おお、伊田君か。ちょうどいい、これを見たまえ」
獨島に促され、私は画面に映し出された図表を注視した。
「今のところ、仁保褄子と同名同年齢の人物はこれだけ挙がっている」
「苗字は変えている可能性が高いよね」
「その通りだ。同姓同名なら遥かに少ない候補で済んだだろう」
人付き合いの悪い獨島に代わって私が名簿屋などと交際していなければ、
このような調査も滞ったかもしれない。
もっとも現代社会における個人情報なんてものは、ほとんどの場合
役所関係を回れば合法的に上げられるのだが……。
「ところで、今日の戦果はどうだったのだ」
 私の話を聞くと、獨島は窓の外を見下ろし小さくうなった。
「三十年も経てば忘れているのは当然ではないのか」
「まあそうだけどさ、住んでた家の大家まで知らないっていうんだよ」
「その大家は当時から大家だったのか」
獨島は口唇を左に数ミリ歪ませた。こういうときの癖だ。
「法務局で謄本を上げたから、間違いないはずなんだけど」
「不自然だな。話したくない不幸な過去でもあるのだろうか」
私と獨島は数分のあいだ憶測を並べ立てたが、
いずれも説得力を欠くように思われた。
「よし、明日からより慎重に調べよう。依頼人には話すなよ」
「わかっておりますとも、我が親愛なる所長どの」
私は親友に敬礼を捧げ、日課を果たすために事務所へ戻った。
554無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/03/18 16:08:19 ID:hIw9mq62
 一週間の調査継続で、仁保褄子と思われる女性を五人まで
絞り込むことができた。あるいは資料をあさり、あるいはそれらしい家に
張り込み、あるいは日課を――
ともかく悲喜こもごも至る一週間であった。
私は早速五人の面取りにかかった。三十年の歳月を経ても、
人間の顔の特徴というのは必ず残っているものだ。
顔、さらには身長を検討した結果、ついに候補を一人に限定した。
私は獨島に経過報告をすることにした。
「――というわけで、この人が件の褄子だと思うんだ」
「そうか、よくやった。念のため職業や生活の様子も調べておけ」
襟取りは被調査者が特定されているときは最初に行うものだが、
今回は特定自体を依頼されたため最後に行うことになる。
褄子は北野という会社社長と結婚し、主婦をしているようだ。
となると、生活を調べ上げてさらなる情報を得るのがよい。
私は褄子のヤサを張り込むことにした。
北野家は駅前の一等地にある、なかなかの豪邸だった。
褄子が幸せに暮らしているなら、朝日奈氏も喜ぶことだろう。
丸一日褄子の行動を追ったが、一日中家にこもっているようで
目立った動きもなかったので、今日は切り上げることにした。
 獨島は渋い表情で壁にもたれかかっていた。
そして私が所長室に入るなり、手にしていた書類を広げてみせた。
「見たまえ伊田君。これをどう思うね」
「なんだこりゃ。あの豪邸、四番抵当までつけられてたのか」
「ああ。それに北野の会社は、金融屋から億の借金がある」
大金持ちの玉の輿かと思っていたら、とんでもなかったわけだ。
「だがもっと重要な事実が明らかになってしまった」
「なんだい、深刻な顔して」
「北野の父親は、暴力団の組長らしいのだ」
555無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/03/18 16:08:45 ID:hIw9mq62
 私は自分の頬をつねった。痛い。依頼人の不幸を思うと
いけないのだが、どうしても顔にしまりがなくなってしまう。
「どうしたんですか伊田さん、ぼうっとして」
「い、いや、何でもないよ。気にしないで食べて」
さくら君が私を誘ってくれるなんて、世の中まだまだ捨てたもんじゃ
ないんだな――うかつにも私はさくら君の給料日を忘れていた。
「あのう、伊田さん。例の人探しってどうなりましたか」
「さくら君は、いつも仕事のことばかり考えてるんだね」
そこがさくら君の魅力でもあるが、少々息苦しいと感じることもある。
「そうじゃなくて、朝日奈先生が何だか思いつめていらっしゃるみたいで、
わたしちょっと心配になっちゃったんです」
「そっか……実は先生に話していいものか迷ってるんだよ」
私は北野家について調べたことを話した。周りに聞こえないよう小声で。
「もしかして、そのお父さんって北野朝損じゃありませんか」
「よく知ってるね。その通り、朝損組の組長だよ」
「わたしが昔住んでたあたりに組事務所があったんです。
朝損は組員から『首領』と呼ばれてて、近所の人もそう呼んでましたよ」
さくら君が過去を語るなんて、こりゃあ明日の天気は大荒れだな。
 さくら君とは思いのほか話が弾んだ。――もちろん、仕事の話だ。
「暴力団が借金なんて、意外ですよねえ」
「いやいや、暴対法が施行されてからは苦しいとこもあるらしいよ。
かといってオイコラ言ってた連中がいきなり堅気になれるはずもなし」
さくら君は軽く笑ったが、少しして神妙な面持ちになった。
「朝日奈先生、どうなさるんでしょうね」
そう、それが問題だ。朝日奈氏には教授としての立場というものがある。
「あの地球大学教授が暴力団関係者と密会なんてしたら、ね」
「やっぱり、マスコミの餌食ですよねえ」
我々探偵は依頼人の利益を第一に考える職業だ。――少なくとも、
まともな探偵社ならそうだ。朝日奈氏の利益は、どちらなのだろう。(続く)
556無銘仁 ◆uXEheIeILY :05/03/18 16:19:48 ID:hIw9mq62
>>526
この手の話は初めてなので完成度が不安ですが、とりあえず次回〜下〜で完結です。
「マカロニーノに探偵はどうやっても似合わねえよ!」とか文句言いながら斬新さを求めて
主役を張らせてみました。依頼人についてはノーコメントで(次回明らかに?)。
557マンセー名無しさん:05/03/19 02:06:38 ID:5KL8xe0n
>>552
なんかテンポがよくて面白いねw
558青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/19 03:22:09 ID:kK7FGKLj
「記者探偵アサヒ 第2幕 謎の怪人四千面相 の巻」

 此処、ユウラクチョウは目抜き通りに面したと或るカフェ。
「つまりはまたしてやられた訳ね。予告通りに」
珈琲とサンドウィッチにアップルパイを頼みながら記者探偵、
アサヒは云いました。
もちろん払いは全て男装の麗人、エリザベス警部に廻すつもりです。
「全く持って面目次第もない事だ。
だから諸君の助力を請いに参上した次第なのだよ」
やや憮然と警部は云いました。諸君、と言ったのは他でもなく、
アサヒとその助手、婦人カメラマンニホンと記者見習ウヨを含めての
事であります。この3人、既に探偵としての評価は折り紙付なのです。
(尤も、世間では全てアサヒの手柄と云う事になっていますが)
ニホンとウヨの姉弟は、アサヒの、たかる相手が居る時にはやや過剰に発揮
される健啖振りを呆れながら眺めています。
可哀想な警部のお財布、と口の中で呟くニホンでありました。

 さて、警部の語る事件のあらましですが、ここ数ヶ月ほど名家が軒を
連ねるお屋敷外を次々と「四千面相」を名乗る怪人が荒らし回っているの
だそうです。大胆にも盗む獲物と日時を予告状に指定し、そして予告通りに
実行する大胆不敵な怪人の犯行に警察の面目は丸つぶれです。
そして昨夜、今度こそと必勝を期した布陣で待ちかまえたアメリー邸にて
またしても犯行は行われたのでした。大胆にも屋敷の主、アメリー氏本人
に成り済まし、事も有ろうか警部の前で犯行を行い悠然と逃亡する怪人四千
面相。警察の切り札たる警部の敗北に、最早為すすべ無しとして
「記者探偵アサヒ」に助力を求めに来たのだそうです。

 「ふーん、予告状に派手な手口。おまけに変装の名人ねぇ」
デザートのプリンを頬ばり乍ら呟くアサヒでした。
559青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/19 03:23:56 ID:kK7FGKLj
 「うふふふ。そうそう警部、この間おごって頂ける約束だった活動写真も
事のついでにおねだりして良いかしらねぇ」
片手で頬杖を突きながら警部の顔を下から見上げるアサヒです。
意味ありげに助手壱号ことニホンに流し目を送り、
「助手壱号もこの際一緒に行こうよ。喜劇王の新しいのがやってるってよ」
と、くすくす笑いながら声をかけます。
「い、いや私は約束があるから。そ、そうだ助手弐号なら付き合うわよ」
姉さん、と言いかけるウヨを掣肘しながら
「ほ、ほらぁ助手弐号も喜んでお供しますって」
何だか妙にそわそわしながらニホンは答えます。
「残念です事。では三人で活動写真を見て、餡蜜でも食べてから
現場へ参りましょうか。さぁ、参りましょう、参りましょう」
憮然としたウヨと当惑した警部を連れて店を出る嬉々としたアサヒでした。

「で、結局ですね。餡蜜の後に浅草で見せ物小屋見物までしてきましたよ」
一同が犯行予告のあったチューゴ邸でニホンと合流した時には既に予告時間
の30分前でした。ウヨ君憤懣遣る方無しです。
「ねぇ、それで警部は誰かと連絡取ったりした?」
「取れる訳無いでしょう。アサヒさんが気が向くままに銀座から上野、
今度は浅草って引っ張り回すんだから。捜査妨害でしょう、あれ」
そう、とほっとした様に返事をするニホンでした。

 こち こち こち こち
大広間の大時計が秒を刻む音が妙に大きく聞こえます。
そして遂に、ごーん、ごーん、と時報がなります。
予告された時間になったのです。と、突然
 わはははははははははは
という哄笑と共に天上の明かり取りの窓が割れる音が響きます。
「か、怪人四千面相!」
警部が思わず声を上げます。
560青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/19 03:26:20 ID:kK7FGKLj
 「警察の諸君!そしてエリザベス警部よ、ご苦労だったな!
約束通り当家の秘宝、皇帝の玉爾は確かに頂戴した!」
響き渡る声と共にこれ見よがしに翻えす黒マントの怪人。
 「まてぇ、今日こそは逃がさない」
駆け出す警部。そして、ニホン、ウヨ。
同時にアサヒも駆け出し、えいやとかけ声と共に大きく飛上がり
そして、警部の腰に抱きつき一気に引き倒しました。
「捕まえたぁ!」

 一瞬で凍り付く警官隊とウヨ。床の上で組んずほぐれつの
格闘をしているアサヒと警部を前にどうして良いか判断が付きません。
「武士ちゃん、何やってるの!早くアサヒちゃんを手伝ってぇ!」
咄嗟の姉の声に意を決してアサヒの加勢に入るウヨ。
警部の女とは思えぬ怪力に仰天しながらも、どうにか捕縛に成功します。
「全く、手こずらせるわねぇ」
はぁはぁ、と息を切らせて床にへばり込むアサヒでした。
「さぁ、観念して貰おうか、怪人四千面相とやら」
思わぬ声に振り向く一同が目にした声の主は、黒衣にマントの怪人です。
「か、怪人四千面相」
思わず驚愕の声を漏らすウヨでした。

 「大体、あのどけちエリザベスがあんなに気安く私におごってみせるのを
全然変だと思わなかった訳?助手弐号くん?」
身体のあちこちに残る擦り傷も誇らしげにアサヒが胸を張ります。
「全く、上手に私に化けたものだな」
苦々しく、捕縛された”偽警部”こと「怪人四千面相」に言葉をぶつける、
未だ四千面相の扮装のままのエリザベス警部です。
「ちゃんと説明してくださいよぉ。僕は未だに混乱してるんですから」
ウヨ君が悲鳴を上げます。
561青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/19 03:27:41 ID:kK7FGKLj
 「つまりねぇ、一昨日には既に本物の警部と連絡取ってたのよ」
アサヒがさも勝ち誇ったかの様に蕩々と説明を始めます。
怪人四千面相の事件を追っていたアサヒは、被害者の盗まれたものに
奇妙な共通点があるのに気が付いていたのです。
全て警部の実家が営む保険会社が保険をかけていた物件で、
全ての保険が支払われるとトーキョー支店が立ちゆかなくなる程の
値打ちがあるものばかりです。
そして、其処の保険が掛かっている最後の物件が、
今回予告のあった「王家の玉爾」だったのです。
「ふん、犯行の手段だって子供だましよねぇ。変装だの予告状だの
派手にするって事は、その影で何かやりますって言ってる様なものだし」
「取り敢ず其処まで判ってたから警部に連絡とって、このチューゴ邸に
接触する人間を調べていたのよ。事前に潜入する人間が居ないかどうかね」
と、言葉を繋ぐニホン。
「其処へ大胆にもこいつはアサヒ記者に連絡を取ってきた訳だな」
既にいつもの服装に戻ったエリザベス警部です。
「そうそう、だから今日一日こいつを引っ張り回して、仲間から切り離して
その間に罠を仕掛けた訳よ」
ふふん、と鼻で笑うアサヒです。
「問題は犯行の動機なんだけど。警部の実家を陥れる理由って・・・」
と、アサヒが言いかけた瞬間、轟く爆発音と一瞬に煙幕に包まれる周囲。
騒然とする中、煙が薄れ辺りが見える様になると、既に捕縛されていた
怪人の姿がありません。
「くそお、逃げられたか!」
悔しがるウヨを余所に、辺りに哄笑が響き渡ります。
「ふははははは、さすがは名探偵さん達だ。今回は完敗だよ。
またどこかでお会いしよう。ひとまずはさようなら」
既に辺りには怪人の影も形もありませんでした。
                          完
562黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/03/19 03:35:29 ID:vqFgHHGd
青ちゃん解説お願いしま〜す。
563青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/19 03:36:57 ID:kK7FGKLj
後書きやら何やらかんやら

ふう、やっと書き上がりました。
No93さまの絵を元にしたオハナシです。
まぁ取り敢ず大正時代のカフェで出された
メニューを調べるのに時間が掛かって
ストーリーが荒いのはケンチャナヨです。

>>556
掲示板で「探偵モノ」は結構難しいですよね。
最終話期待しています。

さて、同じNo93さまの絵を題材にした
話なのに枢軸探偵社はハードボイルドタッチなのに
何故か記者探偵アサヒはコメディに走りがちな件
については、

 ま ぁ 気 に す る な (AA略

と、申し上げておきます。
では皆様のご批判ご要望等々お待ちしております。
564青風: ◆BlueWmNwYU :05/03/19 03:41:13 ID:kK7FGKLj
ああ、そうそう。
プリン、サンドイッチ、アップルパイ等は
本当に大正時代のカフェで出された居たそうです。

あと、警部の実家の保険屋さんはもちろん
モデルはロイズです。

四千面相の正体は・・・ひ み つ (w

ああ、アサヒ達って年がら年中茶店でだべって
居る様な気がしてきましただ。
565マンセー名無しさん:05/03/19 09:50:06 ID:3Q8yjudV
>ああ、アサヒ達って年がら年中茶店でだべって
>居る様な気がしてきましただ。
モボ、モガのライフスタイルはそんなもんです。


と言ってみるテスト
566マンセー名無しさん:05/03/19 11:34:53 ID:Y5ABf22m
>>551
是非こちらへ・・・お待ちしてます(;´Д`)ハァハァ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1092660555/l50

>>558-561
怪人四千面相の真の狙いは何!?
あぁ続きが気になる、第3幕に期待してます。
567黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/03/19 16:24:25 ID:vqFgHHGd
 「 あなたは教皇を信じますか 」
 ある朝、学校に行くとき、ウヨ君がニホンちゃんに聞きました。
「姉さん、お年寄りに喜ばれるお見舞の品って何だろう」
「お見舞って、誰の?」
「ヨハネのおじいさんだよ。風邪がなかなか治らないらしいんだ」
 ウヨ君にとってヨハネ君のおじいさんは、ニッテイさんのお宮を守ってくれた
大恩人です。
「長いこと御祈りとボランティアを続けてこられたんでしょう。
 法王家の人って大変よね」
そこへアサヒちゃんが割り込んできました。
「そこそこ!法王なんて言っちゃダメ!教皇って言うのが正確なのよ」
「え?あいつの名札には法王ってなっていたけどなあ」
「自分の家より格下にするつもり?軍靴の足音が聞こえてくるわ!ヤダヤダ」
「でもさ、ウチのご先祖で法王を名乗った人はみんなミカドだった人なんだし、
 ユーロ町のことも調べてから・・・」
「人の名前を貶めるの?日之本家は世界から孤立化するわよ!
 今後は必ず教皇って呼ぶのよ。いいわね!」
「武士、いいんじゃない?教皇でも」
568あなたは教皇を信じますか2/2:05/03/19 16:27:47 ID:vqFgHHGd
 ニホンちゃんが穏便にまとめようとした時、ヨハネ君が通りかかりました。
「やあ日之本家の皆さん、おはようございます」
「おはよう。ヨハネ、おじいさん大丈夫か?」
「お陰様で持ち直しました。・・・ニホンさん、何か?」
 ニホンちゃんがヨハネ君の名札をじいっと見ています。そこには法王とありました。
「あ、ごめんね、ヨハネ君。ヨハネ君の家の名前が法王じゃないっていう人がいて・・・」
「いやですね〜。家の名前が変わるのは、家が滅びた時とか乗っ取られた時ですよ。
 確かにユーロ町では昔は良くあった事ですが、
 我が家では永遠にそんなことはありませんよ」
「そうよね、ごめんなさい。わかった?アサヒちゃん・・・あれ?いない・・・」

 アサヒちゃんはひとり突っ走っていました。
「もう少しだったのに〜!ウチでまだ知らない人に言いふらして、定着させてやる!」

  おしまい
569あなたは教皇を信じますか2/2:05/03/19 16:30:55 ID:vqFgHHGd
解説
教皇という呼称には何の根拠もありません。
なのに日本のカトリックは法王と表記されていたら、
教皇に変えさせようと主張しています。

え?カトリックがアサヒちゃんやカンコ君みたいなこと言う訳ないでしょって?
【以下のソースを読むときは口にあるものを飲み込んでからにして下さい】

日本カトリック中央協議会
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/memo/pope.htm

 以下ソースより抜粋
 日本とバチカン(ローマ法王庁、つまりローマ教皇庁)が
 外交関係を樹立した当時の定訳は「法王」だったため、ローマ教皇庁がその名称で
 日本政府に申請。そのまま「法王庁大使館」になりました。日本政府に登録した国名は、
 実際に政変が起きて国名が変わるなどしない限り、変更できないのだそうです。

信じていただけましたか?
幸いここはジョークスレではありませんので、早まったことはせず、
作品より解説が面白かったと思ってください。
570黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE :05/03/19 16:32:45 ID:vqFgHHGd
>>569名前欄失礼・・・orz
571マンセー名無しさん:05/03/19 17:00:19 ID:WFkYQG9i
ニホンちゃんの萌え画像キボン
572マンセー名無しさん:05/03/19 23:59:09 ID:zM4Q7OaI
>>567-568
名札に法王って書いてあるのか……なんかスゲーなw
573No93:05/03/20 00:53:13 ID:2vLEy/UT
催促されてから感想を書く無様…;

>>無銘仁さま
デジカメがどうとか言っておきながら、枢軸探偵社の舞台には何となく二〇世紀初頭の
欧州を想像していたので、現代的なハードボイルド物は新鮮です。
また主人公をマカロニーノ君に設定した発想の転換もなかなかかと。
ハードボイルド物らしく皮肉な言い回しをどんどん入れてくれると嬉しいです。
口は達者だけど実際事件の解決には関わらない→ニヒルな負け惜しみも達者
なんていう展開になってくれるとウリ的にはたまらない物があるのですがw
>>青風さま
大正風の言い回しや古風な探偵物の展開が短い間に上手く詰め込まれていると
思います。第一幕に比べて第二幕はその辺のが比較的普通になっている気がするので
その辺は少し残念です。
登場人物の口調だけではなく描写の部分も大正風の言い回しにするとぐっと引き締まる
と思います。
男装の麗人というのも絵師的に引かれる物がありますねw
第三幕にも期待しております。


内容に口出しするような事を言っていますがその辺は一読者としての期待でして、
ネタ元としてはお二人に完全にお任せしておりますので自分で面白いと思うように
かいて頂ければ幸いです。
574目次239:05/03/20 05:31:08 ID:avw2XgfZ
第2180話〜第2187話
>>494-495

第2188話「たまにはこんなマカロニーノ君」
>>513-515
第2189話「枢軸探偵社依頼壱〜上〜」
>>518-520
第2190話「白色情人節」
>>529-533 ( >>534 解説)
第2191話「スキーで遭難」
>>536
575目次239:05/03/20 05:32:33 ID:avw2XgfZ
第2192話「枢軸探偵社依頼壱〜中〜」
>>553-555
第2193話「記者探偵アサヒ 第2幕 謎の怪人四千面相 の巻」
>>558-561 ( >>563-564 解説)
第2194話「あなたは教皇を信じますか」
>>567-568 ( >>569 解説)
576名無しさんお腹いっぱい:05/03/20 08:40:04 ID:BmTFOdPm
「どう仕様も無い」
授業中、ニホンちゃんは不快です。
隣から聞こえてくるハァハァという吐息に、
べたべた肩にひっついてくる野郎は、私の椅子にまでケツを乗っけてくる始末。
何度か注意をしたら、
「ここはウリナラの領土ニダ!」
とチョークで椅子の端っこに白線を引いてしまいました。
いい加減、うんざりしてみんなに相談しにいきました。

[一人目 ウヨ]
(゚Д゚)ハァ?
カンコが姉ちゃんの椅子をぱくってる?
財産権の侵害だ!
このポン刀でチョチョ斬っていきます( ゜Д゜*)
とメールで威勢の良いこと言ってましたが、結局何もしませんでした。
ウヨ君口だけです・・・

[二人目 アサヒ]
とりあえず、その白線の上にある木目を調査するわね。彼の根拠はあそこは自分のものだから、その半径200mmは自分のものだって主張なの、
これを科捜研にかけて、炭素14の年代測定法でニホンちゃんがずっと昔から座っていたものだと証明するわ。
・・・この子電波だ
で、アサヒちゃんがちょいちょいと人差し指で木目をつついてたら、カンコ君が教室に入ってきました。
すると、教室の後ろの方でインドネシアちゃんとマレーシアちゃんと話していた私へダッシュで駆け寄ってきて、
だめね。警備がすごすぎたわと言って、そそくさと窓から校庭に逃げ出しました。
「ファビョー ウリの木目が荒らされてるニダー!!」
アサヒ、悪化させて逃げました。
577名無しさんお腹いっぱい:05/03/20 08:40:35 ID:BmTFOdPm
[三、四人目 インドネシアちゃん マレーシアちゃん]
「何アレー、キャハハ」
「チョーキモクない?」
「ウリをキモイと言った奴は誰ニダ!出てこい!」
っと、カンコ君は自分より弱い女子の二人につかみかかってきます。
危機だなぁっと思っていた所。
その手を振り払う女の子が現れました。
「ベトナ・・・」
カンコの顎に手を置き、何か壊れたような笑顔で下目づかいをした後、
「ふ」
と言うやいなや、去っていきました。
ちなみに、彼女の成績も人気もクラスの中でうなぎ登り中です
というか、関係ないですね。

全然役に立たない隣人達に対し、
悩みは積もっていく一方。
しょうがないので、木目の日とかなんとか、自分に言い聞かせて、カンコ君は無視する方向で決めました。
それがいやにしゃくに障ったらしく、
「無視するんじゃないニダー。ウリは家族の前でなら指も切れる覚悟を持ってるニダ、お前なんてお前なんて」

・・・どうせ、家族向けのアピールでしょ。

彼は泡を吹いて火病まわり、日々は徒然に過ぎていきます。
終わり
578名無しさんお腹いっぱい:05/03/20 08:42:37 ID:BmTFOdPm
大したもんじゃないので、ソースは各自の心の中のものを取り出して、適当に判別してください。
579マンセー名無しさん:05/03/20 15:52:14 ID:luZLKDt4
シニカルだけどよくまとまってて面白いです。書き慣れてますね。
580どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/03/20 19:35:01 ID:7pUhVj/v
「カンコの異常な愛情
−または如何にしてウリは悩むのを止めニホンにねだるようになったか−」

1.
きーんこーんかーんこーん。

地球町小学校の終業のベルが鳴りました。
つれづれなるまま下校していく生徒たち。
その中を突っ切って「やいやいやいやい、ニホン!」
と、がに股で風切り現れたのは、そう、例のごとく例によってカンコくんです。
「ん、なに?」と、
最近ちょっぴりカンコ君のパフォーマンスに飽き気味のニホンちゃんですが、
ご近所付き合いは大切ね、と、背後のカンコ君に振り返りました。
相変わらず理由もなく堂々としているカンコ君、仁王立ちになりながら、
「ウリのラブリィチャーミィな竹島パンツを、
機会があったら盗ろうと企ててるニホン!
ニホンのデリカシィのない言動に、ウリのハートはボロボロニダ!
さあ、今日も謝罪汁!そして賠償汁!!
…と、云いたい所が、ニダ。
今日はニホンにビッグなプレジェントを用意したニダ!」
と、背後から取り出しましたるパネルを、
ニホンちゃんの前にどん!と置いたのでした。
581どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/03/20 19:35:23 ID:7pUhVj/v
2.
「ニホンの家でが主催してる愛・地球町博に置いてやってもいいニダ!
何と云ってもウリとニホンはニッカン友情の間柄!
末長く賠しょ…ゲフゲフン、友情をはぐくむ運命ニダ!!」
ダンボール製のパネルには、殻を剥いたゆで卵みたいな女の人と、
マフラー姿の男の人が並んで描かれていました。が、
マフラー男の顔は何故か切り抜かれています。
「カンコ君?これ…何?」

「冬ソナパネル、ニダ!これであなたもヨン様になれる!ニダ!!」
こう云っちゃなんですが、愛・地球町博には、日之本家の科学技術の結晶とかが、
これでもかっ!とばかりに注ぎ込まれているのです。
曰く、二足歩行ロボやら、リニアモーターカー、etc、etc…
百歩譲るとして、愛・地球町博のカンコ家のブースは、かなり多めに取られています。
ブースの広さでは他のお家の誰よりも大きいのです。なのに。

あのさあ、カンコ君、判ってないよ。ダメダメだよ。
みんな結構気合い入ってるんだよ。
ランカ君なんか去年の怪我が治ってないのに一生懸命作ってるんだよ。ブース。
大体なんでマフラー男の顔を切り抜いちゃうの?!
冬ソナのメインターゲットはおばさまなのよ。マフラー男目当てなのよ。
それを…ああもう…

と、油断すると口を突いて出そうになる言葉を、
奥歯で噛み砕こうと努力するニホンちゃん。
相変わらず、ニダニダ、と自信満々のカンコ君。

云わなきゃ駄目かな?そうだよね。うん。ちゃんと云おう。
と、口を開こうとした、その時でした。
582どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/03/20 19:35:49 ID:7pUhVj/v
3.
「や、やあ。ニホン。こんな、ところにいたのか」
と、わざとらしーく登場したのは、アーリアちゃんとゲルマッハ君でした。
「あの、その私も、今日は、ニホンに見せたいものがある、んだ」
と云いながら、二人は校庭の傍においてあったカートを引っ張り出してきたのです。
「こ、これなに?」
「あー、あのその。た、『体験のしずく』と名付けた…
愛・地球町博で使う…つもりだ」
「へえー!やっぱり二人のトコの車はかっこいいなあ…」
と、うっとりした様子で涙滴状のカートを撫で撫でするニホンちゃん。
ああ…ニホンの手が…
と、妙に熱っぽく呟いたアーリアちゃんはほっておいて、ゲルマッハ君が、
「ちょうどいい、三人一緒にこれからニホンちゃんの家へ行かないか?」
と、提案しました。予定通りです。問題ないんです。
「あ、ああ。愛・地球町博の準備もあるし…」
我に返ったアーリアちゃんがそう促すと、
「あー、そぉう?なんだか悪いなあ〜」とか云いながらニホンちゃん、
満更でもないご様子です。
「ま、待てニホン、ウリ」
「すまんが、カンコ。このカートは三人乗りなんだ」とゲルマッハ君。
「そ、そんな風には見えないニダ!ちゃんと乗れるスペースが」
抗議しようとしたカンコ君ですが、
す、と前へ出たアーリアちゃんの目を見て、
ひぃ、としゃくり上げたまま二の句が継げなくなってしまいました。
「いいかカンコ?『日之本家におけるドイツ年2005-2006』が
4月から開始されるんだ。我等とニホンがお近づきになる絶好の口じ…
もとい、お近づきになる機会なのだ、邪魔をするな?判ったか?」
言葉尻は押さえてありますが、空色の瞳が熱く燃えています!危険です!
そのまま蛇に睨まれた蛙のごとく、動けなくなってしまったカンコ君を置ぎ去りに、
三人を乗せた『体験のしずく』は、あっと言う間に視界から消えてしまったのでした。
583どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/03/20 19:36:26 ID:7pUhVj/v
4.
「オッパ?カンコオッパ?なにしてるニカ?」
虚脱状態のカンコ君に話しかけたのは、
ウサギの世話から開放されて、家に帰ろうとしたチョゴリちゃん。
「ウリは、ウリは…」と、チョゴリちゃんに呆然と訴えるカンコ君。
「?」
「ウリは所詮、ただのお隣さん、ニカ…」
と、泣き崩れるカンコ君。「『ただ』の幼なじみニカ…」
哀れ、おいおいとマフラー男にしがみついて泣き崩れ始めたカンコ君を、
たっぷり一時間はチョゴリちゃんはあやさなければならないのでした。

どっとはらい
584どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/03/20 19:37:11 ID:7pUhVj/v
水温む春のどぜうです。解説です。目が鼻が、花粉が。

あー、愛・地球博。韓国館、ガラ空きらしいですね。
今更冬ソナのパネル、しかもジウ姫じゃなくて、
マフラー気分を味わいたいんでしょうか?ファンの方々は。
理解に苦しみます。
元ネタは愛・地球博韓国館とドイツ館の展示概要でつ。
あとは日韓友情年と日本におけるドイツ年、でつ。
4月からですよー。

・キミもヨン様気分
ttp://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/200503/19/ente178057.html
・日本におけるドイツ年
ttp://www.doitsu-nen.jp/index_JA.html
・愛・地球博ドイツ館
ttp://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.12/C3.12.9/index.html
・愛・地球博韓国館
http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.10/C3.10.10/index.html
585どぜう ◆3F8jIdnlW2 :05/03/20 19:42:01 ID:7pUhVj/v
あれ、最後のリンクだけ「h」抜き忘れてるー
586黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :05/03/20 23:37:26 ID:NGzSOqHN
587D-13@小判ザメ:05/03/21 02:32:35 ID:CFCLED4B
>>494-495,>>524-525
乙でありまつ。ウリのところも更新しますた。
ttp://d_13.at.infoseek.co.jp/nihonchan_temporary_archive/
・本スレ系25クール、2194話まで更新
・画像あぷろだ、No.2864まで更新
588>>587 番号間違い_| ̄|○:05/03/21 02:37:44 ID:CFCLED4B
>>494-495,>>574-575
乙でありますた。
589マンセー名無しさん:2005/03/21(月) 22:49:29 ID:gsGR2Ot8
下がりすぎなんで緊急age。

みんなもっと書き込もうよ・・・
590マンセー名無しさん:2005/03/21(月) 22:52:27 ID:4mT0VimZ
>>589
ageたらバカが寄ってきます。
sageでも保守できますのでsage推奨をどうか。

テンプレ改正もよろすく視野においてください。


つ【ネタ】
「韓国社会は左派ウイルスに感染」
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/03/21/20050321000087.html
591マンセー名無しさん:2005/03/21(月) 23:45:00 ID:5ERtjydy
>>590
改正案と言うか追加案として。
新規の作家さんも増えてきた事ですし、「新規投稿のお約束」みたいな物を用意
しておいた方がいいのではないか、と思のですが。
592青風: ◆BlueWmNwYU :2005/03/22(火) 00:27:41 ID:v8F923q8
>>573
すみませんですねぇ、苦手な人に
感想督促しちゃって。
今回の「記者探偵アサヒ」は
「如何に絵の内容に沿った話を作るか」
を隠れた課題にしてたので絵師様の
感想を聞きたかったのです。

大正風(講談調?)の言い回しを第2幕
になって少々控えめにしたのは
「読みづらさ」が有るかと思ったからなのです。
ですが3幕ではちょっと復活させてみようかと
思います。
何となくメイン4人の関係も少し自分の中で
消化できましたし、次はもう少しましになればいいな、
と思っています。

取り敢ず、
「近日参上(予定)、青風」

と、犯行予告をさせて頂きます。
593マンセー名無しさん:2005/03/22(火) 10:49:27 ID:nkrrkeLu
http://pn-unofficial.hp.infoseek.co.jp/TOP.htm
のキャラ紹介のハプスブルク先生って、オーストラリアじゃなくてオーストリアの擬人化なんじゃないの?
594タイワン:2005/03/23(水) 23:29:10 ID:comqTawC
やっぱカンコよりニホンちゃんじゃん?
なんかさぁ、カンコんちってまとまりきってないよね。リーダーって、多分ノムヒョンなんだろうけど。
日の本家はさぁ、ジミンさんがちゃんとしてるから皆仲良いよ?
てゆうか絶対ニホンちゃんの方が性格良いし人気あるから。
しかもカンコんちってリーダーがおっさんの癖に二重にしたんでしょ?ワケ判んないし。気持ち悪い。
てゆうかニホンちゃんちは信頼と実績と萌えと…(省略されました)…で勝負してるからカンコんちと一緒にしないで欲しい。マジで。

つーか、カンコよりニホンちゃんだよね。

---

【ネタ元】
ラルクよりグレイだよねのガイドライン
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1080831328/l50
595マンセー名無しさん:2005/03/23(水) 23:44:03 ID:O/KygjEV
>>594
ワロタw
596マンセー名無しさん:2005/03/24(木) 10:50:15 ID:q6isujHe
一瞬、板間違えたかとオモタw
597外務省謹製 どきどきニホンちゃんゲーム:2005/03/24(木) 15:58:59 ID:vgMTfUcC
ニホンちゃんのところにアメリー君が牛を連れてきました。
「ニホンちゃん、若い牛は病気持ってないから安心だよ!だから買ってよ!」

├1.「わーい、ぎゅーどんが食べれる〜 *・゜゚・*:.。.(*´▽`)パァァ.。.:*・゜゚・*:」

│    [まちがい]  
|      安全だと言われても毛唐の言うことですから信用してしまってはいけません。
|      もしかしたら、若い牛だということもウソかも知れません。
|                         ↑
|                     ここがポイント!
|      さらに・・・
|      よく見たらその牛は足が震えていませんか?
|      そんなの食べたら 狂・牛・病になっちゃうよ!                    
|                              

└2.「消えろ白豚!!」

      [せいかい]

598マンセー名無しさん:2005/03/24(木) 20:28:51 ID:i35bR+f9
>>597
まあちゃん、だっけ?
599マンセー名無しさん:2005/03/25(金) 00:12:06 ID:p5lqdn73
>>598
[せいかい]
600青風: ◆BlueWmNwYU :2005/03/25(金) 00:55:50 ID:XrJprGoC
でも、こんにうすが一方で・・・・・・・

ttp://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050324i316.htm
6011/5:2005/03/25(金) 12:35:37 ID:vAnTMwzZ
今度のシューキューゲーム、私は初戦をネーデル・ラントちゃんとやることになった。

ネーデルちゃんは何だかぽーっとした女の子のように、私には見える。
あんまり話したことないんだけど。

でも、ああ見えて、シューキュー・ゲームはすっごく上手なんだって。
「まぁ。アタクシほどじゃありませんけどね」って、フランソーワーズちゃんが教えてくれた。
そんな強い相手。もしかして一緒にやったら、私ももっとシューキュー・ゲーム強くなれるかな? 
6022/5:2005/03/25(金) 12:36:11 ID:vAnTMwzZ
そんなことを思いながら帰りの道を歩いていると、
黄色地にチューリップ柄のワンピースの女の子に会った。
「ニホンちゃん」。ネーデルちゃんだ。

「あの!今度のシューキュー・ゲーム頑張ろうね。ニホンちゃんと、あんまり話したことないから…
これ、その。もし良かったらなんだけど。これから仲良くしたいから…」

そう言って、ネーデルちゃんは小さな箱を私にくれた。ウサギ模様の紙に包まれた、
かわいい小さな箱。「私が焼いたお菓子なんだけど…」何だろう?嬉しい。


「ただいま!これ、クラスの子に貰ったんだ!」ネーデルちゃんのくれたお菓子。私は、笑顔で、ママに渡した。
「パパが帰ったら、開けましょうね」。ママは嬉しそうだった。
6033/5:2005/03/25(金) 12:36:41 ID:vAnTMwzZ
夕食の時間が終わって、ママが「あぁ。そうそう、ニホンが貰った包みを開けましょう」
「ニホンは、お茶を入れてくれる?」と言いながら、包みを開けた。

でも、中身を見たとたん、ママの顔つきが変わった。「ニホン、これはまたにしましょう」
中身を覗き込んだパパも、眉をしかめた。何なんだろう。パパは私の肩を優しくつかんで、
目を見つめて言った。「ニホン、これはね、とっても美味しすぎるから子どもの成長には良くないんだよ。
ネーデルちゃんのお家に、パパが帰しに行ってくるよ」 パパの声は優しかったけどでも、目は真剣だった。
6044/5:2005/03/25(金) 12:40:39 ID:vAnTMwzZ
次の日学校に行くと、ネーデルちゃんの目は少し赤かった。「あのー…」ゴメンね。私、よく判らないんだけど、
「仲良くしたい」って言ってくれた子だもん。気になるよ。

ネーデルちゃんは言った。「ゴメンね。アタシ知らなかったの。代わりにこれあげるね」白くて丸いぬいぐるみ。
「仲良くしてね」赤い鼻をこすって、潤んだ目で私を見る。

「うん、勿論だよ!」
6055/5・ソースなど:2005/03/25(金) 12:41:28 ID:vAnTMwzZ
ソースです。

最上位陣に変動なし、日本18位、FIFA最新ランク
ttp://www.cnn.co.jp/sports/CNN200503240010.html

Wユース、日本は初戦オランダと
ttp://www.nikkansports.com/ns/soccer/japan/p-sc-tp3-050308-0002.html

大麻11キロ密輸でオランダ国籍の女2人逮捕
ttp://www.sankei.co.jp/news/050318/sha089.htm


オランダの擬人化は名前が出てただけだったので、勝手にキャラを作りましたが良かったのかな?

美味しすぎるお菓子=麻薬、丸くて白いぬいぐるみ=ミッフィーです。
ネーデルちゃんの衣装は、万博でミッフィーが着てるのと同じデザイン。

それぞれの項目の結びつけがかなり強引かな、とは思います。批判お待ちしてます。
606無銘仁 ◆uXEheIeILY :2005/03/25(金) 18:09:04 ID:OZYT/WRd
 「枢軸探偵社依頼壱〜下〜」

 朝の穏やかな陽光に、獨島の眼鏡が落ち着いた光を放っている。
「いずれは知れることだ。我々が見つからなかったと報告すれば、
依頼人は他の探偵を使う。悪徳業者に食われるおそれもある」
「じゃあ、知らせるんだね」
「ああ。しかしその前に――」
獨島は私にあることを耳打ちした。私にしかできないことだった。
それにしても、獨島の想像通りだとしたら、これはとんでもないことだ。
「わかった。ボクの腕前を見せてやるよ」
「うむ。ところで君は昨日、日ノ本君と『マカロニウエスタン』で
夕食をとっただろう」
私は舌打ちをした。尾行に気づかないほど浮かれていたとは。
「ふ、探偵のいろはを忘れていたな。相手が僕でよかったと思いたまえ。
そもそも尾行の基礎は自然な服装を……」
獨島の得意な演説を聞かされる前に、私は所長室から退散した。
 時間通りに任務を終えた私が事務所に戻ると、さくら君がひとりで
部屋中に散らばった書類を片付けているところだった。
「もうっ、伊田さん。毎日あれほど言ってるじゃないですか。
使ったらきちんと元の場所に戻してくださいよ」
「ごめんごめん。次から気をつけるよ。ところで、所長は」
「所長でしたら、今しがた急に出て行かれましたけど」
いつもこうだ。重要な最後の詰め――つまり一番面白い部分――は、
毎回必ず自分だけでやろうとする。私はいつも置いてけぼりだ。
もっとも、ついていったところで獨島にとっては足手まといだろう。
いつぞやさくら君も含め三人で行動したときなど、「次は伊田君を
外した方が良いのではないか」などと真顔で言われてしまったくらいだ。
「おっ、そうだ。さくら君、今晩の予定はどうなってるの」
「あ、あの、今晩は父の岳父のいとこのお通夜があって……」
どうやら、また一か月待つほかなさそうだ。
607無銘仁 ◆uXEheIeILY :2005/03/25(金) 18:15:20 ID:OZYT/WRd
 数日後の昼過ぎに、私たちは朝日奈氏を事務所へ呼び立てた。
褄子を見つけたので来てくださいと告げると、朝日奈氏は電話の向こうで
何度もお礼の言葉を繰り返した。二十分ほどして、朝日奈氏が息を
切らせながら事務所へ駆け込んできた。私はいつかしたのと同じように、
朝日奈氏を応接間へ通した。
「伊田君、こちらの方は」
「申し遅れました。私、当事務所の所長で獨島逸朗と申します」
一通り紹介が終わると、獨島は調査結果を包み隠さず報告した。
私も、調査の過程で知ったことは仔細漏らさず説明した。
 報告書を全て読み上げた獨島は、最後に突然厳しい口調になった。
「結果は以上の通りですが、先生を仁保さんと会わせることはできません」
「何を言い出すんだね君は。私が誰に会おうがどうしようが、
そんなことは私の勝手だ。君らに頼んだのは人探しだけだろう」
朝日奈氏はひどく興奮し、今までとは別人のようにいきり立っている。
だが、どんなに怒鳴られても獨島は微動だにしない。
「ひとつには先生の社会的地位を慮ってのことです。
しかしながら、本当の理由は先生の過去にあります」
過去、という語を聞いて、朝日奈氏の顔色がはっきり変わった。
「先生は青年時代、革命闘争に身を投じて当局に目をつけられ、
北野朝損に匿われた。正業に就いてからも関係は続いた――」
「なぜだ」という、絞り出すようなささやきが聞こえた。
「すみません。私が先生の娘さんから聞き出したんですよ」
私の謝罪を聞いて、朝日奈氏は力なく座り込んだ。
「そうか……では君らは、私と褄子の関係も知ってしまったのだね」
「ええ。あなたが褄子を、半ば身売りのようにして水商売に斡旋したこと。
その後、朝損の三男が褄子を見初めて結婚したことも」
「そして北野が、今になって私を脅迫してきたのだ」
608無銘仁 ◆uXEheIeILY :2005/03/25(金) 18:15:40 ID:OZYT/WRd
 つまり、獨島が私を出し抜いて調べていたのはこのことだった。
「なるほど。それで我々に褄子を探させ、口を封じようと考えたんですね」
「いや、良心がうずいていたからだ。土下座してわびようと思ったのだ」
朝日奈氏は全てを語ってくれた。朝損は裏の顔を隠していたこと、
まともな仕事を斡旋してやると言ってきたこと、金銭だけでなく娘を朝損の
孫と婚約させるよう要求されていたこと。
「私が日ノ本興業と国の癒着を追求していたことは知っているだろう。
社長の日ノ本明治は『王国』と呼ばれるワンマン体制を築いていた。
だが、北野は日ノ本以上に政治家と裏のつながりがあった」
それどころか、北野は私を犯罪にまで巻き込んでいた――
そう言って朝日奈氏は顔を伏せた。すると獨島が追い討ちをかけた。
「要するに、そのような事実が明るみに出ることを恐れていたと。
やはり先生は、口封じを目的に依頼されたのですね」
朝日奈氏は何も答えなかった。代わりに、沈黙を守っていたさくら君が
おずおずと申し出たことには、さすがの私も驚いた。
「あの、でも、わたしは朝日奈先生を信じます」
「えっ。だけどさ、さくら君。先生は身売りをさせたような人だよ」
さくら君は私の疑問には答えず、朝日奈氏の目を静かに見つめた。
「先生のなさったことはもう時効です。でも、褄子さんのためを思うなら
自首してください。朝損は今でも悪事を繰り返しているのでしょう。
先生が全てを話せば、新たな犠牲者を出すこともありませんわ」
朝日奈氏は無言のまま、一度だけ大きくうなずいた。
 あれから一週間が過ぎ、大学教授の黒い交際関係を報じる記事も
いくぶん少なめになってきた。警察の協力要請がうちにも来たため、
獨島は連日事情聴取を受けねばならず、その間は私とさくら君が
休日返上でフル稼働するはめになった。そんなある日の会話――
「ところで先生が批判していた日ノ本興業って、さくら君の親戚かい」
「あう、えっと、ち、違います。絶対に関係ないんです」(完)
609無銘仁 ◆uXEheIeILY :2005/03/25(金) 18:17:48 ID:lTrnuWZc
 つまり、獨島が私を出し抜いて調べていたのはこのことだった。
「なるほど。それで我々に褄子を探させ、口を封じようと考えたんですね」
「いや、良心がうずいていたからだ。土下座してわびようと思ったのだ」
朝日奈氏は全てを語ってくれた。朝損は裏の顔を隠していたこと、
まともな仕事を斡旋してやると言ってきたこと、金銭だけでなく娘を朝損の
孫と婚約させるよう要求されていたこと。
「私が日ノ本興業と国の癒着を追求していたことは知っているだろう。
社長の日ノ本明治は『王国』と呼ばれるワンマン体制を築いていた。
だが、北野は日ノ本以上に政治家と裏のつながりがあった」
それどころか、北野は私を犯罪にまで巻き込んでいた――
そう言って朝日奈氏は顔を伏せた。すると獨島が追い討ちをかけた。
「要するに、そのような事実が明るみに出ることを恐れていたと。
やはり先生は、口封じを目的に依頼されたのですね」
朝日奈氏は何も答えなかった。代わりに、沈黙を守っていたさくら君が
おずおずと申し出たことには、さすがの私も驚いた。
「あの、でも、わたしは朝日奈先生を信じます」
「えっ。だけどさ、さくら君。先生は身売りをさせたような人だよ」
さくら君は私の疑問には答えず、朝日奈氏の目を静かに見つめた。
「先生のなさったことはもう時効です。でも、褄子さんのためを思うなら
自首してください。朝損は今でも悪事を繰り返しているのでしょう。
先生が全てを話せば、新たな犠牲者を出すこともありませんわ」
朝日奈氏は無言のまま、一度だけ大きくうなずいた。
 あれから一週間が過ぎ、大学教授の黒い交際関係を報じる記事も
いくぶん少なめになってきた。警察の協力要請がうちにも来たため、
獨島は連日事情聴取を受けねばならず、その間は私とさくら君が
休日返上でフル稼働するはめになった。そんなある日の会話――
「ところで先生が批判していた日ノ本興業って、さくら君の親戚かい」
「あう、えっと、ち、違います。絶対に関係ないんです」(完)
610マンセー名無しさん:2005/03/25(金) 22:31:49 ID:5ulJK6mW
611マンセー名無しさん:2005/03/25(金) 23:39:30 ID:wOROkTg0
>>601-605
ほのぼのしてて、なんかイイな、これ。
612601-605:2005/03/26(土) 00:16:08 ID:ERLzNz31
>610
検索が足りなかったようです。しかも、女の子じゃなく、男の子だったんですね。

リンク先を見せていただいたんですが、インドネシアちゃんの服破いてたり、お母さんが訛ってたり、
設定多数キャラだったんですね。申し訳ない。


>611
お褒めいただいて有難う。
613有名希望の名無しさん ◆bdZTsAVBWc :2005/03/26(土) 21:02:39 ID:KqT012IU
不連続ドラマ801「ニホンちゃん?」
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1111834077/

こんなのがあった(w
614マンセー名無しさん:2005/03/26(土) 21:12:31 ID:1HDjz5t8
ウヨ君ばっかりかっこよすぎです。
サヨックをもう少し、ほんの欠片でもいいのでかっこよくしてください。
夢オチでもいいんで。

それが無理ならウヨ君を徹底的にクールにしちゃって下さい。
アメリーを強襲する位に
615マンセー名無しさん:2005/03/26(土) 23:41:49 ID:pg2ANP1p
ttp://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050326i305.htm

お願いします!(ワクテカ
616目次240:2005/03/27(日) 20:11:54 ID:CkJDD1i7
第2188話〜第2194話
>>574-575

第2195話「どう仕様も無い」
>>576-577
第2196話「カンコの異常な愛情
−または如何にしてウリは悩むのを止めニホンにねだるようになったか−」
>>580-583 ( >>584 解説)
第2197話「やっぱカンコよりニホンちゃんじゃん?」
>>594
第2198話「外務省謹製 どきどきニホンちゃんゲーム」
>>597
617目次240:2005/03/27(日) 20:12:37 ID:CkJDD1i7
第2199話「ネーデルちゃん」
>>601-604 ( >>605 解説)
第2200話「枢軸探偵社依頼壱〜下〜」
>>606-609
618マンセー名無しさん:2005/03/27(日) 21:47:03 ID:losCq8dl
第2196話って、ニホンちゃん史上最も長いタイトルの作品になるんじゃない?
619D-13@小判ザメ:2005/03/27(日) 22:42:16 ID:gKGuSu/1
>>618
本スレでは同率首位(バイト数換算)ですが、他のスレも含めると3番目でした。
トップ5は次の通り。

(1)βスレ44話 作:ナナッシィ
「浮かれポンチな世俗的風習から隔離された生活を送り続けている事に対する腹立ち紛れに無理矢理バレンタインに掛けた小ネタを書き殴ってみるテスト」

(2)βスレ42話 作:更科うどん
「或る日のおす饅堂 −またはトル子は如何にして絶望するのを止めてユーロ町の一員になるのか−」

(3)本スレ2196話 作:どぜう
「カンコの異常な愛情 −または如何にしてウリは悩むのを止めニホンにねだるようになったか−」

(3)本スレ1544話 作:machina
「ニホンは金魚のフン! ニホンは金魚のフン! アメリーの尻を追いかけるエッチなお子様ニダ!」

(5)本スレ1195話 作:XSF
「夏休みのとある一日 シシローおじさんキッチョムくんの家に行く(かもしれない)」
620618:2005/03/27(日) 23:11:01 ID:losCq8dl
>>619
有難う、さっそく全部読んでみます!
1位のβスレ44話、何か物凄いタイトルだ・・・
621D-13@小判ザメ:2005/03/27(日) 23:33:07 ID:gKGuSu/1
>>616-617
乙であります。ところで、ttp://nihonchanjiten.at.infoseek.co.jp/2101-2200.html の次の個所は 2178、2179話とあるべき番号が2218、2219話になってますたので修正をお願いしまつ。

>>第2218話:放置=ウィン
>>第2219話:放置=ウィン
622目次製作者:2005/03/28(月) 01:32:08 ID:djzzG/hB
>>621
ご指摘ありがとうございます。修正しました。
623あさぎり ◆WOaKOSQONw :2005/03/28(月) 01:36:11 ID:B39SpXwt
『カルシウムとビタミンって大事です』

 とある日曜日、今日も私はお母さんを手伝って夕ご飯の準備でした。お母さんの言いつけで
手伝いはするけど、時々面倒になるのは仕方ないよね…でもお母さん、結婚して仕事しながら
ずっとご飯の支度やってるから、面倒だとか他に予定あるとか言えないんだよなー…

「あら懐かしい。さくらー、ちょっと見て見て。」
「なあに、お母さん。」
「ほらこれ、なんだかわかる?」
 お母さんはそう言うと古びた大学ノートを嬉しそうに私に渡した。
 渡されたノートをぱらぱらめくると、懐かしいおばあちゃんの字が丁寧に書き込まれて
いた。
「お、これもしかして料理レシピってやつ?」
「そうよ。お母さんがお嫁に来たときにおばあちゃんがくれたの。お父さんやおじいちゃん
の好きなメニューとか、きちんとわかりやすく書いてくれてたのよ。実はお母さんね、昔は
あまり料理好きじゃなかったのよ。お母さんも仕事してるじゃない?あまり大事に考えて
なかったのよねー、自分で料理作るって。」
 そういって懐かしそうな顔をするお母さん。巷でよく聞く嫁姑のカクシツとかうちには
なかったのかなあ?と考えてたらお母さんの表情が変わった。
「忘れもしないわ…ここに来て一週間たって、おばあちゃんの部屋に呼び出されて、料理
きちんと作りなさい、朝ごはんちゃんと食べなさいって5時間延々説教されたのよね。」
「あ…はは…そうなんだ…」
「さいしょは優しそうな人だったから気づかなかったんだけど、おばあちゃん凄く頑固な
人でね…できあいや店屋物でお茶を濁すの絶対に許さない人だったのよね…」
 おかあさん、言葉にとげがありますです。
624あさぎり ◆WOaKOSQONw :2005/03/28(月) 01:36:48 ID:B39SpXwt
「ま、でもそれからあなたが生まれるまで延々台所で朝昼晩ちゃんと作ったのよお母さん。
おかげで料理好きになったけどね。」
「おばあちゃん…キライになったりしなかった?」
「んー、最初は喧嘩したりもしたんだけど…」
「したんだけど…?」
「喧嘩にならないんだもん。おばあちゃんじっと黙って聞くだけで、お母さんが包丁持つまで
テコでも動かないし…」
「うわぁ…」
 あのおじいちゃんもおばあちゃんには頭が上がらなかったって聞いたことあるけど、それは
こういう事だったんだ。
「いつも根負けするのはお母さんだったよ。でもおばあちゃんの言ってる事は正しかったからなあ。
『家族がおいしいものを食べるのは幸せなことですよ』ってずっと言ってたから。今は
おばあちゃんの言う事よくわかる。お父さんやさくらや武士がおいしそうにご飯食べてたら
やっぱり嬉しいからね。」
「えへへ。」
 確かに。お母さんは料理上手だけど、そうなるまで色々あったんだなあ。私も頑張らないとなあ。
武士にラーメン作るだけじゃなく、もっと、いろいろこう…
「で、さくら。あなた最近朝ごはん抜きで学校行ってるけど、明日からは少し早く起きてちゃんと
朝ごはん食べなさいね。あと朝ごはん作るお手伝いしてくれると嬉しいんだけどなあ…」
「……はぁい…」
 あはは…お母さんにおばあちゃんがした事は、つまり私にもお母さんから同じことをされる
のもよくある話…だよなあ…ふぇぇぇぇ

おしまい
 
625あさぎり ◆WOaKOSQONw :2005/03/28(月) 01:38:00 ID:B39SpXwt
□解説・起源・缶詰工場
※ 今回は陸軍糧秣宇品支廠のお話をば。糧秣とは兵隊さんの食料と軍馬の秣のことですね。ええ、
このSS書くに当たってはじめて知った事ですハイw
宇品支廠では主に魚と牛肉の缶詰作ってたそうです。ただ魚缶は外注で、牛缶を製造して戦地に
送り出していたそうで。今この建物は広島市の郷土資料館としてきれいに保存されています。
お約束の被爆当時の被害部分の保存もぬかりなくしてます。
※ そして意外な起源もはじめて知りました。ポテトチップで同じみのカルビー、広島の企業
だったんですねえw 戦後民間払い下げになったこの施設をカルビーが使用。かっぱえびせんで
大当たり。地元民なのにシラナカターヨ_| ̄|○

□レンガ色のソース
建物関連
↓軍都・廣島関連施設等を訪ねて・・・
ttp://yutaka901.web.infoseek.co.jp/page7b.html
 旧・陸軍糧秣廠宇品支廠
 ttp://yutaka901.web.infoseek.co.jp/page7xab.html

んで、戦後そこで操業していた企業調べたら…何とカルビーですたw
↓COMZINE内
ttp://www.nttcom.co.jp/comzine/new/nihongo/index2.html
 ニッポンロングセラー考 他も大変勉強になります。
 ttp://www.nttcom.co.jp/comzine/no010/long_seller/index.html
↓おまけ
かっぱえびせんアドベンチャー
http://www.kappaebisen.com/top.html
6261/3 ◆gnIqJ0arHI :2005/03/28(月) 07:03:08 ID:gKpHS2Md
〜結婚?〜

「このバカンコー!あたしのニホンちゃんに触るなー!」
(ドゲシッ!)「アイゴー!」
ニホンちゃんにちょっかいを出したカンコ君がタイワンさんに吹き飛ばされている。

(あははタイワンさん、「あたしの」って女同士じゃ結婚出来ないっすよ。)
いつもの風物詩を見つつそんな事を思ったウヨ君、その時ハタと気づいた。
姉さんの結婚相手・・・

そういえば家が合わさるってどうなんだろう?
昔のEU町は多かったらしい、エリザベスさんの所はフランソワーズさんの所と関係があったみたいだし、カナディアンさんの所も両方と繋がりがあるって聞いた事がある。
でも最近のEU町では、家が分かれる事はあるけどくっ付くことは無いみたい。
アメリー家も、確か今までアジア町関係者はいなかった筈だ、あそこは町に拘る所もけっこうあった様な気もする。
6272/3 ◆gnIqJ0arHI :2005/03/28(月) 07:03:31 ID:gKpHS2Md
そうなるとアジア町か。
家の都合で時たま方々から嫁を取っていたチューゴの所は姉さんを連れて行くかもしれない、危険だな。
危険と言えばカンコ・・・は想像したくも無い、それにあそこの両親もカンコ関係だし。
もしチューゴやカンコと、って事になったら俺が切り捨てて姉さんを逃がそう。

そういえば父さんと母さんはヒノモトの関係だよな・・・俺と姉さん?!
いや、『実の姉』、『実の姉』なんだっ!
でももし「血のつながっていない・・・」とか「実は遠縁の・・・」とかだったら?!・・・
『血のつながっていない麗しい実の姉』『実は遠縁の美しい実の姉』・・・姉サンハァハァ・・・

・・・いやいやいやいや、いかんいかんいかん何を考えている俺!
こんな時は何か難しい事、そうだ戦陣訓をブツブツブツ・・・
6283/3 ◆gnIqJ0arHI :2005/03/28(月) 07:04:04 ID:gKpHS2Md

「武士、大丈夫?顔が赤いよ?」
様子が変なウヨ君を覗きこむニホンちゃん、ウヨ君へ迫るニホンちゃんの顔。

「うわぁ$#"pb☆cG(i%&$&"ft※vg」
「ぶつぶつ言ってどうしたの?」

「おおお俺、用事を思い出したから!」
そう言って全力ダッシュで走り去るウヨ君。

「変な子ねぇ、どうしたのかしら?」
そうニホンちゃんに聞かれても、「?」と肩をすくめるタイワンちゃんであった。


しばらくウヨ君は、ニホンちゃんとまともに顔を合わせる事が出来なくなったそうな。
629 ◆gnIqJ0arHI :2005/03/28(月) 07:26:54 ID:gKpHS2Md
解説
ソース記事は特にありませんが、一応、各国の成り立ちや、王室や支配層の様子などを参考としています。
日本の、特に中世以降の民族や王室の出入りの極めて少ない所をウヨ君の想像に繋げたりしています。
ヨーロッパ各国の王室は結構血縁があります、中国は中華文明のアイデンティティを残しつつも結構出入りがありました。
アメリカの支配層は人種混合は進んでいる物の、中心はまだ基本的にWASPです。

朝鮮は中国による支配と臣従は長かった物の、民族的占拠による支配や同化は意外と少ない地域でした。
そう言う意味では・・・チョゴリちゃんけっこう危険かも。
630マンセー名無しさん:2005/03/28(月) 07:33:47 ID:kn8CNssS
ウヨ君はタイワンちゃんハァハァだった気がするニダ
631マンセー名無しさん:2005/03/28(月) 10:25:11 ID:A/vV7A4x
>>626-628
姉萌えウヨくん、ちょっと可愛いなぁ。
632マンセー名無しさん:2005/03/28(月) 20:48:18 ID:r/5wAWGC
>>625
なぜ「かっぱ」えびせんなのか…長年の謎が、やっと解けました。
633 ◆gnIqJ0arHI :2005/03/28(月) 20:53:54 ID:fWVKBIJI
>>630,631
ウヨ君の姉ハァハァは、 『屋根の上のニホンちゃん Reroaded』 がきっかけです。
ウヨ君がニホンちゃんにおこしたた劣情を収めるマジカルワードが『実の姉』と頭で唱える事とだったので、
実の姉じゃなきゃファイナルフュージョン承認なのかしらん?と思ったわけです。

設定上とかでまずければ、ウヨ君の、ハッサクの様な甘酸っぱくほろ苦い思い出として心のおしゃれ小箱にしまってあげて下さい。
634マンセー名無しさん:2005/03/29(火) 15:05:27 ID:psQGgUD5
<丶`∀´>謝罪と補償を要求ニダ






635マンセー名無しさん:2005/03/30(水) 00:25:12 ID:10OfFqE2
最近のイギリス絡みの国際情勢的ニュースソース投下キボンヌ。
イラク増派は既出だった気がするので出来ればそれ以外があれば。
636マンセー名無しさん:2005/03/30(水) 01:26:13 ID:hLZl/E87
【国政】千葉県選挙の話題part3【首長】
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/giin/1110726993/261-

訪朝4回の堂本知事が再選された千葉の上記スレで
在日参政権推進派の堂本支持者&ホロン部が2〜3名で破壊工作を行なっています!
ハン板の参政権スレに再三誘導しても出てきません。

みなさん助力をおながいします!
637Sereno Boy:2005/03/31(木) 16:36:02 ID:ApQ3oa0z
ウヨ君とアーリアちゃん

ぽかぽかと暖かい早春の昼下がり、ニホンちゃんは、タイワンちゃんと縁側でくつろいでいました。
「ふああああ、あったかーい。春だよね〜、タイワンちゃん。もうすぐ桜の季節だね〜」
「うん。おかげで昼間っから眠くて眠くて・・・」
「だめだよ、タイワンちゃん。あったかいからってボーっとしていると、またチューゴ君に唇を奪われるよ」
「にっ、ニホンちゃん!!!」
 おやおや。珍しくニホンちゃんがタイワンちゃんをからかっていますね。タイワンちゃん、顔が、ゆでたこのように真っ赤になってしまいましたよ。
「あ、あんなやつ・・・、無理やり手出してきたら、ただじゃおかないから!!」
ホワイトデーの一件以来、チューゴ君はますますタイワンちゃんに熱烈なアプローチを仕掛けてくるようになりました。タイワンちゃんも、大変ですね。
『できれば今すぐにでもチューゴと袂を分かちたい。でも、それはできないよね・・・。やっぱり現状維持かな。もしかしたらチューゴのやつに、このまま流されちゃうかも・・・。いや、だめだだめだ。ここであきらめちゃ!』
タイワンちゃん、自分に言い聞かせます。
「もうすぐ学校も始まるし、またみんなに会えるね!」
「うん。でも来年度も、絶対チューゴとは付き合わないからね!」
そうそう、その意気です。タイワンちゃん。今はチューゴ君も、花火保有宣言をしたキッチョム君
を6家族会談に復帰させようと
躍起になっていますしね。
638Sereno Boy:2005/03/31(木) 16:37:58 ID:ApQ3oa0z
ピンポーン

「はーい!」
ニホンちゃんが、玄関のほうに向かいます。ガラガラ、玄関を開けると、そこには涙を浮かべながらたたずんでいる二人の可憐な少女の姿がありました。
「ちょ、チョゴリちゃん、ラスカちゃん、一体どうしたの?」
二人とも、悲壮な表情を浮かべています。これはただごとではありません。様子を見に来たタイワンちゃんも驚いています。
「ニホンおねえちゃんに、聞きたいことがあって・・・」
「と、とりあえず中へどうぞ・・・」
ニホンちゃん。二人をリビングに案内します。

「さ、フレッシュジュースをどうぞ。絞りたてだからおいしいよ。これはハーブ入りのクッキーだよ」
ニホンちゃん、ふたりを励まそうと、とびっきりの笑顔とおいしいおやつで二人をもてなします。
「ありがとうございます・・・」
「さあさあ、二人とも。いつまでもしょぼくれてないで、飲んだ、食べた!」
タイワンちゃんも二人を励まします。でも、一体どうしたのでしょうか?チョゴリちゃんとラスカちゃん。
639Sereno Boy:2005/03/31(木) 16:39:00 ID:ApQ3oa0z
「ニホンちゃん、窓開けてもいい?ちょっと暑くてさ・・・」
「あ、もちろん。でもちょっと風強いかな・・・」
「あー、いい風、ひんやりしてきもちいい〜」
あれから10分、二人は黙ったままです。
「あ、あの、チョゴリちゃん、話してくれないと分からないんだけれど・・・」
ニホンちゃん、チョゴリちゃんの顔を覗き込んで尋ねます。ラスカちゃんに至っては、今にも泣き出しそうです。
「・・・・ウヨ君は、アーリアさんと付き合っているニカ?」
「ぶっ」
タイワンちゃん、思わず口にしていたジュースを吹きだしてしまいました。
「げほっ、げほっ」
「だ、大丈夫?タイワンちゃん?」
あわててタオルを持ってきたニホンちゃん。タイワンちゃんの背中をさすります。
「あ、ありがとう・・・・っていうか、チョゴリちゃん、それ何の冗談なの?」
「冗談なんかじゃありません!」
ラスカちゃんが、耐えかねたように声を上げました。同時に、美しい瞳から堰を切ったように涙があふれ出てきます。
「わたしたち、見たんです。さっきアーリアさんとウヨ君が、肩を組んで歩いているのを・・・」
「ちょ、ちょっと泣かないで・・」
「ふぇ・・・ひっく・・・ニホンおねえちあゃん・・・・ふえぇぇぇぇん〜〜〜」
「ね、ねえラスカちゃん、それ本当の話?」
「一体どこで?あのアーリアがウヨ君とねえ?信じられない」
640Sereno Boy:2005/03/31(木) 16:39:37 ID:ApQ3oa0z
チョゴリちゃんとラスカちゃんは、菜の花がきれいなことで有名な、隣町の公園まで遊びにいっていたらしいのですが、その帰り道、偶然アーリアちゃんとウヨ君が肩を組んで歩いているのを見たというのです。
「武士・・・たしか今日は隣町までジョギングに行くって言っていたかな・・・天気がいいからって」
「そう言っておきながら、実はアーリアとデートだったってわけだね・・・あのガキ、堅そうに見えて案外やることやってるのね」
「やっぱりそうだったニカね・・・、ウヨ君・・・どうして・・・あんまりニダ・・・」
「ふえぇぇぇぇん〜〜ウヨ君〜〜だから・・・ひっく・・バレンタインのとき・・・ひっく・・・私にとぼけていたんだ〜〜」
「ふ、二人とも・・・。わかった。今日武士に確認しておくから、ね?泣かないで・・・・」
どうにか二人を落ち着かせて、玄関先まで送ります。
「ニホンさん、今日は済みませんでした・・。」
「いいのよ、チョゴリちゃん、気をつけて帰ってね」
「ひっく、ひっく」
ラスカちゃん、まだ泣き止みません。
「ほら、ラスカ、かえるニダ」

ニホンちゃんとタイワンちゃん、ソファーに倒れこみます。
「はああああ、くたびれた。でも、本当かなあ?チョゴリちゃんたちの話・・・」
「ウヨ君め・・・お仕置きが必要のようだね」
「ちょ、ちょっと、タイワンちゃん・・・」
タイワンちゃんの物騒な物言いに、ニホンちゃんおろおろするばかりです。
641Sereno Boy:2005/03/31(木) 16:40:33 ID:ApQ3oa0z
その頃、ニホンちゃんの家の前では・・・・
「アーリアさん、今日は本当にありがとうございました」
「例には及ばん、ウヨ。じゃあな」
「ではまた。あと、さっきは失礼なことを言って申し訳ありませんでした」
「気にするな、いずれ皆に認められる日が来るさ、お前の言うとおりにな」
「そうですね、いつまでもこそこそしているなんておかしいですものね」
「・・・いつか、きっと・・・」
「はい・・・・」

「るん、ただいま〜、ってええええええ」
ウヨ君が一歩玄関に足を踏み入れると、そこには阿修羅がいました・・・・タイワンちゃんです。
「ウーヨーくーんー。ずいぶんアーリアと仲がいいのね〜〜。いちゃいちゃするならよそでやってくれない?」
「あ、あの、タイワンさん。一体何を・・・・?」
ウヨ君、タイワンちゃんににらまれて、一気に凍りつきます。
「女の子ふたりも泣かせておいて、とぼける気?ウヨ君、見損なったよ。男だったらなんではっきり二人に言わなかったんだい?」
た、タイワンちゃん・・ちょっとキャラ変わってませんか?(いや、こんなもんか・・・)
「だ、だから何を・・・・」
「問答無用!奥義だけで行くよ、覚悟!!」
「どわ〜〜〜」

「ごめん〜!ウヨ君!許して、このとおりっ」
タイワンちゃん、さっきからずっとウヨ君に手をあわせて謝っています。
「ひどいですよ、タイワンさん。いきなり・・・三途の川が見えましたよ」
ウヨ君、ご機嫌斜めです。当然ですが。
「でも、武士が走って足を痛めるなんてね」
ニホンちゃん、くすくす笑いながら、ウヨ君の右足にシップをはっています。
「しかたないだろ。外が暖かくなったから、つい張り切りすぎちゃったんだよ」
そう、隣町まで走りに行ったウヨ君。帰り道で足を痛めてしまったのです。
642Sereno Boy:2005/03/31(木) 16:41:49 ID:ApQ3oa0z

「いたたた・・・・思ったように歩けないな・・・・」
足を引きずりながら歩いているウヨ君、そこに同じくジョギングをしていたアーリアちゃんが通りかかります。
「おや、ニホンところのウヨか?どうした?」
「あ、アーリアさん」
「捻挫でもしたのか?」
「いえ、ちょっと走って足を痛めてしまっただけです・・・」
「そうか、肩を貸す、家まで送ろう」
「い、いえ大丈夫ですよ!自分で帰れますから」
「そんな風に足をひきずってか?つべこべ言うな、ほら」
「は、はあ・・・」

「へー、アーリアちゃんらしいね。今度お礼を言っておかなくちゃ」
ニホンちゃん、アーリアちゃんが大切な弟を助けてくれたことをとても喜んでいます。
「ん〜でもなんかおかしいな?」
タイワンちゃんが口を挟みます。
「さっき、玄関先で話していた会話、みんなに認められるとか何とか・・・・」
「き、聞いていたんですか?えっと、あの、それは・・・」
あれ?ウヨ君しどろもどろになってしまいましたよ?
「ウヨ君〜〜何を隠しているのかな〜〜?お姉さんに、はくじょうしてごらんなさい〜〜」
「な、なんでもないですよ!!!」
「いいのかな〜、そんなこと言って、この前、ラスカちゃんと一緒に寝ていたかわい−い写真、学校でばら撒いちゃおっかな〜」
小悪魔タイワンちゃんの背中に、黒い翼が生えています。ウヨ君、顔が真っ青です。
「な、なんてことを・・・分かりました!白状します!」
643Sereno Boy:2005/03/31(木) 16:42:21 ID:ApQ3oa0z
「「ホロコースト?」」
「・・・そうです・・・」
ウヨ君、顔をうつむけて、いかにも気まずそうに話はじめました。
「ど、どういうこと?」
「実は・・・・」

「ところでウヨ、これをお前にやろう。ニホンと一緒に見に行くといい」
「・・・・なんですか、これ?」
「ナチスのホロコーストをテーマにした芝居のチケットだ、今度、アメリーの家でやるらしい」
「ちょ、ちょっと待ってください。何でそんな芝居をアーリアさんが薦めるんですか?」
「それが我がゲルマン家だ。過去を直視しなければ未来は切り開けないぞ」
アーリアちゃんの話では、ゲルマン家では幼い頃からホロコーストに関する教育を受けてきたそうです。
それだけでなく、アーリアちゃんは今、ホロコーストにあった少女の小説を読んでいるというのです。
「ホロコーストなんて、本当に信じているんですか?アーリアさん?」
「ふざけたことを言うな!ヒノモト家ではホロコーストを否定しているのか?」
ゲルマン家の家憲(家の法律)では、ホロコーストを否定することは犯罪です。
でもウヨ君、そのゲルマン家のやり方に関して、以前から疑問を持っていたのでした。
「ナッチ会が、ユダヤ人絶滅計画なんて立てるはずがない。命令書すら存在しないのに・・・、
第一歴史の見直しすら家憲で禁じられているなんて絶対間違っています!」
「むう・・・」
644Sereno Boy:2005/03/31(木) 16:43:36 ID:ApQ3oa0z


「ちょ、ちょっと、ウヨ君?あんたホロコースト信じていないの?」
「・・・・はい」
「た、武士、いくらなんでもそれは・・・」
「同じなんですよ」
「「へ?」」
「だから、紫苑さんは、カンコやチューゴと同じなんですよ!」
「あ・・・・」
つまり、ウヨ君が言うには、ゲルマンの家憲で歴史資料の見直しさえ禁じられているというのはおかしいというのです。
「ニッテイおじいちゃんがカンコ家の女の人に無理やりいやらしいことをしたって言っても、証拠がなければどうしようもない。でも、ゲルマン家では、
ガス室はなかった、ホロコーストはなかったといっただけで座敷牢に放り込まれるんだ。まるで大昔のユーロ町の魔女裁判だよ」
「むぅーーー。でもさ、有名な話じゃない。600万人のユダヤ人がユーロ町中で殺されたって・・」
「じゃあ、タイワンさんは、ニッテイおじいちゃんがチューゴ家で30万人殺したって信じてるんですか・・?」
「いや、ニッテイさんがそんなことするはずないよ。うちの恩人だもの。第一、何一つ証拠がないじゃない」
「そう、ホロコーストもです。でも、アーリアさんは、ゲルマン家で、タイワンさんのような発言をすることはできません。そんなことをすれば座敷牢に入れられてしまいます。
ホロコーストに関する証拠があるなら、どうして家憲で歴史資料の見直しすら禁止しているんですか?おかしいでしょう?」
「武士・・・、そんなことをアーリアちゃんに言ったの、あんたは・・・」
「はい・・・・。助けてもらっておいて、馬鹿なことを言ってしまったなって・・・。だから言いたくなかったんだよ!」
ニホンちゃんとタイワンちゃんは納得した。
645Sereno Boy:2005/03/31(木) 16:44:16 ID:ApQ3oa0z
「でもなんか悲しくなっちゃって・・・。やってもいない罪で、紫苑さんがアメリーまで巻き込んでゲルマン家を追い詰めている。しかもゲルマン家は反論すらできないんだ・・・。アーリアさんが自分から
ホロコーストの芝居を姉さんと見に行けと言うなんて・・・」
ニホンちゃんはウヨ君の気持ちが痛いほど分かった。もしもカンコ君とチューゴ君たちの主張するニッテイおじいちゃんの「犯罪」を、否定することさえ罪になってしまうとしたら・・・。
「たとえ将来、座敷牢に放り込まれることになるとしても、俺は姉さんとニッテイおじいちゃんの名誉を守る!」
ウヨ君は、澄んだ瞳でニホンちゃんを見据えながら、そう言い切りました。
「んんん〜〜〜。えらいっ、ウヨ君!」
タイワンちゃん、ウヨ君の背中をバシバシたたきながら言いました。
「た、タイワンさん?」
「よく言った!それでこそ男だ!カンコやチューゴなんかに負けるな!」
「はい、僕は姉さんを決死の覚悟で守ります!」
「よし!今日は飲むわよ〜」
「はい!」
「って、ちょっとタイワンちゃん、飲むって・・・」
「よし、ウヨ君!今日からあたしたちは義兄弟だ!杯交わそう!これからも、わたしたちのニホンちゃんをカンコやチューゴには指一本触れさせないよ〜」
「はい、タイワン姉さん!」
「ちょっと二人とも〜、話聞いてよ〜」
「「きっさまーとおーれとは、どうきのさーくーらー」」
「ちょっと〜、おいていかないで〜」
こうしウヨ君とタイワンちゃんは、アジア町の繁華街で繰り出していったのでした(おい)

おしまい
646Sereno Boy:2005/03/31(木) 16:44:41 ID:ApQ3oa0z

おまけ
「全くもう・・・。でもホロコーストはなかったなんて、考えもしなかったな・・・。今度調べてみよっと。」
「そういえば、チョゴリちゃんとラスカちゃん、大丈夫かな?」
つづく・・・・かな?
647Sereno Boy:2005/03/31(木) 17:04:14 ID:ApQ3oa0z
ハングル板の皆様。はじめまして。Sereno Boyと申します。
3日前にはじめてニホンちゃんの存在を知りましたが、
あまりの面白さに寝るのも忘れて読み進めてしまいました。
厚かましいとは思いつつも、投稿させていただきました。
今回のエピソード、ご批判も多々あるとは思います。
実は昨日、アメリカの大学で実際に経験したことです。
未熟者ではございますが、ご指導いただければ幸いです。
648マンセー名無しさん:2005/03/31(木) 17:41:57 ID:sf2OjG/g
朝鮮民族とユダヤ民族は「過去の迫害(あったとして)を政治利用」って点では一緒だからな。
でも疑惑がだんだん深まってきてる。日本のネットでは朝鮮の迫害はすでに二信八疑ぐらいだけど
ユダヤのホロコーストもネットが普及すればするほど論議の対象になるだろ。
649マンセー名無しさん:2005/03/31(木) 18:40:47 ID:3VqMDJjI
>>Sereno Boyさん
エクセレント!!

>>648
>ユダヤのホロコーストもネットが普及すればするほど論議の対象になるだろ。
漏れの脳内では、中国、朝鮮と並んで捏造100%確定でつ。
650マンセー名無しさん:2005/03/31(木) 19:15:45 ID:sf2OjG/g
そういう結論になるから論議を封じ込めてたんだろうねえ…
もはやネットを規制するしかない出来るかな?
10年先には紫苑ちゃんの作品内位置付けはどうなってる事やら。
(とんでもない弾圧者になってるかその逆か。)
651マンセー名無しさん:2005/03/31(木) 22:37:55 ID:OBceybWD
イイ(・∀・)!!
自分でソースを探させる気になる作品ですね。
>昨日アメリカの大学で実際に経験したこと
すげぇワールドワイドなニホンちゃんです。
652puku:2005/03/31(木) 23:15:42 ID:qFSTnhVm
反駁論破の簡単にな相手っと9もんだにでよかったちいももいますじょ。>虐殺でんせつ
ナチの行為はもいう何がうそであやっか本当だかめどいですにゃ。けんしょう。
..............つかまじまっともなえ資料がみつかれん。。。。。。。ゆであの言うのを補強してげよっとしてさえも。
ああふのっとにのどかでよい。さん馬鹿レベルは。
653マンセー名無しさん:2005/03/31(木) 23:19:08 ID:7F2yKeME
>>652
他人に読んでもらいたかったらまともな日本語で書け。

我流にカスタマイズしたマイ言語の解読を他者に強いるんじゃない。
654にょき ◆gnIqJ0arHI :皇紀2665/04/01(金) 00:27:40 ID:rlY0B7Jm
たたかいのお約束

それはみんなでシューキューで遊んでいる時の事であった、
ゲルマッハ君に負けたカンコ君が腹いせにうっかり言ってしまったのです。
「ヒトラーの子孫の癖に生意気ニダ」
更に、ニホンちゃんにする調子でブンブン振っていた手がゲルマッハ君の顔に当たってしまいました。

その時周辺の空気が凍りついた、みんなに緊張が走ります。

ゆら〜りと立ち上がるゲルマッハ君、それを見て、
「ウリナラは戦勝家ニダ」
カンコ君は虚勢を張ります、が、
「敗戦家は謝罪と賠し・・・アウアウ・・・」

罵倒や威嚇をされたのならまだ良かったでしょう、
しかしその時のゲルマッハ君の顔からは、
乏しい感情の中からも出ていた自制、憐憫、侮蔑、嘲笑といった人間らしい雰囲気が消えて行き、
その目はまるで獲物を捕食する肉食昆虫の如き輝きと化していた。
本能だけは人並み以上のカンコ君ですが、
逆にそれが災いし恐怖の余りすくみ上がってしまいました。
655にょき ◆gnIqJ0arHI :皇紀2665/04/01(金) 00:28:15 ID:rlY0B7Jm
その時アーリアちゃんが言いました。
「兄上が戦闘体制に入った、みんな下がっていろ」
「どうしてわかるの?」
日本ちゃんがおびえながら聞くと、
「バルカン・クロイツを表示している」
「え?・・・うわぁ、怒ってる・・・」

感情の消えたゲルマッハ君だが、唯一感情ある人間の証しとして、こめかみに鮮やかな
┛┗
┓┏
が浮かんでいた。

「でもでも、喧嘩は良くないよう、カンコ君早く謝って」
しかしカンコ君は、ショックが大きかったのか呪われた様に動けない。

「アーリアちゃん、ゲルマッハ君を止めて・・・アーリアちゃんも怒ってる?」
たしかにアーリアちゃんにも
┘└
┐┌
が出ています。
656にょき ◆gnIqJ0arHI :壇君紀年4338/04/01(金) 00:28:50 ID:rlY0B7Jm
「大丈夫、私は前には出ない」
「じゃあ・・・」
「敵を殲滅するには、適切な後方支援が必要だ」
「・・・あーりあちゃん?」

「兄上、どうするつもりだ?」
「本気でやる訳が無いだろう、皆も驚くな」
ロボコップ状態で言われても説得力は有りません。

「ドイツ家の者は医学に詳しい、急所は外す。それに人間は血液を2~30%失っても死なん、問題は無い」
「・・・げるまっはくん?」

「心配するな」
アーリアちゃんがニホンちゃんに向かって諭す。
「国籍標識を掲げて戦えば、殺しても正当な戦闘行為だ」
「ひぃ・・・」

「なあ、アーリア、国籍を掲げずに攻撃して来た場合、捕虜としての扱いは要らないよな?」
「その通りだ兄上、国籍を明示していない不正規兵はジュネーブの約束の保護範囲外だ、その場で処分しても問題ない。」
面と向かって、感情が消えたまま口元だけニヤリと歪ませて言われては、さすがのカンコ君でも精神が耐えられ無かったようです。
657にょき ◆gnIqJ0arHI :皇紀2665/04/01(金) 00:29:22 ID:rlY0B7Jm
「ァィgo...(ごぼごぼごぼ)」
青い顔をして、泡を吹いて昏倒してしまいました。

わずかな静寂の後
「はは、冗談だ冗談」
「ふふ、少しは薬になっただろう」
いつもの、誇りと秩序の中にちょっぴり優しさの入った表情で言うゲルマッハ君とアーリアちゃん
でも、真顔でハイレベルのブラックジョークをされても誰も笑えません、
みな、悪魔に魂を抜かれたような顔をしつつ((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブルしています。

「すまんすまん、これからうちに来ないか?脅かした詫びに、シュトーレンをご馳走しよう」
やっとホッとして、ゲルマッハ兄弟について行くみんなであった・・・が、

ニホンちゃんの
「私も町の決まりくらい勉強しようかな」
の一言に、また背中が凍りつくのであった。
658にょき ◆gnIqJ0arHI :皇紀2665/04/01(金) 00:30:23 ID:rlY0B7Jm
解説と言う名の言訳
バルカンクロイツはドイツ軍の国籍マークです。
近代以降、一貫して国旗と関係が無いと言う、意外な珍しさのあるマークです。
┛┗
┓┏
この形も、飛行機に描かれたりして使われています。
正直に言いましょう、これを出したいと言うのがこの話を書いたきっかけですw

ジュネーブ条約ですが、これは戦時の傷病者、捕虜、民間人の扱いを約した国際条約で、単純に言うと所属勢力を明示して戦う者は、捕虜になっても人道的に保護される権利があり、捕虜にした方にもその義務があると言う物です。
逆に、ジュネーブ条約の定義外で武力を行使すれば、乱暴に言えばみんなテロリストとして処分してしまえるのです。
戦時なら、略式の軍法会議によりその場で死刑なんて事もありえるでしょう。

ヒトラー云々は2002WCの時に韓国サポーターが掲げた横断幕に書かれていた物です。
ウリナラ戦勝国はかの国ではお約束の勘違いですね、サンフランシスコ平和条約では韓国は当戦勝、敗戦国以外の第三国の扱いです。
古いネタですみませんでした。
659マンセー名無しさん:檀君紀年4338/04/01(金) 01:07:23 ID:OlZIEfgn
ワロタw GJ!
660マンセー名無しさん:檀君紀年4338/04/01(金) 19:40:41 ID:cZ2rnhnj
>>654-658
(・∀・)イイ!!大変面白かったです。
怒りのマークはバルカン・クロイツだったのか!ひぇぇーw
661マンセー名無しさん:檀君紀年4338/04/01(金) 21:31:02 ID:A819U3ZK
>>652
>..............つかまじまっともなえ資料がみつかれん。。。。。。。ゆであの言うのを補強してげよっとしてさえも。
ネタ臭はかなり強いけど、ここはいかがか、と。
ttp://maa999999.hp.infoseek.co.jp/ruri/sohiasenseinogyakutensaiban2_mokuji.html
>ああふのっとにのどかでよい。さん馬鹿レベルは。
同意。やってることは洒落にならないけど、失笑でも笑えるだけいいかも。
ユダヤのやり方は合理的で徹底しているので、陰湿ささえ感じる。
三馬鹿の穴だらけの捏造の可愛いこと可愛いこと・・・・・orz
662マンセー名無しさん:檀君紀年4338/04/02(土) 07:42:27 ID:TUkfEBmL
(・∀・)イイ!!
663マンセー名無しさん:檀君紀年4338/04/02(土) 09:48:17 ID:FVzobaFd
>>654-657にょきさん
文体は統一した方がいいんじゃないかな?
お話しは面白かっただけに、ちょい違和感を感じました。
664Sereno Boy:檀君紀年4338/04/02(土) 14:12:24 ID:kCKKM0o1
649さん、651さん。お褒めの言葉をいただきましてありがとうございました。
海の向こう側で感激しております。
正直、「僕のニホンちゃんを汚さないで」なんていわれるのではないかと
((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブルしておりました。(笑)
ニホンちゃんも今の自分同様、学校では異文化に囲まれて生活しています。
きっとそれはニホンちゃんの人生にとって大きなプラスになると思うのです。
なぜなら、異なる価値観を持つ人を受け入れられるようになるからです。
カンコ君の欠点。それは視野が狭く、排他的だということです。
そしてニホンちゃんとウヨ君の長所は、相手に対する思いやりと心の広さです。
そして素直で、自分の非を認められる強さと清明心を持っています。
自分も、ニホンちゃんやウヨ君を見習いたいなと思います。

にょきさん。素晴しいSSをありがとうございました。
あなたのSSを読んで、自分ももっと国際法について学びたいなと思いました。

ハングル版の皆さん。未熟者ではございますが、
これからもよろしくお願いします。

このメッセージがハングル版の皆様に届きますように、
そして幸せな未来が皆様を待っていますように、願いを込めて。
アメリカ・ミシガンより Sereno Boy
665にょき ◆gnIqJ0arHI :2005/04/02(土) 18:43:43 ID:1LJCjcL7
>>663
語尾表現とかの事ですね、以降気を付けてみます。
「日本ちゃん」表記も発見_| ̄|○校正アマイ

感想いただいた他の皆さん、励みにさせていただきます。

キャラが立っててリアル世界の要素も絡むので、
ここのSS作成は、ちょっとパズル的楽しさもあります。
666マンセー名無しさん:2005/04/03(日) 00:18:57 ID:eTkyjBjW
イラストが大盛況なのにSSは寡作だね。
どうして?
667マンセー名無しさん:2005/04/03(日) 00:44:13 ID:cW1ZQ8It
そんな時もあるさ。
668マンセー名無しさん:2005/04/03(日) 09:44:25 ID:OFlhTEFh
「人形劇」

地球町では、娯楽のひとつとして人形劇が盛んです。
規模の大きさと華やかさで有名な、アメリーくんちの聖林劇団をはじめに
独自の雰囲気で人気のあるフランソワーズちゃんちの劇団、
派手な踊りで見るものを圧倒するイン堂くんちに
アクロバティックな活劇物を得意とするホンコンちゃん…
もちろん我らがニホンちゃんも、何回もコンクールで賞をもらっています。

最近はよその劇団の演目をリメイク上演したり、劇団同士での
お人形の貸し借りも行われていて
ニホンちゃんちのマサムネ人形も、今度アメリーくんちの
「こうもり仮面」に出演する予定です。
アメリーくんちの劇団には他にも色々なお人形が貸し出されています。
最近はホンコンちゃんのところから、操り糸の技師ごとお人形が
何体も貸し出され、なかなかの人気だったのですが…。
669とっけぴ2:2005/04/03(日) 09:45:12 ID:OFlhTEFh
ある日の放課後、ニホンちゃんが忘れ物をとりに教室に戻ると
チューゴくんが一枚のポスターを手にアメリーくんに詰め寄っています。
「アメリー!これは一体どういう了見アルか!」
「どういうって…クールでいい出来栄えだと思うけど?」
顔を真っ赤にして怒っているチューゴくんに、アメリーくんはわけがわからないと
いいたげに軽く肩をすくめて返します。
「何がクールね!我がチューゴ家をこれ以上侮辱するならっ…」
「あ、ニホンちゃん、ちょうどいいところに」
チューゴくんの言葉をさえぎって、アメリーくんがニホンちゃんに声を
かけてきました。
「ぎくっ…な、なにかしら?」
なんだか知らないけど、巻き込まれるのはイヤだなあ…と内心ドキドキしつつも
無視できないのが辛いところです。
「チューゴ、第三者の意見を聞こうじゃないか。他の人から見て、どう見えるか」
苦虫を噛み潰したようなチューゴくんの手から、ポスターを受け取り
アメリーくんはニホンちゃんに広げて見せました。
670とっけぴ3:2005/04/03(日) 09:45:58 ID:OFlhTEFh
「ニホンちゃん、このポスターどう思う?今度うちの劇団でやる出し物なんだけど」
ポスターは、首輪をつけたお人形が踏みつける足を腕でガードしている絵が
大きく使われています。
「どうって…」
「クールだろ?」
ニホンちゃんは困ってしまいました。別にどうとも思えません。しいて言うなら
ちょっとベタなポスターだなあ…というのが正直な感想ですが、自信満々にクールと
言い張るアメリーくんにはとても、そんなことは言えません。
「お、面白そうだね、始まったら私も見に行くよ」
「ニホン、お前までそんなこというアルか!」
「なんでチューゴくん、そんなに怒ってるの?これ、チューゴくんとこの噴射人形でしょ」
踏みつけられそうになっているのは、チューゴくんちのお人形でアメリーくんちや
EU町でも人気のある、活劇専用のお人形です。
「そうアル、その人形はわがチューゴ家の国宝のひとつ…本来門外不出のところを
チューゴ家の素晴らしさを世に知らしめるために快く貸し出してやっているのに、それを
足で踏みつけにし、あろうことか首輪をはめて犬扱いするとは…これは我が家全体への
侮辱行為アル!」
671とっけぴ4:2005/04/03(日) 09:47:07 ID:OFlhTEFh
硬く握り締めた拳を震わせるチューゴくんに、ニホンちゃんは首をひねってアメリーくんに
聞きました。
「…だ、そうですけど…そういうお話なの?」
「いや、確かに犬扱いはされているけど、そういう不遇な環境から解放されるストーリーさ。
別に東洋人を侮辱するような内容じゃないんだけどな…タイトルも解放を意味する
『Unleashed』だろ」
「うるさい!とにかくそんなポスターは認めないアル!」
アメリーくんちはこの間もチューゴくんからの抗議でスポーツ用品店のポスターを変えたばかりです。アメリーくんは腕組して考え込んでしまいました。
アメリーくんはどう対処するのだろう、まんざら人事ではないニホンちゃんは興味深くアメリーくんの返事を待ちました。
「しょうがない、ポスターを作り直すよ。チューゴ家の観客が入らないのはイタいからな」
わかれば良いと、満足げに帰っていくチューゴくんと、ポスターを丸めて小脇に抱え難しい顔を
して帰っていくアメリーくんの背中を見比べて、緊張のとけたニホンちゃんはほっと息をつきました。
672とっけぴ5:2005/04/03(日) 09:47:47 ID:OFlhTEFh
「侮辱しているとは思いませんけれど、あんなダサいポスターが変更になるのは良いことですわ」
いきなり後ろから声をかけられて、驚いて振り向くと
「そう思わなくって?」
いつからそこにいたのかフランソワちゃんが机に腰をかけて白い足を揺らしています。
「うふふ、あれは元々うちの作った出し物ですのよ。アメリーもあんなポスターを作らず
私の作ったハイセンスなポスターをそのまま使えば余計な問題を抱えずともすんだでしょうに」
と言いつつ机から優雅に降りて、フランソワちゃんはニホンちゃんに一枚のカードを手渡し
去っていきました。
いきなりの登場と退場にお口をポカンとさせつつ、受け取ったカードを見てみると
それはフランソワちゃんが作ったらしい同じ演目のポスターの絵柄でした。
黄色と黒をメインに赤でアクセントをつけたそのデザインはどこかで見覚えがあります。
「…フランソワちゃん、これアメリーくんちの『ビルを殺せ』そっくりじゃない…」
ニホンちゃんの呟きが、夕暮れの教室に小さく響くのでありました。
673とっけぴ終:2005/04/03(日) 09:49:42 ID:OFlhTEFh
補足

初めて投稿します。少し前の話題になってしまいましたが映画ネタです。
ソースはジェット・リーの新作映画のポスターに抗議が殺到し
差し替えになったというニュースからです。
長い割りにあんまり面白くなりませんでした。しかもサゲ忘れるし…
すみません。
カンコくん出せなかったのも残念です。

問題になったアメリーくんちのポスター
http://rafcart.free.fr/images/danny_usg.jpg

アメリーくんちのポスター(差し替え版)
http://img108.exs.cx/img108/7387/unleashed021et.jpg
http://kotisivu.dnainternet.fi/artolind/anotherdtdposter2.jpg

フランソワちゃんちのキルビル色のポスター
http://hongkongaction.free.fr/pix/films/dannydog/dtdbig.jpg

ちなみにニホンちゃんはこういうふうに作ったようです。
http://www.dannythedog.jp/
674目次241:2005/04/03(日) 10:00:47 ID:sdCSLwLC
第2195話〜第2200話
>>616-617

第2201話「カルシウムとビタミンって大事です」
>>623-624 ( >>625 解説)
第2202話「結婚?」
>>626-628 ( >>629 解説)
第2203話「ウヨ君とアーリアちゃん」
>>637-646 ( >>647 解説)
第2204話「たたかいのお約束」
>>654-657 ( >>658 解説)
675目次241:2005/04/03(日) 10:01:27 ID:sdCSLwLC
第2205話「人形劇」
>>668-672 ( >>673 解説)
676マンセー名無しさん:2005/04/03(日) 21:19:35 ID:5mwq5MNN
>>673
ニホンちゃんのポスターもあんまりパっとしないような気が…
677nida:2005/04/04(月) 00:06:59 ID:V6oLgrln
幼いころに、日本に強制連行された
ニダーがどうこうする作品?
678マンセー名無しさん:2005/04/04(月) 01:29:18 ID:0joZzVn8
バチカンのおっさん・・・安らかに・・・
679D-13@小判ザメ:2005/04/04(月) 03:08:19 ID:aoC0jdcX
>>616-617,>>674-675
乙でありまつ。ウリんトコも更新しました。
ttp://d_13.at.infoseek.co.jp/nihonchan_temporary_archive/
・本スレ系25クール、2205話まで更新。
・βスレ系22クール、48話まで更新。
・画像あぷろだ、No.3023まで更新。

なお、各作品に投票フォーム付けてみますた。投票の選択肢はこれでいいものかなぁと些か迷いがあるので仮運用開始ということで。
680あさぎり ◆WOaKOSQONw :2005/04/04(月) 22:04:16 ID:f437ZtwE
『ソフィアちゃん何となく現る。』

「うちゃりぇー、どすこいん!わほーかったー!」
 ここは春休みの日之本家、今日は家族みんなで仲良く紙相撲大会です。
 別に紙相撲なんてどこだってできるんですが、こういう勝負事には案外目のないニホンちゃん、
巧みに紙相撲仲間を取り込んで、紙相撲界のステイタスシンボルにまで日之本家の紙相撲を昇華
してしまいました。
 昔っからアメリー君も好きだったらしく、結構頻繁に参戦。一時はアメリー時代を築いたもの
ですが、最近は競争相手が日之本家の中から外から次々現れてちょっと目立たなくなってきたのが
寂しいところ…
「ケッ!勝負なんてそんなもんだYO!また勝てばいいのさ!」
 でもちょっと悔しそう。そして今一番威勢がいいのがモンゴル君。紙の細工が上手いのか、作る
力士がどれも大活躍。いつの間にか7つも持ち駒があったりします。
 そしてロシアノビッチ君が最近参加してめきめき頭角を現しつつあり…と、なかなかバラエティ
に富んでいい事なんですが、肝心のニホンちゃんは…
「はう…マタマケター…」
 本家本元のはずが泣かず飛ばず。強いコマを何個か持ってるのは持ってるのですが、何故か最後の
一押しで負けてしまう悲しい現実。いまやコツを掴んだらしいモンゴル君の天下です。
 そんな中、いつの間に参加している友達や下級生に混じって、今まで聞いたことのない喚声が聞こえて
きます。
「はいやぁー、うー、のこたのこた!わぁぁ、まけたぁぁ…」
 なんだろう、さっきから騒がしい女の子の声…
 ふと人だかりの中心に目を向けると、紙の土俵の上で転がった自分の持ち駒を大事そうにしまう姿が
ニホンちゃんの目に飛び込んできました。
『だれだっけ?……』
 記憶力には自信のあるニホンちゃんですが、ゆとり教育の影響か少し能力が落ちている模様。
681あさぎり ◆WOaKOSQONw :2005/04/04(月) 22:04:54 ID:f437ZtwE
 その女の子、民族衣装とおぼしきワンピース、そして3日はお風呂に入っていないであろう風体。
ぱっと見はとても女の子には見えません。しかも、微妙に匂う気が…
「ほい、そんじゃ次ソフィアさんの琴欧丸とモンゴルさんのモーニングドラゴン2世でーす。」
「ほぇーー、またモンゴル君とやるですか。琴欧丸壊れちゃうかもぉーー。」
「そんじゃまあ見合って見合って!光ファイバーコミュニケーション 回路全開 夢操作 1 !のこった!」
『武士…そんなのどこで覚えた?……』
 ノリノリで宮司やってるウヨ君に軽いめまいを覚えつつ、さっきからこっちにお尻突き出してふりふり
しながら紙相撲に熱中しているソフィア…ちゃんだったよね?を見ます。第一印象、地味だなー…
ちっちゃいなー、でもからからよく笑うなあ…
 タヌキ顔で何考えてるかすぐわかる百面相…はて、こんなキャラクターの話どこかで読んだ記憶が…。
 一人ニホンちゃん腕組みして考え中。しかし盤面はえらく白熱して、後からトリコロールな影がニホン
ちゃんを押しのけてかじりつきます。
「ほら、ソフィア、頑張りなさい!」
「頑張ってるよねーさまぁー。」
『あ…ね?』
 ぱっと振り向くとそこには何故かフランソワーズちゃんが手に汗握って応援中。名前の刺繍入りのハンカチ
は今にもちぎれそうです。
『はて…フランソワーズちゃんの妹って…いたっけ?え?え?』
 わあああぁぁ。
 紙の土俵の周りに喚声と嘆息が同時に起こり、勝負の終わりを告げます。
「あーーーん、また負けたぁーー…」
「しかっりなさいソフィア、そんなみっともない声出さないの!」
「はぁぁい…」
682あさぎり ◆WOaKOSQONw :2005/04/04(月) 22:05:35 ID:f437ZtwE
 仁王立ちでソフィア…ちゃん?を見下ろしているフランソワーズちゃん。確かに貫禄は姉。
「あー、フランソワーズちゃん?」
「何かしらニホンさん?ご覧の通り私今取り込み中ですの。」
「いやあその、フランソワーズちゃんに妹いたっけなあって…思ったわけでして。」
「ああ、さっきのソフィアの…、ホホホ、ご存知の通り私妹なんていませんわ。もっともこれから出来るかも
知れませんし、もう既にどこかにいるかもしれませんが…」
『うわぁ、さらっとすごい事言ってる…』
 勿論ニホンちゃん声になんか出してそんな事言いません。
「ソフィアが去年学校統合で他の東欧分校からうちのクラスに来たのは覚えてらして?ニホンさん?」
「う、うん…」
 すっかり忘れていました。
「この子人一倍とろくって、今でも服のボタン掛け違いのまま学校に来たりするんですの。私が気になって
毎日直していたらいつの間にか姉妹のような付き合いを…」
「えーと、それ毎朝二宮金次郎の銅像の前でやってた?」
「ええそうですわ。それで私放って置けなくなって…ならばいっそ私に相応しい立派なレディにして見せようと
そう思ったわけですの…」
『あー、いまぜったいフランソワーズちゃんの頭の中花吹雪だよ…』
 『あの』フランソワーズちゃんがなんの見返りもなく親身になって世話を焼くでしょうか?ニホンちゃん
頭の中に激しくはてなマークが飛び交います。
「と、言うわけで、私の妹にあまりちょっかい出さないでくださいねニホンさん。」
「へ?いやまあ、交渉優先権は法に則り遵守シマス…」
「よろしくてね。」
683あさぎり ◆WOaKOSQONw :2005/04/04(月) 22:05:58 ID:f437ZtwE
 いつもの流し目をくれて、少し目頭が赤いソフィアちゃんを立たせると、フランソワーズちゃん華麗に
退場です。何故か条件反射でニホンちゃんも玄関までお見送り。…つか、来てたんならお邪魔しますくらい
言って欲しいものです。
『あ…』
「ねーーさまぁーーー……」
 ソフィアちゃんがどたどたとフランソワーズちゃんを追っかけてニホンちゃんの前を通り過ぎた時、最初に感じた
『匂い』が何だったのかニホンちゃんやっと合点が行きました。
「ブルガ印のベビーオイル!」
 思わず叫んでしまったニホンちゃん。ソフィアちゃん、その声に玄関口で振り返ってにっこりこっちに笑って
ます。
「ごひーきにどもー!」
 屈託なくそう言うと、ソフィアちゃん風のように外に飛び出していきます。
「あ…案外商売上手なのかも…」
 ニホンちゃん少し顔に縦縞が浮かんでます。
「フランソワーズちゃんが見込んでるんだから、そりゃそうだよね。」
と暫く一人ごちていたとかいなかたっとか…

おしまい
684あさぎり ◆WOaKOSQONw :2005/04/04(月) 22:07:02 ID:f437ZtwE
□解説・立会・制限一杯
※ さて、今回初めて新キャラに挑戦してみました。名前はソフィアちゃん。ブルガリアの擬人化です。ソフィアとは
ブルガリアの首都の名前です。ブルガリアという国の事調べていたら、やたらと薔薇が出てくるもんで、本編にも
某ラノベのようなものが混ざってしまいました。すまん。ついでにエ○ジェリックレ○ヤーとかいう(見た事ない)
の元ネタという噂の脳波でロボットが戦うやつが混じってます。わかんなくてごめん。後者なんてうろ覚えで書い
ちゃったし…すげえ突っ込みきそうだ_| ̄|○
※ 紙相撲は勿論大相撲の例えです。今幕内小結にいるのが琴欧州。ブルガリア出身で『まだ』身長伸びているらしい
幕内最長身力士。今場所は4勝11敗と振るわず。そらそうだ、上位陣とばっかだもんなあ…来場所ガンガレヨー。
※ フランソワーズちゃんとの関係は、対ブルガリア援助で日本の次に援助額が多いということと、特産品である
バラの香水の大口消費先ということあたりですかねえ。だからって姉妹呼ばわりはしないかもですが…まあ、その辺は
大目に見てくれると嬉しいです。蛇足ですが、作中では香水=ベビーオイルですね。

□ソース薔薇の香り
※ 困った時のWiki頼みw。Wikiによるブルガリアデータ。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2#.E5.A4.96.E9.83.A8.E3.83.AA.E3.83.B3.E3.82.AF
※ 薔薇についてはこれが判りやすいかなあ?
『世界不思議発見』第833回 ブルガリア バラの谷の夏 2003/07/12 (土) 21:00〜
ttp://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery833_1.html
※ goo大相撲(コラムいいよコラム)
ttp://sumo.goo.ne.jp/ozumo_joho_kyoku/index.html
 琴欧州 勝紀【goo大相撲内】
 ttp://sumo.goo.ne.jp/ozumo_meikan/rikishi_joho/rikishi_2510.html
※ シラク大統領来日 大相撲観戦
ttp://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20050327/m20050327005.html?C=S
685マンセー名無しさん:2005/04/04(月) 22:41:13 ID:A4NxRmMV
ブルガリアの擬人化って今まで居なかったとは…ちょっと意外な感じ。
686マンセー名無しさん:2005/04/04(月) 23:07:11 ID:Yrq6GDQK
そろそろ次スレを立てた方がいいのでは?
687マンセー名無しさん:2005/04/05(火) 00:05:33 ID:gEkzqJUh
次の地鎮祭は原点に返った
「何で前スレが1000行ってないのに新スレが立つか」を説明するSSをキボンしてみる。
新人さんも増えてることだしね。
688マンセー名無しさん:2005/04/05(火) 00:30:02 ID:Gbik9Tmr
例のルールについても、自治スレによれば本人からクレームが来ない限り
問題としない方針になる様です。
689マンセー名無しさん:2005/04/05(火) 00:43:18 ID:8sf+NLJY
>>685
ブルガリアと言えば、日本に来たブルガリア人が、やたらとヨーグルトの事を聞かれて困るそうです。
でも、やっぱり沢山食べるそうです。自分んちのが一番美味しいとかw
690青風: ◆BlueWmNwYU :2005/04/05(火) 01:13:47 ID:1jJOWy1w
「記者探偵アサヒ 巻の参 暗黒の犯罪帝国」

 此処はトーキョー山の手の、お屋敷ばかりが建ち並ぶと或る一角。
何処からか流れ出たるワルツの調べ。その来し方はいずこやと眺むる先に
一際大きな鹿鳴館もかくやと言わんばかりの麗々たる洋館、チューゴ邸が
聳えたって居りました。
 そのチューゴ邸では折しも舞踏会の真っ最中で在ります。
楽士の奏でる調べに乗せて広間で踊るは黒き夜会服に身を包みし貴公子と、
赤きドレスに髪を結い上げましたる麗婦人。その豊かなる胸元にきらりと
輝く銀色のペンダント一つ。並み居る貴婦人、貴公子達の嫉妬とも羨望とも
付かぬ視線を浴びて堂々と、舞うは典雅な夜会の舞。
 今宵の宴の主役の艶姿を遠巻きに見つめる人々の中に、我らが婦人キャメ
ラマンニホンと記者見習ウヨの二人の姿も御座いました。
「姉さん、アサヒさんと踊っているのがこの屋敷の主ですか」
「そう、最近此処トーキョーで売出し中の実業家で私たちをご招待して下す
ったチューゴ氏その人よ。余りお若いので吃驚したでしょう」
今宵の宴は先日の四千面相事件の折り、秘伝の家宝、皇家の玉爾を護ったお
礼が為にと大活躍のアサヒ、ニホン、ウヨ、それに警部を招いてチューゴ氏
が開いたもので御座います。生憎と警部は仕事の都合で来られませんでした
が、是非にと云うお招きにアサヒは赤いドレスでいそいそと、ニホンは桜色
のドレスで渋々とお招きに預かったので御座います。
さて、ウヨはと言いますと、
「時にウヨさん、夜会に書生服はないでしょうに」
「姉さんお忘れですか。私は姉さんの忠実なる護衛で御座いますよ」
と、云った次第で普段通りの書生服に愛刀を腰に差しての参加であります。

 さて、その頃警部はと言いますと、当のチューゴ邸を配下の警察官達と
密かに見張っておりました。その警官、百は下らなかろうという人数で
全員サーベルにライフル銃で武装しております。一体何を待って居ると云う
のか、その顔からは一切伺わせない非常な決意の警部であります。
691青風: ◆BlueWmNwYU :2005/04/05(火) 01:14:45 ID:1jJOWy1w
 「これほど美しき女性に新聞記者などさせておくのはもったいないアル」
「お生憎様。今時は職業婦人こそ時代の花形で御座いますのよ」
ひとしきり踊った後にも名残惜しげに語り合うアサヒと貴公子チューゴ。
まるで一時の逢瀬を楽しむ恋人同士かの如き二人の間に割り込むすべもなく
只呆然と彼方より見つめるだけのニホンとウヨであります。
しかし、その時突然広間に響き渡るは聞き覚えのある哄笑。
「わはははははは、久しぶりだな探偵諸君。前回はとんだ醜態を晒したが、
今日こそは天下の秘宝、皇家の玉爾は頂戴するぞ」
あれえ、助けてとばかりに逃げまどう貴婦人、紳士達の中、
「おのれ、四千面相め。性懲りもなく又現れたかっ」
叫ぶウヨが広場を見るや、今やその盗賊の本性を顕わにした楽士達が、
隠し持ったる武器を手にチューゴ氏とアサヒを取り囲まんとして居るでは
在りませんか。
「さぁ、その身に付けし伝家の秘宝、我が手に寄越せば非道はせんぞ」
いつの間にか現れたる黒マントに覆面の怪人がチューゴ氏に迫り来る。
危うし、我らが婦人記者アサヒ。
その瞬間に賊徒と二人の間に割って入るは、抜刀したウヨであります。
「今宵は手加減はせんぞ。我が愛刀の錆になりたくば掛かってこい」
斬りかかる凶刃を、がっきと受け止め、切り飛ばしたる銘刀関の孫六。
左から来るを受け払い、正面から来るを掠らせもせず切り伏せる、
八面六臂、鬼神もかくやの活躍のウヨであります。

 「四千面相め。今日こそは観念して貰うぞ」
混乱の最中に屋敷に雪崩れ込んで来たのは警部と其の配下の警官達で
在ります。屋敷の各所に潜む四千面相の配下達を捕らえつつ、ついには
辿り着きたる舞踏会会場。
「アサヒ、ニホン、無事か」
大音声と共に駆け込んだ警部の目前に、あり得ぬ光景飛び込みました。
692青風: ◆BlueWmNwYU :2005/04/05(火) 01:15:27 ID:1jJOWy1w
 「おお警部。漸く我が招きに応じてくれたアルか」
不適に笑うは屋敷の当主、チューゴ氏であります。
片手にはアサヒを虜にし、もう片手には短き匕首をアサヒの首筋に
ぴたりと当てております。ウヨはアサヒを人質に取られ防戦一方、一方的に
続の刃を受け流すばかりに御座います。一方ニホンはと申しますと、壁に飾
り付けた在ったと思しき異国の槍を、恰も長刀のごとく振り回し意外や意外
の大奮戦で御座います。しかし無念、朋友アサヒを人質に取られ思うままに
は動けぬ悔しさ、徐々にではありますが形勢不利になった参りました。
「警部も余り動かない方が良いアルぞ。動けば貴様の友の命が無いアル」
ぎりっ、と歯がみをし警官隊を制する警部。
進退窮まれりとは此の事に御座います。

 さてその時に切なき声で
「さても心変わり致しましたか、我が愛しの君」
と、今や盗賊の本性を現したチューゴに声を掛けしはアサヒであります。
「その様な言葉で仏心を引き出そうなぞ、笑止千万アル」
「愛しき我が君に命を奪われしは切なき事成れど、最後に我が胸にかけし
懐中時計の示し時刻をお教え下さいましょうや。
後生と思い、せめて我が君の声でお伝え下さいまし」
見ると胸元に掛かりし銀の小さな懐中時計が切なき呼吸に合わせ、
ゆらゆらと揺れております。
「なに、その位はおやすい御用アル」
と、精緻なる銀細工の時計をのぞき込むチューゴの耳元に、
ぱちり、と指を鳴らしてみせるアサヒでありました。
 途端に棒杭が倒れるがごとく昏倒する、怪人四千面相ことチューゴ。
呆然とせし盗賊共に向け警部が叫ぶ。
「引っ捕らえよ。只の独りも逃してはならぬ」
今や形勢逆転、あっけない幕切れとなりました捕り物劇であります。
693青風: ◆BlueWmNwYU :2005/04/05(火) 01:16:07 ID:1jJOWy1w
 此処はお堀に臨むカフェの一角。
いつものごとく一杯の紅茶と三杯の珈琲が並ぶ卓を前に、
顔を揃えしいつもの四人。
「やれやれ、いつ見てもアサヒの催眠術は剣呑な技だ」
警部の慨嘆に応ずるは当のアサヒであります。
「あの偽皇子、踊っている最中から私の胸元の銀時計を眺めて居たん
ですのよ。最後の時にはとっくに私の術中で御座いましたとも」
頬杖を突き乍らぼんやりとお堀に浮かぶ桜の花びらを眺めるその横顔に
浮かびしは、明日の事件か泡沫の恋物語か。
「処で、何故き奴が四千面相と判っていたのですか」
ウヨが真剣な面もちで問ふにニホンが答えて曰く、
「あの御璽よ」
「御璽ですか。あの盗まれ損なった」
「そうよ。あれ、実は真っ赤な贋作だったのよ。
本来ならあれは海の向かふに或る帝国の王の印なのよ。
で、あのチューゴは皇子を名乗っていたのよ、資格もないのにね。
だから無くなって貰わねば困る訳」
「序でに我が実家の保険事業を破綻させれば、密かに圧迫されていた
き奴の事業にも浮かぶ瀬も出てくると踏んだのだろう」
と、説明を繋げる警部であります。
「まぁ、例のカンコとキッチムの仲間割れで盗品の捌き先も無くなっていた
のだから、盗賊事業も遅かれ早かれ御陀仏だっただらふがね」
「へぇ、こいつは吃驚だ。処で本物の御璽の行方は何処なんです」
「さあね。でも或る女の子の手元にあるって噂も聞くわ。
どう、今度は私達で探してみない事」
突然元気になって口を挟むアサヒであります。
あはははは、と笑い声の響くカフェの外を春一番が吹いて参ります。
次に探すは秘宝の行方か恋の相手か。
是にて記者探偵アサヒの冒険物語はひとまずの終わりで御座います。
694青風: ◆BlueWmNwYU :2005/04/05(火) 01:24:06 ID:1jJOWy1w
後書きやら云い訳やらその他諸々

嗚呼やっと完結を見ました記者探偵アサヒで在ります。
一応もとネタはと言いますと
「中華の本来の正当性はチューゴではなくタイワンちゃんが持つ」
という、うっすいネタだけであります。

なんですと、
「インチキすんな、金返せ!」
ですと?
残念、私はお金は頂戴しておりませんから。

ああ、石を投げないで。
石の代りに御批評など頂けると有り難いです。

なんですと、
「それはオマエ前にもやったろうが!」
その通りですが、何か?

ああ、石を(以下暫くループ

まぁ、インチキ大正調が
何処まで成功したか、本当に心許ない限りですが、
取り敢ずNo93殿の絵から話を起こすという
実験でありました。
695青風: ◆BlueWmNwYU :2005/04/05(火) 01:33:53 ID:1jJOWy1w
嗚呼、そう云えば
ずっとカフェでお茶ばっかりしてたなぁこの四人・・・
696マンセー名無しさん:2005/04/05(火) 01:55:17 ID:gEkzqJUh
500超えた?
697シェロ
とんぼさんに賛同します。
切ないSS書いたときに(つД`゚)。゚ とか
おどろおどろしいやつ書いた時に怖いわっ!とか
少女マンガ臭がするもの書いたときに春だねぇ〜とか感想レスが付くとそれだけでうひょひょと俺はなりますんで。

そういうレスを貰うためにクオリティ高いの作ろうとして、批評を受けて参考にさせてもらってるのです。
だからSS職人の皆さんの批評はありがたいことこの上ないのです。

ただ、批評ってのは鮮度が命ってところがあると思うんですよね。今一年前の作品をあーだこーだ言われても
「次作にフィードバック」ってのがその時点ではもうできませんから。

まとめサイトの特性上、そこに載るSSはある意味過去のものとなってしまってますから、
ここは素直に面白かったらGJ!ってつけるだけでいいんじゃないですか?

で、GJレスが多かったものを初心者向け良作or書籍化スレへの支援材料として投下する。


でもふと思ったんですけど、今ここのSS読んでる人って投票が成立するほどいるんでしょうか?