大手メーカー、海外部品調達を3割増し[経済]
http://nna.asia.ne.jp.edgesuite.net/freetop/top/free_krw_daily.html サムスン電子や現代自動車など国内の主要完成品メーカーが、海外からの部品の調達比率を大幅に拡大する。
長引くウォン高で、高価な国産部品を使っていては競争力を維持できないとの判断だ。
「グローバルソーシング」強化のあおりで、国内の中小部品メーカーは大規模な構造改革が避けられない見通し。
14日付韓国経済新聞が報じた。
LG電子の白色家電事業部は今年、国産部品の使用比率を現在の85%から60%に引き下げる一方、
海外からの部品調達比率を同15%から最高40%まで引き上げる計画。他事業部の部品の海外調達比率も
▼デジタルメディア事業部は同55%から65%▼情報通信部は同60%から65%
▼ディスプレー事業部は同45%から50%――に拡大する。サムスン電子の生活家電事業部は、
現在は10%前後にとどまっている光州工場の部品の海外調達比率を年内に30%まで高める方針。
大宇エレクトロニクスも家電部品の海外調達率を同25%から40%に引き上げる。
自動車業界も状況は同じ。最大手の現代自動車は、昨年は7〜8%程度だった部品の海外調達比率を、
2010年までに20%以上に引き上げる計画をまとめた。昨年はABS(アンチロック・ブレーキ・システム)や
シリンダーなど約20品目をグローバルソーシングしたGM大宇は、ゼネラル・モーターズ(GM)が
世界中に持つ販売網を活用し、部品を世界中から調達する計画だ。