韓国経済動向〜PART52

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651マンセー名無しさん
大手メーカー、海外部品調達を3割増し[経済]
http://nna.asia.ne.jp.edgesuite.net/freetop/top/free_krw_daily.html

サムスン電子や現代自動車など国内の主要完成品メーカーが、海外からの部品の調達比率を大幅に拡大する。
長引くウォン高で、高価な国産部品を使っていては競争力を維持できないとの判断だ。
「グローバルソーシング」強化のあおりで、国内の中小部品メーカーは大規模な構造改革が避けられない見通し。
14日付韓国経済新聞が報じた。

LG電子の白色家電事業部は今年、国産部品の使用比率を現在の85%から60%に引き下げる一方、
海外からの部品調達比率を同15%から最高40%まで引き上げる計画。他事業部の部品の海外調達比率も
▼デジタルメディア事業部は同55%から65%▼情報通信部は同60%から65%
▼ディスプレー事業部は同45%から50%――に拡大する。サムスン電子の生活家電事業部は、
現在は10%前後にとどまっている光州工場の部品の海外調達比率を年内に30%まで高める方針。
大宇エレクトロニクスも家電部品の海外調達率を同25%から40%に引き上げる。

自動車業界も状況は同じ。最大手の現代自動車は、昨年は7〜8%程度だった部品の海外調達比率を、
2010年までに20%以上に引き上げる計画をまとめた。昨年はABS(アンチロック・ブレーキ・システム)や
シリンダーなど約20品目をグローバルソーシングしたGM大宇は、ゼネラル・モーターズ(GM)が
世界中に持つ販売網を活用し、部品を世界中から調達する計画だ。
652マンセー名無しさん:05/02/15 04:13:19 ID:I1wZzx7Z
■中国・台湾製が15%安

部品の注文は、価格が国内メーカーより約15%安い中国や台湾の部品メーカーに集中している。
業界関係者は「最近の中国・台湾の部品メーカーは価格競争力だけでなく品質の競争力も備えてきており、
悩みの種だった品質問題は解消されつつある」と強調する。イレ電子の場合、台湾現地に支社を設置。
品質検査を終え次第、本格的な輸入に乗り出す。

大手完成品メーカーはこのほかにも、さまざまな原価節減案を推進している。
最も盛んなのが、個別購買を共同購買に切り替えて納品単価を引き下げる方法。
大宇エレクトロニクスは、組織改編により事業部数をこれまでの6つから3つに統合して事業部別の共同購買を強化。
LG電子も、本社レベルでの共同購買規模を昨年の6,000億ウォンから今年は2兆5,000億ウォンに引き上げる予定だ。

■国内部品業界に激震

大手完成品メーカーのグローバルソーシング強化により、
国内の中小部品メーカーは大規模なスリム化を余儀なくされそうだ。
各メーカーが生き残るためには、生産施設を中国など海外に移転するか、
部品メーカー間の買収・合弁(M&A)により競争力を高めるしか方法はない。

電子業界の関係者は「これまで国内の部品メーカーは、技術開発やコストダウンの要求に対応できていなかった。
必要に迫られて体質を改善してきた台湾メーカーに比べ、価格や品質が劣るのは当然」と指摘。
別の関係者は「国内部品メーカーが工場の海外移転やM&Aを断行することで、
部品・素材部門でも『産業の空洞化』が加速するのでは」との懸念を示している。