【報道】日本マスコミによる半島ニュース16

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138マンセー名無しさん
産経朝刊(2005/01/09)
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◆韓国の無料ネット新聞 記者は一般市民 双方向性で人気
購読者200万人/収益力の弱さ課題

 韓国で購読料無料のインターネット新聞「オーマイニュース」
(ソウル市)が旋風を巻き起こしている。約三万六千人の一般市民が
記者となるユニークな編集方法で、二十−三十代の若者を中心に支持を
集めている。一日の購読者数は二百万人を超え、既存のテレビや新聞に
比肩する影響力を持つメディアに成長した。ただ、広告収入に頼る
収益力はまだ脆弱(ぜいじゃく)で、安定したビジネスモデルを確立
できるかが課題だ。(冨岡耕)

 オーマイニュースは二〇〇〇年二月に大手月刊誌出身の記者ら四人で
創刊した。ネットを利用した媒体は多数あるが、オーマイニュースは
誰でも記者となれる「市民記者」が特徴だ。

 下着店を経営する四十代の女性も市民記者の一人。不景気でガスや
電気、水道を止められた現状を、品不足となった店内の写真付き記事で
詳細に投稿したところ、記事に価値があると考えた読者約八百二十人
から総額五百万ウォン(約五十万円)がこの“記者”あてに振り込ま
れたという。

 編集局には、映画・本の紹介や日常の出来事、政治評論など一日
百五十−二百本もの記事がメールで市民記者から寄せられる。約十人の
専任編集員が記事の信頼性や盗作でないかなどを調査後、約七割を
ネット上に記事として掲載する。一本当たりの原稿料は二千ウォン
(二百円)−二万ウォン(二千円)。加えて読者からの直接対価も
期待できる。
139マンセー名無しさん:05/01/09 12:21:04 ID:blaAlFI3
>>138
 鄭雲鉉(ジョン・ウンヒョン)編集局長は「多くの人は自分の気持ちを
誰かに伝えたい希望がある。それを、世界中に配信できるネット時代が
可能にした」と成功要因を分析する。

 読者が自由に意見や感想をメール送信できるネット上の読者室には、
記事一本につき約三千五百本の意見や感想が寄せられる。二〇〇二年の
韓国大統領選では劣勢といわれた盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏を後押しし、
選挙戦後半になると、一日平均約六百十万人がオーマイニュースの
大統領選記事を閲覧。若者を中心に「政治を変えよう」のスローガンが
ネット上の読者室に多数寄せられ、同氏の当選に大きく貢献した。

 一方、日本でも「JANJAN」という市民記者によるネット新聞が
あるほか、プロ野球参入希望で話題になったライブドアもオーマイニュ
ースを模した新聞を今月、創刊する予定だ。欧米でも参入企業が出始め、
インターネット新聞は世界中に広がりつつある。だが、オーマイニュースの
鄭編集局長は
「韓国で成功したのは、一つの問題をネット上でみんなで議論する風土が
あるからで、日本や米国では成功しないだろう」
と他国での展開には否定的だ。

 そのオーマイニュースですら大きな問題を抱えている。月間売上高
約三億ウォン(三千万円)の大半を広告収入に頼るが、経費は二億五千
万ウォン(二千五百万円)もかかる。最近になって黒字化は達成したが、
広告収入の変動は大きい。現在自主的に購読料を支払っている八百人ほどの
有料購読者をいかに増やすかも課題だ。

 副業の市民記者もネタをどこまで深く掘り下げ、信頼性を確保できる
かが問われる。この点について鄭編集局長は
「関心の高い記事はプロの専門記者が追加取材も行う。ただ、インター
ネット新聞にとって一番重要なのは、読者も記者も一緒に楽しめる
“双方向性”だろう」としている。