ロス暴動で徹底的に襲撃を受けた韓国人
ロスの後に連想する二字熟語。「疑惑」なら、それは日本人。韓国の人ならば、「暴動」だろう。
今年で十年になる。九二年四月二十九日、ロサンセルスのダウンタウンで黒人の暴徒が放火や
略奪を繰り広げた。五日間の騒ぎで死者は五十五人。千百以上の建物が炎上または崩壊した。そのほとんどが韓国系商店だった。
「あのとき向こうの組織は銃を持って蜂起した」
もし、ブラジルの韓国人街ボンレチロ区で同様の暴動があった場合は、「もちろん銃だ」
独自の連絡網を有する。三十分もあれば、「すぐに八十人くらいは集まる体制を整えている」。周囲の空気がぴりっとした。
語り手は、元韓国海兵隊協会ブラジル支部の面々だ。
http://www.nikkeyshimbun.com.br/020613-72colonia.html