あれっきり討論会の記事が出てこないので、以前の物から。
時代精神 インタビュー
‘神話から歴史へ’ (李栄薫,ソウル大学校 経済学科 教授)
http://www.zeitgeist.co.kr/bbs/view.php?id=04&page=1&sn1=&divpage=1&sn=off&ss=on&sc=on&select_arrange=headnum&desc=asc&no=29 時
うちの社会には挺身隊と慰安婦を同一視する人達が少なくなかったのです。
このために、日本政府が挺身隊動員令を下して制度的に組織的に数多くの朝鮮の娘達を日本軍の性的玩具にさせたという考えを持った人もいました。
このように事実と完全に符合しない集団意識が、何時,どの様に形成された事なのか知りたいです。
李
事実,そうした集団意識は去る70〜90年代に形成されたのです。
60年初頭までにしてみても、国史教科書に‘挺身隊’は慰安婦とは関係無く、日帝が軍需産業現場に女性を動員した戦時動員体制の一環であると説明されています。
その時までにしてみても、挺身隊が即ち慰安婦という大衆的観念は成立してはいなかったのです。
言い換えれば、慰安婦を挺身隊と一致させる国民大衆の観念は、60年代以後に国史教育や映画,小説などを通じて次第に形成されて来たものです。
私も正確な記憶は無いのですが,挺身隊という言葉を知った最初の瞬間から、それを慰安婦として思って来ました。
多分、中・高等学校の時にそのように教育を受けたのではなのかと見当をつけます。
私が数々の文を通じて屡次(再三)指摘している事ですが,韓国人達の集団記憶としての国史というものは多くの場合、近い過去に韓国人達が自分の必要に因って作った加工(?架空)のイメージです。
慰安婦を挺身隊と一致させているのが、その典型的な例でしょう。