ソウル大教授「日本による収奪論は作られた神話」

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565マンセー名無しさん
李栄薫教授インタビュー

日帝植民地時代は、私たちの歴史の暗黒期に思われて来た。日帝の一方的収奪の下、植民地朝鮮の民衆は窮乏と桎梏に呻いたというのが伝統的歴史認識だった。
しかし最近、学界の一角でこんな認識は植民地朝鮮の実状と距離が遠いという主張が頭をもたげている。

特に経済的に大きな発展が成り立ったし、当時移植された近代的資本主義の土壌が、1960年代以後、飛躍的経済成長の一要因に挙論されている。
こんな主張の先頭に立っている、社団法人落星垈経済研究所イ・ヤンフン(李栄薫・53・ソウル大経済学科教授)所長に会ってみた。



Q.日帝植民地時代のイメージを修正するようになった個人的動機は。

A.1990年に、日帝の土地調査事業共同研究に取り掛かった。全国を回って土地台帳など現資料を収集した。慶南金海地域には大量の現資料が残っていた。
資料を見て、教科書とはあまりに違う内容にびっくりし驚いた。

土地申告をするようにして粗暴な農民たちの未申告地をでたらめに奪ったという教科書の記述と違い、未申告地が発生しないように綿密な行政指導をしたし、土地詐欺を防止するための啓導・啓蒙を繰り返した。

農民たちも、自分の土地が測量されて地籍に上がるのを見て、喜んで積極的に協調した。その結果、墳墓、雑種地を中心に0.05%位が未申告地で残った。
あの時、私たちが持っていた植民地朝鮮のイメージが架空の創作物なのを悟った。”


Q.すると土地調査事業の目的は何なのか。

A.日帝の殖民統治史料を詳らかにのぞき見れば、朝鮮の永久併合が植民地統治の目的だったことを分かる。
収奪・掠奪ではなく、日本本土と等しい制度と社会基盤を取り揃えた国に作って、永久編入しようとする野心的な支配計画を持っていた。
近代的土地・財産制度などは、このため過程だった。”