コリアンジョーク30・∵

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595コリアンダー
「冬の日の出来事」

 半島で有事が起き、二ダーたちが冬の日本海を泳ぎながら親戚のいるイルボンに
向かっているのが見えます。

 巨大クラゲに捕まりそうになり、日本海の海の冷たさに次々と消え逝く二ダー
たち。

 「ウリ達は必ず,日本に憑いて幸せになるニダ。日本に住んでいる同朋達はウリ
達をきっと温かく迎えてくれるはずニダ」

 リーダー格の二ダーはそういって仲間たちを励まし続けましたが、やっと陸地が
見えたところで彼自身の火病パワーも尽き果ててしまいそうになりました。

 「ウリ達はここで果てる運命ニダか・・・。」

 その時、陸地の方から小船が一杯こちらの方に向かってきました。
二ダー達は最後の力を振り絞って「アイゴー、アイゴー」と叫び続けました。

 そう、ザイニチダー達がたくさんの船に乗ってやってきたのです。

 「助かったニダ」「同朋が助けにきてくれたぞ」
「ウリ達は日本で幸せになれるニダ」

「・・・でも彼らはなんで鍬を櫂の代わりに使ってるニダ?」

 冬の日本海の一部がキムチ色に染まった日の夕暮れ、リーダー格の二ダーが
その生涯肌身離さず持ち歩いていた、かって日本に残してきた家族の写真だけが
日本の浜辺に打ち上げられたそうです。