http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2005/02/0502j1014-00003.htm 〈総聯に対する政治弾圧−科協に強制捜索〉 在日本朝鮮人科学技術協会会長談話
警視庁公安部は14日、在日本朝鮮人科学技術協会に対し、当協会会員
2名への「薬事法違反容疑」名目で、百余名の機動隊員を大々的に動員し
た不当な強制捜査をおこなった。
警視庁公安部は「はじめに強制捜査ありき」という姿勢で、われわれが
弁護士の立会いのもと捜査を行うことを強く要求したにもかかわらず、
それを拒否し、約五時間に及ぶ捜索を強引に行い、被疑事実とは全く
関係のない43点もの資料を押収するという暴挙を行った。
当協会は、警視庁公安部が「薬事法違反容疑」があるという某製薬会社
とは全く関係ない。
にもかかわらず、被疑者である会員個人に対する「薬事法違反」という
「容疑」で、当協会事務所を強制捜査したことは、不当極まりない過剰捜査
であり、政治的弾圧である。
しかも強制捜査を事前にマスコミにリークし、あたかも当協会が「薬事法
違反」に関与したかのような報道を行うよう仕向けたことには何がしらの
政治的意図があると言わざるを得ない。
在日本朝鮮人科学技術協会は、当協会の名誉と権威を著しく侵害し、
協会の活動に多大なる損害をもたらしたこのたびの極めて過剰な捜査に
対し強い憤りを禁じえない。
われわれは、警視庁公安部による不当な強制捜査に対し抗議すると
共に、当局が捜査の違法性を認め、謝罪することを強く求めるものである。