[総合]小泉首相北朝鮮訪問part40[さぁ?]

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643しかやあ
中国企業、北朝鮮で苦戦 習慣の壁、法律も無力
 【北京=野口東秀】「北朝鮮進出の中国企業の成功者はごくわずか」−。中国で北朝鮮への投資
が活発化するなか、北朝鮮独特の商習慣など壁に阻まれ、中国企業ですら大苦戦している。政府系
週刊誌が伝えたもので、同誌は「成功者は数えるほど」と警鐘を鳴らしている。
 「中国で一枚五元(一元約十三円)のTシャツが北朝鮮では四十元を超える」。国営新華社通信発行
の「瞭望東方週刊」最新号は、北朝鮮では中国の十倍ほどの値段で商品が売れることから「巨大な
発展の余地がある」とする一方、「中国の民間企業が(中国政府の)頼りもなく進出し、ビジネスチャンス
を探しても、何も得られない可能性が大きい」と伝えた。
 同誌は先に、「中国人(中朝国境の)鴨緑江を再び渡る」と、朝鮮戦争で中国の義勇軍が川を渡った
ことをもじり、中国企業の進出ぶりを伝えていた。中国人企業家にとって北朝鮮は「月給が一般的に
百元、最低で二十数元」と人件費が安いうえ、「米国人や日本人に反感があり、中国人に有利」という
魅力もある。
 中国企業進出の象徴的存在が、北朝鮮最大のデパート「第一百貨大楼」。だが、浙江省温州の
企業家が改修して年内にオープンするはずだった計画は頓挫している。「デパートも計画的な配給
制度下にあり、陳列台も同じ。外資は商品を提供するだけだ」(駐中国北朝鮮大使館員)という状況が
理由だという。
 “北朝鮮司法”の壁もある。中国の企業家は「問題が起きても信頼関係で解決するしかない。法律は
役に立たない」とバッサリ。タイヤを輸出した中国企業は、「サイズが違う」と代金支払いを拒絶され、
裁判所に提訴。勝訴はしたものの、政府主導の北朝鮮企業に対し裁判所が強制執行できるわけもなく、
中国企業は別のビジネスでその穴を回収するはめになったという。
 こうしたトラブルは枚挙にいとまがなく、北朝鮮企業の中国企業に対する借金は、二〇〇二年までに
中朝国境にある丹東市だけで二千万ドルを超え、「総額では少なくとも一億ドル」との指摘もあるほどだ。
http://www.sankei.co.jp/news/041016/morning/16int003.htm