韓国人と一緒に仕事して困ったこと 44

このエントリーをはてなブックマークに追加
513長ネギ共和国 ◆T4GfpEWF06
一瞬の逡巡の後、ダッシュで駅に向かうと、駅の横を素通りしてそのまま走り抜けました。
切符を買ってる間に追いつかれるのは間違いなかったからです。
後ろを振り返るとKが走って追ってきます。怖いです。まるで野口を追うヌデレバです。
ただ、野口と違うのは一度追いつかれたらTHE END な所です。無我夢中で走りました。
もともと脚にはそれなりの自信があります。そのまま隣りの駅まで一駅分を走りぬけ、
振り返ってみるとKがいました。差は縮まってこそいませんでしたが、開きもしていません。
もの凄い恐怖です。全力で走りながら、青信号を見つけるたびに渡ってひたすら逃げ続けます。
通行人にぶつかりそうになりながら、とうとう二駅目を素通りする頃になって振り返ると・・・。

まだいました。むしろ差が縮まっているような気すらします。もうほとんど諦めかけていました。

わき道にそれて必死に逃げ続ける私。気がつくとなんだか見覚えのある所を走っていました。
ふと思いつき、最後の力を振り絞って引き離しにかかります。
少し差が開いてきたところで、曲がり角を曲がってすぐの店に駆け込みます。よく行く古本屋です。

私「匿ってください!」

といったつもりでしたが、声がかすれて
「ぁくあってくらさっ・・・」のような意味不明の言葉になってしまいました。
店の入り口からは死角になる本棚の向こうに見を隠すと、一分程息を殺していました。

・・・ゆっくりと足音が近づいてきました。言霊を宿らせたSを呪いました。
514長ネギ共和国 ◆T4GfpEWF06 :04/09/01 20:15 ID:DCUXnC49
「・・・なにやってんの?」
店の親父さんでした。安堵感からその場にへたり込んでしまいました。
念のためにそのまま十分ほど身を隠し、電車に飛び乗って逃げました。
とにもかくにも貞操は守りました。つけられていないか何度も確認しながら帰りました。
とりあえず現時点では無事です。

何故あの辺りにKがいたのかが謎ですが・・・。



ネタ投下終了です。御静聴有り難う御座いました。
もう二度とここに顔を出さなくて済めばいいのですが・・・。