[総合]小泉首相北朝鮮訪問part39[どうなんでしょ]
北の反応ないのが面白い
692 :
しかやあ:04/09/05 11:25 ID:K4X6ikiM
■【主張】韓国ウラン濃縮 北の核開発への影響懸念
またやっていたのか、というのが率直な感想である。韓国の科学技術省は二日、国際原子力機関
(IAEA)に事前届け出をせずに核兵器用と同等の濃縮度を得るウラン濃縮の実験を二〇〇〇年に
行ったと発表した。
韓国は今年二月、抜き打ち査察なども受け入れるIAEAの保障措置協定(査察)の追加議定書を
批准した。これに伴い報告義務の拡大などに備え、国内の原子力施設を調査する過程で原子力研究所
の研究員が、原子力発電所用のウラン燃料の国産化の一環として実験を行い、高濃縮ウラン
〇・二グラムを生産したことが発覚した。しかし核開発とは無関係で、実験に使った関連施設はすでに
廃棄したという。
原発用ならばウラン235の濃縮度は3−5%なのに核兵器にも使える80%にまで濃縮したのは
なぜか。韓国は一九七〇年代にも無届け濃縮実験を行った“前科”があり、IAEAは韓国政府が新たに
提出した報告書の事実確認のため、八月二十九日に査察官七人を同国に派遣して調査している。
ウランは発電用も核兵器用もウラン235の濃度を高めなければならない。ただ発電用は3−5%、
核兵器用は80%以上と濃度に格段の差がある。ウラン濃縮には遠心分離機を利用した「遠心法」
と波長の違うレーザー光線を使う「レーザー法」があるが、遠心法は千台以上の高性能の遠心機を
直列に連結して少しずつ濃度を高めるため、高濃度の濃縮ウランを得るには巨大な施設と一台一台
の遠心機の精度が要求される。
もともと兵器用に開発されたため各国ともその機器は重要な機密事項に属し、カーン博士が北朝鮮
にその技術を売ったとされる遠心分離機や、イランの濃縮疑惑の対象となっている遠心分離機も
同系統である。
一方、レーザー法は設備が小さく見つかりにくいが、生産能力が低く高濃度濃縮で実用化した国は
少ない。韓国が実験したのはレーザー法とされるが、背景にはこうした事情があったようだ。
もしIAEAが甘い措置をしたならば、北朝鮮の濃縮疑惑に対するIAEAの立場にも影響が及びかね
ない。IAEAの厳正な調査と措置が求められるゆえんである。
http://www.sankei.co.jp/news/editoria.htm
693 :
しかやあ:04/09/05 11:29 ID:K4X6ikiM
[韓国の核疑惑]「何のための高濃縮ウラン生産?」
極めて憂慮すべき事態だ。
韓国が核兵器製造につながる高濃縮ウランを、微量とはいえ極秘に生産していた。韓国政府は
事実関係を細大漏らさず公表し、核開発疑惑の払しょくに努めるべきだ。
疑惑は、同国西部にある韓国原子力研究所が二〇〇〇年初め、レーザー法によるウラン濃縮実験
を行い、高濃縮ウラン〇・二グラムの生産に成功しながら、国際原子力機関(IAEA)に報告しなかった
というものだ。
韓国政府は、実験は「少数の科学者らが自主的に一回だけ行った」と政府の関与を否定したうえ、
「核燃料国産化の研究」が目的だったと釈明した。「装置は実験直後に廃棄した」という。
しかし、重大な疑問がある。
まず、公的研究機関での実験でありながら、本当に政府が関与していなかったのかという点だ。
韓国政府は、いつどのように事実を把握したのか。
IAEAは二〇〇三年中ごろ、研究所の環境サンプル分析で高濃縮ウランを検出し、立ち入り査察を
求めたが、韓国側は拒否したとの情報もある。事実とすれば、韓国政府は遅くともこの時点で、
高濃縮ウラン生産の事実を把握していたことになる。
(略)
ウラン濃縮は、北朝鮮の核開発問題をめぐる六か国協議の焦点でもある。今回の韓国の疑惑は、
ウラン濃縮を否定する北朝鮮に格好の揺さぶりの材料として利用されかねない。米国政府も、
「あってはならないこと」と不快感を示した。
韓国政府は、「原子力の平和利用と不拡散義務を誠実に履行する」との立場を改めて示した。
そうであるなら、盧武鉉政権は、IAEAへの全面協力はもちろん、自らも真相究明を急ぐべきだ。
ttp://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20040904ig91.htm
694 :
しかやあ:04/09/05 11:31 ID:K4X6ikiM
社説2 見逃せぬ韓国のウラン濃縮(9/5)
韓国の政府系研究機関が国際原子力機関(IAEA)に申告しないまま、ひそかにウラン濃縮実験を
していたことが判明した。朝鮮半島の非核化を実現しようと北朝鮮に核開発放棄、核施設への査察
受け入れを迫っているなかで、韓国が核拡散防止の国際的な枠組みを逸脱してウラン濃縮をしていた
ことは極めて遺憾であり、韓国政府に核開発の疑念に対する明確な説明と原子力開発の透明性確保
に向けた是正策を求めたい。
IAEAや韓国政府の説明では韓国原子力研究所が2000年1―2月にレーザーを用いて高濃縮ウラン
を0.2グラムつくった。濃縮度は原爆転用可能な水準(80%程度)ともいわれる。韓国政府は「核燃料
国産化の研究」と釈明し、得られた濃縮ウランはごく微量と説明している。
しかし、通常の原子力発電所なら濃縮度が4%程度でよいので、80%程度の高濃縮ウランをつくった
理由は判然としない。量が少ないにしても、IAEAとの保障措置協定の違反の可能性もある。IAEAに
事前申告もせず、査察も受けずに高濃縮ウランをつくっていたことは国際ルールからの逸脱であり、
核拡散防止条約(NPT)の枠組みを軽んじる行為と非難されても仕方がない。
実験は韓国政府の関知しないところで行われたとされる。だが、政府も知らないうちに高濃縮ウラン
がつくられたこと自体、極めて問題で、事実関係を詳細に調べ、国際社会に対して疑念を解く必要が
ある。
韓国は現在、米国や日本とともに北朝鮮の核開発の放棄を迫り、朝鮮半島の非核化を目指している。
6カ国協議で日米韓に揺さぶりをかける北朝鮮を核拡散防止条約の枠組みに戻すには、関係国の結束
を乱すような疑念が生じてはいけない。韓国政府には原子力の平和利用の再確認と、核拡散防止への
真剣な取り組みを求めたい。
テロ対策に絡み国際社会は大量破壊兵器につながる核開発疑惑、核技術流出に敏感になっている。
イランのウラン濃縮は国際的に大問題になっており、パキスタンからの核技術流出も問題視されている。
日本と同様に原子力の平和利用に徹してきた韓国には、世界に範を示すためにも疑惑を招かない行動
が求められる。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20040904MS3M0401704092004.html