「どーするよ、博物館と博物<館:簡体字>並べるとみっともなくねぇ?」
「でも館だと中国人が読めないおそれがあるし、
<館:簡体字>だけだと日本人をないがしろにしてるように見えるって」
「日本人は上得意だから絶対はぶけねぇよ! でも中国は未開拓市場で希望があるし…」
「そーいや日本にはカナつーのがあったな。それでいこーぜ」
看板完成。しかしだれも韓国のことには思いが及ばなかったのだった。
いや、どうでもいいと思っていたのかもしれない。そして落書き…。
「どーするよ、作り直すときハングル入れるか?」
「いや、それではテロに屈することになる!」
「正直、韓国人の客いらんし。販売実績も大したことないし将来も期待できん」
「余白をなくせばいいんじゃない? 削れないように地の方に色しいてさ」
「お前、あったまいいー!」
そして、ベタ地に文字白抜きで文字以外のスペースはほとんどない
新しい看板ができあがったのであった。
しかし時をおかず、今度は「ミュージアム」が塗りつぶされる事件発生。
てなことになる悪寒。