>>156 のスレを読んで、資料集めてる最中です。
とりあえず、古事類苑と本朝食鑑と和漢三才図会の犬の項目は、コピーしてきました、読みかけで。
>>54 に突っ込みを
料理本にあるとの主張ですが、臨川書店の「翻刻江戸時代料理本集成」というシリーズがありまして、
江戸時代のメジャーな料理本を翻刻して素材ごとの索引も付いているのですが、犬の項目は
この手のスレで毎度毎度紹介される「料理物語」だけでした。
犬料理は、江戸時代を通して「料理物語」だけで紹介されているとまでは断言しませんが、これで
「料理本にある」とまるで普通の料理の様に主張するのは変ではないかと…。
ちなみに、比較のために東洋文庫に収められている「朝鮮の料理書」を見ると
三冊中女性が書いた家庭料理の本二冊で犬肉のさまざまな料理が載っていました。
(もう一冊は男性が書いたグルメの本で、犬肉料理は、載っていない。)
つぎ、『落穂集』。森銑三が、『落穂集とその著者大道寺友山』(@森銑三全集)で書いてますが、
写本に写本を重ねられていて、擬すべきものが多い、特に『落穂集』は『落穂集』ですらなく
明治時代に『史籍集覧』に入れられる際に誤ったとかそういうゴタゴタのあるものでして、一度
きちんと原本を確認した方がよいと、これは自戒も込めて言ってるんですが。
あと、会津藩のことも同じ本からでているんでしょうね、大道寺友山は会津藩に仕えていますので
それを略すのはフェアでないと。