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マンセー名無しさん:
【正義を主張しないこと】
『口に正義を唱え始めた瞬間から、その人の不幸が始まる』
これは講演などで折につけ、私が皆さんに説いている言葉です。そして、よく皆さんから反駁をくらいます。
『正しいことを主張して、何が悪いのですか?それは世の中にあっては、むしろ必要なことではありませんか?』
ここで注意してほしいのは、私は何も、『正義を主張することが悪いことだ』とは言っていないことです。
私は、事の是非善悪について言っているのではなく、ただ『不幸になる』と言っているのです。そして、この場合の
不幸とは、貧乏とか社会的疎外などの、いわゆる不遇と呼ばれる環境的なものであり、必ずしも、内部的つまり彼の
精神的な部分まで意味しているわけではありません。
もちろん、正しいことがこの世の中で行われることは必要不可欠なことで、それは全く当たり前のことです。
しかし私が思うには、正しいことは、なるべく目立たないように、自らが行うべきもので、声高らかに他人に
向かって主張すると、危険が身に及んでくると思うのです。それはなぜかというと、その相手の自己重要感を傷つける
からなのです。
もし、あなたが魅力ある人になろうと思ったら、ぜひとも次の言葉を記憶する必要があります。
それは『人は自分の不正を指摘されることを好まない』ということです。
正義は不言実行型が好ましく、間違っても有言不実行型になってはいけません。また、言うことも言うが、やること
もちゃんとやっているという有言実行型もあまり好ましくないのです。なぜなら、この場合の有言は、『相手を正そう
としている』からなのです。
まず相手を、あるがままに受け入れる、ということです。といって、そのまま全てを諦めてしまうのではなく、
その後ずっと、相手の変容を期待し続けるのです。
ただし、その期待は、いつも表層意識上において思い続けるということではありません。潜在意識の中にインプット
して、それを暖めておく、ということです。そして時折、そのインプットを繰り返すのです