【報道】日本マスコミによる韓国ニュース8

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大韓航空機爆破事件から16年 行き過ぎた“逆転史観”…「謀略説」蔓延
当時の捜査官ら、名誉棄損で告訴へ
 【ソウル=黒田勝弘】世界を驚かせた一九八七年の大韓航空(KAL)機爆破事件は
二十九日で満十六年になる。韓国では最近、「あの事件は韓国情報機関による謀略
だった?」など「疑惑説」を強調する小説やテレビ番組が登場し問題になっている。
こうした謀略論は北朝鮮が責任逃れのため当時から主張してきているものだが、「韓国
がいくら言論自由といってもあまりにひどい」と、当時の情報機関の捜査官らが名誉棄損
で告訴に立ち上がるなど波紋を呼んでいる。
 韓国では近年、民主化の結果として左翼思想解禁、親・北朝鮮ムードの広がり、過去
否定を強調する革新的な金大中・盧武鉉政権の誕生などで、過去の政治的事件について
はすべて政府や当局など国家権力が悪かったとする“逆転史観”が大流行している。
 北朝鮮との南北関係についても、すでに金大中前大統領自身が朝鮮戦争五十周年
(二〇〇〇年六月)の記念演説で、戦争の責任を旧ソ連のせいにして北朝鮮を免罪している。
 また、一九八三年十月、ミャンマー(旧ビルマ)での北朝鮮工作員による爆弾テロで韓国
の閣僚など多数が死傷した「アウン・サン廟事件」から今年は二十周年だったが、韓国政府
は何らの行事も行っていない。
 (続く)
803 :03/11/29 11:19 ID:tsAyHHiI
>>802の続き

今回のKAL機事件に関する謀略説や疑惑説は、北朝鮮に対し限りなく“甘い”という最近
の韓国社会の風潮が、北朝鮮のテロ犯罪まで免罪する方向に進みつつあることを示すものだ。
 事件は中東帰りの韓国人を中心に乗客乗員百十五人が乗ったKAL機が飛行中に爆破
され全員犠牲になるという凶悪なものだった。日本人を装い途中で飛行機を降りた犯人の一人、
金賢姫(偽名は蜂谷真由美)が直後に逮捕されたため事件の真相が明らかになった。
 しかし北朝鮮は今なお「われわれは無関係。事件は韓国当局による謀略」といい、その
主張に乗った出版物やパンフレットなどが日本では以前から出されている。韓国で問題に
なっている小説『背後』やKBS、MBCなどテレビ各局の疑惑を強調する特集番組は、そうした
日本での以前の出版物が大きなヒントになっている。
 謀略論や疑惑説は、事件が韓国の大統領選直前だったことや犯人の行動の“不自然さ”など
を無理に疑惑に仕立て上げたものだが、それによると結果的には「犯人の金賢姫は韓国当局
の要員で事件はやらせ」という「とんでもないお話」になってしまう。
 元捜査官たちによる小説の作家や出版社に対する告訴が正式に取り上げられた場合、
金賢姫が証人として出廷するのではないかといった期待(?)も聞かれる。
 過去否定で情報機関を悪者にする風潮が最近の韓国では強いだけに、「とんでもないお話」
が意外に関心を引いている。
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20031129/KOKU-1129-03-02-58.html