【ほっほぅ〜だよぅ】はニダーへの呪文!

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2辛い!
九尾狐さん、お疲れさまでした、なんだか気が引けますけど。

工場の視察が終わり会議室に戻りまず、先方の社長が
先方は「遠路はるばるようこそお越しくださいました」、と丁重な挨拶で始まり
私はちょっと安心して相手方の顔並を拝見しお互いの自己紹介です。
先方は社長以下、部長、理事、課長、係長、現場担当者2人

それが終わった後、上司が
「試運転が始まり2週間経ちました、機械も順調に稼働しているようですし
今日は検収をあげていただきたく存じます」と。その時理事が唐突に
「何か担当者が問題あると言ってるニダ」
と係長にいきなり話をふり、彼が話し始めました。
「こんな機械は駄目ニダ」
我々は顔を見合わし
「ハァ、何でしょうか」
「ラインのこの部分に、あの装置が付いていないので使えないニダ」
上司は私に目線を配らせ、何のこと言っているんだと訪ねてきましたので
「ええっ、それはもう1つ上位機種でこのマシンには付いていません
もちろんオプションでは付けられますが」
それを聞いていた理事が(この会社の役職付きの方々は簡単な日本語を理解します)
何か言い出しました

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3 :03/09/12 22:39 ID:HxCiPuko
ふーん
4辛い!:03/09/12 22:39 ID:Lret5klJ
「とにかく使えないニダ、さっさと付けるニダァーー」
担当者も
「とても使いにくいが、使ってやっているニダ、日本のマシンは最低ニダ!」
と理事を後押し、その後部長が
「検収はあげられませんなぁーニダ」
我々はアゼーン、ポカーンとだらしなく口を開けてしばしの間沈黙
上司を見るとだらしなく視線の焦点が定まっていません。

ハッと思いだし目の前にある契約書を取り出しその項目のページを
開きました、こんな事を忘れるくらい唐突だったのです。
上司の太股の所をつつき、覚醒させてから目線で合図をし、そこら辺は
彼も海千山千の強者です。
「で、今は我々のマシンで操業されていないのですか?」
「仕方ないので、使ってやっているニダァー」
そりゃ無いだろう、くっ、と腹に据えかねるものがありました。

私も少し冷静になり、契約書の条項を指し相手に示したところ
思いも寄らぬ悪夢が待っていました。

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5辛い!:03/09/12 22:40 ID:Lret5klJ
御社との契約はここに書かれているように、その部分は今回のマシンには
その仕様は含まれておりませんと、此方の意志を先方に伝えると。

「そんなもん必要ないニダアアァー、とにかく付けるニダアアァー」

とその時私はまだ知る由もない、火病の前触れを目のあたりにしました。
それはあくまで前触れでありました。
そうです私は彼らにこの後、火病に油を掛けてしまったのです。
「契約書は万国共通で決められた法律ですので、守っていただくしかぁ」
そこまで言ったときです部長曰く
「ここは韓国だぁー!、ここは韓国なのだぁーニダァ〜〜」
先方の社長をのぞき彼らは総立ちになっていました。
私は彼らが何を言っているのか全く理解不能になってしまいました。
係長の口からは泡のようなモノが見え隠れして居るではありませんか!

その時です!!、何を思ったか配管屋のオヤジも一緒に立ち上がりました。
口をとがらせ木訥に何か言ったのです。

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6辛い!:03/09/12 22:40 ID:Lret5klJ
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配管屋のオヤジの口から木訥に。私が聞こえたのは
「おみゃーさん達、ほっほぅ〜だよぅ」
確かにそう聞き取れました。
皆一同一瞬静粛になりました、彼が何を言ったのか考えたのです。
理事が、真っ赤な顔になり
「あなたは関係ないニダ、言ってることがわからないニダァ!」
「おみゃーさん達、ほっほぅ〜だよぅ」
係長がいきなり倒れてしましました、危ないとは思っていましたが
まさか....
一時静粛だった会議がまた騒然となりました、担当者2人で係長を
運び出している時にもう完璧に韓国語で残りのメンバーがオヤジに
たぶん罵声を浴びせかけていたのでしょうが、相変わらずオヤジは

「おみゃーさん達、ほっほぅ〜だよぅ」
「おみゃーさん達、そりゃ、ほっほぅ〜だよぅ」

を連呼しているだけです。
今度は理事が泡を吹き倒れました、その後担当者1人も痙攣して
倒れました。天下の一大事です。
会議どころでは無くなってしまいました。救急車が来て彼たちを
運び出した後、会議室は我々本人側と先方は社長だけになってしまい
とても気まずい雰囲気の中とても信じられないことが起こったのです。

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7辛い!:03/09/12 22:40 ID:Lret5klJ
なんと社長が検収書に、同意のサインと判子を押してくれたのです
信じられませんでした。

これは茶番劇、いいや基、検収時の定例行事なのか、正常でない頭で
そう信じることにしました。
上司は放心状態でした、配管屋のオヤジは席に着きタバコをぷかぷか
ふかしています、それにしても

「おみゃーさん達、ほっほぅ〜だよぅ」
「おみゃーさん達、そりゃ、ほっほぅ〜だよぅ」

が未だに耳の中で木霊していました、意味は何だろう??
とても聞きたい、しかし聞いても今の私には理解できないだろうと
その時は何故かそう思い、聞きそびれてしまいました。
その時はオヤジのおかげで検収が上がったと、そう信じていたからです
そのおかげで今に至っています。

皆様の中でもしこの意味がおわかりの方がいらっしゃれば
この場をお借りして、御教授していただけないでしょうか?

長々の駄文、おつき合い頂まして本当にありがとうございました。

完。