【漫画アニメ統合】○○はウリナラの作品ニダpart11

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354蚯蚓 ◆gu7/rPtdAY
『水滸伝』が初めて知られるようになったのは、30年前の1973年
にまで遡る。「若かった34歳の時に出会った『水滸伝』は、私の心を
揺るがしました。宋の徽宗の統治下の腐敗した時代に苦しむ民衆と英雄
豪傑たちの憤然とした姿を見て、維新統治下の過酷な時代をその中で風
刺したかったのです」

 連載は続けることができなかった。『水滸伝』で及時雨の宋江と権力
争いをする玉麒麟・盧俊義の登場直前に連載は終わった。全体の3分の
1を残して終了した惜しまれる連載だった。

 それから30年ぶりに出版されたw高羽栄 水滸伝』で読者は、高羽栄
という冠詞が保証する滑稽さと諷刺に酔わされる。しかし、30年の歳
月がもたらした変化もある。
355蚯蚓 ◆gu7/rPtdAY :03/07/14 23:09 ID:vX4CMrRF
『水滸伝』には英雄の武勇談に劣らず、数々の死が登場する。高氏は
「以前は『水滸伝』を体制に対する抵抗の手段としてだけ読み、悪に対
する復讐を通快に描いたが、今は登場人物たちの生き方には愛情を、死
には哀れみを感じる」と語った。

 自分を殺そうとした張氏の家族16人を皆殺しにした後「皆が組んで
私を欺いた行為に堪えることができず復讐したが、今は彼らの冥福を心
から祈る」(『高羽栄 水滸伝』第10巻60ページ)と悔やむ場面は、
原典はもちろん、30年前の漫画『水滸伝』にもなかった内容だ。

 新たに誕生する『高羽栄 水滸伝』には「ヒップホップ」、「リスト
ラ」、「ゴルフ接待」といった用語が登場し、現代の韓国社会の肖像画
が描かれている。高氏は「古典を漫画化する私の作業は、結局は現代の
私たちの姿を見るためのもの」と語った。