【検索不可】ぴよんと在日検閲網 17【削除圧力】

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 過去日本の植民地政策によって、私達の祖先は国を奪われ、言葉を奪われ、名前を奪われ、人間
の尊厳ともいえる民族のアイデンティティーを奪われてきました。それを取り戻そうとするのは
当たり前の権利であり、それは当然保障されるべき権利であると考えます。

 先日の文部科学省の発表では、国立大学の受験資格に「英語教育を行っているインターナショ
ナルスクール」は認める方向だが、「朝鮮学校・韓国学校・中華学校」などの受験資格はみあわ
せると言うものでした。これは明らかな差別であり、重大な人権侵害であると思います。

 公立大学や私立大学では多くの学校が受験資格を認め、たくさんの子ども達が進学し、学んで
いる現実があります。私達は同じ日本に住む住人です。国籍が違うから、現在の政治情勢が悪い
からと言って、この国で暮らす一人の市民である子ども達の権利を制限する事は基本的人権の
侵害であり、国際人権規約及び子どもの権利条約の明らかな違反であり、日本がいかに人権後進国
であるかという事を露呈しているといわざる得ません。

 一人の人間が人間として生きていく上で必要な基本的人権である民族教育を大切にし、子ども
達がコリアンである事を誇りに思えるような、そんな社会が真の民主的な社会なのではないでし
ょうか?

 違うから排除するのではなく、違うからこそ認め合い、互いが学び合える場が、民族学級で
あり、民族学校なのではないでしょうか?

 民族学校に違和感を持つ人は、公開授業など見に行き、自分の目で確かめて欲しいと思います。
そこで学んでいる子ども達は皆、あなた方の子ども達と何ら変わりのない普通の子ども達です。
その子ども達が国籍ゆえに権利が制限されている事を疑問に思って欲しいと思います。

 在日コリアンの子ども達がキラキラした目で、ウリノレを歌い、民族楽器を演奏している姿は、
同じ場で学ぶ日本の子ども達にも輝いて見えていると思います。

 一人一人が同じ人間として認め合い、違いを尊重し、認め合う事ができる社会になるように、
まず私達大人から相互理解の第一歩を踏み出しましょう。