ちやんとした國の軍隊を紹介します。現代日本もかう云ふ事が當り前のやうにできな
ければなりません。
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http://village.infoweb.ne.jp/~navy/toukou/001.htm ひうらさんの思ひ出 (帝國海軍は断じて同胞を救ふ)
北鮮による邦人誘拐問題はさっぱり進展しませんが、この点でも昔の日本の方が
しっかりしてゐたものです。
日本海軍は北洋警備−北洋漁業保護の為に、最旧式駆逐艦を以て編成する駆逐隊の
一隊(定数四隻 司令は大佐または古参の中佐)を毎シーズン派遣しておりました
國民性なのでせうか、蘇聯は昔から露骨な國で、我が駆逐隊が漁業海域に到達し警
備任務に就くや、日頃横暴なる蘇聯艦艇も、途端に猫の如く大人しくなりました
だから駆逐隊は毎度漁民から熱狂的大歓迎を受けたものですが、必要に応じ、戦隊
若くは艦隊を神速に
派遣することも行はれたやうです
父の友人に「ひうらさん」といふ越後人がありました
生きて居られればゆうに百歳超えませう
明治の御代に雪の越後を後にして、刻苦勉励、数多辛酸を嘗め、戦後は小金持に
なり、銭湯など経営して世を終へられました
この御仁が、大正の末か昭和の初め、蟹工船に乗組んで北洋漁業に従事してゐた時
の話です
氷濤の中、果敢に操業してゐた或日、突然蘇聯の警備艦艇に謂れ無く拿捕され、乗
組員一同、浦塩に聯行、
抑留されました
此処までは今日と同じです(續く)