>>339 ソメイヨシノ(染井吉野)は,江戸末期から明治初期に東京染井村
(現在の豊島区駒込)の植木屋から売り出されました。
古くはサクラといえばヤマザクラを指しましたが,
明治以降はソメイヨシノを指すことが多くなりました。
本種はオオシマザクラとエドヒガンとの自然雑種で,
樹高10〜15m,径40〜50pですが,青森県弘前公園には
径1mを超える大木があります。
枝は太く,横に広がりますが,斜垂することもあります。
葉は広卵形で質はやや厚く,先は尖り,長さ8〜10p,
重鋸歯ジュウキョシがあります。
花は暖地では3月末,東北以北では4〜5月中旬に咲き,
花弁は5枚,径4〜4.5p,白色から淡紅色です。
果実は,ほかの品種と交配しなければつきません(自家不和合)。
単体で実生ができないのに、どうやって群生するんだっちゅーねん。
いちおう根で増えることもできるらしいが、
不安定な混合種なので、人の手が入らなければ、寿命はせいぜい50年。
それが自生、群生してるっちゅーのはどういうこっちゃ。 (藁