韓国系企業の明日はどっちだ! Part12

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■陰りはじめたソニーブランド神話■

消費者を引き寄せる魔法のブランド――それは今や、SONYよりSAMSUNGにふさわしい言葉かもしれない。
信じられないというなら、シアトルに住む米海軍の電気技師ネーサン・リトル(22)の部屋をのぞいてみればいい。
昨年までソニー製品で埋め尽くされていたリトルのリビングルームには今、サムスンの55インチテレビとDVDプレーヤーが置いてある。
「ソニーよりサムスンのほうが安いけど、品質はほとんど変わらない」と、リトルは言う。
世界では今、ソニーのブランド神話に陰りが生じる一方で、韓国のサムスン電子が市場での認知度と評価を急速に高めている。
 
218 :03/04/29 12:32 ID:dLeq7SV6
英コンサルティング会社インターブランドの「ブランド価値ランキング」によれば、ソニーの昨年のブランド価値は140億ドルで前年より7%減少し、
順位も20位から21位に後退。一方のサムスンは前年比30%増の80億ドルで、42位から34位に躍進した。
 
製品のデジタル化が進むエレクトロニクス業界では、ブランド力の低下は致命傷になりかねない。複雑な技術を要するアナログ製品と異なり、
品質で差別化を図るのがむずかしく、ブランド力が売れ行きを左右するからだ。「今のブランド力をみていると、ソニーの将来について少し心配になってくる」と、インターブランドジャパンの豊隅優・副社長は言う。
219 :03/04/29 12:33 ID:dLeq7SV6
業界の次の主戦場とみられている中国でも、サムスンの勢いが目立つ。「ソニーは日本発の素晴らしいエレクトロニクス製品のシンボルではあるが、
中国での存在感はあまりない」と、『パワー・ブランドの本質』の著書がある東京大学の片平秀貴教授は言う。

北京の賽特ショッピングセンターにはサムスンコーナーが設けられ、テレビやDVDプレーヤー、電子レンジなどが並んでいる。
一方で、以前は大量に展示されていたソニーのテレビは昨年夏から1台も置かれなくなった。「ソニーのテレビは高いわりに目新しさがなかった」と、店員は言う。

http://www.nwj.ne.jp/public/toppage/20030129articles/SR_kyo.html