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民主党の岡崎トミ子参院議員が先にソウルの日本大使館前で開かれた慰安婦問題支援団体
主催の「反日デモ」に参加していた問題で、岡崎氏は18日の同党常任幹事会で「国会承
認を得て訪韓した。反日デモに参加したわけではない。(産経新聞に)写真を撮られたこと
は反省している」と釈明し、党執行部は事実上不問に付すことを決めた。だが、党内では
依然として岡崎氏の行動に批判の声がくすぶっており、執行部の「甘い対応」(若手議員)
にも批判が飛び火しそうな気配だ。
岡崎氏は今月中旬、慰安婦問題で日本政府に国家補償を求める議員立法について韓国側と
意見交換するために訪韓。その際に支援団体の反日デモに参加し、韓国人とともに日本大
使館に向けて拳を振り上げた。
この行動に対し、同党内では13日、松原仁衆院議員ら15人が岡田克也幹事長に対し、
「極めて不適切な行動だ」と抗議文を提出。18日の党保守系グループ「政権戦略研究会」
(吉田公一代表幹事)の会合でも、岡崎氏への非難が相次ぎ、岡崎氏に説明を求めることで
一致した。
執行部は「岡崎氏に反日デモに参加したという意識がなかった」として沈静化をはかる考
えのようだが、同党国会議員には有権者から岡崎氏を批判する意見が多数寄せられており、
問題はなお尾を引きそうだ。
産経新聞 2003/02/19朝刊より 情報元を確認