【税金投入】四天王寺ワッソ復活?【白丁行列】

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224大阪府知事からの返答
文第448号 平成15年3月11日  ○ ○ ○ ○ 様
大阪府生活文化部文化課長  「知事への提言広場」に寄せられた質問について(回答)

平成15年3月2日付けEメールによる四天王寺ワッソへの資金援助に関するご質問に対
し、下記のとおり回答します。

◆ 現在、この助成を含む平成15年度当初予算(案)は府議会において審議中です。
◆ 四天王寺ワッソ開催を府が支援することが政教分離の原則に反するのではない
か、というご指摘ですが、宗教的活動に該当するかどうかは、その目的や効果を勘案
して判断されるものと考えられます。四天王寺ワッソは、四天王寺という場所が当時
の国際交流の舞台であった、という歴史的考察に基づいて、名称及び会場に「四天王
寺」を使用されていたものであり、宗教活動にあたるものとは考えておりません。
なお、今年、四天王寺ワッソ(仮称)を開催するにあたり、名称及び会場等について
は、集客見込みなどを踏まえ、改めて検討されるところと聞いていますが、それに対
する四天王寺の見解については承知しておりません。
◆ どのようなまつり、イベントであっても、民族差別があってはならないことは言
うまでもありません。現在、四天王寺ワッソ(仮称)は誰もが参加できる「自由参加の
まつり」としての趣旨を踏まえて検討されていると聞いております。したがって、特
定の民族だけの優遇や、特定の政治的意図をもつ宣伝に活用されることはないと考え
ます。
◆ これまで、四天王寺ワッソを開催するために、巡行する船だんじりや登場人物の
衣装などが多数製作されております。これらは歴史学者が当時の様子をできるだけ忠
実に再現したもので、貴重な文化資源と考えています。
  四天王寺ワッソ開催に多額の支援をしていた旧関西興銀の破綻により、船だんじ
りなどの物品を保管することすら困難になり、これを惜しむ人々によって、昨年再生
準備会が発足し、府に支援を求められました。
  ご存知のように、府も厳しい財政状況にありますが、貴重な資源の保存活用と賑
わいづくり等の観点から、その立ち上げの時期に限り支援を行うものです。