[話]いいヤツだったなぁ・・・って在日[聞かせれ!!]

この板では在日は悪く言われるのが常だけどさ、たまには息抜きでも。
こんないい話(体験談)あったなぁ〜ってヒト、良ければここに綴っていってクレ。
とりあえず自分から。
高校生になったばかりの頃、自分自身は別に不良じゃなかったけれど、なぜかヤンキーの友達が
毎日のように増えてってた。携帯を買ってもらったばかりで嬉しくてどんどん友達を作ってて、
もちろん地元だけじゃなく隣の市、隣の県なんかにもどんどん知り合いが増えてった。
そんな時、地元でかなり仲が良かった友達(別の市の私立高校に進んだ。かなり頭悪いとこ)のひ
とりが同じクラスだったのがキッカケで、田中っていう背の高くて痩せた、いかにもガラが悪い
顔つきをしたヤツと友達になった。電話番号も教え合ってたまーにムダ話したりしてた。
高校生になって初めての夏、とうとう調子に乗ってたことのツケが回ってきたようで(調子に乗っ
て遊びまわってたりね)、なぜか俺が友達とその彼女の関係を意図的に壊したってことになってて、
もちろん身に覚えはなかったがかなり焦ってた。田舎のヤンキーにありがちなことだけど、20人く
らいで俺をボコるとか言ってきた。もう泣きそうだった。周りの友達みーんなグルになってんだもん。
本気でビクビクしながら、シーツにくるまって動けなくて、30秒おきぐらいに鳴る携帯のバイブ
が怖くてたまんなかった。もう二度と安息の日々は戻ってこないだろうなぁ・・・とか思ってた。
絶望に沈んでた。
>>2へ続く。

そんな時、ふと田中クンに電話してみようと思って、電話したらすぐに繋がって、事の成り行きを
話した。なんかメチャクチャ安心して、自分が潔白であることを必死に訴えてみたり、これから
どうしたらいいかなんてことを相談した。別に何も変わんないことは解ってたんだけど、『オレは
山田クンのこと信じとるよ』(地域バレるね・・・(´Д`))って言われたのが妙に嬉しかった。
そして二日後、誰からもパッタリ電話が掛かってこなくなったんで拍子抜けしてたら、自分のこと
ボコるとか言ってたヤツらの中の一人が『やっぱやめる、電話出れ』とかメール打ってきた。
話を聞いてみたら、なんでも田中クンが連中に電話しまくっていろいろ説得してきたらしかった。
結局何も起こらずに終わったんだけれども、ホッとしてたせいか礼を言うのをスッカリ忘れていた
まま今に至る。
高校卒業と同時に留学することになって、アメリカ生活始めたばかりの頃(数ヶ月前)に、寂しくて
2chを覘いたときにこのハングル板と出逢った。その時に田中クンのことをふと思い出して、妹に
頼んで携帯に電話して貰ったんだが(こっちかたは出来ないからね)、もう使われていなかったらしい。
キオクを辿ってて思い出したのが、『田中の親って両方韓国人かなんからしいよ』って誰かの雑談。
ハングル板に来るたびに思い出す、妙に懐かしい夏の日々の出来事。

哀れなのであげてやる。
良スレになることを祈る