「あんたは日本人がカンコ家にした仕打ちについてどう思うのかね…?」
「た……大変申し訳ないと」
ニホンちゃんが焼き肉屋で酔っぱらいの老人に絡まれています。
偶然視線が合っただけなのに因縁をつけられ、無理矢理謝罪させられているのです。
ニホンちゃんは事を大きくして周りに迷惑を掛けたりしまいと、理不尽な要求を我慢して受け入れます。
「どうしてキミ達ニホン家はそんなにいい加減に謝罪できるのだね?」
「そ、そう言われても……いつまで謝れば許してもらえるんですか…?」
「ずっとだ! ずっと覚えていてもらおうか!」
要するに「許すつもりは最初から無い。永遠に謝罪し続けろ」ということです。
この不条理で一方的な要求には、控えめで相手を立てることを美徳とするニホンちゃんもさすがに顔を曇らせます。
でも相手は老人です。
逆らって喧嘩するのは良いことではありません。
老人はニホンちゃんが黙っているのをこれ幸いと、有ること無いこと無茶苦茶に言ってきます。
ニホンちゃんはそれに対し、手をぎゅっと握って堪え忍んでいます。
『待ちなさいニダ』
「何!」
「カ、カンコ君?」
ニホンちゃんは目を見張りました。
そこには格闘技の天才でめちゃめちゃ強くてかっこいい正義の韓国人エリート警官になったカンコ君が立っていたのです。
それだけでも驚嘆すべきなのに、次に彼から出された言葉は正に驚天動地でした。
『ご老人、あなたの言っていることは間違っているニダ』
なななななんと! カンコ君がニホンちゃんを擁護しているのです!!!!!!!!!!!
驚かずにいられましょうか!
「な、なんだと若造! ニホン家がヒデヨシ時代から現在に至るまでずっとカンコ家に酷いことをしたのは常識だ!」
『そのほとんどが、ニホン家を騙ったカンコ家の人間だったって事は知っているニダか?』
「う、嘘を付くな! 本当の歴史を歪める捏造だ!」
『これはチューゴ家の日記にも書いてあることニダ。カンコ家当主の横暴に我慢できなくなった子供が、親に反抗したというのが真実ニダ。
例えばヒデヨシがカンコ家の冷蔵庫からパンの耳を大量に取っていったって伝承も、本当はどさくさ紛れに子供がつまみ食いをしたのを
誤魔化してヒデヨシの仕業にしたニダよ』
「ヒデヨシだけではない! とにかくニホン家は悪いことをしても謝らない、最低の一族なんだ!」
『ではあなたは、ヒデヨシ以前にウリナラがニホン家のツシマ別荘に無断侵入して、ヒデヨシ以上に乱暴な強盗まがいを働いた
ことを謝罪したニダか? モンゴル家の走狗となってニホン家に押し入ったことは補償したニダか?』
「ぐっ……そ、そんな昔のこと関係ない!」
『あなたは先程「ずっと覚えていてもらおうか!」と言ったニダが?』
「ぬ……だがニッテイがワシたちを騙してカンコ家を親戚の一つにしようとしたのはつい最近で……」
『カンコ家併合はあの時代、合法的ニダ。しかも町内中に承認されていたニダ』
「無理矢理されたんだ!」
『ニホン総本家のご息女がカンコ家に嫁入りしているニダよ。反対ならまだしも、どうしてそれが無理矢理になるニダか?
属家から宗主家に嫁ぐのが普通ニダ。勿論人質としてニダけどね』
「ぬぬぅ……だがカンコ家は最後まで抵抗して……」
『それも間違った知識ニダ。優柔不断で事大主義のカンコ家は、ニホン家がロシアノビッチ家との喧嘩に勝ったのを見て
「是非親戚にしてください」と頼んだのが本当ニダ』
「どちらにしろ、ニッテイはカンコ家に酷い虐待や強制連行を……」
『虐待された家族の人数がどうして前より増えたりしたニダか? 町内の別の家には「ニホン家は、悪い慣習がはびこっていたカンコ家を近代化し、
大掃除し、整理整頓した。少し前とは見違えるように綺麗になっている」と伝えられているニダ。それにカンコ家の人を無理矢理ニホン家で
働かせていたなんてのも間違いニダ。カンコ家で働くよりニホン家で働いた方が環境が良かったので、自分からニホン家に行ったというのが真実ニダ』
「嘘を付くな! お前は売家奴だ! カンコ一族の恥さらしだ!」
『ウリは真実を語っているだけニダ。捏造した歴史を本当だと思いこんでいる事こそ、家の恥ニダ』
「ぬぬぅ……。そんなことはどうでもいい! ワシは、ニッテイがワシたちにした非道な行いに対して謝罪も補償もしていないことを反省させたいだけで……」
『それも間違いニダ。ニホン家はもう謝罪も補償も完了し、両家で「もうこれ以上過去のことは持ち出さない」と約束し合っているニダ』
「う、嘘だ! ワシはそんな金はもらっていないぞ!」
『カンコ家は、ニホン家から貰った金を家族に分けたりせず、家屋や庭の修繕費・建築費に充てたニダ。だから一人一人に渡されていないのは当然ニダ』
「そんなことワシは聞いていない!」
『知らなかったらニホン家を悪し様に貶していいニダか? 家族に知らせないカンコ家が間違っているに決まっているニダ』
「か、金を払ったって言っても、どうせちょびっとだけだろう!? 誠意が足りないからワシたちは未だ貧乏なんだ!」
『ニホン家が払った金額ニダか? 当時カンコ家敷地内にあったニッテイの財産もウリ達が没収したから、全部合わせると今のウリナラの
2倍の年間予算になるニダよ。つまり2年間も遊んで暮らせる金を貰っていたニダ。それを有効に使えず散財してしまったのは、ウリナラ自身の失策ニダ」』
「きいぃぃーー!! そのくらいの金は当然だろう! ニッテイはカンコ家から莫大な利益を搾取したんだからな! それを返して貰っただけだ!」
『それが基本的な誤解ニダ。ニッテイはカンコ家やマンシュー庭には膨大な金を投資し、回収できたのはほんのちょっとだったニダ。
つまりカンコ家を併合しようとして損したのはニホン家の方で、カンコ家は得したニダ』
「そ、それにしても近年はカンコ家はニホン家に対して一切の悪事はしていない! カンコ家は正義の一族なんだ!」
『カンコ家は、ニホン家がアメリー・エリザベス家との喧嘩に負けたとき、火事場泥棒を沢山したニダ。それまで「ウリはニッテイの一員ニダ」
と威張っていたのに、ニホン家が負けたら「ウリは勝ち組ニダ! 第三国ニダ! だからニホンはウリの言うことを聞くニダ!」と掌を返し、
ニホン家の土地の良い箇所を不法占拠したり女の子のスカートめくりを無理矢理したりと恥ずかしいことをいっぱいしたニダ。あなたが知らないのは、
ニホン家が親切心で黙っているだけニダ』
「ぐぅぅぅぅ……とにかく、ニホン家が町内中から嫌われて非難されているのは常識なんだ!」
『世界中ってどの家ニダか?』
「どのって……その……とにかく町内中だ! 改めて調べる必要など無い!」
『やれやれ。では逆にカンコ家と仲良くしてくれる家はどこニダか?』
「……」
お爺さんは色々と考えましたが、一向に言葉が出てきません。
ずっと黙りこくったままです。
いつまで待っても埒があきそうにないので、カンコ君の方から話し合いを再開します。
『ニホン家しかないニダな。助けてくれる恩人に仇で返すのがカンコ家の流儀だと言うつもりニダか?』
「こ、この若造がぁっ!」
歴然とした証拠や理論では太刀打ちできないと悟った老人は、ついに暴力に訴えることにしたようです。
赤い顔をして立ち上がり、脚をブンブン振り回し始めます。
「カンコ家伝統のテコンドーだ! カラテの源流だぞ! どうだ参ったか! さっさと降参しる!」
あまりに意外な展開に現実認識が付いていかずにいたニホンちゃんは、この時初めて意識が戻りました。
「あ……か、カンコ君、危ない! 逃げて!」
心配するニホンちゃんに、カンコ君はいつもとかけ離れたクールな笑みを浮かべます。
『ふっ……』
クネクネ。
クネクネ。
カンコ君の体が妖しく蠢き始めました。
それを見た老人が驚きます。
「そ、それはカンコ家伝説の最強暗殺術・テッキョン!?」
『そうニダ。テコンドーなんていう最近出来たばかりのカラテもどきなんて問題にならないニダ』
「ま、参りましたーっ!」
『ふっ』
またカコイイ顔をしてカンコ君はポーズを決めます。
『判ればいいニダ。これからはニホンちゃんを苛めるのは止め、アメリー家の言いなりになってベトナちゃんを苛めたことを謝罪し、
ウリナラの捏造を止めるニダ。それが先進国への第一歩になるニダ』
「へへぇ〜」
土下座して頭を垂れる老人に、優しく手を差し伸べてやるカンコ君。
あまりのかっこよさに、ニホンちゃんは“ぽ〜っ”となっています。
「か、カンコ君……あの……」
「ん? ニホンちゃんニダか。今まで散々意地悪して済まなかったニダ」
「ううん。もういいの。そんなことより私……」
ニホンちゃんはキラキラお目々をして頬を赤らめています。
これは完全に恋する乙女の様相です。
互いに見つめ合う二人はそのまま接近し、そして近付く唇が……
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「起きなさーーーーーーーーーーいっ!」
スパーン!
「ニダーーーーーーーーッ!?」
カンコ君の頭から景気の良い音が鳴り響き、続いて驚きの声が上がりました。
何事か把握できずに辺りを見回すカンコ君に、丸めた教科書を握りしめたフラメンコ先生が説教を開始します。
「私の授業で居眠りとはいい度胸ね」
「ち、違うニダ。ちょっと目を閉じて意識を休ませていただけニダ!」
「それを居眠りと言うのよっ!」
スパーン!
またカンコ君の頭から音が発生します。
とりあえず2回叩いて気が済んだフラメンコ先生は元通り授業の続きに戻りました。
でも釈然としていないのが一人だけ居ます。
「く、悔しいニダ! これというのも……」
カンコ君の脳裏に一人の女の子が浮かびました。
小遣いが足りなくなったり石に躓いて転んで機嫌が悪くなったときなどに、いつも憂さ晴らしのため苛めていた金持ちの隣家の少女です。
「次の休み時間に謝罪と補償を要求してすっきりするニダ!」
またもや勝手な思い込みで行動を決定しています。
さて授業終了のチャイムが鳴りました。
先生が教室を出ると同時にカンコ君は席から立ち上がって猛然とその女の子の所までウリナラダッシュをしていきます。
「ニホン! お前に対し謝罪と……」
「え? 何?」
ニホンちゃんが無垢な笑みを向けてきました。
人の善意を信じて疑わない澄んだ瞳です。
それを見たカンコ君の脚がぴたっと止まりました。
「う……」
「どうしたの、カンコ君?」
カンコ君の顔が何故だか火照っていきます。
授業中に見た夢のせいでしょうか?
でもその夢は起きた途端に忘れてしまい、どんな内容だったのかはどうしても思い出せません。
ある有名な深層心理学者によると、夢は押し込められた欲望の発露なのだそうです。
デーハンミングッのマンセー伝統で形成されたウリナラ自我が、ニホン家への憧れを抑圧していたのでしょうか?
一人で停滞しているカンコ君を、ニホンちゃんは心配そうに覗き込みました。
「ねぇ大丈夫?」
ニホンちゃんの顔が近付いてきます。
その情景には何故だかデジャブーを感じてしまいます。
「あ……あ……」
「顔が赤いよ? 具合が悪いんだったら保健室に……」
いつも意地悪されていることを水に流してニホンちゃんは親切にしてくれています。
普段なら「当然ニダ!」と感謝の一つもしないカンコ君でしたが、今日に限ってはいたたまれません。
「アーーーーーーーーーーイーーーーーーーーーーーグォーーーーーーーー!!」
大音響を発してカンコ君は逃げ出しました。
いつもは顔をキムチ色に発光させるのですが、今日に限って頬を桜色に染めています。
「え? え? ええっ?」
残されたニホンちゃんは状況が掴めずただきょとんとしているしかありませんでした。
おわり
195 :
プルコギル あとがき:02/06/30 23:56 ID:1z9FijvM
たまにはこういう話もイイ(・∀・)ですなあ。
W杯も終わりましたし、もう少しで通常のレス数に戻ると思われます。
197 :
OトフH:02/07/01 11:23 ID:4cHDmVlf
OトフH
198 :
:02/07/01 12:24 ID:Dax8wT+x
199 :
( ´∀`)さん:02/07/01 14:23 ID:MuYXAkfN
_,,,,,,,,,,,,,,,._
,-''"~:::::::::::::::::::::~`''ヽ、_
,...,-''~ ̄::::::::::::::::::::::::::::ヽ.‐-、T~`j
,....レ':::;;,,, ::::::::::|::::: } ,,,,!ーr'~~ヽ
{..::/;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,|,,,,,,,|,,,,,,,;;|;;;;;;;;|'''ヽ--'|
`-|;;;;;;;;|;;;ト;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;|、;;;;;;;;;;;;;;;;|彡;;|:::::|
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|ヽ;;;_ゝ┘'''''' ̄  ̄ ''~`'''ー''-j,.、;;|::::::|
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l:::ヽ. |.(!:;;:j ! ' |::;;;c!,! ? ノ:::::::|
|::;;;;;;;ゝ、 `'" . `'''" ,、_,;';;:;::::::|
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/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`r-==ニ!~,_;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|
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200 :
:02/07/01 20:52 ID:zdoZNNSJ
【煮奔ちゃん作者群】
/ ̄ ̄ ̄\
| 」」」」」」」」」) ______( ̄ ̄`´ ̄ ̄) )))川川(((
|(6ー●-●|ノ / ̄ ̄ ̄ ̄\(::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/(三三◎三三)(三三三三三)
|:::|ヽ .> | 彡彡ノ((((^^)))))|::/ ノ ー|ミ _ _ ミ(6 ー□-□-|)
|ミ (=)/ 彡ミ ーも---も |(6ー[¬]-[ー].|(∴ ` 」´ ∴)|___´ つ )
/ ̄ \;;;;;;;;;/ ̄\ミ(6 .( 。。) |/∪ ^^ |/\ ( へ) /|鎖ピ汚| ∀ /↓アホらしい
| | ||ミ (∴ (三)∴) :::: )3 ノ (___)(⊃ |__/|「| ̄[] 轢死教科書
| | 小学館 / ̄ ̄ ̄\,,,,,,,,,,,,,,ノ ̄\__/ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄\.| ̄|⊃ ⊂|\ (腐葬社)
201 :
:02/07/01 20:52 ID:zdoZNNSJ
@@@@@@ ( ((((((^))))))´ ̄ ̄ ̄ ̄\(# ノノノノノノノノノ)|___A_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ )
@@@@人@@ .|ミ/ _=_| ノノノノメノナノノ) ノーの-の|ノ川 ノ ー))/))ナ)))ナ)ヽ)
|ミ/ ー◎-◎-)(6ー[¬]-[¬] ノー□-□-|リ(彡ミ)\ つ|ノ川 ー●-●.| ノ ⌒ _ ⌒ |ノ
(6 (O O) )| 、」 |川) ∴)`_´(∴)ゝ彡ミ) | ∀ノノ .| (・・) |( .///) 3 (//)
_|/ ∴ ノ 3 ノ \ (ー)// \___/ ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)/| (三) |)\___/()
(__/\_____ノ_| \___/ |_| | ノ三三三三|/::::::::\___/\ ヽ()
202 :
:02/07/01 20:52 ID:zdoZNNSJ
/ (__)) ))| | ニホンたん命| | 腐葬社命(6ノー⊂⊃⊂⊃:::::::::::::石原命::::|/ よしのり命(())
[]__ | | 憂●国ヽ | .| | |彡 ・・ |:::::::::::::::::::::::::::::::::/| )|
|] | |______)_)三三|□|ミ(__)____ノ彡 (ー ノヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/_)_____))
\_.(__)三三三[国]) \::::::::::::::::::/ \:::::::Y::::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三[國])、_/)_/)_\
/(_)\::::::::::::::::::::| ̄ ̄|:::::::|::| ̄ ̄ ̄ ̄|::::|:::(⊃ チョソは市ね ⊂):::::::::::\:::(∴)◎∀◎(∴) \
|秋葉原 ..|:::::::::/:::::/ .|:::::::|::| 正論 .|::::|:::::|________|´)::::::::/⊂) ̄ ヲタラー ̄(つ ̄
|____|;;;;;;/;;;;;/.____|;;;;;;;|;;|____|;;;;|:::/;;;;;;__.へへ__;;;\/;;;;/;;/(~ ̄ ̄ ̄) ̄ ̄~)
(___|)__|) (___)__)(___(;;;;;;;;;;;___||__;;;;;;(__).__)(____)___)
>>203 荒氏は放置でいきましょうヽ(´ー`)ノ
相手するほどの者でもないです(w
205 :
:02/07/01 23:18 ID:YOB/M7U6
>>203-204 マジで削除依頼出しときますた。ニホンちゃんを侮辱する奴は許せん!
(これがこのスレ初の書き込みとは‥悲しい)
207 :
JY53:02/07/01 23:30 ID:6R7PUVgS
「シオン、彼女の場合」
生きる。
私は死なない。
私は夢を見ていた。
それはつかの間の夢だった。
流されるように夢を見ていた。
ただ、流れていた。
私はおぼろげな平和の夢を見た。
褐色の砂、厳重な柵と警備に囲まれたコンクリートの城壁。
私の家はこの街の新興の地主。
とてもとても罪深いことをした家。
でも、厳格な信仰につつまれた家。
これら2つは矛盾しない。
どちらも、私たちの信仰と最高神の思し召しによるものなのだろう。
うちの親は、『そのうちおまえにもわかるさ』と表情のない顔でいう。
でも私は、その言葉を初めて聞くその遥か前から、
その意味を学んでいた。
208 :
JY53:02/07/01 23:31 ID:6R7PUVgS
このこと知ったのは、それはとても、とっても小さな頃から。
わたしは生まれながらにして嫌悪であった。
道を歩けば、同じ年の子から石をなげられる。
老人が口を開けば罵声を浴びせる。
「俺たちの土地を返せ!豚!
「おまえ等なんか、大昔に絶滅させられればよかったんじゃ!!!
軍靴に踏みにじられた人々、
暴力に虐げられた人々、
無くした物の大きさに行く当てなくさまよう人・人。
私の強くない、そして人からは氷のようだといわれる私の心は、鋭く痛む。
そして凍ってゆく心。
彼らの痛みは、わかり過ぎる位良くわかる。
私の心は細かな傷で曇ってゆく。
209 :
JY53:02/07/01 23:31 ID:6R7PUVgS
でも、
私は家を背負っている。
私は歴史を背負っている。
私は原罪を背負っている。
だから、
引かない、
私は引かない。
私の手は汚れた手。
掴むのは砂。
こんな私に、一族は『美しくあれ、崇高であれ、希望であれ。』と名前を付けた。
プレッシャーと自尊心。
絶え間ない信仰と迫害。
生まれながらの矛盾として私は産まれ、そして生きてゆく。
210 :
JY53:02/07/01 23:32 ID:6R7PUVgS
私の痛みは生存の痛み。
我が民族存在の痛み。
そう私は世界のすべてを否定しても、
傲慢に生きつづける。
私の名は希望。
周囲にとっては悪意と投石の対象。
そして、
私は生きる、存在しつづける。
そう、この場所に。
それは約束の場所、ここは血塗られた希望の丘。
私は夢を見ていた。
それはつかの間の夢だった。
流されるように夢を見ていた。
ただ、流れていた。
ある朝、私はおぼろげな平和の夢を見た。
END
211 :
JY:02/07/01 23:37 ID:6R7PUVgS
暗くて悪いw
一応、純文学志望なの!(←言い訳)
212 :
。:02/07/02 02:12 ID:QkBzns+X
イイ!!
この暗い雰囲気も日本ちゃんには必要だと思う。
213 :
こども ◆1chVWsjE :02/07/02 02:17 ID:cPO4zGls
ニホンちゃん50話まで読んだつかれた。
でも面白いね
214 :
:02/07/02 02:21 ID:7pEUIDRA
<ヽ`∀´> <「いや、しかし力作ニダ。」
テーハミング♪〜
いやしかし、熱戦でしたね。なんというか次世代の台頭というか、
迎え撃つベテランとか感慨深いものでした。
まさかあんな結果になるとは。日曜はみなさん観てたようですね。
モー娘。キッズオーデション!
<;`∀´> <「Kちゃん熱愛発覚?」 (`.∀´ )
ウリモビックリ ナニヨ!
217 :
:02/07/02 03:38 ID:0nNxBDdV
ある日、ニホンちゃんは、鼻の頭をすりむいてしまったため
鼻にバンソーコーをはって登校してきました
それを見たカンコ君は、翌日何を思ったか怪我もしていないのに
鼻に赤いバンソーコーをはって着ました
クラスの皆は何も言わないけど、心の中であざ笑っていましたとさ
218 :
:02/07/02 03:51 ID:IibNwLeG
>>217 一応韓国代表のキムチ仮面も鼻骨骨折かなんかだったらしいですよ?
だから慌てて日本の宮本のと同じモノを取り寄せたとか何とか。
TV実況かなんかで聞いたのでソースはないんですけど。
219 :
:02/07/02 05:13 ID:Szlax7dP
>>218 それ僕も聞いた。日本のメーカー直々に頼んで?発注したそうです。
もはやパクリではないですな。超パクリ(w
220 :
:02/07/02 13:19 ID:OrRVh3Kb
221 :
sageニダ:02/07/02 13:42 ID:nmtrO8jH
222 :
:02/07/02 14:03 ID:OrRVh3Kb
ちょっと前に拾ってきた奴だけど、もう消されてたのか‥‥
スマソ
223 :
Unknown_J:02/07/02 15:05 ID:Lf3eelbU
「兄弟げんか」その1
ようようにして、カンコ君にとってのシューキュー大会が
終わり、開催国としての立場はともかく、日常生活へ戻った。
「祭りは終わったニダ」
そこへ、突然!
「我がデッキが出れない大会なんか知るか!」
「キッチョム兄さん! そこは入ってはだめだニダ」
「ふざけんな! ここは、我が池である」
「兄さん!!」
池に浮かべた船の上で、キッチョム君とカンコ君の罵り合い
が始まってしまった。どちらからかは良くわからないが、殴
り合いが始まってしまい、二人とも大怪我をしてしまった。
カンコパパとニホンパパは、共にシューキュー大会の決勝
戦に出席してたのだが、翌日の会談において
224 :
Unknown_J:02/07/02 15:06 ID:Lf3eelbU
「兄弟げんか」その2
「キッチョムが先に殴ったことは明白であり、謝罪と賠償を
要求するニダ」
といって怒って帰っていった。もっとも、カンコパパが機嫌
が悪い のは、ニッテイの子の隣に座らされたこともあったら
しいけど・・・
(テレビに映ってる間、ずっとしかめっ面でしたね)
カンコ家では、
「キッチョムの○×△!!」
と暴れ回るカンコパパの姿が見られたという。
225 :
Unknown_J:02/07/02 15:07 ID:Lf3eelbU
「兄弟喧嘩」その3
次の日、学校に包帯を巻いたカンコ君が登校してきました。
「カンコ君大丈夫、怪我が痛いようだったら、休んだ方がい
いよ」
「大丈夫ニダ、キッチョムに謝罪と賠償は請求するから、恨
んだりはしないニダ」
「そうなの、じゃぁ、ケーザイセーサイとかは考えなくてい
いのね」
「あたりまえニダ。キッチョムはビンボーなのに、そんなこ
としたら謝罪と賠償の請求が出来ないニダ」
「え、それじゃぁ、キッチョム君の賠償って・・・」
あたしが払うのと、かわらないんじゃ・・・と思いつつ口に
しない気の弱いニホンちゃんでした。
226 :
Unknown_J:02/07/02 15:08 ID:Lf3eelbU
(続き・・・)
「キッチョムと喧嘩になったのも、シューキュー大会決勝に
出れなかったせいだ。ニホンにも謝罪と賠償・・・」
省略と続くところを、カンコ君の肩に手がかかります。
アーリアちゃんです。アーリアちゃんは、兄さんの応援のた
めに、ニホンちゃん家に泊まってたのです。そして、ニホン
ちゃんと一緒にゲルマッハ兄さんの応援をしていたのです。
ついでに、シュナイダーパパは、ニホンパパと一緒の飛行機
に乗ってシューキュー大会に駆けつけたのでした。
「おい、カンコ」
「なにニダ」
「怪我人を殴るのは気がひけるが、これ以上、下らないこと
を喋るようなら覚悟しろ」
「何だニダ」
「ほぉ、あたし達をナチ会扱いしたことを忘れたわけではな
いよな。今日はあたしの機嫌も悪い。これ以上、お前の顔
なんぞ見たくない!」
ずぃ、とアーリアが迫ると、真っ赤に顔をレッドビビルにし
たカンコ君は、
「う、う、ア〜〜イ〜〜ゴ〜〜」
泣き叫びながら、帰っていくのでした。
227 :
Unknown_J:02/07/02 15:10 ID:Lf3eelbU
ども、Unknown_Jです。お目汚しの方は、忘れてください。
ただ、あんまし状況がわからない分、パンチが弱いような
気がします。(アーリアちゃんとニホンちゃんを同じ飛行機
に乗せるのは怖くて書けなかったです・・・)
ネタは、黄海上で発生した銃撃戦です。詳細は不明(とい
うより詮索不能かな)なので、どっちが悪いかはわからない
ように書きコしています。後、ついでにドイツパパとニホン
パパが同じ飛行機で決勝に参加しに来たことを混ぜてます。
カンコパパは、選挙が近く、今回のシューキュー大会の結
果で大躍進するはずだったのが、タイヨウ政策の破綻で裏目
に出てしまった模様。これも、某副会長の罠とすれば恐るべ
きマキャべリスト発見となるのか?!
(悪いことの責任は総てカンコパパへ、そして自分は大統領?)
ソース:
ttp://channel.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20020701/NAIS-0701-01-02-14.html
228 :
名無しさん:02/07/02 18:38 ID:CtkEy9gz
あげるニダ
229 :
:02/07/02 19:40 ID:t5NAF0TQ
>>227 どうせならカンコ君に
「あ、あれはウリの評判を下げようとしたイルポンの陰謀ニダ」
とか言わせて欲しかった
「少年たちの肖像」
ある暑い日の昼下がり。ニホンちゃんは、お出かけの準備をしていました。お散歩がてら、図書館に、借り
た本を返しに行くのです。
今日の彼女のいでたちは、純白のブラウスに空色のフレアスカート。そして、スカートと同色のリボンと、な
かなかにお洒落さんですね。
ニホンちゃん、窓から顔を出して、お空を見上げます。お日様は、にこにことご機嫌そうに、爽やかな初夏
の日差しを彼女に投げかけていました。ニホンちゃんは少し黙考すると、買ったばかりの日傘を取り出します。
楚々とした服装に涼しげな日傘。どこぞの令嬢のような姿ですね。エリザベスちゃんやフランソワーズちゃ
んのような口調で喋っても、違和感がないかもしれません。
借りてきた本を小脇に抱え、さあ、お出かけです。
つづき
玄関先で、同様に出かけるところだったウヨ君とばったり出会いました。
今日のウヨ君は、折り目正しい服装ではありません。ランニングシャツに半ズボン、頭には麦わら帽子。右
手に釣り竿、左手にバケツを持っています。ラフな服装というレベルを通り越して、どこからどう見ても、田舎
のガキ大将といった風情ですね。
「あれ?武士も出かけるの?」
「うん、パラ雄さんと釣りにいくんだ」
「そう………気をつけなさいよ」
ニホンちゃんの声にひらひらと手を振ったウヨ君、意気揚々と出かけてゆきます。それを見送ったニホン
ちゃんは、日傘を広げると、陽炎ゆらめく街へと歩きだしました。
つづき
街は、午睡のまどろみのなかにありました。行き交う車も少なく、ゆったりとした時の流れに身を任せてい
ます。静かで、そして穏やかな午後でした。
ニホンちゃんは、中央公園に足を向けました。ここの遊歩道は、四季折々の風情にあふれる落ち着いた場
所で、彼女のお気に入りです。さらに、図書館への近道でもあるのです。
遊歩道には、木漏れ日が揺れていました。時折、木々の間を駆け抜ける風が、夏の薫りをかすかに運ん
できます。
くるり、と日傘をまわしたニホンちゃんは、軽やかな足取りで、梢のトンネルをくぐりました。
鳥のさえずり。梢を揺らす風のささやき。そして、微笑みを浮かべながら楽しげに歩く少女。一幅の絵が、
そこにありました。
つづき
遊歩道を抜けたところで、ニホンちゃんは、友達に出会いました。
公園にしつらえられたバスケットのコート。ボールの弾む軽やかな音。たんっ!とジャンプしたシルエットが、
ボールをリングに叩きつけます。
「Yes!……悪いな、カナディアン。ジュース奢りな」
「とほほほほぉ…………三連敗かぁ…………」
アメリー君とカナディアン君でした。彼らは、1on1で遊んでいたようですね。息を弾ませながら、タオルで汗
を拭くアメリー君。弾かれた汗が、陽光を弾いて彼を彩ります。
快活に笑いあう二人の姿に、自然とニホンちゃんも笑みを誘われます。
小声で「がんばって」、と呟くと、ニホンちゃんはその場を離れました。
つづき
広場にさしかかったとき、裂帛の気合いが、穏やかな空気を引き裂きました。驚いたニホンちゃんが目にし
たのは、まるで舞うかのように演舞を繰り広げるチューゴ君の姿でした。
足が跳ね上がり、剣のように高々と掲げられます。次の瞬間、くるりと反転して第二撃。さらに肘、膝、掌底。
流れるような動きは、完成された舞踏のような美しさすら感じさせました。
一連の型を終わらせて、ふっと息をついたチューゴ君。圧倒されて目を丸くしているニホンちゃんに気づき、
シニカルな笑みを浮かべました。
「よお、ニホン。散歩アルか?」
「え?あ、うん。ついでに、図書館に行こうと思って。…ね、チューゴ君、今のって、拳法だよね?」
「ああ、我が家に伝わる少林寺拳法アル」
「凄く綺麗だった…。いつもはゆ〜っくりとした動きの拳法やってるのに、全然違うんだもん、驚いちゃった」
つづき
チューゴ君は、思わず苦笑してしまいました。
「いつもオレがやってるのは太極拳。まあ、健康法みたいなものアル。少林寺拳法のほうは、れっきとした
格闘技アルよ」
「あ、そうなんだ〜。……………ね、チューゴ君。わたし、もう一回見たいな、今の」
「ん?…………ああ、いいアルよ」
鋭く空気を裂く音が、風の声を制します。チューゴ君の手足が、まるで鞭のようにしなり、唸りをあげ、その
たびに、肉を撃つ鈍い音すら聞こえてきそうな錯覚を覚えます。ニホンちゃんは、息を呑んで、彼の繰り広げ
るダイナミックな演舞に見入るのでした。
「凄い、すご〜い!チューゴ君、無理言ってごめんね。どうもありがとう!」
「ああ、気にすることないアルよ。それより、早く行かないと図書館閉まるアルよ?」
「あ……そうだった。それじゃ、チューゴ君、また明日ね〜」
「ああ。今度は、簡単な技でも教えてやるアルよ」
つづき
図書館に到着したニホンちゃん。玄関をくぐると、ひんやりとした空気が彼女を出迎えました。早速本を返
すと、新しく借りる本を選ぶために、書架に足を運びます。
「………あれ?」
窓際の椅子に、ゲルマッハ君が腰掛けていました。お日様の光を全身に浴びて、蜂蜜色の髪の毛が輝い
ています。端正な横顔に、安らいだ表情を浮かべ、長い足を組んで、分厚い小説を読み耽っていました。
時折、前髪が額に落ちかかってくるのを、煩わしげにかき上げます。そのいささか気障な仕草すら、彼に
はよく似合っていました。
邪魔するのは悪いかな?と、ニホンちゃんが考えたその時、視線を感じたのでしょうか、ゲルマッハ君が
顔を上げました。二人の視線が交差します。
「やあ、ニホンちゃん」
アーリアちゃんと、ごく一部の心を許した人にしか見せない、穏やかな笑顔。理知的な顔立ちと相まって、
年上のお兄さんのような感覚を、ニホンちゃんは抱きました。
つづき
「こんにちは、ゲルマッハ君」
「ニホンちゃんも、本を借りに?」
ニホンちゃんは、こっくりと頷きました。ゲルマッハ君は、にっこりと笑うと、自分が読んでいた小説を差し出
します。
「それじゃ、この本なんかどうかな?」
ニホンちゃんは、その本の題名を読みました。………『はてしない物語』。
「僕の親戚のおじさんが書いたんだ。面白いファンタジー小説だよ。映画化もされたから、多分君も知ってい
ると思う」
「………ああ!」
その映画は、ニホンちゃんのお気に入りなのです。優しげな瞳の、純白の竜が登場する、心が温かくなる
ような映画でした。
「僕は、原作の方が好きだけどね。よかったら、読んでみるといいよ」
「でも、ゲルマッハ君が読んでるんでしょ?わたしが借りちゃっても、いいの?」
「構わないよ。僕はもう、何度も読んだから」
つづき
『はてしない物語』と、その映画について、二人で話をしているとき、彼らの後ろから、誰かが声をかけてき
ました。
「ああ、誰かと思ったら、ゲルマッハ君とニホンさんじゃないですか」
おおきなトンボ眼鏡がトレードマークの、ノーベル君です。サイズの合わない白衣の裾をひきずり、大量の
本を抱えて、よたよたと近寄ってきます。
「こんにちは。ノーベル君も、本を借りに来たの?」
「いえ、ボクはちょっと調べ物があって。ニホンさんは、何か借りるんですか?」
「うん、これ。ゲルマッハ君に勧めて貰ったんだ〜」
「ああ、『はてしない物語』ですか。ボクも読みましたよ。面白いんですよね」
それから三人は、自分の好きな本の話題で盛り上がりました。ニホンちゃんは、ちょっとした驚きを感じて
いました。ゲルマッハ君もノーベル君も、普段口数が少ないだけに、これほど饒舌に、そして楽しげに話すとは。
いささか近寄りがたかった二人が、ぐっと身近になったような気がしました。
つづき
帰り道。お日様も傾いてきて、東の空はほんの少し、色合いを濃くしています。涼しさを増した風に吹かれ
ながら、ニホンちゃんは、行きとは別の道を辿っていました。
「ニホンちゃん、散歩ダスか?」
突然、頭の上から声が降ってきました。驚いたニホンちゃんが、空をふり仰ぎます。
大きな木に、オージー君が登っていました。剪定ばさみを手にして、庭木の手入れをしていたようですね。
彼は、身軽に飛び降りると、ニホンちゃんに陽気な声をかけてきました。
「暑いダスなぁ〜。うちの庭でも見ながら、冷たい飲み物でもどうダスか?」
「え〜と……じゃあ、ちょっとだけ」
オージー君は、朴訥な笑顔を見せながら、広い庭に招じ入れてくれました。
「うわぁ………!」
そこは、まるで別世界のようでした。咲き乱れる花々、むせかえりそうな緑の匂い。沢山の植物が、注意
深く配置され、素晴らしい景観を創り出しています。
「うちの自慢の庭ダスよ」
ジュースを持ってきたオージー君が、誇らしげにいいました。
つづき
「これ、みんなオージー君が手入れしてるの?」
「あはは……オラ一人じゃとても無理ダス。家族全員、ガーデニングに凝ってるもんで、手分けしてやってる
ダスよ」
「すごいねぇ……。エリザベスちゃんのところのお庭も綺麗だったけど、このお庭も、とっても綺麗……」
「嬉しいこと言ってくれるダスな。オラは土いじりが性に合ってるもんだから、ついつい入れ込んでしまうダス」
そういって破顔するオージー君。土に汚れた顔も、どことなく誇らしげです。
「オラは大した特技は持ってないダス。でも、土いじりにかけては、誰にも負けないと思っているダス。この
庭は、オラの誇りであり、生き甲斐なんダスよ……」
その後、二人は、広い庭の中を散策しました。時々ニホンちゃんが投げかける質問に、すらすらと的確に
答えるオージー君。それだけで、彼が、この庭に並々ならぬ愛情を注ぎ込んでいることは、容易に想像でき
ました。一つのことに、これだけ真摯な姿勢で打ち込むことのできるオージー君を、ちょっぴり羨ましく思った
ニホンちゃんでした。
つづき
オージー家を辞去したニホンちゃん。既に空は、茜色に染まっています。あちこちの家に、早くも明かりが
灯り、夕餉の支度をしているのでしょう、いい匂いが漂ってきます。
ふと、ニホンちゃんは足を止めました。何処かから、美しいピアノの旋律が聞こえてきたのです。それは、
CDではなく、生の演奏の音でした。その音色に誘われるように、足を向けるニホンちゃん。彼女の目の前に
は、カナディアン君の家がありました。
道に面した部屋の一室。その中にピアノが据え付けられ、誰かが演奏しています。垣根越しに目を凝らす
と……なんと、カナディアン君本人が、鍵盤を叩いていました。
甘く、そしてどこか切ないメロディ。それにあわせ、カナディアン君の指が踊り、鍵盤の上で舞います。旋律
に身を委ねるように、目を閉じて、一心に音楽を紡ぎだしてゆきます。
やがて、曲はクライマックスを迎えました。激しく腕が上下し、圧倒的な音の洪水が押し寄せてきます。そ
して、さざ波のように揺れる音が宙に消えて………演奏は、終わりました。
つづき
思わず拍手をしてしまうニホンちゃん。カナディアン君は、一瞬驚いた後、恥ずかしげに苦笑しました。
「あれ……ニホンちゃん、聞いてたの?」
開け放たれた窓越しに会話する二人。
「すごくいい曲だったよ!カナディアン君、ピアノ上手なんだね〜。知らなかった」
「ああ、おじさんにみっちり仕込まれたからね。今の曲も、おじさんが作った曲なんだ」
「おじさん?」
「ニホンちゃんも知ってる人だと思うよ。君の家で作ったドラマの音楽を担当した人だから」
そう言って、カナディアン君は再びピアノに向かいました。彼が紡ぎ出した曲は、確かにニホンちゃんの記
憶にあるものでした。
穏やかで、かつ甘酸っぱい記憶を呼び覚ますようなメロディ。叙情的な音の連なりが、彼女のこころに染
みいってゆきます。『めぐり逢い』というタイトルのその曲を聴きながら、ニホンちゃんはゆっくりと目を閉じる
のでした。
つづき
夜。夕食の席で、釣果を自慢げに報告するウヨ君の声を聞きながら、ニホンちゃんは今日の出来事を思い
出していました。
男の子たちの、意外な一面。
意外な特技を持っている人、イメージ通りの人、ちょっとだけ見る目が変わりそうな人………。
ニホンちゃんは、もっともっと、いろんな人たちの素顔を知りたいと思いました。まだまだ、彼女には知らな
いことのほうが多いのですから。
その夜、ニホンちゃんは日記にこうしたためました。
『今日は色々なことがあった。私は、男の子たちのことを、何も知らなかったんだなぁ、と感じた日だった。
正直、わたしは男の子たちが少し怖かった。でも、けっしてそうじゃない。明日からは、ちょっとだけ勇気をだ
して、男の子たちともいっぱいおしゃべりをしたいな、と思う』
男の子たちの肖像。けして一面的ではない、隠された顔。それに気づいたニホンちゃんは、また一つ、大
人へのステップを踏んだのでした。
おしまい
244 :
三毛 ◆wPntKTsQ :02/07/02 20:01 ID:6RbVd8X6
三毛であります。
今回のソースは……ありません(またかいっ!!)
えーと、男の子キャラの萌えSSは可能か否か?ということで、実験的に書いてみました。
目指せ、女性読者獲得!!(w
作中、ゲルマッハ君が紹介した本と、カナディアン君が弾いていたピアノ曲は、完全に私の趣味です(w
本のほうは、言わずと知れたミヒャエル・エンデの「はてしない物語」。映画「ネバーエンディング・ストーリー」
の原作として知られていますね。
ピアノ曲のほうは、カナダのピアニスト、アンドレ・ギャニオンが元ネタです。
日本でも、「Age.35 恋しくて」や「甘い結婚」などのドラマの音楽を担当した人です。
ちなみに、大の親日家でもあるそうです。興味が湧いた方は、こちらへどうぞ。
http://www.jvcmusic.co.jp/andregagnon/ 今回は、趣味全開な話になっちゃいました。次回は、ソース付きのお話をお届けしたいと思います。
では!
アンドレ・ギャニオン「風の道」を聞きながら 三毛 拝
おおおお!
三毛さん、今度は普段あんまり日の当たらない男の子にスポットを当てるとは!
まさに神!
感動しましたヽ(´ー`)ノ
いいですな〜w
ミヒャエル・エンデですか〜。
ゲルマッハ君とオージー君の存在感がうpしましたね(w
これがそうでしたかー、良いですね〜。
支援画像送ったかいがありましたーwww
三毛さん、相変わらず素晴らしいデス〜 心が洗われるようナリよ〜。
248 :
長靴:02/07/02 21:14 ID:ouAeJUxF
「♪不審船〜にあった〜ら〜不審船〜にあった〜ら〜何隻撃沈できるかな♪」
しとしとと雨の降りしきるなか、長靴でじゃぶじゃぶと水溜まりを歩くニホンちゃん。
「あれ、カンコ君どうしたの?」
カンコ君がこの雨のなか、傘もささずにトボトボと歩いています。
しかも靴は片方だけしか履いていないので、靴下はもう泥だらけ。
「もしかして、キッチョム君に隠されっちゃった靴探してるの?」
「うるさいニダ!」
カンコ君はギロリとニホンちゃんを睨みました。
「ニホンはおせっかいニダ! キッチョム兄のやることをおおげさに騒いで得をしる気ニダね!?」
「そんなことないよう」
「そんなことあるニダ!!」
カンコ君は額に青筋を立てて喚きました。
「そのグンクツが証拠ニダ!チョッパリの優糸縫製ニダ!ニホンは反省しるぅ!!」
「これはただの長靴だよう」
「グンクツの音が聞こえるニダ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
どっとはらい
>>三毛様
存在感薄い系のキャラが今回は際だっていてよかったですな。
カナディアン君、ほかに特技はなかったかな・・・?
>>248 激しくワラタ
最初の歌がこわひ・・・。
カナディアン君は、グラフィックカードのチップづくりが
得意なんじゃない? たしかATI社ってカナダが本社だったような。
252 :
:02/07/02 23:28 ID:T/DF+lnQ
あげ!
「少年たちの肖像」
(・∀・)イイ!
トラブルメーカー・チューゴや、普段目立たないノーベルのかっこいい一面が
見れただけでもめっけもんですが、何よりオージー君が目立ってるのが最強かと。
個人的には、儒教精神に則ってオモニに孝行しているカンコがいれば
もっと世界が広まったかも、とか思っとりますが。
254 :
:02/07/03 01:08 ID:fnX015Jw
前髪かきあげるゲルマッハ君萌えぇぇ…(*´Д`)アァン
255 :
間違っていたらアイゴゥだが:02/07/03 01:51 ID:ljzpqnjM
三毛氏の作品をマンセーしている人たちって葉鍵のA○H氏の信者さん?
257 :
三毛さんマンセー:02/07/03 02:11 ID:+5PPqyU7
葉鍵が何なのかよくわかりませんがなにか?
ボソッと、ウヨくんかわいそうだなと謎のセリフをつぶやいてみる(藁
259 :
:02/07/03 02:54 ID:wSyLr9ff
>>255 三毛さんは純粋に上手いと思いますが何か?
葉鍵板は行ったことないなぁ。
自分の書く物とは方向性が正反対なので、自分にない才能を持つ人を
単純に尊敬しているだけなのですがなにか?
エロゲ関連の板には一度も逝ったことがないよ。
261 :
Unknown_J:02/07/03 09:24 ID:ocuwiQYI
流石ですね。三毛さん、長靴さん、皆さん上手い!
精進せねばいけないと、ひしひしと感じております。
私的には、モ○ティ・パ○ソン的な長靴さんの雰囲気
が好き!! こんな文章が書けるといいなぁ・・・
262 :
:02/07/03 17:45 ID:iKh2DVN/
まあ総マンセー状態のここに水を差したい気持ちもわからんでもないが。
263 :
:02/07/03 19:18 ID:Ci9v2fyM
萌えマンセーでも何でも良い。ただソースが欲しいだけなんだ。
264 :
<=゚ω゚>imachang ◆tjFCOGEI :02/07/03 21:21 ID:fDvIb4Kx
ageとくべ。part2
265 :
:02/07/03 23:15 ID:B3PYw0d2
ちょっと前に葉鍵SSスレで作者や信者の自画自賛自作自演騒動がありましたんで、
その流れだろうね。
AH○氏ってのは葉鍵SSでも有名な人で、文章表現と語彙は素晴らしいんだけど
アイデアやネタがその分平凡だって評価されている。
三毛氏の作品が何となく似ているので、同一視されたんじゃ?
正直俺的にも、読みたいのはハン板ニホンちゃん作品であって、
本筋から外れたキャラ萌えサイドストーリーじゃないんだよね・・・。
やはりニホンちゃんは「謝罪と補償を要求するニダ」から始まって「アイゴー!」
で終わらないと読んだ気がしない(w。
最近の外伝的萌えマンセーをあまり快く思っていない人は潜在的に多くいる
んじゃないかな・・・。
てかそういう人はもう見限ってここには来ていないかもしれんが。
原点回帰をキボンヌ。
外伝は補完スレが適当かと思うのですけど、どう?
266 :
:02/07/03 23:51 ID:K1KPlN16
さすがに萌えばっかり氾濫するのは駄目だろうが、
たまにはこういうのも悪くないと思うけどねぇ。
ピリピリ?しすぎでは?マターリいこうよ…きちきちで排他的だと廃れちゃうよ。
267 :
:02/07/04 00:49 ID:1LaWtNCf
一時期みたいに氾濫してるわけでもないし、ちょっと神経質だと思う。
特にソースがあるわけではないみたいだけど、人物像と、元になったお国柄(&その文化)を
ちゃんと掴んでると思うし。萌え一辺倒というわけではないと思うが…
カンコくんのアイゴーネタならここの所つきないでしょ?
268 :
:02/07/04 01:09 ID:esG47rQC
蛍の墓の監督は高畑勲と言う罠
269 :
:02/07/04 01:43 ID:6BuRv2iz
>>265 潜在的に「たまには萌えもええなー」と思っている人間ならここに一人居るよ。
んでここしか見てないので補完スレとかは勘弁して欲しい。細分化した挙句に自然消滅ってのはいやだからね。
270 :
:02/07/04 02:14 ID:izg7xsdT
>>234 少林拳と少林寺拳法は別物で、少林寺拳法は戦後ニホンで生まれたというのを何処かで読んだ気がします。
揚げ足取りのうえ、確証が持てず申し訳ないのですが、一応。
271 :
_:02/07/04 02:19 ID:cFwE2izZ
>265
ここにも一人<萌えもたまには(・∀・)イイ!
あまあまパフェも激辛キムチ(Wも、連続して食べると飽きるのと同じことでは
ないか、と。
ソースがなくてもその国らしさ(文化とか特色)が出ているのであれば、
よいのでは? 風刺のココロを忘れてはいけないのは勿論ですが。
272 :
:02/07/04 02:34 ID:T/e2SW/5
正直、面白い話が読めりゃそんでええ。
肌に合わんだら、流しゃええ。それだけ。
…個人的な感想としては、まぁ…
「カンコくん」による「オチ」(他の男の子らの意外な一面に感心させられるが
カンコくんのアイゴーっぷりは何時も通り(wちゃんちゃん…みたいな)
は何時来るのかなぁ…?とか不毛な期待をしてしまってたけどね(w
273 :
:02/07/04 10:24 ID:1hZBiQq3
確かに基本的には国際情勢(特に日韓ネタ)が絡んでいた方が本望ですが、
たまには萌えな話もいいと思う。
‥あくまでも「たまには」であって、こればっかりだとゲンナリするが。
274 :
Unknown_J:02/07/04 10:50 ID:fZuEvHGL
カンコ君の「アイゴー」は、黄門様の印籠みたいなものですね。
確かに、そういう部分もあると思います。長靴さんの文章が
黄金パターンになるんですね。
私的には、アメリー君やチューゴ君、ニホンちゃんをも含めて
誰かの叫びで終わるような、パターンを作って見たいのですが、
最後の叫びってどんな感じがいいのかな?
カンコ君>「アイゴー」これは定番として
アメリー君>「オーマイゴォー!」でいいのかな?
他は?
皆さんは、どんな風にチューゴ君やアメリー君が叫ぶ
と思いますか?
275 :
迷惑な:02/07/04 11:10 ID:wLk63wzq
「・・・セバス、これは何かしら?」
憮然とするエリザベスちゃん。
食卓に並べられた料理の数々を見て執事を詰問します。
「はい、お嬢さま。スパムの牛乳煮込み(spam mail)にスパムドエッグ、香草サラダのスパム添えにございます」
「・・・わたくしは、どうして、スパムだらけと、訊いているの」
一字一句ことさら強調するエリザベスちゃん。
我を忘れてスパムと言ったつもりがスパームになってしまっています。
「アメリー様とカンコ様より大量のスパムが届きましたもので・・・」
すると、カナディアン君をはじめとするエリザベス親衛隊が食堂に乱入。声を合わせてラインダンスを踊り始めます。
「「「「♪スパム〜スパム〜スパム♪」」」」
エリザベスちゃんはキレにキレまくりますが、それでも踊りは止みません。
「「「「♪大好きスパム〜ステキなスパム〜ラブリィスパム〜ワンダフルスパム〜♪」」」」
「うるさーい、黙れっ! 」
いとふゆ
276 :
:02/07/04 11:23 ID:zy21JxLF
チューゴ君は「アイヤー」でしょう。
>275
スパム〜スパム〜スパム♪
フランソワーズ「・・・無様ですわw」
エリザベス「ムキーッ!」
>255
STH信者ですが、何かw
278 :
:02/07/04 14:34 ID:uZrsgJ6j
「マイガー」「アイヨー」・・・ etc
279 :
:02/07/04 16:07 ID:/ibiYdMJ
つまんねえ
280 :
もけ:02/07/04 18:25 ID:Ug+aQloT
>>275 それスパムメールの由来知らんと面白くもなんとも無いと思うよ
281 :
:02/07/04 18:41 ID:mzJbrLv+
モンティーパイソンは大好きで、その話からスパムという
食品は知っていたが、迷惑メールのspamの名がそのネタから
来ているのは知らなかった。
なんか感動。
283 :
.:02/07/04 19:35 ID:7svytHtJ
萌えもいいですけど、わたくし、JYさんみたいな静かなのも好きなんですが・・・。
284 :
:02/07/04 20:42 ID:hzRijxID
SPAMはスライスして焼くと美味い。
60%減塩でもわしには十分しょっぱいが。
モンティ・パイソンはビデオで借りて見たんですが・・・
全然理解できませんでした。(T▽T)
日本で言うと、誰の芸風になるんでしょうか?
スレ違いなのでsage
>>285 吹き替え版は吹き替え版で中々味がありますよ、アレは。
因みにキャストは
ジョン・クリーズ=納谷悟郎
グラハム・チャップマン=山田康夫
エリック・アイドル=広川太一郎
テリー・ジョーンズ=飯塚昭三
マイケル・ペイリン=青野武
テリー・ギリアム=古川俊夫
此方も一度ご覧になる事をお勧めします。
(本当は字幕版が一番面白いんですが^^;)
287 :
:02/07/05 00:44 ID:m47ely3b
DVDはせっかくのDVDの機能にもかかわらず、
吹き替え板が入っていないんだよ。(泣
おそらく権利の関係だろうが。
スレとは関係ないのでSAGE。
競馬?
(2/1)
今日もニホンちゃんは、タイワンちゃんとお出かけです。すると前からサ
ヨックおじさんとアサヒちゃんが歩いてきました。
サヨック「やあやあ、今日はこれからJRAに行くんだけど一緒にどうだね。」
ニホン「え、競馬?」
と、そこに一陣のキムチが
カンコ「競馬の起源はウリナラニダ。ニホンは謝罪汁。」
タイワン「わ!どこから湧いてきたのよこの馬鹿。行こう、ニホンちゃん。」
ニホン「うん。じゃあ、おじさん、失礼します。」
ちょこんと頭を下げて、ニホンちゃんは去ってしまいました。
サヨック「カンコ君、君は一緒に来てくれるかな?」
カンコ「いいニダ。ウリナラ半万年の予想術を見せてやるニダ。」
(2/2)
さて、3人で高槻丘まで歩いてきました。
アサヒ「清美おばさんも来ているのよね。楽しみだなぁ♪」
サヨック「さあ、着いたよ。」
3人は、中へ入って行きます。
カンコ「ニダ?病院みたいな建物ニダね。場外馬券売場ニダか。あ!あの
後ろ姿はキッチョム兄。」
サヨック「キッチョム同志は、JRAのお得意さまだからね。」
バタン!ガチャ!と大きな音をたてて後ろのドアがロックされました。柱
の影からぞろぞろと人が現れました。
サヨック&一同「カンコ君。Japan Red Army(JRA=日本赤軍)へようこそ!」
カンコ「ア、アイヴォ・・・・・・・・・・・・・・・!」
おしまい
大阪府高槻市選出の出っ歯の元議員とは、何の関係もありません(w
すぐに落ちが分かった方も多かったかも。けど、謝罪はしませんよ。
>>248 最高!このレベルの作品を書けたら良いんですが・・・
・・・を唱えてた時期もありました。
今考えると、あれってまんまスターリニズムやん。つまり人民の敵。
ちなみに、敬虔な(?)社会主義者はギャンブルには絶対手を染めません。
あれはドラッグと同じく「労働の対価としての幸福」の価値を歪める物と考えられています。
(国営売春については意見の分かれるところですが。)
本来なら酒も飲まないのがベストなのですが、そこらへんは発祥のあの国の事情からして
絶対に不可能な要件であった事は間違い無いですね。
292 :
:02/07/05 11:36 ID:4u3l/tDy
age
>>287 そうなのか・・・ビデオ買ってきてDVDに焼くか。
294 :
名無し:02/07/05 16:10 ID:FGmEMSQk
みなさんの作品をいつも楽しく拝読させてもらっています。
ところできになっていたのですが、
ニホンちゃんの弟のウヨ君。
ウヨは通称で本名は武士ですよね。
ではサヨックおじさんの本名というのは存在するのでしょうか?
ちょっと運転中気になったもんで。
サヨックおじさんの本名は現在在りません。
が、娘のアサヒちゃんにはサヨという名前が付いていたはず。
296 :
msx:02/07/05 19:07 ID:LDzUZmxt
チューゴ君の深謀(1/3)
地球町を熱狂させたシューキュー大会も一段落しました。
色々と疑問も残った大会でしたが、とりあえず何事もなく終わってほっと一息のニホンちゃんとカンコ君。
特にカンコ君は四位という好成績を残したので、気分もいいようです。
「ニダハハハハ、やっぱりウリはアジア班の英雄ニダな。
ニホンも多少は頑張ったニダが、まだまだウリには敵わないニダ。
ニホンだけじゃなく、他のアジア班の連中もみなウリを見習って練習するニダよ。
ニダハハハハハ!」
などと、今日も教室で息巻いています。
「う、うん、そ、そうだね…」
とニホンちゃんはぎこちなく頷きました。
言いたい事はいろいろあるけれど、そこは奥ゆかしいニホンちゃんですから。
すると、そこにチューゴ君が憮然とした表情でやってきます。
「あ、チューゴ君!いやはや予選敗退とは惜しかったニダが、ケンチャナヨー」
カンコ君がそう声をかけますが、チューゴ君はなぜだか見向きもしません。
297 :
msx:02/07/05 19:07 ID:LDzUZmxt
チューゴ君の深謀(2/3)
「チューゴ君?う、ウリが四位に入ったからって、そんなに嫉妬しなくてもいいニダ…」
うろたえたように…それにしては傲慢な事を言うカンコ君でしたが、それを聞いた途端。
「…黙れアル。この○○○○。お前みたいな○○○にぐだぐだ言われたくないアル」
と、とてもではありませんが表記できないような恐ろしい罵倒を、チューゴ君がさらりと言いました。
「あ、アイゴッ!?」
「お前みたいなのが四位に入るなんて、地球町シューキュー史の恥アル。
どうせ不正したに決まってるアル。まったく、こんな恥ずかしい奴が一緒の班だなんて最低アルな」
チューゴ君の罵声は止まりません。
慕っていたチューゴ君に糞味噌にされ、カンコ君は呆然としたままです。
「…汚いカンコ、アル。お前みたいなのを、厚顔無恥の大韓犬国と言うアル。ずばり逝ってよし、アル」
「…ななな、な…あああ、ちゅ、ちゅ、チューゴ君…!?」
「ふん…」
298 :
msx:02/07/05 19:08 ID:LDzUZmxt
チューゴ君の深謀(3/3)
カンコ君を言葉で粉砕したチューゴ君は、そのままニホンちゃんの方へ来ました。
「お、おはよう、チューゴ君…」
先ほどの様子を見ていたニホンちゃんなので、今度はわたしの番かな、と戦々恐々の様子。
ところが、チューゴ君は滅多に見せないニッコリとした笑顔を見せました。
「今までお前の家の事を散々悪く言い過ぎたアル。
無論、ニッテイの悪さを忘れた訳ではないアルが、朕も少々やりすぎた、と反省しているアルよ。
今後は控えるようにするので、あまり嫌わないで欲しいアル」
「え!?う、うん、いいけど…でも、どうして…」
「朕とて、何もお前を敵にしたい訳ではないアルからな。
ニッテイの事は忘れてはならないアルが、それでも多少は歩み寄ろうと思ったアル」
「そ、そう…」
戸惑いながらも、ニホンちゃんはうなずきました。
一方のカンコ君は。
「なっ…なんでニダ!?一体どういう事ニダ!?あ、アイゴォォォォォォ!」
二重ショックのせいで、ただ哀号と叫ぶだけなのでしたとさ。
299 :
msx:02/07/05 19:11 ID:LDzUZmxt
300 :
名無し:02/07/05 19:35 ID:FGmEMSQk
>>KAMONさん
御親切にありがとうございます。
そっか・・・ないのですか・・・
赤彦という名前だと思ってたのに(汗)
301 :
_:02/07/05 19:38 ID:melYnkkx
> サヨックおじさん
正義(まさよし)とか。
ほら「彼ら」好きじゃないですか、正義振りかざすの。
302 :
:02/07/05 20:15 ID:ZrhIx2jM
>>301 なんかひねりが足りない
もう一ひねり欲しい
303 :
:02/07/05 20:21 ID:2VKw5MwU
九条さん、というのは?
苗字は既に決まっていたかと。
1001話でアサヒが「朝比奈」と名乗っています。
という事で、こんなのはいかがでせう?
サヨック:朝比奈 赤彦(ただし本人は「朝比奈 正義」を自称)
アサヒ:朝比奈 小夜
305 :
300ですが・・・:02/07/05 21:49 ID:FGmEMSQk
うよ、なんか進んでる・・・
みなさん色々とありがとうございます。
>>301さん
正義ですかーなかなか良いですよね。
>>303さん
九条さん?
なぜにですか!?
元ネタ希望です。
>>さよくびとさん
朝比奈ですか。なるほど。
>サヨック:朝比奈 赤彦(ただし本人は「朝比奈 正義」を自称)
これだと作者さんが面倒くさいので私の案『赤彦』は引っ込めます。
『正義(まさよし)』の方が合いそうです。
日帝さんが亜細亜の正義と発展を祈って付けたとして。
それだったらしっくり来そうですし。
306 :
埼玉県民:02/07/05 21:53 ID:yKaevrpl
>>304 「朝比奈」と見たとたんに「朝比奈隆」かと思っちゃったよ
307 :
文責:名無しさん :02/07/05 21:54 ID:gGifdOKo
名前とかは、ワザワザ付けない方がいいと思うが
でも、アサヒちゃんは、赤井アサヒだとばかり思ってました
308 :
なー ◆i2juaL6k :02/07/05 23:44 ID:3vI25xsW
kaba鯖のログが読めなくなっちゃってますが、ローカルのテキストファイルに
保存してたこれがニュー速での第一作のコピーかなぁ、あと4日ほどで一周年
ですね〜
http://kaba.2ch.net/news/kako/994/994649225.html 339 名前: カンコくんの担任 投稿日: 2001/07/09(月) 14:52 ID:Ec61340Q
落ち着きの無いカンコくんは、いつもいつも教室で問題を起こします。
今日は、となりの子にいちゃもんつけていました。
しかも、その隣の子の机の上に上がったかと思うと、
大声で「ウリナラ マンセ−」だとか意味不明の言葉を連発するのです。
実はカンコくんは、・・・こんな事言っていいのか分かりませんが・・・・ 知恵遅れな
んです。
309 :
ゼロ:02/07/06 01:27 ID:FdsWiAKW
カンコ君、ファイヤーする。
カンコ「ウリは、キッチョム兄さんを許せないニダー!!」
カンコ君は、珍しく怒っています。それもそのはず、キッチョム君のラジコンボート
が、カンコ君のラジコンボートを壊してしまったのです。しかも、BB弾による攻撃で。
カンコ 「これでは、ウリの怒りが収まらないニダー!こうしてやるニダ!」
カンコ君は、キッチョム君の等身大の絵をベニヤ板に書くと、それを切り取って、
切り取ったところに、「怪獣キッチョム」と書きました。そして、どこかから灯油
を持ってくると、それを板にぶちまけて、火をつけました。
310 :
ゼロ:02/07/06 01:31 ID:FdsWiAKW
ちょうど、その頃、物陰から、見ている人がいました。「外伝アサヒちゃん」が
なくなって、出番がなかった、ヨミちゃんです。ヨミちゃんは、燃えているキッチ
ョム君の人形を見ると、すかさずシャッターを切りました。
翌日、ヨミちゃんの新聞に、「怪獣キッチョム」と題された記事が載ったとさ。
(おしまい)
311 :
ゼロ:02/07/06 01:41 ID:FdsWiAKW
ヨミ 「ここで解説。」
エラ 「僕達、外伝の話がなくなってしまったので、ヨミ姉さんお願いします・・・」
ヨミ 「まかせて。この話のソースは、昨日7月5日の読売新聞の夕刊よ。ちなみに
私は、読売新聞を擬人化したキャラなの。記事には、『怪獣金正日』と書かれた等身大
の人形を韓国の退役軍人が焼き打ちにしているの。」
エラ「サヨ姉ちゃん・・・僕達これからどうしよう・・・」
チエゾー 「みにふろがなくなちゃったよう・・・」
ヨミ 「え、えっと、2ちゃんねるで、『アサヒちゃん』をやってくれる場所を探し
ています。なにかある方はご一報を。それでは。」
カンコ家大丈夫?
さて、wcも終わって一段落ついたある日のことです。
ニホン「おはよ〜」
と元気良く教室に入ってきたニホンちゃんの目にある異様な光景が飛び込んできました。
カンコ「うきゃきゃきゃ!ウリはベスト4ニダ!ウリに負けた奴らは言い訳せずに反省シル!うきゃきゃ!」
いつもなら開口一番「謝罪汁!賠償汁!」といちゃもんをつけてくるカンコ君が、ニホンちゃんに謝罪を求めずに教室中のみんなに絡んでいます。
いつもカンコ君の謝罪・賠償口撃に閉口しているニホンちゃんなので、無視されていることが不自然に思われました。
そこでタイワンちゃんに話を聞こうと歩き出した矢先、チュウゴ君の呟きが聞こえてきました。
チュウゴ「あの犬野郎、ちょっとばかしいい結果を残したからって生意気アル・・・。お仕置きが必要あるね・・・・。」
チュウゴ君本気です、細い目が一段と細く引き絞られ、異様な光を宿してます。
そんな不穏な呟きをチュウゴ君が漏らしたとも知らず、カンコ君は相変わらずキムチ臭い息を吐き散らしながら騒いでいます。
カンコ「ニダァ〜〜〜!そこにいるのはベスト16止まりのニホンではないニダカ?これでよくわかっただろう!日ノ本家はウリの家はかなわないニダ!
マンマンマンセェエエエエーーーーー!マカロニーノもポルとガルも負け惜しみ言わずにもっと頑張ればイイニダ!何ならカード貸してやってもイイ ニダよ?」
マカロニーノ「・・・・・・・・・・・・・・・・(プルプル」
と あいも変わらずの『不穏な雰囲気発生器』カンコ君です。
ニホンちゃんが周りを見渡すと、WCでカンコ君に不本意な負け方をした生徒達の顔が引きつっています。
まさに「殺伐」とした空気の中、タイワンちゃんがニホンちゃんに声をかけました。
タイワン「心配ないわよ、ニホンちゃん。相変わらずの馬鹿っぷりね。あいつ家に帰ったら驚くわよ、絶対」
ニホン「え?何のこと?カンコ君のお家どうかした?」
タイワン「え、知らなかった?ニホンちゃん今日家に帰ったらカンコの家に起こってる騒ぎ聞いてみたらわかるよ(w」
何のことやらさっぱりわからないニホンちゃんは、とりあえずタイワンちゃんの言うことを聞いて見ることにしました。
カンコ「うきゃきゃきゃ!!これでウリの家も町内のお金持ちに負けないくらいの力を持つはずニダ!経済力でもベスト4ニダ!マンセー!」
放課後、ニホンちゃんはカンコ君の行く末を心配しながら家路へとつきました。
もうすぐ我が家に差し掛かるところで、誰かがドンチャン騒ぎをやっている声が聞こえてきます。
どうやら騒ぎの源はカンコ家のようです。
カンコアボジ「テ〜ハミングk!いや〜、カンコは我が家の誇りニダ!あいつのお陰でウリも町内で大きな顔ができるニダ!!
特にガウチの若造の鼻を叩き潰せたのが愉快にニダね?
この勢いで我が家の発展も保障されたようなモノニダ。日ノ本家の奴らに思い知らせてやるハセヨ!」
カンコオモニ「マッタクその通りニダ!アボジ?これでウリの家はアジア町の町内会長ハセヨ〜」
と、いった様にお祭り騒ぎです。いくら両家の間に池があるからといってタイワンちゃんに言われなければ気づかないニホンちゃんは、やっぱり少しぼんやりさんですね。
ニホン「カンコ君だけじゃなかったんだ・・・」
呆た感じに大きくため息をひとつつくと我が家に向かいました。すると向こうの方からチョゴリちゃんが歩いてきます。
しかし、その顔は年齢に合わないくらい憂いを帯びていました。
ニホン「ただいま、チョゴリちゃん」
チョゴリ「あ、ニホンおねーちゃんおかえりなさい・・・。」
やっぱり元気がありません。今日のカンコ一家の狂乱の様子を見てきたニホンちゃん、
いくらチョゴリちゃんが日ノ本家に住んでいるからといっても彼女が騒いでないことが不思議に思えました。
ニホン「チョゴリちゃん。何か心配事?カンコ君がせっかくベスト4まで進んだのになんだかチョゴリちゃんだけうれしくなさそう。どうかしたの?」
そう問いかけると、チョゴリちゃんは少し遠慮がちに話し出しました。
チョゴリ「アボジもオモニもカンコ兄ちゃんもわかってないハセヨ・・・。
カードゲームでベスト4まで勝ったらカンコ家の何もかもが町内中でベスト4になれるとおもいこんでる・・・・。
アボジなんてカンコおにいちゃんの応援ばっかりで今月働いてないのに・・・・。お仕事今までの半分くらいしかしてないのよ?
それなのにおにいちゃんは『社交ダンス部にニホンを追い出してウリが入るニダ!』なんて馬鹿じゃないの?ほかにもオモニはオモニで・・・・・・・・・・・・・・」
と憤懣やるかたないと言った様子です。
チョゴリちゃんの話を聞きながらニホンちゃんは思わず、「デ〜ンパミンゾク・・・・・・・・。」と、チョゴリちゃんには聞こえないような小さな声でつぶやきました・・・。
316 :
:02/07/06 04:02 ID:2s0pwDO/
もしかして、決勝戦ネタが出ないままシューキュー大会の話は終わっちゃうの?
自分で書ければそれにこした事無いんだけど、そんな筆力ないし・・・・・。
ゲルマッハ・アーリア兄弟はともかく、ブラジルの擬人化であるブラジー君が影薄いからねえ。>>決勝戦ネタ
318 :
:02/07/06 09:12 ID:+UP2Hq4o
319 :
:02/07/06 12:03 ID:eCGBDs8Z
【ニホンちゃん作者の正体】
ドッカーン! / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(⌒⌒⌒)... | 欧米の真似して公衆の面前でキスするな!危機管理だ!
|||. | 米兵に尽くせ!それが報国精神だ!平等は共産主義。
_____ | お前チョン?北鮮へ帰れ!誰のおかげで日本があるんだ!
/::::::::::::::::::::::::::\〜プーン. | それが外国で通用するか?
/::::::::::::::::::::憂●國:::\〜プーン | マスコミはサヨ、受信料は払わん。
|マンガ頭;;;|_|_|_|_|〜プーン.. | 人権は反日思想!日本に人権は不要。弁護士をヤッツケロ!
|;;;;;;;;;;ノ∪ /,) ,,\ ヽ〜 | 俺の学歴を悪くした戦後サヨ教科書ヤメロ!キリスト団体はアカ。
|::( 6∪ ー─◎─◎ )〜 | 教育勅語はイイ!日本軍は全て正しい、民間人の犠牲ゼロ!
|ノ (∵∴ ( o o)∴)〜 .| 徴兵だ!1億奉仕活動義務化!丸刈りにしろ!子供はシネ!
| ∪< ∵∵ 3 ∵> ムッキー! < テロだ!テロだ!明日にもテロが起こるぞ!炭疽菌テロだ!
\ ⌒ ノ______ | 日本に戦争を起こせ!戦争こそ平和だ!氏ね氏ねぇ〜!
\_ニホンタンイノチ_| | ̄ ̄\ \ \________________________
___/コヴァ ウヨク \ .| 低収入 | ̄ ̄| ↑自分の立場に納得できず社会混乱を望んでいる。
|:::::::/ \___ \| 2ch専用 .|__| (その心は、高学歴、交際男女、高収入への嫉妬。
|:::::::| \____|⊃⊂|__|__/ / 自衛隊には絶対入隊しない。親は学生運動経験者。
|:::::/ アホ 童貞 | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕 彼女いない歴=年齢、失うものは何もない。)
320 :
:02/07/06 15:20 ID:Q62OGAwl
ある日クラスのみんながニホンちゃんの家に集まって話し合いをしてるとき
ウヨ君が家の前の道路の真ん中を自転車でノロノロ走りながら、メガホンを持って
「魚を釣らせろ! 魚を釣らせろ!」
とわめき散らしてました
これにはニホンちゃんをはじめ、クラスのみんな、カンコ君ですらもあきれ顔でした
おかげで前の道路は大渋滞、その上騒音で近所のみんなが迷惑しましたとさ
321 :
_:02/07/06 15:45 ID:kCB4TvNv
職業右翼は在に…
>>320 いまさら「ウヨ君=街宣右翼」ネタで書き込むのは自由ですが、ここはハングル板なので、
読者の共感はまったく得られないであろうことは理解しておいてください。
日本人向けの読み物である以上、読者がニホンキャラに感情移入するのは当然なわけで、
それを無視するネタは下手すると荒らしあつかいされます。
これが韓国ヤフーなら、カンコ君がアジアを代表してニホンちゃんを懲らしめる「Go Go
Let'go カンコ君」(仮題)とかも大受けだったでしょうけどね。
323 :
sage:02/07/06 17:21 ID:2RYC/MFh
「Go Go Let'go カンコ君」(仮題)
な、なんか見てみたい気もする・・・
324 :
:02/07/06 17:34 ID:QXrxiVCW
「カンコくん パイティン!」でも可。
>>322 ただの煽りだろ。と言っても手が込んでるが。(w 作文に関しては大したこと無い感じだけどね。
作品リストにカウントしないこと希望。
■夏の終わりに (1)
夏休みが終わった、最初の学校の日。教室の中はざわざわしています。
「夏休みは、みなさんはどう過ごしましたか?」
フラメンコ先生が言います。
「まぁ、良いバカンスでしたわ」エリザベスちゃんは余裕の表情です。
「うちでは、頂上会談があって、みんながきてくれてにぎやかだったよ。」
カナディアン君が珍しく発言します。
「うん、うちはシューキュー大会はあったし、頂上会議にはアーリアちゃんと一緒の自転車で行ったんだよね。」ニホンちゃんも良いお休みを過ごしたようです。
「うむ、あれはよい会議だったな」アメリー君も楽しかったようです。
そのとき、教室の外から妙な歌(?)が聞こえてきました。
「てーはみんぐっく どんどんどんどん。てーはみんぐっく どんどんどんどん。」
「あら」それを書いて、エリザベスちゃんが顔をしかめました。
ニホンちゃんちでは楽しかったんですけど、カンコ君のうちで印象的だったのはあの情熱的な応援だけでしたわ…」
■夏の終わりに (2)
「こら、カンコ君!遅刻ですよ」
フラメンコ先生が入ってきたカンコ君をしかります。
「なにを言うニダ、ウリはシューキュー大会で4位ニダよ。もう先進家ニダ。先生の言うことなんか聞かないニダ」そして、また、「てーはみんぐっ…」まで言いかけたところでフラメンコ先生に襟首を捕まれました。
「いーい、カンコ君。よくききなさい。先生は、それを教室ではききたくないの。わかった?」
「ニ、ニダ?」先生のあまりの迫力にカンコ君もとまどっています。
「もうシューキュー大会はとうに終わったし、あなたの家ではいいのかもしれないけれども、あまりの大騒ぎでご近所の人が体調を崩したりしているの。タイコも教室内では禁止です。」
フラメンコ先生は、カンコ君からタイコを取り上げました。
■夏の終わりに (3)
「さて」
カンコ君を席に着かせたフラメンコ先生は、にっこり笑いました。
「夏休みの宿題を出してください。」
「はーい」教室の皆はそれぞれに宿題を出しました。
ところが。
「あれ、カンコ君の宿題は?」宿題を集めていたフラメンコ先生がききました。「もってこなかったの?」
「ウリ?」カンコ君はこころなしかぼーっとしているようです。いつものキムチパワーがありません。
「ウリのシューキュー大会効果で、地球町はウリを認めるニダ…」
続けようとしたカンコ君の机をばしっとフラメンコ先生がたたきました。
「なにを言っているんです? 夏休みの宿題は?」
「ウリの家の話題は80%がシューキュー大会ニダー、ニホンちゃんちの話題ではもっと比率が少ないニダ、ウリの勝ちニダ〜」
■夏の終わりに (4)
フラメンコ先生の額に青い筋が浮かび上がってきます。
「し・ゅ・く・だ・い・は・っ」
「できてない…ニダ」カンコ君はようやくポツリとつぶやきました。
「シューキュー大会が終わってから、何もする気が起きないニダ。寝ても覚めても『てーはみんぐ』が聞こえてくるニダ…」
そして、その晩。フラメンコ先生から、宿題をやってないことを聞いたカンコママは、カンコ君のお小遣いを40%ほど減額したのでした…。
(力無く)「アイグォー」
--------------------------------------------------
WC後の韓国が、WC時の生産量の減少に悩んでいることや、後遺症の無気力症に
悩まされていることからです。カンコ君の発言はかの国の新聞からそのまま。
ちなみに、アーリアちゃんとニホンちゃんが自転車に相乗りというのは、西ドイツの
首相と小泉首相がWCからサミットに日本の政府専用機に同乗していったと言うことです。ネタがかぶっているのは勘弁…
■ウヨ君のアイドル(1)
ウヨ君がため息をつきながら、何かの雑誌の切り抜きを財布の中にしまいかけていました。ウヨ君は、それなりに注意していたつもりでしたが、記事に意識が行っていたため、たまたま近づいていたタイワンちゃんに気が付かなかったのです。
「なに見てるの?」タイワンちゃんが、声をかけました。
「う、うわぁっ」
普段の様子からはとても想像できないような声を上げて、ウヨ君は飛び上がりました。あわてて切抜きを隠そうとしますが、めざといタイワンちゃんが見逃すわけもありません。
「いま、隠したのはなにかなぁ?(はぁと)」
「い、いえ、な、なんでもないです。」必死になってごまかそうとするウヨ君。
それを見たタイワンちゃんの笑顔はますます輝いてきます。
■ウヨ君のアイドル(2)
「ふぅん。」と、ウヨ君の後ろに目をやると、こう言いました。
「あ、いいところに来た、バカンコ、それ取っちゃって」
「なにっ?」ウヨ君がぎょっとして後ろを振り向いたところを、さっと踏み込んだタイワンちゃんが切抜きを奪いました。
「へっへへー、うそでしたー。」呆然とするウヨ君を尻目に、タイワンちゃんはぺろっと舌を出すと切抜きを見ます。
「あれ、これは雑誌の切抜き? ちぇっ、クラスのだれかの写真かと思ったのに…」
「な、なんだって、いいじゃないですか、タイワンさん…」ウヨ君、なぜか真っ赤です。
「うーん、きれいというか、かわいい人だね〜。ウヨ君、この人のファンなんだ、男の子だもんねー(はぁと)」うんうんと納得するタイワンちゃん。「ところで、これ、誰?」
■ウヨ君のアイドル(3)
「だ、だれって……、あの、その。畏れ多い…、いいから返してくださいよ。」
「ダメ。誰だか教えてくれないと返さない。」タイワンちゃんは興味津々です。
と、そのとき。
「あら、萌宮親王様?」
後ろから聞こえた声にウヨ君はもういちど飛び上がりました。「ね、姉さんっ。」
ニホンちゃんはタイワンちゃんのもつ記事の写真を見て、のんびりと説明します。
「お祖父様がお世話になったお家の3代目の方。大恩人のお家というか、この家あってのニホン家かも」
ニホンちゃんはそういいながら、タイワンちゃんに手を差し出しました。
■ウヨ君のアイドル(4)
「ま、そういうことだから、それ返してあげて。」
「ごめん」タイワンちゃんは素直にウヨ君に返しました。ウヨ君は、丁寧に記事をたたんでポケットにしまいました。
「そっかー、あの方がウヨ君のアイドルかぁ。」妙に納得するタイワンちゃんと(ちょっと誤解入ってるかなぁ)と少しだけ困っているニホンちゃん。
そして、二人と別れて家路につくウヨ君は「せめて、草刈りと庭掃除だけでもお役に立ちたい」と密かな決意を固めていたのでした…。
-----------------------------
こちらはソースなし。
ウヨくんの設定にぴったりのアイドルとなるお方がいらっしゃったので、軍板との友好を深めてみようかと…
ま、サヨックおじさんに対してウヨくんの扱いが良過ぎるというのは漏れも
常々感じていたことだなー。右翼も左翼もウザさと視野の狭さは同じ。単に
一般的に左翼が礼賛されてるだけで、それが気に入らないからって反動で右翼を
持ち上げるのはどうかと思うな。
まあ
>>320はただの煽りだろうが、自分の意見を作品として出すって姿勢(のみ)は
認めてやってもいい。次はもっと面白い話を書きなされ。
>>323 「ニホンちゃん」のパクリ企画として、オイラが作りましょうか?
んで当然「ウリが本家ニダ!向こうのサイトこそ朴李ニダ!」は必須。
>>319 どこのセクトの人間か知らんが、俺までファシスト呼ばわりした罪は重いぞ。
>>336 たしかもうないです。まぁ、そのへんはご勘弁を(藁
>>335 以前、同じようなのを見た気がしないでもないけど
できればぜひ!
339 :
結城:02/07/06 23:38 ID:6+Q5nluq
>>338 そういや昔ハングクちゃんてゆーのが
あったね
340 :
:02/07/07 00:46 ID:9WIjQv9i
>>334 まぁ、確かに両陣営とも、電波飛ばしてるのは一部なんでしょうが
現在の状況は、基地外サヨがやたらに目立ちますからね…
341 :
:02/07/07 01:20 ID:8c6PKGue
342 :
:02/07/07 01:22 ID:8c6PKGue
>>322 ゴメンゴメン、妄想描いて自分を美化したいだけのオナニー集団の版だってこと忘れてた
失礼
343 :
:02/07/07 01:27 ID:tk5/qCi6
>322
版?(;´д`)
まぁ言っちゃいかん事を言ったり、有り得ない話をするのがギャグの真骨頂。
今の日本の学校教育では「戦争をなくすために自衛隊を廃止しよう」とか
「新しい教科書を発禁にしよう」とか「日本人は侵略戦争を起こした犯罪国家」とか
「中国・韓国・北朝鮮との友好のために現代の僕達が土下座して謝罪・賠償しよう」
とかが言っていい事で、その逆を言ってはいかん事になってるからね。
言っていい事(っていうか強制的に言わされてる事)の逆をあえて突っ走って
こその傾奇者。ここはそんな傾奇者の集まるネタスレだからこうなったのね。
つまりここは、実態として存在する左翼教育・左翼的常識をギャグという
フィルターを通して左右反対に映した虚像にしかすぎないんだな。
そのネタスレに来て本気汁飛ばしながら右翼批判を開陳するなんて、
これは実におもしろいお客さんですねぇ。
345 :
某作家氏:02/07/07 02:34 ID:uiPNKP0R
まあ、来るなってことだよ。おまえ。
他にからむスレとか、訴えなきゃいかん奴はいるだろうが、そのへんに。
346 :
:02/07/07 03:21 ID:0f6X8dRJ
放置が一番
347 :
:02/07/07 04:24 ID:/ne6Xorc
右翼批判がどうのこうのより、そもそも
>>320の話に出てくるウヨ君のキャラ
自体が違うではないか。彼は街頭宣伝してニホンちゃんに迷惑かけるような
タイプではないでしょ。カンコ君にしてもそういうの見てあきれるような対応
はしない。謝罪と賠償を要求するけど(w
348 :
:02/07/07 11:42 ID:1lnBJwzx
349 :
>>320の真実:02/07/07 12:15 ID:1/MHePtc
>>320の事件の日の夜です。
街頭宣伝していたウヨ君の後を、忍者装束に身を包んだ誰かつけています。
「あれか、俺のニセモノは・・・。ベタな特撮のネタじゃあるまいし・・・」
なんと、忍者ウヨ君がウヨ君の後をつけているではありませんか。
「ちょくちょく現われては、俺の評判下げるんだよな・・・。今日こそひっ捕らえて正体暴いて謝罪と賠償を・・・おっととと!」
慌ててウヨ君口をふさぎました。
「毎度毎度なもので、あのカンコの口癖が移っちまった。やばいわな。」
そうしているうちに、ニセウヨ君がきょろきょろとあたりを見渡しています。ウヨ君は忍者よろしく、すかさず物陰に隠れます。
「どうやら、ここがアジトみたいだな・・・。」
アジトの中に入ると、ニセウヨ君がペリペリと変装を剥がしています。
「ふう、暑かったニダ・・・。」
なんと、ニセウヨ君の正体はザイ君でした。
「いくら緑豆から金を出すと言われても、ヤバイ橋はいいかげんにしたいニダ・・・。」
途端に、アジトの中の電気が消えました。
「天知る、地知る、人ぞ知る、今こそ謝罪と賠償しる。我が鉄拳こそ汝への賠償!天誅しる!!!!!」
「アイグォオオオオオオオ!!!!!」
暗闇の中で悲鳴が響き渡ります。
翌日・・・体中が青あざだらけになったザイ君が歩いています。
「おはよう・・・どうしたの!」
「こ、これは、昨日の晩ウヨが・・・」
そこにウヨ君が現われ、すかさず言いました。
「大したもんだよ。先日のキチョムとカンコのラジコン船騒動から、家庭内騒動への参加に備え、体を鍛えたいんだとかで、特訓に付き合ってやったのさ。
以前家庭内騒動がいやで、うちに居着いたってことだったけれど、やっぱり自分の本家が心配なんて、見所あるんだな、お前って。」
「へえ、やっぱりザイ君、カンコ君が心配だったんだ。頑張ってね。」
実はザイ君、騒動に巻き込まれるのがいやでカンコ家に帰らないのです。
この事はニホン家とカンコ家の間の公然の秘密で、それを知っていたカンコ君にザイ君はバカにされまくっていたのです。
「ま、まかせるニダ。カンコ家とキチョム家、ウリナラの統一のためにも、頑張るニダ!!!!・・・・・アイゴォ・・・。」
>320>342
萌えがなくては生きてゆけない
笑いがなければ生きる資格がない
>339
ハングクちゃんの続編きヴぉんぬ!
351 :
通りすがり:02/07/07 12:18 ID:OJbnhdyW
352 :
349:02/07/07 12:20 ID:1/MHePtc
一部妄想入っています。緑豆の陰謀は架空です、謝ザイシマス。
職業右翼には、実は結構在日がいたりするので、それと絡めました。
353 :
:02/07/07 13:19 ID:bdHsFCRc
コピペだけど、「右翼=在日が多い」のソース。
【辛淑玉氏も認定 (街宣)右翼=在日】
シンスゴも日本の右翼の構成員に在日が多いって認めてる
最近朝日のインタビューに答えている。記者が外国人だったので
気を許して口を滑らしたのだろう。
http://www.asahi.com/english/weekend/K2001120900069.html Most of those who appear to be right-wingers, she says, are just frustrated people feeling the
same sense of isolation that minorities such as herself feel.
Many, in fact, are Koreans, she said.
「右翼と思われる人たちの大部分はフラストレーションを抱え、マイノリティ
(彼女自身もそうだが)が感じているのと同じ孤独感を感じている。
実際、その多くがコリアンだ」と彼女は言った。
おひさです。
ウヨか…。
漏れのスタンスはアサヒの反対というか、アサヒの認識するところのウヨであって、
街宣カーのとは違う愛国者ですな。
アサヒやサヨの貼るレッテルどおりマイルドにつくってみますた。という気持ち。
では貼ります。
355 :
ななしやねん:02/07/07 15:17 ID:GsRGbM5J
戦い終わって日が暮れて
長いような短いようなシューキュー大会の1ヶ月が終わりました。
夕日がニホン家の緑のピッチに映えて、皆の影を長く伸ばします。
ニホン 「ふうー。終わったねえ」
タイワン「ニホンちゃん!おめでとう」
決勝の後片付け中、いわれたニホンちゃんはびっくりしました。
ニホン 「え?え?なあに」
タイワン「世界町ランキングすごく上がったじゃない!!」
ニホン 「あっ、うん。ありがとう。うれしいなあ」
カンコ 「ニダニダ…」
ニホン 「あれ、おはようカンコ君。なんだか声がおかしいよ、風邪?」
タイワン「応援で叫びつかれたのかね」
カンコ 「ショセン ニホンハ24イ~! ウリハ22イ ニダ!! ウリヲ コエルモノハ モハヤ イナ….ごふぁ!」
タイワン「あ、ありゃりゃ」
カンコ 「ごふぁ!げふげふン!」
*解説せねばなるまい!カンコはあまりにも嬉しいことが
つづいたため、すでに脳がオーバーヒートしているのだ!
これをキムチフィーバーによる半角現象という!(民明書房)
356 :
ななしやねん:02/07/07 15:17 ID:GsRGbM5J
チューゴ「って、嬉しいことが見事にサッカー関係しかないアルな…」
ニホン 「チューゴ君」
カンコ 「チューゴクン ウリヲ シュクフク シテクレル ニダ?」
ごすッ!
裏拳が炸裂する鈍い音がしました。
チューゴ「…ふざけるな。朕は貴様をうらやんだりはしないアル。余計な工作しやがって」
ニホン 「そんなことないよ。チューゴ君アジア枠からちゃんとえらばれたんだよ」
チューゴ「そう思うアルか?くやしいがそれは少し疑問アルよ」
ピッチに残る折り鶴や紙ふぶきを見ながら「…くやしいアル」とつぶやくチューゴ君。
タイワン「…出られただけましだよ。私だってやってるんだよ、シューキュー。
決勝楽しそうだったよね。いいなあ。…くやしいなあ。」
ふと気付くと、アジア町のみんなが夕日をうけて、ピッチを見つめています。
ニホン 「…みんな。」
チューゴ「朕は・・・もっと強くなる。」
アジア町に新しい決意が生まれた瞬間でした。
357 :
ななしやねん:02/07/07 15:18 ID:GsRGbM5J
ニホン 「ねえカンコ君!みんなシューキューに興味をもってくれたみたいだよ!」
カンコ 「ニダ!?」
ニホン 「ライバルは増えるけど、うれしいね!」
カンコ 「マ、マズイニダ!まずいニダよ!!エリアくそ広いアジア枠が余計狭き門になってしまうニダよ!!」
急に声がもとに戻ったようです。
タイワン「なにセコイこといってんのバカンコ!!!」
少林サッカー顔負けの鋭い蹴りが繰り出されました。
カンコ 「アイグオオォォォォーーーーーー!!!」
カンコ君は夕日の中、一番星になりました。
タイワン「フン、ライバルふえて顔色変えて、なにが宗主国なんだか。」
ニホン 「あ、あはははは」
了
アジアのレベル上がるといいなの願望シナリオでしたスマソ。
正直、いままでの壁は薄すぎたのではないのかと。
359 :
:02/07/07 21:09 ID:pJUYzD0s
【ニホンちゃん作者の正体】
ドッカーン! / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(⌒⌒⌒)... | 欧米の真似して公衆の面前でキスするな!危機管理だ!
|||. | 米兵に尽くせ!それが報国精神だ!平等は共産主義。
_____ | お前チョン?北鮮へ帰れ!誰のおかげで日本があるんだ!
/::::::::::::::::::::::::::\〜プーン. | それが外国で通用するか?
/::::::::::::::::::::憂●國:::\〜プーン | マスコミはサヨ、受信料は払わん。
|マンガ頭;;;|_|_|_|_|〜プーン.. | 人権は反日思想!日本に人権は不要。弁護士をヤッツケロ!
|;;;;;;;;;;ノ∪ /,) ,,\ ヽ〜 | 俺の学歴を悪くした戦後サヨ教科書ヤメロ!キリスト団体はアカ。
|::( 6∪ ー─◎─◎ )〜 | 教育勅語はイイ!日本軍は全て正しい、民間人の犠牲ゼロ!
|ノ (∵∴ ( o o)∴)〜 .| 徴兵だ!1億奉仕活動義務化!丸刈りにしろ!子供はシネ!
| ∪< ∵∵ 3 ∵> ムッキー! < テロだ!テロだ!明日にもテロが起こるぞ!炭疽菌テロだ!
\ ⌒ ノ______ | 日本に戦争を起こせ!戦争こそ平和だ!氏ね氏ねぇ〜!
\_ニホンタンイノチ_| | ̄ ̄\ \ \________________________
___/コヴァ ウヨク \ .| 低収入 | ̄ ̄| ↑自分の立場に納得できず社会混乱を望んでいる。
|:::::::/ \___ \| 2ch専用 .|__| (その心は、高学歴、交際男女、高収入への嫉妬。
|:::::::| \____|⊃⊂|__|__/ / 自衛隊には絶対入隊しない。親は学生運動経験者。
|:::::/ アホ 童貞 | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕 彼女いない歴=年齢、失うものは何もない。)
360 :
_:02/07/07 21:16 ID:cUgWxsqD
361 :
名無し:02/07/07 21:21 ID:unZ9CHKM
>>359 ???
う〜ん・・・
どう考えても貴方の自画像にしか見えないのですが?
自我自賛して楽しいですか?
362 :
_:02/07/07 21:27 ID:mX+4yj/F
まぁまぁ、そう本当の事をズバリ言っては、失礼ですよ(w
水泳
「わー!」とみんなの声が轟きました。今日の5年地球組は体育の時間
です。皆の視線の先にはプールの真ん中で立ち泳ぎをしているチューゴ君
がいます。しかも!両手に持った棒の先には皿が回っているのです。授業
が始まる前にチューゴ君が雑技をお披露目していたのですね。
「凄いね、家に伝わる古式泳法みたいで凄いね。」
とニホンちゃんも目を輝かして騒いでいます。と、そこに
「古式泳法の起源はウリナラニダ。ニホンは、謝罪と(以下省略)」
と、我らのカンコ君の登場です。しかし、プールから上がってきたチューゴ
君が一喝です。
「カンコ、全ての文化は大中華に通づるあるアルよ。騒ぐ暇があったら、キ
ッチョムに負けないように水泳の練習をするヨロシ。」
「アイヴォ・・・・・ボコボコ・・」
と尻尾と渦を巻いてカンコ君はプールに沈んで行きました。
そんなやり取りを見ていなかった様にニホンちゃんは「チューゴ君、凄い」と
無邪気に誉めます。
「小さな頃から練習をしているから簡単なことアル。」
「どうして、そんな練習をするの?」
「こうして練習をしておけば、病気の時や歳を取ってからも泳ぐことが出
来るようになるアルよ。」
「え??・・・・」
それを側で聞いていたアサヒちゃん。
「これよ!清美おばさんも東池で泳いで存在感をアピールするのよ!やる
っきゃない!」
あらあら、それじゃキッキョム君の家まで泳いでしまうかもね。
おしまい
元ネタは、毛沢東、と小平(「と」が出ない)が西側の死亡(失脚)説を
否定するに長江を泳いだ話です。アサヒちゃんを入れたのは余分だったか
なぁ。最初は、清美じゃなくて古式泳法を修得されている江田五月先生が
浮かんだんですがアサヒちゃん好みじゃないってことで。
やっと長文エラー出なくなりましたね。一話一スレを目指しているので
うれしいです。
スレじゃなくてレスですね。鬱氏。
366 :
お試す:02/07/07 23:13 ID:cUgWxsqD
ケ 小平
367 :
:02/07/08 00:08 ID:dLMEopD3
<<344
いや、俺は普通に右翼の行動をウヨ君にあてただけだが・・・
まあ、ようするに、あなた方右翼を批判するような設定は止めて下さいってことなのね
わかりました、以後気をつけます
でもたまには、あなたがたも自分の行動を顧みる事も必要ですよ
妄想で自分を美化してるようじゃ、アニメで自分を美化してた麻原と同じですから
精肉店「広州」にて(1/2)
夕暮れ時。ベトナちゃんが何事か考えながらたたずんでいます。年齢に不釣合いな
憂いを帯びた顔にも見えますが実際は、
「・・・・今日の晩御飯、何にしようかしら」
と、ごくごく平凡なことを考えていたのでした。ここは精肉店「広州」。チューゴ君の
親戚が経営する、ちょっと有名な肉屋さんです。籠に入ったウサギやら犬やらネコやら
が並んでいて、パッと見ペットショップに見えないこともありませんが。
「いらっしゃい。イスとテーブル以外なら大抵の物は揃ってるアルよ」
「あら、チューゴくん。ここでアルバイト?」
店の奥から出てきたのはチューゴ君です。ついさっきまで何か捌いていたらしく、
白いエプロンが血で染まり、右手には何か得体の知れない動物の肉を提げた、少し
スプラッタな姿をしています。
「あぁ、店の手伝いネ。ここには良く来るアルか?」
「ええ、ここは品揃えがいいから・・・それに、今晩はご馳走にしようと思って」
「ご馳走なら・・・」
チューゴ君が言いかけたその時、馬の蹄の音がセリフを遮りました。
「馬?何でこんな所に・・・」
「こういう非常識なことをするのは・・・」
その白馬は2人に近づくにつれてスピードを緩め、「広州」の前で止まりました。
ダンデム状態でまたがっていたのは王子様ならぬモンゴル君とカンコ君。
モンゴル君は颯爽と、カンコ君は転がるようにして地面に降り立ちます。
369 :
:02/07/08 00:10 ID:dLMEopD3
一言行って良い?
傷の舐め合いはやめなさい
精肉店「広州」にて(1.5/2)
「やっぱりモンゴルアルか。そんなに遠くでもないんだから、わざわざ馬に乗って
来るんじゃ無いアル・・・・あと、そのカンコは何処で拾ったアルか?」
「乗馬の練習のついでにお使い頼まれてね。カンコ君は途中で会って、行き先が一緒だ
っていうんで拾ったんだ」
「ウリは拾得物扱いニカ!?酷いニダ!謝罪と・・・げぶ!」
モンゴル君はちょっと困惑したように見えましたが、チューゴ君は回し蹴りをかまして
黙らせます。
「モンゴルは何を買いに来たアル?」
「え、え〜と、いつものネズミの大きい奴を6匹頼むよ」
「6匹か・・・店先に出てる分じゃ足りないアルな。捌いて来るから待ってるヨロシ。
ああ、それとカンコ、上等の赤犬が沢山入ったんだが、どうするアル?」
犬と聞いて突然復活するカンコ君。
「それにするニダッ!買えるだけ買うニダ!犬鍋マンセーー!!」
「じゃあ、私もそれにしようかな・・・」
「クラスメートのよしみで、少し負けてやるアルよ」
子供達の楽しげな笑い声が、暮れなずむ地球町に響きます。
精肉店「広州」にて(2/2)
それを遠くからこっそり見ていたアメリー君。
「あいつら狂ってるよ!なんで緑豆はこいつら野放しにしとくんだよ!!ていうか
誰かあいつらにツッコめよ!」
気持ちは分からないでもないけど、もう少し寛大になりましょうね。
終
372 :
:02/07/08 00:18 ID:dLMEopD3
下関駅前で騒音と渋滞で大迷惑かけたのを、自分達でなく半島の人間のせいにするなんて、あんたら最低
まるで自分達の悪事を北朝鮮に擦り付けようとした某教団と同じじゃない
洗脳されたくないんで、もう来ません、せいぜいみんなで傷の舐め合いでもしててください
初めて書いてみました。つたない文章ですみません。
広州は知っての通り中国が誇る食の都ですね。
本当に、肉屋の店先に生きたままのイヌネコが籠に入って売られている凄い所です。
あと、出番のないモンゴル君を出してみたんスけどどうでしょう。
あと、分割が妙なのは勘弁してください
>名無蟲さん
上手いっす。これからも書いてください。
モンゴル君、凛々しそうでいいですね。
376 :
川瀬:02/07/08 00:27 ID:S8xuNRcw
このスレはいつも笑いながらROMさせてもらってます
>>368 >>370-371 乙です、最初生々しいかな?と思ったりしましたが
最後の>ていうか 誰かあいつらにツッコめよ!」
で、はたから見ていたアメリ−君が見事に落としてくれて笑えました
時間帯によっては書き込み制限が高くてうP時に慌ててしまうとこありますよね
次回もがんばってください
377 :
=:02/07/08 00:29 ID:JyIiqae4
>372
つっこみたい…ツッコミを入れたい…っ!!(w
放置でしたね、すいません。
>376
というか川瀬さんかいてくだちぃ
379 :
:02/07/08 01:00 ID:rnu6F9bs
380 :
:02/07/08 05:32 ID:x5uqpMus
>>367 言いたいことはわからンでもないが、だからって
いきなり相手をテロリストの親玉扱いするような
貴方の物言いもいかがかと思うが。
あと、自分の受け入れられない考え方があった時、
全く調べもせずにデンパ扱いもどうかと思う。
まあ、もう来ないようなのでべつにいいか。
>>375、
>>376 感想ありがとうございます。ここは野生生物板と違って素早くレスが返ってきますね。
血は結構大丈夫なのでちょっと生臭くなりがちな所はあるかもしれませんな。
これからはできるだけ自重します。
382 :
◆ALPE/sLA :02/07/08 06:12 ID:1I99MWkF
最近チューゴ君がカッコいい!ですね。
当初悪役だったように思えるのは気のせいかな?
383 :
:02/07/08 06:48 ID:rBU8dArI
プッ
384 :
:02/07/08 06:52 ID:rBU8dArI
洗脳厨
385 :
:02/07/08 06:52 ID:rBU8dArI
あはははは
386 :
:02/07/08 06:52 ID:rBU8dArI
知らん・・・・・・・
387 :
:02/07/08 07:05 ID:sykXbcGP
可哀想に・・・。
まあ、同じ隔離板だった筈なのに、
ハン板は新人でごった返して、某板は廃れる一方なんで、
僻みたくなる気持ちは判らんことも無いけどさ(藁。
388 :
:02/07/08 07:06 ID:rBU8dArI
知らん・・・・・・・
荒らしは放置がルールですが、リアルサヨックおじさん(またはリアルザイニー君?)
自身のために説明しておきましょう。まず、これを見て下さい。
http://funshei.tripod.co.jp/html/346.html >一方、外にはクワガタヘルメットをかぶってバイクにまたがるヘンなおじさんが…
どう見ても珍走族。その正体は、他の誰あろうシンタロウおじさん。
シンタロウおじさんは「未確認(アンニョ〜ン)が暴れたら俺が狩る」と公言して、
こうして日々町をパトロールしているのです。カンコ君、大ピンチ。
自衛隊相手に、三国人から日本を守れと演説したシンタロウおじさんを
ヘンなおじさん(=志村けん=バカ殿)とか珍走族とか揶揄し放題。
これでも何の抗議も出ず、正式版として収録されていますよ。
これが、右翼を揶揄する内容であるにもかかわらず正式採用される一方、
リアルサヨックおじさんの書いた物は、叩かれて正式版から外される理由は簡単。
第1に、ここは別に右翼が作った場所ではないからです。
第2に、
>>389と比較してリアルサヨックおじさんのが決定的につまらないからです。
ギャグを書こうと思想書を書こうと、読者さんより一歩先をいかないと物書きは
務まりません。つまり読者さんよりチョッピリ賢くて物知りでないと駄目。
でも自分が賢いと思いこんで、正しい(と自分が思いこんでいる)事を書き並べ
賞賛してくれない批評者を愚か者と罵倒して回っても、人はついてきませんよ。
賢い人間が馬鹿に徹してこそ、他人が進んで読み、賞賛する物を書けるのです。
馬鹿が賢人ぶっても、だれもついてきません。
左翼や半島の知識人が叩かれるのは、単に前者よりも後者が多いせいだと、
自分のカキコやゴー宣騒動を見て猛省しないと、言葉を使う場所では通用しませんよ。
391 :
:02/07/08 13:18 ID:RRo2R22G
392 :
:02/07/08 14:45 ID:3tgktJLx
モレル先生のバンテリン 1/2
シューキュー大会が終わってからのニホンちゃん、
「これからは日の本家とカンコ家の行き来を自由にしよう」とか、
「一緒に商売を始めよう」とか尋常ではないことを口走ります。
ウヨ君はそんな姉を心配しお医者さんに診てもらうことにしました。
向かった先は本場ゲルマン医学を修得したモレル先生のGD医院。
ここのモレル先生はゲルマッハ君のお祖父さんの掛かり付けのお医者でもありました。
ウヨ君
「先生、姉さんは何の病気なんですか」
モレル先生
「これは慢性ウリナラ疾患ですね。
この病気自体では死に至りませんが、
体内の免疫力が低下し病原体やウイルスなどに対して抵抗力が低下します。
まだ初期の状態ですのでお薬を出しておきましょう。
よく効きますよ「コヴァ」。古林製薬の慢性ウリナラ疾患の特効薬です。
体質による副作用が激しいのですが、さくらさんは服用しても大丈夫ですよ。」
モレル先生のバンテリン 2/2
すっかり回復したニホンちゃん久方ぶりの登校です
それを見つけたカンコ君、ここ数日ニホンちゃんをいじめられずにたまったストレスを発散させるべく早速絡んできます。
カンコ君
「やいニホ」
ニホンちゃん
「怨敵覆滅ちぇすとー!」BAM!
カンコ君
「アイゴー!まだ謝罪も賠償も要求してないのニダー!」ヒューン キラン
タイワンちゃん
「ウヨ君、ニホンちゃんどーしちゃったの?」
ウヨ君
「病気から回復して以来すっかりこうなんです、あの薬効き過ぎじゃないかな?」
どうやら先生、薬の分量を間違えたみたいです。
ついうっかり書いてしまいますた。お目汚しすいません。
題名は「コレリ大尉のマンドリン」から朴利ました
モレル先生はA・H氏の担当医だった人物でヤブ医者の誉れも高い人物です
「チムイルパ」
自称IT宗主家のカンコ君のうちでは、銘々がパソコンを使っていろんなことをやってます。
カンコ君は、ニホンちゃんちからパクった音楽をニダニダと楽しんでいます。が、いっぺんにいくつもダウンロードしてしまって家中の回線が遅くなり、アボジにぼこぼこにされました。
カンコパパは、ヒュンダイ自転車の設計をしていますが、前輪ブレーキと後輪ブレーキが逆なのに気づいていません。
カンコママは、エクセルで家計簿を付けていますが、「収入」を水増ししようとしたら間違えて「支出」を水増ししてしまい、天文学的な赤字が叩き出されて泡を吹いて倒れてしまいました。
そんな中、チョゴリちゃんは、黙々とホームページを作っていました。
ページには、黒い学ランの美少年の写真が何枚も・・・。
そう、これは、ウヨ君のファンサイトなのでした。
サムスン製のCPUが何度もフリーズしましたが、なんとか苦労してホームページ作りに成功しました。
「出来たニダ、早速FTPで転送するニダ。」
ADSLを使っているはずなのにやけに重いFTPにイライラしましたが、苦労の甲斐あってデザイン、内容共に申し分ないサイトになりました。
「お兄ちゃんやアボジはウヨ君を目の敵にするけど、かっこいいものはかっこいいニダ。
みんなにもウヨ君のよさを知ってもらうニダ。」
チョゴリちゃんが無邪気に笑っていると・・・。
真っ赤なエラから真っ青な血管を浮き上がらせて、カンコ君が怒鳴り込んできました。
「チョゴリいいいいいいいいいいいいいいいい! このページは一体何ニダ!
あのチョッパリウェノムの、しかもよりによってウヨを褒め称えるとは、それでもウリナラの子かニダ!」
チョゴリちゃんの胸ぐらをつかみ、口角泡を飛ばしてさらにまくし立てます。
「この間だって、日記に、『ウヨ君マンセー』とか何日にも渡って書いていたニダな!
チョゴリ・・・貴様は、あの36年にも渡るニッテイ一味の屈辱を忘れたニダか!」
が、チョゴリちゃんも負けていません。
「ウリが誰を好きになろうが勝手ニダ。それに、お兄ちゃんだって人のこと言えないニダ。
ベッドの下にニホンちゃんの写真をいっぱい隠しているくせに!」
図星を突かれたカンコ君、冷や汗をたらたら流しています。
「いっつも、部屋に閉じこもってニホンたんハァハァ、って言ってるニダ!」
「うるしゃい! お前のようなチムイルパは・・・」
「ほう、カンコ、そうだったニダか・・・。」
後ろからの声に振り向くと、キムチ色の血管を浮き上がらせて、アボジが立っていました。
ネットでエロ画像を見ようとしたらfusianasanトラップに引っかかってしまい、かなりご立腹。
「2人ともチョッパリへの恨パワーが足りないニダ! こうなったらウリが徹底的に教育してやるニダ!
そもそもウリナラは檀君が・・・」
「あ、アイゴーーーーーーーーー!」
お説教は次の日も続き、2人は次の日学校に来ませんでした。
さらにその翌日。
チョゴリちゃんは目の下にどす黒いクマをつけて登校してきました。
「おはよう・・・って、チョゴリちゃん、どうしたのその顔!」
ラスカちゃんがさすがに心配しています。
「勝ってくるぞと勇ましく〜ッと。 あれ、どうしたんだチョゴリ!」
遅れて登校してきたウヨ君が、尋常ならざるチョゴリちゃんの様子を見て駆け寄ってきました。
「ウリはただウヨ君と仲良くなれればいいなと思っただけなのに・・・それもダメニダか?」
それだけ言うと、チョゴリちゃんは机に突っ伏してグウグウ寝てしまいました。
対してカンコ君は、完全にdj状態で登校してきました。
「ニホンハシャザイトバイショーガタリナイニダ。 ウリヲチキュウチョウノソーシュコクトミトメニッテーノシンリャクヲハンセイシルニダ。」
「シャザイトバイショーノショーメートシテツシマパンツヲヨコスニダ!」
「きゃあああ!」
カンコ君、逝っててもやることは同じです。
400 :
!:02/07/08 22:57 ID:L0Pue24L
アイゴー!
401 :
川瀬:02/07/08 22:59 ID:S8xuNRcw
KAMON ◆wzJSYC0I さん
流石でございます!、ネタの捻り文章の組みたて等勉強させてもらっております。
(嗚呼、自分の間抜け振りが又じかくしてしまふ・・)
>>389-390 いやぁ、胸のつかえがとれたみたいです。
こっぱーさん、胸のすく名言ありがとうございました。
>>393-394 中期ニホンちゃんのノリですな。
しかし、キレると怖い内気な美少女というのは何度見てもイイ・・・。
403 :
ゼロ:02/07/08 23:46 ID:VkyWJMd8
魔法少女プリティラスカちゃん マッドサイエンティストヒュンダイ博士
はじめに・・・
エラ君 「これを載せてもいいのだろうか・・・」
チエゾー君 「本当にいいのかな・・・」
エラ君 「これを載せるという事はもしかしたら『ニホンちゃん』の概念を打ち崩
すことになりかねないかもしれない・・・」
チエゾー君 「しかし、危険は付き物だから・・・」
エラ君 「やってみる価値はあるな・・・」
シーン1 秘密結社ソーレンのアジト
ソーレン幹部1 「ヒュンダイ博士、あなたを呼んだのはほかでもないニダ。」
ヒュンダイ博士 「何なりとお申し付けくださいニダ。」
ソーレン幹部2 「この少女を倒す秘策を教えて欲しいニダ。」
幹部1 「この少女はプリティラスカという奴ニダ。博士の意見を是非。」
ヒュンダイ博士 「ニダニダニダ。ウリに良い考えがあるニダ・・・」
どうやら、とてつもない計画が起こりそうな予感です。
404 :
ゼロ:02/07/08 23:51 ID:VkyWJMd8
(続き)
シーン2 カンホンつぁん三度?
アジア町の交差点を横切っていく人影がありました。それは、カンコ君が、ニホン
ちゃんそっくりに化けたカンホンつぁんです。
カンホン (ここまで化ければ、誰もウリだという事に気づかないニダ・・・)
??? 「そこまでニダ!日ノ本さくら!いや、ニホン!」
カンホン 「あ、あなたは誰です?」
??? 「ウリは、ヒュンダイ博士。ニホンよ・・・ちょっと来てもらうニダ。」
カンホン 「わ、私が何をしたって言うんですか?」
ヒュンダイ博士 「問答無用ニダ!これでも喰らうニダ!」
405 :
ゼロ:02/07/08 23:53 ID:VkyWJMd8
? 「待ちなさい!!」
ヒュンダイ博士 「誰ニダ!」
プリティラスカ 「プリティラスカ参上!あなたのハートに逝ってよし!」
ヒュンダイ博士 「ウリの邪魔をする奴は許さんニダ!」
ヒュンダイ博士は、背中から、怪しげな機械を取り出すと、カンホンつぁんに向け
て、スイッチを入れました。
ヒュンダイ博士 「喰らうニダー!」
カンホン 「あーれー・・・」
カンホンつぁんは、光の中に消えてしまいました。その代わり、別の光の中から、
違う女の子が出てきました。
プリティラスカ 「ニホンおねえちゃーん!」
ヒュンダイ博士 「ウリの計画は成功ニダー!ウリナラマンセー!」
ヒュンダイ博士は、そのまま走り去ってしまいました。プリティラスカは、ニホン
ちゃんがいなくなってしまったのは、自分のせいだと感じてしまい、泣き崩れてしま
いました。
406 :
ゼロ:02/07/08 23:54 ID:VkyWJMd8
(続き)
シーン3 ニホンちゃんの家
ラスカ 「うえーん! うえーん! うえーん!」
ウヨ 「どうした? 何があったんだ?」
ラスカ 「ニホンお姉ちゃんが・・・」
ニホン 「私がどうしたの?」
ラスカ 「へ・・・? に、ニホンお姉ちゃんだよね・・・?」
ニホン 「そうだよ。何聞いてるの?」
ラスカ 「ほんとにほんとにほんとにニホンお姉ちゃんだよね。」
ニホン 「だから、ニホンだってば!」
ラスカ 「よ、良かった・・・」
??? 「あ、あのー」
3人 「はい。」
??? 「こ、こんにちは。私、ハングクといいます。」
3人 「え・・・?」
407 :
ゼロ:02/07/08 23:55 ID:VkyWJMd8
(続き)
シーン4 ソーレンのアジト
ヒュンダイ博士 「ウリはついにやったニダー!『ニホンちゃん』の歴史を変えた
ニダー!」
幹部1 「何をしたのですニカ?」
ヒュンダイ博士 「ニホンちゃんとハングクちゃんを取り替えたニダー!これで『
ニホンちゃん』は最終回になるニダー。これからは『ヒュンダイ博士』としてハン板
を騒がせるニダー!」
幹部2 「く、狂ってるニダ・・・あなたは、この世界でやってはいけないことを平
気でやってしまったニダ!」
幹部1 「でも、このモニターを見ると、ニホンちゃんは存在してるニダ。」
ヒュンダイ博士 「ア、アイゴー!失敗ニダ!もう一度やるニダ!ウリにチャンス
をもう一度お願いするハセヨ。」
幹部2 「と、取り返しのつかないことになるかもしれないニダ・・・」
その頃カンコ君は、『ハングクちゃん』の世界にいました。そこで、ニホン君とい
う少年と仲良くなり、「謝罪汁」論議で熱くなっていました。
408 :
ゼロ:02/07/08 23:56 ID:VkyWJMd8
(続き)
シーン5 みんなで集まって。
ハングク 「私はハングクといいます。何かわからないけど変な光に当たってこの
世界に来てしまったようなのです。」
ニホン 「ハングクちゃんのいた所ってどんな所なの?」
ハングク 「こことよく似てるかな。」
ニホン 「ふーん・・・ねぇ、私達なんか似てるから、お友達になりましょう。」
ハングク 「いいよ。お友達になりましょう。」
ニホン 「ハングクちゃん、私、あなたが元の世界に戻るのに協力するよ。私に出
来ることなら何でも言って。」
ハングク 「うん、ありがとう。ニホンちゃん。」
2人の話を聞きながら、ウヨ君は、一人考え事にふけっていました。
ウヨ (ここは、プリティラスカに協力してもらおうかな。あいつなら、魔法で何
とかしてもらえるかもしれないしな。)
その夜、ハングクちゃんとニホンちゃんは、ニホンちゃんの部屋で、一晩中語り明
かしたそうです。
(明日へ続く)
409 :
ゼロ:02/07/08 23:59 ID:VkyWJMd8
エラ 「本当にいいのだろうか・・・」
チエゾー 「僕らのやったことはやってはいけないことだったのかな?」
エラ 「明日の反応を見よう。」
久々にプリティラスカ登場と思ったら、
やってしまったか、ついに・・・
俺的にはおもしろいので可。
411 :
さよくびと ◆U5XKXwBk :02/07/09 01:03 ID:VTOzLwaT
>>393 そ、その薬は・・・マジで副作用が強過ぎます。
人によってはレミング症候群を発症しかねない諸刃の剣。素人にはお奨めできません。
>>399 ・・・似たような事件がアメリカでもありましたね。
確か、反戦Tシャツ着て登校した女子高生が警察に身柄を拘束されたとか。
(あれ?学校追い出されたんだっけ?)
>>409 う〜ん・・現時点では何とも言えませんな。
明日の後編に期待します。
412 :
:02/07/09 01:31 ID:Yl9qGZsc
∧∞∧ 今日は!
<=MД´>
〃⌒〈___〉⌒ヽ,
''〃≪//_!_!_,,ゝ〃''
(__)_)
トルットルッ
(( ∧∞∧
、、、 <=MД´> ノノ,,'''ヽ
ミ シ⊂___つミ、、、'' ))
''' '' ≪//_!_!_,,ゝ
(_/ (___) トルットルッ
∧∞∧
< _____ > カンコくん誕生
〈 カンコ 〉 ))
(( 〃⌒ミ〃⌒ミ
''(''''''゛)(゛''''')゛
 ̄  ̄
〃″''ゞ、 一周年!
∧∞∧〃、、ミ ノノ
、、<=MД´>ノ
ミ シ___)
''' ''/_//_!(⌒)
(__)  ̄
>>412 そうだったんだ。
マガジソから入ったので全然知りませんでした。
414 :
Unknown_J:02/07/09 17:41 ID:vI920oL3
「夏が来れば思い出す、遥かな海に消えた命・・・」
その1.
嬉し、楽しの臨湖学校です。
今回は、3年地球組はリュウ君家にお出かけです。リュウ
君家は、チキュウ町内で最も大きな湖に面している綺麗な
島にあります。去年は、ダンス部の頂上会議が開かれる会
場のひとつでした。
「おジィ・・・」元気かぁ
リュウ君の元気な声が響く。
「おぉ、リュウぼぅ・・・よぅ来た」
椅子に腰を掛けた白髪の老人が声を掛けます。右腕があり
ませんが、これは第二次町内大戦に参戦した傷です。かつ
て、チューゴ家から伝わった武術を伝える家系です。ニッ
テイジィさんの師匠にあたります。しかし、アメリー家に
居候しているときに第二次町内大戦が始まってしまい、ア
メリー家の軍人として第二次町内大戦に参戦、ヒロシマ家
やヤマグチ家などと共に激戦を重ねてきた歴戦の軍人です。
415 :
Unknown_J:02/07/09 17:42 ID:vI920oL3
(続き)
「こら、リュウ君。先生より先に行かないの」
優しげな声が、後から響きます。気品あふれる姿ですが、
ちょっと糸のほころびがあったりするのが可愛い、ハプス
ブルグ先生です。
「リュウぼぅ、先生を困らせてはいかんな」
「ごめんなさい」
「あら、お爺様の側だとしおらしいのね」
「え、そんなことないよ」
「そうかしら、ふふふ」
意味深な笑みを浮かべています。
「先生、他のみんなも着きました」キリッとした声が響き
ます。ヨハネ君ですね。
「わかりました。リュウ爺様、今日から三日間お世話にな
ります。三年地球組の担任ハプスブルクです」
「丁寧な挨拶ありがとうございます。ま、何も無いところ
ですが、どうぞごゆっくり」
「いえいえ、ほら、みなさんも挨拶して」
「はじめまして、ヨハネです」
「あ、あのラスカです。よろしく」
三年地球組のメンバーの挨拶が続きます。ブータンちゃん
やインドネシア、チョゴリちゃん、キャンベラちゃんあたり、
ホンコンちゃんとかも入るのかな?
(さて、3年地球組のフルメンバーって誰と誰?)
416 :
Unknown_J:02/07/09 17:44 ID:vI920oL3
(続き2)
ウヨ君が最後のようです。どうも、ウヨ君はリュウジィが
苦手です。あまり良く思われていないことも知っています。
「・・・ウヨです・・・よろしく・・・」
じっとリュウジィの反応を見ながら、挨拶します。リュウ
ジィの目が少し閉じられますが、
「よう来たな、ウヨ」
と答えます。ホッとした表情を浮かべるウヨでした。
「あ、ごめんなさい。これパパから・・・」
手紙の束が渡されます。様々な国やに移り住んでいるリュ
ウ家の祭りが写された写真集です。リュウ家の人は、アメ
リー家やブラジル家、アルゼンチン家といった家々に住み
込みで働いています。でも、海の彼方にあるリュウ家がか
れらの故郷です。
黙って写真集を、ウヨから受け取ると、神前に捧げます。
3日間の臨湖学校がはじまります。
417 :
Unknown_J:02/07/09 17:49 ID:vI920oL3
>>414 国ではなく、植民地や地域、思想などの擬人化は大抵3年地球組です。
俺の知ってる限りでは、ほかに・・・。
コルシカちゃん、ケベックちゃん、マカオ君、香ちゃん、ベガスちゃん、モナコちゃん(5年の時もあり)、ティモー君・・・。
こんなところかな。
インドネシアちゃんは5年地球組ですね。
確か、リュー君とポルガルが4年地球組、エラ君とチエゾー君が1年地球組だったはず。
419 :
:02/07/09 17:54 ID:j2y2guoS
>>411 >・・・似たような事件がアメリカでもありましたね。
>確か、反戦Tシャツ着て登校した女子高生が警察に身柄を拘束されたとか。
学校を確か自主退学って形で出ましたよ。
アナキストだったね
【祝】7月9日はニホンちゃん記念日!【祝】
ということで、みなさんIRCチャット(
http://irc.2ch.net/)に来てみませんか?
チャット初体験の人もこのめでたき日こそデビューのチャーンス!!(w 楽しいですよ。
421 :
ゼロ:02/07/09 22:29 ID:T9ejMU/5
魔法少女プリティラスカちゃん マッドサイエンティストヒュンダイ博士
(昨日のあらすじ)
ソーレン幹部にプリティラスカを倒す為に招かれたヒュンダイ博士は、ある
計画の為に、ニホンちゃんをどこかの世界に飛ばそうとしたが、人違い(カン
コ君)の為、失敗に終わる。しかし、その計画は恐ろしいものだった・・・
ヒュンダイ博士が打ち出した計画とは、ニホンちゃんと、そのパラレルワー
ルドであるハングクちゃんを取りかえっこして、『ニホンちゃん』の世界及び
概念を覆してしまうことであった・・・
カンコ君の代わりに来てしまった、ハングクちゃんは、ニホンちゃんと仲良
くなり、ニホンちゃんは、彼女を元の世界に戻すと約束する。
本日の物語はここから始まる・・・
422 :
ゼロ:02/07/09 22:30 ID:T9ejMU/5
(続き)
シーン6 ラスカちゃんの部屋
ラスカ 「ハングクちゃんとニホンお姉ちゃんがとりかえっこしてしまった
らどうなってしまうの?」
ポーラ 「この世界が大変なことになってしまうんだ。ニホンちゃんの存在
も僕達の存在も、そして、地球町の存在もみんななくなってしまうんだ。」
ラスカ 「じゃあ、ヒュンダイ博士がやったことって、やってはいけないこ
となの?」
ポーラ 「そういう事になるね。」
ラスカ 「じゃあさぁ、ニホンお姉ちゃんとハングクちゃんが同じ世界に存
在している場合は?」
ポーラ 「どちらかの世界が大変なことになっているね。ハングクちゃんと
入れ替わった人物を探して元の世界に戻してあげないと・・・」
ラスカ 「でも、その人物って誰なんだろう・・・」
423 :
ゼロ:02/07/09 22:31 ID:T9ejMU/5
シーン7 その翌日のニホンちゃんの家
ピンポーン。
ウヨ 「はーい・・・あ、チョゴリ。」
チョゴリ 「ちょっとお邪魔させてもらうニダ。あ、カンコ兄さんまたニホ
ンちゃんに化けているニダ!ウリと一緒に帰るニダ!」
ハングク 「あの、私は・・・」
チョゴリ 「問答無用ニダ。においは消したつもりでいてもウリの鼻はかす
かなキムチの匂いでも掻き分ける・・・あれ、しないニダ。」
ハングク 「だから私は、ハングク・・・」
チョゴリ 「ミスティチョゴリ変身ニダ!」
ピカー!!
ミスティチョゴリ 「ミスティチョゴリ推参!ウリナラ技術で謝罪しる!」
ハングク 「あ、あーれー・・・」
ミスティチョゴリ「とぼけても無駄ニダ!カンコ兄さんに化けてウリたちを
騙した謝罪と賠償を・・・(以下略)」
ニホン 「待ちなさい!2人とも。チョゴリちゃん、カンコ君は本当に行方不
明なの?」
424 :
ゼロ:02/07/09 22:32 ID:T9ejMU/5
シーン8 ハングクちゃんの世界
カンコ 「ここはどこニダ?」
ニホン君 「ここは地球町。そして僕はニホン君。」
カンコ 「アイゴ―。ここも地球町ニカ?作者は謝罪と賠償を(以下略)」
ニホン君 「おお、君も謝罪と賠償を要求するのか。うちのクラスにハング
クという頭脳明晰容姿美人の奴がいて、そいつは、いつも僕のプライドを傷つ
けるのさ。だから、僕は彼女に謝罪と賠償を(以下略)」
カンコ 「おお、お前も謝罪と賠償を要求(以下略)」
ニホン君 「そうさ。僕らは気が合うなぁ。」
カンコ君とニホン君は、仲良くなりました。
425 :
ゼロ:02/07/09 22:33 ID:T9ejMU/5
シーン9 作戦会議
ニホン 「と、いうことで、プリティラスカちゃんに来てもらったけど・・
・何か良い考えはないかなぁ。」
プリティラスカ 「ヒュンダイ博士が持っている機械を使って、ハングクち
ゃんを元に戻すしかないね。」
ニホン 「ハングクちゃんは?」
ハングク 「私もこの意見賛成だな。元の世界に戻れるのなら・・・」
ニホン 「決まりね。」
???「そこまでニダ!」
プリティラスカ 「その声は、ヒュンダイ博士!ハングクちゃんを元の世界
に戻して!」
ヒュンダイ 「問答無用ニダ!出るハセヨ!ウリナラ技術の最高峰、キムチ
モン!」
キムチモン 「ワレラハキムチモン。ハングクチャンヲモトノセカイニモドスワケニハイカナイニダ。」
プリティラスカ 「卑怯よ。こっちだって必殺技使っちゃうから。ノーザン
ストーム!」
キムチモン 「キカナイニダ・・・」
プリティラスカ 「こうなりゃ力ずくで機械を奪うわよ・・・えっ、人質と
るなんて・・・」
ヒュンダイ 「ニホンちゃんを人質に取ったぞ。無駄な抵抗を止めておとな
しく従うニダ・・・」
ハングク 「や、止めてー!出るハセヨ!キムチモン!ニホンちゃんを助け
て!」
426 :
ゼロ:02/07/09 22:34 ID:T9ejMU/5
シーン10 最終決戦
キムチモン 「われらはキムチモン。ハングクちゃんのめいれいでニホンちゃんをたすけるんだ。」
ハングクちゃんのキムチモンは、ヒュンダイ博士のキムチモンを吹き飛ばし
て、見事ニホンちゃんを助けることに成功しました。
ヒュンダイ 「あ、アイゴ―。こうなりゃ、みんなまとめてハングクちゃん
の世界へ・・・」
プリティラスカ 「そこまでよ!ファイナルイリュージョンアターック!」
ヒュンダイ 「あ、アイゴ―!!」
ヒュンダイ博士は、はるかかなたへ飛ばされました。後には、ハングクちゃ
んが来るきっかけとなった、機械が残されていました。
ニホン 「ハングクちゃん、私、あなたのこと忘れない。」
ハングク 「ニホンちゃん・・・わたしも。」
お互いに、別れの言葉を言い合って、ハングクちゃんは元の世界へ帰ってい
きました。カンコ君という置き土産を残して・・・
ニホン君 「あ、ハングクだ。ハングクは、謝罪と賠償を(略)」
ハングク 「に、ニホン君、止めて・・・」
ハングクちゃんの世界では、きっとこういうやり取りがされていることでし
ょう。そして、ニホンちゃんの世界でも・・・
(おしまい)
427 :
ゼロ:02/07/09 22:44 ID:T9ejMU/5
エラ 「本当にいいのだろうか・・・」
チエゾー 「僕らのやったことはやってはいけないことだったのかな?」
エラ 「ここに『ハングクちゃん』という本がある。この小説を元にして、
今回の話を書いたのだが・・・」
チエゾー 「エラ兄ちゃん、2年地球組在籍にしては、すんごい文章になっ
てしまったねぇ。」
エラ 「しかし、今回に関しては、リスクが大きいと僕は思うんだ。次に
話を書くときは慎重に書かなくちゃね。」
チエゾー 「そうだね。次に書くときは気をつけなくっちゃ。」
エラ 「作者さんの皆さん。お話を書くときは、慎重に書いてくださいね。
そうしないと、僕たちのようになってしまうので気をつけてください。」
(以上、解説終わり)
428 :
Unknown_J:02/07/10 00:47 ID:yBKLTCRi
「夏が来れば思い出す、遥かな海に消えた命・・・」
その2.
臨湖学校の昼間
エメラルドグリーンの海に飛び込んで行きます。
豪快に飛び込んで行くのはウヨ君です。
「やっほぉ〜!!」
ウヨ君は、泳ぐ気満々の濃紺の競泳用水着です。
「まってよぉ」小柄な体にVネック&花柄リボンに青地に
赤と白のストライプを入ったワンピースタイプは、ラスカ
ちゃん。
整然と、白のトランクスタイプで海に入っていくのは、ヨ
ハネ君。
「あらあら、あんまり遠くにいくんじゃありませんよ」
ウヨ君に呼びかけているのは、グラマラスなボディに、ホ
ルターネック&フルカップブラとローカットボトムの花柄
はエーデルワイス。言わずと知れたハプスブルグ先生です。
「わたしも泳ぐあるぅ〜」
ハイネックにローカットの真紅のチャイナ仕様は、ホンコ
ンちゃん。淡い胸にワンポイントの薔薇が描かれています。
「ホンコンちゃん、まってよぉ」
あとをトタトタ着いていくのは、同じく真っ赤な幅広Uネ
ックにローカットのワンピース。腰にリボンのワンポイン
トを配したチョゴリちゃん。
青に白の縦ストライプのワンピースはコルシカちゃん。ナ
ポレオンハットを頭に載せて、浜辺で日焼け止めを塗って
います。ケベックちゃんやマカオ君もいます。
(ごめん、水着が思いつかない)
429 :
Unknown_J:02/07/10 00:48 ID:yBKLTCRi
続き・・・)
何故か麦藁帽子にクーラーボックスを抱えて、アイスクリ
ームを売っている二人組みがいます。
「アイスクリームはいかがですかぁ、あたり付きもありま
すよ」
「アイスクリームを注文されるかたは、こちらに。抽選会
チケットをお配りしていますわ」
ベガスちゃんとモナコちゃんのようです。派手な金ラメ入
りワンピースのベガスちゃん。黒に銀糸を編みこんだ光物
をつけたモナコちゃん。
東シナ湖の青い海と、青い空。今日は穏やかな海と空が
広がります。今日一日楽しめそうです。
追記:
ハイビスカスの花柄に半ズボンにアロハを着けたリュウ
君が、ゴミを拾い集めながら間断無く海をみつめています。
ヨハネ君が、神への祈りを捧げている側に寄っていって、
ジュースを渡して、飲んどくように言ったり、沖に出過ぎ
そうになってるウヨ君を連れ戻したり、なかなかライフセ
イバーのお手伝いも大変です。
430 :
Unknown_J:02/07/10 00:50 ID:yBKLTCRi
(続き・・・)
何故か麦藁帽子にクーラーボックスを抱えて、アイスクリ
ームを売っている二人組みがいます。
「アイスクリームはいかがですかぁ、あたり付きもありま
すよ」
「アイスクリームを注文されるかたは、こちらに。抽選会
チケットをお配りしていますわ」
ベガスちゃんとモナコちゃんのようです。派手な金ラメ入
りワンピースのベガスちゃん。黒に銀糸を編みこんだ光物
をつけたモナコちゃん。
東シナ湖の青い海と、青い空。今日は穏やかな海と空が
広がります。今日一日楽しめそうです。
追記:
ハイビスカスの花柄に半ズボンにアロハを着けたリュウ
君が、ゴミを拾い集めながら間断無く海をみつめています。
ヨハネ君が、神への祈りを捧げている側に寄っていって、
ジュースを渡して、飲んどくように言ったり、沖に出過ぎ
そうになってるウヨ君を連れ戻したり、なかなかライフセ
イバーのお手伝いも大変です。
431 :
Unknown_J:02/07/10 08:20 ID:yBKLTCRi
ども、Unknown_Jです。お目汚しであれば(以下略・・・)
ちょっと、挑戦してみました。この手の文章は苦手です。
432 :
Unknown_J:02/07/10 11:54 ID:yBKLTCRi
日本語がおかしい、
ハイビスカスの花柄なのはアロハシャツです。
よって変更
=>半ズボンにハイビスカスの花柄アロハを着けたリュウ君が、
すみません訂正していただけると嬉しいです。
433 :
国債:02/07/10 12:19 ID:tl4e60JR
>>428-430 ハプスブルグ先生萌え
ただ、水着の説明が少しわかりにくかったので、肌の露出っぷりを表現した方がより萌えただろうと思う。
434 :
ななし:02/07/10 12:28 ID:ID3Sha9m
いや、精密な描写でよく書けている。上手いと思ったぞ。
435 :
:02/07/10 18:23 ID:edyvSaYA
野暮かもしれませんが、ホンコンは「香ちゃん」じゃありませんでしたっけ?
親愛の情
ニホン「あつぅ〜・・・・」
梅雨の合間に照りつける太陽が、まるで真夏のようにニホンちゃんの白い肌に照付けています。
もう夏です。夏には子供たちの大好きな、楽しいことがたくさんあります。
プール開き、海開き、花火大会、そして夏休み。
ニホンちゃんもそんなことを考えながら、お母さんから頼まれたお使いの帰り道をスキップしながら歩いていました。
ニホン「ただいま!」
母「お帰りなさい、ご苦労様。あ、トルコちゃんが来てるわよ。」
ニホン「え?トルコちゃんが来てるの?!」
つい先日まで行われていたWCカードゲーム大会で、トルコちゃんはニホンちゃんの家とカンコ君の家両方にお泊りしながら試合をしていました。
成績は地球町内3位!
とても優秀な成績です。ちなみにニホンちゃんもカンコ君も、トルコちゃんと試合をしてどちらも負けてしまいました。
楽しかったWCでの事を思い出しながら応接間に行くと、トルコちゃんがニコニコと迎えてくれました。
トルコ「ニホンちゃん!この間はありがとう!お陰ですごく楽しかった。」
ニホン「ううん、こちらこそ。私も楽しかったよ。でも、どうしたの?お泊りした時に忘れ物でもしちゃった?
それなら電話してくれれば届けたのに・・・。」
トルコ「違うの。今日はお礼を言いたくてきちゃったの。
あ!そうそう、うちのタシャルおじさんから日ノ本家の皆さんにお礼の手紙を渡してくれって言われてたんだ。」
ニホン「え?うれしいな〜。」
トルコ「はい、これ。私もおじさんがなんて書いたか知りたいから、ニホンちゃん読んでみてよ。」
ニホン「え、恥ずかしいけど・・・。じゃ、読むね。」
差し出された封筒の中には、次のような心のこもった手紙が入っていました。
「親愛なる日ノ本の皆様へ
我らが姪トルコに対して
日ノ本家の皆様からいただいた友情及び温かいおもてなしに感謝いたします。
日ノ本・トルコ家両家間の友好関係が一層発展することを願いつつ、
ニホンちゃんをはじめ日ノ本の皆様が
近い将来我が家に訪問して下さることを心よりお待ちしております。
2002年7月1日 トルコ家
タシャル」
ニホン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(グスッ」
トルコ「へ〜、おじさんやるな〜。短いけどなかなかいい文章、ん?ニホンちゃんどうしたの?」
ニホンちゃんは感激して少し涙ぐんでしまいました。
「たかが手紙くらいで」、と思う方もいるとは思いますがこれにはわけがあります。
というのも、ニホンちゃんのご近所の2,3の家は、日ノ本家がいくら親切にしても「謝罪だ!賠償だ!」と何かにつけて怒鳴り込んでくるのですから。
そういった家々に重ね合わせるとトルコちゃんの家の人々がまるで天使のように見えるのです。
こういったお人よしなところはニホンちゃんの長所でもあり、また短所でもあるのですよね(w
ニホン「ありがとう、トルコちゃん。タシャルおじさんにもよろしくお伝えください。」
トルコ「うん。わかった。これからもよろしくね、ニホンちゃん」
ニホン「こちらこそ!」
トルコちゃんと話していると自然とニッテイお爺さんやパパから聞いた話を思い出され、そしてニホンちゃん自身が経験したトルコ家の人々との思い出がよみがえってきます。
むかし、ロシアノビッチ家と日ノ本家が大喧嘩になったとき、ニッテイお爺さんの勝利をトルコ家の人々が自分たちのことのように喜んでくれたこと。
トルコちゃんの家のお船が難破してしまったときに、日ノ本家の人々が必死に助けたこと。
そして、中東町のイラン君とイラク君が喧嘩になったときには、イラン家にお使いに出ていたニホンちゃん助けるため、巻き添え覚悟でトルコちゃんが迎えに来てくれたこと。
どうして助けてくれたの?と尋ねるニホンちゃんに「昔、パパがニホンちゃんの近所で助けてもらったお返しよ。気にしないで。」と何事も無かったかのように答えたトルコちゃんの笑顔。
今でもニホンちゃんは、友人とのお付き合いで辛い目に会う度に、そのことを思い出しては立ち直るのです。
トルコ「でね〜、今回の事で家中が大騒ぎ・・・・・・・ってお〜い、ニホンちゃん。起きてる??」
ニホン「えっ?」
思い出に浸りすぎたニホンちゃんの顔を覗き込んで不思議そうな顔をしているトルコちゃん。
彼女にニッコリ微笑むとニホンちゃんは言いました。
「トルコちゃんありがとう・・・」と。
何事か理解できないトルコちゃんも、ニホンちゃんの笑顔につられて思わず笑い出します。
しかし、アノ男の魔の手がすぐそこまで近づいていました・・・。
ゆっくりと談笑していたトルコちゃんがまずその不気味な気配に気づきます。
トルコ「あれ?庭のほうが騒がしくない、ニホンちゃん?」
ニホン「え・・・・、確かに・・・」
トルコ・ニホン「ま、まさか・・・!」
二人で庭に面した窓に近づいてみると、日本池の向こう側からキムチ色の声で何事かを叫ぶ少年の姿が見えました。
トルコ・ニホン「カ、カンコ君!」
慌てて庭に飛び出した二人に、カンコ君は容赦なくカプサイシン風味の罵声を浴びせます。
カンコ「こら!ニホン!トルコ!ウリをないがしろにするとはどう言う事ニダ!今回のWCはウリが特別にニホンの家を誘って入れてやったニダ!
ニホンはおまけみたいなもの、それなのになんでトルコはニホンにお礼にいってウリには無いニダ!?」
トルコ「あ〜、先にニホンちゃんのところに行こうと思って・・・、でもなんであんたがそのこと知ってるの?誰にも今日ニホンちゃんの家に行くって教えてないのに。」
カンコ「ククク、このカンコ様を甘く見ないで欲しいニダ。こういうことに協力しる奴はたくさんいるニダよ・・」
カンコ家の家影から、お下げの髪の毛とめがねの縁が少し覗いています。
カンコ「なんにせよ、今回の件はジェーンブニホンの責任ニダ!ウリとトルコの仲を妬んでトルコを誘惑したニダ!」
ニホン「ええ!」
トルコ「どうしてあんたといい仲にならなきゃいけないのよ!!」
カンコ「照れなくてもイイニダよ、トルコ・・(ニダニダ)ウリとブラジャーの喧嘩の時に助けてくれたニダ。
アレはウリに好意を持ってる証拠ニダ。可愛そうにニホンにだまされたニダね?待ってろ、今助けてやるニダ」
トルコ「アレはね、町内会で決まったから仲裁に行ったの!!」
しかし、そんなことカンコ君はきいちゃーいません。
すでに陶酔モードに入っているカンコ君の恐ろしさは読者の皆さんはご存知でしょう。
「どぼーん!」
いきなりニホン池(東池)に飛び込みました。
しかし、ニホンちゃんとトルコちゃんがいくら待ってみても、カンコ君は浮いてきません。
一時間、二時間と時間は過ぎていきます。
待って現れないカンコ君をあきらめて、二人はまた仲良く家の中に入って行きました。
いつの間にか、あたりはうっすらと暗くなっています。
夏の匂いのする湿った風が、庭を吹き抜けていきました。
その後、行方不明だったカンコ君はロシアノビッチ家の池の岸辺で発見されましたとさ。
ロシアノビッチ「ん?カンコ、お前また断りナシに人の家に入ってきやがったな?」
カンコ「ぁぁああいごぉぉーーーーーーーう」
441 :
大洞商会:02/07/10 23:39 ID:B4tpHmu2
「自分を動物に喩えると」
ニホン 「ロシアノビッチ君は熊だって、何もしてなくても他人には恐れられ
普通にしてるつもりでも、無愛想にとられたり・・・・
ぴったしだね
フランソワちゃんはオンドリ・・・
勇ましくてお喋りで見栄っ張り
でも普通、オンドリに自分を喩えるなんてしないよね
エスプリのきいたジョーク?
カンコ君は虎・・・・
言いたい事はイロイロあるけど、あとで五月蝿いから言わない
エリザベスちゃんはブルドック・・・・
粘り強さと落着きと、いくらかの攻撃性をもつブルドック
アメリー君は白頭鷲・・・・
アメリー君が言うには翼をはためかし大空を飛ぶその姿は自由とか勇気、気品に満ちてる
僕にピッタシだって・・・・・でも・・・
白頭鷲って他の鳥から獲物を奪ったりとか・・・・
人間のおこぼれをねらったり・・・・ねぇ・・・・・・
ピッタシかな?
えっ?私・・・私は・・・う〜んと・・・そうねえなんだろうな〜」
おしまい
ちなみにニホンの国鳥は雉です
442 :
大洞商会:02/07/11 00:15 ID:vfo02kxC
「ニホンちゃんを動物に喩えると」
アメリー 「孔雀かな 綺麗だけど見栄っ張りで虚栄をはってて
ニホンちゃんを動物に喩えるとクジャクだね」
ロシアノビッチ「キツネザルだな、いつもオドオドして落着きがなくて。
でもずる賢い」
タイワン 「やっぱしイヌ、ちなみにチュウゴ君はブタよブタ、あたりにあるもの
手当たり次第に食べ散らかして、食べてないときは寝てるだけホントさいて〜」
カンコ 「ウリもイヌにだニホンを動物に喩えたらイヌに決ってるニダ!」
「それって、食べちゃいたいぐらい好きってこと?」
カンコ 「ニダ、違う違うニダ、そんなんじゃないニダ」
「むきになるとこが、あやし〜」
カンコ 「アイゴー そんなことあるわけないニダ〜」
解説
カンコ君が言っている犬は、ずるい犬 韓国には和犬という言葉があるそうです
つねに警戒心を解いてはならない相手というイメージ。
「自分を動物に喩えると」と「ニホンちゃんを動物に喩えると」は
世界辞典という本をを参照ていうか、ほぼそのまま写してます。
443 :
名無しさん:02/07/11 00:18 ID:xZ6mZnSv
>>442 欧米人にとっては、ニホン人は多分エイリアンだと思われてるよ。
不思議の国、ニホン。
444 :
:02/07/11 00:21 ID:6wxUQ5/z
445 :
443:02/07/11 00:32 ID:xZ6mZnSv
ウリを工作員と思ったニダか?心配しるな。ニホンちゃんは
1話から愛読してるニダ。いまだに海外プレスのステレオタイプな
ニホン報道を皮肉っただけニダ。ケンチャナヨ〜!
【勝手に>442続編】
カンコ君はさっそくタイワンちゃんの暴言を御注進。
「タイワンがチューゴ君のことブタだと言ってたニダよ」
「さすがタイワンはわかっているアル」
「どうしてニダ?」
不思議な顔をするカンコ君に、チューゴ君は偉そうに答えます。
「綺麗好きで繊細アルからな、朕は」
「・・・面の皮厚いハセヨ」
沈黙一秒。
「カンーコ、おまえ氏ぬアル」
「アイグォォォォォオオオオ!!!」
それから1時間、カンコ君は自己反省だったそうです。
どっとはらい
そういやアメリカだと
「犬」ってのは誉め言葉だそうだ
日本語だと侮蔑の言葉なんだけどね
>>446 中国語で豚って褒め言葉なの?
ちなみに、汚い部屋のことを日本語で「豚小屋」って言うけど、
実際の豚はかなりきれい好きらしいです。
449 :
Unknown_J:02/07/11 08:41 ID:jZQJhWRw
「夏が来れば思い出す、遥かな海に消えた命」
その3.
臨湖学校の夜
満天の星空にミルキーウェイの帯がくっきりと光る
夜のこと、シュッ、シュッ、風を切る音が響きます。
どうやら、リュウ君が練習をしているようです。
「あら、リュウ君。精が出るのね」
「あ、ハプスブルグ先生・・・」
ハプスブルグ先生は、備え付けの浴衣を見事なボディ
ラインを見せ付けてしまうような着こなしで、リュウ
君は目のやり場にも困っています。
胸の膨らみや襟元の広がりが、小学生にも目の毒みた
いな主張をしています。
「見ててもいいかしら」
「え、どうぞ・・・」
ちょっとドキドキしながら練習を始めるリュウ君。基
本の型練習を延々と繰り返しています。
「綺麗ねぇ・・・」
「え、」
おもわず、つぶやいてしまったハプスブルク先生の言
葉に、リュウ君の動きが止まります。
「あ、ごめんなさい」
「いえ、綺麗って言われたのは初めてでしたから」
「そうなの、綺麗じゃない」
「綺麗なのは先生の方じゃないですか」
「あら、マカローニ君みたいね」
「そんな・・・僕は本当に・・・」
「嬉しいわ、リュウ君。ありがとう」
「え・・・」
顔が真っ赤に染まってしまうリュウ君。
450 :
Unknown_J:02/07/11 08:43 ID:jZQJhWRw
(続き・・・)
「そういえば、リュウ君は運動部とか入って無いわよ
ね」
「はい・・・」
「空手部とかには入らないの?」
「格闘系の部活は駄目です」
「なんで」
「相手を殴ったりしちゃうじゃないですか」
「え、そりゃ試合とかがあれば」
「でも、駄目なんです」
「そっかぁ、リュウ君は優しいものね」
「そうでも無いです」
「あら、そうなの」
「それに、たいていは反則負けになるから試合に出ても
意味が無いんです」
「あら、そうなんだ」
今の試合は、実戦やルール無しと書いてあっても、
一対一だし、マットがフカフカだっ
たり、武器が使えなかったり、禁止攻撃や使っては
いけない技もたくさんあります。
「それに、オジィに言われたんです・・・
本当に戦わなければならない時には、躊躇無く戦え。
オジィは、アーリアやゲルマッハのパパやマカロー
ニのパパと戦って戦って、ニッティジィやキッチョ
ムパパとも戦って、ようやくアメリー家の居候とし
て認められたんだって言ってました」
リュウジィは、戦って戦って、戦い抜いて、初めて
アメリーパパに言われた言葉(「君たちは敵と戦った
だけでなく、人種差別とも戦った。そして、勝ったの
だ」トルーマンパパ)
451 :
Unknown_J:02/07/11 08:49 ID:jZQJhWRw
(続き2・・・)
「ごめんなさい、私には想像できないわ」
「僕もできません。でも、オジィは後悔しない。後悔
するような戦いならしてはならない。そう教えてく
れたんです。 それに、先生」
「なに・・・」
「エーデルワイスの歌が好きなんです。良くオジィが
歌ってくれました。どんな歌よりも戦が嫌になる歌
だって」
「え、それは・・・」
ハプスブルグ先生の家でみんなが知っている、家が崩
壊し、ナチ会に併合されるとき、脱出した家族の物語。
かつての栄枯盛衰、その最後を飾った歴史の一ページ。
ハプスブルグ先生の目に涙が浮かんでいます。
「あ、ごめんなさい先生」
「いえ、いいの。ちょっと思い出しただけだから」
その時、歴史が動いたわけではないけれど、オースト
リア−ハンガリー二重としてのハプスブルグ家の心が
失われた日。もう、帰ることのない栄光の日々。
「先生・・・」
縁側に腰をかけたまま、涙ぐんでしまったハプスブル
グ先生でした。
満天の星空が二人を包みます。ゆったりとした時の
流れは、今日よりも、明日は少し幸せになれたらいい
な。昨日の不幸は、明日の幸せで癒せたらいいな。
消えない痛みがあっても、笑顔で包めれば、きっと
幸せになれる。そんな思いが夜の静寂に溢れていくの
でした。
452 :
Unknown_J:02/07/11 08:58 ID:jZQJhWRw
ども、Unknown_Jです。お目汚しであれば(以下略)
リュウ家の家庭の事情に、ハプスブルグ先生の家庭の事情をブレンド
してみました。地球組の人達ひとりひとりが色んな物語を持っています。
(しまったぁ、ハン板なのに、カンコ君もニホンちゃんもチョゴリちゃ
んもウヨ君も出てきません。が、たまにはこんな話もいかがでしょうか)
ただ、ニホンちゃんやカンコ君が出ない理由のひとつは、ニホンちゃ
んをリュウ君の家庭の事情にからめると、暴走してカンコ君どころの話
では無くなってしまうので、からめなかったという部分もあります。
リュウジィには、戦前はもとより戦後に至っても海外へ移民した人達
がどんな生活をしていたのか、彼らに対してニホン家がどんな仕打ちを
したのか。調べれば調べるほど、哀しくなってくる部分を象徴してもら
いました。
官僚は、決して過去の責任をとりません。だからといって、それぞれ
の国の人から、不幸や傷を受けることはあっても、それを恨むだけでな
く、不幸や傷と折り合って生きる必要があると思います。他国に住むと
いうことは、それだけその国の習慣やシガラミといったことにどう折り
合いをつけていくかだと思います。
453 :
:02/07/11 15:55 ID:8S9Prdxx
>>449-451 (・∀・)イイ!ぞゴルァ!
サウンドオブミュージックですな。
ストーリー&ミュージカルとしいてすばらしいだけでなく、
激動の歴史の1ページを過激・残酷描写をつかうことなく
まとめあげた名作。
454 :
奈々氏:02/07/11 17:32 ID:89o6H1l2
>>448 日本が大戦で敗北した後、国民党軍が台湾に上陸して
その兵士の統制の無さと汚い風貌と国民党軍が来てから
治安が一気に悪化した事から「犬が去って豚が来た」と言われた事からだと思われ。
犬は吠えて五月蝿いが番犬にはなるが豚は食い散らかすだけで役に立たない事から。
日本統治時代は官憲の賄賂の要求もなく、夜は鍵を閉めなくても良い位
治安が良かったのだが・・・
>夜は鍵を閉めなくても良い位
そこまでまんがの言うことを鵜呑みにしなくてもいいだろ。
456 :
_:02/07/11 19:59 ID:My8PaGxt
今でも田舎だと閉めないで寝るのなんて割りと普通のトコもありますが。。。
457 :
:02/07/11 20:55 ID:8sbl+3+v
>>452 J氏
個人的には必ずしもニホンちゃんが
出なければならないなんて思ってないので全然OK。
歴史上の事実などを踏まえた作りをしてもらえると
楽しく読めて勉強になりますから。
458 :
国債:02/07/11 21:13 ID:L1QMofTZ
>>449-451 久しぶりに見る、感動させる名作だ。
萌え話かと思いきや、きっちりソースがあって、歴史の逸話とキャラが良くかみ合っている。
素晴らしい作品ですね。
459 :
:02/07/11 22:50 ID:ty5yud7O
このスレ飽きたよ
同じパターンの繰り返しじゃん
そろそろセックスとか読者をビックリさせちゃうストーリーを見たいね
460 :
さげ ◆mDUPSV/c :02/07/11 22:59 ID:MWw2zAFA
>459
だったら来るな。
461 :
ななし:02/07/11 23:43 ID:dlOvItqF
エロネタなら以前半角板にスレがあったよ。読みたいなら立ててみれば?
あくまで半角板でね。
それと斬新なネタが読みたいなら、創作文芸板にでも応援を頼んでみたらどうかな。
エロネタなら僕のホームページにこっそり収録してあるけど
どこにあるかは秘密です。
463 :
:02/07/12 20:04 ID:MFrlH1Ze
464 :
せぶん:02/07/12 21:32 ID:OtF/Op1x
毎度すみません…どなか12クール目のかちゅのログをうpして頂けませんか…
>>464 741レスまでなら僕のサイトにageときました。idxファイルもいりますか?
466 :
ゼロ:02/07/13 00:37 ID:/2XPHzjx
ニホンちゃんのダイエット日記
ニホンちゃんは、チューゴ君が住んでいる中華アパートへいきました。
そこの売店で、「線印ソーゲンガン」という薬を見つけました。
主人 「これ飲むと痩せるアル。飲むよろし。」
ニホン 「ホントですか。飲んでみます。」
ニホンちゃんがやせたいと思うのは、理由がありました。これからプール開
きが始まるので、ポッコリとしたおなかを見られるのはちょっと・・・という
ことだったのです。ニホンちゃんは、早速薬を買い、試してみる事にしました
。これから起こる悪夢が始まるとも知らずに・・・
467 :
ゼロ:02/07/13 00:38 ID:/2XPHzjx
(1日目)
早速ニホンちゃんは、薬を飲みました。これから痩せるんだから頑張らなく
ちゃ、と思っています。
ニホン 「まだまだこれからよ!」
(3日目)
薬を飲み始めて3日が経ちました。ちょっと体がだるいけど、痩せる為にはこ
のくらい我慢しなくちゃ、カンコ君じゃないけどケンチャナヨ精神で乗り切る
ぞという考えがニホンちゃんの頭の中で浸透していました。
468 :
ゼロ:02/07/13 00:39 ID:/2XPHzjx
(5日目)
ニホン 「体がだるいけど、頑張るぞ・・・」
と、意気込んだニホンちゃん。登校するのも命がけ・・・という感じで道を
歩いているとタイワンちゃんに出会いました。
タイワン 「おはよう、ニホンちゃん。あ、髪の毛染めたんだ。」
そう言われたニホンちゃんは、家に帰って鏡を見てみると、何と、頭皮の皮
膚が黄色くなっていました。これはちょっとやばいのではないでしょうか。
(7日目)
ウヨ 「姉さん、最近顔色が・・・」
ニホン 「平気平気。これぐらい何とも・・・(バタッ!!)」
ウヨ 「姉さん!!」
ニホンちゃんは、その場に倒れてしまいました。ウヨ君は、急いで救急車を
呼んで、病院に連れて行きました。
469 :
ゼロ:02/07/13 00:41 ID:/2XPHzjx
(9日目)
タイワン 「ニホンちゃん、大丈夫?」
ニホン 「うん、平気。1週間入院したら直るって。」
アーリア 「しかし、ニホンも運が強いな。兄上が言うには、このままあの
薬を飲むと、肝臓を悪くして、本当に逝ってしまうところだったぞ。」
タイワン 「無理なダイエットはだめよ。」
ニホン 「うん、そうする。薬に頼って痩せようと楽をしてしまった自分が
恥ずかしいわ。」
ニホンちゃんは、無理なダイエットは、体に毒だと初めて体で知りました。
1週間後、元気になったニホンちゃんは、元気に学校へ行ったそうです。
チューゴ 「またあの薬で犠牲が出たアル。この薬、痩せるのに良く効くア
ル。使い方を間違ったアルか?」
チューゴ君は、物陰から、元気に登校したニホンちゃんを見ていました。
470 :
ゼロ:02/07/13 00:42 ID:/2XPHzjx
(解説)
元ネタは、中国産の健康食品で二人が帰らぬ人になったという事件です。3種
類のうち、2種類の名前が公開されました。記事によれば、薬を飲みすぎると、
劇症肝炎を起こして、ついには帰らぬ人になってしまったそうです。
読者の皆さん、ダイエットは健康食品に頼らないようにしましょう。
471 :
:02/07/13 03:43 ID:GMQEUpK7
>>470 アメリカでも似た様なトラブルがあったなー
472 :
せぶん:02/07/13 18:37 ID:AaQ4/pIM
>>741 ありがとうございます、いただきます!!!
473 :
:02/07/13 21:08 ID:RvxEKKpU
やはりここにはコヴァがいるなぁ
「偽善はイヤでも 〜地球組の一番長い日〜」
今年も、サンケイ君が忙しくなる季節がやってきました。
毎年、サンケイ君が企画している夏休みスペシャルイベント。24時間、ニホン家の電波を借りきって、下らなくも面白い企画を次々に立てることで、町内では有名になっていました。
昔は、ニホン家の3大コメディアンと言われたキタノおじさん、スギモトおじさん、モリタおじさんによるゴルフ企画。毎回スギモトおじさんの愛車がとんでもない目に合ってしまいます。
ちょっと前では「24時間勉強タイム」としてキタノおじさんが問題を出しつづけるイベント。
ところが、最近はどうも町内で飽きられ始めたのか、年々町内の話題に登る事が少なくなってきました。
さて、そんなサンケイ君が打ち出した今年の目玉企画、それは・・・
「『タガロー君の家をみんなで掃除しよう』・・・何これ!?」
ニホン家から大洋池を挟んですぐの所に、アキノ家というちょっと貧しい家があります。
一時期、ニホン家への出稼ぎがすんごく多かった事で有名ですが、現在はニホン家が緊縮財政という事もあって、その数は年々減っています。
そのアキノ家、すごく汚れている事で町内中、特にシンガ君の家から凄まじい批判を浴びています。
特に裏庭にある通称「煙山」は、溜まったゴミが有毒ガスを発し、酷い時にはマレシア君やベトナちゃんの家まで届いています。
またこの有毒ガス、もちろんタガロー君をはじめアキノ家の小さい子供たちにも悪影響を与えており、町内会の保健部局は緊急課題の一つに上げているほどです。
まさに町内の難題中の難題、アキノ家の煙山を見事に掃除してしまおう!というのが、サンケイ君のプランでした。
もちろん、タガロー君は大喜びです。
成功の可能性に疑問を投げかける声もある中、すばらしいアイデアに感動したニホンちゃん、早速サンケイ君に参加を打診しました。
ところが、サンケイ君は全ての参加希望の声を拒否したのです!
「ごめん、気持ちは嬉しいけど・・・もう、拾う人は決まってるんだ。」
「そうなんだ・・・ところで、誰が拾うの?」
「カンコだよ。」
『えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!???』
「ニダーッ!!その通りニダ!ウリに全部任せるニダ!!
ウリナラ半万年の収集技術で、あんなゴミ捨て場すぐにきれいにしてやるニダ!!
任せるニダよ!!サンケイ、タガロー!!」
「・・・あ、うん・・・ぜひお願いするよ、カンコ君・・・」不安を隠しきれないタガロー君に対し、サンケイ君は自身満々でした。
「最終的には、集めたゴミを無毒化して、記念のオブジェを飾る事になってるんだ。
その時はみんなにも紹介するよ。」
その日、ニホンちゃんたちの頭の中では激しい疑念が渦巻いていました。
「ねぇニホンちゃん、どう考えても変だと思わない!?
あたしもタガローの家の煙山は見たけどさ、どう見てもバカンコ一人でどうにかできる量じゃないよ?」
「うん・・・第一、カンコ君ってああいう肉体労働、すごく嫌がってたもんね・・・」
「万が一拾えたとしても、オブジェの話まではどう考えても無茶アル。あのゴミの量で工作なんて、ボクだって無理アル。」
「そもそも、サンケイの例のイベントはエンターテインメントが基本のはずだろ。
なんだってまた今年になって、急にあんな偽善めいた事をやるようになったんだ?」
アメリー君の一言に、全員が沈黙してしまいました。
「・・・わかった。僕とアーリアで調査してみよう。」
ゲルマッハ君、やはり全てを明らかにしてみる必要があると考えたようです。
早速ゲルマッハ・アーリア兄妹を中心とする調査隊が結成されました。
その夜。
「さくら、ゲルマンスキーさん家のお嬢さんから電話だよ。」
「は〜い。・・・・あ、アーリアちゃん?どうだった」
『どうもこうもないな。思ったとおり、アサヒが一枚噛んでいた。』
「えぇっ、小夜ちゃんが!?」
『夕方、学校の裏庭で兄上が目撃したそうだ。カンコとサンケイ、それにアサヒが人目をはばかるように密談していたらしい。
すぐにアメリー家に盗聴と写真撮影を依頼したから、明日の朝には全てが分かるだろう。』
覚えているでしょうか。サンケイ君が自分をもっとアピールするため、アサヒちゃんに弟子入りした時の事を。
ニホンちゃんの脳裏に、激しく嫌な予感が浮かびます。
そして翌朝、ほとんどニホンちゃんの予想通りの結果を、ゲルマッハ君が持ってきました。
「どうも、本気でタガローの家のゴミを処分する気はなさそうだな。」
実はカンコ君、シューキュー大会での町内の食いつきが今一つ悪いため、ここぞとばかりに善行一家のイメージを植え付けようとしていたのです。そこに乗ってきたのがアサヒちゃん。彼女の捏造技術を持ってすれば、町内を騙す事など朝飯前でした。
そして、少しでも本音を隠すために選んだのが、弟子のサンケイ君の企画。アサヒちゃんなら警戒してしまうクラスメイトでも、サンケイ君と言うオブラートに包んでしまえばバレる事は可能性は低いと踏んだわけです。
いかにもカンコ家のみんなが拾っているように見せかけて、実の所ゴミ処分なんぞほとんどお構いなし。オブジェにしても、前もってアサヒちゃんのコネで作っておいたものを、当日いかにもギリギリで完成したように見せかけて発表する算段になっていました。
アサヒちゃんも中々考えたものですが・・・。
「・・・ったくバカンコ・・・タガローがどんな思いであのゴミの山を見つめてるのか、分かってんの!?」
憤りを隠せないタイワンちゃん。ただ、その怒りを少しは自分の家にも向けたほうがいいと思いますが・・・
「恐らく、サンケイは利用されてるだけアルな。こういう事を思いつくのは大抵アサヒアル。
長年ボクの家の御用記者として訓練を積んできた成果アルな。」
「そこ、妙な感心はしない。」
「・・・こうなったら、ここにいる皆さんで抗議行動しません事?」
『抗議行動!?』
エリザベスちゃんの突拍子もないアイデアに、おもわず復唱してしまう全員。
「そう。カンコが拾っている脇で、常に『本当に拾ってるんですの!?』とか声を出しつづけたりしていれば、イヤでもサンケイ君は私たちを映さざるを得なくなりますわ。」
「しかしなぁ、エリザベス。連中の事だから、私たちを上手くカットして放送するかもしれんぞ?」
・・・と、それまで黙っていたスオミちゃんが言い出しました。
「それよりさ、私たちで先にゴミを処分しちゃう、ってのはどう?」
「そ・・・それって、私たちであの煙山のゴミを・・・!?」
驚愕するニホンちゃん。それもそのはず、煙山は文字通り「ゴミの山」であり、そのゴミの量はとても小学生レベルで太刀打ちできる領域ではありません。
「スオミ、いくらなんでも無理アル。現実を見据えるアル。」
「もちろん、ここにいるメンバーであの山のゴミを全部処分できるとは考えてないよ。
でも、カンコ君たちが来る前に少しでもゴミが減ってたら、少しは気が晴れるんじゃないか、と思って。」
「・・・確かに、試してみる価値はありそうだな。やってみるか、兄上。」
「そうだな。」
「よし、その話、俺も乗ったぜ!」
アメリー君、何かお祭りでも迎えるような表情で参加を宣言しました。
そして、金曜日の放課後。
タガロー君の案内で、問題の煙山の前まで来たニホンちゃんたちは、予想以上に大きなゴミを前に呆然としています。
「・・・とにかく、やるしかないわ。」
その独り言に刺激されるかのように、全員がゴミとの格闘をはじめました。
目の前のゴミを一つ一つ拾い、後方で待機しているアメリー君とスオミちゃんに渡す。渡されたゴミは、2人の手で正確に分別され、まとめられる。
たったこれだけの単純作業ですが、何しろ量が量だけに、小学生10人程度ではモノの数にもなりません。
「きゃぁっ!!・・・うぇ・・・ゲホゲホッ・・・ここの空気、ホント最悪だわ・・・」
「タイワンちゃん大丈夫!?みんなも無理しないで、少しずつ休憩取ったほうがいいわよ。」
「そうも言ってられませんわ。まだこんなにゴミが残ってるのに。」
「エリザベスちゃん・・・」
「あぁーっ!アレもコレも持ってくれば良かったダスーっ!!」
気がつけば、日もとっぷり暮れていました。
「みなさん、そろそろお家の方が心配するから、帰ったほうがいいわ。」
心配して様子を見に来たタガロー君のお母さんに促され、この日はみんな泥だらけになって帰ったのです。
「うっわ、どうしたの姉さん?泥だらけゴミだらけ!すごい悪臭だよ!」
「ちょっとね。タガロー君の家のゴミと戦ってたの。」
「それ、どういう事?」
ウヨ君に事情を説明するニホンちゃん。・・・と、ウヨ君の目が俄然輝き出しました。
「そう言う事なら、俺も手伝うよ!3年の連中にも声かけてみる!」
「ありがと、武士。少しでも人出が欲しかった所なのよ。」
明けて土曜日。この日は小学校もお休み。ニホンちゃんたち、今度は重武装でタガロー君の家までやってきました。
・・・すると、そこにいたのはアサヒちゃんとカンコ君。
「ちょっと!勝手な真似しないで頂戴!」
「そうニダ!ウリナラの収集技術を見せ付けられるのが、そんなに悔しいニカ!?」
しかし、もはやこんな2人には構っていられません。ゴミは無尽蔵にあるのです。
昨日の教訓を踏まえて、今日はスコップやザルといった武器が揃っていました。
みんな、黙々とゴミを拾っています。
そして後方では、相変わらずアメリー君とスオミちゃん・・・・あれ?この2人がいません。どこに行ったのでしょう?
「・・・全く、作業の辛さに耐え兼ねて逃げ出したんですのね?
構いませんわ。あの2人がいなくても、私たちだけで・・・」
エリザベスちゃんが宣言しかけた時、遠くからエンジン音が聞こえてきました。
玄関のほうを見ると、スオミちゃんがかなりゴツいトラックを運転して来るではありませんか。
「みんな〜っ!アメリー君の家から、トラックとパワーショベル借りてきたよ〜っ!!」
「親父に掛け合って、何とか貸してもらえたよ!これで戦力100倍増だぜ!」
と同時に、ニホンちゃんのケータイがなりました。インドネシアちゃんからのコールです。
『やっほ〜、ニホンちゃん!あたし、インドネシアだけど!
アラー組の面子集めて、今から手伝いに行くからね〜っ!!』
「ありがとう!・・・で、何人ぐらいいるの!?」
『アーリム先生もいるみたいだから、ほとんど全員じゃないかな?
アメリー君がいるからって渋る子もいたみたいだけど、ファハドおじさんが全員説得してくれたの!』
「それじゃ、ビニール袋大量に持って来てくれる!?」
ウヨ君たち3年生、さらにハプスブルグ先生も玄関先に到着していました。
その後もイン堂君、カナディアン君、フランソワーズちゃんと愉快な仲間たち、メヒコ君らが続々と駆けつけてきました。
ちょうどその頃、地球町の町内会ではちょっとした騒ぎになっていました。
「我々が結論を出せなかった問題を、子供たちが解決しようとしているのですよ!このまま大人が、手をこまねいて見ているだけでいいのですか!」
集まった町内会の役員を前に、フラメンコ先生が説得を続けていたのです。
「・・・わかりました、セニョリータ・フラメンコ。我々としても出来るだけのバックアップをしましょう。」
ニホンちゃんたちの、ほんのイタズラ心から始まった今回の行動は、かつてない規模で地球町を動かそうとしていました。
「・・・そろそろ持って行った方がいいかな。
ねぇベトナちゃん、そろそろ後ろにゴミ持っていくから・・・ベトナちゃん!!!」
真面目一辺倒のベトナちゃん、昨日から毒ガスにやられて体調を崩していた事を伝えられず、とうとう倒れこんでしまったのでした。
ベトナちゃんを背負って、前線基地まで避難しようとするニホンちゃん。
と、そこへ彼女を呼び止める声がありました。
「ニホンちゃん!とりあえずベトナちゃんに、これ掛けてあげて!」
「・・・紫苑ちゃん!」
彼女が差し出したのは、地球町でも評判のガスマスク。煙山と聞いて毒ガスが頭に浮かんだ紫苑ちゃん、家から大量のガスマスクと酸素ボンベを借りてきたのでした。
「みんなも、前線に出る時はこれを着用した方がいいわ!すごいガスよ!」
「それはいいんだけど・・・Fxxk!水が絶望的に足りねぇよ!
俺の持って来たトラックは、ゴミを焼却場へ持っていくんでスオミが使ってるし・・・」
「わかった。水だな!!」
そこに立っていたのはロシアノビッチ君。妹たちを引き連れて、ポンコツのマイクロバスでやってきたのです。
「すぐに持ってきてやるぜ。俺の家、水だけは豊富だからな。」
「あ、ちょっと待ってくれ、ロシアノビッチ!」
「どうした!?」
「ついでに・・・どこかの家から、発電機を借りてきてくれ。この家の電力はもう限界だ。」
ロシアノビッチ君がマイクロバスにポリタンクを乗せて帰ると同時に、今度はフラメンコ先生がやってきました。
「みんな〜っ!!区切りのいい所で休憩を入れなさい!ヨシノ屋のビーフボウルもあるわよ!!」
「そ・・・それって、もしかしてネギダク・・・ですか!?」
ビーフボウルと聞いて黙っていられないニホンちゃん、目を爛々と輝かせています。
「当然!生徒たちの好みは、ちゃ〜んとチェックしてあるわよ。もちろん玉付き!
イン堂君たちのために、マッツ屋のチキンカレーも買ってきてるからね!」
それを聞いて、俄然ファイトを燃やし始めた5年地球組。
一方の3年生たちも、ハプスブルグ先生のザッハトルテがもうじき焼きあがるとの一報を受け、盛り上がりまくっています。
宵の口になって、チューゴ家からブルドーザーが運び込まれてきました。
「こんなゴミ、我がチューゴ家の人海戦術であっという間アル!
シナ、気合入れるヨロシ!」
「多桑(パパ)・・・多謝アルよ!!」
それから遅れる事数分。ゲルマンスキー家から最新のゴミ解析情報が送られてきました。
「現在の残り容量は47%。主に食料ゴミが中心ね。
小動物が沸いてる可能性もあるから、前線の回収作業は男の子の方がいいかも。
ゲルマッハは前線の陣頭指揮。アーリアは回収したゴミの分別に入りなさい。」
「ダンケシェーン、ムッター(ママ)・・・!」
その時、あたり一帯が昼間のように明るくなりました。
「兄ちゃん!家から照明灯さ借りてきたダスよ!」
「すまんダス、キャンベラ!母ちゃんにもよぐお礼言っとくダス!」
地球町教会の鐘が、午後9時を告げました。
町の条例で、9時以降の子供たちの外出には、必ず保護者がつく事になっていましたが、今回は町内会公認のイベントと言う事で、ゴミ関連の作業をしている子供たちは保護者同伴が免除される事になりました。
既に日もとっぷりと暮れ、あたりはオージー家やエリザベス家などから提供された照明灯に煌々と照らされています。
アジア街とユーロ街のママさん達が、それぞれ炊き出し部隊を結成。
炊きたてのご飯と、香ばしいブルーチーズの焼ける匂いがそこら中に立ち込めています。
その脇を、ゴミを満載したトラックが駆け抜けて行きます。トラックの行き先はサウジ家。「うちの砂だらけの庭でなら、いくらゴミを燃やしても延焼の心配はない」と、サウジちゃんが庭を提供してくれたのでした。
奥のほうのゴミが顔を出し始めた頃から、ガスの勢いがひどくなってきました。
前線ではガスマスクを装着した男の子達が、毒ガスや小さな虫と格闘しながら、ゴミを詰めていきます。
「ウゲッ・・・ゲホッ・・・ハエが口の中に入った!」
「無理すんなよ、マカロニーノ。一旦、口をゆすいできた方がいいぜ。」
「さっき、ベトナちゃんのお兄さんが殺虫剤を持って来た。あとで一面にばら撒こう。」
支援基地では、集められたゴミを女の子達が材質毎に分けていました。
「・・・はい、これアルミ!・・・これスチール!・・・これは・・・」
「タイワンちゃん、それレアメタルよ!あとで加工すれば、コンピュータの部品に使えるわ!」
手渡された小さな金属片の汚れを取って、奥のテーブルまで持っていくニホンちゃん。
そこへ、意外な人物がやってきました。
「・・・チョゴリちゃん!それに・・・サヨックおじさん!」
「ウリにも手伝わせて欲しいハセヨ!」
「君たちの活躍は、ネットを通じて地球町の一大イベントになってるよ。
それを見ていたら、何だか居ても立ってもいられなくなってね。」
「でもおじさんはともかく、チョゴリちゃんは大丈夫!?カンコ君たちがこの事知ったら・・・」
「カンコ兄ぃは関係ないニダ!あんな偽善的なイベントより、こっちの方が地球町の役に立ってるニダ!」
「・・・というわけで、明日のイベントの打ち合わせをやるってウソついて、チョゴリちゃんを連れ出してきたんだ。
・・・さくらちゃん、僕がこんな事を頼めた義理じゃないんだけど・・・彼女に仕事を与えてやってくれないかな。」
「わかったわ。おいで、チョゴリちゃん。ゴミの分別を手伝って欲しいの。」
作業手順を説明しながら、チョゴリちゃんを連れていくニホンちゃん。
それと入れ替わるように、フラメンコ先生がやってきました。
「よろしいんですの?朝比奈さんの事だから、もしお父さんがこんな事やってるって知ったら・・・」
「小夜には小夜の考えがあるはずです。それは尊重してやりたい。
しかし、本来の目的を見失った行動は、ただの儀式でしかありません。
僕は僕の考えで、本当に地球町にとって大事なのは何か、それを選択したまでです。」
『おぉーい、そこの人ぉーっ!手が空いてるなら、このトラックでサウジ家まで行ってもらえんかぁ!』
「あ、はーいっ!!・・・それじゃ。
・・・あと少し、お互いにがんばりましょ・・・おわったったったぁ!?」
「・・・あらら、大丈夫ですか?」
どうやらサヨックおじさん、久々に気合を入れすぎて空回りしてしまったようです。
最近は怪しげな活動ばかり続けていましたが、本来こういったボランティア活動はサヨックおじさんの得意とする所。
今回は娘の手前もあって静観を決め込んでいたものの、ニホンちゃんたちの活躍がネットで紹介されるのを見ていくうちに、忘れかけていた情熱に再び火がついたようです。
普段は決して見せない、サヨックおじさんの真剣な表情に、ちょっとだけ彼を見なおすフラメンコ先生でした。
ラジオからは、午前0時の時報。ゲルマンスキー家の調査隊が、ゴミの残り容量が10%を切った事を伝えてきました。
と、ハプスブルグ先生が3年生たちを集めます。
「みなさ〜ん!もう12時なので、3年生は全員お家に帰りなさい!
ゴミはもう少しですので、あとはお兄さんやお姉さん、大人の人たちに任せましょう!」
考えてみれば、小学生がこんな時間まで起きている事がまず異常です。
子供たちはまだやる気十分でしたが、万一の事故なども考え、ハプスブルグ先生は全員に帰宅を命じました。
「それじゃ姉さん、あとは頼んだよ。」
「アメリーお兄ちゃん、がんばってね♪」
「フランソワーズお姉さま、ケベックはお姉さまの無事をお祈りしていますわ!」
「・・・おいおい、肉親であるボクの無事は祈ってくれないのか(涙)」
その時、とんでもない事に気づいたニホンちゃん。顔が蒼ざめています。
「・・・あーっ!!チョゴリちゃんどうしよう!今帰したら、カンコ君に酷い目に・・・」
「チョゴリは、とりあえず今晩は中華マンションに泊まってもらうアル。明日は家に戻して、もしカンコが何かするようなら、ボクがカンコの息の根を止めてでもチョゴリを守るアルよ。
香、チョゴリをお前の部屋の隣まで案内してやるヨロシ。」
「わかったわ、シナ兄ちゃん♪・・・チョゴリ、ついといで。」
「『シナ』は止めるヨロシ・・・。」
午前2時。
一心不乱に作業を続けてきたロシアノビッチ家とチューゴ家のブルドーザー。
しかし、残りのゴミは人手で運んだ方が早い、というゲルマンスキー家からの報告で、エンジンを停止する時が来ました。
ゲルマッハ君とマカロニーノ君が、ゴミを搬出した跡に消毒剤を撒いています。
大規模人海戦術に切り替わった事で、ユーロ街の女の子達が搬出作業に駆り出されて行きました。アーリアちゃん、慣れない小手先仕事でストレスを貯めていたのか、すごい張り切りようです。
前線基地では、ニホンちゃんたちアジア街の女の子達が急ピッチで分別作業を続けています。
そして分別されたゴミはスオミちゃんやサヨックおじさん、さらに町内会のボランティアの運転するトラックで、夜を徹してサウジ家へ運ばれていきました。
帰宅したはずの3年生たちも、とてもじっとしてはいられません。
現場同士で混戦してつながりにくくなっていたケータイを、それぞれの自宅経由で中継することになったのです。
救援物資やドクターなどの手配が俄然スムーズになり、作業は一段とヒートアップして行きます。
そして・・・地球町標準時間・午前4時31分。
エリザベスちゃんが持って来た最後のゴミを、ニホンちゃんとタイワンちゃんが分別・・・
「するまでもなく、全部生ゴミでしたわ。」
・・・ということで、そのままスオミちゃんの乗るトラックの荷台に放り上げました。
「それじゃラスト1往復。よろしくね、スオミちゃん。」
「まっかせといて♪」
スオミちゃん、汗まみれの顔で精一杯スマイルを作ると、そのままサウジ家へ向かって走り出しました。
そして、フラメンコ先生が厳かに宣言します。
「みんな、本当によくがんばりました。
スオミちゃんがまだ戻ってないですが・・・煙山大掃除プロジェクト、ここに終了を宣言します!!」
その瞬間のみんなの喜びようは、とても言葉では言い表せません。
「・・・えぐっ・・・私たち、ホントにやったんだよね・・・」
「やったよ、やったんだよ、ニホンちゃん!あたしたち、煙山に勝ったんだよ!」
「ベトナちゃん、お疲れ様。具合のほうはもう大丈夫?」
「・・・・イン堂君・・・兄さん・・・パプアちゃん・・・(涙で声にならない)」
「ここまで上手く行くと思わなかったな!兄上!」
「ん〜・・・心を一つにする。実に美しい光景だよねぇ♪」
「・・・まぁ、今回はこのイタリア野郎も誉めてやるとしよう。
お前も本当によくがんばったな、アーリア。」
「We've done it!! 純心と団結の勝利だ!自由バンザイ!!」
「ハラショー!!お前の陣頭指揮と、俺のバックアップあっての快挙だぜ、アメリー!」
「今日だけは、我がダビデ家もアラー組もないわ!苦難の果てに乗り越えた栄光よ!」
「これこそ神の思し召しよ!さぁ、サウジ家の方を向いて、神に祈りを捧げましょう!!」
そこでフラメンコ先生、一つ咳払い。
「喜ぶのはまだ早いわよ。何しろ、ここの撤収作業が残ってますからね!」
その瞬間、喜びの声は一瞬にして凍りつくのでした。
町内会の人たちと一緒に、疲れた体を引きずって最後の撤収作業に挑む5年地球組。
全てが終わった時のアキノ家の感謝ぶりは、それはそれは凄まじいものでした。
「皆さん、うちのために本当にありがとう!いずれ、お疲れ様パーティを開きますから、ぜひ来てくださいね!」
その声をバックに、ニホンちゃんたちは昇る朝日を見つめながら帰途に・・・
・・・ん?朝日?
・・・・そうなんです。
ちょうどニホンちゃんたちと入れ替わるように、カンコ家の車が煙山の方に向かって走っていくのでした。
おもわず顔を見合わせて笑ってしまうクラスメイト。
「畏!カンコ!お前今さらこんなとこに何しに来たアルか!(ニヤニヤ)」
「今頃来ても、もうゴミはあたしたちが全部拾っちゃったよ〜ん♪」
顔をキムチ色に染めて悔しがるカンコ君。しかし、アサヒちゃんは何か考え込んでいるようでした。
「そういえば・・・ベトナちゃん、覚えてる?私たちがここのゴミを拾ってた、最初の目的。」
「覚えてるよ。カンコ君とアサヒちゃんの企みを阻止するため、だったよね。」
「でも、もうバカンコなんてどうでもよくなっちゃった。煙山のゴミを全部拾えただけで、あたしは満足だな。」
「俺なんて、途中からそんな目的すっかり忘れてたもんな。さっきの『アイゴー』じみたカンコの表情で、ようやく思い出したよ。」
「ねぇ先生。みんなが心を一つにして、一つの事をやり遂げるって、こんなに気持ちのいい事だったんですのね。」
「そうね。しかも今回は、誰に強制されたわけでもなく、みんな自発的にタガロー君の家まで来てたわけでしょ?
正直言って、先生少し感動しちゃった。」
「あーっ!先生目が潤んできてるダス!」
「こらっ!大人をからかうもんじゃありません!!(笑)」
かつてないほどの充実感。
目がしょぼしょぼして、いつもより朝日がまぶしく感じます。
でも、それさえも気持ちいいほど、ニホンちゃんたちは自分の行動、そしてその結果に、確かな手応えを感じていました。
とりあえず。
みんな。
今日は、ぐっすりと、おやすみなさい。
【追記】
「おはよう姉さん。もう2時だよ。」
「あ、そうだ武士。例のビデオ取っといてくれた!?」
「一応取っとくには取っといたけど・・・見ないほうがいいと思うな。」
難しい表情を浮かべるウヨ君の手からテープをひったくり、早速デッキにかけるニホンちゃん。
『・・・というわけで、今朝早くからカンコ家の皆さんを中心とするメンバーが煙山のゴミを拾い集めました。
見てください!あの町内最大の難題だった煙山、もう跡形もなく・・・あ、撒いたばかりの殺虫剤は残ってますが・・・』
『ニダーッ!ウリナラ半万年の清掃技術にかかれば、ざっとこんなもんニダ!』
もう、怒りを通り越して笑う事しか出来ないニホンちゃん。
ちょうどその頃、ビデオを見ていたタイワンちゃんからケータイコールがあり、
2人でビデオを検証しながら大笑いしているのでした。
「これ、絶対合成だよね!!」
000000000000000000000000000000000000000
まぁ、色々ソースはありますが。とりあえずフィリピン・マニラ郊外のスモーキーマウンテン問題に、
今回の2ちゃんねる湘南人民聖戦を重ねて見ました。
他にもいろいろとあるんですが、それはまたの機会という事で。
マニラの「スモーキーマウンテン」についてはこちら。
http://www4.justnet.ne.jp/~offifour/smoky.htm 湘南人民聖戦についてはこちら。
http://fuji.nurs.or.jp/
489 :
四季砲:02/07/14 00:39 ID:5gG6JcPn
「先生〜バナナは・・・」
先生 「ハイ、いいですか明日の遠足 弁当持参、おやつは500ウェンまでですよ」
生徒 「 は〜い 」
ニホン (ニホン、言うなら今よ、今しかないわ)
ニホン 「 先生、」
先生 「何ですかニホンちゃん」
ニホン 「先生、バナナはおやつに入るんですか?」
インドネシア「もう、ニホンちゃん、何いってるのよ」
ニホン 「へへへ〜へ〜」
インドネシア「バナナはおかずに決ってるじゃない、もう」
ニホン 「へ?」
おしまい
490 :
&’S:02/07/14 01:31 ID:tG3VxyXH
491 :
十八番:02/07/14 01:53 ID:vPA65ko3
>>474-488 さよくびとさん、(・∀・)イイ!
いや、面白かった(w
サヨックおじさんの意外な一面は読んでてわらいました(w
長文お疲れ様でした〜m(__)m
>>489四季砲さん
バナナはおかずです、にワラタ(w
でも、そういった地域もあるんですよね(w
>>474-488 サヨックおじさんが何かカコイイ!
実にイイ話でした。私も27時間TV見とけば良かったかな
>>489 オチが秀逸(w
向こうには主食用の大きいバナナがあるんでしたっけ
494 :
さげ ◆mDUPSV/c :02/07/14 13:26 ID:ILrDMH4g
>493
主食用かどうか知らないが、一部はまだ黄色く熟さないうちに調理して食べるらし
いです。だからおかずなんだろうけど。
おかず用のバナナこの前食べました
バナナ風味のジャガイモといった感じ。生じゃ甘くないけれど
火を通すとバナナっぽくなる(でもデザート用よりかは堅い)
498 :
通りすがり:02/07/14 18:51 ID:MIxazv6R
1100話っすかぁ・・・
この調子で行くと、来年は2000話?
サザエサソを超えるかも?
499 :
:02/07/14 20:29 ID:XXfp/jrr
フラメンコ先生はペネロペ・クルスが良い。
500 :
500:02/07/14 20:30 ID:xvjghyhE
500
いま150話までよみました。読むより伸びる方が早くて大変
502 :
ゼロ:02/07/14 21:43 ID:YI6HKyCd
チューゴ君の説教
ここは、中華アパートの売店内の事務所。
チューゴ 「中華アパートの売店で偽の痩せ薬が売ってたアルが、本当アル
か?」
主人 「チューゴ様、それは誤解ですアル。当店では、そのような物は置い
ていないですアル。」
チューゴ 「嘘つくでないアル!!朕は何でもお見通しアル!!ニホンはお
前の店に置いてあった『ゲンピコーノー』で生死の境をさまよったアル!聞け
ば、中華アパートに住む女の子2人も生死の境をさまよったアル!」
主人 「まさか、営業停止ということは・・・」
チューゴ 「最後まで聞くアル!お前、ニホン家向けの広告に、嘘の文章入
れたアルな!」
主人 「お、お許しを・・・」
チューゴ 「主人!今後一切『ゲンピコーノー』を売るのは禁止アル!!許
可取り消しアル!わかったアルか!?」
主人 「わ、わかりましたアル!」
それからというもの、ゲンピコーノーは、売店から姿を消しました。
503 :
ゼロ:02/07/14 21:47 ID:YI6HKyCd
>>502 これは、皆様も記憶に新しいと思うのですが、中国産の健康食品事件で、中国側
が、日本政府が公表した2種類の薬の認可を取り消したことが元ネタです。
追伸
まさか、自分の書いた作品が、記念すべき1100話目に入るとは思いませんでした
読者の皆様に心から感謝いたします。
504 :
:02/07/14 22:00 ID:73X7V72i
>>474-488 話自体は面白いんだろうけどね・・
何というか、悪く言えば左特有のキモさに
違和感というか抵抗感MAXな自分にちょっと鬱…
>>504 まぁまぁ、各人の好みはさておいて、芸風の裾野が広がってこそ
面白いお話が出る可能性も増えるというものですよ。
今は気に入らなくても、いずれ彼が神の一手とも言うべき素晴らしいお話を
書く可能性もあるのですからね。(書かない可能性もありますが)
506 :
:02/07/15 00:30 ID:KpXgM+mj
>>504 この程度ならいいんじゃないの?
まあ、あのイベントに左翼系の板が動いたって話は聞いてないだけに、俺も幾分かは抵抗はあったけどさ。
>>505 作家として好きなだけにツッコミたくないんだけど、
ほっとくと荒れるようなツッコミが来そうなんであえて突っ込んどく、
物 凄 く 偉 そ う な 言 い 方 だ ぞ。
507 :
:02/07/15 00:36 ID:bV9S6IW+
「ウヨくんの長く暑い一日」
その事件が起こったのは、必然だったと言えましょう。もちろんいくつもの
偶然が重なった末の出来事ではありましたが、その日起こらなくても別の日
にいずれ起こる事件だったのです。今日の台風で土砂崩れが起きなくても、
地盤が緩ければいつか別の雨の日に土砂崩れが起こるのです。
一つ目の偶然は、彼……ウヨくんが下校途中、ニホンちゃんとアメリーくんが
話しているところに出くわしたことでした。
夏休みも近い夏の午後。日差しを避けて木陰で向かいあい、二人きりで話す
ニホンちゃんとアメリーくん。それははたから見れば恋人同士のようで、自然とウ
ヨくんの顔は険しくなるのでした。
(なんで姉さんはあんなやつと……)
それはあるいは幼い嫉妬だったのかもしれませんが、最愛の姉と
嫌いな男とが話していれば、その内容が気になるというもの。幸い、
二人の角度からはウヨくんが見えません。彼はあくまで自然な態度を
装いながら、なるべく気づかれないよう近づいていきました。
「正直、俺もちょっと焦っててさ。実験もうまく行ったり行かなかったり
でね。こんなこと頼めるのはニホンちゃんだけなんだよ。頼まれてくれ
るだろう?」
とうとうウヨくんは、二人の会話が聞こえるところまで近付いてしまいま
した。盗み聞きは悪いことだと思いつつも、二人から目が離せません。
「でも、お金いっぱいかかるでしょ? それに私が手伝ったからって実験
が成功するとも限らないし」
ニホンちゃんは、曖昧な微笑みを浮かべながら言いました。ウヨくんは、
(はっきり断ればいいのに)と内心じれったく思います。
「大丈夫、絶対成功するって。君んとこだって、キッチョムとか
チューゴとか気になるだろ。一緒にやろうぜ、な」
アメリーくんはばしっとニホンちゃんの肩を叩きました。ウヨくんは
思わず歯を噛み鳴らします。両腕がぶるぶると震え、カンコくんが
見たら思わず逃げ出すほど鋭く激しい眼光でアメリーくんを睨みつ
けました。
(姉さんになんて乱暴なことをするんだ! だいたいあれが頼み事
をする態度か? なにが絶対大丈夫だ。スターウォーズ計画とかいう
馬鹿みたいなことやろうとして大失敗したのはどこのどいつだ。姉さ
ん断れ! そんな奴の言うことなんてきくな!)
しかしウヨくんの胸中とは裏腹に、ニホンちゃんはやはり曖昧な笑
顔のまま少し首をかしげ、やがてコクンとうなずきました。
「そうだね。じゃあ一緒にやろうか。で、わたしは何を……」
ウヨくんはとても最後まできいていられずに、その場から去りました。
しばらく歩いて、ウヨくんは校門の前までやってきました。大股で
歩調は速く、頬に赤みが刺し、歯を食いしばっています。未だ冷めな
いその怒りは、強引なアメリーくんに対するものなのか、軟弱なニホ
ンちゃんに対するものなのか、あるいは姉のためになにもできなかった
自分に対してのものなのか、ウヨくんにもわかりません。
と、門柱の陰から小さな女の子がひょっこり顔を出しました。夏の
陽光を受けて息を呑む金髪と、温かさを持つ雪色の肌。同級生であ
りアメリーくんの妹である、ラスカちゃんです。
彼女はウヨくんの前にとてとてと駆け寄ると、手をぱたぱたさせて
言いました。
「ねーねーウヨくんウヨくん!」
「なに?」
ラスカちゃんとは対象的に、ウヨくんは冷めた声色で答えます。普
段あまり意識していませんでしたが、彼女はアメリーくんの妹なので
す。
しかしラスカちゃんはそんなウヨくんに気づいた様子もなく、明るい
声で尋ねました。
「夏休みの自由けんきゅー、なにやるかもうかんがえた?」
「いや、まだだけど」
「あのねーあのねー、ラスカすごいのかんがえたんだよ!
すっごくたのしくてね、すっごくいいけんきゅーなんだよ! で
もね、ラスカ一人でやるにはちょっとたいへんなけんきゅーなの
ね。でも二人でやればなんとかなると思うの。だからウヨくん、
いっしょに自由けんきゅー」
「やらない」
まるでよく斬れる刀で一刀両断するようなウヨくんの言葉に、
ラスカちゃんの花のような笑顔が凍りつきました。
もう一度、ウヨくんはゆっくりと言いました。
「やらない。僕は一人でやる。他の人に頼んでくれ」
そしてウヨくんは、表情の消えたラスカちゃんの横をすっと通
り過ぎると、振りかえることすらせず、自分の家へと進みました。
二つ目の偶然は、ウヨくんが帰ってきたときにニホンパパが
電話をしていたことです。
ウヨくんが自分の部屋に向かうため廊下を歩いていると、ニ
ホンパパの部屋から声が漏れ聞こえてきたのです。
「いやあタクミンさん、いくらなんでも五十万円はないでしょう五
十万円は」
タクミンという言葉が、ウヨくんの耳にひっかかりました。彼が
アメリーくんと同じくらい嫌っている、チューゴくんのお父さんの
名前なのです。
いつもならさして気にもとめずにさっさと自分の部屋へと戻って
いったことでしょう。しかし今日ウヨくんはUターンをすると、ニホン
パパの部屋の前まで足音を忍ばせて歩み寄りました。
少しだけふすまを開けてニホンパパの様子をうかがいます。
彼はニホンちゃんとアメリーくんのことでひどく神経質になって
いましたし、毒食わらば皿までとでもいいましょうか、盗み聞きに
あまり罪悪感を感じなくなっていたのです。
ニホンパパは、電話なのになぜか身振り手振りを交えて
話しています。
「そりゃあボートの引き上げですから、多少おたくの漁場は
掻かきまわされるでしょうが、ほんの一時の話じゃあないですか」
ボートの引き上げと聞いて、ウヨくんはピンときました。少し
前に、キッチョムくんのものと思われるラジコンボートが日本
池の日ノ本家の敷地内にまで入ってきたことがあったのです。
エアガンを積んでいて近付くとBB弾を撃って応戦してくるという
とんでもないボートで、なんとか沈めましたが追っている最中に
チューゴ家の漁場内にまで入ってしまったのでした。
日ノ本家はこのボートを引き上げて調べる予定なのですが
、チューゴ家が(あとサヨックおじさんたちも)なんのかんのと
言いがかりをつけてきているのです。
(あつかましい奴らだ。そしていかにもチューゴ家らしい。何か
につけて金をせびってくるんだ……)
ウヨくんは顔をしかめながら、なおも覗き見を続けます。
「この件についてはですね、アメリー家からもはやく解決する
べきだという支持を得ておりまして……」
ウヨくんは思わず床を踏み鳴らしそうになりました。
(アメリー家は関係ないだろう!? どうしてそこでアメリー
家を持ち出すんだ、そういう風に他人に頼るからチューゴ家に
舐められるんだ!)
「え? 三十万? ふーむ、いやいやまだ高いですなあ。こちら
としてはですな、十万円くらいを考えているんですが」
(十万円もくれてやることない! なんでそうやって人の顔色ば
かりうかがって……)
と、何かウヨくんが物音でも立てたのか、ニホンパパが不意に
ウヨくんの方を向きました。ウヨくんは思わず後ろへさがり、静か
に、しかし早足で自分の部屋へと逃げ出しました。
自分の部屋へ入ってから、ウヨくんは何も逃げ出すことはなか
ったと思いました。むしろニホンパパに向かって弱腰な姿勢を非
難するべきだったと、彼は考えました。そしてそれができなかった
不甲斐ない自分と、難癖をつけて金を要求してくるチューゴ家と、
ほいほいその要求に答えるニホンパパとに、怒りを覚えるのでした。
三つ目の偶然は、ニホンちゃんが帰ってきてすぐにシャワー
を浴びようとしたことです。
ニホンちゃんの「ただいまー」という声を聞きつけ、ウヨくんは
自分の部屋を出て玄関に向かいました。今日こそはさっきのア
メリーくんとの件を小一時間ほど問い詰めようと待ち構えてい
たのです。
「姉さん!」
と彼が呼びかけると、その声は玄関ではなく意外な方向から
帰ってきました。
「どうしたの〜」
という声を追ってウヨくんが走ると、そこはお風呂の脱衣所で
した。きれい好きで有名なニホンちゃんです、汗を流そうと、シャ
ワーを浴びるつもりだったのでしょう。ちょうど上半身の衣類を脱
ぎかけているところでした。
ま、小学三年生とはいえ、ウヨくんも男ですから焦ります。
「わ、ね、姉さん扉くらい閉めて服脱ぎなよ!」
思わず顔を赤らめるウヨくんですが、ニホンちゃんは首をかしげ、
「呼んだのは武士のほうじゃないの……」と不満げな声。しかも性
に鈍感なのかそれとも弟を男だと思ってないのか、そのまま服を
脱ぎ続けます。ウヨくんは慌てて目をそらしました。
しかし。
その直前、彼の目にニホンちゃんのお腹にある二つのあざが焼き付
きました。きめの細かい、やわらかな肌にくっきりと刻印された醜い火
傷の跡。
それはまだニホンちゃんが赤ん坊の頃、アメリー家の攻撃によって日
ノ本家が大火事になったときについたものだと、ウヨくんは知っています。
そのことを思い出したとたん、もうウヨくんには姉を責める気持ちはな
くなってしまいました。
(そうだ、悪いのは姉さんじゃない。そりゃ姉さんにも改善してもらいた
いことはあるけど、諸悪の根源はアメリーの奴なんだ)
ウヨくんは部屋へ戻り、机の奥からニッテイさんの写真の入った写真
立てを取り出しました。ウヨくんは、ニッテイさんの勇ましくも頼もしい軍
服姿を見ながら、思います。
(おじいさん、僕に姉さんと日ノ本家を守る力を下さい……)
最後の偶然は、ウヨくんが夕方、日課の素振りをしてい
る時にアメリーくんがニホンちゃんの家へやってきたこと
です。しかもよりによって、ウヨくんのいる裏庭へやってき
たのでした。
「で、ニホンちゃん、えふつーの調子はどうだい? もう目の
病気は治った?」
「うん、もう大丈夫よ」
並んで歩いてきた二人は、裏庭にある犬小屋の前にいくと、
つないである犬の相手をしながら会話を交わします。
ウヨくんはもちろん不愉快でしたが、その時は特になにか
しようとは思いませんでした。木刀を使った素振りの風切り
音が、少しだけ高くなりましたが。
「最初から僕が育てた犬を買えば余計な治療代を払わずに
済んだんじゃないかい?」
と、えふつーの首筋を掻きながら言うアメリーくん。ニホン
ちゃんは、ふぁんとむにお手をさせながら曖昧に微笑みました。
「そうね。このふぁんとむがもうすぐ引退するけど、その代わ
りはアメリーくんから買おうかなあ。でもアメリーくんらぷたー
売ってくれる?」
「う〜ん、どうしようかなあ」
その後、しばらく他愛の無い会話を交わしたあと、アメリー
くんは「じゃあそろそろ帰るから」と言いました。
「バイバイ。また明日ね」
と手を振るニホンちゃん。アメリーくんはニッと笑い、ニホ
ンちゃんを抱き寄せ、その柔らかそうな頬に軽くチュっとしま
した。ニホンちゃんは突然のことに、はわわわわ状態です。
とそこに、怒号が響き渡りました。
「アメリィィッ!! 姉さんから離れろ!!」
ウヨくんは、木刀をくだけんばかりに握り締めながらアメリ
ーくんに駆け寄ります。
アメリーくんは一瞬ぽかんとしていましたが、ウヨくんが木
刀を大きく振りかぶるのを見て、きっと唇を結び、目を細め、
ニホンちゃんを突き飛ばしてファイティングポーズを取りました。
「日本剣! 愛国富士山斬りぃ!!」
ウヨくんの必殺の一撃。アメリーくんは得意のフットワーク
でなんとかかわします。しかし、避けたはずなのに、木刀のは
ずなのに、アメリーくんの袖がパカリと切り裂かれていました。
アメリーくんは舌打ちすると、再び木刀を振りかぶったウヨく
んの懐に飛び込みました。
「フラッシュ・ピストン・マッハ・パンチ!!」
ウヨくんが気づいた時には、すでにアメリーくんは
帰っていました。
看護していたニホンちゃんは、ウヨくんが起きあがるとう
れしそうな顔をしましたが、すぐにうつむいて、暗い表情で
言いました。
「武士、さっきのことで、お父さんが呼んでる……」
「武士! いったいどういうつもりだ!」
家族会議は、ニホンパパの怒号からはじまりました。
ニホンパパとウヨくんは四角い食卓の向かい側に座り、
ウヨくんから見て右にニホンママ、左にニホンちゃんが座っ
ています。三人のウヨくんを見つめる視線は、程度の差こ
そあれ一様に厳しいものでした。
しかしウヨくんはその瞳に闘志をらんらんと光らせ、お父
さんの声にもひるむ様子はありません。それどころかこう反
論すらしました。
「僕は悪くない、悪いのはアメリーだ! 姉さんがいやがって
いるのに……!」
「あれはアメリー家ではただの挨拶よ。そりゃわたしだって抵
抗あるけど、アメリー家の家風を」
「違う! ここは日之本家なんだから、アメリーの方がこっち
に合わせるべきなんだ!
ニホンちゃんの言葉を、ウヨくんは遮りました。ウヨくん立ち
あがり、みんな拳を振って言葉を続けます。
「だいたい、みんなは他の家に遠慮し過ぎなんだ! 人の顔色
ばっかりうかがって、自分の意見を引っ込めて、妥協して、損ば
かりしているじゃないか!」
思わず身を乗り出そうとするニホンパパを抑えて、ニホンママ
は優しい口調で反論しました。
「武士、日ノ本家はね、他の家と仲良くすることで豊かになってき
たのよ。自分の意見を押し通すだけじゃあ、他の人と協力できな
いでしょう?」
「プライドを売ってまで豊かさなんていらない!」
ニホンパパは顔を真っ赤にして怒鳴りつけました。
「いい加減にしろ! それならお前の食事は抜きだ! 今月の小
遣いも無し! 日ノ本家の豊かさがどれだけ貴重なものか、体験
させてやる!!」
ウヨくんは一瞬言葉に詰まりましたが、すぐに「僕は負けない!」
と叫んで部屋を飛び出していきました。
夜中の十一時半。ニホンちゃんは音を立てないようそっと
部屋から出ました。廊下の電気はつけず、抜き足差し足でお
父さんたちの寝室へ向かいます。
寝室の前にくると、ニホンちゃんはそっと、ほんの少しだけ
障子を開けました。中はまっくらで、かすかにニホンパパのい
びきが聞こえてきます。
ニホンちゃんはふうっとため息をつくと、障子を閉め、続いて
台所へ向かいました。
戸棚の中から、昼に残してしまった大福餅の箱を取り、ウヨ
くんの部屋へと向かいます。
ウヨくんの部屋は障子が少しだけ開いており、光が漏れて
いました。
(ああ、やっぱりお腹が減って眠れないんだわ……)
ニホンちゃんは、小声で「武士……」と呼びかけながら、部屋
の中に入ります。
ウヨくんは自分の勉強机に突っ伏していました。机の上には、
いくつもの付箋やしおりの挟まった何冊もの本が散らばっていま
す。左手には、ニッテイさんの写真が入った写真立てを握り締め
ていました。ニホンちゃんがウヨくんの顔をのぞきこむと、ウヨくん
は目を閉じ、かすかに寝息を立てていました。目元に、涙を拭っ
た跡がありました。
ニホンちゃんはウヨくんの肩に触れようとし、その手を途中で止
めました。
(どうせ眠っているんだもの。起こしちゃ悪いわ……)
机の隅に大福餅の箱を置くと、ニホンちゃんは書き置きを残すた
めに、なにか書くものがないかと机を探します。と、ウヨくんが顔の
下に何かノートを敷いているのに気づきました。
ほとんど隠れて見えませんが、かろうじて「真の独立」という文字
だけが見えました。鉛筆でぐるぐるとまわりを囲ってあり、二重線
まで引かれています。
少しため息をついて、ニホンちゃんは改めて机の上の本の題名
を見ました。
「日ノ本家再軍備」
「核武装論序説」
「平成維新に関する提言」
どうやら、ニホンパパに反論するための勉強の途中で、疲れて
眠ってしまったようです。
ニホンちゃんは部屋の押し入れからかけ布団を取り出すと、
ウヨくんにそっとかけました。そして、耳元でつぶやきます。
「武士……他人の顔色をうかがわずに生きている人なんて、誰
もいないのよ。あのアメリーくんやチューゴくんだってそうなの。
日ノ本家は狭いし人が多いから、特に他の家と助け合っていかな
ければいけないわ……。『真の独立』と武士は言うけれど、それは
サヨックおじさんの『非武装中立』やアメリーくんの『正義』や、カン
コくんの『半万年の歴史』と同じで、頭の中にしかないものなの……。
わたしの『全方位平和外交』もそうかもしれない。だから捨て去れ
とは言わないわ。でも、現実と妥協することを覚えなきゃ、そのう
ち潰れてしまうわ。それだけはいつか解ってちょうだい……」
そうして、ニホンちゃんは「食べたら見つからないように始末しな
さい」と書いた紙を箱の上に置くと、部屋の明かりを消して、そっと
出ていきました。
朝になりました。
一家揃っての朝ご飯は、今日は少しだけ暗い雰囲気です。
お父さんは新聞を睨んでおり、ウヨくんもほとんどしゃべりませ
んでした。
しかしウヨくんは、ニホンちゃんとニホンママに促されてパンを
半分だけ食べ、ニホンパパもそれに関して何も言いませんでした。
さて、ニホンちゃんとウヨくんが一緒に玄関を出ると、家の門の
陰からラスカちゃんが二人の前に飛び出してきました。
思いつめた表情で、ウヨくんを見ました。ウヨくんは、思わずうつ
むいてしまいます。ニホンちゃんは、ラスカちゃんとウヨくんの顔
を見て、少し二人から離れました。
ラスカちゃんは、少しの間、うつむいてウヨくんから視線を外し
ていました。しかしとうとう顔をあげ、ウヨくんの目をまっすぐに見
ると、思いつめた表情で言いました。
「昨日の自由けんきゅーのことだけど」
「うん……」
ウヨくんは昨日自分が彼女になにをしたか思い出し、胃を締め
つけられるような気分になりました。思わず目を背けてしまいます。
しかしここで目を背けたままにすることは、なおさらラスカちゃん
を傷つけることになるでしょう。ウヨくんは意を決してラスカちゃん
の視線を受けとめました。
「あのね、やっぱりあれ以上にいい自由けんきゅーが思いつかな
いの。でもね、やっぱりわたしだけでやるのは、ムリなの。でもどう
してもやりたいの。ウヨくん、手伝ってくれないかな? ぜったい
楽しいよ。ぜったいすごい自由けんきゅーになるんだから」
深海と同じ色のラスカちゃんの瞳を見つめながら、ウヨくんは思います。
(自分一人でなんでもやるのは、素晴らしいことだ。その考えは今
でも変わっていない。でも、他人と協力してなにかをやるというの
は、それはそれで悪くないことかもしれない。相手の顔色をうかが
ったり、遠慮したり、妥協したりするのは嫌なことだけど、それは
本当に耐えきれないほど辛いことだろうか?)
全てが石化したかのような沈黙があり、やがてウヨくんは言いました。
「うん、いいよ。一緒にやろう」
水銀だった空気がわたあめになりました。
「やったー! ウヨくんが手伝ってくれるなら、ぜったい花丸もらえるよー!」
ラスカちゃんはぴょんぴょん飛び跳ねて喜びます。ニホンちゃん
はほっと息をつき、二人のもとへ歩み寄りました。
三人で学校への道を進みながら、楽しく会話します。
「ラスカちゃん、どんなことやるの?」
「あのねー、クジラがいるでしょ? そのクジラのねー」
と、みんなが曲がり角を曲がったところで、カンコくんと出くわしました。
「あ、カンコくんおは」
ニホンちゃんの朝の挨拶を遮って、カンコくんは叫びます。
「朝っぱらからニホンの顔を見て気分が悪くなったニダ! 謝罪と
賠償を請ky」
「お前はちったあ顔色うかがえー!」
ウヨくんが正中線四連突きを叩き込み、カンコくんは「ア────ー
イ─────ーゴオォォォォォォォォォォ」の悲鳴を残しながら遥か
かなたへ吹っ飛んでいきました。
おしまい
あとがき
334での自分の発言に責任を取るというか、右翼批判者がああい
うアフォばかりではないことを証明したいというのが一番の動機で
した。ニホンちゃん作者としてはちと動機が不純かな? そういう
わけで今回特にソースは無し。ミサイル防衛とか不審船とか原爆と
かF-2とか(なにげに軍事ネタばっかりだな)を多少入れましたが。
自分の脳内にある「視野の狭い右翼」のイメージをウヨくんに仮託
してます。俗に核武装太郎とか反米厨房とか言われてる奴らです。
国益国益という割りにはホントに国益の計算が出来てんのかおまい
らというタイプが非常に多くて。
主題が主題だけにエンターテイメント性の向上が必須だと感じた
ので、キャラ萌え要素は積極的に取り入れたつもりです。各キャラ
のイメージがあっていれば幸いです。
それにしてもカンコくんて便利なキャラだなあ。彼のおかげでオチ
がつけやすいこと。いずれ彼が腹一杯キムチを食べられる話でも
書いてあげようか(w。
530 :
:02/07/15 02:17 ID:lJ2+2/zx
ウ、ウマー!(゚д゚)
カンコ君ってホント良いキャラだなーw
>>519 >「日本剣! 愛国富士山斬りぃ!!」
>「フラッシュ・ピストン・マッハ・パンチ!!」
ワラタ
富士山落としじゃないのね
>>529 お疲れ様でした〜!
読み応えがあっておもしろかったです。
>自分の脳内にある「視野の狭い右翼」のイメージをウヨくんに仮託
>してます。俗に核武装太郎とか反米厨房とか言われてる奴らです。
>国益国益という割りにはホントに国益の計算が出来てんのかおまい
>らというタイプが非常に多くて。
なるほど、視野の狭い右翼を小学校3年生のウヨ君に当てはめるとは、お見事!(w
ここら辺のことは最近のハン板を見てると考えてしまいますね。
と、嫌韓の俺が言うのもなんですが(w
ぜひカンコ君も幸せになるお話も書いてあげてください(w
533 :
_:02/07/15 03:41 ID:4+MwVOwS
ニホン草紙のindexは何処。
534 :
:02/07/15 17:56 ID:44Eotjfm
消えちゃったようだね。栄枯盛衰、生々流転。
「ノーベル君こもごも」
ノーベル・スウェーデン君は、成績(理系専門)優秀、お年寄りや女の子に優しいので、
ユーロ町北部で人気があります。
ノーベル君に憧れる女の子は多く、ニホン家でもシャミンちゃんがハマっています。
ある日、シャミンちゃんが、登校してきたニホンちゃんを待ち伏せ、ノーベル君を指さして言いました。
「ニホンちゃん、ノーベル君は、お年寄りや女の子に優しいし、必要な物は何でも買ってくれるそうよ。
それに比べてニホン家は、いまだに女の子やお年寄りを蔑む時代錯誤な家よね!
少しはノーベル君を見習ったらどう?」
ニホンちゃんは内心ハァ(゚Д゚)?と思いましたが、作り笑いで誤魔化してやんわり反論しました。
「ノーベル君みたいにやろうと思えば出来ないこともないよ。
でも、ノーベル君のママ、何でも買ってあげるせいでお金がかかってしょうがないって言ってたよ。
シャミンちゃん、この間お小遣い値下げに猛反対してたよね?」
シャミンちゃん、一瞬言葉に詰まりましたが、ナイスタイミングでニダニダ登校してきたカンコ君の後ろに隠れ、嘘泣きしながら早口で言いました。
「なによ! そうやって二言目にはすぐ弱者無視の考えをごり押しして、
そんなんだからカンコ君ちへの謝罪もろくに出来ないのよ!」
自分に都合のいいことは理解の早いカンコ君が、さらにまくし立てます。
「そうニダ! そうやってお前はウリナラの女性を蹂躙してきたニダ。
その謝罪と反省もしないばかりかいまだに同じことをやってるとはニホンは遅れてるニダ!
ニホンもウリナラみたいに男女平等社会にするニダよ〜。」
すると、突然、カンコ君の頭を後ろから誰かがわしづかみにしました。
白衣が脇からひらひらと見えています。
振り返ると、青白く血管を浮き上がらせたノーベル君その人でした。
「おい、カンコ、お前の家って、ねじ曲がったコンフューシャニズムのせいで、
女性蔑視がものすごいと聞いているが? 貴様に男女平等を語るいわれはないわ!」
「それは事実の歪曲ニダ! ニッテイの陰謀ニダ! ノーベルは謝罪と賠償を・・・」
「問答無用! 本当は使いたくないが地球町の平和のためだ!
必殺! ノーベルダイナマイトおおおおおおおおおおお!」
「アイゴーーーーーーーーー」
カンコ君は、木っ端微塵になって吹っ飛んでいきました。
毎度。KAMONです。
密かに久々のシャミンちゃん登場。
スウェーデンは、社会保障制度が充実しており、女性の地位も高いですが、食料品以外の消費税が十何%だそう。
カンコ君は相変わらずということで。
>professer様
ウヨ君の未熟さがよく現れたいい作品をありがとう。
ウヨ君の今後の成長に期待したいですね。
はるか遠い、極東地区の友好家ニホン・・・経済大家にして、神秘の家ニホン・・・
過去にも私の家とニホン家の間にはいろいろなエピソードがあったとは聞いています。
今日はその家から二人のお客様がいらっしゃいました。
世界でただ一人、えんぺらーの称号をもつお方とその奥方様です。
私は歓迎の為、踊りを披露させていただくはずでした。
でも、踊りの途中でころんでしまって・・・足を痛めて・・・最後まで踊りを
見ていただくわけにはいきませんでした。
・・・後で奥方様からお言葉をかけていただいたことを知りました。
私のようなものにまで・・・お言葉をかけていただいたことは、生涯私の心の中で輝き続けることでしょう。
また、この話を伝え聞いたポーラ家の家の者の心には暖かな灯火がともることでしょう。
ポーラの日記より
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20020712k0000e040084000c.html (読めるかどうか判りませんがー)
ひねりもなんも無しでスマソ、誰も書いてくれないんだもーん(泣
_,,. r‐''ニュ..,,__,.......、
メ/ '" ⌒\ ヽ,
Y::/:l レ ハ ヾハ |
;ヘレ'__'"^'' ''-ルレトー'
!(jイ;;ハ ,r=、ハ:::! \_
| l ゝ.、ー `ツ"l:::', \_
| l:::l V ` 7´;;;:::::;.l::L ,..._ .}
| l:::l ゙、 {{!~!}、::::l:::'、
/| l:::i::::ヽ-┴'{' }::;l::::::i
,' | l::::l::::::ヽ^T" ! : : ::::|
i } |::::ト:::l i! | .|レノレl:|
,' ノ 川 リノ | .!
/ / ミ}_キ{_ r) |
/ / ' ^ヽ..,,__
レ/ ! `゙ヽ._
/ ' | 、 `ヽ
/ l ; ヽ 、 ゙、
〈 /
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ヽ、 ,r''''"
ヽ |
ト--r '' - 、 ,.--‐''
| | |`ー.r'
| | ', !
540 :
:02/07/15 21:46 ID:dod0OIFz
,,.-‐''""""'''ー-.、
,ィ" \
/ `、
,i i
r'-=ニ;'_ー-、___,,.ィ‐‐-,,_ __|
| r,i ~`'ー-l;l : : : `l-r'"メ、
ヾ、 `ー‐'": i!_,l_ノ`
| ,:(,..、 ;:|/
| ,,,..;:;:;:;,/
\ `::;;. '"`ニ二ソ コスプレだいちゅき!
541 :
:02/07/15 22:02 ID:R653A2ev
542 :
Unknown_J:02/07/15 22:48 ID:PWOMtcT7
「カンコ君の夏」
あつぅい夏がやってきました。
「暑いニダ、暑いニダ。シューキュー大会も終わったので、暇ニダ」
カンコ君は、あまりにもシューキュー大会で燃えすぎたので、勉強
する気力も無くなっているようです。カンコ家の縁側でぼぉーと過
ごしています。
「あら、カンコ君。また、ニホンパパが参拝問題を起こすの、一緒
にニホンちゃんへ謝罪と賠償しに行かないの?」
「アサヒか、暑いニダ。あれは8月だからまだいいニダ」
あらあら、カンコ君。暑さと脱力感で得意の謝罪と賠償にも興味
無いみたいです。しかも、先日はフットキューのニホン戦でぼろ負
けしたので脱力感もさながらのようです。カンコ君家では、あんま
り勝てそうにないのであまり宣伝もしてませんが、実際、負けてし
まったので、カンコパパに滅茶苦茶おこられてしまったのです。
「そう。しかたないな。カンコパパがボーキュー大会カップを開催
する陳情するって言ってたのに」
「何ニダ。ボーキュー大会ニダか?」
ボーキュー。それは、アメリー家やニホン家、カンコ家では、シュ
ーキューよりも盛んに開かれているカードゲームです。
「だって、カンコ君はアメリー君に開催を断られたでしょ」
「そうニダ。アメリーはニホンとは大会をやるのにウリとはやらな
いニダ。悔しいニダ」
「カンコ君ならボーキュー大会で、ニホンやアメリー君に勝てるん
じゃないの」
「あたりまえニダ、シューキュー大会が終わっても、ボーキュー大
会がある ニダ。よし、さっそく、アメリーやニホンとこに行っ
て交渉する ニダ」
543 :
Unknown_J:02/07/15 22:50 ID:PWOMtcT7
(続き・・・)
たたたたたたたたた・・・何にも飛び出して行きました。また、一
族あげての大声援が見れると思うと嬉しそうに走っていきます。
そのあとを見送ると、振り返って、
「あれで、良かったの?」
「何がアル」
「カンコ君よ。多分、無理よ。ボーキュー大会でカンコとアメリー
とニホンの開催なんか」
「それでいいアル」
「え・・・」
「タイワンなんかと開催されたんでは困るアル。これで、カンコが
入れない大会にタイワンを参加させる訳にはいかなくなるアル」
「そっかぁ、さすがねぇ・・・」
なんだかんだいってチューゴ君とカンコ君では役者が違います。
「それに・・・」
「それに?」
「ボーキュー地球町大会を派手にしたいある。そうすれば、私も出
れるアルからな」
「そっかぁ、さすがチューゴ君」
「ま、後は適当に傍観するアル」
やっぱし、チューゴ君はカンコ君とは違うなぁ・・・と満足気なア
サヒちゃんは、チューゴ君と二人で餡蜜を食べにいくのでした。
544 :
Unknown_J:02/07/15 22:51 ID:PWOMtcT7
ども、Unknown_Jです。お目汚しであれば(以下略)
ソースは、アメリー、ニホン、カンコのボーキュー大会構想です。
ちょこっと、ラグビーのアジア予選における日韓戦を入れてみまし
た。
実現するかどうかはともかく、お祭りが好きですねぇ。可能性的に
は、アメリー家のボーキューオールスターが今ひとつ盛り上がらな
かったことや、ボーキューがシューキューに押され気味(J1のチケ
ットの売り上げが好調のようです)ということを考えると、もしか
するとという部分があります。
チューゴ君に関しては完全に創作なので、気にしないで下さい。
この作品はフィクションであり、現実とはことなります。
ソース:
ttp://academy.2ch.net/test/read.cgi/korea/1026263989/8
545 :
:02/07/16 21:35 ID:ESOMp55Z
下がりすぎなんでage
546 :
ab-pro:02/07/16 23:08 ID:ycGCNvtp
チョゴリちゃんと黄金週間
それは今年の黄金週間の最中のことです。
今年も例年に漏れず、お祭り騒ぎに突入しようとする日ノ本家の
人々の中で、チョゴリちゃんの姿が見あたらないことに気が付いた
のはニホンちゃんでした。
「ねえ、お父さん。チョゴリちゃんどこ行ったのかな?
あんなに黄金週間を楽しみにしてたのに」
いつもなら、広い日ノ本家のどこかの部屋から聞こえてくるはず
のチョゴリちゃんの元気な声が、ここ数日全く聞こえないので心配
になってきたニホンちゃんです。
「チョゴリちゃんか。そういえばおかしいね。
・・・ちょっと待ってなさい、家の警備室に行って調べてみよう」
そういうと、これまたちょっと心配になったニホンパパは、ニホン
ちゃんを残して警備室に向かったのですが、その入り口でおそろいの
茶色のトレンチコートを着込んだ特別警備員の皆さんが警備室から出
てくるところに出くわしたのでした。
547 :
ab-pro:02/07/16 23:10 ID:ycGCNvtp
続きです
「やあ、特別警備員の皆さん。お仕事ご苦労様です」
「これはこれは、ニホンパパさん。
いえ、実は仕事が明けて、今から帰るとこなんですよ」
普段は感情を消した顔で、忠実に職務をこなす特別警備員の皆さん
ですか、今は心なしか顔に朗らかな色が浮かんでいます。
「・・それは珍しいですね。確か例年この時期は仕事で黄金週間は
連日出勤でしたよね」
「ええ、去年までは。
でも今年は先日ご報告しましたような次第でして、今年は久しぶり
に家族サービスが出来ますよ」
完全に笑顔になった特別警備員の言葉で、ニホンパパは先日警備室
から回ってきた報告書の内容を思い出したのでした。
「ああ、そうでしたね!
では、今年は皆さんも黄金週間を存分に楽しんでください」
そして、おのおのの自宅へと帰る特別警備員の皆さんを見送った後、
ニホンパパは、ニホンちゃんにチョゴリちゃんを迎えに行かせること
にしたのです。
多分、チョゴリちゃんは名古屋の間に居るはずです。
548 :
ab-pro:02/07/16 23:43 ID:7Vcn05oO
名古屋の間
ニホンちゃんがパパに言われて名古屋の間にやってくると、チョゴリ
ちゃんが一人で名古屋の間のテラスの前に座り込んでいました。
実は日ノ本家の各部屋のテラスには、ロープウエイが張り巡らされて
いて、他の部屋や、他の家とも自由に行き来が出来るようになっている
のです。
「どうしたのチョゴリちゃん!こんなところで?」
寂しげなチョゴリちゃんの後ろ姿に、ニホンちゃんはたまらずチョゴ
リちゃんに駆け寄ります。
すると振り返ったチョゴリちゃんは、涙をいっぱいに浮かべながらニ
ホンちゃんに抱きついて泣き始めたのでした。
「毎年ね、黄金週間にはキッチョム兄さんの家から一杯、親戚の人が
おみやげ持って、この部屋のロープウエイでやってきてたニダ。
でも、今年は誰も着てくれないニダ。
チョゴリ、ずっと待っているのに(泣)」
549 :
ab-pro:02/07/16 23:45 ID:7Vcn05oO
泣きじゃくるチョゴリちゃんを何とかあやしつつ、テラスのロープウエ
イ係の人に事情を聞いてみるニホンちゃん。
「ああ、キッチョム家のロープウエイは、今年の四月から運休なんです
よ。
町内のロープウエイ管理組合が、前からキッチョム家のロープウエイ、
古くて騒音が酷いので改善要求していたんですけど、全然改善してくれな
いので、日ノ本家でも騒音問題が解決されない限り、キッチョム家のロー
プウェイの乗り入れを禁止したんです」
その内容にどこか奇妙に納得するニホンちゃん。
気が付けば泣き疲れたチョゴリちゃんは、ニホンちゃんに抱かれて眠っ
てしまっていました。
その健やかな寝顔を眺めながら、チョゴリちゃんが起きたら思いっきり
遊んであげようと思うニホンちゃんでした。
終わり
550 :
ab-pro:02/07/16 23:52 ID:7Vcn05oO
後書き
どうも、初書き込みです。
書いている途中で、ギャグネタにすれば良かったと後悔ししてしまいま
した。つたない文章で申し訳ありません。
ニュースソース
http://www.aerospace777.com/bn/2002_2/20020422.htm 松茸便とともに、ゴールデンウイークには北から観光客(!)が例年
名古屋に着ていたそうですが、今年は上記の通りで直行便は無かったとか。
ただ、今年はロシア経由で着ていたそうで。
まだ、MIG-15が飛んでいる国ですから、名古屋での航空事故の危険性が
減って良かったと言うところでしょうか。
ちなみに、特別警備員=公安です。
551 :
545:02/07/17 05:23 ID:9KaO9v0v
>>550 乙カレー
しかし一日でなんでここまで下がる?ageるほどじゃないとは思うけど・・・
552 :
名無しさん:02/07/17 12:27 ID:2lcvdPtm
世界で一等電波な新聞
ニホン「うえーんひどいよ」
なにやら新聞の前でないているニホンちゃんとケンカしているアサヒちゃんとカンコ君がいます。
アサヒ「私のが本物!カンコ!ぱくんじゃないわよ!」
カンコ「ウリが書いたんだからウリジナルニダ、アサヒには謝罪と賠償を・・・」
アメリー「まてまてどうしたんだ。」
ニホン「アサヒちゃんとカンコ君がこんな酷い記事を書いたんだよ。ウワーン」
アサヒ「カンコが記事をぱくったのよ。なーに考えてんのかしら。まあ私の記事は
真似しても気品が違うから分かるでしょうけどね」
カンコ君は顔をキムチ色にして謝罪賠償ニダニダケンチャナヨ(略
うるさいのでカットします。
553 :
名無しさん:02/07/17 12:27 ID:2lcvdPtm
アメリー「えっと何々、キッチョム君は最低です。でもニホンちゃんはもっと最低です。
・・・なんじゃこりゃ、引越しセンターのCMをぱくったような題名は。こんなんで泣くなよ・・
ふむふむ・・キッチョムの家は地上の楽園・・・!?キッチョムは最高の同朋・・・・!?」
アメリー君はピクッと痙攣し顔を硬直した笑いを浮かべながらアサヒちゃんに聞きました。
アメリー「この記事を書いたのはだぁれ?」
カンコ「ウリニダ!」
アサヒ「あたし。」
家にて・・
アサヒ「ニホンちゃんは好きです。でもアメリー君はもっと好きです。
ニホンちゃんは好きです。でもアメリー君はもっと好きです。ニホンちゃんは好きです。でもアメリー君はもっと好きです。
・・・・・・・・・・・・」
ニホン「うえーん。アサヒちゃんが壊れちゃったよぅ・・」
カンコ「アメリーマンセー ドドンガドン!アメリーマンセー ドンドンガドン!」
オモニ「なに!?アメリーマンセーだと!?カンコうちはチュウゴ君オンリーだ!
そんな子にゃぁ恨みの鉄槌をしる」
ボカスカ
カンコ「アメリーマンセー」
ボカスカ
カンコ「アメリー・
ボカスカ
カンコ「あ
ボカスカ
カンコ「アイゴーーーー」
ボカスカ
次の日焼却炉で何かを燃やす人がいました。
チュウゴ「セーフ」
<チョゴリちゃんの弁明>part1
皆さんは覚えておいででしょうか?カンコ君にはニホンちゃんと仲のいいチョゴリちゃんという妹がいることを。
彼女はウリナラマンセーのカンコ家の中で唯一の良識人でもあります。
そんなチョゴリちゃんは常々カンコ家の日の本家に対する常軌を逸脱したキティな言動に反感を持っていました。
「ウチが生き残るためにはアジア地区でニホンお姉ちゃん達や東南ブロックの家と連携するべきニダ。
それなのにあのバカ兄を初めとしてウチの家族はご近所迷惑になるようなことばかりしているニダ」
そんなチョゴリちゃんはある時お家の歴史を調べてみようと思い立ちました。
「はぁ」
「ふぅ」
「まったくもう」
「相変わらずニダ」
「何考えてるニダ」
チョゴリちゃんが調べれば調べるほど溜息が出るばかりです。
「お家の改革をしようとする度にことごとく家人が潰してるニダ、ニッテイさんもよくこんな家を吸収合併する気になったニダ。
って業務提携したときのウチ担当のヒロブミさんをアンジューコンがボコボコにしてヒロブミさんが入院して勢力を失って合併に至ってるニダ。
ウチもよくこんな自爆バカを讃えられるニダ」
別の資料をめくるとまた溜息を付きながら
「それにしても見事なまでの情勢音痴ニダ。昔っから全っ然変わってないニダね。
この前のシューキュー大会でも町内中の顰蹙を買っていたのにカンコお兄ちゃんは全然気付いてなかったニダ」
とぼやきました。
「そうニダ、せっかくここまで調べたニダ。これを本にまとめるニダ」
かくしてチョゴリちゃんは調べた結果をまとめた本を作り始めました。
「出来たニダ」
演出上の都合によりあっという間に時間が過ぎた気もしますが気にしてはいけません。
「タイトルは『チンイルパのための弁明』にするニダ。ウチの人もこれを読んで少しはまともになってくれると良いニダ」
かくしてチョゴリちゃんの「チンイルパのための弁明」が出版されたのでした。
<チョゴリちゃんの弁明>part2
そして・・・・
「チョゴリ!!!!!!!!!!!!!」
キムティ色の顔で突っ込んでくるのはお馴染みウリナラキティカンコ君です。
その手には例の本が握られています。
「何ニダ?この出鱈目な本は!!!!!!!!!!!!!」
「出鱈目じゃないニダ、全て事実ニダ」
「やかましいニダ!!、ウリナラは日の本家に搾取されたニダ!!。ニッテイに酷いことをされたニダ!!!!!!!」
「ニッテイさんは搾取なんてしてないニダ。ウリナラを吸収合併して良いこともたくさんしてくれたニダ」
「アンジューコンは憎きヒロブミをボコボコにした英雄ニダ!!。バカとはどういう事ニダ!!!!!!!!!」
「ヒロブミさんはウチを吸収合併する気なんて無かったニダ、
アンジューコンが乱暴なことをしたからヒロブミさんが入院して反合併派が合併派の意見を抑えきれなくなったニダ」
「メイセイコーゴーを貶すとは何事ニダ!!彼女は英雄ニダ!!!」
「どこがニダ。ただでさえ苦しい当時の我が家の財政を自分のために使いたい放題に流用した揚げ句、
自己保身のためにはチューゴ家やロシアノビッチ家にも簡単にすり寄る毒婦だったニダ」
「とにかく!!!!!!!!チョゴリはハ・ン・セ・イ・シ・ル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言ってカンコ君はチョゴリちゃんを引っ張っていきました。
「何するニダ!」
「お前のような悪い子は反省室にぶち込むニダ」
「そんなことをしたらウリは日の本家に養子に入るニダ」
と、チョゴリちゃんは暴れます。
「反省室は勘弁してやるニダ。しかしお前は外出禁止ニダ、この本も簡単に読めないようにビニールに包んでしまうニダ」
「それがいみじくも自由主義陣営の我が家がやる事ニカ!!」
「黙るニダ、反省室に入れられないだけ有りがたく思うニダ」
<チョゴリちゃんの弁明>part3
外出禁止を言い渡されたチョゴリちゃん、憤慨して自室にこもっています。
と、電話が鳴りました
「はい、もしもしチョゴリニダ」
「あ、チョゴリちゃん?わたしさくらだけど」
「ニホンお姉ちゃん。どうしたニダ?」
「うん、あのね。チョゴリちゃんが書いた本を読んだんだけど」
「読んでくれたニカ?それは嬉しいニダ」
「とってもよく調べてあると思うよ、でもちょっと間違いがあったな。あ、それでその間違いを直した本をウチで出版したいんだけどどうかな?」
「本当ニダ?是非お願いしたいニダ」
「で、出版の時にウチで挨拶して欲しいんだけど」
「残念だけどそれは無理ニダ、ウリはこの本を書いたことで外出禁止を言い渡されているニダ」
「え?なんで?そんな問題のある本にはとても・・・・」
「それがウチニダ」
「そう、じゃあ外出禁止が解けたら遊びに来てね」
「是非行かせてもらうニダ」
「じゃあ」
「うん、バイバイニダ」
カチャリ
受話器を置くニホンちゃん。
「はぁ、カンコ君のお家は相変わらずなのね」
と溜息を漏らしました
<おしまい>
557 :
名無しのゴンベ ◆TWFgpxs. :02/07/17 21:19 ID:C4jzGYMe
チョゴリちゃんの弁明 解説
今話題の「親日派のための弁明」の日本語版の出版に至るまでが元ネタです
論理的反論をするチョゴリちゃんを感情論で反省室(刑務所)にぶち込もうとしたり
外出禁止(出国禁止)にしたりとネタ的には大変美味しい本ですねー
流石にエロ本指定は彼女たちの年齢上控えてておきました
558 :
美味:02/07/17 23:07 ID:9X7K0999
あの本もだいぶ電波というかカンコックらしき風を感じる。
その辺もまた(゚д゚)ウマー
559 :
reg:02/07/17 23:20 ID:CbE52HWs
ニホンちゃんはショックでした。
初めて自分で作ったラジコン飛行機が墜落してしまったのです。
ニホンちゃんはついこのあいだペットボトルロケットも
うまく打ち上げることができなかったのです。
最近クラスのみんなからも
「失敗多くなったよねー」
といわれるようになってしまいました。
それを見たカンコ君
「やはりチョパーリはその程度ニダ!ウリナラのほうがすごいニダ!ウリナラマンセーーーーー!!」
カンコ君は最近やっと紙飛行機が作れるようになったばかりです。
>>559 初期のニホンちゃんみたいでイイ(・∀・)!
561 :
シューキュー大会 総集編(その1):02/07/18 00:18 ID:rY7tFo2v
アジア町で 初めて シューキュー大会が開かれました〜
色々あったけど(お金とか)
カンコ君の家と ニホンちゃんの家で する事になったのね
で それで 今まで 色々あったけど(お金とか)
一緒にするから
カンコ君 「ウリもニホンの事 応援するから ウリの事 応援するニダ〜」
ニホンちゃん「うん わかった」
と言うふうに なりました〜
事シューキューになると 人格が変わって 暴れまわるエリザベスちゃんを手なずけたり
マカロニーノ君の自尊心を くすぐる 黄色い声で 魅了したりとか
オール レンジ接待で 大変な ニホンちゃん
一方 カンコ君は 既に周りが見えなくなって
お客さん達を ナイガシロ!!
でも カンコ君は 自分が勝っているので 全然 問題なしです。
そして ニホンちゃんと カンコ君は 周りの予想に 反して予選突破!!
わーい
(でも 予選で ポルとガル君は 腕を ニ本ともヘシ折られてた・・・)
(でもでも シューキューは危険な スポーツ そんな事もあるよね?・・・)
562 :
シューキュー大会 総集編(その2):02/07/18 00:19 ID:rY7tFo2v
ニホンちゃんと カンコ君は めでたく 予選突破!!
しかし ニホンちゃんは 力及ばず トル子ちゃんに負けてしまいました。
がっかりすると 同時に トル子ちゃん カンコ君には
がんばって欲しいと 心から願いました。
一方 カンコ君は 強豪 マカロニーノ君!!
普通にやったら 逆立ちして ムーンサルトを決めても
絶対勝てない相手です。
カンコ君が 接待する 他の人達の試合では ガラガラだったのに
カンコ君の出る試合は 親族総出で
スタジアムは 真っ赤かで 目がチカチカします。
たまに 赤い ビームがマカロニーノ君を 直撃したけど
たぶん 気のせい 気のせい
そうこうしてると あ〜 いきなりPK!!
カンコ君の レッドタイガーショットは 唸りを上げ
ゴールする 予定でしたが 何故か マカロニーノ君にあっさり 止められました。
一瞬 メッキが 剥がれ掛けましたが
563 :
シューキュー大会 総集編(その2の1):02/07/18 00:21 ID:rY7tFo2v
カンコ君 「ウリは勝つ為なら 何しても 良いニダ〜」
と叫びながら テコンドー炸裂 マカロニーノ君は あっという間に ボロ雑巾に・・・
いつもなら ニホンちゃんにしか適応されない オプションだったのですが
今回の カンコ君は 何でもあり みたいでした。
そして ついに マカロニーノ君は 足をヘシ折られ
カンコ君が 勝ちました。
一緒にしているので 応援しない訳には いかない ニホンちゃんは複雑な心境でしたが
ニホンちゃん 「お おめでとう カンコ君・・・」
カンコ君 「そうニダ!! ウリは勝ったニダァァァ」(買収で)
カンコ君は ニホンちゃんに 誉められて 有頂天
かつて これほどまでに カンコ君が 鈍く輝き(結構ある)
これほどまでに 皆にに注目された事は あったでしょうか?(あんまり無い)
もう誰にも ウリナラ・マンセーブースターを装着した 彼を止められません。
α宇宙域に 飛んで逝きそうな 勢いです。
てか 飛んでいって欲しいとは 口が裂けても言えない ニホンちゃん
564 :
シューキュー大会 総集編(その3):02/07/18 00:22 ID:rY7tFo2v
続く フラメンコ先生戦は 凄まじい試合でした。
もう 目から 光線を出し キッチョム君から貰った
テポドンを 発射しながら キムチの津波の様に攻める カンコ君
相手が点を 取っても モンジュバリアーに 跳ね返されます。
やりたい放題の カンコ君
皆が 呆然と 見る中
カンコ君は フラメンコ先生のスカートを ひっぺ返し 勝ちました。
カンコ君 「ウリは ウリは 今、輝いているニダ・・・」
カンコ君の目は 紅く紅く輝いていました。
もう 人間じゃないかも・・・ と ニホンちゃんは思いました。
565 :
シューキュー大会 総集編(その4の1):02/07/18 00:23 ID:rY7tFo2v
(人物紹介)
ニィーチャン ・・・ 生まれたばかりのニホンちゃんの 弟
ニホンちゃん一族には 近年 珍しい戦闘タイプ
趣味は 塀に落書きする事
566 :
シューキュー大会 総集編(その4の2):02/07/18 00:24 ID:rY7tFo2v
そんな折 カンコ君を 非難する声が上がりました。
生まれたばかりの ニィーチャンです。
カンコ君の家の 塀に いっぱい 悪口を書きました。
しかし 赤ん坊なので 流石のカンコ君も 怒れない模様
さらに 以外な所からも
チューゴ君です。 あまりにも 酷い内容に
いつもなら クールに流す 彼も 正面きって 悪口を言います。
それに 続くように 当然 マカロニーノ君 タイワンちゃんも
ボロクソに 塀に悪口を 書き 四面楚歌の カンコ君
いつもなら ニホンちゃんに
「 ニホンちゃんのせいだ!! 謝罪ニダ 」という最終兵器は
今回 表面上は 応援している ニホンちゃんには取れない オプションです。
新たに加わった オプション買収も もうお金がありません。
カンコ君は 電磁波の出力を 上げて 乗り切る事に・・・
(これを 使うと 建物が 自然倒壊するのですが )
(そんな 事は 言ってられません。 )
567 :
シューキュー大会 総集編(その5):02/07/18 00:25 ID:rY7tFo2v
しかし とうとう、カンコ君の夢は ゲルマンスキー君に 粉砕されました。
怒った 大会委員から 買収した審判を つかわしてもらえなかったからです。
周りがあっけに取られるほど あっさり そして 実力通り負けました。
カンコ君 「アイゴォォ・・・ ウリの夢は 終ったニダ・・・」
ニホンちゃんだけが 慰めました。
続く 3位決定戦は もはや
買収パワーの無くなったカンコ君は ぶちスライムぐらいのLVしかありません。
開始 11秒で トル子ちゃんに イオナズンを食らい
買収審判を 呼ぶ間もなく やられてしまいました。
カンコ君の 短い真夏の夢は 終りました。
そして ニンニクの匂いだけが そこに残りました。
568 :
シューキュー大会 総集編(その6):02/07/18 00:26 ID:rY7tFo2v
カンコ君は がんばりました。 (主に買収)
カンコ君は WCアジア町 初4位の栄冠です。(実力じゃないけど)
カンコ君は 皆に誉めてもらえるはずでした。(計画では)
カンコ君は 皆から 今も責められています。
理解不能な この出来事に ただ ただ 立ち尽くすカンコ君
いつもなら ニホンちゃんに 難癖つけて
バイバイキーンのパターンに 持って行きたいのですが
ポルとガル マカロニーノ フラメンコ先生 チューゴ君 タイワンちゃんが
それ以上の 出力で 攻撃してくるので ニホンちゃんを
攻撃してる場合では ありませんでした。(理由もないし)
カンコ君の家の塀は 悪口で 真っ黒・・・
カンコ君 「ウリの・・ ウリの・・この気持ちは どこに逝くニダ・・」
569 :
シューキュー大会 総集編(その7):02/07/18 00:28 ID:rY7tFo2v
そんな カンコ君が 絶望と失望に苛まれ
新たな生贄を 求め さ迷っていると
ニホンちゃんの家の塀に落書きをしている ニィーチャンを発見!!
カンコ君「赤ん坊なら 勝てるニダ・・・」
捏造歴史フィクション攻撃で 落書き合戦を挑む カンコ君
しかし 戦闘タイプのナメック星人の 10倍強い(当社比)
赤ん坊の ニィーチャンに ボコボコニ 論破ルームされる カンコ君
カンコ君は 泣きました・・・
赤ん坊に負けたから 泣いたのではないです・・・
カンコ君は ふと 4年後を 思って泣いたののです・・・
カンコ君 「ニンニクエキスが 今日はやけに 染みるニダ・・・」
逝け カンコ君
負けるな カンコ君
買収しないで カンコ君
四年後 再び カンコ君は 皆に注目されるよ!!
だけど 四年後は 全世界が 敵だけど・・・
追伸
思い出を ありがとう カンコ君 そして お金を返してください。
From ニホンちゃん
570 :
:02/07/18 01:35 ID:Yy9wEfod
カンコ家の対ニホン家債務は返って来た例がありません。
4年後の前にアジア大会が韓国であります。
何処まではっちゃけてくれるか楽しみです。
571 :
&:02/07/18 02:33 ID:2F2I/ec9
「貸し借りあれこれ・1」
シュウキュウ大会が終わったあと、
参加者たちはカードの交換をしました。
これはシュウキュウに限らず他のカードゲームでも
よくあることなのですが、
自分のカードを他の人に貸してあげて、LVアップしてもらったり、
強いカードを交換で貸し合ったりするのが一般的です。
ニホンちゃんの有名どころではシュウキュウの「ナカタ・カード」を
マカロニーノ君に、ベースボールでは「イチロー・カード」をアメリー君に
貸してあげていて、なかなか奮戦しているようです。
先日のシュウキュウ大会のように直接対決の時や
大きな大会の時はお互い元の持ち主に
返す約束になっていますが、一旦相手の手札に入ってしまうと約束の期間が
来るまでは使い方は基本的に手札の持ち主次第。
組み合わせでは予備のカードとして使用されないこともままあるようです。
それでも貸し借りが頻繁にあるのはカードに“箔”がつく、
ということもありますが、やはりお互いの健闘を称え合うスポーツマンシップの
意味合いもあるようなのです。
572 :
&:02/07/18 02:45 ID:2F2I/ec9
「貸し借りあれこれ・2」
そんな中、誰あろういつもの彼が騒いでいます。
「どうしてニダ! なじぇウリの“アンジョンパン・カード”を
使わないニダか!?」
「どうしてって僕の勝手だよ。そういう約束だろう?」
ムッとしながらも顔を真っ赤にして詰め寄るカンコ君相手に
椅子に座って答えるのはマカロニーノ君。
今日はマフィアのようにキマっています。
「それならウリにカードを返すニダ! もうマカロニーノになんか
貸してやらないニダ!」
「いやだね」
あっさり言い返すマカロニーノ君。それを聞いたカンコ君は
それこそ末期のキムチのようにどす黒く顔を染めてしまいます。
「約束の期間が終わるまで、これは僕のカードの1枚だ。
今更な事を言われても困るよ」
先日の大会でアンジョンパン・カードを片手にカンコ君は
マカロニーノ君を散々に侮辱しました。
曰く
「マカロニーノの手札ではウリを止められないニダ」
曰く
「マカロニーノの手札はもう終わりニダ」
これには比較的温厚なマカロニーノ君も怒り出しました。
573 :
&:02/07/18 03:00 ID:2F2I/ec9
「貸し借りあれこれ・3」
「もう今度からキミのところからカードを借りないよ!」
言い切ったマカロニーノ君ですが、さすがにそれは
スポーツマンシップの観点からは言い過ぎでした。
もともと試合前から“悪のニホン家の仲間”などとマカロニーノ家を
口撃していたカンコ君は更に逆ギレして手のつけられなくなった
醜態を見て我に返ったのか、マカロニーノ君も
すぐに「さっきのは言い過ぎだった」と矛を収めようとするのですが
図に乗るのはカンコ家の習い、それにはマカロニーノ君も本気で臍を曲げて
しまったのでした。
それを横目で見ながらニホンちゃんは幾度目かの言葉を呟きます。
「どうして仲良くできないんだろ?」
その手にはフランソワーズちゃんから借りていた「トルシエ・カード」に
変って、新しい司令官カードになるであろう「ジーコ・カード」があるのでした。
しばらく使われない運命となってしまったカードを見ながら
今日もカンコ君の叫びが町内に響きます。
「アイゴォーーー!!」
おわり
574 :
&:02/07/18 03:07 ID:2F2I/ec9
ちょっと古いニュースかもしれませんが
アン・ジョンファンの進退問題をネタにしてみました。
大会参加者の名誉回復が為される事を祈りつつ
575 :
reg:02/07/18 22:27 ID:e9gD4FLd
>>160 ありがとうございます。
元ねたは皆さんも予想がつくと思いますが
超音速機打ち上げ失敗の件です。
576 :
reg:02/07/18 22:29 ID:e9gD4FLd
577 :
:02/07/19 02:18 ID:lmgC5a/Q
ニホンちゃんの家では
「リク・カイ・クウ」
と言う名の三匹の犬が飼われています
三匹とも日頃から厳しい訓練を受けており
大変優秀な人命救助犬なのですが
いつも鎖に繋がれている為、いざと言う時が来ても動く事が出来ず
実際のところなんの役にも立っていません
食費などでニホン家の台所を大きく食いつぶしているだけです
サヨックおじさんは、そんな三匹をいつも
「この犬共め!」
と言って罵っています
まあ実際に犬なんだから仕方ないですが・・・
578 :
ab-pro:02/07/19 12:17 ID:0J+gKdLr
「おねだり」
新しもの好きのニホンちゃん。今日もなにやら気になる物を見つけ
たようです。
「ねえ、パパぁ。この新製品のパンフレット見て見てぇ」
はにかみながらの上目遣い、可愛さ全開のニホンちゃんにの登場パ
ターンに、早くもその目的を察知するニホンパパですが、何分このお
ねだり攻撃には弱いパパの事です。早速目尻を下げながらニホンちゃ
んが持ってきたパンフレットを覗き込みます。
「対花火用のレーザー消火器か。もうレーザーなんて実用化された
んだね」
「そうなのよパパ!アメリー君家とシオンちゃん家で共同開発した
んだって。もうシオンちゃんは使ってるんだよ。文字通り光速で花火
を打ち落としちゃうから、今のまで消火器より高性能だよ。
ねえ、買っちゃおうよ!」
ここで必殺の両手を組んでのお願いポーズが炸裂!
パパも最近、タクミンさんが高性能花火を搭載したボートをロシア
ノピッチ家から次々と購入しているのを知っているだけに、思わず食
指が動いてしまいそうになりました。
579 :
ab-pro:02/07/19 12:18 ID:0J+gKdLr
しかし、そこに現れたのが日ノ本家のお財布を預かるニホンママで
す。
いったい何を騒いでいるの?と、問題のパンフレットを取り上げる
と素早くその内容を一読します。
「高性能なのは良いけど、この「使用時に環境汚染物質が出ます」
と言うのは我が家の家風には合わないわね。それに雨の日に使えない
って書いてあるし、シオンちゃんのお家ならともかく家では使えない
わね」
「ええ、だってホーク消火器もだいぶん古くなったし、それにレー
ザーだよレーザー!」
「駄目な物は駄目。新SAM消火器のテスト、アメリー君のお家で
やってきたけど性能はバッチリだったし、それで十分です。
パパも桜には甘すぎますよ」
確かに新SAM消火器の性能は高そうですし、今回は残念ながらニ
ホンちゃんのねだりもここまでのようです。
さて、ニホンちゃんのおねだりの後も1人パンフレットに見入るニ
ホンパパ。
「それにしても、現在アメリーさんの家で開発中の、汚染物質が出
ないボート搭載用のレーザー消火器は・・・、欲しい」
なにげにアジア町一の防犯・防災グッツマニアのニホンパパなので
した。
580 :
:02/07/19 13:08 ID:lVhqT8It
▼ニホンちゃん作者↓
彡川川川憂●國ミ〜
マンガ頭川川/ \|〜 プゥ〜ン / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
‖|‖ ◎---◎|〜 クサイ /本当は優秀なはずの俺が皆からバカにされているのは
川川‖ 3 ヽ〜 <今の日本がサヨクとチョンに汚染されているからだ!
川川 ∴)д(∴)〜 \いつも家に引き篭もっている事が多いから、暇だし、
川川 〜 /〜 カタカタカタ \変化と出会いを求めて靖国神社へ参拝するぞ!
川川‖ニホンたん命 _____ \靖国参拝が待ち遠しいな!本当に楽しみだな!
川川川川___/‖ | | ̄ ̄\ \ \靖国で本当の親友が見付かると良いな!
/ コヴァ \__| 低収入 | ̄ ̄| \英霊の皆さん、愛国者の俺を見守って!
/ \__ウヨク | | |__| \____________
| \ 童貞 |つ |__|__/ / ↑漫画・アニメヲタクでもあるよ
/ アホ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕
581 :
:02/07/19 14:37 ID:VdDSVA9t
▼580作者↓
彡川川川売国奴ミ〜
頭川川/ \|〜 プゥ〜ン / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
‖|‖ ◎---◎|〜 クサイ /本当は優秀なはずの俺が皆からバカにされているのは
川川‖ 3 ヽ〜 <今の日本がウヨクに汚染されているからだ!
川川 ∴)д(∴)〜 \いつも家に引き篭もっている事が多いから、暇だし、
川川 〜 /〜 カタカタカタ \変化と出会いを求めて統一教会へ入会するぞ!
川川‖ツジモト 命 _____ \運命の人に会うのが待ち遠しいな!
川川川川___/‖ | | ̄ ̄\ \ \協会で本当の親友が見付かると良いな!
/ 馬鹿者 \__| 低収入 | ̄ ̄| \親韓の皆さん、サヨクの俺を見守って!
/ \__サヨク | | |__| \____________
| \ 童貞 |つ |__|__/ /
/ アホ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕
>>577 あれ?、例の三兄弟はどうなったのですか?
別名で居たはずですが・・・。
583 :
_:02/07/19 15:03 ID:g8PSPp5d
584 :
:02/07/19 16:10 ID:VdDSVA9t
>>583 ごめんなさい
荒らしに慣れてなかったものでして
585 :
:02/07/19 16:12 ID:NP97N68L
,,.-‐''""""'''ー-.、 ‖ ̄ ̄ ̄ ̄|
,ィ" \ ‖ ● |
/ `、 ‖____|
,i i ‖
r'-=ニ;'_ー-、___,,.ィ‐‐-,,_ __| (つ∈)
| r,i ~`'ー-l;l : : : `l-r'"メ、 / /
ヾ、 `ー‐'": i!_,l_ノ`/ /
| ,:(,..、 ;:|/ / /
| ,,,..;:;:;:;,/ / /
/ ̄ ̄ ̄\ \ `::;;. '"`ニ二ソ //
| 」」」」」」」」」) _ > ゙゙:`-、;:;:;;;:;:;:;;/_/___( ̄ ̄`´ ̄ ̄) )))川川(((
|(6ー●-●|ノ / ̄ ̄ ̄ ̄\(::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/(三三◎三三)(三三三三三)
|:::|ヽ .> | 彡彡ノ((((^^)))))|::/ ノ ー|ミ _ _ ミ(6 ー□-□-|)
|ミ (=)/ 彡ミ ーも---も |(6ー[¬]-[ー].|(∴ ` 」´ ∴)|___´ つ )
586 :
:02/07/19 16:19 ID:NP97N68L
キョロキョロ
∧_∧ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
≡(・∀・;≡;・∀・)< どうしよう…こんな所でウンーコがしたくなっちゃったよ…
( ) \__________
人 Y
し(_)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ラッキー
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(* ・∀・)< と思ったらこんなところに便器があるじゃん♪
/, つ \_____________
(_(_, )
ブリブリ 人しし' ∬ もわ〜
∬ (;;:::.:.__.;) ∬ もわ〜
∬ (;;:_:.__〃⌒.),, ママァァァァァァァァ・・・ 臭ぃぃぃぃぃっぃイイ!!!!!!!
(;;;:::.:.. .:;/⌒つ´ д`)つ ←
>>1  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>583 また、作品で煽るタイプの荒らしさんかな?
取り敢えず、決めつけはしないがちと不快っす。
【ニホンちゃん作者群OFF会】
/ ̄ ̄ ̄\
| 」」」」」」」」」) ______( ̄ ̄`´ ̄ ̄) )))川川(((
|(6ー●-●|ノ / ̄ ̄ ̄ ̄\(::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/(三三◎三三)(三三三三三)
|:::|ヽ .> | 彡彡ノ((((^^)))))|::/ ノ ー|ミ _ _ ミ(6 ー□-□-|)
|ミ (=)/ 彡ミ ーも---も |(6ー[¬]-[ー].|(∴ ` 」´ ∴)|___´ つ )
/ ̄ \;;;;;;;;;/ ̄\ミ(6 .( 。。) |/∪ ^^ |/\ ( へ) /|鎖ピ汚| ∀ /↓アホらしい
| | ||ミ (∴ (三)∴) :::: )3 ノ (___)(⊃ |__/|「| ̄[] 轢死教科書
| | 小学館 / ̄ ̄ ̄\,,,,,,,,,,,,,,ノ ̄\__/ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄\.| ̄|⊃ ⊂|\ (腐葬社)
@@@@@@ ( ((((((^))))))´ ̄ ̄ ̄ ̄\(# ノノノノノノノノノ)|___A_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ )
@@@@人@@ .|ミ/ _=_| ノノノノメノナノノ) ノーの-の|ノ川 ノ ー))/))ナ)))ナ)ヽ)
|ミ/ ー◎-◎-)(6ー[¬]-[¬] ノー□-□-|リ(彡ミ)\ つ|ノ川 ー●-●.| ノ ⌒ _ ⌒ |ノ
(6 (O O) )| 、」 |川) ∴)`_´(∴)ゝ彡ミ) | ∀ノノ .| (・・) |( .///) 3 (//)
_|/ ∴ ノ 3 ノ \ (ー)// \___/ ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)/| (三) |)\___/()
(__/\_____ノ_| \___/ |_| | ノ三三三三|/::::::::\___/\ ヽ()
/ (__)) ))| | ニホンたん命| | 腐葬社命(6ノー⊂⊃⊂⊃:::::::::::::石原命::::|/ よしのり命(())
[]__ | | 憂●国ヽ | .| | |彡 ・・ |:::::::::::::::::::::::::::::::::/| )|
|] | |______)_)三三|□|ミ(__)____ノ彡 (ー ノヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/_)_____))
\_.(__)三三三[国]) \::::::::::::::::::/ \:::::::Y::::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三[國])、_/)_/)_\
/(_)\::::::::::::::::::::| ̄ ̄|:::::::|::| ̄ ̄ ̄ ̄|::::|:::(⊃ チョソは市ね ⊂):::::::::::\:::(∴)◎∀◎(∴) \
|秋葉原 ..|:::::::::/:::::/ .|:::::::|::| 正論 .|::::|:::::|________|´)::::::::/⊂) ̄ 嫌韓厨  ̄(つ ̄
|____|;;;;;;/;;;;;/.____|;;;;;;;|;;|____|;;;;|:::/;;;;;;__.へへ__;;;\/;;;;/;;/(~ ̄ ̄ ̄) ̄ ̄~)
(___|)__|) (___)__)(___(;;;;;;;;;;;___||__;;;;;;(__).__)(____)___)
(⌒⌒⌒) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|||ドッカーン! | 欧米の真似して公衆の面前でキスするな!危機管理だ!
_____ | 米兵に尽くせ!それが報国精神だ!平等は共産主義。
/::::::::::::::::::::::::::\〜プーン. | お前チョン?北鮮へ帰れ!誰のおかげで日本があるんだ!
/::::::::::::::::::::憂●國:::\〜プーン | それが外国で通用するか?マスコミはサヨ、受信料は払わん。
|マンガ頭;;;|_|_|_|_|〜プーン.. | 人権は反日思想!日本に人権は不要。弁護士をヤッツケロ!
|;;;;;;;;;;ノ∪ \,) ,,/ ヽ〜 | 俺の学歴を悪くした戦後サヨ教科書ヤメロ!キリスト団体はアカ。
|::( 6∪ ー─◎─◎ )〜 | 教育勅語はイイ!日本軍は全て正しい、民間人の犠牲ゼロ!
|ノ (∵∴ ( o o)∴)〜 .| 徴兵だ!1億奉仕活動義務化!丸刈りにしろ!子供はシネ!
| ∪< ∵∵ 3 ∵> ムッキー! < テロだ!テロだ!明日にもテロが起こるぞ!炭疽菌テロだ!
\ ⌒ ノ______ | 日本に戦争を起こせ!戦争こそ平和だ!氏ね氏ねぇ〜!
\_____/ | | ̄ ̄\ \ \________________________
___/コヴァ ウヨク \ .| 低収入 | ̄ ̄| ↑自分の立場に納得できず社会混乱を望んでいる。
|:::::::/ \___ \| 2ch専用 .|__| (その心は、高学歴、交際男女、高収入への嫉妬。
|:::::::| \____|⊃⊂|__|__/ / 自衛隊には絶対入隊しない。親は学生運動経験者。
|:::::/ アホ 童貞 | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕 彼女いない歴=年齢、失うものは何もない。)
↑【人生の負け組】
思考狭窄・停止! 寡黙・暗い! 妄想癖! ストーカー気質! 臆病! 差別! 嫉妬心!
「日本人として」云々の話で切り出し滅私奉公など自虐的な価値観を押し付ける。それを否定すれば、
ヒステリックに反応し「ブサヨク!」云々のレッテルを貼る。さらに「キチガイ」「電波」「チョン」「キムチ」
「売国奴」など悪口雑言を吐き捨てる。年齢の割に人生経験が乏しい!会話が糞で女が忌避する!
豊かな人生設計、ライフスタイルを知らない糞人間の末路!カルトに洗脳され易い!
ケロンパとヒロヒトが荒らしてた頃のハングル板は
全スレがこの数百倍くらいヒドい状況になっていたので、
古参はこのくらい「良きスレ認定」とか言って珍重したものです。
最近のハングル板は随分と荒らしが減ったので目立ちますがね。
誰でも書き込める以上、良きスレに時々嵐が入るのは仕方ありません。
放置+削除依頼でいいんじゃないでしょうか。
593 :
:02/07/19 21:34 ID:ISf82u3q
なんつーか、どーも俺はこういうことをする奴らの思考回路が理解できん。
もっとも理解する気など微塵もないがな。
気に入らなければ、或いは口惜しければ、作品を作って私たちと同じ土俵に上がればいいのに。
>>577氏のガッツを見習ってほしいな。
まあ、彼(彼女)もジエタイ三兄弟というキャラがある上に、犬が戦闘機の暗喩だって
ことを知らずに書いているようだけど(苦笑
「タイワンちゃん、怒った!」や「トル子ちゃん、怒った!」みたいに、日本を批判する作品だって
あるし、面白ければ受け入れられて賞賛すらされるのにねぇ。
まあ、上二作品は日本そのものより、個人やTV局を批判するものだけど(w
595 :
:02/07/20 03:19 ID:m9ew8lAo
もう沈んでるから言うけどさ、荒らし依頼のつもりかただの天然かは判らないけど、
よりにもよって、某板(さくら、キャラネタにあらず)にニホンちゃんの関連スレを立てたオタンチンがいたんよ。
下手にレスつけたり、こっちに警告すると却ってややこしくなると思ったんで、
あえて放置していたけど、やっぱりこういう結果になっちゃったか。
つーわけなんで、あきらかな荒らしと思われるレスには放置でお願いします>>ALL
596 :
:02/07/20 11:03 ID:Hj9i0GfH
597 :
:02/07/20 12:00 ID:eKNoJseI
>>595 そのスレって以前ここにリンクはられてたスレ?
あそこで綺麗なにほんちゃんのイラスト(壁紙GETしたよ)
598 :
:02/07/20 12:19 ID:0nYBLout
(〜^◇^)<ニホンちゃんの作者どもはアニヲタばかりでキモーイ(キャハハハ
599 :
コリ:02/07/20 14:33 ID:7m8Ie23s
イィ!
600 :
:02/07/20 14:38 ID:RlIvjsgM
600
601 :
:02/07/20 16:12 ID:DN5yc3YT
mannkomannse----------------------------------
----------------------------------------------
----------------------------------------------
----------------------------------------------
----------------------------------------------
602 :
:02/07/20 16:19 ID:DN5yc3YT
三三三三ミ 〜
|/ \ 川 〜
├◎─◎─|| 〜 ああ、悪かったよ。
∫ ( #)ε( # 川 〜
-V \ /
│ |/ ̄ ̄ \
し/ │|
( ||
603 :
新垣利信:02/07/20 20:01 ID:GE5BwX80
ここのウヨ坊は一日中マンコのことしか考えてないんだろ(ワラ
馬鹿だからな(ワラ
604 :
新垣利信:02/07/20 20:02 ID:GE5BwX80
彡川川川憂●國ミ〜
マンガ頭川川/ \|〜 プゥ〜ン
‖|‖ ◎---◎|〜 クサイ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
川川‖ 3 ヽ〜 <左翼はしね、と
川川 ∴)д(∴)〜 \____________
川川 〜 /〜 カタカタカタ
川川‖ニホンたん命 _____
川川川川___/‖ | | ̄ ̄\ \
/ コヴァ \__| 低収入 | ̄ ̄|
/ \__ウヨク | | |__|
| \ 童貞 |つ |__|__/ /
/ アホ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕
605 :
新垣利信:02/07/20 20:04 ID:GE5BwX80
/ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( 人____)< きょうのニホンたんはどんな話かなぁ?
|./ ー◎-◎-) \______________
(6 (_ _) )
| .∴ ノ 3 ノ
ゝ ノ
606 :
名無しのゴンベ ◆TWFgpxs. :02/07/20 20:05 ID:9z6OVRTR
<カンコ家からきた人>
地球町ではそのお家の習慣や文化を学ぶために他のお家にお世話になると言うことをよくやっています
ニホンちゃんのお家でも有名な作家のソーセキさんやオーガイさんがユーロ班のお家にお世話になったりしていました。
さて、今ニホンちゃんのお家の島根の間にカンコ家のヒジュンさんが来ています。
ちょっと覗いてみましょう
「ニホンのウチの連中は全然喧嘩しないニダ。自尊心がないニダ」
「ちょっとトラブルがあったら謝ってばかりニダ、気に障ったら罵倒するべきニダ」
・・・・・・・・・・・・・
いきなり大電波飛ばしてますね。
自尊心がないのではなく意見の食い違いは相手と冷静に議論をして理性的に解決するのを良しとするのがニホン家の家風なのです。
また、ニホン家では些細なトラブルで喧嘩をするのは自尊心があるのではなく単に野蛮で独善的な行為とみなされます。
何しろショートクタイシの昔より「和を持って尊しと成す」を実践してきた家風は伊達ではありませんからね。
「例え嘘でも大声で張り上げれば真実になる」が家風のカンコ家とは決定的に違います。
また、ヒジュンさんは
「どうしてウリに従わないニダ?ウリは年上ニダ。年下は年上に従うニダ」
と言って毎食カンコ家風の匂いのきついキムチを全員に食べさせようとします。
ニホン家の中でも特にあっさりとしたダシを好む西側に住んでいる人にとってはたまった物ではありません。
当然みんなヒジュンさんの戯言を無視しています。
みんなが全然従わないのでヒジュンさんは怒ってゴミ箱に八つ当たり。
ニホンちゃんは呆れ顔です。
「カンコ君のお家の人ってどうしてみんなこうなんだろう・・・・」
深い溜息を漏らすニホンちゃんでした。
<おわり>
607 :
:02/07/20 20:07 ID:sCcKF28x
_,‐―‐、,---、
/ ヾ \
/ 憂●國\ ヽ
| | ///.ノ | | | |\、|
i' .| | -=・=| ト=・= |.||| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | 'ー―‐,! '――' .|| <どうも、ニホンちゃんです
| | .| (_^_) | | \_______________
.| ト、 =⇒ /| ||
| i ゝ\ /| | ||
//∧| |~`ー‐/ | | | |
| __/|
| | | \_ _,
| \_|__|_|、__|つ
| \____|つ
| | |
| |
608 :
名無し:02/07/20 20:46 ID:qeGRld7z
世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
609 :
595:02/07/20 21:04 ID:A2oogukW
>>597 それは別の板だよ。
こんだけ荒らされてちゃ、伏せとく意味もないんで書くけど、595で某板と書いたのは思想板のこと。
610 :
:02/07/20 22:17 ID:DN5yc3YT
_,‐―‐、,---、
/ ヾ \
/ 憂●國\ ヽ
| | ///.ノ | | | |\、|
i' .| | -=・=| ト=・= |.||| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | 'ー―‐,! '――' .|| <どうも、ニホンちゃんです
| | .| (_^_) | | \_______________
.| ト、 =⇒ /| ||
| i ゝ\ /| | ||
//∧| |~`ー‐/ | | | |
| __/|
| | | \_ _,
| \_|__|_|、__|つ
| \____|つ
| | |
| |
611 :
ab-pro:02/07/20 22:32 ID:g8qqya0x
君が駆けつけてみると、確かにキッチョム君が浮かれた調子で何かや紙吹
雪を辺りにまき散らして踊っています。
その紙切れを一枚拾い、仰天するカンコ君。
「何やっているニダか?・・・これはキッチョム・ウォン札ニダ!」
「おお、カンコ。いよいよウリも抜本的な経済改革に乗り出したニダ!!
従業員への配給制を全廃して、配給品分の賃金を支払うことにしたニダ。
ウリナラはこれから資本主義を取り入れて奇跡の経済成長を成し遂げるか
ら、カンコも大いに先行投資するニダ!」
「それは良いことニダ!それで、いつから始めるニダか?そういうこと
なら手伝うニダ!」
「何を言っているニダ?もう七月に入ってから始めているニダ。ウリナ
ラのアイディアの前に準備など必要ないニダ!」
そういって思いっきり胸を張るキッチョム君に、一瞬にして凍り付くカン
コ君。一様この前の経済危機で資本主義のことに造形を深めた(はず)だけ
に瞬時に、先の事が予想できたのですが、キッチョム君はお構いなしに話を
進めます。
「従業員に配給する大量の食料なんてとても作れないニダよ。でもお札
(紙切れ)ならいくらでも作れるニダ!
ウリはなんでこんな簡単な事に気づかなかったんだ?
でもこれで万々歳ニダ。ウリナラマンセー!!」
そういってさっさと自分の部屋に戻っていくキッチョム君。
そして残された氷の彫像・カンコ君の頭の中では・・・
「商品がない+お金だけは一杯=スーパーインフレ→とどめのの経済崩壊」
と言う明確なビジョンが繰り返されているのでした。
「・・・アイーゴ!!」
カンコ君にしては珍しく、同情を誘う悲鳴でした。
612 :
訂正版<(_ _)>:02/07/20 22:41 ID:g8qqya0x
「経済改革ニダ!」
キッチョム君の様子がどうも変だと言うので、板門店の間にカンコ君が
駆けつけてみると、確かにキッチョム君が浮かれた調子で何かや紙吹雪を
辺りにまき散らして踊っています。
その紙切れを一枚拾い、仰天するカンコ君。
「何やっているニダか?・・・これはキッチョム・ウォン札ニダ!」
「おお、カンコ。いよいよウリも抜本的な経済改革に乗り出したニダ!!
従業員への配給制を全廃して、配給品分の賃金を支払うことにしたニダ。
ウリナラはこれから資本主義を取り入れて奇跡の経済成長を成し遂げるか
ら、カンコも大いに先行投資するニダ!」
「それは良いことニダ!それで、いつから始めるニダか?そういうこと
なら手伝うニダ!」
「何を言っているニダ?もう七月に入ってから始めているニダ。ウリナ
ラのアイディアの前に準備など必要ないニダ!」
そういって思いっきり胸を張るキッチョム君に、一瞬にして凍り付くカン
コ君。一様この前の経済危機で資本主義のことに造形を深めた(はず)だけ
に瞬時に、先の事が予想できたのですが、キッチョム君はお構いなしに話を
進めます。
「従業員に配給する大量の食料なんてとても作れないニダよ。でもお札
(紙切れ)ならいくらでも作れるニダ!
ウリはなんでこんな簡単な事に気づかなかったんだ?
でもこれで万々歳ニダ。ウリナラマンセー!!」
そういってさっさと自分の部屋に戻っていくキッチョム君。
そして残された氷の彫像・カンコ君の頭の中では・・・
「商品がない+お金だけは一杯=スーパーインフレ→とどめのの経済崩壊」
と言う明確なビジョンが繰り返されているのでした。
「・・・アイーゴ!!」
カンコ君にしては珍しく、同情を誘う悲鳴でした。
613 :
JY:02/07/21 02:18 ID:fXo14yiq
・・・この世界のどこかに「作家さんの部屋」を開設しました。
・・・知ってる人だけきてください。
・・・アドレスしってても人に教えないでね〜。
614 :
:02/07/21 10:11 ID:sQiWGrhj
スレがこんなになっちゃって大変だと思うけど、新作楽しみにしています。
作家さん、頑張ってください。
615 :
:02/07/21 12:17 ID:RKG188gP
↓作者
.__________
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|| / ̄ ̄ ̄ ̄\ . | / ̄ ̄ ̄ ̄\
|| ( 人____) | ( )
|| |ミ/ ー◎-◎-)| (ヽミ |
|| (6 ゜(_ _) )|. ( 6) |
|| __| ∴ ノ 3 )| (∴ \____ノ_
|| (_/.\_____ノ | >--(っ___□__)
|| / ( )) ))ヽ| ( )) |三| ヾ
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(_)\|三三三三三|
(:::::::::::::::::::::y:::::::::ノ)\
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「オージー君とニホンちゃんの出会い」
少し昔のお話をしましょう。
オージー君が、ニホンちゃんを知る前の話です。
地球町の南のはずれで大農場を経営しているオージー家。
オージー君もキャンベラちゃんも、牛や羊の世話で大忙し。
ある日のことでした。キャンベラちゃんがトラクターのメンテナンスをしていると、「メルボルンの門」の方に牛車が泊まっていました。
慌てて顔を上げ、門の方に行くと、牛車から黒髪の少女が降りてきました。
「あの・・・どちら様ダスか?」
「はい・・・私は・・・あの・・・ええと・・・」
少女は、うつむいたまま曖昧な返事しかしません。
するとそこへ、来客の知らせを聞いたオージー君がやってきました。
「どうしたダスかキャンベラ」
「この子、名前を聞いてるのにうつむいちゃってちゃんと答えてくれないんダス」
オージー君は顔をのぞき込み、合点しました。
「ああ、この子は、最近隣のクラスに転校してきたアジア町の子ダス。確か名前が・・・。」
「えっと・・・ニホン。 日ノ本さくらです。」
黒髪の少女は答えました。
「そうそう。で、ニホンちゃんがこんなところになんのようダスか?」
「ええ・・・はい・・・ええとその・・・」
「何なんダスか、はっきりしないなあ・・・」
「何やってるんだよ姉さん、早く言わないと日が暮れちゃうじゃないか」
突然、牛車の窓から同じく黒髪の少年が顔を出しました。
「ああ、うちの姉がすいません。僕はウヨ、日ノ本武士というものでして、今回おじゃましたのは・・・」
ウヨ君が牛車から飛び降り、流暢に話していますと、
「あの・・・」
ウヨ君の言葉を遮って、ニホンちゃんが話し始めました。
「私・・・最近・・・転校していたばかりで・・・うまくしゃべれないんですけど・・・
早く・・・ほかの家の人と・・・友達になりたくて・・・近所の家を・・・挨拶して回ってるんですけど・・・
今日は・・・挨拶がてら・・・私たちの芸を見てもらいたくて・・・来ました。」
あまりの口下手ぶりに呆れていた2人でしたが、それでも大事なお客さんです。
「そうダスか。それは遠いところをわざわざありがとうダス。
我が家はこんなだから娯楽がなくて・・・さあさあ上がるダス。」
「はい・・・ありがとうございます・・・」
620 :
KAMON ◆wzJSYC0I :02/07/21 17:16 ID:zF4wT5cI
応接室で、それぞれの家の家訓や仕来り、流行や好みなど話し合っているうちに、夕食時になりました。
「じゃあ、私たちの芸をご披露しますね。」
そういうとニホンちゃんは、席を立って大きな番傘を広げました。
隣でウヨ君が、紙風船やら一升升やらを準備しています。
「取りいだしましたる一升升、うまく回りましたら一生益々福が来る、はい、
回った回った・・・おめでとうございまーす!」
先ほどとはうってかわって活発に喋ってその場を盛り上げるニホンちゃん。
両親は大喜び、オージー兄弟も大満足。
「いやあ面白かったダス。来たときとは別人みたいだったダス。」
「いやぁそれほどでも・・・」
「また来るダスよ。」
「機会があったら・・・」
短い挨拶を交わし、ニホンちゃんを乗せた牛車はオージー邸をあとにしました。
どうも毎度。KAMONです。
今回のネタは、高校生クイズの第1問から。
日本人で初めてオーストラリアに上陸したのは、
12人の曲芸師。
メルボルンを興行して回って、大好評を博して帰国したとか。
くだらぬ荒しが来ているようですが、
良作うpで埋めてしまいませう!
「無駄遣い?」
シューキュー大会が終わってしばらくたったある日。
学校帰りに町内を散歩していたニホンちゃんが、ふと足を止めました。甘いいいにおい。
においがしたほうを振り向くと、ワッフルおじさんが小さな屋台のなかでワッフルを焼いています。今日はパン屋さんの方は誰かにお任せみたいです。
「ワッフルおじさーん!」
ニホンちゃんがパタパタと駆けていきます。
気づいたワッフルおじさんが、ニコニコとニホンちゃんを見つめます。
「おや、ニホンちゃんじゃないか。この間はお疲れ様。楽しませてもらったよ」
そのまましばらく、この間のシューキュー大会の話に花を咲かせます。そうこうしているうちに、ワッフルがきつね色に焼きあがってきました。
「いつ見てもおいしそうなワッフルですね。これ一つもらえますか?」
「はいはい、ちょっと待ってくれよ。もちろんチョコレートはかけるよね?」
もちろん、とうなづくニホンちゃん。ワッフルおじさんのおうちのチョコレートは絶品ですから。
ニホンちゃんがお財布を取り出している間に、ワッフルおじさんはワッフルを二つ包んでニホンちゃんに差し出しました。ちょっと戸惑ったようにニホンちゃんが言います。
「あれ、わたし一つしか頼んでないんですけど……」
ワッフルおじさんは微笑んで、
「うちの息子に、なんかすごいカードを貸してくれたそうじゃないか。一つはそのお礼だよ。もちろんお代は一つ分でいいよ」
「あ……ありがとうございます」
顔をちょっとさくら色にして、ニホンちゃんはお礼を言いながら、小説家の顔が印刷された商品券を取り出そうとしました。
そのときです。
「ウリにもワッフルよこすニダ!チョコはいっぱいかけるニダ!」
キムチ臭をそこはかとなくまき散らしながら、キムチ色のユニフォームをまとった人影。カンコ君登場です。
「いらっしゃい。ワッフルのチョコがけでいいんだね?」
「そうニダ。早くするニダ」
偉そうなカンコ君。脇で見ているニホンちゃんがおろおろしている間に、ワッフルおじさんはワッフルを包み終わりました。一度も笑顔を崩していないところはさすがです。
それをひったくるようにして受け取ったカンコ君、なんとか言うブランド物のお財布から、プラスチックのカードを取り出しました。
「金はカードで払えるニカ?」
「えっ!?何でカンコ君そんなもの持ってるの?」
ニホンちゃんが驚くのも無理はありません。地球町では、子供にはお金を出来るだけ使わせないように、という暗黙のルールがあるからです。理由はもちろん、無駄遣いを避けるためです。
(アメリー君がむかし無駄遣いをしてからそうなりました)
お小遣いは、その家がおのおの商品券を作って渡すようになっています。ただ、その商品券の価値はアメリー君とユーロ町のみんな、そしてニホンちゃんのお小遣いの額によって決まってしまう、ちょっと変なルールです。
そういうわけで、地球町では子供が本当のお金でお買い物をすることはめったにありません。ましてやカードです。大人でもうまく使えなくて一文なしになる人もいるくらいです。
「ニホン、何を驚いているニカ?いまどき商品券やお金を持ち歩くなんてはやらないニダ。ウリもチョゴリも4枚持ってるニダ。アボジは20枚もお持ちになっているニダ」
ニホンちゃん、ちょっと呆然としています。ついこの間もカンコ君は無駄遣いをして、みんなにお灸を据えられたばかりです。もっとも、ニホンちゃんも無駄遣いに関してはあまり大きな顔は出来ないので、口には出しませんでしたが。
調子に乗ったカンコ君、さらに調子にのってしゃべり続けます。
「ウリがいっぱいお金を使えばアボジの給料も増えるニダ。そうなればウリのお小遣いも増えるニダ。今ちょっと前借りしてもケンチャナヨー!アボジももっと金を使えといっているニダ。ウリナラマンセー!」
……それって、この前わたしがした無駄遣いよりひどいよぉ。少なくともわたしはパパ以外からお小遣い借りたこと無いもん……
ニホンちゃんの心の声がカンコ君に届くことはなく、カンコ君はニダニダとサインをして、今度は近くのおもちゃ屋さんに入っていきました。
「やれやれ、元気がありあまってるねぇ。ニホンちゃんも大変だね」
「……慣れてますから」
ちょっと憂鬱そうなニホンちゃん。商品券を出して、おつりのメダルをもらいます。
その場で包みを開けて、ワッフルを一口ほおばりました。
あっという間に笑顔を取り戻したニホンちゃんを、ワッフルおじさんはニコニコと眺めていました。
その頃、アメリー家では。
来月のお小遣いの予定額ががたがたと下がっていく様子を見ながら、アメリー君が真っ青になっていました。
「まずい。花火をいっぱい注文したのに……」
おしまい。
627 :
:02/07/21 23:25 ID:siUexrwJ
age
どうも、かなり前に一つお話を書いた者です。
韓国のカードバブル、鈴木&ワッフル風味といったところで書いてみましたが、
ネタが消化不良かもです……
ワッフルおじさんって本編には登場してましたっけ?
辞典で発見したので登場させて見ましたが…
しかしカンコ君ち大丈夫なのかなぁ……もうニホンちゃんもそんなに余裕ないよ?
629 :
Unknown_J:02/07/22 08:21 ID:ZCduBe2K
>JINROさんへ
地球町の家々は、どこもお小遣い問題は大変ですね。
しかし、ニホン家の金融関連会社がおこなってる宣伝を
見てると、ニホン家も心配ですねぇ。
631 :
バランス オブ パワー その1:02/07/22 10:32 ID:T5VpcIEv
ある日突然、アメリー家の人達が地球町からいなくなってしまいました。
理由はわかりません。原因もわかりません。もしかして夜逃げでもしたのかな?
あるいは、漂流教室状態にでもなってしまったのかな?
ともかく、アメリー家の人達が突然いなくなってしまったことは、ニホンちゃんに危機が訪れることになりました。
「この東亜地区の面倒をよく見ててくれたアメリー家の人達がいなくなってしまった以上、この地区は僕達チュウゴ家が
リーダーシップを取って頑張っていくしかないアル。そこでニホンちゃんには僕を支えて欲しいアル。是非お嫁さんになって欲しいアル。」
「そうニダ! ニホンちゃんは過去を清算する意味でもそうするのが当たり前ニダ!
ついでに無期限ビザも寄こすニダ! うちのカード破産者も助けるニダ!」
チュウゴ君とカンコ君は、アメリー家の人達がいなくなった次の日に、ニホン家に押しかけて来ました。
とんでもない反応の早さです。シナリオは既に出来上がっていたのかもしれないと、ニホンちゃんは密かに心の中で思います。
「え・・・っ、でもっ、そのっ、アメリー君の人達がいなくなったからって、いきなりそんなこと言われても・・・ッ。」
ニホンちゃんはいつもの通り、遠回しに優しく拒否をしました。
しかしチュウゴ君もこの機を逃しません。一気にまくし立てて来ます。
「いいから僕の女になるアル! イッコクニセイドで優しくしてやるアル! そして、ひたすら働いて、夫を助ける良い妻になるアル!」
「ついでにこの義理の弟にも奉仕するニダ! もっと島パンツをよこすニダ!」
「いやあぁーんッ!!」
ジリジリと無表情な顔で迫ってくるチュウゴ君と、ハァハァと興奮しながら迫ってくるカンコ君に、真っ赤な顔をして思わず叫び声をあげるニホンちゃんです。
632 :
バランス オブ パワー その2:02/07/22 10:33 ID:T5VpcIEv
「・・・ク、ククク・・・・・・、クハッ、クハハハハハ・・・・・・・ッ。」
すると突然、誰かを嘲笑するような声があたりに響きます。
「だッ、誰アルかッ!?」
チュウゴ君があたりに向かって叫ぶと、ヌゥ・・・と、ニホン家の玄関から影が浮き上がるように人が現れました。・・・・・・ウヨ君です。
ウヨ君は自らの幼い体躯に似合わず、陰惨な影のような雰囲気を醸し出し、
不気味に口元の片方だけを吊り上げ、クククと冷笑を浮かべて立っています。
「ウ・・・、ウヨ君・・・?」
ニホンちゃんは声をかけますが、いつもと違うウヨ君のダークネスな雰囲気に、三人ともたじろぎます。
「ククク・・・、僕はこういう日が来るのを待ちわびていたんだよ、姉さん・・・。」
ウヨ君は濁った目で三人を見ながら、突然そんなことを言い出します。
「我がニホン家にとって、アメリー家はパートナーでもあったけど、足かせでもあった。しかし・・・、アメリー家がいなくなったということは、
ニホン家がフリーハンドを得たって事にも成るじゃないか・・・。ククク・・・・・・。」
「な・・・、何アルか? チュウゴ家に逆らうつもりなんアルかッ!? ユージホーセーのないニホン家が、我がチュウゴ家にかなうと思うアルかッ!」
ウヨ君は「スン」と鼻で笑います。
「ユージホーセー? なんだそれは? 紙切れに書いてあるあんな文章を、本気でニホン家が欲しがっていたとでも思うのか?」
「な・・・ッ、なにぃッ?」
「『上に天なく、下に地なく、前に敵なく、後ろに主なし』。チュウゴ、これはおまえの国の言葉だ。
国に危機が迫っている時に、いちいち法律書を読みながら軍を進めるものがあろうか?
まして侵略者が目の前にいて、それが自分の管轄内であるのなら、どうして法に従ったりするだろうか?」
「そ、それこそ軍国主義アル! 下克上アル! 関東軍アル! 石原莞爾アル!」
「やかましい! 今現在も侵略が家訓のオマエに言われる筋合いはない!」
633 :
バランス オブ パワー その3:02/07/22 10:35 ID:T5VpcIEv
「うちには花火も沢山あるアルヨ! 花火を持ってないニホン家が我が家に逆らえると思ってるアルかッ!!」
そう揺さぶりをかけてくるチュウゴ君に、ウヨ君は全く動じず、目を閉じて、冷ややかに笑みを浮かべます。
「ククク・・・、ホントに? 本当にニホン家が花火を持っていないとチュウゴ家は思っているのか?」
「何ッ!? ま・・・ッ、まさかオマエ・・・ッ。」
「極秘中の極秘! 我がニホン家は花火を、リュー君のところに隠してあるのさ! しかもアメリー家製の爆裂水系花火弾をな!」
ウヨ君の言い放ったその言葉に、その場のみんなは凍りつきました。
「そッ、それは超犯罪アル! 裏切り行為アル! 国際法違反アルッ!!」
「だから極秘中の極秘なのさ! ニホン家は闇でアメリー家と密約を交わして、
誰にも知られず! 栄々と! ひたすら隠し続けてユージに備えていたのだからな!」
ウヨ君の爆弾発言に、チュウゴ君は目に見えて青ざめた顔を浮かべました。
「言っとくがチュウゴ、どうしても姉さんを無理やり嫁にしようってンなら・・・・・・・・・・、俺は微塵の躊躇もなく、水系花火を使う。」
チュウゴ君はピシッと固まります。
「お・・・ッ、おまえッ! 水系花火を本気で使う気アルか!? 地球町が大火事になってもいいアルかッ!? 地球町が消えてしまうアルヨッ!!」
「フン・・・、ニホン家が消滅した後に、地球町がどうなろうと知ったこっちゃない。・・・・・・・・ 一緒に逝くか?」
恐ろしいことを平然と言ってのけるウヨ君です。あるいは破滅の狂気に酔っているのもしれません。
ニホン家の人間は今でこそ穏和ですが、危機が迫ると、敵に向かって集団自決をも辞さないという、恐ろしい一面を隠し持っています。
現在においても、人生に一度挫折したぐらいで即自殺・即心中という道を選んでしまうあたりが、そういう一面の名残りであるのかもしれません。
634 :
バランス オブ パワー その4:02/07/22 10:36 ID:T5VpcIEv
「く・・・ッ、撤退するアル。ここは痛み分けにしておいてやるアル・・・ッ。」
さすがはどこかの感情バカとは違って、冷徹に利害のみを計算し尽くして行動するチュウゴ君。
ニホン家の花火持ってるよ発言に対して、今ヘタに動くわけにはいきません。
こういう時の彼の判断力と決断力は、素晴らしくもあり、恐ろしくもあります。
でもチュウゴ君のその言葉に、チュウゴ君とウヨ君の激しい論戦にただ呆然としていたカンコ君は、ハッと我に返りました。
「え・・・ええッ!? ちょっと待つニダ! チュウゴ君が手を引いたら、
ウリが一人でニホン家の矢面に立つハメになるニダ! 困るニダ!
ちゃんと最後まで面倒を見て欲しいニダ! ちょ、ちょっと・・・ッ!!」
去ろうとするチュウゴ君を慌ててカンコ君は引き止めようとしますが、チュウゴ君はあっという間にジュウケイの山奥にまで帰ってしまいました。
そして残ったのは、逃げるに逃げられないお隣りさんの、カンコ君です。
カンコ君はいつもチュウゴ君に散々利用された挙句、見捨てられています。しかも半万年間ずっと。
そんなカンコ君がさすがに可哀想に思えてくるニホンちゃんです。
635 :
バランス オブ パワー その5:02/07/22 10:37 ID:T5VpcIEv
「さーてと・・・。散々ニホン家を食い荒らしやがったこの寄生虫はどうしようかな・・・。」
ウヨ君は濁った沼のような目で、カンコ君を見下ろしつつ、ユラユラとカンコ君に近づきます。
「ひぃぃッ!! 許してやるから止めるニダ〜!」
腰が抜けてその場に尻餅をついているカンコ君に対して、ウヨ君はキキキと静かに笑いながら、背中に隠していた日本刀から刀を抜こうとします。すると。
カチャン。
少し白刃が見えたところで、刀を抜こうとするウヨ君の手首を、ニホンちゃんが後ろからそっと掴んで止めました。
「ダメよ。ウヨ君・・・・・・。」
「ね・・・・・・、姉さん・・・・・・。」
ニホンちゃんはウヨ君に諭すように優しく言います。
「チュウゴ家でもカンコ家でも、お花さんや虫さん達が一所懸命、生活しているの。幸せなれるように精一杯、家族を守って生きてるの。
なのにさっきみたいに、『地球町がどうなっても構わない』なんて、酷いことを言ってはダメ。みんなただ、幸せに平和に生きていたいだけなんだよ?
いざとなれば花火で全部燃やしてしまおうだなんて、絶対ダメ。・・・・・・ダメなんだよ、ウヨ君・・・・・・。」
地球町内で唯一、アメリー家が花火の威力を試すためだけに、花火の熱い炎で大火傷を負ったニホンちゃん家にしか分からない気持ちです。
ニホンちゃん家がその気持ちを地球町のみんなに訴えなければ、一体どこの家が訴えてくれるというのでしょうか。
「・・・・・・・・・。 うん・・・・・・、わかったよ姉さん・・・・。」
ニホンちゃんにこうまで言われてしまっては、先程のチュウゴ君に対する発言はさすがに失言だったと、ウヨ君は後悔せざるを得ません。
実はチュウゴ君にハッタリをかましていただけのウヨ君なのですが、それは口に出さないで、ニホンちゃんの言葉を素直に受け入れるウヨ君です。
・・・・・・・・水系花火の有無に関しては、どうもハッタリではなかったらしいけど。
636 :
バランス オブ パワー その6:02/07/22 10:38 ID:T5VpcIEv
「おお〜ッ! ありがとうニダ! 助かったニダ! ニホンちゃんはやっぱり我が家の事大対象に成り得る家ニダ〜! アンニョンハシムニカ〜!!」
やはりカンコ君は節操の欠片もない、属国根性の人のようですが、とりあえず助けてもらって、ニホンちゃんに心から感謝はしているようです。
ニホンちゃんは言いました。
「じゃあ許してあげる。これからは国交を完全に断絶して、お互いに違う歴史を歩みましょうね。
借金は返さなくてもいいから、もうお金をタカリに来ないでね。あと、文化と技術をパクるのももう止めてね。
今度またパクッたり、ニホン文化の起源がウラナラマンセーとか言ったら、マジ殺すからね♪」
ニホンちゃんは今まで貯めこんできた憎悪を深く心に沈めたまま、カンコ君に飛びきりの笑顔を見せて、決別の言葉を言い放ちました。
花火も大嫌いだけど、人として言わなきゃいけない事をカンコ君にもちゃんと言えたニホンちゃんは立派です。
「・・・・・・・・・。ア・・・・・、アァァウィゴォォォォォーッ!!!」
カンコ君はなぜか嘆きの叫びをあげています。・・・・・・あれれ? 変ですね?
カンコ君はニホンちゃんが大嫌いなんだから、国交断絶は嬉しいことなんじゃないのかな。
変なカンコ君♪
カンコ君の人達はみんな自分のことを優秀で最高だって言ってるんだから、
ニホンちゃん達なんかと関わらなくたって、半万年でも一万年でも立派に生きていけるよ、きっと♪
頑張ってね♪
今日の晩ご飯のサンマが、妙においしい、ニホンちゃんとウヨ君でした。
完
637 :
通りすがり:02/07/22 10:39 ID:mdIKsQuw
638 :
:02/07/22 10:58 ID:trcHs++h
このまま思想板の荒らしの手によって廃れるか、避難所に逝って廃れるか・・・・・・。
究極の選択だね。
個人的には、ハン板放棄は手の施しようがなくなった時まで避けて欲しいんだけれども。
>>638 もともと総督府に避難してたんだからそんなに悲観するほどのものでもないよ。
ハン板にニホンちゃんがなかった時期も結構あったしね。
ハン板では荒らしの恐れがありなかなか総督府から帰って来なかった
で、帰ってきてみたら暫くは平和だったけど、現状は荒れてる。
荒らしがあるのなら従来のように総督府と二本立てにした方がいい。
ニホンちゃんは議論のためにやってるわけではないわけだし。
むしろ荒れたところで作者の製作意欲の減退の方が大敵。
いや、総督府に避難していた時期を知っているからこそ悲観しているんだけどね。
三毛さんがデビューしたおかげでいくらかは救われていたけど、
あのころのニホンちゃんは読者無視の駄キャラ乱立ばかりでかなりキツイもんがあった。
公式ページのアクセス数も目に見えて減っていたしね。
今度避難すれば戻ってか来られる可能性が殆ど無いことを考えれば本格的な避難は時期尚早だよ。
まあ、ハン板メインで避難所はあくまでも補助としての役目
(現行の議論用のスレみたいな)なら、構わないとは思うけれども。
出かけなきゃならないんで、これ以上の議論は夜にするよ。
641 :
Unknown_J:02/07/22 20:48 ID:fpBnLHAA
「夏のある日に向かって」Unknown_J
7月も末となれば、本格的な夏が始まります。地球町の学校もバカンスシーズンに突入します。
ニホンちゃん家に、アメリー君、アーリアちゃん、エリザベスちゃん、ニホンちゃんの4人が集まって
ボードゲームをしています。電気で動くゲームは、ニホンちゃん家が有名ですが、電気を使わないゲー
ムを造るのは、アメリー君やアーリアちゃんが得意なのです。今日は、アーリアちゃんが考えて、アメ
リー君が造ったボードゲームをやっています。
「ニホンちゃん、私の麦と貴方の鉄を交換してくださらない」
「んー、麦とレンガだったら、鉄に交換してもいいよ」
「あら、それは酷くありません」
「でも、エリザベスちゃんは鉄港もってるし何かつけてくれないと厳しいよ」
「そうかしら、他の人は持ってないし・・・仕方ないわね」
麦カードにレンガカードをつけて、ニホンちゃんの持ってる鉄カードと交換します。
「それじゃ、麦カード2枚と鉄カード3枚で、町にしますわ。それで、エンドです」
サイコロの入ったケースをアーリアちゃんに渡します。
「んー、それでは騎士のカードを使って・・・」
「ソルジャーだよ、アーリアちゃん」アメリー君が割ってはいります
「ん、なぁアメリー何故、ソルジャーなんだ、やはり騎士の方がカッコイイじゃないか」
「それは、騎士は貴族に繋がるからね、家では流行らないんだよ」
アーリアちゃん家で作ったときのゲームでは、騎士カードというカードがあったのですが、アメリー君
がデザインしたときには、ソルジャーカードに変わってたのです。それが、アーリアちゃんは不満なの
ですが、どうしても嫌だというアメリー君に説得されて許可したのでした。
642 :
Unknown_J:02/07/22 20:52 ID:fpBnLHAA
「ニホンはどっちがいい」
「え、騎士の方がカッコイイと思うけど、アメリー君の言うことも解るし、プレイする人の好みでいい
んじゃないのかな」
ニホンちゃんは、最初アーリアちゃんから許可を貰って、ニホン版を製作してたのですが、今度、ア
メリー君家バージョンの許可を貰って、ニホンちゃん版を製作したのです。アーリアちゃん版は、小さ
な印刷機で造ったので、あまり上手く宣伝とかができなかったのですが、ゲームのできが良くてニホン
ちゃんが結構好きで、家族で遊んでたのです。アメリー君家バージョンを大きな印刷機で造って、宣伝
を大々的に宣伝を始めたのです。
ゲームの方は、早めに町を作ったエリザベスちゃんをアメリー君が街道を伸ばして開拓することで対
抗していたのですが、アーリアちゃんと街道建設争いになってしまい、後からニホンちゃんは、狭い場
所に町を作ってイベントカードを引く戦略にでて、3枚引いて3枚が得点カードだったおかげで勝った
のでした。
「あらあら、ニホンちゃんの強運が呼び込んだ勝利ですわね」
「それは、ラッキーだ、すごいな」
「んー、なかなかやるなニホン」
電気を使わないゲームもニホンちゃんは得意なので、アメリー君やアーリアちゃんと遊んだりするこ
ともあります。
「えぇ、でもこれが得点カードでなかったら、アーリアちゃんの勝ちだったじゃない」
「それはそうだが、相手が終了することを見越して勝つために最善の努力をおこなったニホンの勝ちだ」
「えへ、うれしいなそういって貰えると」
「ドイツ町で会おうな、ニホン」
「うん、頑張るねアーリアちゃん」
643 :
Unknown_J:02/07/22 20:53 ID:fpBnLHAA
ども、Unknown_Jです。
お目汚しであれば(以下省略)
カードゲームやボードゲームが好きだったりするので、ドイツゲームの紹介も兼ねて書いてみました。
ソースは、カプコン版カタンの発売とワールドチャンピオンシップ開催です。
ドイツ版とカプコン版には色々意見があるようなので、少しアメリー君とアーリアちゃんをからめてみ
ました。
ttp://www.catan.jp/main.html
644 :
さげ ◆mDUPSV/c :02/07/22 22:51 ID:L8o27pj8
か、カタンとはまたコアなネタを……(^^;<ひそかに卓ゲ板住人
しかしここを読む人たちに通じるのだろうか? ゲームネタ分からなくても面白い
だろうか? 興味津々。私は面白かったけど。
645 :
:02/07/23 00:47 ID:cDlblrZe
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647 :
:02/07/23 10:58 ID:cDlblrZe
____
/:::::::::::::::::::::\ぷ〜ん、クサイクサイ
/::::::::::::::::::::::G::|
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|ミ/ ー◎-◎-) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(6 (_ _) ) <さー今年も夏コミ行くぞお〜
_| ∴ ノ 3 ノ \________ハアハア…アツイアツイ
(__/\_____ノ_____∩___
/ (__)) ))_|__|_E) ̄´
[]_ | | コミケ命ヽ
|[] | |______)
\_(___)三三三[□]三)
/(_)\:::::::::::::::::::::::/
|komike!|::::::::/:::::::/
(_____);;;;;/;;;;;;;/
(___|)_|)
648 :
:02/07/23 12:04 ID:ojQS2Yu0
>>646 こういうところで、ここに書き込んだことのない人(絵師さん)の名前出すのもどうかと思います・・・。
現在、HPキャラ解説の画を作っているのですが、人物枠があと1名分余ってます。
5年地球組のなかでリクエストなどありましたら、どうぞ。
ちなみに、作成済みキャラ14名は下記のごとくあり
カンコ
チューゴ
タイワン
ベトナ
ニホン
エリザベス
フランソワーズ
フィンラン
アーリア
ゲルマッハ
アサヒ
紫苑
アメリー
トルコ
・・・しかし、ろくに仕事もせずに何やってんだw
・・・さて、IRCに来てない作家諸氏にどうやって告知するか、ですな。
>>650 フラセンセきぼんぬ。
652 :
雉虎:02/07/23 16:51 ID:MSCIGuH7
カンコ君の持ち物
風渡る初夏の季節、蝉時雨が降り注ぐアメリー商店の前で
今日もカンコ君のだみ声が蝉時雨を消さんばかりにと響き渡ります。
「アボジ〜、オモニ〜!買って欲しいニダ〜!」
カンコ君、三歳児よろしく今にも寝転び出さん勢いで
カンコ父とカンコ母にアメリー商店のショーウィンドに飾られた
靴をせがんでいるようです。
「頼むニダ〜、このニケの靴が欲しいハセヨ〜。みんなも持ってるニダ〜!」
カンコ君、それはナ○キと読むのではないでしょうか?
呆れ果てたカンコ父がついに口を開きます。
「カンコ、お前にはチョゴリより多い小遣いを渡しているニダ?」
それにカンコ母も追従します。
「そうニダ。それにチョゴリはちゃんと貯金通帳まで持っているハセヨ。」
カンコ君、開き直って言います。
「チョゴリはケチニダ。貯金が趣味みたいな物ニダ。ウリには貯金なんてケンチャナヨー!」
カンコ君、さらに顔をキムチ色に染め豪語します。
「ウリは、アメリーやニホンに負けたくないニダ!ウリの方が良い物を着て
ウリの方が『ふぁっしょんせんす』が良い事を見せ付けたいニダ!」
そう言い放つと遂に、その場に寝転び駄々を放ち始めてしまいました。
653 :
雉虎:02/07/23 16:52 ID:MSCIGuH7
右へ左へ寝転がり駄々をこねるカンコ君を見た他の地球町の住人が
クスクスと笑いながらアメリー商店の前を通り過ぎて行きます。
その他人の嘲笑にカンコ父とカンコ母の顔はキムチ色に染まりました。
猛烈な勢いで転がり続けるカンコ君に遂にカンコ父が折れました。
「わかったニダ!買ってやるからもう起き上がるハセヨッ!」
その言葉に反応し、目をキラキラさせながらカンコ君は立ち上がりました。
「さすがオボジニダ!チェゴ、チェゴ!オボジマンセー!」
カンコ君、自分のウリナラ脳内のすべての褒め言葉を動員してカンコ父を
ヨイショしまくっているようです。
「その代わり、カンコ、来月の小遣いから引いて置くハセヨ!」
浮かれまくっていたカンコ君にカンコ母が釘を刺します。
カンコ君、不気味な歓喜の舞を舞っていましたがカンコ母の言葉に動きが止まります。
「そんな!オモニ!アイゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
654 :
雉虎:02/07/23 16:53 ID:MSCIGuH7
カンコ家一同がその場から去り数時間後・・・
おや?また誰かがショーウィンドウの前で駄々をこねているようです。
またカンコ君でしょうか?
「買って!買って!買って〜!あの無公害光学式花火迎撃器!買ってぇぇぇぇ〜」
父と母はオロオロとしています。
「やめなさい。恥ずかしいですよ!桜!」
ニホン父はショーウィンドウにへばり付きイヤイヤをしているニホンちゃんに言います。
「そうですよ。みっともない真似はお止めなさい。桜さん。」
ニホン母も一生懸命にニホンちゃんに諭します。
「でも欲しいなぁ。コレ・・・」
ニホンちゃんはアメリー商店から後ろ髪を引かれる思いで両親に手を引かれ
離れていきました。
しかし・・・・ユリカゴからカンオケまである品揃いのアメリー商店・・・
恐るべしですね。
おしまい
ソース
http://japanese.joins.com/html/2002/0721/20020721193510300.html
655 :
雉虎:02/07/23 17:02 ID:MSCIGuH7
ご無沙汰しております。雉虎でございます。
今回はカンコ君の方はソースがありますが、ニホンちゃんのネタはソースがありません。
ad−proさんの作品から引用させていただきました。
(ソース探したのですけど見つかりませんでした。)
ad−proさん、ごめんなさい。そしてありがとう
謝罪はしますが賠償は(以下略)
皆様のご意見、ご批判、真摯に承ります。
それではまた。
656 :
ab-pro:02/07/23 17:16 ID:6FV/IsKu
雉虎さん
どうもです。短・中距離用の対空レーザー兵器ですが、ソースは去年
の朝○新聞(朝日ではありません)です。
その段階で、実用試験が終了してイスラエルがそのままシリア方面に
配備し、アメリカではさらなる改良を続けるとありました。
技本のひとが、問題点として雨天使用できないことと、発射の際放射
性同位元素を使用するため、汚染物質が出ると解説していました。
ただ、アメリカでの改良版には注目しているとか。
いつかニホンでもレーザーの光が見れるかもしれませんね。
今日も今日とて地球町小学校。5年地球組は習字の時間です。
今日は日之本家の文字を、みんなで悪戦苦闘しながら書いています。
「なんでウリがあんな低俗な文字を・・・」と文句タラタラのカンコ君。
しかし、さっきそれでフラメンコ先生に6連コンボを食らったのが相当効いたらしく、
不満を口にしながらもなんとか半紙に向かっています。
ニホンちゃんとチューゴ君は、その達筆ぶりをフルに発揮していました。
おや、タイワンちゃんは若干2人に見劣りしていますね。活字に頼ってばかりじゃダメですよ。
EU班はかなり苦戦しているようです。
日之本家のアニメに詳しいフランソワーズちゃんが若干有利に見えなくもないですが、
元々使っている文字の背景が全く違うせいか、アジア班とは比べ物になりません。
・・・実はフラメンコ先生も似たり寄ったりなので、今回の習字の採点は
6年担任のトホ先生にお願いしているのですが、それは秘密にしておきましょう。
「出来たニダーっ!!」
「カンコ君、書けたのなら見せてちょうだい。・・・どれどれ?」
カンコ君から半紙を受け取るフラメンコ先生。
「・・・カンコ君、残念。字が違うわ。マニュアルをよく見てごらんなさい。
これじゃ『減少』じゃなくて『感少』よ。」
「シッパル!!ウリナラ半万年の書道術に間違いはオプスムニダ(ない)!
間違ってるのはマニュアルの方ニダ!!」
・・・もはや何を言っても無駄とばかりに、半紙を教卓へ持っていくフラメンコ先生。
それを見て、勘違いしたまま勝利宣言を出そうとしたカンコ君に、あの人のキツい一言。
「あら、それでよろしいんじゃありません事?
『感性が少ない』。まさにカンコそのものを表す言葉ですわ。」
エリザベスちゃんの容赦ないブラックジョークに、見る見る顔をキムチ色に染めるカンコ君。
「ゥゥアアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜イ〜〜〜〜〜〜〜〜
グォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!」
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
今回のソースはこちら。
http://japanese.joins.com/html/2002/0719/20020719210015300.html 654のソースを見ていて発見。思わずニラ茶を噴きました。
突発ネタなんで、ストーリーの一貫性のなさは勘弁してチュセヨ。
659 :
ab-pro:02/07/23 19:51 ID:UVdtzWk5
日之本家には幾つものお祭りがありますが、ニホンちゃん一家は
今日は熊本の間の藤崎八旛宮秋季例大祭の見物にやってきた居るよ
うです。
「ドウカイ、ドウカイ!」
五日間続く祭りの最後の花である、飾り馬を勇壮なかけ声で追い
たて、その後をお揃いのハッピの一団が踊りながら練り歩く随兵行
列はなかなか壮観です。
でも、お祭りを見ていたニホンちゃんの記憶に、何か引っかかる
物がありました。
「ねえ、パパ。この祭り前に私も参加したことあるよね。・・そ
の時、お祭りのかけ声てドウカイだったけ?」
「そうか、桜は前にこの祭りに参加時のこと覚えていたんだね。
・・・そうだよ、昔はボシタ、ボシタて言ってたんだよ」
当時の事を思い出しつつ、パパは昔のことをニホンちゃんに話し
て聞かせました。
「ボシタ、ボシタ!」
町の大通りを埋め尽くすハッピ姿の人混みの中で、まだまだ幼い
ニホンちゃんが可愛いハッピを着せられて、パパに肩車してもらっ
て「ボシタぁ、ボシタぁ」と無邪気に叫んでいます。
この日ばかりは、町の大通りのかなりの部分を通行止めにして、
祭りを開催するだけに、何事かとカンコパパも見物に来てしまっ
たのです。
660 :
ab-pro:02/07/23 19:52 ID:UVdtzWk5
「随分賑やかなお祭りニダ。なんて言う祭りニダか?」
「ボシタ祭りって言うんです」
たまたま近くで見物していたた、アサヒちゃんが答えます。
言葉遣いは大人びていますが、まだまだ幼いアサヒちゃん。この
時は素直に質問に答えてあげているようです。
「変わった名前ニダ。それでボシタという言葉は、どんな意味が
あるニダか?」
「確か・・・、加藤清正て言う人が、朝鮮を滅ぼして熊本に帰っ
てきたから、ホロボシタ、でボシタって言うんです」
そのアサヒちゃんの言葉に、たちどころに怒り心頭のカンコパパ
は、辺り構わずウリナラマンセーの完遂のために恨みパワーを炸裂
させます。
「チョッパリはいまだに、ウリナラを馬鹿にする祭りを開いてウ
リをコケにしているニダ!絶対許せないニダ!
ウリナラは謝罪と賠償を求めるニダ!!」
それはもう祭り以上の迫力です。一様、ニホンパパが宥めにかかり
ます。
「落ち着いてください。この祭りは秀吉の朝鮮出兵より前の1472年
の文献で存在が確認されて居るんです。朝鮮をホロボシタと言う説は
江戸時代以降流布して明治期の韓国併合で一般化した俗説なんですよ」
「うるさいニダ!ウリも日本語は分かるニダ!滅ぼした以外にどん
な意味があるニダ!」
661 :
ab-pro:02/07/23 19:53 ID:UVdtzWk5
「・・・それは」
ここでちょっと口ごもったニホンパパは、肩車したままの桜に視線
を向けました。実は熊本の古い方言でボボ=性行と言う方言があって、
ボシタ祭りのボシタはボボしたが訛った物と言うのが歴史研究家の定
説だったのです。
しかし、恨みパワー全開のカンコパパの前で、一瞬の隙を見せたの
は失敗でした。
「ともかくウリナラはこんな祭り認めないニダ!ウリナラは断固、
謝罪と賠償を求めるニダ!!」
こうなるともう誰も手がつけられません。
結局、荒れ狂うカンコパパを鎮めるために、翌年から「ボシタ」と
いうかけ声や名称は使わないと約束してしまったのです・・・
「そうなんだ・・・」
パパの昔話に、ちょっともの悲しげにうつむくニホンちゃん。
・・でも、祭りはそんな出来事など無かったように、どこまでも勇
壮に続いていきます。かけ声は変わってもこの祭りが無くなることは
きっと無いように、ニホンパパは思うのでした。
>657、658
うまい!落語みたいだ!
663 :
:02/07/23 20:07 ID:igCPjP6c
>>ab-pro
で、「ぼした」が何で「どうかい」になったの?
664 :
大洞商会:02/07/24 00:25 ID:E76f1uAZ
サヨックさんは、何かと言葉使いに五月蝿いです。
五月蝿いだけで、間違ってますが・・・・
サヨック「ニホン!分かったか」
ニホン 「はい、目の見えない人は、目の不自由な人、耳の聞こえない人は耳の不自由な」
サヨック「それでよろしい」
ニホン 「サヨックおじさんは、頭な不自由な人」
サヨック「なっなんじゃと〜それは私が馬鹿だと言いたいのかアホだと知能障害だと
キチガイだとそう思っておるんじゃな!」
ニホン 「いえ、そうじゃなくて髪の毛が少ないから頭が不自由だと」
サヨック「なんじゃ、そうだったのか、これは私の早とちりだったな
ハッハハハ」
ニホン 「ハハハハ」
サヨック「ハハハハ・・・・ん?」
おしまい
>>664 短くて笑えるネタは好きです。がんがれ〜
668 :
.:02/07/24 09:14 ID:65bEuqaU
>>660 良いが「どうかい」がどういう意味か非常に気になる
669 :
名無しさん@お腹いっぱい:02/07/24 12:19 ID:Erk6IYMt
GAISENSHA
カンコ「パフパフ!汝(なんじ)は朕(ちん)が股肱(ここう)ぞと
詔(みことのり)して畏(かしこ)くも 日本帝国軍人に 下し給いし五ヶ條の
大御訓(おおみおしえ)に宣(のたま)わくニダ!
」
ウヨ「うるさいな・・・!!??」
そこにはウヨ君そっくりのお面をかぶったカンコ君が街宣車と書かれた真っ黒な自転車に乗って軍歌を歌っていました。
カンコ「おい!?ニホン!ざなくてネェサン!ボクの歌を聞くニダぁ・・デス!」
ウヨ「はぁ。」
状況が良く飲み込めていないウヨ君。そこにまた厄介な奴が・・
アサヒ「まぁ!?自転車に乗って、ウヨ君どうしたの!?」
ウヨ「え!?アサヒさん?今ありえない事言った?。」
カンコ「そうです!ウヨです!ニッテイ36年の歴史を伝えるためにやってきました!ニダ!」
アサヒ「ウヨ君は何故こんなことをしたのか!?突撃レポートを今開始いたします!」
そこでどこからかカメラマンと音響さんが来ます。
670 :
名無しさんお腹いっぱい:02/07/24 12:20 ID:Erk6IYMt
父さん「朝からうるさいなぁ。近所迷惑だからウヨ!アサヒ!帰ってきなさい!」
逃げ足速く。喋っていたカンコ君はどっか行ってしまいました。いつのまにかカメラマンと音響さんも帰っています。
アサヒ「はぁい!でもうるさくしたのはウヨ君のせいなんだよ。ほら軍歌聞こえてたでしょう?
わたしはそれを止めようとしたの。」
ウヨ「え?」
父さん「そうなのか。ウヨを叱ってやらんとな」
ウヨ「えぇーーー!?」
父さん「それと、アサヒも駅で覆面してチラシ配るの止めなさい。駅がゴミだらけになるから」
アサヒ「えぇーーー!?わたしのバイトが!?」
そのあと覆面アサヒちゃんにのされたカンコ君がアイゴーーなどと叫んでいることがあったとか無かったとか。
終わり
671 :
名無しさんお腹いっぱい:02/07/24 13:31 ID:Erk6IYMt
672 :
Unknown_J:02/07/24 14:28 ID:Ew0z0KHX
ども、Unknown_Jです。
みなさん、上手いですねぇ・・・
精進せねばいけないなぁ
>>670 オモシロカターヨ
しかし、ソースの記事、何を意図してるんだかサッパリ分からん。
「右翼も日韓友好を望んでるから韓国様マンセー」か?
674 :
_:02/07/24 19:30 ID:NbsDbHza
#イージス艦なんて見え張らんでも…
675 :
:02/07/24 22:06 ID:PMHv84ig
676 :
:02/07/24 22:07 ID:PMHv84ig
| うえーん、ママー | /:/~~~\::::::::::::::::::ヽ `'-.,
\___ _____/ /::|ヽ / |:::::::::::::::::::::\ \
∨ /::::|ゝ ( ・) ヽ:::::::::::::::::::::::\ \
.|::〔(、,.)、 .|::::::::::::::::::::::::::::\ ヽ
,,.-‐''""""'''ー-.、 .|:::::!_,, l /::::::::::::::::::::::::::::/ \,__ |
,ィ" \ /::::::::!、_,.ヽ /::::::::::::::::::::::::::;;;;l ノ
/ 臭 `、/:::::::::::::ゝ--/:::::::::::::/~~~~ /
,i ハゲ i /~~ヽ;/ /:::::∧::ノ ヽ /
r'-=ニ;'_ー-、___,,.ィ‐‐-,,_ __| ~~~ ~ \ /
| r,i ~`'ー-l;l : : : `l-r'"メ、 `''- ノ
ヾ、 `ー‐'": i!_,l_ノ /
| U ,:(,..、 ;:|/ ヽ /
| ,,,..;:;:;:;,/o ヽ \〈 o ヽ } /
\ `::;;. '"`ニ二ソ ヽノ ,/ 'ヽ..,,ノ ,,.ノ l
> ゙゙:`-、;:;:;;;:;:;:;;/|/`'''''' ノつ  ̄ ̄ |
ノ::: .⌒ ̄ヽー,,_...ノ ( /
677 :
:02/07/24 22:51 ID:afUizoNw
キモイ
678 :
ななしやねん:02/07/24 22:58 ID:RZ0cR90W
図画の似顔絵
図画の時間のことです。
フラメンコ先生「さあ、クラスの人をモデルに描いてみましょう」
今日のモデルは席の順番上、カンコ君です。
マカロニーノ「そりゃないよーお嬢さんがいいヨー」
約1名(?)不満たらたらですが、まあ、順番ですから。
先生は、上機嫌で♪青空色のクレヨンで君の友達描いてごらんードンチャックー♪
などと小声で歌っています。一体何歳なんでしょう。
それはともかく、ニホンちゃんがなにやら困っているようです。
カンコ「ニダ!こんな顔ウリじゃないニダ!書き直すニダ!!」
ニホン「えっ、そっそうかな」
対象をよく見て、デッサンも検討した自信作だったので、結構なショックです。
傍から見れば、前の時間にカンコ君が11秒で(脳内から取り出して)描いた
ニホン像の方が、明らかにお粗末な出来でしたが。
679 :
ななしやねん:02/07/24 22:59 ID:RZ0cR90W
カンコ「もういいニダ!他の奴はどうニダか!!」
絵のモデルという物自体なにか勘違いしているような威張りっぷりで、教室を
見回すカンコ君でしたが、気に入る絵がなかなかありません。
カンコ「こんなのウリじゃないニダ!、誰もウリを上手に描けてないニダ!
みんな3年生に負けてるニダ!」
全員(う る さ い な あ …)
とうとうタイワンちゃんが立ち上がりました。
タイワン「あのさあカンコ…(最後に)ひとつだけきいてあげるわ。
その絵の上手な3年生って…だれ?」
カンコ「アサヒのことニダ!!」
ニホン(やっぱり…)がくーん。
タイワン「あ、そ!」
どすっ。ビリビリビリ…
(授業中なので)派手さはなくとも窓ガラスが鳴る見事なララパルーザでした。
カンコ「うぼぁ!」
フラメンコ先生「モデル、さっきからうるさい!私語禁止!動かない!」
カンコ「ア、アイグォォォ…」
糸冬
680 :
ななしやねん:02/07/24 23:00 ID:RZ0cR90W
おひさです。ソースはかの国のITムーブメント。
「海外サイトの誤った韓国情報を修正せよ」とかいう。
アサヒのWC報道は大満足だったそうなので、それも絡めてみますた。
681 :
:02/07/24 23:44 ID:6oztt9wx
682 :
:02/07/24 23:58 ID:OTiEocdW
>>681 入れてきた。
もし海原タンがエントリーしてたらそっちに入れてかも知れんが・・・。
>663、668
「景気はどうかい?」に由来する
…らしい。
684 :
ab-pro:02/07/25 09:41 ID:UqIxnG2z
そういえば、私もボシタが使えなくなった事ばかり気にして、どうか
いの意味は知らないのでした。申し訳ありません。私はボシタ祭りには
参加した事が無くて(苦笑)
ボシタの名称が抗議で禁止されたのは確か20年ぐらい前。
熊本最大の祭りですから、ドウカイの由来を知っている人は多いと思
うのですが・・・・
685 :
Unknown_J:02/07/25 16:40 ID:SkQpQvqI
ども、Unknown_Jです。
名称って難しいですね。
昔のソ○プランドなんかの名称も問題になりましたからね。
(これは、内容的にニホンちゃんでは書けないですね)
686 :
:02/07/25 22:23 ID:tR6/O1ei
>508-529
ウ、ウマー・・!
687 :
四季砲:02/07/25 23:08 ID:6nho+Lmd
「カードゲーム3」
地球組で流行っているカードゲームがあります。戦車カードや戦闘機カードなどの
ユニットカードで相手を降伏させた方が勝ちという、しごく簡単なカードゲームです
公式大会や非公式な大会がいたるところで、行なわれている人気のあるカードゲームなのです。
ニホンちゃんもカードを集めデッキを作っていますが、アサヒちゃんやシャミンちゃんが
五月蝿いので、公式大会には、出たことがありません
ほかの子と摸擬戦をする程度です。
今も教室の片隅でニホンちゃんとカンコ君が一勝負してます
ニホン 「このカードは、ココにとこれで私の勝ちだね」
カンコ 「アイゴー そんなはずは・・・」
ニホン 「でも、もう終わってるよ」
カンコ 「こっこれは油断したからニダ、ウリが本気になれば、ニホンなんかには負けないニダ」
ニホン 「それなら、もう一勝負する?」
カンコ 「いっいや、今日のところはやめとくニダ」
ニホン 「そう、まだ時間ならあるけど・・・それじゃあアメリー君どう 一勝負」
アメリー「いいぜ、負けて泣いてもしらないぞ」
ニホン 「それは、こっちのセリフなんだから」
688 :
四季砲:02/07/25 23:10 ID:6nho+Lmd
今度はニホン対アメリーの勝負が始まりました。カンコ君はその様子を黙って眺めながら思いました。
カンコ (アイゴー、何でニホンに勝てないニダ、ウリが負けるなんておかしいニダ
ニホンの持ってるカードならウリももっているから、
ウリが勝つか悪くて引き分けのはずニダ、それが負けるなんておかしいニダ
戦車カード、ウリだってウリジナルなカードを持ってるニダ
★(使用すると、プレーヤーにダメージが入り、ターン終了とともに墓地に・・・)
イージス艦カードだって
★(ただし、特殊の能力はありません)
ニホンが持っているカードならウリも持っているニダ、
それなのに勝てないのは、おかしいニダ、負ける要素は無いはずなのに・・・
それが負けるなんて・・・
デッキの再構築が必要ニダ、でもどうすれば・・・・
そうニダ、ニホンが持っていないカードを組み込むニダそうすれば、
ニホンには負けなくなるはずニダ でもどんなカードを・・・そうニダ!)
689 :
四季砲:02/07/25 23:11 ID:6nho+Lmd
数日後
カンコ「やい、ニホン 勝負にだ」
ニホン「うん、いいよ」
カンコ「お前が笑っていられるのも今のうちだけニダ、これを見るニダ」
カンコ君はニホンちゃんの目の前に一枚のカードを突きつけます
ニホン「このカードはもしかして」
カンコ「そうニダ、空母カード・ミンクスにだ、ロシアビッチから買い取ったニダ
ニホンは持っていないだろ空母カード、このカードがあればニホンなんかには、負けないニダ」
ニホン「ねえ、カンコ君」
カンコ「負けたニホンの泣きっ面が目に浮かぶニダ」
ニホン「ねえ、カンコ君!」
カンコ「なんだ、ニホン、戦う前から負けを認めるニダか、まあそれが正しい判断ニダ」
ニホン「そんなんじゃなくて、そのカード、ボロボロだからデッキには組みこんじゃ駄目だよ」
カンコ「・・・・・・」
ニホン「カンコ君?」
カンコ「アイゴー またしてもニホンの策略には、まってしまったニダ、悔しいニダ〜」
カンコ君は泣きっ面になりながら、教室を出て行ってしまいました
おしまい
690 :
四季砲:02/07/25 23:12 ID:6nho+Lmd
おまけ 「みんなのデッキ」
アメリー君のデッキ
いつも最新のレアカード満載、相手の動きを封じてから、火力で叩く
「レアカード満載パーミッションデッキ」
ニホンちゃんのデッキ
高価なレアカードが満載、守り重視の鉄壁デッキ
ただし、キーとなるべきカードが抜けているので、うまく回るかは、わからない
チュウゴ君のデッキ
質より数、反撃される前に叩け、人民軍ウィニー・デッキ
ホーチミン君&ベトナちゃんのデッキ
相手を泥沼に引きずり込め。対アメリー対チュウゴを想定したメタデッキ
アメリー君の猛攻も防ぎきるぞ
居眠りの時間」
お昼休みの盗み寝・・・もといシエスタは、フラメンコ先生の日課です。
「・・・先生、 フラメンコ先生! 起きて下さい!」
ハプスブルク先生の声で、フラメンコ先生はやっと机から顔を離しました。
「・・・う〜ん、寝不足は美容に悪いのよ・・・」
「何寝ぼけてるんですか、もうお昼休み終わっちゃいますよ!」
「う〜ん、あ、もうこんな時間! いけない、準備室まで教材取りに行かなきゃ!」
化粧が崩れているのにも気づかず、ドタバタと準備室の方に駆けだしていきました。
「ぅぅ・・・5分遅刻・・・まあいいや、みなさん、始めますよ!」
フラメンコ先生は、巨大な三角定規とコンパスをもって、算数の授業を始めました。
「・・・ですから、合同な三角形をかくためには、三辺の長さか、二辺とその間の角か、一辺とその両端の角のいずれかが分かっている必要があります・・・ん?」
「オー、セニョリータ、君こそが僕のずっと探し求めていた究極の美女だ・・・むにゃむにゃ」
マカロニーノ君、机に突っ伏して寝言を言っています。と、その時。
「コルテスキイイイイイイイイイック!」
マカロニーノ君の机が5mほど吹っ飛び、支えを失った頭がしたたかに床にたたきつけられました。
「ふう・・・15年ぶりにこの技使ったわ」
「むぎゅ・・・先生、そんなに怒ると美しい顔が台無し・・・いたたたた!」
フラメンコ先生、机を蹴飛ばした足でマカロニーノ君の顔を踏みつけました。
「誰のせいで怒ってると思ってるの! 授業もまともに受けられないのに色気づくなど半万年早い!」
こうして、マカロニーノ君は、「私は度助平」と書かれたたすきを掛け、両手にバケツを持ってグラウンドを30周するハメになったのでした。
「あい・・・じゃなかった、マンマミぃぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
マカロニーノ君をのぞいて、授業は進みます。
「・・・というわけで、この2つの放物線にはさまれた部分の面積は、
上の放物線の定積分から下の放物線の定積分を引くことによって求められることが分かります・・・
残り1分か・・・じゃあ今日はここまで。」
授業が終わって、鉛筆やノートを片づけながら、ニホンちゃんは斜め前の席にいるゲルマッハ君に声をかけました。
「今日の授業、後半難しくて分からなかったよ・・・。ゲルマッハ君、教えてくれない?」
が、ゲルマッハ君は返事をしません。
「ゲルマッハ君? ねぇ、聞いてる?」
ニホンちゃんが近づくと、すうすう寝息が聞こえます。
ゲルマッハ君、どうやら目を開けたまま寝てしまったようです。
「・・・はっ、もう授業終わっちゃったのか?」
「とっくに終わってるよ。」
「いかん、ほとんど聞いてなかった! 私としたことが・・・。」
「ふーん、ゲルマッハ君でもそんなことあるんだ・・・。」
そこへ、斜め後ろのアーリアちゃんが身を乗り出してきました。
「兄上、朝が早いから・・・。しょうがない、私のノートをあとで見せてあげる。」
「すまん、アーリア。」
さて、カンコ君は、まだ眠っているエリザベスちゃんに悪戯してやろうと、
マジック片手に背後から近寄ってきます。
すると、ガラガラガラッ! 何に触ったのやら、鳴子がけたたましくなってしまいました。
「はっ、あなた・・・私に近づこうとはいい度胸ですわね・・・
必殺、ベッカムキック!」
「あいごーーーー」
>>692 定積分ですか・・・・オイラは高校の「基礎解析」で習いましたが
地球町小学校も随分ハイレベルな事やってますな。( ̄▽ ̄)
696 :
Unknown_J:02/07/26 19:58 ID:YEZDQG7f
ども、Unknown_Jです。
そっかぁ、マカローニ君は「マンマミーヤ」なのだな。
フラメンコ先生はなにやら小学生には難しいことを・・・
ゲルマッハ君は、さすがの寝方なのだな
697 :
ニンニク:02/07/26 21:21 ID:ik9TS14y
「カンコ、ニンニク好きアルか?」
「もちろんニダ!」
そう、カンコ君はニンニクが大好き。
チゲにも、焼き肉にも、そしてもちろん、毎日食べるキムチにだって入ってます。
「じゃあうちからニンニク買うヨロシ、カンコの家で作るよりも安く売ってやる」
「ほんとうニダか!?」
「本当アル。ただしどんなに沢山売っても文句を言わないこと、これが条件アル。自由化ってやつアルな」
「じぇんじぇん問題ないニダ。チューゴ君マンセー!自由化マンセー!」
「じゃあ契約成立な、これにサインするヨロシ」
カンコ君、脊椎反射で契約書にサインしてしまいます。
そこに慌てて走り込んできたカンコパパ。
「アポジ、どうしたニダ?」
「ウリに黙って契約しるな!ボケッ!」
翌日、登校するカンコ君のほっぺたは真っ赤に腫れあがっていたそうです。
どっとはらい
>697
元ネタはこちら
http://www.asahi.com/international/jk/020722a.html 【おまけのはなし】
「アメリー、ちょっときくダス。さっきニホンがワギュー肉を自慢してたダス」
「シット! 牛肉と言えば俺んちだろっ!!」
めらめらと嫉妬の炎を燃やすアメリー君。
「教えてくれてサンキュな、オージー」
「どういたしましてダス」
その場にオージー君を残して、アメリー君は疾風のごとくニホンちゃんちに走っていきました。
クスリと笑うオージー君。
「馬鹿と自由は使いようダスな」
いとふゆ
パーティブレイク
今日はパーティの日、なんのパーティかは野暮ってもんです。宴会を始めた理由なんて問題ではありません
楽しめればOKたのしれればOK
でもこのパーティーの本当の問題が・・・
ニホン「オゥイ!タイワンもっとノメェッス!酒はたんまりあるバァ!げふ!」
それはロシアノビッチがふざけて、ケーキとジュースに酒を入れてしまった事なのです。結果はこの通り、
それにしてもニホンちゃん変わりすぎ・・・泣き
ベトナちゃんも・・
ベトナ「にやにや。カンコ君キッチョム君と一緒に死んで!ね?ふふふ、本気よ。」
カンコ「がくがくぶるぶる・・・」
カンコに説教というか呪いというかそんなのを・・・
チュウゴ「ネムーダルー」
ウヨ「いいか人生ってのはな・・・」
チュウゴ「ハハハハハハハハハ」
ウヨ「うぅ聞けよぅ聞かないと姉さんにいいつけてやるうわーーーーーーーーん!」
チュウゴ「ぷっくすくす」
ウヨとチュウゴは混乱している、様子です。
アーリア「・・・・・・・・・・・そそくさ」
エリザベス「・・・あらら時間になりましたはではおいとまさせていただきますわ。」
マカロニーノ「タイワンちゃん大変そうだけど。ボクはレディを止められないのさ・・・帰ろ。」
はぁEU町の人は全然大丈夫のようで帰って行っちゃってます。てか勝手に帰るな!
ベトナ「明日ちゃんと、私をベトナ様と呼ばないと、ダルマさんにしちゃうぞー!なんて。クスクス」
カンコ「ガクガクブルブルガクガクブルブル」
チュウゴ「アヒャ」
ウヨ「うぅ・・・ぐす」
ニホン「朝まで返さないぞう!」
に、ニホンちゃん勘弁・・・
朝。
ベトナ「おはよう・・・・」
カンコ「ベトナ様。アニョハセヨニダ。ダルマは勘弁してほしいニダ。」
ベトナ「?ダルマ?ダルマ欲しいの?なら・・・あげるけど?」
カンコ「アイゴーーーーーーー勘弁ニダァ」
終わり
702 :
reg:02/07/26 22:53 ID:scq1vUrj
マカロニーノ君は歌が大好きです。
というか歌を女の子をくどく道具として使っています。
音楽の成績もなかなかです。
マカロニーノ君がある日帰り道に鼻歌を歌っていました。
だがそれを電柱の影で見ていたやつがいたんです。
翌日マカロニーノ君が学校に行くとそいつはやってきました。
「昨日帰り道に歌っていた歌はウリの歌のパクリニダ!!」
マカロニーノ君はこいつ頭おかしいんじゃないかと思いつつ聞きました。
「なにがだい?」
「とぼけるのもいいかげんにスルニダ!!あの歌はウリがおとというちで考えた歌ニダ!!」
「なんでそんなことしってるんだい?」
「そっ…それは…話をそらすなニダ!!」
「ってゆうか何で君の歌をパクル必要があるんだい?」
「それはウリの歌が優秀だからに決まってるニダ!!」
「君前ニホンちゃんの歌パクらなかったかい?」
「ニホンの歌はどーせウリのものだからいいニダ!!そんなことより賠償ニダ!!
証拠として楽譜も持ってきたニダ!!さあ謝罪シル!!」
マカロニーノ君は何が描いてあるかわからないその暗号のような楽譜を見ました。
やっと解読するとあることに気づきました。そして彼に言い放ちました。
「同じとこ1小節だけじゃん」
「アイゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
703 :
reg:02/07/26 23:40 ID:scq1vUrj
ニホンちゃんとアメリー君のうちはなかなか立派なクルーザーを持っています。
さすが町で1,2位を争う金持ちです。
ほかのうちもいくつか買う予定はあるんですが今のところ
持っているのはこの2世帯だけです。
ニホンちゃんが持っているので当然カンコ君も黙っちゃいません。
カンコ君はある日の夜カンコ父に頼みました。
「ニホンと同じようなクルーザーが欲しいニダーーーーー。お父さんお願いニダ!!
買ってくれニダーーーーー!!今すぐじゃないと嫌ニダーーーーーー!!」
ニホン家が持っていると聞くと当然カンコ父も黙っちゃいません。
「ナニ!?ニホン家も持ってるニダカ!?わかったニダ!待ってるニダ!!」
704 :
reg:02/07/26 23:41 ID:scq1vUrj
2週間後、
ニホン家とアメリー家が一緒にクルーザーでインディー湖のほうに
クルージングしていました。
「hahaha------!今日はいい天気だねー。ニホンちゃん。」
「そうだね。すごいいい天気だね」
青い湖を並んで漂う2隻の白銀のクルーザー。静かに湖上にゆれています。
そのとき静寂をブチ壊すかのようにけたたましい音を立てて
一隻の褐色の船が近づいてきたのです。カンコ家の船です。
「ドォーーーーニダカ!?ウリのクルーザーは!!一番カッコイイニダ!!
しかも追いついたということはニホンのより全然性能もいいニダ!!
さすがウリのクルーザーニダ!!ウリナラマンセーーーーーーーーーーーー!!」
その船はもともと白かったようなのですがすでに手入れもされてない様で
茶色くなっています。そしてどう見てもクルーザーではありません。
「カンコ君僕らエンジン止めてん…
「イイヤ!たとえついててもスピードはウリのが一番ニダ!!ウリナラマンセーーーー!!!」
カンコ君は興奮して聞く耳をもちません。そのときニホンちゃんが言いました。
「あ…あの…カンコ君?その船さ…秋刀魚釣り漁船じゃない?」
カンコ君の表情が一瞬にしてキムチ色に変わりました。
「ウリを馬鹿にするなニダーーーーー!!チョパーリハ!""$#&'&)')$"'(=~
もーーーーーーーー怒ったニダ!!謝罪シル!!賠償シル!!」
確かに秋刀魚釣り漁船なんですがそんなことカンコ君に関係ありません。
カンコ君の横暴にアメリー君がついにぶちきれました。
「Fuck you,Kankokunn!!」
「な…何を言ってるニ…
その瞬間一閃の光がアメリー家のクルーザーから放たれました。
「ア…アイゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
705 :
reg:02/07/26 23:47 ID:scq1vUrj
>>702はイタリアの韓国歌謡曲盗作疑惑です。
まあ既出ですし発信元がものすごい電波ですし。
>>703〜
>>704はイージス艦です。
なんかこの話題はカードゲームになってるのでニュアンスを変えてみました。
この話はあと数年後になりそうです。
カンコ君がこの後どうなったかはご想像におまかせします。
706 :
おお!:02/07/26 23:51 ID:8rDIL2Wy
reg様
面白いです! これからもがんばってください!
ところで夏は、やはり荒れるのですか?
707 :
:02/07/27 02:02 ID:kZvRmKu7
夏が来ると夏厨が大量発生します。何処の板でも同じですが
このハングル板は特に厨房が多いので余程下がらない限り上げない方が賢明です。
708 :
:02/07/27 04:50 ID:s7gZyywy
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709 :
:02/07/27 08:56 ID:1JSaefZX
さっそく来たか
ユーロ町北回り線
「えっと、この箱はお兄ちゃんあて、こっちのはユーロ町行き……」
荷札を書いていた手を止めて、ラスカちゃんは額の汗を拭います。
ここはアメリー家のラスカちゃんが住んでいる離れ、その一角にある「アンカレジの間」。
今日もご町内のバイク便のお兄さんやお姉さんたちが忙しく駆け巡っている、荷物の集積所です。
今は。
汗を拭ったラスカちゃんの視線の先に、集積所には場違いな豪華なシャンデリアが映りました。
……前はしょっちゅうここで遊んでもらったんだよね……
一瞬さみしそうな表情を浮かべたラスカちゃんでしたが、すぐに真面目な顔つきになって、新しい荷札にペンを走らせました。
ニホンちゃんがユーロ町にお出かけしたいときは、いつもロシアノビッチ家の敷地を通らせてもらっています。一番の近道だからです。
ところがちょっと前、まだロシアノビッチ家がマル教を信仰していた頃、
「我が家はマル教の信者以外の通り抜けを認めない」
という家訓がロシアノビッチ家にありました。この家訓のせいで、アジア町から
ユーロ町へ行くには、イン堂君の家からアッラー班のみんなの家を通らせてもらうしかありませんでした。
とっても遠いし、お金もかかります。その上、いつアッラー班のけんかに巻き込まれるか分かりません。
ちょうどそんなとき、ユーロ町の北に住む家の人たちが「北回りコース」というのを考え出しました。ラスカちゃんの離れに一泊しなければいけませんが、アメリー君の家は認めてくれました。
ユーロ町にお出かけしたくて仕方なかったニホンちゃんは、当然それに飛びつきます。おりしもそのときは「ニホン家はアメリー家を追い越す!」という言葉が広まっていた、ニホン家が絶好調だったとき。
ニホンちゃんだけじゃなく、ニホン家のみんながこのコースを使って旅行に行こうとしました。
休憩所として使われたアンカレジの間。休憩席の予約は高級なほうから売れていき、アンカレジの間はニホン家のみんなで満員。おみやげやさんにもニホン家の人が列をなして、売る品物がなくなってしまうくらいでした。
そんな、ニホン家に占領されたかのような離れの中で、ニホンちゃんはラスカちゃんに出会いました。おみやげやさんの品物がなくなってしまい、そのことを謝っているラスカちゃんを見たのがきっかけです。
最初のうちは、どうしても頭の上がらないアメリー君の妹として、社交辞令程度に付き合っていましたが、一生懸命働いているラスカちゃんの姿を見、そして好みが同じということを知っていくにつれ、どんどん仲良くなっていきました。
最初は部屋の中で遊んでいるくらいでしたが、そのうち 夏は一日中いっしょに自転車に乗ったり、冬はラスカちゃんの操るそりに乗ってオーロラを見に行ったり。とても楽しい時を過ごしました。
でも、楽しいときは長くは続きません。ロシアノビッチ家がマル教を脱退し、それとほぼ同じ時期にニホンちゃんのお小遣いが減らされ、ニホンちゃんがラスカちゃんの離れを通ってユーロ町に行くことは無くなってしまったのです。
せっかくニホンちゃんの家の人のためにアンカレジの間を改修してきたのに、それが無駄になってしまいました。もう、ニホンちゃんの家の人も、当然ニホンちゃんもここに立ち寄ってくれることは無いのです。
ある日、アンカレジの間でぼーっとしているラスカちゃんに、アメリー君やユーロ町のみんな、それにニホンちゃんがお願いをしにきました。
「町内バイク便の荷物置き場にアンカレジの間を使わせてもらえないかな?」
そして……
「えっと、これはカンコ君の家からの食料品…なんかすっぱいにおいがするけど…」
「これはニホンちゃんの家行きのブドウジュース……速達にしちゃおっかな」
今日もラスカちゃんは一生懸命お手伝いをしています。アンカレジの間は今日も大騒ぎです。毎日、アジア町とユーロ町、それからアメリー君の家を結ぶバイク便の人たちが右往左往しています。
ニホンちゃんも、ユーロ町のものをたくさんアンカレジの間経由で買っています。
アンカレジの間から、ニホン家の気配が消えることはありません。
学校に行けば、ニホンちゃんにはすぐに会えます。ニホンちゃんの弟のウヨ君は同じクラスです。
でも、たまにラスカちゃんは思います。
ニホンちゃんがわたしの部屋に直接遊びに来てくれないかな、と。
えー、夏休みだ、海外脱出だ、飛行機だ…ということで。カンコ家からだいぶ離れた北回り欧州線の話を。
googleで「北回り欧州線」「アンカレジ国際空港」と検索した結果と、ISBN4-06-154239-7「機長の一万日」を参考にしました。
ラスカちゃんのニホンちゃんに対する感情は、ソースはありません。こう思ってくれたら嬉しいという、私の創作です。
北回り欧州線の発見とバブル景気はだいぶ時差があるのですが、そこはケンチャナヨということで……
しかし考えてみれば、日本が絶好調だった時期って私の年齢がまだ一桁くらいの頃だったんですね。
飛行機からオーロラが見える風景を体験してみたかったなぁ。そう考えるとあの当時、日本人は景色も買っていたのか(藁
715 :
:02/07/28 02:59 ID:dD4tvPok
上
等
だ
よ
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716 :
:02/07/28 03:00 ID:dD4tvPok
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\ ((. ~`'ー-l;l : : : `l-r'"メ、
\ (( `ー‐'": i!_,l_ノ`
\ ヽヽ ,:(,..、 ;:|/
\ ヽヽ ,,,..;:;:;:;,/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ ヽヽ. '"`ニ二ソ < もうすぐ生まれるゥゥゥ!
\ ヽヾ゙、;:;:;;;:;:;:;;/ \________
\ ヽ/
717 :
v :02/07/28 03:00 ID:dD4tvPok
上
等
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718 :
:02/07/28 03:01 ID:dD4tvPok
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_.. -‐ ' " ヽ ̄ノ^7__ <
>>1 > / _ノ_ノ:^)
`ー ''"--―――-r⌒``~`゙゙`''ヘ/ <このスレ待った!! > / _ノ_ノ_ノ /)
`ー--――ー---> 〜-、_, ', < > / ノ ノノ//
`ー-- .._ へ/ くてi` 〈 ∨∨∨∨∨∨∨ ____ / ______ ノ
`ー-_ | ^i , ノ _.. r(" `ー" 、 ノ
ヽr''ヘ、_ ,.-=ァ/ _. -‐ '"´ l l -、 ゙ ノ
/ !、 {__// __ . -‐ ' "´ l ヽ `ー''"ー'"
ノ 、  ̄ /-‐ ' "´/`゙ ーァ' "´ ‐'"´ ヽ、`ー /ノ
_.. -‐''フ|フヽr-‐ ''''フ. ̄「´ / / __.. -'-'"
. ‐ '7 く/|〉-rへ. / l l / . -‐ '"´
719 :
:02/07/28 03:05 ID:dD4tvPok
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720 :
:02/07/28 03:22 ID:FLjtGRYD
721 :
reg:02/07/28 08:29 ID:imk4yzO0
「スウィッツランドルフ先生」
フラメンコ先生が出張でいなくなって1週間学校に来られなくなりました。
「代わりに副担任の先生が着てくれますからねー。」
と先生。皆はまだ見たことのない副担任の先生を楽しみにしていました。
そして翌日、その先生がやってきました。
帽子をかぶり、丸メガネをかけたなかなかの好青年です。
「はじめまして。僕はスウィッツランドルフです。よろしく。」
新しい先生が好印象だったのでみんな大喜びです。
その日の午後エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんがけんかしました。
「先生!先にこっちからやってきたん…
「何いってんの!?あなたが先にやってきたんじゃなくて!?」
アメリー君も止められません。そのとき先生がいいました。
「どっちが先にやったなんてどうでもいいじゃないか。
喧嘩なんかしないで仲良くすることが一番じゃないか?」
スウィッツランドルフ先生は中立です。喧嘩は無事収まりました。
HRの時間、クラスの環境委員を決めることになりました。
ニホンちゃん「わたし…やってもいいかな?」
ゲルマンスキー君「いや、僕がやるよ」
フランソワーズちゃん「私が適任じゃなくて!?」
エリザベスちゃん「いえいえ私やるわよ。あんたじゃだめよ。」
フランソワーズちゃん「何ですって!?」
アメリー君は珍しく立候補しません。めんどくさいんです。
カンコ君「ここは世界のの宗主ウリに任せるニ…
タイワンちゃん「うっさい!バカンコ!!」バキ!!
クラスから笑い声がこぼれます。でも環境委員はなかなか決まりません。
「先生。誰がいいと思いますか!?」
みんなが聞きました。すると先生は微笑みながら答えました。
「だれがやってもべつにいいじゃないか。
そうだ。全員が環境委員をやるというのはどうだい?」
スウィッツランドルフ先生は中立です。
「ソギポの間の悲劇」
ニホンちゃんとカンコ君が主催したシューキュー大会は終わりましたが、その日のために整備されたシューキューフィールドとテントは、そのまま残りました。
カンコ君ちのはなれにある「ソギポの間」のテントもそんな中の一つでした。
「ウリナラの建築技術は世界一ニダ! このテントは、風速40mの風にも耐えられるように出来ているニダ! さあチョゴリ、この最新鋭のテントで一緒にシューキューやるニダ!」
「でもウリ、シューキューよく分からないニダ・・・」
「ケンチャナヨ。ウリが教えてやるし、カードも貸してやるニダ。」
それでも気が進まないチョゴリちゃんでしたが、逆らうとあとが面倒なので、カンコ君からデッキを借りてシューキューをやることにしました。
「チョゴリ、ここでいったん10番のカードを回収して、5番のカードを場に出すニダ。」
カンコ君、一丁前にチョゴリちゃんにシューキューを教えています。こういう時だけはお兄ちゃんしてます。
が、その時、カンコ家に強い風が吹き荒れました。カンコ君達のいるテントがばたばたと悲鳴を上げます。
「お兄ちゃん・・・怖いニダ。今日はこのへんにして帰るニダ。」
「ケンチャナヨ。このテントは風速40mまで耐えられるニダ。まだ風速20mだから大丈夫ニダ。」
が、そうこうしている間にもどんどん風は強くなっていき、風速計は21m、22m、25m・・・とどんどん上がっていき、28mに達した途端、べりべりべりっ、嫌な音が聞こえました。
「なんだか嫌な予感がするニダ・・・」
と、テントの屋根がばりっと裂け、大量の風が吹き込んできました。
同時に、カンコ君の大事なカードがどんどん風で飛ばされていきます。
「あー! イ・ウンジェカードが、アン・ジョンファンカードがーーーーー! アイゴーーーーーーーーー!」
その後、根性ですべてのカードを拾い集めたカンコ君が、ニホンちゃんちの屋根でぶっ倒れているのが発見されたそうですが、屋根が飛んでしまったソギポテントはしばらく使い物にならなかったそうです。