落合信彦PART4

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325狼たちへの伝言
そんな事より1には、ぜひいっておかなければならないことがある。
このあいだ、近所の吉野家行って、ガク然としたことがあった。
人が大勢いて座れないのだ。
聞けば、先日より牛丼が150円引きになったのだという。
たった150円ぽっちで普段来てない吉野家に群がる日本人。
オレは、日本人のメンタリティの貧しさをあらためて見せつけられた思いがした。
信じられないことに親子連れもいる。一家4人で吉野家なんて、めでたくも何ともない。ただの命知らずでしかない。
「よーしパパ特盛頼んじゃうぞー」といってる。このメンタリティをなんと呼べばいいのだろう。
150円やるからその席空けろといいたい。
そもそも、俺の幼かったころ、吉野家は、もっと殺伐としていた。
Uの字テーブルの向かいに座った奴と何度も殴り合いになったことがあったものだ。
刺すか刺されるか、そんな雰囲気も分からない女子供が、現在の吉野家に押しかけているわけだ。
いざ座ってみて、また驚いた。隣の奴が、大盛つゆだくで、とか言ってるのだ。
もし、アカの他人じゃなかったら、オレはその場でその男を張り倒していたかもしれない。
きょうび、つゆだくなど頼むのは、田舎者ぐらいだ。
そんなことも知らずに、得意げな顔で、つゆだくで、などというのだから恐れ入る。
この男は本当につゆだくを食いたいのだろうか。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
彼らはただ、つゆだくと注文したいだけなのだ。
こんなところに、物の価値を自分自身で判断しようとしない日本人の貧しいメンタリティがあると思う。
これはCIAの友人から聞いた話だが、今、吉野家通の間での最新流行は、
ねぎだく、これしかないのだという。
大盛りねぎだくギョク。これが通の頼み方だ。
ねぎだくにはねぎが多めに入ってる。その代わり肉が少ない。
それに大盛りギョク(玉子)。彼らは吉野家だろうが、頼むときは頼むということなのだ。
オレは、だからと言ってキミたちにねぎだくを頼めといってるのではない。
ハッキリいっておくが、これを頼むと次から店員にマークしまう。
平和ボケした日本人にはとてもじゃないが、薦められないだろう。
1よ、牛鮭定食でも食べろ。そして、吉野屋の真の雰囲気を噛みしめろ。それこそが国際人としての第一歩なのである。