■地政学とは?

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例えばイランのパーレビ国王の近代化政策は、なぜ
ホメイニ師らのシーア派を中心とする反対勢力に敗れたのかを
考えてみても良い、。日本人の感覚では近代化は大いに
結構のはずである。イランがなぜ近代化をめぐって
あんなに大騒ぎしたのか大抵の日本人には理解できない。
ところがマホメット教の社会にとってみれば、近代化は
ヨーロッパ化のことであり、それはキリスト教化という事
を意味する。つまり近代化するためにはヨーロッパの
プロテスタントの思想に基づく”近代法”を導入せねばならない。
それは慣習法として社会に定着しているマホメット教、つまり
イスラム法と真っ向から対立する思想である。パーレビは
それを強行しようとした。シーア派の熱烈な信者である
イランの国民が猛反発したのはそのためである。このような
経緯をみるとイラン内部に潜む矛盾対立も良く判る。
ではなぜ日本はすんなりと欧米の近代法を明治時代に
うけいれたのだろうか 。それは