日本に経済制裁できる国なんてあるか?

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50名無しさん@お腹いっぱい。
工業製品の供給よりも資金の流れの方が深刻。
本気で日本を封じ込めようとすると第二次世界恐慌になるのは必至。
世界の投資資金の多くが、もとは日本の余剰円。
最近は高貯蓄に加え不景気で金利はゼロ。この無利息の円を日本から調達し信用で膨らませて世界中にばらまいてる。
海外のエコノミストは日本経済を世界のガンのように言ってるが、実はそのお陰で彼らの経済がやりくりできてる。
米国債なんか売らなくても、米国が日本を経済封鎖しただけで(そんな自殺行為をするほど米国は愚かではないが)世界の資金の流れが止まりたちまち大恐慌になる。
これには先例がある。
先の世界恐慌は第一次大戦後の復興のため、当時の新興資本輸出国である米国から没落欧州へ流れていた国際的な資金の流れがNYのバブル崩壊によって細ってしまったために起こった。

米国は90年代にリエンジニアリングやニューエコノミーですでにストック経済からフロー経済に不可逆的に移行した。
効率化を追求し社会的な緩衝材を削り続けた米国経済は30年代の欧州や90年代の日本以上に壊滅的な打撃を受けるだろう。

蛇足)
本当のことを言えば、日本の不況を脱出するのに構造改革なんて必要ない。
80年代のように為替の管理をすればよい。

強力な世界統一政府でもできない限り、真のボーダレス・グローバル・自由経済などありえない。
各国ごとに所得・消費・景気・貯蓄率・教育水準などがことなるからだ。
いまだに国際統一通貨が実現できないことがそれを証明してる。

現在のようにグローバリズムの名の下、為替市場を自由化を続ければいくら金利をゼロまで引き下げたところで円は金利の高い海外へ逃げていくだけで国内投資に回るはずがない。
こんな当たり前の事は経済学者なら誰でも解ってるはず。
不況脱出は本来そんなに難しいことだと思わない。
なのに不思議なことだが日本では誰もこれに言及しない。
おそらく破滅を恐れる米国からの圧力があるのだと思う。

また構造改革について確実なことは、それによって破滅寸前まで日本経済が追い込まれるということ。
だが為替市場を開放したままでは上述の理由によりそれで日本経済が復活することはない。