● 10年後の国際情勢 ●

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414名無しさん@お腹いっぱい。
銀行がやって行くには名目経済成長3パーセントを毎年平均で刻んで行く必要がある。しかし、どうやって?内需と外需の
2本柱だが、ローテク工業製品の業種抜きにどんな産業構造が成り立つのか?所詮不可能なんだよ。銀行は多国籍化
すれば済む、と主張する人がいるかも知れないが、そこまでの競争力が彼らにあるのか?ない。おれは、ないと思う。
彼らは結局、国内の経済性成長に頼らざるを得なくなる。しかし、国内には3パーセントを維持する事業は現在は存在しない。

そこで結局は、ローテク工業を復活させるしかないと気づく訳だ。日本人の生活水準を著しく落とさず、しかも、競争力を
復活させるローテク工業の再構築。これが命題だ。10年後はそれの答えが出ているだろう。しかし、雇用の創出と言う
話ではないのだ。ここが味噌だ。雇用に結びついたりしたら人件費への支出となり、競争力への足かせとなる。それ故、
移民も不可能なんだ。移民も支那奥地の農村の労働力の賃金には安さ負けする。移民は解決にならない。雇用に結び
つかない工業立国。では一般国民は何で食っていく?

おれの想像ではダブル・スタンダードになるだろうね。つまり、輸出向けの高級品、これは一般国民は買えなくなる。
企業に雇って貰えない訳だから、ドルに換金できる真の通貨、真の”円”は手に入らない。しかし、国内流通オンリーの
情けない通貨、”国内・円”は供給される。これで買えるのは、やや品質の劣る、輸出向けでない、二流、三流の品質の
工業製品だ。これの生産は国内でなされるか外国製品かはどちらでもよい。ガットの取り決めから言えば外国製になるか?
国内の通貨革命が起こる。と言うより、ドルを通貨にしてもいいぐらいだ。金持ちはドル、貧乏人は”円”を持つ。

では、企業に雇って貰えない国民はどこから収入を得る?それは輸出企業の払う税金だろうね。これは社会主義だよ。
では、何故、企業は国外で生産しないか?それは外国に税金を払わないためだよ。また、僅かにせよ国内で雇用できる
余地を外国人に与えるわけにはいかない。そのようなローテク産業を再構築できるか?それはハイテク企業による
工作機械革命を待つ必要があるね。この工作機械革命は18世紀の産業革命と匹敵する生産革命にならざるを得ない。