捕鯨問題新規スレッド 40頭目

このエントリーをはてなブックマークに追加
65名無しさん@お腹いっぱい。
>>36
> 0-5%ってのはいろんな場合をシミュレーションして、これで大丈夫だという範囲なんだろう
> ね。

違うねぇ。仮定とシミュレートの順序が逆だよそれじゃ。
いったん枯渇した鯨資源の多くが5%以上の増加率で回復していることが知られているから、
そういう範囲に仮定されているんだよ。

> 実際の鯨の繁殖率と言うよりも、適切な捕獲量を算出するために最適な範囲ってことになっ
> たんだろう。

「適切な捕獲量」は正確な表現ではないね。
より正確な表現は「絶滅リスクを高めない捕獲量」だよ。
5%以上の増加率でも捕獲限度量は1%程度しか算出されない、それがRMPの実状だ。

> 範囲を1%広げることが出来れば、それは捕獲量の増大につながるのは間違いないだろうが、
> それは調査捕鯨の結果からすぐに広げられるといった話ではなく、その数字にした時に
> またあらゆるシミュレーションをして、種の保全の観点から問題がないかどうか検証するこ
> とになるんだろう。

それも違うね。調査捕鯨の目的は繁殖力の仮定上限値を引き上げることじゃない。
RMPのアルゴリズムは【不確実性が多いほど、捕獲枠を過小に算出することで絶滅リスクを高め
るのを防ぐ】というものだ。
「種の保全の観点から問題がないかどうか」は、既にRMPのアルゴリズムに内包されている。
ゆえに、確実性をより高め、シミュレーションの数を減らすことで、
"商業捕鯨にとって適切な"、すなわち「より多くの捕獲枠」を算出するのが事実上の目的。