>>702 >・移民問題ではマルコルビオ
>・銃規制問題ではパットトゥーミー
>・シリア介入問題及びNSA盗聴問題ではランドポール
上2つと最後のテーマは構図が微妙に違うように思う。
前者は個々の議員の、自分の出自や選挙区事情を背景にしたテーマ限定の部分的RINO化。
対して後者は割と古典的で、民主・共和両党にまたがる超党派の中道・穏健、主流派
(メインストリート、エスタブリッシュメント、外交問題ではグローバリスト)に対して
民主党リベラル派と共和党右派(リバタリアン含む)の両極が立ち上がり共闘するという
時々出てくる構図。90年代末のコソボ紛争介入反対、2000年代初頭には中国へのNTR恒久化反対、
最近ではFRBへの監査要求でバーニー・サンダースとジム・デミントが共闘したこともあった。
FTAについても労組やリベラル派は通常反対だが、保護主義的なペイリオコン(立憲党に近い立場)や
一部のリバタリアン(FTAは政府がルール作りを主導する管理貿易で真の自由貿易でないという主張)
も反対に回る場合がある。
そう言えばTPMとOWS、どちらもスクリューフレーションで没落するアメリカの平均的な中産階級の
不満の発露だ、という指摘もあったし、ギングリッチが予備選の討論会でOWSに一部理解を示すような
発言もあった。だからと言って根本的に両極の思想は違うに決まっているのは違いないし、
例えばクシニッチの「平和省」創設、なんて主張にロン・ポール親子が賛成するはずもない。