>>579 > 初項は定まっていないといけない。
この場合毎年の鯨の頭数、現在資源量に着目していて、その初項はここでは初期資源量と同じ10万頭に設定したよ。
それは任意に決めただけなんで、8万頭でも9万頭でも別にかまわないよ。
> で、さらに「その生物固有の最大繁殖力」って話だが、それは具体的に言えば、
>
> ・ 餌は無限にある
> ・ 競合種や環境汚染など個体数成長を妨げる外的要因は0
> ・ 空間は限定されている
>
> という条件における繁殖力の最大値のことでしょ。
そこまで理想的な条件の下でのという意味ではなくて、鯨が今現在暮らしている環境においてのMSYレベルの繁殖力ってことでいいと思う。
>>583 1.4184 * μ * ( 1 - ( p[t] / p[0] ) ^ 2 ) の意味を考えてみるといいよ。
これは要するに資源減少比に応じて、繁殖力が元々のμ[M]に対してどれだけの大きさになるかを計算するものだから。
そこから導かれた繁殖力を、元々の繁殖力と置き換えてしまってはだめだね。
同じ初期資源量10万頭、μ[M] = 4%の鯨を想定すると、
現在の資源量が9万頭だとすると
1.4184 * 0.04 * ( 1 - ( 90000 / 100000 ) ^ 2 ) = 1.4184 * 0.04 * 0.19
現在資源量7万頭なら、
1.4184 * 0.04 * ( 1 - ( 70000 / 100000 ) ^ 2 ) = 1.4184 * 0.04 * 0.51
こういう感じで、μ[M]から現在資源量に応じて計算される繁殖力に現在資源量をかけて増加分が計算できるという具合かな。