ユダヤ陰謀論者が中国に甘いのは何で?

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147名無しさん@お腹いっぱい。
話し言葉で歴史を語る(1)〜(3)フランス革命と明治維新
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「近代化とは、土着勢力を抹殺し、国家や社会を無色透明化することである」
その「権威」というのは、国を動かす実権とか、土地を支配する正統性みたいなものを含んでいるんですね。
フランスを治めるのはフランス国王だとか、ブルゴーニュ地方を治めるのはブルゴーニュ伯という貴族だと
か、そういう風に昔から決まっていたわけです。
もちろん、そういう権威のあり方は歴史の中でだんだん変わっていくものでした。
しかし、ある日突然覆されたりはしなかったんです。権威というのは、そういうものです。
日本にも、皇室という権威があるわけで、その辺は感覚としてわかると思います。
しかし、こういう権威というものは、ある種の人たちにとってはものすごく邪魔です。
その人たちというのは、富裕市民、もっと言えば「資本家」という人たちです。

そのナポレオンがやったことで、画期的なことがあります。それは、「民法」を作ったことです。
そのナポレオン法典の核心は、「財産権の不可侵」です。

このナポレオン法典で決定的になった流れがあります。それは、土地は売買の対象になったということです。権威があろうが
なかろうが関係ありません。金を出して、「権利」を買った人間のものになるのです。権威から権利へ、この流れは重要です。
こうなると、もう貴族というのは没落していくしかないんですね。金を持っている資本家は、没落した貴族からどんどん土地
を買って、農場を経営したり、工場を建てたりできます。そういう行為は、昔は権威の存在で歯止めがかかっていたのですが、
革命があって、ナポレオン法典ですから、もう何も歯止めがなくなってしまっているわけです。
そうなると、資本家の力はどんどん強くなって、相対的に貴族の力は弱くなります。だから、没落していくしかないんですね。
これは、富裕農民についても同じです。