捕鯨問題議論スレッド 17頭目

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675名無しさん@お腹いっぱい。
ソレントで開催中の国際捕鯨委員会(IWC)年次総会は21日、 今年で1
0年の満期を迎える南極海の鯨の禁漁区(サンクチュアリ)を 撤廃するかど
うか採決し、大差で禁漁区の「継続」が決まった。

日本政府は同日(1)南極海の禁漁区撤廃(2)同海で5年間、 ミンククジ
ラを毎年2914頭捕獲する商業捕鯨再開−を提案したが、いずれも採決で否
決された。

日本は総会に参加した56カ国(投票権を持つのは53カ国)のうち、 過半
数の支持取り付けを目指して積極的な多数派工作を展開したが、 日本と同じ
捕鯨支持派の提案や主張が次々と退けられ、大きな打撃を受けた。

南極海での禁漁区撤廃に関する採決結果は撤廃賛成が 日本など19、反対3
0、棄権2、欠席2。 反捕鯨派が捕鯨支持派を大きく上回ったが、日本政府
は「撤廃賛成の国の数も少なくなかった」と一定の評価をした。

総会は21日、反捕鯨国による南太平洋の鯨禁漁区新設提案についても採決し、
新設に必要な4分の3の賛成が得られず否決された。採決結果は新設賛成が2
6、反対21、棄権4、欠席2。

南大西洋の禁漁区新設提案や、日本が提案している宮城沖などでのニタリクジ
ラとミンククジラの新たな沿岸捕鯨を求める2つの提案についても同日、採決
される予定。

禁漁区はIWCの「重要事項の決定」に当たり、成立には4分の3の賛成が必
要。反捕鯨国が禁漁区の新設を提案したことから日本は対抗措置として商業捕
鯨再開など逆提案した。最初から新設は無理とみられたが、日本の立場を支持
する票がどれだけ集まるかが注目されていた。

http://www.sankei.co.jp/news/040721/kei125.htm