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「電子制御装置原因説」の深層
米メディアの一部は、3月8日の事故でドライバーが「ニュートラルに入れろ」との指示を無視して
アクセルを踏み続けたとの見方も流した。
最近、ワシントンの邦人社会では「自作自演だ。米国労組肝いりの事故屋が暗躍している」との
情報が広がっている。
実は、トヨタが開発したハイブリッド技術は、米国防総省も注目し、軍用機仕様で研究を進め始めて
いる。船舶の駆動装置としても研究を進める欧米企業が現れており、電子制御のハイブリッド技術が
世界の標準になろうとしているのである。
電子制御システム――。この中枢システムこそハイテク技術の結晶であり、電子制御装置の開発
と技術で世界をリードするのがトヨタだ。
しかし、米国はトヨタにリードを許すことはできない。
元帝京大学教授で危機管理が専門の宮崎貞至氏が語る。
「米国防総省は電子回路を破壊できる電子銃を開発している。また米国のユーレカ・エアロスペース社
では、盗難車に向け人工衛星から『高出力電磁波』を照射して車を停止させるシステムを商品化して
いる。トヨタ車が走行中に急加速したというのは、中出力の電磁波攻撃を受けたためではないか」
米国は、国益が損なわれる危機を察したときは、合法・非合法問わず考えられるあらゆる手段を
駆使して対抗してくる国だ。
「米国でのトヨタ車への苦情は、リーマンショックの’08年から目立って増えている。私はNHTSAに
それ以前の苦情件数を各メーカー別に教えてくれと申し入れたが、まだ回答を得ていない。リコール車
の修理が終わる6月以降を見計って、再び急加速事故が多発するかもしれないが、そうなれば中出力
の電磁波攻撃によるものとしか考えられない」(前出、宮崎氏)
《続く》