>>30 《続き》
(中略)
・・・・優生学を信じる白人は有色人種を減らす目標を持ち続けてきた。彼らは「人類の品質改良」
と「人口削減」は、環境を守り人類の進歩のために不可欠だという。そしていろいろな文献に何度
も有色人種の人口削減を提言している。
たとえば現在は機密を解かれた「米国の安全保障と海外権益に対して世界的人口成長がもつ
意味」という文書では、「強制的な人口抑制」が適切だという結論を出している。実際に、援助として
発展途上国に送られた予防接種薬の中に、避妊薬が混ざっていた例があったことをカトリックの
活動家が告発している。
私自身、子供の頃、有色人種の人口が世界で増えているにもかかわらず、白人の人口が安定
しているので、いつか有色人種に呑み込まれるという表現をいろんな文章や小説で目にしている。
世界の人口を安定させるためには避妊政策が大切だともずっと教えられてきた。事実、アメリカの
対外援助を見ると避妊や人口安定の対策に多額の費用が費やされており、それを昔は私も容認
していた。
(中略)
読者の皆さんがどこまで信じるかわからないが、SARSの流行にブッシュ政権が関わっていた
可能性は十分あると私は考えている。
冒頭のような証拠文書を発見したからということもあるが、ブッシュ政権になってから、これまで
隠されてきた「戦争国家アメリカ」の正体が見えるようになったことも大きい。
イラクでやっていることを見れば一目瞭然だ。
(中略)
さらにローレンス・リバモア国立研究所の研究者によれば、劣化ウラン弾が環境破壊を引き起こして
「今後、イラク人が癌で死ぬ可能性が高い」。仮に戦場が白人の住むヨーロッパだったら、果たして
アメリカは同じような兵器を使っただろうか。