『SAPIO』2008年3月12日号
SPECIAL REPORT:鳥インフルエンザから殺人花粉症まで、あなたの対策は万全か 「新型感染症」の跫音
[謀略]「SARS、HIVは米軍の生物兵器」説がいまだに消えないこれだけの根拠/ベンジャミン・フルフォード
http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solrenew_magcode?sha=1&neoc=2300203108&keitai=0 (前略)
アメリカが有色人種だけに感染する生物兵器をばらまいている――。
人はあまりにも恐ろしい事実に直面すると、どうしても強い拒絶反応を起こす。ここで述べる話は、
そのひとつになるだろう。
アメリカ政府は長期にわたって生物兵器を開発してきた。その目的は、戦争で使用する文字通り
の生物兵器を手にすること以外に、有色人種の人口を削減することである。
アメリカは「生物テロ対策」研究として今も年間数百億ドルの予算を費やし、CDC(疾病予防管理
センター)などで感染症の研究を行なっている。しかし、これは建前で、裏では生物兵器研究に
勤しんでいる。その“成果”のひとつではないかと疑われているのが、実はSARS(重症急性呼吸器
症候群)ウイルスとHIV(ヒト免疫不全ウイルス)である。
大流行が危険視されている鳥インフルエンザもその可能性が高いというのが私の見立てだ。
(中略)
私がこの問題を調べ始めたきっかけは、ブッシュ政権でいわゆるネオコンと呼ばれる勢力の論文
が元だった。PNAC(アメリカ新世紀プロジェクト)という政策集団が2000年に公表した論文
『アメリカの防衛再建(Rebuilding America's Defense)』にこんな文章が出てくる。
「特定の遺伝子をターゲットにできるように生物兵器が進化すれば、生物兵器による戦争は、テロの
領域から便利な政治的なツールに転用できる」
特定の遺伝子=特定の人種に効く生物兵器は、政治(世界戦略)の道具になるというのである。
しかも、論文執筆者にはチェイニー副大統領、ラムズフェルド元国防長官、ウォルフォウィッツ元世界
銀行総裁(ブッシュ政権では国防副長官)らが名を連ねている。
《続く》
>>28 《続き》
さらに、2005年7月13日のアメリカの下院議事録には生物兵器専門家が、
「SARSのような感染症を(故意に)作れる人間は、世界に何千人もいる。(さらに)鳥インフルエンザ
の兵器化がアジア各地で進んでいる」
と語った記録が残っている。
(中略)
2002−03年、SARSが大流行した。全世界で8000人以上が感染し、800人近くが死亡したが、
感染者の700人以上が中国人だった。香港の大学の研究や当時の複数の情報源によれば、HLA
(ヒト白血球型抗原)に関する特定の遺伝子タイプを持っている人間は、持たない場合と比べて
SARSに感染する可能性が「きわめて高い」という。ちなみにこの遺伝子タイプはほとんどの有色人種
が持っているが、白人での保有者は極めて少ない。中国、香港、台湾に次いで感染者の多かった
カナダは、人口の10%がアジア系で、SARSに感染したカナダ人の多くがアジア系だった。
(中略)
アメリカの有名な反体制サイト Rense.com で、生物兵器の開発者パトリシア・ドイル博士が、
SARSウイルスは、これまでの既知のコロナウイルスの遺伝子にヒトや鼠や牛のDNAの断片が挿入
された痕跡があると発表した。同時にアフリカのマダガスカルやコンゴで流行した疫病の遺伝子も
混入していたという。
同様にロシアの国会議員であり、生物学者でもあるセルゲイ・コレスニコフ氏は、
「SARSウイルスは違う種類のウイルスを混合したものだ。こんなものは自然界では見つからない。
ラボ(研究室)でしかできないものだ」
と複数のマスコミに語っている。
SARSウイルスは自然な進化、突然変異などではなく、既知のコロナウイルスを人工的に「新生物
兵器」として作ったものだと考える専門家は多いのだ。鳥インフルエンザウイルスについても
「人口説」を唱えているロシアの政府系研究機関関係者がいる。
《続く》
>>29 《続き》
(中略)
・・・・15世紀末の「新大陸発見」以降、白人がアメリカ大陸に入植してわずかの期間に原住民の
多くが疫病にやられた。最初は意図的ではなかったかもしれないが、後には原住民を殺すために、
故意に疫病で死んだ者を毛布で包んで原住民にプレゼントしたことがよくあったという。
1918年に全世界で1億人を殺した「スペイン風邪」を引き起こしたウイルスも鳥由来のタイプであり、
・・(略)・・これも生物兵器だったとする説もある。アメリカは流行当時、北極まで行って、感染して
死亡した人間の冷凍遺体を発掘している。
(中略)
・・・・アメリカは1950年の朝鮮戦争で細菌や昆虫を使った生物兵器作戦を仕掛けたと中国から
告発されている。
(中略)
次にアメリカの“疫病生産”の証拠が登場するのは1969年7月1日の下院議事録である。
当時の国防副長官や医学博士らが議会に生物兵器開発のための予算を申し立てた。彼らは
5-10年以内に今までのものとはまったく違うタイプの疫病を開発できると約束した。しかもその疫病
は、人間の免疫を直接攻撃できるとまで主張していた。まるでエイズウイルス発見を予測していた
かのようだ。その後、予算が通り研究開発が始まった。
結果が出始めたのは早くも1971年。ロバート・ギャロ博士が、猿のウイルスと猫のエイズウイルス
を掛け合わせると人間に癌(エイズのひとつの合併症である)を発生させるウイルスができることを
発表した。その他、ギャロ博士は鼠や鳥、猿などいろいろな生物に感染したウイルスを掛け合わせ、
ヒトに感染可能なウイルスを作り出している。
博士は1984年にHIVを“発見”し、有名人となったが、その10年以上前からHIVと似たような
ウイルスを人工的に作っていたわけだ。
《続く》
>>30 《続き》
(中略)
・・・・優生学を信じる白人は有色人種を減らす目標を持ち続けてきた。彼らは「人類の品質改良」
と「人口削減」は、環境を守り人類の進歩のために不可欠だという。そしていろいろな文献に何度
も有色人種の人口削減を提言している。
たとえば現在は機密を解かれた「米国の安全保障と海外権益に対して世界的人口成長がもつ
意味」という文書では、「強制的な人口抑制」が適切だという結論を出している。実際に、援助として
発展途上国に送られた予防接種薬の中に、避妊薬が混ざっていた例があったことをカトリックの
活動家が告発している。
私自身、子供の頃、有色人種の人口が世界で増えているにもかかわらず、白人の人口が安定
しているので、いつか有色人種に呑み込まれるという表現をいろんな文章や小説で目にしている。
世界の人口を安定させるためには避妊政策が大切だともずっと教えられてきた。事実、アメリカの
対外援助を見ると避妊や人口安定の対策に多額の費用が費やされており、それを昔は私も容認
していた。
(中略)
読者の皆さんがどこまで信じるかわからないが、SARSの流行にブッシュ政権が関わっていた
可能性は十分あると私は考えている。
冒頭のような証拠文書を発見したからということもあるが、ブッシュ政権になってから、これまで
隠されてきた「戦争国家アメリカ」の正体が見えるようになったことも大きい。
イラクでやっていることを見れば一目瞭然だ。
(中略)
さらにローレンス・リバモア国立研究所の研究者によれば、劣化ウラン弾が環境破壊を引き起こして
「今後、イラク人が癌で死ぬ可能性が高い」。仮に戦場が白人の住むヨーロッパだったら、果たして
アメリカは同じような兵器を使っただろうか。