【AKI】ヨーロッパでは今後ともテロ活動が活性化、在欧州イスラム青年層などに対応が必要
http://www.adnkronos.com/AKI/English/Security/?id=1.0.1478409734 ロンドンのシンクタンク、Chatham Houseのテロリズム専門家、Bob AyersはAKIの
テロリズム専門家であるBrian Michael Jenkinsなどとの会議の中で、ヨーロッパに
おけるイスラム過激派のテロ行為は今後とも活性化すると予想した。
先月ドイツで起こったテロ未遂事件は治安部署の優れた対応で早期に解決できたが
その教えるところは明確であって:
1.欧州のイスラム過激派のテロは、イラク戦争参戦国(=英国)に限定されない。
2.イスラムテロの根源的な理由は文化的衝突や欧州への移民の文化的不適合である 。
3.英国のイスラム教徒は、ロンドンのテロ事件の後の調査で半数がイスラム優先の考え方。
4.英国のイスラム教徒の四分の一は自殺爆弾攻撃は正当性があると見なしている。
5.英国に移民したイスラム教徒の多くが文化的に同化せず、文化的な衝突を感じている。
6.イスラム国の中で欧州にテロリストを輸出する可能性の高いのはパキスタンとクルド。
これに関連してローマ大学政治学、国際関係論のJames Walston教授は欧州に住む
イスラム教徒集団にとって、テロ行為を行う為のバリアが低いので防止が難しいという。
1.マドリッドの爆弾攻撃事件は1万ドル(110万円)の予算で実行された。
2.ローカルなイスラム過激派がテロ行為を計画するなら小額の予算で容易に実行できる。
3.ヨーロッパに住むイスラム・コミニティに対する対応政策が必要であろう。
Bob Ayersは欧州のローカルなイスラム・コミニティが問題であることに同意するが、
欧州の政府がイスラムコ・コミニティに「文化の押し付け」をすることは不可能であろう
という。可能な問題解決は、イスラム・コミニティの内から出てくるもので、特に宗教
コミニティから出てくるべきである。