リトビネンコ事件について .01
http://litvinenko-case.com/aboutcase.html 2006年11月11日に、アレクサンドル・リトビネンコはプーチン政権に対し、批判的な報道姿勢
で知られたジャーナリスト:アンナ・ポリトコフスカヤの射殺事件の真相を究明する為、イタリア人教授
”マリオ・スカラメッラ”(事件後、『武器密輸』、『国家機密漏洩』の罪状で、イタリアはナポリの空港
で逮捕された。)と名乗る人物と、ロンドンのピカデリーサーカス周辺の寿司レストランで会食後、
体調が悪化、病院に収容された。11月19日、イギリスのマスコミは、タリウム中毒が疑われ、プーチ
ン政権による毒殺未遂の可能性が高いと報道、翌日リトビネンコは集中治療室に移された。
ロンドン警視庁(スコットランドヤード)の対テロ捜査部門は、毒殺が企てられたものとして捜査を開始。
11月22日病院側は、毒物はタリウム以外の放射性物質であると発表した。
ロシア大統領府のペシコフ副報道官は、「リトビネンコ氏の毒殺未遂事件にロシア政府が関与するなど
有り得ない。全くばかげたことだ」と反駁した。彼は、集中治療室に収容されていたが、11月23日に死
亡した。享年44才。