■バラク・オバマはジョン・F・ケネディの再来か■

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177佐藤総研
■オバマの言葉/彼は何者なのか?

バラク・オバマは、アメリカ精神の体現者のようだ。
「リベラルのアメリカも保守のアメリカもなく、ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ。黒人のアメリカも白人のアメリカもラテン人のアメリカも
アジア人のアメリカもなく、ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ」
(2004年7月の民主党全国大会での演説にて)

バラク・オバマは慈父のようだ。
ある時オバマの演説の後、イラクで戦死した兵士の母親が、「息子は無駄死にだったんだろうか」と目に涙を溜めて駆け寄ってきた時、彼女の肩を
抱き寄せ「決して無駄な死ではありません。アメリカのために戦ったのです」と耳元でささやいた。

バラク・オバマは詩人のようだ。
「ささやきが、風になってアイオワのトウモロコシ畑を横切った」。「変化を求める数百万の大合唱になった」。
(2008年2月5日の地元シカゴ市内での演説にて)

バラク・オバマの言葉は、聖書の預言者のようである。
「最終結果を見るまでもなく分かったことがひとつある。われわれの時が来た」。
(同上)

力のある言葉は人を動かし、国を動かし、やがて地上の歴史と人類の未来を動かし得る。
預言が現実になるかどうかは、アメリカ国民が決める事だが、われわれ他国民も、その言葉が本物か、彼は何者か、そして世界に何をもたらすかを、今後一層注意深くWatchして行くことになるだろう。

佐藤総研/Japan